JP2535183B2 - テレスコピックステアリング装置 - Google Patents

テレスコピックステアリング装置

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JP2535183B2
JP2535183B2 JP26602687A JP26602687A JP2535183B2 JP 2535183 B2 JP2535183 B2 JP 2535183B2 JP 26602687 A JP26602687 A JP 26602687A JP 26602687 A JP26602687 A JP 26602687A JP 2535183 B2 JP2535183 B2 JP 2535183B2
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JP
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shaft
steering
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rotor
outer shaft
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周三 平櫛
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Koyo Seiko Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はステアリングホイールのシャフトの軸方向長
さを伸縮自在に調整し得るテレスコピックステアリング
装置に関する。
〔従来技術〕
運転者の体格に合わせてステアリングホイールの位置
を調整し得る装置として、いわゆるチルト式とテレスコ
ピック式とがよく知られている。チルトステアリング装
置はステアリングホイールの取付傾斜角度を調整し得る
装置であり、テレスコピックステアリング装置はステア
リングシャフトの軸方向長さを伸縮自在に調整し得る装
置である。
テレスコピックステアリング装置として手動のものが
特公昭59−51471号,特公昭61−25581号等で開示されて
いる。これらのものはインナーシャフトとそれに外嵌す
るアウターシャフトとから構成され、インナーシャフト
とアウターシャフトとは一体回転自在であり、また軸方
向に摺動自在となっている。そしてインナーシャフトと
アウターシャフトとの固定はネジ機構により行い、その
伸縮位置調整を人手によって行っている。
すなわちステアリングホイールの伸縮位置の調整をす
るには、伸縮と固定との2つの動作を手動にて行う必要
があり、従って乗車及び降車を容易ならしめるようにそ
の都度伸縮位置を調整するためには、固定解除、伸縮、
固定と3つの動作を行なう必要があり、非常に煩雑であ
った。
これを解消するために、電動テレスコピックステアリ
ング装置が提案されている(特開昭60−18449号公
報)。第2図は該公報に記載された装置の断面図であ
り、ステアリングシャフトを構成するインナーシャフト
15とアウターシャフト14とはセレーションにより一体回
転自在に、また軸方向摺動自在に結合されている。
インナーシャフト15は、円筒形をなしその内周円を螺
刻し、ステアリングホイール16側の端面に中空円板を固
着した可動ブラケッ19に軸受を介して回転自在に、また
軸方向不動に支承されている。従って可動ブラケット19
とインナーシャフト15とは回転自在であり、またアウタ
ーシャフト14に対して軸方向に一体に移動する。
円筒状をなし外周面を螺刻した固定ブラケット17は、
図示しない車体の運転席前部にその一端を固定され、そ
の外周面は可動ブラケット19の内周面と螺合している。
また可動ブラケット19の外周面には平歯車が形成されて
おり、それにピニオン軸24が噛合している。ピニオン軸
24には、可動ブラケットに噛合する位置の一部分とその
一軸端部とに各々ギヤ歯が形成されており、該軸端部
に、ステアリングシャフトの外周ブラケットに配設され
た図示しないモータのピニオン軸が噛合し、該モータの
回転によりピニオン軸24は回転することとなる。
以上の構造の電動テレスコピックステアリング装置に
おいて、ピニオン軸24が回転し、それにより噛合する可
能ブラケット19が回転し、該ブラケット19が固定ブラケ
ット17との螺合によりステアリングシャフトの軸方向に
進退することとなり、さらに可動ブラケット19に軸方向
を固定されたインナーシャフト15がアウターシャフト14
