JP2534626Y2 - 磁気軸受スピンドルユニット - Google Patents
磁気軸受スピンドルユニットInfo
- Publication number
- JP2534626Y2 JP2534626Y2 JP7251990U JP7251990U JP2534626Y2 JP 2534626 Y2 JP2534626 Y2 JP 2534626Y2 JP 7251990 U JP7251990 U JP 7251990U JP 7251990 U JP7251990 U JP 7251990U JP 2534626 Y2 JP2534626 Y2 JP 2534626Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- spindle
- magnetic bearing
- radial
- spindle unit
- axial
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Magnetic Bearings And Hydrostatic Bearings (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、磁気軸受スピンドルユニットに関する。
従来の技術および考案の課題 磁気軸受スピンドルユニットとして、1本の一体状の
スピンドルがラジアル磁気軸受およびアキシアル磁気軸
受により非接触状態に支持されて高周波モータにより高
速回転させられるものが知られている。
スピンドルがラジアル磁気軸受およびアキシアル磁気軸
受により非接触状態に支持されて高周波モータにより高
速回転させられるものが知られている。
ところで、超高速で回転する磁気軸受スピンドルユニ
ットにおいては、スピンドルの軸受部およびモータロー
タ部のケイ素鋼板の材料強度などの点からスピンドルの
軸径が制限され、また、必要な回転トルク、軸受容量に
対応するためにはスピンドルの軸長が長くなってしま
う。このため、スピンドルの固有振動数すなわち危険速
度が低下し、必要な回転数が得られないという設計上の
問題がある。
ットにおいては、スピンドルの軸受部およびモータロー
タ部のケイ素鋼板の材料強度などの点からスピンドルの
軸径が制限され、また、必要な回転トルク、軸受容量に
対応するためにはスピンドルの軸長が長くなってしま
う。このため、スピンドルの固有振動数すなわち危険速
度が低下し、必要な回転数が得られないという設計上の
問題がある。
この考案の目的は、上記の問題を解決し、より高速回
転が可能な磁気軸受スピンドルユニットを提供すること
にある。
転が可能な磁気軸受スピンドルユニットを提供すること
にある。
課題を解決するための手段 この考案による磁気軸受スピンドルユニットは、スピ
ンドルが、ラジアル磁気軸受とモータが周囲に設けられ
た第1のスピンドル部、ラジアル磁気軸受とアキシアル
磁気軸受が周囲に設けられた第2のスピンドル部、およ
びこれら第1および第2のスピンドル部より小径でこれ
らを連結する連結軸部よりなるものである。
ンドルが、ラジアル磁気軸受とモータが周囲に設けられ
た第1のスピンドル部、ラジアル磁気軸受とアキシアル
磁気軸受が周囲に設けられた第2のスピンドル部、およ
びこれら第1および第2のスピンドル部より小径でこれ
らを連結する連結軸部よりなるものである。
作用 スピンドルが第1のスピンドル部、第2のスピンドル
部および連結軸部に分割され、第1のスピンドル部には
アキシアル磁気軸受が設けられておらず、第2のスピン
ドル部にはモータが設けられていないので、各部の軸長
が短くなり、危険速度が上昇する。これら各部を連結し
たスピンドル全体の危険速度は各部の危険速度より低く
なるが、中央の連結軸部の直径が小さいため、危険速度
の通過は容易である。したがって、より高速回転が可能
である。
部および連結軸部に分割され、第1のスピンドル部には
アキシアル磁気軸受が設けられておらず、第2のスピン
ドル部にはモータが設けられていないので、各部の軸長
が短くなり、危険速度が上昇する。これら各部を連結し
たスピンドル全体の危険速度は各部の危険速度より低く
なるが、中央の連結軸部の直径が小さいため、危険速度
の通過は容易である。したがって、より高速回転が可能
である。
実施例 以下、図面を参照して、この考案の実施例について説
明する。なお、以下の説明において、図面の左右を左右
とする。
明する。なお、以下の説明において、図面の左右を左右
とする。
磁気軸受スピンドルユニットは左右にのびるスピンド
ル(1)を備えており、このスピンドル(1)は図示し
ない固定ケース内を非接触状態で高速回転する。スピン
ドル(1)は、右側の第1のスピンドル部(2)と、左
側の第2スピンドル部(3)と、これらを連結する連結
軸部(4)とからなる。連結軸部(4)は、2つのスピ
ンドル部(2)(3)より短く、かつ直径が小さい。ま
た、連結軸部(4)は、スピンドル部(2)(3)と別
に作られてこれらに固定されてもよいし、スピンドル部
