JP2535083B2 - ボックスブランク整合機械 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はボックスブランクを加工するために使用され
る機械特にフォルダーグルワー内にボックスブランクが
差し込まれる際にそれらのブランクを整合するために使
用される機械内で当該ボックスブランクを整合する装置
に関する。

従来の技術 フォールダーグルワーは今日よく知られた機械であ
り、ボックスブランクを積上体の下側から１枚ずつ供給
し、これをベルトコンベアによって種々の機械部所へ運
び加工し、平坦に折り込みかつ糊付したボックスブラン
クを加工の最終端にある最終区分へ搬出するものであ
る。これらのボックスブランクは該装置を移動中に種々
の連続的加工工程作業を受ける。従ってこれらの作業は
次のようなものを含む。

・第１部所において、ブランクの第１及び第３折曲部を
予かじめ折曲げ再び拡げ第２部所へ平坦な状態でブラン
クを移動すること、 ・糊付のための部所において糊付けをしそこからブラン
クを第３部所へ運ぶこと、 ・折込部所にて折込み作業をし、ブランクの第２及び第
４折曲部を長手方向に折込むこと、 ・ブランクを第５部所へ運び、プレス及び打抜作業を行
い、折込んだ全てのブランクを第５部所の出口部におい
て第６の搬送部所の端部へ積重ねること。

全ての折込線に沿って正確な折込みを得るためには、
これらのボックスブランクは横方向又は長手方向のすべ
りの危険なしで、該機械を介して強制的に搬送されなけ
ればならない。このためこの機械は、上下の組合せコン
ベアベルトと、ある場合には、上下の圧力ローラ軌道を
備えた１つ又はいくつかの下方ベルトコンベアの組合せ
とを備えている。

発明が解決しようとする課題 フォールダーグルワーにおける主要な困難な点の１つ
は、機械内にブランクを供給する装置の正確な機能を欠
如である。これらの供給装置は一般に複数のベルト作動
を有する下方コンベアから成っている。これらのベルト
は一方において前方のゲージと連動して作動し一度に１
枚のブランクを通すような空間をゲージとコンベアベル
トとの間に残し、他方では供給されるべきブランクの寸
法に調整可能な側方ガイドと連動して作動している。ブ
ランクの連続供給は、コンベアベルトと前方ゲージの下
端との間の間隙を部分的にかつ一時的に塞ぎこれにより
供給装置へ位置づけられたブランク積上体からの最下部
ブランクの出発を防止するように作用する装置によって
達成されうる。供給装置からの各ブランクを移動する力
は、下方ブランク面とコンベアベルトとの間の接合度合
即ち摩擦力がブランク積上体の各ブランク間の上面の摩
擦力より大きい必要がある。

しかしブランクの接合性及び摩擦性のために、ある場
合には、ブランクはその全面へ対して均一な駆動力が得
られないことがある。かかる不均一な駆動力はベルトが
汚れている場合に発生することがあり、その場合にはブ
ランクは機械を斜めに横切って供給され、その後の所望
の折り込み線に沿った折込工程が非常に困難な状態とな
るのである。

ブランクの不整合を正す装置が開発されているのでこ
れを供給装置の直後の部所に配置するのが望ましい。こ
れまで第１折込予制動部所（first fold pre−breaki
ng section）の代りにこの装置を使用する試みがなさ
れたことがある。市販のある公知の整合補正装置は、上
下のビーム上へ千鳥足状に配置した上下ローラ列を有す
る直線化装置から成っていて、これら上下のビームはそ
れらのローラ間を通るブランクの厚みによって必要とさ
れる距離だけ互いに離されるように調整出来る。さらに
互いに上下のビーム間を調整出来るこの装置は、上部ブ
ランク側部への上方ローラに恒久的及び可変の圧力を与
える装置を含んでいる。さらにこれらの上下のビームは
装置の長手方向軸線に関して所望の一定角度に配置され
るようになっている。ここで直線化装置とは、移送する
ボックスブランクを当該装置を組み込んでいるフォール
ダーグルワー機の長手方向軸線に平行な方向に対して直
線状に整合させるための装置をいう。