に対し進退し、これによりステアリングシャフトはその
軸方向に伸縮することになる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
前述の電動ステアリング装置において、モータはステ
アリングシャフトの外側に配設されており、そのため駆
動手段の構造が複雑となり、部品点数も多く、取付空間
も大きくなるという問題がありあまり普及していないの
が実情であった。本発明は斯かる事情に鑑みなされたも
のであり、テレスコピックステアリング装置を簡単な構
造で、部品点数を少なく、小さい取付空間にて提供する
ことを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明に係るテレスコピックステアリング装置は、車
体に固定されたケースに、インナーシャフトとアウター
シャフトとからなるステアリングシャフトの一部を固定
し、この軸方向長さを伸縮自在に調整し得るテレスコピ
ックステアリング装置において、前記ケース内に回転自
在に内設されたアウターシャフトと、該アウターシャフ
トに内嵌され、これと一体回転自在であり、またアウタ
ーシャフトに対して軸方向に移動するインナーシャフト
と、前記ケースに挿嵌固定された固定子及び中空状をな
す回転子を有するモータとを備え、前記回転子の内面と
前記インナーシャフトとが、前記回転子の回転運動を前
記インナーシャフトの軸方向の移動に変換する係合手段
を備えることを特徴とする。
〔作用〕
モータが回転すると、中空の回転子の内部とインナー
シャフトとに設けられた、前記回転子の回転運動をイン
ナーシャフトの軸方向に移動に変換する係合手段によ
り、インナーシャフトがステアリングシャフトの軸方向
に、アウターシャフトに対して伸縮自在に摺動する。こ
れによりステアリングシャフトはその軸方向に伸縮する
ことになる。
〔実施例〕
以下本発明をその実施例を示す図面に基づいて詳述す
る。第1図は本発明に係るテレスコピックステアリング
装置の断面図であり、固定ケース1は固定ケース本体1a
とモータ固定ケース1bとからなり、固定ケース本体1aは
円筒形をなし、図示しない車体の運転席前部に軸方向を
固定して取付けられており、そのステアリングホイール
11側端面はモータ固定ケース1bとフランジ接続してい
る。モータ固定ケース1bは固定ケース本体1aと同径の円
筒形をなし、そのステアリングホイール11側は縮径さ
れ、その端部に軸受6aを内蔵している。
モータ5は固定ケース1に内嵌され、コイルを巻装
し、中空状をなした固定子5aと、モータ固定ケース1bの
縮径端部と固定ケース本体1aのフランジ端からその内周
面を拡径された終端部とに内蔵された軸受6b,6bにより
支承された、中空状の回転子5bとから構成されたダイレ
クトドライブモータであり、特に中空であることを特徴
としている。本実施例では回転子5bが中空円筒形をなし
ており、該回転子5bはステアリングホイール11側内周面
に台形ネジを用いてなる適長の駆動雌ネジ部5dが形成さ
れており、該ネジ部5dがインナーシャフトの駆動雄ネジ
部3aと螺合している。また前記回転子5bの残りの内周面
は後述のアウターシャフト4の外径より大きく拡径され
ている。
インナーシャフト3はステアリグホイール11側にセレ
ーション3cとネジ3dとを有し、ステアリングホイール11
をセレーション3cで結合し、ネジ3dで締結している。ま
た該シャフト3中間部には回転子5bと螺合する、例えば
台形ネジを用いてなる駆動雄ネジ部3aが形成され、さら
いステアリングホイール11と反対側の軸端部には例えば
ボールスプラインを用いてなる軸方向摺動部3bが形成さ
れている。このような形状をなしたインナーシャフト3
は中間部を前記軸受6aにより、ステアリングホイール11
と反対側の軸端部をアウターシャフト4の軸方向摺動部
4bにより支承されている。
アウターシャフト4はステアリングホイール11側のイ
ンナーシャフト3が挿嵌される部分を中空となし、その
中空部内周面にはインナーシャフト3の軸方向摺動部3b
に係合する軸方向摺動部4bが形成され、これによりイン
ナーシャフト3はアウターシャフト4と一体回転自在に
なり、またアウターシャフト4に対して軸方向に伸縮自
在となる。またアウターシャフト4は、固定ケース1に
内蔵された軸受6bに隣接し、それより縮径された固定ケ
ースの内周面に配設された軸受6cと、固定ケースの軸受
6cより操向部側に内蔵された図示しない軸受とにより軸
方向を固定し、支承されている。そしてアウターシャフ
ト4のステアリングホイール11と反対側の軸端は図示し
ないハンドルジョイントと結合し、さらにその先は図示
