JP2534197Y2 - 切削油分離装置 - Google Patents

切削油分離装置

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JP2534197Y2
JP2534197Y2 JP6645791U JP6645791U JP2534197Y2 JP 2534197 Y2 JP2534197 Y2 JP 2534197Y2 JP 6645791 U JP6645791 U JP 6645791U JP 6645791 U JP6645791 U JP 6645791U JP 2534197 Y2 JP2534197 Y2 JP 2534197Y2
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cutting
chips
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博友 秋山
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Isuzu Motors Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】本考案は、旋盤,歯切盤,ブ
ローチ盤等の工作機械において、その切削加工時に使用
する切削油を切粉から分離するための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】金属製品の切削加工時には、バイトと加
工材料との間の切削摩擦を減少せしめるとゝもに、加工
材料を冷却せしめ、更に仕上げ面を美しくするため切削
油が一般に使用されるが、切削加工後はその切粉と一緒
に排出されるこの切削油を切粉と分離する必要がある。
【0003】そこで、この種切削油分離装置として、工
作機械にマグネットを内蔵したマグネットローラコンベ
アを採用したもの(実開昭58−110621号公報)
や、マグネットスクリュウコンベアを付設して切粉を工
作機械の外に排出し、その排出中に切削油を自然落下さ
せて分離するように構成したもの(実開昭59−162
944号公報)などが提案されている。
【0004】しかし、上記ような従来の切削油分離装置
では、切粉から切削油を完全に分離することは困難であ
り、大部分の切削油は切粉に付着したまゝ一緒に排出さ
れるので、前記マグネットローラコンベアやマグネット
スクリュウコンベア等から排出された切粉を遠心分離機
にかけ、切粉から切削油を強制的に分離する方法があ
る。
【0005】また、図4に示すように、上端が開口し外
周にネット等の多孔材Hを張設した回転かごCを回転自
在に分離槽T内に設けるとゝもに、該回転かごCを回転
軸Sを介してモータ等の動力で回転させ、回転かごC内
には上下の開口した円筒Pに螺旋状の誘導用フランジF
aを設けた誘導体Fを配置し、該誘導体Fの上部開口部
Paから切粉Mを投入し、回転かごCの遠心力により切
削水Wを分離して、各別の排出路MM,WMから排出す
るように構成したものがある(実開昭60−1458号
公報)。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】しかし、前記のよう
に、遠心分離機や切削水分離回収装置を使用した場合に
はその分離効果は大きいと思われるが、投資コストが高
く、モータ等の動力コストが必要であるとゝもに、その
保守点検が面倒であり、また大きな設置スペースが必要
であるといった問題点がある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記のような
従来の課題を解決するために成されたもので、構造が簡
単で、且つ保守,点検が容易なものを提供することを目
的としたものであり、その要旨は、一端に上面及び端面
が開口する切粉排出部を又他端に端面を多孔端板で閉塞
する切削油排出部を夫々備えた樋状の切粉受容器を、前
記切粉排出部の上面開口が工作機械の切粉排出口の直下
に位置し且つ前記切削油排出部側に下降傾斜せしめて揺
動自在となるように支承するとゝもに、該切粉受容器が
反転して切粉排出部側に下降傾斜した時、切粉受容器の
側面にその中央部と前記切粉排出部側との間を移動自在
に設けた転動ウェイトが切粉排出部側に移動して切粉を
排出する構成としたことを特徴とする切削油分離装置に
ある。
【0008】
【考案の実施の形態】以下、本考案を図1乃至図3に示
す実施例により詳細に説明するに、図において、1は工
作機械から排出される切粉の排出口で、この排出口1と
図示しない工作機械との間には、前述のマグネットロー
ラコンベアやマグネットスクリュウコンベアなどを設置
して、切粉と切削油を自然落下させるように構成するこ
ともできる。
【0009】2は前記排出口1の下方近傍に設置した切
粉受容器で、上面が開口した半円筒形状のものであり、
その左端側は下部に切削油のみを流出する多孔部3Aを
備えた端板3により閉塞して切削油排出部4が形成さ
れ、また右端側は切粉排出部5として開口している。そ
して、前記切粉受容器2内は、中央部より右端側(切粉
排出部5側)を切粉溜部2aとし、この切粉溜部2aが
工作機械から排出される切粉の前記排出口1の直下に位
置するように配在されている。