かかる装置は長手方向案内レールと協働して作用す
る。これによりこの直線化装置に付与される補正傾向に
より、ブランクの１側又は他側への該ローラの作用は長
手方向案内レールへ対してのブランクのエッジ部を強制
して移動中に全てのブランクを直線化し、こうしてブラ
ンクを整合し、各折込線を機械の長手方向軸線に完全に
平行にしている。

上下両方のビームへ取付けられたローラは、平ベルト
で駆動されており、この平ベルトはその運動を上下のビ
ームの全ローラの軸へ取り付けられたプーリによって該
ローラへ伝えている。しかしてかかるローラの千鳥足状
配置は、上部ビームの垂直移動を可能とし、もしこの千
鳥足状のジグザグ配置がなければ起るような２つのブー
リ間の駆動ベルトを圧しつぶすことなく被処理ブランク
の厚みに対処している。

機械の長手方向軸線に関して傾斜している上下のビー
ムに取付けた直線化装置のローラ取付けから成るこの解
法は、この直線化装置入口において、ブランクエッジと
長手方向案内レールとの間に約2mmの間隙を有するよう
に調整する必要がある。これにより該直線化装置の出口
において、ブランクエッジが長手方向レールへ対し押圧
され、こうして折り込み線及び連続するブランクが常に
下流の折込装置に関し同一位置にくるようにしている。
これは集中効果（funnel effect）の一種であり、ある
場合にはブランクエッジが長手方向案内レールに対し強
制的に押圧され、そのためそのエッジを破損することが
ある。一方、ブランクエッジと長手方向案内レールとの
間の直線化装置入口における間隙設定は、供給装置に関
する直線化装置の正確な横方向セッティングを必要とす
る。またこの間隔は処理されるべきブランクの特性によ
り可変であるので、操作員は種々の機械装置の自動化さ
れた側方セッティングを不可能状態にしてこの調整を手
動で行っている。

このような直線化装置の別の欠点は、上部ローラによ
りブランクへもたらされる力が、下部ローラと下部ロー
ラとの間へ伝えられることである。これは、これらの上
部ローラと下部ローラとが垂直に整合してはいないから
である。そしてこれらの力は例えば片面に印刷し他面に
密なコーティングを施したブランクのような非常に円滑
ですべりやすいブランクにより必要とされる余剰な圧力
の場合にはブランクへ多少の波状が発生し直線化を阻止
し又は少なくともこの直線化作動を混乱させることであ
る。さらにこのような直線化装置は、処理済みボックス
ブランクを送り出す場合などで当該装置を使用しない場
合にはこれを取りはずす必要がある。このことは、フォ
ールダーグルワー部所を分解したり変更したりするため
にかなりの時間損失を発生するのである。

課題を解決するための手段 本発明の目的は、上記欠点を解消しフォールダーグル
ワーの後続の装置をセットするのに使用される時間を短
縮しかつその最適の自動化を可能とするボックスブラン
クの整合装置を提供するものである。

このため本発明における、ボックスブランクを処理す
る装置特にフォールダーグルワー機内にて該ボックスブ
ランクを整合する機械の改良であり、ここでは、上部直
線化装置と、下部直線化装置と、長手方向整合手段と協
働するこれら上部及び下部の直線化装置と、ボックスブ
ランクへの上部直線化装置の圧力を調整する圧力調整手
段を有している該上部直線化装置と、を有している。し
かるに、該上部直線化装置が、当該機械のフレーム上に
恒久的に取り付けられている固定の長手方向ビームと、
該長手方向ビームの長さ方向に沿って間隔を置いて設け
てある複数のローラ組立体と、ベース垂直軸線上にて枢
動運動するようにビームへ該ベースを取り付ける手段と
一端に回転可能に取り付けられたローラを有しかつ水平
軸の周りに枢動運動するように前記ベースへ接続されて
いるレバーとを有している各ローラ組立体と、一端に配
置された可撓性部材を有している前記各水平軸と、前記
ビームに関して水平面内にて調整可能に運動するよう該
長手方向ビームへ取り付けられているコーナー片へ恒久
的に接続されている前記可撓性部材と、を有し、前記下
部直線化装置が、前記上部直線化装置のローラの軸に対
して垂直下方にくるように整合されている軸を有してい
る複数のローラによって駆動されかつ支持されたエンド
レスベルトから構成されており、前記長手方向整合手段
が、直線化装置に関して水平面内にて移動するように取
り付けられている長手方向案内レールと、上部直線化装
置の圧力を調整する圧力調整手段が、ばねを有している
ねじ付調整ロッドによって前記長手方向ビームへ調整可
能に位置づけられているベース又は斜板であって前記各
レバーに一つのロッドを備えた複数の案内ロッドを有し
ているベースと、下部直線化装置のエンドレスベルトの
方へレバーのローラを偏倚するため各案内ロッドからそ
の各レバーまで伸びているばねと、を有している。

