JP2534786Y2 - ハイヒール用ヒール底固定具 - Google Patents
ハイヒール用ヒール底固定具Info
- Publication number
- JP2534786Y2 JP2534786Y2 JP1993055678U JP5567893U JP2534786Y2 JP 2534786 Y2 JP2534786 Y2 JP 2534786Y2 JP 1993055678 U JP1993055678 U JP 1993055678U JP 5567893 U JP5567893 U JP 5567893U JP 2534786 Y2 JP2534786 Y2 JP 2534786Y2
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- JP
- Japan
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- heel
- press
- heel bottom
- pedestal
- fixing device
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- Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ハイヒールのヒールの
底面に取付けられるヒール底に一体に埋め込まれてヒー
ル底をヒールの底面に固定するヒール底固定具の改良に
関するものである。
底面に取付けられるヒール底に一体に埋め込まれてヒー
ル底をヒールの底面に固定するヒール底固定具の改良に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】図1に示すように、一般に、ハイヒール
のヒール底10は、それが磨り減った場合に交換できる
ように、ヒール20とは別体に形成されている。そし
て、このヒール底10は、図6に示すように、ヒール底
本体30と、このヒール底本体30に埋め込まれてこの
ヒール底本体30の上面から突出するように延びる固定
具40とから成っており、この固定具40をヒール20
の底面20aに設けられた圧入孔22に打ち込むことに
より、ヒール20に取付けられている。
のヒール底10は、それが磨り減った場合に交換できる
ように、ヒール20とは別体に形成されている。そし
て、このヒール底10は、図6に示すように、ヒール底
本体30と、このヒール底本体30に埋め込まれてこの
ヒール底本体30の上面から突出するように延びる固定
具40とから成っており、この固定具40をヒール20
の底面20aに設けられた圧入孔22に打ち込むことに
より、ヒール20に取付けられている。
【0003】このヒール底の固定具40は、一般に、ヒ
ール底本体30に埋設されるべき台座42とこの台座4
2から一体に延びヒール底本体30から突出すべき圧入
ピン44とを有するアルミニウム等の金属材料から作ら
れた固定具本体46から成っている。
ール底本体30に埋設されるべき台座42とこの台座4
2から一体に延びヒール底本体30から突出すべき圧入
ピン44とを有するアルミニウム等の金属材料から作ら
れた固定具本体46から成っている。
【0004】従来技術では、この固定具本体46は、ア
ルミニウム材料をプレスのヘッダー等で荒加工して台座
42と圧入ピン44とを一体に成形した後、圧入ピン4
4の周面にローレット加工を施し、その後台座42に穿
孔加工によって複数の貫通孔48を形成して作られてい
た。これらの複数の貫通孔48は、図6に示すように、
その中にヒール底本体30の材料が食い込んで固定具4
6の回り止めと脱落防止との機能を有している。
ルミニウム材料をプレスのヘッダー等で荒加工して台座
42と圧入ピン44とを一体に成形した後、圧入ピン4
4の周面にローレット加工を施し、その後台座42に穿
孔加工によって複数の貫通孔48を形成して作られてい
た。これらの複数の貫通孔48は、図6に示すように、
その中にヒール底本体30の材料が食い込んで固定具4
6の回り止めと脱落防止との機能を有している。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかし、この従来技術
において、台座の貫通孔は、プレスのヘッダー加工によ
って固定具本体の成形と同時に形成することができない
ため、固定具は、荒加工とローレット加工と穿孔加工と
