JPH06276890A - 水槽組立体 - Google Patents

水槽組立体

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JPH06276890A
JPH06276890A JP6696593A JP6696593A JPH06276890A JP H06276890 A JPH06276890 A JP H06276890A JP 6696593 A JP6696593 A JP 6696593A JP 6696593 A JP6696593 A JP 6696593A JP H06276890 A JPH06276890 A JP H06276890A
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water
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aquarium
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Suiken KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は金魚、熱帯魚等の観賞魚用水槽組立
体であって、その組立体の側方および上方のいずれの側
からもその水槽本体内をよく透視することができてその
水槽本体内の観賞魚、水草等を鮮明に見ることができ
る。 【構成】 水槽組立体Vは、水槽本体1と、その上面を
覆う蓋体3とからなり、その蓋体3は、透明の開閉蓋6
を有する上蓋4と、透明の中間蓋5とからなり、その中
間蓋5の底板51 は水内に浸漬されており、開閉蓋6お
よび中間蓋5を通して水槽本体1内を透視することがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は金魚、熱帯魚等の観賞魚
を飼育、育成するための水槽組立体に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来金魚、熱帯魚等の観賞魚を飼育、育
成するための水槽としては、透明の水槽本体と、その開
口上面に着脱自在に被冠される板状の蓋体とより構成さ
れる(実公昭59−22307号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで前記従来の水
槽では、蓋体の上方からは水槽内の観賞魚や水草を透視
するようには構成されておらず、たとえ前記蓋体が透明
体により構成されていたとしても、水槽本体内に貯留さ
れる水と、蓋体との間には空気層が存在しているため
に、その蓋体の上方から水槽内を透視しても、水槽内の
貯留水の波立ち、ガラス製蓋体の曇り、水面にあたる光
の乱反射等により、水槽本体を透視することができず、
事実上水槽上方からは観賞魚や水草を見ることができな
いという課題がある。
【0004】本発明はかかる実情に鑑みてなされたもの
で、水槽の側方のほか、その上方からも水槽内の観賞
魚、水草等を鮮明に見ることができるようにした、新規
な水槽組立体を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的達成のため、本
発明の第1の特徴とするところは、水槽本体と、その開
口上面に被冠される蓋体とより構成される水槽組立体で
あって、前記蓋体に前記水槽本体内に進入して該水槽本
体内の貯留水に浸漬し得る、透明体よりなる底板を設
け、外部よりこの底板を通して前記水槽本体内を透視で
きるようにしたことである。
【0006】また本発明の第2の特徴とするところは、
前記蓋体を、上蓋と、この上蓋と水槽本体間に介装され
る中間蓋とより構成し、前記上蓋には透明体よりなる開
閉蓋を設け、この開閉蓋の直下に前記中間蓋を配設し、
該中間蓋は透明体よりなる前記底板を備えていることで
ある。
【0007】さらに本発明の第3の特徴とするところ
は、前記中間蓋は前記上蓋に開口される出入口上に着脱
自在に載設されることである。
【0008】
【実施例】以下図面を参照して本発明の好適な実施例に
ついて説明する。
【0009】図1は、本発明水槽組立体の使用状態を示
す全体斜視図、図2は、該水槽組立体の要部破断全体斜
視図、図3は、該水槽組立体の図4の3−3線に沿う縦
断面図、図4は、該水槽組立体の図3の4−4線に沿う
縦断面図、図5は、図3の一点鎖線矢視5部分の部分拡
大図、図6は、図4の6−6線に沿う横断面図、図7
は、図4の7−7線に沿う部分拡大縦断面図、図8は開
閉蓋および中間蓋の斜視図である。
【0010】図1,2に示すように水槽組立体Vは、透
明のアクリル樹脂により直方体状に一体成形される水槽
本体1と、この水槽本体1の上、下縁および背面全面を
縁取りする不透明の合成樹脂材よりなる縁枠2と、前記
水槽本体1の開口上面に被冠される蓋体3とより構成さ
れており、前記蓋体3は後に詳述するように、上蓋4
と、中間蓋5とより構成される。
【0011】水槽本体1内には、その底部に底部濾過ケ
ース7が収容設置され、またその背部に側部濾過ケース
8が収容支持されており、水槽本体1内の貯留水は後に
詳述するように前記両濾過ケース7,8に分流して濾過
されるようになっている。
【0012】而してこれら底部濾過ケース7および側部
濾過ケース8は、水槽本体1の開口上面より出し入れ可
能である。底部濾過ケース7は、図3,5に明瞭に示す
ように合成樹脂材により皿状に形成され、その底面に間
隔保持用の複数条のリブ片10が下向に突設されてお
り、この底部濾過ケース7を水槽本体1内に設置したと
き、前記リブ片10により該底部濾過ケース7と水槽本
体1の底壁間に底部水路11が画成されるようになって
いる。また底部濾過ケース7の底壁71 には、図2,6
に明瞭に示すように多数のスリット12が穿設されてお
り、これらのスリット12を通して前記底部水路11に
水が流れるようになっている。前記皿状の底部濾過ケー
ス7内には、底部濾材13としての大磯などの小石群が
敷設されている。また図5に示すように底部濾過ケース
7の前壁上縁には前方上向きにのびる、先細り状のリッ
プ片14が一体に突設されている。そしてこのリップ片
14の尖端141 は、水槽本体1の前壁にわずかの間隙
を存して対面しており、この底部濾過ケース7を取り出
すべく、上方に引き上げるとき、底部濾材13すなわち
小石群を底部濾過ケース7より水槽本体1内底部に誘導
落下させて、前記小石群の引きずりにより水槽本体1を
傷付けないようにしている。
【0013】また前記側部濾過ケース8は、水槽本体1
内の背部に収容配置されており、該水槽本体1内を前方
の主室Cmと、後方の補助室Caとに仕切る断面L字状
の仕切壁16の背面に濾材収容部17を一体に形成して
構成され、前記仕切壁16は略鉛直な前壁161 と、そ
の下部から後方に略水平にのびる底壁162 とを有す
る。図3に示すように前記仕切壁16の下縁は前記底部
濾過ケース7の起立壁7 2 の上縁と水密に重合されてお
り、それらの間から水が流通しないようにしている。ま
た仕切壁16の前壁161 下部には、前記濾材収容部1
7に対面して複数条のスリット18が穿設され、これら
のスリット18を通して水槽本体1内の水が濾材収容部
17へと流れるようになっている。濾材収容部17内
は、多数の流水孔19を穿設した画壁20により前方の
一次濾過室21と、後方の二次濾過室22とに区画され
ており、一次濾過室21の前面は直接前記仕切壁16に
対面しており、それらの間に空隙が形成されている。ま
た二次濾過室22の背面には多数の小孔23が穿設さ
れ、該二次濾過室22内はこれらの小孔23を通して水
槽本体1後部の補助室Caに連通される。前記一次濾過
室21内には多孔質材よりなる板状の一次濾材24が収
容され、また二次濾過室22内には大磯等の小石群より
なる二次濾材25が収容されている。而して水槽本体1
の主室Cm内の水は後述するように、前記一次濾材2
4、二次濾材25を通過して段階的に濾過されたのち、
水槽本体1背部の補助室Caへと流れるようになってい
る。
【0014】補助室Ca内には、前記濾材収容部17と
並列して機器収容室26が形成され、この機器収容室2
6の下部には水中ポンプPwが収容され、この水中ポン
プPwは前記底部濾過ケース7の起立壁72 に複数個の
吸盤28を介して吸着保持されており、その吸込口30
は補助室Caに開口され、またその吐出口31には、伸
縮可能な送水管32の下端が着脱自在に接続されてい
る。この送水管32は前記仕切壁16の底壁162 を貫
通して略鉛直に上方に延びており、その上端にエルボ3
3が上下に位置調節可能に接続されている。そしてこの
エルボ33の開口端は仕切壁16を貫通して水槽本体1
の主室Cm内上部に開口している。したがって水中ポン
プPwからの加圧水は送水管32およびエルボ33を通
って主室Cm内上部に吐出されるようになっている。
【0015】図4に示すように前記仕切壁16の底壁1
1 には主室Cmと補助室Caを連通する通口34が穿
設される。この通口34は、水が水槽本体1内全域にわ
たって一様に流れるように開口されるもので、底部濾材
13による濾過をしないときは閉じておく。
【0016】また前記機器収容室26内には、前記送水
管32と並列してサーモスタット付ヒータHsが収容さ
れており、このヒータHsは前記仕切壁16の底壁16
2 より立設される支持筒35により抜差可能かつ位置調
節可能に支持されている。そしてこのヒータHsの作動
によれば、水槽本体1内の水は一定温度に保持されるよ
うになっている。
【0017】水槽本体1上面の開口を着脱自在に被冠す
る上蓋4は、その前半部には四角形の出入口41 が開口
され、またその後半部には上方に膨出する膨出部42
形成され、この膨出部42 の開口下面には、図7に明瞭
に示すように透明の底板37が複数本のボルト38によ
り固着され、その膨出部42 内に上部ポンプ室39が画
成され、このポンプ室39内にエアポンプPaが収容さ
れる。このエアポンプPaの弾性支持脚40は前記底板
37に固定支持される。エアポンプPaの吐出口41に
は可撓性の導管42が接続され、この導管42は前記底
板37を貫通して前記補助室Caへと延びており、その
下端は前記送水管32内に挿入されるエアパイプ43に
接続されている。エアパイプ43下端の噴出口44には
エアストン45が接続されている。したがってエアポン
プPaの運転によれば、加圧エアは導管42、エアパイ
プ43およびエアストン45を介して送水管32内に噴
出され、その上昇気流により補助室Ca内の水を送水管
32を通して吸い上げ、エルボ33より水槽本体1の主
室Cmに放出することができる。
【0018】以上のようにこの実施例では補助室Ca内
の水を水中ポンプPwにより、あるいはエアポンプPa
により選択的に主室Cm内に放出することが可能であ
る。
【0019】前記膨出部42 内において、透明の底板3
7には収容凹部46が形成され、この収容凹部46内に
照明灯すなわち二本の蛍光灯Lfが収容されている。
【0020】而して前記収容凹部46はその下半部が、
水槽本体1内の貯留水内に浸漬されてその底板37は、
その全面にわたり水に接触していることにより、該底板
37の曇りや水の波立ちを防止して蛍光灯Lfからの光
を水中内に良く透過させ、照明効果を高めることができ
る。
【0021】また図7に示すように前記上蓋4の前部に
開口される出入口41 には、開閉蓋6が一対の蝶番47
により上下に開閉自在に蝶着されており、さらに該開閉
蓋6の直下において前記出入口41 上には皿状の前記中
間蓋5が着脱自在に載設されている。
【0022】図8には開閉蓋6および中間蓋5の斜視図
が示される。開閉蓋6および中間蓋5はいずれも透明の
アクリル板より構成され、開閉蓋6は長方形をなして前
記上蓋4の前部と面一になるように前記蝶番47を介し
て開閉自在に蝶着されている。一方前記中間蓋5は開閉
蓋6と同形の長方形をなして皿状に形成されており、下
方に膨出する底板51 を有する。而して開閉蓋6および
中間蓋5は何れも透明体であることにより、それらを通
して、あるいは開閉蓋6の開放時には、中間蓋5のみを
通して水槽本体1の上方から該水槽本体1内を透視する
ことができる。そして水槽本体1内に水を充満したとき
は、前記中間蓋5の下半部はその貯留水内に浸漬され、
その底板51 はその全面にわたって水に接触されるの
で、該底板51 の曇り、水面の波立ち、光の乱反射等を
を無くして中間蓋5を通して水槽本体1内の観賞魚や水
草等を鮮明に透視することが可能となる。
【0023】また前記中間蓋5はトレーとして利用する
ことができ、たとえば餌箱、その他の小物を収容してお
くこともできる。
【0024】図9〜11には前記開閉蓋6の、上蓋4へ
の蝶着部の具体的構造が示されている。図9は、図7の
矢線9部分の拡大図、図10は、図9の10−10線に
沿う断面図、図11は、図9の11−11線に沿う断面
図である。
【0025】図9〜11において、蝶番47は合成樹脂
材により横断面コ字状に形成されており、その中央部に
はネック状のヒンジ部471 が形成され、その一方の半
部(図9左半部)は開閉蓋6に、またその他方の半部
(図9右半部)は上蓋4にそれぞれ接着されており、開
閉蓋6を開閉するときは、蝶番47はそのヒンジ部47
1 が屈曲される。而してこのような蝶番47の使用によ
り該蝶番47の上面を開閉蓋6および上蓋4の上面と面
一に形成することができる。
【0026】またこの水槽本体1は図12に示すように
中間蓋5を取り除いて使用することもできる。この場合
には中間蓋5は小物入れとして利用することができる。
【0027】図13には、蛍光灯Lf、エアポンプP
a、水中ポンプPwおよびサーモスタット付ヒータHs
を作動制御するための電気回路図、図14には、蛍光灯
LfのON、OFF時における水中ポンプPwおよびエ
アポンプPaのON、OFF制御を示す制御表が示され
る。
【0028】図13において、コンセント49を介して
100V電源に接続される電源回路50には、蛍光灯L
f、エアポンプPa、水中ポンプPwおよびサーモスタ
ット付ヒータHsがそれぞれ接続されており、電源回路
50と蛍光灯Lfとを接続する蛍光灯回路51には、二
連のON−OFF切換スイッチS1 が介装され、また電
源回路50とエアポンプPaとを接続するエアポンプ回
路52には、前記ON−OFF切換スイッチS1 、抵抗
Rおよび三位置切換スイッチS2 が接続され、さらに電
源回路50と水中ポンプPwとを接続する水中ポンプ回
路53には、前記ON−OFF切換スイッチS1 および
三位置切換スイッチS2 が接続され、さらにまた電源回
路50とサーモスタット付ヒータHsとは直接ヒータ回
路54を介して接続されている。
【0029】ON−OFF切換スイッチS1 が図13に
示すように上側にあるときは、蛍光灯回路51はOFF
状態にあり、蛍光灯Lfは消灯されている。ここで図1
4(A)を参照して、蛍光灯Lfの消灯時における、水
中ポンプPwとエアポンプPaのON、OFF制御につ
いて説明する。
【0030】いま三位置切換スイッチS2 を位置に切
り換えると、水中ポンプ回路53はOFFとなり、水中
ポンプPwは運転停止状態になるのに対しエアポンプ回
路52は抵抗Rを介さずに電源回路50に接続されてエ
アポンプPaは強運転される。また三位置切換スイッチ
2 を位置に切り換えると、水中ポンプ回路53は依
然としてOFF状態にあって水中ポンプPwは運転停止
状態を続けるのに対しエアポンプ回路52は抵抗Rを介
して電源回路50に接続されるようになり該エアポンプ
Paは弱運転される。このエアポンプPaの弱運転は主
に夜間に行なわれ、前記水草を主体に飼育する場合に、
小魚の飼育用として夜間のO2 補給に使用され、小魚が
2 不足により窒息するのを防止することができる。
【0031】さらに三位置切換スイッチS2 を位置に
切り換えると、水中ポンプ回路53は依然としてOFF
状態で水中ポンプPwは運転されないのに対しエアポン
プ回路52は再び抵抗Rを介さずに電源回路50に接続
されてエアポンプPaは再び強運転される。以上のよう
に蛍光灯Lfが消灯しているときは、エアポンプPaの
みが三位置切換スイッチS2 の切換制御により強、弱運
転制御され、水槽本体1内の観賞魚の飼育、水草の育成
等に対応できるようになっている。
【0032】次にON−OFF切換スイッチS1 を図1
3において下側に切り換えると、蛍光灯回路51はON
状態となり、蛍光灯Lfは点灯される。ここで図14
(B)を参照して、蛍光灯Lfの点灯時における水中ポ
ンプPwとエアポンプPaのON、OFF制御について
説明する。
【0033】いま三位置切換スイッチS2 を位置に切
り換えると、水中ポンプPwはOFFで水中ポンプPw
は運転停止状態にあるのに対しエアポンプ回路52は抵
抗Rを介さずに電源回路50に接続されてエアポンプP
aは強運転される。また三位置切換スイッチS2 を位
置に切り換えると今度は水中ポンプ回路53はONとな
って水中ポンプPwは運転を開始するのに対しエアポン
プ回路52はOFF状態となりエアポンプPaは運転を
停止する。さらに三位置切換スイッチS2 を位置に切
り換えると、水中ポンプ回路53はON状態を保持して
水中ポンプPwは運転を継続する一方エアポンプ回路5
2も抵抗Rを介さずにON状態に保持されてエアポンプ
Paは再び強運転される。
【0034】以上のように蛍光灯Lfが点灯していると
きは、三位置切換スイッチS2 の切換制御によりエアポ
ンプPaと水中ポンプPwとはそれぞれ単独に、また両
者を同時に運転することができ、エアポンプPaはいず
れの場合にも強運転され、観賞魚の飼育、水草の育成の
態様に応じてエアポンプPa、水中ポンプPwの使い分
けやそれらの併用を行なう。
【0035】なお図13中、55は蛍光灯Lfのグロー
ランプ、56は蛍光灯Lf回路に接続されるチョークコ
イル、57,58,59はジョイントである。
【0036】またON−OFF切換スイッチS1 、三位
置切換スイッチS2 は手動により切換制御してもよく、
また光電管等の光センサーを用いて自動的に切換制御し
てもよい。
【0037】次にこの実施例の作用について説明する
と、いま水中ポンプPwを前述のようにして運転すれ
ば、水槽本体1の主室Cm内の水は、図3〜6に矢印
(イ)および(ロ)に示すように底部、および側部濾過
ケース7,8へと分流して流れ、補助室Caで合流す
る。側部濾過ケース7には、矢印(イ)に示すように、
スリット18より濾材収容部17へと流れ、ここで一次
および二次濾材24,25を通って段階的に濾過された
のち、補助室Caに入り、そこから吸込口30より水中
ポンプPw内に吸い込まれる。一方小石群よりなる底部
濾材13を通過して濾過された水は底部濾過ケース7の
スリット12を通って底部水路11に入り、そこから補
助室Caを通って水中ポンプPw内に吸い込まれる。
【0038】水中ポンプPwで加圧された濾過水はその
吐出口31から送水管32を通り、エルボ33から主室
Cmの上部に放出される。
【0039】また前述したように水中ポンプPwに代え
てエアポンプPaの運転によれば、その吐出口41から
の加圧エアは導管42、エアパイプ43およびエアスト
ン45を通って送水管32内に噴出され、その噴出エア
の上昇気流により、前記底部濾材13および側部の一
次、二次濾材24,25を通って補助室Caに流入した
濾過水を送水管32に吸入し、そこからエアとともにエ
ルボ33を通して主室Cmに放出する。
【0040】また前述のように水中ポンプPwとエアポ
ンプPaを共に運転すれば、水中ポンプPwとエアポン
プPaとの協働により補助室Ca内の浄化水はそれらの
ポンプPw,Paの吐出量の総和分を送水管32を通っ
てエアとともに主室Cm内に放出することができ、水槽
本体1内の水の単位時間あたりの濾過水量を多くしてそ
こを流れる水の流速度を高めることができる。
【0041】以上により水槽本体1内に充満する水は常
に濾過されて清浄化され、高い透明度が確保される。
【0042】ところで本発明を具体化したこの実施例で
は、水槽本体1内の観賞魚や水草を、透明な水槽本体1
の側面を通して透視することができるばかりでなく透明
な開閉蓋6および中間蓋5を通して水槽組立体Vの上方
からも透視することができる。そしてこの場合中間蓋5
の底板51 はその全面が水中に浸漬されるので、該底板
1 が曇ることがないばかりでなく、水の波立ちや、光
の乱反射等を防止して水槽本体1の内部をその全域にわ
たり鮮明に透視することができる。
【0043】以上本発明の一実施例について説明した
が、本発明はその実施例に限定されることなく、本発明
の範囲内で種々の実施例が可能である。例えば前記実施