作用 整合装置は、垂直面にローラ36を有する枢動レバー17
の例から成る上部直線化装置１を含みこれらのレバーは
支持体16上に恒久的に固定され、前記支持体16はねじ付
ロッド43、44に沿ってこぶ付ノブ47、48により移動自在
なコーナー片40の作動で水平面を枢動し、前記コーナー
片40はピボットレバー17を保持する軸29の一端に取付け
られた可撓性装置によって支持体16へ接続されている。
下部直線化装置２はピボットレバー17のローラ36の軸上
に配置されたローラ54によって駆動されかつ支持された
エンドレスベルト52から成る。水平面上の支持体16の移
動は長手方向整合レールに沿ったボックスブランクの整
合をもたらす。本発明装置はボックスの折込製造のため
のフォールダーグルワーに使用出来る。

実施例 本発明は第１図に示すような、複数のボックスブラン
クを整合する装置において特に有効である。第１図に示
すボックスブランクを整合する装置は、上部直線化装置
１と、下部直線化装置２と、を含む。上部直線化装置１
は、固定された長手方向ビーム３を含んでいる。このビ
ーム３は２つの帯金５によってフォールダーグルワーの
支柱４（第２図参照）へ接続されている。前記２つの帯
金５の一端は、支持体８内に保持された調整ロッド６の
下部にねじ７によって固定されており、該支持体８はね
じ９（第２、３図）によって支柱４の側面の１つへ固着
されている。帯金５の他端はねじ10によって、固定の長
手方向ビーム３の側面へ固着されている。調整ロッド６
は支持体８よりもかなりせまい幅を有するブロック11に
よって所定位置へロックされており、かつねじ12が締め
付けられたときに所望位置（第２、３図）にて調整ロッ
ド６を垂直方向にロックできるようになっている。

この固定された長手方向ビーム３は複数の孔13を有し
ている（第３図及び第４図）。これらの孔13には望まし
くは自己潤滑ブッシング14が挿入され、これらのブッシ
ング14がスタッド15を保持している。このスタッド15は
ピボットレバー17の支持体16を支持する枢動点として作
用している。この固定の長手方向ビーム３はまた孔18を
有している。この孔18を介してばね20の案内ロッド19が
取付けられるようになっている。これらの案内ロッド19
の一端は弾性の割れピン22（第４図参照）によって斜板
21へ取付けてある。該ロッド19はその他端部に伸長部23
を有している。この伸長部23は、ばね20の上部を案内し
ており、一方、該ばね20の下部は、ピボットレバー17に
形成された開口24内へ支持されている。

斜板21は、ねじ付調整ロッド25（第１図）により固定
の長手方向ビーム３上に調整可能に取り付けてある。こ
のロッド25の一端は、前記長手方向ビーム３へねじ止め
されており、一方、他端には２つのこぶ付ノブ26が設け
てあり、これらノブ26は、この上記直線化装置１がボッ
クスブランクへ及ぼす圧力の設定を行っている。このた
めに前記ねじ付調整ロッド25の周囲で、長手方向ビーム
３と斜板21との間に圧縮ばね27を設けている。このばね
27の一端は、斜板21の従和に形成された孔28内に収容さ
れている。こうしてねじを締付けたりゆるめたりするこ
とにより第１のこぶ付ノブ26は、ボックスブランク上へ
この上部直線化装置１によって及ぼされる圧力を増大し
たり解放したりすることが出来る。この圧力は該ばね20
及び圧縮ばね27の組み合わせによって形成されているの
である。

