JPH11215933A - 卓上型水槽 - Google Patents

卓上型水槽

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Publication number
JPH11215933A
JPH11215933A JP3409798A JP3409798A JPH11215933A JP H11215933 A JPH11215933 A JP H11215933A JP 3409798 A JP3409798 A JP 3409798A JP 3409798 A JP3409798 A JP 3409798A JP H11215933 A JPH11215933 A JP H11215933A
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JP
Japan
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water tank
water
filter medium
chamber
mechanism chamber
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Application number
JP3409798A
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English (en)
Inventor
Hidenori Yamazaki
英憲 山崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
GENDAI SEIYAKU KK
Original Assignee
GENDAI SEIYAKU KK
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Filing date
Publication date
Application filed by GENDAI SEIYAKU KK filed Critical GENDAI SEIYAKU KK
Priority to JP3409798A priority Critical patent/JPH11215933A/ja
Publication of JPH11215933A publication Critical patent/JPH11215933A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型であるにもかかわらず大型水槽が装備す
るヒータ、ポンプ、照明装置などの各種必要装置をすべ
てコンパクトに装備し、かつ完全に水漏れがなく卓上に
も容易に設置可能であり、初心者でも簡単にメンテナン
スできる室内インテリアに最適な卓上型水槽を提供す
る。 【解決手段】 合成樹脂によって水槽室12と機構室1
3とを一体に成形すると共に、上方及び下方に多数のパ
イプ状凸部6dが突出して形成された滴下板6が上方に
配置された濾材16が収納されたカートリッジ形濾材ケ
ース3を機構室13に収脱可能に配設し、かつ水槽2の
上方に電装部品を集中配置した蓋体8を配設して水9と
電装部品とを分離して配置した構成を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、卓上型水槽に係
り、特に水槽室と機構室とからなり上方が開放された水
槽を合成樹脂によって一体成形すると共に、該水槽の上
方に配設された蓋体に電装部品を集中配置することによ
り、水と電装部品とを分離配置して漏電を防止し、また
水槽からの水漏れを皆無とし、卓上に容易に設置するこ
とができる主として初心者又は素人向きの小型の卓上型
水槽に関する。
【0002】
【従来の技術】洒落た室内インテリアとして魚、水生植
物等を育成する水槽への人気が高まっているが、ポン
プ、ヒータ、濾材、照明装置等の必要部品をすべて装備
した従来の水槽は大型のものが多く、かなりの設備費を
要するばかりでなく、濾材洗浄、水の交換等のメンテナ
ンス、取扱いが難しく素人特に初心者には向かないもの
であった。
【0003】しかし、狭い部屋でも簡単に置くことので
きる小型水槽の需要は強く、最近これに対応した水槽が
市販されるようになっているが、小型とするために濾過
装置だけしか装備されなかったり、無理をして小型化し
たことによる水漏れなどの不具合を持つものが多く、ポ
ンプ、ヒータ、濾材、照明装置等の必要部品をすべて装
備した大型水槽と同等の機能を有し、容易にメンテナン