【0010】6は切粉受容器2の前記切削油排出部4側
の底面に設けたウェイトで、微調整可能に構成されてお
り、更に切粉受容器2の左右側面にはその中央部と右端
との間を移動する転動ウェイト7が設けられている。こ
の転動ウェイト7は、切粉受容器2の中央部から右端に
沿って固定された直方体形状の密閉容器7Aと、該密閉
容器7A内を転動するコロ7Bとから構成されており、
該コロ7Bは切粉受容器2が切削油排出部4側に下降傾
斜しているときには、密閉容器7Aの左端(切粉受容器
2の中央部)に位置している。
【0011】8は前記切粉受容器2を支持する支承部
で、左右に立てた支柱8Aの上端間に横材8Bを横架し
た構造であり、その横材8Bと切粉受容器2の中央部と
はヒンジ等の枢着部9により揺動自在となるように連結
されている。ここで、前記切粉受容器2は、常態では枢
着部9を支点として切削油排出部4側に多少下降傾斜す
るように設定されており、この状態は支承部8から立設
したストッパ10により維持されている。また前記支承
部8の右側には、切粉受容器2が右側、すなわち切粉排
出部5側に向け下降傾斜したときのストッパ11が設け
られている。
【0012】12は前記切粉受容器2の切削油排出部4
側の下位に配置した油受皿で、支承部8に固定されたア
ーム13により支持されており、14は前記切粉受容器
2の切粉溜部2a側の下位に移動可能に設けた切粉の収
納台車である。
【0013】次に、上記実施例の作用について説明する
と、前記排出口1から順次排出される切粉Cは切粉受容
器2の切粉溜部2aに落下する。この時、切粉受容器2
は切削油排出部4側に下降傾斜しているため、切粉C内
に混入した切削油Oは端板3の多孔部3Aから油受皿1
2に排出されて回収される。
【0014】そして、前記切粉溜部2aに堆積した切粉
Cが一定重量になると、その重量により切粉受容器2は
枢着部9を支点にして反転し、切粉溜部2a側が下降傾
斜する。その結果、切粉溜部2aに堆積した切粉Cは切
粉排出部5から収納台車14内に排出される。この際、
転動ウェイト7のコロ7Bは密閉容器7Aの右端側に転
動しており、これにより切粉Cが完全に排出されるまで
は切粉排出部5側の下降傾斜状態が維持されている。
【0015】次に、切粉溜部2aの切粉Cが完全に排出
されると、ウェイト6により切粉受容器2は反転して、
切削油排出部4側に下降傾斜している初期状態に復帰
し、同時に転動ウェイト7のコロ7Bは密閉容器7Aの
左端に転動して、再び上記のように、排出口1から切粉
溜部2aに切粉が落下して切削油Oの分離作業が行われ
る。このような動作を繰り返すことにより切削油が分離
回収される。
【0016】なお、切粉受容器2はウェイト6重量の調
整により3時間から4時間に1回切粉排出部5から切粉
Cを排出し、その間は切削油Oを回収し続けることがで
き、この切削油回収時間内に収納台車14を所定の廃棄
場所に移動して切粉を廃棄することが可能であり、その
間も工作機械から切粉受容器2への切粉Cの供給を中断
する必要がない。
【0017】
【考案の効果】本考案に係る切削油分離装置は、上記の
ように、一端に上面及び端面が開口する切粉排出部を又
他端に端面を多孔端板で閉塞する切削油排出部を夫々備
えた樋状の切粉受容器を、前記切粉排出部の上面開口が
工作機械の切粉排出口の直下に位置し且つ前記切削油排
出部側に下降傾斜せしめて揺動自在となるように支承す
るとゝもに、該切粉受容器が反転して切粉排出部側に下
降傾斜した時、切粉受容器の側面にその中央部と前記切
粉排出部側との間を移動自在に設けた転動ウェイトが切
粉排出部側に移動して切粉を排出するようにした構成で
あるから、構造が単純で、小さなスペースにも設置でき
る。またその保守,管理も容易であるとゝもに、電気等
の動力を必要としないため省エネ効果も図れる、といっ
た諸効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る切削油分離装置の一部を切除した
第1動作状態の概要構成図である。
【図2】同切削油分離装置の第2動作状態の概要構成図
である。
【図3】同切削油分離装置の要部斜視図である。
【図4】従来の切削水用切粉分離装置の縦断面図であ
る。
【符号の説明】
1 切粉排出口 2 切粉受容器 3 端板 3A 多孔部 4 切削油排出部 5 切粉排出部 6 ウエイト 7 転動ウェイト 8 支承部 9 枢着部 12 油受皿 14 収納台車

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端に上面及び端面が開口する切粉排出
    部を又他端に端面を多孔端板で閉塞する切削油排出部を
    夫々備えた樋状の切粉受容器を、前記切粉排出部の上面
    開口が工作機械の切粉排出口の直下に位置し且つ前記切
    削油排出部側に下降傾斜せしめて揺動自在となるように
    支承するとゝもに、該切粉受容器が反転して切粉排出部
    側に下降傾斜した時、切粉受容器の側面にその中央部と
    前記切粉排出部側との間を移動自在に設けた転動ウェイ
    トが切粉排出部側に移動して切粉を排出する構成とした
    ことを特徴とする切削油分離装置。
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