第２及び３図に示すように、ピボットレバー17は、そ
の枢動作用が水平の軸29の周りの垂直面で起こるよう
に、支持体16に位置づけられた該軸29によって支持され
ている。この軸29は、ねじ付ブッシング30から成ってお
り、該ブッシング30は、一端に取付けられたねじ31及び
他端にねじ止めされた可撓性部材32により支持体16へ保
持されている。この可撓性部材32は望ましくはゴムシリ
ンダ33から成っている。このゴムシリンダ33上にはねじ
付ロッド34が取り付けてあり、他方の端にはねじ付ナッ
ト35が取付けてある。ピボットレバー17の下端にはロー
ラ36が設けてある。このローラ36はねじ37とナット38と
によってレバー17上に取付けられたボールベアリングか
ら成っている。ボックスブランク上へのローラ36の付着
性をよくするために、該ローラ36にゴムなどの材料をコ
ートすることは容易に考えられよう。

支持体16はばね20のための通路39を残すように取付け
られる。この通路39は、実際には支持体16がスタッド15
の垂直軸線周りに枢動作動をする間、その通路の壁がば
ねに触れないだけの十分大きい直径を有する孔である。

ねじ付ブッシング30の端部にねじ止めされた全ての可
撓性部材32は、ねじ付ナット35内へ係合しているねじ66
によりコーナー片40へ対し接続されている。このコーナ
ー片40は、２つの突出部即ちフラップ41、42を有してい
る。ねじ付ロッド43及び別のロッド44がこれらの突出部
41、42を介して取付けてある。これらのねじ付ロッド4
3、44は、第２図に示すように、長手方向ビーム３を介
してねじ止めされ、かつナット45、46によって夫々の位
置に固定されている。こぶ付ノブ47、48が、水平面上で
コーナー片40を固定の長手方向ビーム３の対して移動可
能なようにねじ付ロッド43、44上に取付けてある。ワッ
ジャ49、50が、突出部41、42とこぶ付ノブ47、48との間
に信頼出来る接触をもたらしている。

第１図に示すように、圧力調整可能なコンベア装置51
がビーム３へ枢動可能に取り付けてあり、かつ夫々上下
の直線化装置１、２の入口部分を形成するように圧力調
整可能に設けてある。このコンベア装置は、実際に供給
装置から直線化装置までブランクを搬送する。

下方直線化装置２は上方直線化装置１と整合して配置
してあり、被駆動エンドレスベルト52を有している。こ
のベルト52はプーリ53の周りを移動しかつ上方直線化装
置１のローラ36の軸と垂直方向に整合する軸を有するロ
ーラ54の列によって支持されている。エンドレスベルト
52を支持しているローラ54は、望ましくは２つの側方ガ
イド55、56（第２及び３図）間に並んで配列された２つ
のボール軸受から成っている。これら２つの側方ガイド
55、56の一方は、ねじ58によってフォールダーグルワー
の下方長手方向ビーム57上へ固定されている。このビー
ム57はフォールダグルアの支柱４へアーム59によって取
り付けてある。

長手方向整合手段60が２つの支持体62へ溶接された長
手方向案内レール61を含んでいる。これら２つの支持体
62は水平面上でこの組立体を移動できるように配列され
ている。これらの長手方向整合手段60は、支持体62上の
溝64へ入っているねじ63へ位置づけられることができ
る。ねじ63の締付けは、夫々支柱４を支持しているアー
ム59上へ長手方向整合手段60の取付けを可能としてい
る。第２図及び第３図において、鎖線は長手方向整合手
段60によりもたらされうるストロークを示す。

上述のように、コーナー片40は種々の位置へ移動出来
る。第５図は第４図のＡ方向にみた図であり、ニュート
ラル位置における上部直線化装置１の要素の１つを示
す。この図において、ピボットレバー17及びローラ36は
望ましくはフォールダーグルワーのような装置の長手方
向軸線と平行をなしている。こうして、矢印65で示す方
向に移動するブランクは側方偏倚をもたらさないのであ
る。即ち、コーナー片40を何ら分解することなく、該コ
ーナー片を単にニュートラル位置へ移動することによ
り、このボックスブランク整合装置は単純なブランク搬
送装置へ変換されるのである。