例では水槽本体内に、内部濾過装置を設けた場合を説明
したが、そこに外部濾過装置を設けるようにしてもよ
い。また蓋体の上蓋に直接透明の底板を設けるようにし
てもよい。さらにまた前記ON−OFF切換スイッチお
よび三位置切換スイッチは手動により制御しても、また
自動的に制御するようにしてもよく、この場合光電管等
の光センサーの使用により前記スイッチの制御を行い、
たとえば蛍光灯の消灯されるとき、これを感知てしてエ
アポンプの弱運転制御を、また蛍光灯の点灯されるとき
は、エアポンプの強運転、水中ポンプの選択運転あるい
はそれらの併用運転制御をすることも可能である。
【0044】
【発明の効果】以上のように本発明の第1の特徴によれ
ば、水槽本体と、その開口上面に被冠される蓋体とより
構成される水槽組立体であって、前記蓋体に前記水槽本
体内に進入して該水槽本体内の貯留水に浸漬し得る、透
明体よりなる底板を設け、外部よりこの底板を通して前
記水槽本体内を透視できるようにしたので、水槽本体内
を、その側面からの外、その上面からも良く透視するこ
とができ、水槽本体内の観賞魚、水草等を水槽本体の側
面および上面から鮮明に透視することができ、観賞魚用
としてきわめて有益な水槽組立体を提供することができ
る。
【0045】また本発明の第2の特徴によれば、前記第
1の特徴に加えて、前記蓋体を、上蓋と、この上蓋と水
槽本体間に介装される中間蓋とより構成し、前記上蓋に
は透明体よりなる開閉蓋を設け、この開閉蓋の直下に前
記中間蓋を配設し、該中間蓋は透明体よりなる前記底板
を備えているので、蓋体を二重に構成しても水槽本体内
をその上方より鮮明に透視することができる。
【0046】また本発明の第3の特徴によれば、前記第
2の特徴に加えて、前記中間蓋は前記上蓋に開口される
出入口上に着脱自在に載設されるので、中間蓋の有無に
かかわらず水槽本体内をその上方より鮮明に透視するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明水槽組立体の使用状態を示す全体斜視図
【図2】該水槽組立体の要部破断全体斜視図
【図3】該水槽組立体の図4の3−3線に沿う縦断面図
【図4】該水槽組立体の図3の4−4線に沿う縦断面図
【図5】図3の一点鎖線矢視5部分の部分拡大図
【図6】図4の6−6線に沿う横断面図
【図7】図4の7−7線に沿う部分拡大縦断面図
【図8】開閉蓋および中間蓋の斜視図
【図9】図7の9矢視線部分の拡大部分図
【図10】図9の10−10線に沿う断面図
【図11】図9の11−11線に沿う断面図
【図12】中間蓋を取り除いたときの図7と同じ断面図
【図13】電気回路図
【図14】制御表
【符号の説明】
1・・・・・・・・水槽本体 3・・・・・・・・蓋体 4・・・・・・・・上蓋 5・・・・・・・・中間蓋 51 ・・・・・・・底板 6・・・・・・・・開閉蓋

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水槽本体(1)と、その開口上面に被冠
    される蓋体(3)とより構成される水槽組立体であっ
    て、前記蓋体(3)に前記水槽本体(1)内に進入して
    該水槽本体内の貯留水に浸漬し得る、透明体よりなる底
    板(51 )を設け、外部よりこの底板(51 )を通して
    前記水槽本体(1)内を透視できるようにしたことを特
    徴とする、水槽組立体。
  2. 【請求項2】 前記蓋体を、上蓋(4)と、この上蓋
    (4)と水槽本体(1)間に介装される中間蓋(5)と
    より構成し、前記上蓋(4)には透明体よりなる開閉蓋
    (6)を設け、この開閉蓋(6)の直下に前記中間蓋
    (5)を配設し、該中間蓋(5)は透明体よりなる前記
    底板(51 )を備えていることを特徴とする、前記請求
    項1記載の水槽組立体。
  3. 【請求項3】 前記中間蓋(5)は前記上蓋(4)に開
    口される出入口(4 1 )上に着脱自在に載設されること
    を特徴とする、前記請求項2記載の水槽組立体。
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