の3つの工程を経て製造されるので、作業工程数が多
く、製造コストが高価となり、不経済であった。また、
台座が薄いと、貫通孔内に食い込むヒール底本体の材料
も浅くて回り止め機能と脱落防止機能とが低く、ヒール
底をヒールに高い強度で固定することができない欠点が
あった。
において、台座の貫通孔は、プレスのヘッダー加工によ
って固定具本体の成形と同時に形成することができない
ため、固定具は、荒加工とローレット加工と穿孔加工と
の3つの工程を経て製造されるので、作業工程数が多
く、製造コストが高価となり、不経済であった。また、
台座が薄いと、貫通孔内に食い込むヒール底本体の材料
も浅くて回り止め機能と脱落防止機能とが低く、ヒール
底をヒールに高い強度で固定することができない欠点が
あった。
【0006】本考案の目的は、上記の欠点を回避し、1
つの簡単な作業工程で容易に製造することができ、また
台座が薄くてもヒール底本体内で充分な回り止め機能と
脱落 防止機能とを有するハイヒール用ヒール底固定具を
提供することにある。
つの簡単な作業工程で容易に製造することができ、また
台座が薄くてもヒール底本体内で充分な回り止め機能と
脱落 防止機能とを有するハイヒール用ヒール底固定具を
提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案の第1の課題解決
手段は、ハイヒールのヒールの底面に取付けられるべき
ヒール底本体に取付けられヒールの底面から打ち込まれ
てヒール底本体をヒールに固定すべき固定具本体から成
り、この固定具本体は、ヒール底本体に埋設されるべき
台座とこの台座から一体に延びヒール底本体から突出す
べき圧入ピンとをアルミニウムの如きプレス加工可能な
金属材料からプレス成形によって一体成形して形成され
たプレス成形物から成っているハイヒール用ヒール底固
定具において、台座は、その少なくとも一方の平面から
突出してヒール底本体内でこのヒール底の材料が食い込
むべき中空部を有する複数の中空突起を有し、また圧入
ピンはプレス成形時に形成されたローレット表面を有す
ることを特徴とするハイヒール用ヒール底固定具を提供
することにある。
手段は、ハイヒールのヒールの底面に取付けられるべき
ヒール底本体に取付けられヒールの底面から打ち込まれ
てヒール底本体をヒールに固定すべき固定具本体から成
り、この固定具本体は、ヒール底本体に埋設されるべき
台座とこの台座から一体に延びヒール底本体から突出す
べき圧入ピンとをアルミニウムの如きプレス加工可能な
金属材料からプレス成形によって一体成形して形成され
たプレス成形物から成っているハイヒール用ヒール底固
定具において、台座は、その少なくとも一方の平面から
突出してヒール底本体内でこのヒール底の材料が食い込
むべき中空部を有する複数の中空突起を有し、また圧入
ピンはプレス成形時に形成されたローレット表面を有す
ることを特徴とするハイヒール用ヒール底固定具を提供
することにある。
【0008】本考案の第2の課題解決手段は、第1の課
題解決手段によるハイヒール用ヒール固定具であって、
台座は、圧入ピンとは反対側の平面の中央に設けられヒ
ール底本体の材料が食い込むべき有底凹部を有すること
を特徴とするハイヒール用ヒール底固定具を提供するこ
とにある。
題解決手段によるハイヒール用ヒール固定具であって、
台座は、圧入ピンとは反対側の平面の中央に設けられヒ
ール底本体の材料が食い込むべき有底凹部を有すること
を特徴とするハイヒール用ヒール底固定具を提供するこ
とにある。
【0009】本考案の第3の課題解決手段は、第1又は
第2の課題解決手段によるハイヒール用ヒール固定具で
あって、複数の中空突起は、台座の両方の平面に設けら
れていることを特徴とするハイヒール用ヒール底固定具
を提供することにある。
第2の課題解決手段によるハイヒール用ヒール固定具で
あって、複数の中空突起は、台座の両方の平面に設けら
れていることを特徴とするハイヒール用ヒール底固定具
を提供することにある。
【0010】
【作用】これらの課題解決手段において、台座の複数の
中空突起は固定具がヒール底本体内に埋め込まれた状態
でヒール底本体の材料に食い込み、またこれらの中空突
起と有底凹部とは、同様に固定具がヒール底本体内に埋
め込まれた状態でこのヒール底本体の材料が食い込むの
で、ヒール底本体から脱落するのを防止する機能と固定
具がヒール底本体内で回るのを止める機能とを有する。
中空突起は固定具がヒール底本体内に埋め込まれた状態
でヒール底本体の材料に食い込み、またこれらの中空突
起と有底凹部とは、同様に固定具がヒール底本体内に埋
め込まれた状態でこのヒール底本体の材料が食い込むの
で、ヒール底本体から脱落するのを防止する機能と固定
具がヒール底本体内で回るのを止める機能とを有する。
【0011】また、中空突起や有底凹部は、貫通孔とは
異なって、固定具本体のプレス成形加工と同時に形成す
ることができる上に、このプレス成形加工時にローレッ
ト成形も同時に行うので、固定具を1回のプレス加工で
簡単に製造することができる。特に、複数の中空突起の
中空部は突起を高くすることによって中空部を深くし、
また有底凹部は、圧入ピンに対応して設けられて凹部の
奥を圧入ピンまで延ばすことができるため、従来技術の
貫通孔とは異なって台座が薄くてもヒール底本体の材料
が深く食い込むことができるのに充分な深さを保つこと
ができるので、薄い台座を有する固定具のヒール底内で
の大きな回り止めと脱落防止との機能を確保することが
できる。
異なって、固定具本体のプレス成形加工と同時に形成す
ることができる上に、このプレス成形加工時にローレッ
ト成形も同時に行うので、固定具を1回のプレス加工で
簡単に製造することができる。特に、複数の中空突起の
中空部は突起を高くすることによって中空部を深くし、
また有底凹部は、圧入ピンに対応して設けられて凹部の
奥を圧入ピンまで延ばすことができるため、従来技術の
貫通孔とは異なって台座が薄くてもヒール底本体の材料
が深く食い込むことができるのに充分な深さを保つこと
ができるので、薄い台座を有する固定具のヒール底内で
の大きな回り止めと脱落防止との機能を確保することが
できる。
【0012】
【実施例】本考案の実施例を図面を参照して詳細にのべ
ると、図1及び図2は本考案に係るヒール底固定具40
を有するヒール底10が取付けられたハイヒール20を
示し、このヒール底10は、ハイヒール20の底面20
aに取付けられるべきゴム又は樹脂製のヒール底本体3
0から成り、本考案のヒール底固定具40は、このヒー
ル底本体30にインサートして設けられ、ハイヒール2
0の底面20aから圧入孔22に打ち込まれてヒール底
本体30をハイヒール20に固定する機能を有する。
ると、図1及び図2は本考案に係るヒール底固定具40
を有するヒール底10が取付けられたハイヒール20を
示し、このヒール底10は、ハイヒール20の底面20
aに取付けられるべきゴム又は樹脂製のヒール底本体3
0から成り、本考案のヒール底固定具40は、このヒー
ル底本体30にインサートして設けられ、ハイヒール2
0の底面20aから圧入孔22に打ち込まれてヒール底
本体30をハイヒール20に固定する機能を有する。
【0013】本考案のヒール底固定具40は、図1乃至
図4に示すように、ヒール底本体30に取付けられハイ
ヒール20の底面20aから打ち込まれてヒール底本体
30をハイヒール20に固定すべき固定具本体46から
成っている。
図4に示すように、ヒール底本体30に取付けられハイ
ヒール20の底面20aから打ち込まれてヒール底本体
30をハイヒール20に固定すべき固定具本体46から
成っている。
【0014】この固定具本体46は、ヒール底本体30
に埋設されるべき厚さが2mm程度の台座42と、この
台座42から一体に延びヒール底本体30から突出すべ
き圧入ピン44を有するが、特にこの台座42と圧入ピ
ン44とをアルミニウムの如きプレス加工可能な金属材
料からプレス成形によって一体成形して形成されたプレ
ス成形物46Aから成っている。
に埋設されるべき厚さが2mm程度の台座42と、この
台座42から一体に延びヒール底本体30から突出すべ
き圧入ピン44を有するが、特にこの台座42と圧入ピ
ン44とをアルミニウムの如きプレス加工可能な金属材
料からプレス成形によって一体成形して形成されたプレ
ス成形物46Aから成っている。
【0015】台座42は、その上下の平面から突出して
ヒール底本体30内に埋め込まれた状態でこのヒール底
本体30の材料が食い込むべき中空部を含む複数の中空
突起50、52と、圧入ピン44とは反対側の平面の中
央で台座42と圧入ピン44とに跨がって設けられ同様
にヒール底本体30の材料が食い込むべき有底凹部54
とを有し、また圧入ピン44は、プレス成形時に形成さ