(2)(3)と一体に形成されてもよい。
ル(1)を備えており、このスピンドル(1)は図示し
ない固定ケース内を非接触状態で高速回転する。スピン
ドル(1)は、右側の第1のスピンドル部(2)と、左
側の第2スピンドル部(3)と、これらを連結する連結
軸部(4)とからなる。連結軸部(4)は、2つのスピ
ンドル部(2)(3)より短く、かつ直径が小さい。ま
た、連結軸部(4)は、スピンドル部(2)(3)と別
に作られてこれらに固定されてもよいし、スピンドル部
(2)(3)と一体に形成されてもよい。
第1のスピンドル部(2)の周囲に、スピンドル
(1)を高速回転させるための高周波モータ(5)、ス
ピンドル部(2)のラジアル方向の位置を制御するため
の左右2組のラジアル磁気軸受(6)(7)およびスピ
ンドル部(2)のラジアル方向の位置を検出するための
左右2組のラジアルセンサ(8)(9)が設けられてい
る。第1のスピンドル部(2)の中央部にモータロータ
部(5a)が設けられ、その周囲にモータステータ部(5
b)が設けられており、これらにより高周波モータ
(5)が構成されている。ステータ部(5b)の左右両外
側にラジアル磁気軸受(6)(7)が配置され、さらに
これらの左右両外側にラジアルセンサ(8)(9)が配
置されている。なお、ステータ部(5b)、ラジアル磁気
軸受(6)(7)およびラジアルセンサ(8)(9)
は、ケースに固定状に設けられている。
(1)を高速回転させるための高周波モータ(5)、ス
ピンドル部(2)のラジアル方向の位置を制御するため
の左右2組のラジアル磁気軸受(6)(7)およびスピ
ンドル部(2)のラジアル方向の位置を検出するための
左右2組のラジアルセンサ(8)(9)が設けられてい
る。第1のスピンドル部(2)の中央部にモータロータ
部(5a)が設けられ、その周囲にモータステータ部(5
b)が設けられており、これらにより高周波モータ
(5)が構成されている。ステータ部(5b)の左右両外
側にラジアル磁気軸受(6)(7)が配置され、さらに
これらの左右両外側にラジアルセンサ(8)(9)が配
置されている。なお、ステータ部(5b)、ラジアル磁気
軸受(6)(7)およびラジアルセンサ(8)(9)
は、ケースに固定状に設けられている。
第2のスピンドル部(3)の周囲に、スピンドル
(1)のアキシアル方向の位置を制御するためのアキシ
アル磁気軸受(16)、左右2組のラジアル方向位置制御
用のラジアル磁気軸受(12)(13)および左右2組のラ
ジアル方向位置検出用のラジアルセンサ(14)(15)が
設けられている。アキシアル磁気軸受(16)は、第2の
スピンドル部(3)の中央部の設けられたディスク部
(3a)と、このディスク部(3a)を左右両側から挾むよ
うに設けられた左右2組のコイル部(10)(11)とから
なる。アキシアル磁気軸受(16)の左右両外側にラジア
ル磁気軸受(12)(13)が配置され、さらにこれらの左
右両外側にラジアルセンサ(14)(15)が配置されてい
る。なお、アキシアル磁気軸受(16)のコイル部(10)
(11)、ラジアル磁気軸受(12)(13)およびラジアル
センサ(14)(15)は、ケースに固定状に設けられてい
る。
(1)のアキシアル方向の位置を制御するためのアキシ
アル磁気軸受(16)、左右2組のラジアル方向位置制御
用のラジアル磁気軸受(12)(13)および左右2組のラ
ジアル方向位置検出用のラジアルセンサ(14)(15)が
設けられている。アキシアル磁気軸受(16)は、第2の
スピンドル部(3)の中央部の設けられたディスク部
(3a)と、このディスク部(3a)を左右両側から挾むよ
うに設けられた左右2組のコイル部(10)(11)とから
なる。アキシアル磁気軸受(16)の左右両外側にラジア
ル磁気軸受(12)(13)が配置され、さらにこれらの左
右両外側にラジアルセンサ(14)(15)が配置されてい
る。なお、アキシアル磁気軸受(16)のコイル部(10)
(11)、ラジアル磁気軸受(12)(13)およびラジアル
センサ(14)(15)は、ケースに固定状に設けられてい
る。
図示は省略したが、ケースの適当箇所にスピンドル
(1)のアキシアル方向の位置を検出するためのアキシ
アルセンサが設けられている。
(1)のアキシアル方向の位置を検出するためのアキシ
アルセンサが設けられている。
1本の一体状のスピンドルを備えた従来の磁気軸受ス
ピンドルユニットの場合、スピンドルの周囲に高周波モ
ータが設けられるとともに、ラジアル磁気軸受、ラジア
ルセンサおよびアキシアル磁気軸受のコイル部が左右2
組ずつ設けられている。上記の磁気軸受スピンドルユニ
ットの場合、第1のスピンドル部(2)の周囲にはアキ
シアル磁気軸受が設けられておらず、第2のスピンドル
部(3)の周囲には高周波モータが設けられていない。
したがって、その分だけ各スピンドル部(2)(3)を
従来の一体状のスピンドルより短くすることができる。
また、連結軸部(4)は2つのスピンドル部(2)