ス可能かつ卓上に簡単に置くことのできる完全な小型水
槽が熱望されていた。
【0004】また従来の水槽の濾過装置は水槽の上部に
配置した水受けトレー内に濾材を収納しポンプによって
水槽内の水を該濾材上に散水して濾過したり、或いは水
槽底部に濾材を配置し該濾材を介して水をポンプで吸引
して循環させながら濾過するものがほとんどであるが、
濾材を水槽の上部に配置したものは濾材のメンテナンス
を容易に行うことができる長所はあるが、ポンプからの
吐出口の近くの濾材を通過する水が多くなり、濾材の一
部しか有効に利用することができずメンテナンス期間が
短くなって頻繁に濾材を洗浄しなければならないという
欠点があり、また濾材を水槽底部に配置したものにあっ
ては濾材を比較的均等に使用することはできるものの、
濾材の洗浄時には水槽を空にしなければメンテナンスす
ることができず取扱いが面倒であるという欠点があり、
メンテナンス期間が長くかつ初心者でも容易に濾材洗浄
等のメンテナンスを行うことのできる水槽が熱望されて
いた。
【0005】また卓上に設置できるような小型水槽で
は、熱帯魚の飼育には不可欠なヒータ、照明装置を配設
したものはなく、飼育は強健な魚に限定され、好みの魚
を飼育できなかったり、また照明がないためインテリア
効果の弱い貧弱にものとなっており、これを補うために
はヒータ、照明装置などを個別に購入して装備する必要
があるが、水槽近辺に各種の電気コードが集中して見苦
しく、インテリア性に劣り、またメンテナンス時に水滴
が該電気部品にかかって漏電或いは感電のおそれがある
など初心者には取扱い難く、これらの不具合のない、よ
り応用範囲が広くインテリア性に優れた小型水槽が要望
されていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は,上記した従
来技術の欠点を除くためになされたものであって、その
目的とするところは、合成樹脂によって水槽室と機構室
とを一体に成形することにより、水槽からの水漏れを完
全に防止できるようにすることであり、またこれによっ
て水槽を卓上に心配なく設置することができるようにす
ることである。
【0007】また他の目的は、水槽室と一体に成形され
た機構室に、濾材が収納されたカートリッジ形濾材ケー
スを収脱可能に配設することにより、水槽から濾材だけ
を容易に取り出して洗浄等のメンテナンスを素人でも容
易に行うことができるようにすることであり、また必要
に応じてカートリッジ内の濾材を適宜交換して飼育する
生物に最適な水の浄化を行うことができるようにするこ
とである。
【0008】更に他の目的は、上面が同一高さとされ上
方及び下方に突出した多数のパイプ状凸部が形成された
滴下板を濾材ケース内に収納された濾材の上方に配設
し、該滴下板上にポンプによって汲み上げた水槽内の水
を吐出させることにより、滴下板上に貯まった水をパイ
プ状凸部の貫通穴を介して濾材の上部全面に均一に滴下
させることができるようにすることによって、水を濾材
の各部を均一に通過させて効率よく濾過させ、長期間に
わたり濾材の目詰まりを防止できるようにすることであ
る。
【0009】また他の目的は、水槽の上方に配設した蓋
体に照明装置及び電気制御装置等の電装部品を集中して
配設することにより、電気部品を水から隔離して上方に
配置することによって、電気部品への水のかかりを皆無
とし漏電、感電等の事故を防止することである。
【0010】更に他の目的は、水槽室と機構室とが一体
に成形された水槽の機構室内にカートリッジ形濾材ケー
ス、ポンプ、電気ヒータを配設すると共に、水槽の上方
に配設された蓋体に照明装置及び該照明装置、ポンプ、
ヒータの作動を制御する電気制御装置等の電装部品を集
中配置することにより、小型であるにもかかわらず、水
生生物の飼育に必要なすべての装置をコンパクトに装備
できるようにすることであり、またこれによって小型水
槽を卓上設置可能なインテリアとして初心者でも容易に
水生生物を飼育することができるようにすることであ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】要するに本発明(請求項
1)は、隔壁によって水槽室と機構室とに水密に分離さ
れ前記水槽室内に充満させた水を前記隔壁の上端からオ
ーバフローさせて前記機構室に流入可能とされ上方が開
放された箱形かつ少なくとも前面部が透明とされて合成
樹脂によって一体に成形された水槽と、前記水を通過さ
せて濾過するための濾材が収納され前記機構室に収脱可
能とされたカートリッジ形濾材ケースと、該濾材ケース
の下方に配設されて前記濾材によって濾過され前記機構
室に貯留された前記水を前記水槽室に環流させるポンプ
とを備え、前記水槽室から前記機構室にオーバフローし
た前記水を前記濾材によって濾過して浄化した後前記水
槽室に環流させて前記水槽室内の前記水を常に清浄に保
持するように構成したことを特徴とするものである。
【0012】また本発明(請求項2)は、平板部の全周
に縁部が形成された板状部材からなり、濾材ケース内に
収納された濾材の上方に該濾材ケースに嵌合して配設さ
れ前記平板部には多数の貫通穴が形成され前記縁部の高
さより低く上方及び下方に突出した多数のパイプ状凸部
が形成され少なくとも前記多数のパイプ状凸部の上面は
同一高さに形成された滴下板を備え、該滴下板上に貯ま
った水を前記貫通穴を介して前記濾材の上部全面に均一
に滴下させることにより前記水が前記濾材の各部を均一
に通過するように構成したことを特徴とするものであ
る。
【0013】また本発明(請求項3)は、隔壁によって
水槽室と機構室とに水密に分離され前記水槽室内に充満
させた水を前記隔壁の上端からオーバフローさせて前記
機構室に配設された濾材ケース内に流入可能とされ上方
が開放された箱形かつ少なくとも前面部が透明とされて
合成樹脂によって一体に成形された水槽と、前記機構室
に貯留された前記水を前記水槽室に環流させるポンプ
と、前記水槽の上方に蓋状に配設され該水槽を照射する
照明装置及び電気制御装置等の電装部品が配設された蓋
体とを備え、前記ポンプ以外の電装部品を前記蓋体に集
中配置して前記水槽の前記水の上方に分離して配設する
ように構成したことを特徴とするものである。
【0014】また本発明(請求項4)は、隔壁によって
水槽室と機構室とに水密に分離され前記水槽室内に充満
させた水を前記隔壁の上端からオーバフローさせて前記
機構室に流入可能とされ上方が開放された箱形かつ少な
くとも前面部が透明とされて合成樹脂によって一体に成
形された水槽と、前記水を通過させて濾過するための濾
材が収納され前記機構室に収脱可能とされたカートリッ
ジ形濾材ケースと、該濾材ケースの下方に配設されて前
記濾材によって濾過され前記機構室に貯留された前記水
を前記水槽室に環流させるポンプと、前記水を加熱して
所定の温度に昇温させる電気ヒータと、前記水槽の上方
に蓋状に配設され該水槽を照射する照明装置及び該照明
装置、前記ポンプ、前記ヒータの作動を制御する電気制
御装置等の電装部品が集中配置された蓋体とを備えたこ
とを特徴とするものである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下本発明を図面に示す実施例に
基いて説明する。図1から図5において、本発明に係る
卓上型水槽1は、水槽2と、カートリッジ形濾材ケース
3と、ポンプ4と、ヒータ5と、滴下板6と、蓋体8と
を備えている。
【0016】水槽2は、水9を貯溜して水生生物の一例
たる熱帯魚10、藻類11を飼育するための容器であ
り、例えば幅160mm,奥行き210mm,高さ18
0mmの上方が開放された箱型とされて透明樹脂、例え
ばアクリル樹脂、ABS樹脂等を水密に成形して製作さ
れており、熱帯魚10、藻類11等を前面、側面から目
視できるようになっており、該水槽2内に配置した隔離
板18によって水槽室12と該水槽室12より23mm
程度深く設定された機構室13とに分離されている。
【0017】隔離板18には、下方に連通穴18aが、
また上方にオーバフロー穴18bが形成されて、水槽室
12と機構室13とを連通させて水槽室12内で熱帯魚
10、藻類11を飼育可能とすると共に、機構室13に
カートリッジ形濾材ケース3、ポンプ4、ヒータ5等の
各種装置を配置するように構成されている。
【0018】水槽2は、断面L字型の設置台14上に設
置され、底部に形成された取付けボス2aがねじ15に
よって設置台14にねじ止めされて固定されている。
【0019】カートリッジ形濾材ケース3は、濾材の一
例たるスポンジ16を収納し水槽室12の水9を濾過し
て浄化するためのものであって、図2から図6におい
て、ABS樹脂等を成形して幅70mm、奥行き47m
m、高さ100mmの箱型に製作されており、底部3a
には複数のスリット状穴3bが形成され、また内壁には
高さ50mmの突起3cが設けられ、該突起3c上に複
数のスリット状穴19aが形成された網板19が設置で
きるように構成されており、底部3a及び網板19上に
夫々濾材の一例たるスポンジ16を収納するようになっ
ている。
【0020】カートリッジ形濾材ケース3はケース収納
箱20内に上方から収脱可能に構成され、該ケース収納
箱20は合成樹脂で製作された幅100mm、奥行き5
0mm、高さ180mmの上方が開放された水密の箱で
あり、内壁には高さ60mmの複数の突起20aが設け
られ、ケース収納箱20内に収納されたカートリッジ形
濾材ケース3を該突起20aで支持するようになってい
る。
【0021】ケース収納箱20の側壁20bの上部に
は、オーバフロー用切欠20cが形成され、水槽室12
内の水9がオーバフローしてケース収納箱20内に収納
されたカートリッジ形濾材ケース3内に流入するように
され、また底部にはポンプ4を載置するためのポンプ載
置ボス20dが形成されている。
【0022】ポンプ4は、ケース収納箱20内に貯溜さ
れた水9を汲み上げて水槽室12に還流させるためのも
のであって、ポンプ載置ボス20d上に設置された小型
水中ポンプであり、吐出口4aに接続された外径13m
mのパイプ21及びエルボ22がカートリッジ形濾材ケ
ース3の側方を通って配設され、ケース収納箱20内に
貯溜された水9を水槽室12に排水して還流させるよう
に構成されている。
【0023】そして網板19、スポンジ16、後述する
滴下板6が収納されたカートリッジ形濾材ケース3及び
ポンプ4が所定の位置に収められたケース収納箱20は
機構室13に上方から収められて組み付けられている。
【0024】ヒータ5は、水9を所定の温度に維持する
ためのものであって、図3から図5において、機構室1
3の水9内に水没させてカートリッジ形濾材ケース3に
沿って配設された例えばシーズヒータであり、制御装置
(図示せず)によって該ヒータ5への通電が断接されて
水槽室12内の水9の温度を設定された所定の一定温度
に維持するようになっている。
【0025】滴下板6は、図4及び図6において、スポ
ンジ16上に水9を均一に滴下させるためのものであっ
て、カートリッジ形濾材ケース3の上端に配設するよう
にされており、図示の実施例においては、全周に高さ6
mmの縁部6bが形成された平板部6aには直径2mm
の貫通穴6cが設けられた40個のパイプ状凸部6dが
平板部6aの上下に突出して形成され、該パイプ状凸部
6dの上面は縁部6bの高さ6mmより低い3mmに設
定されて縁部6bの一端に設けられたオーバフロー口6
eから流入して滴下板6上に貯まった水9を貫通穴6c
を介してスポンジ16上の上部全面に均一に滴下させる
ようになっている。
【0026】蓋体8は、図1から図4及び図7におい
て、水槽2の上部をカバーすると共に照明装置23等の
電装部品を集中配置するためのものであって、ねじ28
によって照明装置23が固定された蓋本体25はピン2
4を中心として回動自在に設置台14に組み付けられて
おり、該蓋体8を閉じたとき照明装置23が透明な保護
カバー29を介して水槽2を上方から照明するように構
成され、また制御装置等の電装部品(図示せず)は照明
装置23後方の電装室26内に配設されている。
【0027】また、蓋体8は先細り形状とされて水槽2
の大きさよりも小さく設定されているので、蓋体8を閉
じても水槽2の上面を完全に閉鎖することはなく、両側
部に隙間Sが形成されて蓋体8を閉じたまま該隙間Sか
ら水9を補給できるようになっている。
【0028】本発明は、上記のように構成されており、
以下その作用について説明する。図8及び図9におい
て、水槽2は隔離板18により水槽室12と機構室13
とに分離されているが、該水槽室12と機構室13とは
連通穴18aを介して連通して常に同じ水位となってい
る。
【0029】一方、機構室13に配設され、カートリッ
ジ形濾材ケース3が収納されたケース収納箱20は水密
構造となっているので、水槽室12内の水9が直接流入
することはなく、水槽室12内においては熱帯魚10等
が飼育されている。
【0030】水槽2に水9を貯溜して水生生物の一例た
る熱帯魚10、藻類11を飼育すると、水9は熱帯魚1
0の排泄物や餌の残り滓などによって次第に汚れるが、
水槽室12の水9は隔離板18の連通穴18aを介して
矢印A方向に機構室13に流れ込み、該機構室13の水
位は水槽室12の水位と同じ水位に保たれている。
【0031】通常、水槽2内に水9が十分入れられて機
構室13の水位は滴下板6のオーバフロー口6eの高さ
より高くなっているので、機構室13内の水9はオーバ
フロー口6eから滴下板6に流入し、やがて滴下板6に
貯溜された水9がパイプ状凸部6dの上面より高くなる
と、滴下板6上の水9は一斉に貫通穴6cを介して矢印
B方向にスポンジ16の上部全面に滴下するが、滴下板
6上の水位はどの部位でも同じ高さとなっているので、
すべての貫通穴6cから均一に滴下する。
【0032】平板に単に穴を設けただけの従来の滴下板