れたローレット表面44aを有する。
ヒール底本体30内に埋め込まれた状態でこのヒール底
本体30の材料が食い込むべき中空部を含む複数の中空
突起50、52と、圧入ピン44とは反対側の平面の中
央で台座42と圧入ピン44とに跨がって設けられ同様
にヒール底本体30の材料が食い込むべき有底凹部54
とを有し、また圧入ピン44は、プレス成形時に形成さ
れたローレット表面44aを有する。
【0016】これらの中空突起50、52、有底凹部5
4及びローレット表面44aは、固定具本体46のプレ
ス成形加工と同時に形成される。特に、中空突起50、
52、有底凹部54は、貫通孔を形成する穿孔加工とは
異なって、固定具本体46の材料をプレスのヘッダーの
型に倣って塑性変形して形成することができるので、固
定具本体46のプレス成形加工時に、ローレット加工と
共に同時に形成することができる。従って、固定具40
は、1回のプレス加工によって1工程で簡単に製造する
ことができる。
4及びローレット表面44aは、固定具本体46のプレ
ス成形加工と同時に形成される。特に、中空突起50、
52、有底凹部54は、貫通孔を形成する穿孔加工とは
異なって、固定具本体46の材料をプレスのヘッダーの
型に倣って塑性変形して形成することができるので、固
定具本体46のプレス成形加工時に、ローレット加工と
共に同時に形成することができる。従って、固定具40
は、1回のプレス加工によって1工程で簡単に製造する
ことができる。
【0017】台座42の中空突起50、52と有底凹部
54とは、図2に示すように、固定具40がヒール底本
体30に埋め込まれた状態でこのヒール底本体30の材
料が食い込むので、固定具40がヒール底本体30から
脱落するのを防止する機能を有する。また、特に、複数
の中空突起50、52は、図2に同様に示すように、固
定具40がヒール底本体30内に埋め込まれた状態でヒ
ール底本体30の材料に食い込むと同時に中空突起5
0、52の中空部にヒール底本体30の材料が食い込ん
で相互に干渉し合うので、固定具40がヒール底本体3
0内で大きな回り止め機能を有する。
54とは、図2に示すように、固定具40がヒール底本
体30に埋め込まれた状態でこのヒール底本体30の材
料が食い込むので、固定具40がヒール底本体30から
脱落するのを防止する機能を有する。また、特に、複数
の中空突起50、52は、図2に同様に示すように、固
定具40がヒール底本体30内に埋め込まれた状態でヒ
ール底本体30の材料に食い込むと同時に中空突起5
0、52の中空部にヒール底本体30の材料が食い込ん
で相互に干渉し合うので、固定具40がヒール底本体3
0内で大きな回り止め機能を有する。
【0018】回り止め兼脱落防止用の複数の中空突起5
0、52の中空部は、従来技術の貫通孔48(図5参
照)とは異なって台座42が薄くても突起を高くするこ
とによってヒール底本体30の材料が深く食い込むこと
ができるのに充分な深さを保つことができ、従って従来
技術の貫通孔48に比べて大きな回り止めと脱落防止と
の機能を確保することができる。また、有底凹部54が
台座42と圧入ピン44とに跨がって形成されている
と、この凹部の深さは相当に大きくすることができ、従
って脱落防止機能を一層向上することができる。
0、52の中空部は、従来技術の貫通孔48(図5参
照)とは異なって台座42が薄くても突起を高くするこ
とによってヒール底本体30の材料が深く食い込むこと
ができるのに充分な深さを保つことができ、従って従来
技術の貫通孔48に比べて大きな回り止めと脱落防止と
の機能を確保することができる。また、有底凹部54が
台座42と圧入ピン44とに跨がって形成されている
と、この凹部の深さは相当に大きくすることができ、従
って脱落防止機能を一層向上することができる。
【0019】更に、圧入ピン44のローレット表面44
aは、ヒール底10をハイヒール20のヒール底面20
aの圧入孔22に打ち込んで固定する際にハイヒール2
0の圧入孔22内での回り止めとこの圧入孔22から脱
落するのを防止する機能を有している。
aは、ヒール底10をハイヒール20のヒール底面20
aの圧入孔22に打ち込んで固定する際にハイヒール2
0の圧入孔22内での回り止めとこの圧入孔22から脱
落するのを防止する機能を有している。
【0020】尚、上記実施例では、台座42は、その上
下の平面にそれぞれ複数の中空突起50、52を設けた