(3)を連結するだけであるからこれよりさらに短くす
ることができる。そして、このように各スピンドル部
(2)(3)および連結軸部(4)の軸長が短くなるの
で、各部の危険速度が上昇する。これら各部を連結した
スピンドル(1)全体の危険速度は各部の危険速度より
低くなるが、中央の連結軸部(4)の直径が小さいた
め、危険速度の通過は容易である。したがって、従来の
ものより高速回転が可能である。
ピンドルユニットの場合、スピンドルの周囲に高周波モ
ータが設けられるとともに、ラジアル磁気軸受、ラジア
ルセンサおよびアキシアル磁気軸受のコイル部が左右2
組ずつ設けられている。上記の磁気軸受スピンドルユニ
ットの場合、第1のスピンドル部(2)の周囲にはアキ
シアル磁気軸受が設けられておらず、第2のスピンドル
部(3)の周囲には高周波モータが設けられていない。
したがって、その分だけ各スピンドル部(2)(3)を
従来の一体状のスピンドルより短くすることができる。
また、連結軸部(4)は2つのスピンドル部(2)
(3)を連結するだけであるからこれよりさらに短くす
ることができる。そして、このように各スピンドル部
(2)(3)および連結軸部(4)の軸長が短くなるの
で、各部の危険速度が上昇する。これら各部を連結した
スピンドル(1)全体の危険速度は各部の危険速度より
低くなるが、中央の連結軸部(4)の直径が小さいた
め、危険速度の通過は容易である。したがって、従来の
ものより高速回転が可能である。
考案の効果 この考案の磁気軸受スピンドルユニットによれば、ス
ピンドルが第1のスピンドル部、第2のスピンドル部お
よびこれらを連結する連結軸部に分割されているので、
これら各部の危険速度が上昇し、中央の連結軸部の直径
が小さいため、危険速度の通過が容易であり、したがっ
て、より高速回転が可能になる。
ピンドルが第1のスピンドル部、第2のスピンドル部お
よびこれらを連結する連結軸部に分割されているので、
これら各部の危険速度が上昇し、中央の連結軸部の直径
が小さいため、危険速度の通過が容易であり、したがっ
て、より高速回転が可能になる。
図面は、この考案の実施例を示す磁気軸受スピンドルユ
ニットの概略断面図である。 (1)……スピンドル、(2)……第1のスピンドル
部、(3)……第2のスピンドル部、(4)連結軸部、
(5)……高周波モータ、(6)(7)……ラジアル磁
気軸受、(10)(11)……アキシアル磁気軸受のコイル
部、(12)(13)……ラジアル磁気軸受、(16)……ア
キシアル磁気軸受。
ニットの概略断面図である。 (1)……スピンドル、(2)……第1のスピンドル
部、(3)……第2のスピンドル部、(4)連結軸部、
(5)……高周波モータ、(6)(7)……ラジアル磁
気軸受、(10)(11)……アキシアル磁気軸受のコイル
部、(12)(13)……ラジアル磁気軸受、(16)……ア
キシアル磁気軸受。
Claims (1)
- 【請求項1】スピンドルが、ラジアル磁気軸受とモータ
が周囲に設けられた第1のスピンドル部、ラジアル磁気
軸受とアキシアル磁気軸受が周囲に設けられた第2のス
ピンドル部、およびこれら第1および第2のスピンドル
部より小径でこれらを連結する連結軸部よりなる磁気軸
受スピンドルユニット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7251990U JP2534626Y2 (ja) | 1990-07-06 | 1990-07-06 | 磁気軸受スピンドルユニット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7251990U JP2534626Y2 (ja) | 1990-07-06 | 1990-07-06 | 磁気軸受スピンドルユニット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0430318U JPH0430318U (ja) | 1992-03-11 |
JP2534626Y2 true JP2534626Y2 (ja) | 1997-05-07 |
Family
ID=31610524
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7251990U Expired - Lifetime JP2534626Y2 (ja) | 1990-07-06 | 1990-07-06 | 磁気軸受スピンドルユニット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2534626Y2 (ja) |
-
1990
- 1990-07-06 JP JP7251990U patent/JP2534626Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0430318U (ja) | 1992-03-11 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |