JP2534479Y2 - 観賞魚用水槽の濾過トレイ - Google Patents

観賞魚用水槽の濾過トレイ

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JP2534479Y2 JP1991067847U JP6784791U JP2534479Y2 JP 2534479 Y2 JP2534479 Y2 JP 2534479Y2 JP 1991067847 U JP1991067847 U JP 1991067847U JP 6784791 U JP6784791 U JP 6784791U JP 2534479 Y2 JP2534479 Y2 JP 2534479Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、熱帯魚等の賞魚を飼
育する場合に用いられる賞魚用水槽の濾過トレイに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、最も一般的な賞魚水槽の構造
は、透明の水槽本体の内部底面上に小石を敷設する一
方、水槽本体の外部にエアポンプを配置し該エアポンプ
から水中内に酸素を供給するようになっている。また、
熱帯魚等の熱帯地方に生息する賞魚を飼育する場合に
は水槽本体を設置する箇所や周囲環境との関係から、当
該熱帯魚にとって適切な水温を維持すべく水槽の水中内
にヒータを配設することが不可欠であり、該ヒータはガ
ラス管の内部に電気的発熱体を収容した構造となってい
る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の賞魚用水槽にあっては、ヒータを単に底面
に敷設した小石上に載置する構造となっていることか
ら、ヒータが水槽本体の内部において露呈している。こ
のため、熱帯魚を賞する際にヒータが視認され、美
が低下して賞性が損なわれてしまう。また、このよう
に単に小石上にヒータを載置すると、鯰類等の水底に生
息する賞魚を飼育した場合に、該賞魚が周囲の水温
より高温のヒータに接触してしまい、賞魚に悪影響を
及ぼすおそれがあった。
【0004】本考案は、このような従来の課題に鑑みて
なされたものであり、美の低下や賞魚への影響な
く、しかも水槽内の水を効率的に加熱し得る賞魚用水
槽の濾過トレイを提供することを目的とするものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本考案にあっては、観賞魚用水槽の底面上に配置され
る濾過トレイにおいて、該濾過トレイに下段部と該下段
部よりも上部に位置し前記水槽の底面から離間する上段
部とを設け、該上段部に複数の貫通孔を有しその表面上
に小石が敷設される小石敷設面を形成するとともに、該
小石敷設面の裏面にヒータを支持するための支持部を設
けてある。また、観賞魚用水草等の水中装飾体を取り付
けるための取着部を更に設けてあり、あるいは表面側
に、濾過用の必要部材を組み付けてなる濾過カートリッ
ジを着脱自在に装着するための嵌合部を更に設けてあ
る。
【0006】
【作用】前記構成において、ヒータは支持部にて、小石
敷設面の裏面に支持されることから、外部からヒータが
視認されることはなく、また、水底に生息する賞魚を
飼育した場合であっても、該賞魚がヒータと接触する
ことはない。また、複数の貫通孔を有する濾過トレイの
裏面にヒータが支持されることにより、水槽内部におい
て最も温度が低い領域の水を加熱させて、効率的に水温
の上昇を図ることができる。
【0007】また、前記取着部に賞魚用水草等を取り
付けることにより、前記対流現象により水槽内部にて水
が流動しても、賞魚用水草を流動させることなく一定
位置に配置することができるとともに、濾過カートリッ
ジを取り外して交換を行えば小石が敷設された濾過トレ
イを取り出したり、手を汚すことなく濾過能力を維持す
ることができる。
【0008】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図面にしたがって
説明する。すなわち、図2,3に示した観賞魚用水槽で
ある水槽本体1は、上部開口状の矩形箱体であって透明
樹脂で成形されており、底面2を有し、また上部開口部
には蓋体3が着脱自在に装着されている。前記底面2上
には、図4に示した濾過トレイ4が載置されており、該
濾過トレイ4の下端周縁には前記底面2に当接する脚部
フランジ5が設けられている。また、濾過トレイ4には
その長手方向に沿って小石敷設面6が設けられており、
該小石敷設面6は下段部7と該下段部7より上部に位置
し前記底面2から離間する上段部8とからなり、この両
段部7,8には、複数の貫通孔9・・・が設けられてい
る。
【0009】前記上段部8の裏面には、図1に示したよ
うに、後述するヒータを支持するための支持部たる一対
の挾持部10,10が設けられており、該挾持部10は
図5に示したように、相対向する対称形状の爪10a,
10bとにより構成されている。各挟持部10の爪10
a,10b間には、ヒータ11が挾持されており、該ヒ
ータ11は円筒状の密閉されたガラス管11aを有し、
該ガラス管11a内には電気的に発熱する発熱体(図示
せず)が収容配置され、該発熱体はコード12を介して
プラグ13に接続されている。
【0010】また、前記濾過トレイ4には、図4に示し
たように前記下段部7に連なる起立壁14が形成されて
おり、該起立壁14には賞魚用水草Pを係止する為に
用いられる複数の取着部15が形成されいる。該取着部
15は、図6に拡大して示したように、平行に突設され
た一対の突設片15a,15bによって構成されてお
り、この両突設片15a,15b間に賞魚用水草Pを
挾持できるようになっている。
【0011】さらに、前記濾過トレイ4には、前記起立
壁14に沿って嵌合部22が設けられており、該嵌合部
22は矩形状の凹部からなる。この嵌合部22には、図
7に分解して示した濾過カートリッジ16が着脱自在に
嵌合されている。該濾過カートリッジ16は、濾過ケー
ス17と該濾過ケース17内に収容配置された濾過マッ
ト18及び活性炭マット19、及び前記濾過ケース17
に嵌合される濾過蓋20とからから構成されており、前
記濾過ケース17の前面と後面及び側面には各々複数の
スリット17aが形成さている。また、濾過トレイ4に
は前記嵌合部22の側方に水中ポンプ21が嵌着されて
おり、該水中ポンプ21には前記濾過ケース17の側面
に形成されたスリット17aと対向する吸込口(図示せ
ず)と、上部に突設された吹出口21aが設けられてい
る。
【0012】以上の構成にかかる本実施例において、使
用時においては図1に示したように、前記濾過トレイ4
の小石敷設面6上に複数の小石Sを敷設するとともに、
プラグ13をコンセントに差し込む。ここで、ヒータ1
1は前記小石Sが敷設された小石敷設面6を形成する上
段部8の裏面に装着してあることから、外部からヒータ
11が視認されることはなく、よって、ヒータ11が外
部から視認されることに起因する美の低下は解消する
ことができる。また、鯰類等の水底に生息する賞魚を
飼育した場合であっても、該賞魚は小石S上に泳来す
るに過ぎないことから、該賞魚が周囲の水温より高温
のヒータ11に接触することはなく、賞魚に悪影響を
及ぼす不都合を解消することができる。
【0013】また、水槽本体1内の低温の水は、水中ポ
ンプ21の作動に伴って、前記小石S間及び貫通孔9を
介してヒータ11の周囲に到来した後、濾過カートリッ
ジ16を通過して吹出口21aから水槽本体1の上方領
域に吹き出される。したがって、ヒータ11を発熱動作
させた際には、前記小石S及び貫通孔9を通過して来る
水槽本体1において最も温度の低い水を加熱させること
ができ、これにより効率的に水温の上昇を図ることがで
きる。
【0014】また、図6に示したように、前記挾持部1
0に水草Pを挾持させることにより、賞魚用水草Pを
一定位置に拘束することができ、よって、水中ポンプ2
1の作動により水槽本体1内の水が流動しても、これに
伴って賞魚用水草Pが流動してしまう不都合を防止す
ることができる。さらに、濾過能力が低下した場合に
は、嵌合部22から濾過カートリッジ16全体を取り外
して、新しい濾過カートリッジ16と交換を行うことが
できる。したがって、濾過トレイ4に小石敷設面6を設
けて、該小石敷設面6上に小石Sを敷設する構造として
も、小石Sとともに濾過トレイ4を取り出したり、手を
汚すことなく濾過能力を維持することが可能となる。
【0015】
【考案の効果】以上説明したように本考案は、濾過トレ
イに下段部と該下段部よりも上部に位置し水槽の底面か
ら離間する上段部とを設け、該上段部に複数の貫通孔を
有しその表面上に小石が敷設される小石敷設面を形成す
るとともに、該小石敷設面の裏面にヒータを支持するた
めの支持部を設けるようにした。したがって、小石敷設
面に敷設される小石を有効利用してヒータを隠蔽しつつ
支持することができ、よって、ヒータが外部から視認さ
れることに起因する美観の低下を合理的に解消すること
ができる。また、鯰類等の水底に生息する賞魚を飼育
した場合であっても、該賞魚は小石上に泳来するに過
ぎないことから、該賞魚が周囲の水温より高温のヒー
タに接触することはなく、賞魚に悪影響を及ぼす不都
合を解消することができるとともに、ヒータを発熱作動
させた際には、水槽本体において最も温度の低い小石よ
り下方の水を加熱させて、効率的に水温の上昇を図るこ
とができる。
【0016】また、賞魚用水草等の水中装飾体を止着
するための取着部を設けたことから、対流現象により水
槽本体内の水が流動しても水中装飾体を拘束して、該水
中装飾体の流動を防止することができる。
【0017】さらに、表面側に、濾過用の必要部材を組
み付けてなる濾過カートリッジを着脱自在に装着するた
めの嵌合部を更に設けたことから、濾過能力が低下した
場合には、嵌合部から濾過カートリッジ全体を取り外し
て、新しい濾過カートリッジと交換することができる。
したがって、濾過トレイに小石敷設面を設けて、該小石
敷設面に小石を敷設する構成としても、小石とともに濾
過トレイを取り出す煩雑な作業を伴ったり、手を汚すこ
となく容易に濾過能力を維持することができる。
【0018】加えて、前記実施例においては、小石と貫
通孔を介して水槽本体の水をヒータの周囲に吸引して、
該ヒータにより加熱された水を吹出口を介して賞魚が
遊泳している上方の領域に供給するようにしたことか
ら、水槽本体内において加熱水を効率的に循環させて、
温度偏差の少ない水温環境を水槽本体内に形成すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す図4のA−A線に沿う
断面図である。
【図2】同実施例の水槽本体の正面図である。
【図3】図2のB−B線に沿う下部断面図である。
【図4】同実施例の濾過トレイの斜視図である。
【図5】図1のC−C線に沿う断面図である。
【図6】図4のD部における水草を係止した状態の拡大
図である。
【図7】濾過カートリッジの分解斜視図である。
【符号の説明】
1 水槽本体 2 底面 4 濾過トレイ 6 小石敷設面 9 貫通孔 11 ヒータ 15 嵌合部 16 濾過カートリッジ 22、嵌合部 S 小石 P 賞魚用水草

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 観賞魚用水槽の底面上に配置される濾過
    トレイにおいて、該濾過トレイに下段部と該下段部より
    も上部に位置し前記水槽の底面から離間する上段部とを
    設け、該上段部に複数の貫通孔を有しその表面上に小石
    が敷設される小石敷設面を形成するとともに、該小石敷
    設面の裏面にヒータを支持するための支持部を設けたこ
    とを特徴とする観賞魚用水槽の濾過トレイ。
  2. 【請求項2】 賞魚用水草等の水中装飾体を取り付け
    るための取着部を更に設けたことを特徴とする請求項1
    記載の賞魚用水槽の濾過トレイ
  3. 【請求項3】 表面側に、濾過用の必要部材を組み付け
    てなる濾過カートリッジを着脱自在に装着するための嵌
    合部を更に設けたことを特徴とする請求項1又は2記載
    賞魚用水槽の濾過トレイ
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