しかしながら、もしコーナー片が長手方向ビーム３の
方へ側方へ移動されると、この側方運動は可撓性部材32
を介して各ピボットレバー17へ伝えられ、該ピボットレ
バー17は第６図に示すようにスタッド15によって形成さ
れる垂直軸周りを枢動する。こうしてこのピボットレバ
ー17は案内レール61に対して傾いた位置をとり矢印65の
方向に移動しているブランクを、長手方向整合手段60の
案内レール61の案内縁に抗して側方へ移動させることに
なる。このようなコーナー片40の移動量は、こぶ付ノブ
47、48によって達成される。そのコーナー片の移動量
は、これらのノブの変位量即ち回転量により変動し、次
いで、このコーナー片の移動量は、支持体16へもたらさ
れる角度を決定する。スタッド15上での支持体16の枢動
角度を調整することによって、各ブランクへ付与される
側方への力の量が制御され、案内レール61へ対する各ブ
ランク縁部への圧力の大きさが制御される。

装置を自動化する観点から、こぶ付ノブ47、48をコー
ナ片40の突出部41、42へ作用しているモーター駆動のフ
ォークにより代替されることは容易に考えられよう。

発明の効果 ボックスブランクの運動に関して、時計方向及び時計
方向又は左及び右の両方向に支持体16を枢動出来るよう
に、ある条件下、例えば幅の狭いブランクが処理される
場合には、整合装置をフォールダーグルワーの１側から
取はずすことなく該整合装置を使用することが可能であ
ることが分かる。これは整合作用のためにより長いブラ
ンクから利益を得る単純目的で他側に取付けてあるから
である。

こうして上述の本発明の装置は、作業の変更に際し、
フォールダーグルワーに関して含まれる準備時間を減少
できる利点を有しており、また直線化装置又はボックス
ブランクを運ぶ単純な装置として、個別に使用されかつ
これらを何ら分解もなしで使用できる可能性を提供をし
ている。

【図面の簡単な説明】

第１図はボックスブランク直線化装置の上面概略図。 第２図は図１のII−II断面矢視図。 第３図は図１のIII−III断面矢視図。 第４図は直線化装置の部分断面拡大図。 第５図は図４のＡ方向にみた図であってニュートラル位
置にある上部直線化装置の要素の１つを示す図。 第６図は図４のＡ方向にみた図であって作動位置にある
上部直線化装置の要素の１つを示す図である。 符号の説明 1:上部直線化装置、2:下部直線化装置、3:長手方向ビー
ム 4:支柱、5:帯金、6:調整ロッド 8:支持体、14:ブッシング、15:スタッド 16:支持体、17:ピボットレバー、19:案内ロッド 20:ばね、21:斜板、25:ねじ付調整ロッド 26:こぶ付ノブ、27:圧縮ばね、29:軸 32:器具、33:ゴムシリング、34:ねじ付ロッド 35:ねじ付リング、36:ローラ、40:コーナー片 41,42:フラップ、43,44:ロッド、47,48:こぶ付ノブ 51:コンベア装置、52:エンドレスベルト、54:ローラ 55,56:側方ガイド、57:下方長手方向ビーム 60:長手方向整合手段、61:長手方向案内レール 62:支持体

Claims (6)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】ボックスブランクを処理するフォールダー
   グルワー機内にて該ボックスブランクを整合する機械で
   あって、ボックスブランクの上方部分に配置されている
   上部直線化装置（１）と、ボックスブランクの下方部分
   に配置されている下部直線化装置（２）と、長手方向整
   合手段（60）と協働する前記上部及び下部の直線化装置
   （１、２）と、ボックスブランクへ対する該上部直線化
   装置（１）の圧力を調整する圧力調整手段を有している
   該上部直線化装置（１）と、を含んでおり、 （Ａ）前記上部直線化装置（１）が、 （ａ）当該機械のフレーム（４）上に取付けられている
   長手方向ビーム（３）と、 （ｂ）該長手方向ビーム（３）に沿って間隔を置いて設
   けてある複数のローラ組立体（36）であって、各ローラ
   組立体がレバー（17）の一端にて回転するように取付け
   られているローラ（36）を含んでおり、該レバー（17）
   が水平方向に伸びている軸（29）の回りを枢動運動する
   ようベース（16）に取付けられている、複数のローラ組
   立体（36）と、 （ｃ）該ベース（16）を長手方向ビーム（３）上に枢動
   可能に取付け、垂直軸（15）の回りにて枢動運動させる
   手段と、 （ｄ）前記各ベース（16）へ接続されておりかつ、該ベ
   ース（16）の側方へ、ある距離をおいて配置されている
   コーナー片（40）まで伸びている可撓性部材（32）と、 （ｅ）前記長手方向ビーム（３）に関し水平面内にて該
   コーナー片（40）を移動する手段と、 を含んでおり、 （Ｂ）前記下部直線化装置（２）が、 （ａ）前記上部直線化装置（１）のローラ（36）の軸の
   垂直下方にくるように整合されている軸を有している下
   方ローラ（54）によって支持された被駆動エンドレスベ
   ルト（52）から構成されており、 （Ｃ）前記上部及び下部の直線化装置（１）と協働作動
   をしている前記長手方向整合手段（60）が、 （ａ）ブランクの長手方向流れを調整するための長手方
   向案内レール（61）と、 （ｂ）前記上部及び下部の直線化装置（１、２）に関し
   て水平面内にて該レール（61）を移動する手段と、 から構成されており、 （Ｄ）前記上部直線化装置（１）の圧力を調整する前記
   圧力調整手段が、 （ａ）前記各ローラ組立体に一つの案内ロッド（19）を
   有している当該案内ロッドを間隔付けて有している斜板
   部材（21）と、 （ｂ）各案内ロッド（19）と、当該案内ロッドと協働す
   るレバー（17）と、の間に伸びているばね（20）と、 （ｃ）ねじ付調整ロッド（25）及びばね（27）を含んで
   おり、長手方向ビーム（３）へ前記斜板部材（21）を調
   整可能に取付けている手段と、 を含んでいる、 ボックスブランク整合機械。
2. 【請求項２】各ローラ組立体を枢動可能に取付けている
   手段が、長手方向ビーム（３）の孔（13）に受け入れら
   れているブッシング（14）を介して通っているスタッド
   （15）であって、該ローラ組立体の基部（16）へ固着さ
   れているスタッド（15）から構成されている特許請求の
   範囲第１項に記載のボックスブランク整合機械。
3. 【請求項３】各可撓性部材（32）が、一端にねじ付ロッ
   ド（34）を他端にねじ付ナット（35）を備えたゴムシリ
   ンダ（33）を含んでいる特許請求の範囲第１項に記載の
   ボックスブランク整合機械。
4. 【請求項４】前記可撓性部材（32）が、枢動可能に止め
   られたレバー（17）の軸（29）へ固定されたねじ付ロッ
   ド（34）を有している特許請求の範囲第３項に記載のボ
   ックスブランク整合機械。
5. 【請求項５】コーナー片（40）が、２つの突出部（41、
   42）を有しており、長手方向ビーム（３）に対して平面
   内にて該コーナー片（40）を水平に移動する前記手段
   が、前記ビーム（３）及び突出部（41、42）の一方へ固
   着されたねじ付ロッド（43、44）と、該ビーム（３）及
   び突出部（41、42）の他方へ対してロッドを移動させる
   ように該ロッド（43、44）へねじ込まれているノブ（4
   7、48）と、を有している特許請求の範囲第１項に記載
   のボックスブランク整合機械。
6. 【請求項６】該ねじ付ロッド（43、44）が、前記長手方
   向ビーム（３）へ固着され、前記ノブ（47、48）が、該
   ねじ付ロッド（43、44）上でフラップ（41、42）とコー
   ナー片（40）とを移動する特許請求の範囲第５項に記載
   のボックスブランク整合機械。