においては、オーバフロー口近くに開けられた穴から多
く滴下し、遠くの穴からはほとんど滴下しない現象が生
じるが、多数のパイプ状凸部6dが形成された本発明の
滴下板6では滴下板6の全面にわたって均一に滴下させ
ることができ、またパイプ状凸部6dは平板部6aの下
方にも突出して形成されているので貫通穴6cから滴下
した水9が滴下板6の裏面に沿って流れて一定の箇所か
ら偏ってスポンジ16上に滴下することもなく貫通穴6
cから直下のスポンジ16上に均一に滴下する。
【0033】濾材の一例たるスポンジ16上に滴下した
水9は、該スポンジ16中を矢印C方向に流れる間に濾
過され、水9に含まれる汚れが除去され浄化されてケー
ス収納箱20内に貯溜される。
【0034】ケース収納箱20に貯溜された水9は、ポ
ンプ4によって矢印D方向に吸引され、吐出口4aから
吐出されてパイプ21及びエルボ22を介して矢印E方
向に水槽室12に還流され、以後全く同様な作用が繰り
返し行われ、水槽室12内の水9は常にスポンジ16を
通って循環して濾過され、清浄な状態に保持される。
【0035】ここで、上述した如く滴下板6から滴下す
る水9は、スポンジ16の全面にわたって均一に供給さ
れるので、一部分だけが汚れることはなく濾材のすべて
を有効に利用することができ、従ってスポンジ16が目
詰まりが防止されて長期間使用することができ、メンテ
ナンスの頻度を低減させ、またスポンジ16の洗浄、水
換え等のメンテナンスは蓋体8をピン24を中心として
回転させて開いた後、カートリッジ形濾材ケース3ごと
上方に取り出して容易に行うことができる。
【0036】また、スポンジ16はカートリッジ形濾材
ケース3内に独立して収納されているので、素人でも必
要に応じて濾材をスポンジ16以外の濾材、例えば活性
炭等に容易に変更することができ、飼育する生物に最適
な濾過性能を付与することも可能である。
【0037】水9の温度は、循環する水9の温度をセン
サ(図示せず)によって検出し、機構室13に配設され
たヒータ5への電気の供給を断接して設定された飼育す
る生物に最適の温度に保持することができ、また蓋体8
に内蔵された照明装置23を点灯或いは消灯して水槽2
内を照明して人工的に昼夜のリズムを作り出して生物に
とってより良い環境とすることができる。
【0038】上記した如く卓上に設置できるほど小型で
あるにもかかわらず、必要な設備がすべてコンパクトに
配設され、かつ水槽2は一体として成形されているの
で、水漏れが生じることは全くなく、安心してどこにで
も設置することができるばかりでなく、濾材の洗浄等の
メンテナンスも極めて容易に行うことができる。
【0039】
【発明の効果】本発明は、上記のように合成樹脂によっ
て水槽室と機構室とを一体に成形したので、水槽からの
水漏れを完全に防止できる効果があり、またこの結果水
槽を卓上に心配なく設置することができるという効果が
ある。
【0040】また水槽室と一体に成形された機構室に、
濾材が収納されたカートリッジ形濾材ケースを収脱可能
に配設したので、水槽から濾材だけを容易に取り出して
洗浄等のメンテナンスを素人でも容易に行うことができ
る効果があり、また必要に応じてカートリッジ内の濾材
を適宜交換して飼育する生物に最適な水の浄化を行うこ
とができるという効果がある。
【0041】更には、上面が同一高さとされ上方及び下
方に突出した多数のパイプ状凸部が形成された滴下板を
濾材ケース内に収納された濾材の上方に配設し、該滴下
板上にポンプによって汲み上げた水槽内の水を吐出させ
ることにより、滴下板上に貯まった水をパイプ状凸部の
貫通穴を介して濾材の上部全面に均一に滴下させること
ができるようにしたので、水を濾材の各部を均一に通過
させて効率よく濾過させ、長期間にわたり濾材の目詰ま
りを防止できるという効果がある。
【0042】また水槽の上方に配設した蓋体に照明装置
及び電気制御装置等の電装部品を集中して配設すること
により、電気部品を水から隔離して上方に配置したの
で、電気部品への水のかかりを皆無とし得、漏電、感電
等の事故を防止できる効果がある。
【0043】更には、水槽室と機構室とが一体に成形さ
れた水槽の機構室内にカートリッジ形濾材ケース、ポン
プ、電気ヒータを配設すると共に、水槽の上方に配設さ
れた蓋体に照明装置及び該照明装置、ポンプ、ヒータの
作動を制御する電気制御装置等の電装部品を集中配置し
たので、小型であるにもかかわらず、水生生物の飼育に
必要なすべての装置をコンパクトに装備できる効果があ
り、またこの結果小型水槽を卓上設置可能なインテリア
として初心者でも容易に水生生物を飼育することができ