が、一方の平面にのみ複数の中空突起50又は52を設
けてもよい。また、上下の中空突起50、52は図面で
は上下相対応して設けられているのが示されているが、
これらの上下の中空突起50、52は、充分な深さを保
つためには相互に台座42の周方向にずらせるのが好ま
しい。更に、複数の中空突起50又は52のみで充分な
脱落防止機能を有すれば有底凹部54は省略してもよ
い。
下の平面にそれぞれ複数の中空突起50、52を設けた
が、一方の平面にのみ複数の中空突起50又は52を設
けてもよい。また、上下の中空突起50、52は図面で
は上下相対応して設けられているのが示されているが、
これらの上下の中空突起50、52は、充分な深さを保
つためには相互に台座42の周方向にずらせるのが好ま
しい。更に、複数の中空突起50又は52のみで充分な
脱落防止機能を有すれば有底凹部54は省略してもよ
い。
【0021】
【考案の効果】本考案によれば、上記のように、台座の
複数の中空突起は固定具がヒール底本体に埋め込まれた
状態でこのヒール底本体の材料に立体的に食い込むと同
時に中空突起の中空部にヒール底本体の材料が食い込
み、また有底凹部はヒール底本体に埋め込まれた状態で
このヒール底本体の材料が食い込むので、ヒール底本体
から脱落するのを防止する機能を有し、また複数の中空
突起は、固定具がヒール底本体内に埋め込まれた状態で
ヒール底本体の材料への食い込みとヒール底本体の材料
の食い込みとによって相互に複雑に絡み合って固定具が
ヒール底本体内で大きな回り止めの機能を有する。
複数の中空突起は固定具がヒール底本体に埋め込まれた
状態でこのヒール底本体の材料に立体的に食い込むと同
時に中空突起の中空部にヒール底本体の材料が食い込
み、また有底凹部はヒール底本体に埋め込まれた状態で
このヒール底本体の材料が食い込むので、ヒール底本体
から脱落するのを防止する機能を有し、また複数の中空
突起は、固定具がヒール底本体内に埋め込まれた状態で
ヒール底本体の材料への食い込みとヒール底本体の材料
の食い込みとによって相互に複雑に絡み合って固定具が
ヒール底本体内で大きな回り止めの機能を有する。
【0022】特に、複数の中空突起や有底凹部は、従来
技術の貫通孔とは異なって台座が薄くてもヒール底本体
の材料が深く食い込むことができるのに充分な深さを保
つこ とができるので、薄い台座を有する固定具のヒール
底内での大きな回り止めと脱落防止との機能を確保する
ことができる。
技術の貫通孔とは異なって台座が薄くてもヒール底本体
の材料が深く食い込むことができるのに充分な深さを保
つこ とができるので、薄い台座を有する固定具のヒール
底内での大きな回り止めと脱落防止との機能を確保する
ことができる。
【0023】また、これらの突起や有底凹部は、従来技
術の貫通孔とは異なって、固定具本体のプレス成形加工
と同時に形成することができる上に、このプレス成形加
工時にローレット成形も同時に行うので、固定具を1回
のプレス加工で簡単に製造することができる実益があ
る。
術の貫通孔とは異なって、固定具本体のプレス成形加工
と同時に形成することができる上に、このプレス成形加
工時にローレット成形も同時に行うので、固定具を1回
のプレス加工で簡単に製造することができる実益があ
る。
【図1】本考案の固定具を用いたヒール底を有するハイ
ヒールのヒール部分の斜視図である。
ヒールのヒール部分の斜視図である。
【図2】図1のハイヒールの要部の拡大断面図である。
【図3】本考案のハイヒール用ヒール底固定具の上方か
らの斜視図である。
らの斜視図である。
【図4】本考案のハイヒール用ヒール底固定具の下方か
らの斜視図である。
らの斜視図である。
【図5】従来技術の固定具を用いたヒール底を有するハ
イヒールの要部の拡大断面図である。
イヒールの要部の拡大断面図である。
10 ヒール底 20 ハイヒール 20a ヒール底面 22 圧入孔 30 ヒール底本体 40 ヒール底固定具 42 台座 44 圧入ピン 44a ローレット表面 46 固定具本体 46A プレス成形物 50 中空突起 52 中空突起 54 有底凹部
Claims (3)
- 【請求項1】 ハイヒールのヒールの底面に取付けられ
るべきヒール底本体に取付けられ前記ヒールの底面から
打ち込まれて前記ヒール底本体を前記ヒールに固定すべ
き固定具本体から成り、前記固定具本体は、前記ヒール