しない例えばラック及びピニオンからなる操向部へと続
いている。
このように構成されたテレスコピックステアリング装
置は次のように動作する。即ちモータ5に所定電流を通
電し、回転子5bが回転すると駆動雌ネジ部5dの台形ネジ
の作用により、回転子5bの回転運動がインナーシャフト
3の直線運動に変換される。つまりインナーシャフト3
はアウターシャフト4に対して軸方向に伸縮自在に進退
することとなる。またステアリングホイール11の操向時
インナーシャフト3とアウターシャフト4とはボールス
プラインにて軸方向に摺動自在であり、また一体回転自
在となっているので、一体に旋回することとなる。この
ようにしてインナーシャフト3がアウターシャフト4に
対して抜き差しされるから、全体としてステアリングシ
ャフトの長さ、即ちステアリングホイール11の軸方向の
位置が調整し得るようになる。
なおモータ5は本実施例においては、ダイレクトドラ
イブモータを使用したが、本発明はこれに限るものでは
なく、DCモータ,ステッピングモータ等のモータであっ
ても中空であれば何でもよい。
また本実施例においては回転子5bと駆動雌ネジ部5dと
の一体化したが、分割してこれらをボルト等にて締結し
てもよい。
さらにインナーシャフト3とアウターシャフト4とを
結合する手段を本実施例においては、ボールスプライン
としたが、例えばセレーション,平行キー又はスプライ
ン等の一体回転自在であり、また軸方向摺動が可能な係
合手段であれは何でもよい。
さらにまた本実施例においては回転子5bとインナーシ
ャフト3との係合手段を台形ネジとしたが、これは例え
ばボールスクリュー等の回転運動を直線運動に変換でき
るものであれば何でもよい。
〔効果〕
以上詳述したように本発明装置によれば、インナーシ
ャフトの軸方向の伸縮を、固定ケースに内蔵され、回転
子を中空としたモータとの係合により行うので、簡単な
構造で、部品点数が少なく、駆動手段がステアリングシ
ャフトと同心の電動テレスコピックステアリング装置を
廉価に、小さな取付空間にて提供でき、また電動にて軸
方向の伸縮を行えるので手動に比べ操作性が格段に向上
する。さらに適宜の記憶手段及び位置制御手段を組合せ
ることにより、公知の電動チルトステアリング装置を付
与して、ステアリングホイール位置を降車時にその障害
にならないように退避させた後に、乗車後運転開始時に
運転者の最適位置に復帰させるシステムに発展さえるこ
とができる等本発明は優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を表わす断面図、第2図は従
来例を表わす断面図である。 1……固定ケース、3……インナーシャフト、4……ア
ウターシャフト、5……モータ、6……軸受、11……ス
テアリングホイール

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体に固定されたケースに、インナーシャ
    フトとアウターシャフトとからなるステアリングシャフ
    トの一部を固定し、この軸方向長さを伸縮自在に調整し
    得るテレスコピックステアリング装置において、 前記ケース内に回転自在に内設されたアウターシャフト
    と、 該アウターシャフトに内嵌され、これと一体回転自在で
    あり、またアウターシャフトに対して軸方向に移動する
    インナーシャフトと、 前記ケースに挿嵌固定された固定子及び中空状をなす回
    転子を有すモータと を備え、前記回転子の内面と前記インナーシャフトと
    が、前記回転子の回転運動を前記インナーシャフトの軸
    方向の移動に変換する係合手段を備えることを特徴とす
    るテレスコピックステアリング装置。
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JPH088942Y2 (ja) * 1990-11-30 1996-03-13 アスモ株式会社 テレスコピックステアリング装置
JPH0546652U (ja) * 1991-11-29 1993-06-22 富士機工株式会社 ジャケットチューブのテレスコピック用ストローク吸収構造
DE102019217279A1 (de) * 2019-11-08 2021-05-12 Thyssenkrupp Ag Feedback-Aktuator für eine Lenkeinrichtung eines Kraftfahrzeugs

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