るという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】卓上型水槽の後方から見た斜視図である。
【図2】蓋体を開いた状態の斜視図である。
【図3】機構室及び蓋体内の各種装置の配置を示す一部
分解斜視図である。
【図4】卓上型水槽の縦断面図である。
【図5】設置台、水槽、隔離板及びヒータの分解斜視図
である。
【図6】ケース収納箱20内に収納されたカートリッジ
形濾材ケース、スポンジ、ポンプ及び滴下板の分解斜視
図である。
【図7】蓋体の分解斜視図である。
【図8】卓上型水槽の使用状態を示す縦断面図である。
【図9】滴下板の使用状態を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 卓上型水槽 2 水槽 3 カートリッジ形濾材ケース 4 ポンプ 5 ヒータ 6 滴下板 6a 平板部 6b 縁部 6c 貫通穴 6d パイプ状凸部 8 蓋体 9 水 12 水槽室 13 機構室 16 濾材の一例たるスポンジ 23 照明装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】隔壁によって水槽室と機構室とに水密に分
    離され前記水槽室内に充満させた水を前記隔壁の上端か
    らオーバフローさせて前記機構室に流入可能とされ上方
    が開放された箱形かつ少なくとも前面部が透明とされて
    合成樹脂によって一体に成形された水槽と、前記水を通
    過させて濾過するための濾材が収納され前記機構室に収
    脱可能とされたカートリッジ形濾材ケースと、該濾材ケ
    ースの下方に配設されて前記濾材によって濾過され前記
    機構室に貯留された前記水を前記水槽室に環流させるポ
    ンプとを備え、前記水槽室から前記機構室にオーバフロ
    ーした前記水を前記濾材によって濾過して浄化した後前
    記水槽室に環流させて前記水槽室内の前記水を常に清浄
    に保持するように構成したことを特徴とする卓上型水
    槽。
  2. 【請求項2】平板部の全周に縁部が形成された板状部材
    からなり、濾材ケース内に収納された濾材の上方に該濾
    材ケースに嵌合して配設され前記平板部には多数の貫通
    穴が形成され前記縁部の高さより低く上方及び下方に突
    出した多数のパイプ状凸部が形成され少なくとも前記多
    数のパイプ状凸部の上面は同一高さに形成された滴下板
    を備え、該滴下板上に貯まった水を前記貫通穴を介して
    前記濾材の上部全面に均一に滴下させることにより前記
    水が前記濾材の各部を均一に通過するように構成したこ
    とを特徴とする濾過装置。
  3. 【請求項3】隔壁によって水槽室と機構室とに水密に分
    離され前記水槽室内に充満させた水を前記隔壁の上端か
    らオーバフローさせて前記機構室に配設された濾材ケー
    ス内に流入可能とされ上方が開放された箱形かつ少なく
    とも前面部が透明とされて合成樹脂によって一体に成形
    された水槽と、前記機構室に貯留された前記水を前記水
    槽室に環流させるポンプと、前記水槽の上方に蓋状に配
    設され該水槽を照射する照明装置及び電気制御装置等の
    電装部品が配設された蓋体とを備え、前記ポンプ以外の
    電装部品を前記蓋体に集中配置して前記水槽の前記水の
    上方に分離して配設するように構成したことを特徴とす
    る卓上型水槽。
  4. 【請求項4】隔壁によって水槽室と機構室とに水密に分
    離され前記水槽室内に充満させた水を前記隔壁の上端か
    らオーバフローさせて前記機構室に流入可能とされ上方
    が開放された箱形かつ少なくとも前面部が透明とされて
    合成樹脂によって一体に成形された水槽と、前記水を通
    過させて濾過するための濾材が収納され前記機構室に収
    脱可能とされたカートリッジ形濾材ケースと、該濾材ケ
    ースの下方に配設されて前記濾材によって濾過され前記
    機構室に貯留された前記水を前記水槽室に環流させるポ
    ンプと、前記水を加熱して所定の温度に昇温させる電気
    ヒータと、前記水槽の上方に蓋状に配設され該水槽を照
    射する照明装置及び該照明装置、前記ポンプ、前記ヒー
    タの作動を制御する電気制御装置等の電装部品が集中配
    置された蓋体とを備えたことを特徴とする卓上型水槽。
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