JP2534290Y2 - リクライニング装置の駆動ユニット - Google Patents

リクライニング装置の駆動ユニット

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JP2534290Y2
JP2534290Y2 JP6253891U JP6253891U JP2534290Y2 JP 2534290 Y2 JP2534290 Y2 JP 2534290Y2 JP 6253891 U JP6253891 U JP 6253891U JP 6253891 U JP6253891 U JP 6253891U JP 2534290 Y2 JP2534290 Y2 JP 2534290Y2
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JP
Japan
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drive unit
gear
shaft
bracket
reclining device
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JP6253891U
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English (en)
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JPH0541446U (ja
Inventor
元一 関
哲夫 窪田
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Honda Motor Co Ltd
Showa Corp
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Showa Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はシートバックの傾斜角度
を調節するリクライニング装置の駆動ユニットに関す
る。
【0002】
【従来の技術】自動車のリクライニング装置は、シート
バックに取り付けたブラケットに駆動ユニットの駆動力
をギヤ列を介して伝達し、シートバックをシートの基端
部を中心として前後に回動させ、シートバックの傾斜角
を任意の角度に設定するようにしている。
【0003】図14は従来の駆動ユニットを示す断面図
であり、従来の駆動ユニットはケース100にモータ1
01を固定するとともにケース100内にモータ101
にて回転せしめられるギヤ列102を配置し、駆動ユニ
ットをシートクッション側面を支持するブラケット10
3に取り付ける際に、ギヤ列102を構成するギヤ10
2aの一端をブラケット103に予め形成した軸穴10
4に挿通して支持するようにしている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】上述した従来構造にあ
っては、軸穴104の位置を正確に形成しておかない
と、ケース100のクリンチ100aをブラケット10
3の位置決め穴103aに差込んで駆動ユニットを取り
付ける際に、ギヤ102aの一端を軸穴104に挿通せ
しめることができない。また軸穴104の位置を正確に
形成してもケース100自体の寸法及び位置決め穴10
3aが正確でないと、ギヤ102aの一端を軸穴104
に挿通せしめることができない。そこで、ケース100
をブラケット103に取り付けた後に軸穴104を形成
することも考えられるが、今度はギヤ102aの軸の位
置が分らなくなる。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく本
考案は、リクライニング装置の駆動ユニットをアウター
ケースとインナーケースで構成し、これらアウターケー
スとインナーケースとを接合してなる空間にモータによ
って回転せしめられるギヤを収納し、更に前記ケースに
形成した軸穴にギヤ軸の両端を回転自在に支承するよう
にした。
【0006】
【作用】駆動ユニットのギヤは全て駆動ユニット自体で
支持されているので、取り付け作業は単に駆動ユニット
をブラケットに固定するだけになる。
【0007】
【実施例】以下に本考案の実施例を添付図面に基づいて
説明する。ここで、図1は本発明に係る駆動ユニットを
備えたリクライニング装置を適用したシートの側面図、
図2は同リクライニング装置の拡大側面図、図3は図2
のA方向矢視図、図4は図2のBーB線拡大断面図、図
5は図2のCーC線拡大断面図である。
【0008】リクライニング装置はシートクッション1
の側面にメインブラケット2を取り付け、シートバック
3の側面にサブブラケット4を取り付け、メインブラケ
ット2の基部に植設した軸(リベット)5にサブブラケ
ット4の基部を回動自在に嵌め込み、更に軸5に一端を
止着した渦巻きばね6の他端に図7及び図8に示すサブ
ブラケット4に植設したピン7を係合し、渦巻きばね6
の弾発力でサブブラケット4即ちシートバック3を前方
に倒れる方向に付勢している。
【0009】前記メインブラケット2の側面には駆動ユ
ニット8を取り付けている。この駆動ユニット8は図4
に示すようにアウターケース9とインナーケース10を
接合し、アウターケース9にはモータ11を取り付け、
アウターケース9とインナーケース10で形成される空
間にはギヤ列Gを収納している。
【0010】ギヤ列Gはモータ11の軸に嵌着したウォ
ーム12を軸13に嵌着したウォームギヤ14に噛合
し、軸13に嵌着した別のウォーム15をこれと軸が直
交するウォームギヤ16に噛合し、このウォームギヤ1
6と同軸上に設けたウォーム17を図2に示すように前
記軸5に回転自在に支障されるギヤ30に噛合してい
る。
【0011】ここで、駆動ユニット8はアウターケース
9のクリンチ9aをメインブラケット2の位置決め穴2
aに差込んで位置決めし、図5に示すリベット18でメ
インブラケット2に固着される。更にインナーケース1
0には軸13の一端を支承する軸穴10aを予め穿設し
ておき、また一側にカバー取り付け座19を設けてい
る。
【0012】一方、前記サブブラケット4の基部の中央
には軸5が貫通する穴21、この穴21を囲むように長
穴22,23が形成され、また基部の一側には前記ピン
7とは別の短いピン24を植設している。ここで長穴2
2は前記リベット18との干渉を避けるためのものであ
り、長穴23はストッパ機構の一部をなすもので、前記
メインブラケット2に植設したピン25がこの長穴23
内に貫通して臨む。
【0013】またピン24には前記モータの駆動で回転
せしめられるギヤ30に係合してギヤ30の回転動をサ
ブブラケット4に伝達するカム26を回動自在に取り付
けている。またこのカム26に植設したピンの逃げ穴2
7をピン7とピン24との間に形成している。
【0014】ギヤ30は図9に示すように略扇状をな
し、中央部には前記軸5が貫通する穴31が形成され、
歯部32と対向する位置には突部33が設けられ、この
突部33の一方側部分を前記リベット18との干渉を避
けるための凹部34とし、他方側部分を前記カム26が
嵌り込む係合凹部35とし、歯部32と穴31との間に
前記ピン25が貫通する長穴36を形成し、更に前記突
部33には係止穴37を形成し、この係止穴37に図1
0に示すストッパプレート40の係止片41を嵌め込む
ようにしている。
【0015】ストッパプレート40は図10に示すよう
に略環状をなし、中央部には前記軸5が貫通する穴42
が形成され、且つ一対のストッパ片43,43を備え、
これらストッパ片43,43の中間部分にスリット44
を形成している。このスリット44はストッパ片43,
43に図の矢印方向から力が作用した場合、具体的には
ピン25が当った際に所定の抵抗力でもってストッパ片
43を拡開(変形)させるためのものである。
【0016】そして、ストッパプレート40はサブプレ
ート4と一体的に回動するように取り付けられ、且つそ
の取り付け角度(位置)は一対のストッパ片43,43
が図2に示すようにサブプレート4の長穴23の端縁2
3aよりも若干突出する角度とする。
【0017】一方前記カム26は図11及び図12に示
すように、前記ピン24が貫通する穴28を形成すると
ともに後述する解除レバー50の一部が係合するピン2
9を植設している。
【0018】解除レバー50は図13に示すように中央
に前記軸5が貫通する穴51を形成し、更に上下に伸び
るアーム52,53の一方のアーム52には前記カム2
6のピン29が挿通する長穴54を形成し、他方のアー
ム53の先端には操作ノブを取り付けるための凹凸55
を形成し、更にアーム53の途中には係止片56を設
け、この係止片56と前記ピン7との間に図2に示すよ
うにスプリング57を張設している。
【0019】以上において、カム26がギヤ30の係合
凹部35に入り込んだ状態でモータ11を正転させる
と、ギヤ30が図2において軸5を中心として反時計方
向に回動し、カム26を介してサブブラケット4を軸5
を中心として反時計方向に回動せしめ、シートバック3
を後方に倒す。また上記の状態でモータ11を逆転せし
めると、ギヤ30が図2において軸5を中心として時計
方向に回動するが、サブブラケット4は渦巻きばね6に
より軸5を中心として時計方向に回動する方向に付勢さ
れているので、ギヤ30の回転につれてシートバック3
は前方に倒れる。
【0020】そして、上記の操作において途中でモータ
11を停止しないと、従来にあってはメインブラケット
2に植設したピン25にサブブラケット4に形成した長
穴23の端縁23aが当接してモータが停止するが、本
願にあっては長穴23の端縁23aからストッパプレー
ト40のストッパ片43が突出しているので、先ずこの
ストッパ片43がピン25に当接し、ストッパ片43が
変形して拡開した後に端縁23aとピン25とが当接す
る。即ち急激に負荷が増大せず徐々に増大するので駆動
ユニットのギヤに無理が生じない。
【0021】また、単にシートバック3を前に倒すに
は、解除レバー50を図2において矢印イ方向にスプリ
ング57に抗して回動する。すると、逃げ穴27,54
の双方に挿通しているピン29は外方に押し出され、カ
ム26がギヤ30の係合凹部35から外れる。その結
果、シートバック3は渦巻きばね6の弾発力により勢い
よく前方に倒れる。
【0022】
【考案の効果】以上に説明したように本考案によれば、
駆動ユニットをアウターケースとインナーケースで構成
し、これらアウターケースとインナーケースとを接合し
てなる空間にモータによって回転せしめられるギヤを収
納し、更に前記ケースに形成した軸穴にギヤ軸の両端を
回転自在に支承するようにしたので、駆動ユニットのギ
ヤは全て駆動ユニット自体で支持されることとなり、ブ
ラケットに対する駆動ユニットの取り付け作業が極めて
簡単になり、且つ駆動ユニット及びブラケットの寸法誤
差の影響を受けることなく取り付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る駆動ユニットを備えたリクライニ
ング装置を適用したシートの側面図
【図2】同リクライニング装置の拡大側面図
【図3】図2のA方向矢視図
【図4】図2のBーB線拡大断面図
【図5】図2のCーC線拡大断面図
【図6】駆動ユニットのインナーケースを示す図
【図7】サブブラケットを示す図
【図8】図7のD方向矢視図
【図9】ギヤを示す図
【図10】ストッパプレートを示す図
【図11】カムを示す図
【図12】図11のE−E線断面図
【図13】解除レバーを示す図
【図14】従来の駆動ユニットの断面図
【符号の説明】
1…シートクッション、2…メインブラケット、3…シ
ートバック、4…サブブラケット、8…駆動ユニット、
9…アウターケース、10…インナーケース、10a…
軸穴、11…モータ、12,15,16…ウォーム、1
3…軸、14,17…ウォームギヤ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−71711(JP,A) 実開 平2−100532(JP,U) 実開 平3−64536(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータの駆動力によってシートクッショ
    ンに対するシートバックの傾斜角度を調節するようにし
    たリクライニング装置において、前記シートクッション
    の側面に取り付けられるメインブラケットにモータを備
    えた駆動ユニットが取り付けられ、この駆動ユニットは
    アウターケースとインナーケースとを接合してなる空間
    にモータによって回転せしめられるギヤを収納し、更に
    前記ケースにはギヤ軸を回転自在に支承する軸穴を形成
    していることを特徴とするリクライニング装置の駆動ユ
    ニット。
JP6253891U 1991-07-12 1991-07-12 リクライニング装置の駆動ユニット Expired - Lifetime JP2534290Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6253891U JP2534290Y2 (ja) 1991-07-12 1991-07-12 リクライニング装置の駆動ユニット

Applications Claiming Priority (1)

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Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0541446U JPH0541446U (ja) 1993-06-08
JP2534290Y2 true JP2534290Y2 (ja) 1997-04-30

Family

ID=13203096

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