底本体に埋設されるべき台座と前記台座から一体に延び
前記ヒール底本体から突出すべき圧入ピンとをアルミニ
ウムの如きプレス加工可能な金属材料からプレス成形に
よって一体成形して形成されたプレス成形物から成って
いるハイヒール用ヒール底固定具において、前記台座
は、その少なくとも一方の平面から突出し前記ヒール底
本体の材料内で前記ヒール底本体の材料が食い込むべき
中空部を有する複数の中空突起を有し、また前記圧入ピ
ンは前記プレス成形時に形成されたローレット表面を有
することを特徴とするハイヒール用ヒール底固定具。 - 【請求項2】 請求項1に記載のハイヒール用ヒール固
定具であって、前記台座は、前記圧入ピンとは反対側の
平面の中央に設けられ前記ヒール底本体の材料が食い込
むべき有底凹部を有することを特徴とするハイヒール用
ヒール底固定具。 - 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載のハイヒー
ル用ヒール固定具であって、前記複数の中空突起は、前
記台座の両方の平面に設けられていることを特徴とする
ハイヒール用ヒール底固定具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993055678U JP2534786Y2 (ja) | 1993-09-22 | 1993-09-22 | ハイヒール用ヒール底固定具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993055678U JP2534786Y2 (ja) | 1993-09-22 | 1993-09-22 | ハイヒール用ヒール底固定具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0720810U JPH0720810U (ja) | 1995-04-18 |
JP2534786Y2 true JP2534786Y2 (ja) | 1997-05-07 |
Family
ID=13005557
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993055678U Expired - Lifetime JP2534786Y2 (ja) | 1993-09-22 | 1993-09-22 | ハイヒール用ヒール底固定具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2534786Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008133159A1 (ja) * | 2007-04-19 | 2008-11-06 | Tetsuji Nakamura | トップリフト、靴ヒールおよび靴 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2574260B1 (fr) * | 1984-12-10 | 1988-02-26 | Manoel Bouchet | Element de protection anti-usure et antiderapant pour talon de chaussure |
JPH0415047Y2 (ja) * | 1985-01-25 | 1992-04-06 | ||
JPH01124105U (ja) * | 1988-02-19 | 1989-08-23 |
-
1993
- 1993-09-22 JP JP1993055678U patent/JP2534786Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008133159A1 (ja) * | 2007-04-19 | 2008-11-06 | Tetsuji Nakamura | トップリフト、靴ヒールおよび靴 |
JP2008264143A (ja) * | 2007-04-19 | 2008-11-06 | Tetsushi Nakamura | トップリフト、靴ヒールおよび靴 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0720810U (ja) | 1995-04-18 |
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