JP2534024B2 - 自動車内温度調節用エア―バッグ - Google Patents

自動車内温度調節用エア―バッグ

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JP2534024B2
JP2534024B2 JP6028285A JP2828594A JP2534024B2 JP 2534024 B2 JP2534024 B2 JP 2534024B2 JP 6028285 A JP6028285 A JP 6028285A JP 2828594 A JP2828594 A JP 2828594A JP 2534024 B2 JP2534024 B2 JP 2534024B2
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cooling
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bag
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浩平 山本
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車の客室または貨
物室の冷、暖房の効率を高めるための補助装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】乗用車、バス、トラック等の自動車は、
夏季の冷房及び冬季の暖房のための機器を搭載してお
り、エンジンの回転駆動力の一部を用いて圧縮した冷媒
の潜熱あるいは排ガスの顕熱を利用して車内の冷房ある
いは暖房を行うことができるようになっている。
【0003】ところで、一般建築物の室内冷、暖房にお
いては、冷、暖房の対象とする室内の容積の大小に応じ
て必要な能力を有する機器が設置されており、所望の室
内温度に制御することも行われている。
【0004】ところが自動車においては、とくに冷房の
場合、当該自動車のエンジン出力によって冷房能力に限
度があり、また、外気温や運転時の走行速度(エンジン
回転数)によって冷房効果が影響されるので、エンジン
出力の比較的小さい自動車においては、外気温が高いと
きには冷房能力が不足しがちとなる。
【0005】また、貨物混載型の乗用車においては、貨
物の積載量によって冷、暖房の効果が異なり、貨物が無
いか、または少ないときは、冷、暖房の利き目が小さ
く、乗員にとって冷、暖房が不充分になるか、または、
貨物室の空間を無駄に冷、暖房する結果となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような自動車にお
ける冷、暖房の効率の悪さは、車内に冷、暖房を必要と
しない空間があるときに、これを遮断する適当な手段が
ないために、無駄な冷、暖房をしていることに起因す
る。
【0007】本発明は、上記問題を解決し、自動車に搭
載された冷、暖房機器の限られた能力の範囲内で、冷、
暖房の効率をより高めることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、空気を圧入し
て膨らましたときに車両の客室または貨物室の空間を部
分的に専有する合成樹脂シート製の袋を、折り畳んだ状
態で車内天井部に袋の一部を固定し、袋の開口部を空気
供給管に連結可能とした自動車内温度調節用エアーバッ
グであり、貨物の積載が無いとき、または少ないとき
に、このエアーバッグを膨らませることにより、冷、暖
房を必要としない空間を遮断し、冷、暖房の効率を高め
ることができる。
【0009】エアーバッグの大きさと形状は、これを膨
らませたときに冷、暖房の必要な空間と不要な空間とを
仕切る大きさと形状、または、冷、暖房の不要な空間の
ほぼ全部または一部を占める大きさと形状となるもので
あればよい。
【0010】エアーバッグに空気を供給するための機器
は、自動車に搭載した空気圧縮機または別置きの空気圧
縮機を利用することができる。
【0011】
【作用】本発明の車内温度調節用エアーバッグは、常時
は折り畳んだ状態で、乗員の乗り降りや貨物の出し入れ
に支障のないように車内上部に固定しておく。車内の空
間が大きくて冷、暖房の利き目が悪いときには、エアー
バッグの固定を外し、自動車に搭載した空気圧縮機、ま
たは、別置きの空気圧縮機からこのエアーバッグに空気
を圧入して膨らませる。これにより、冷、暖房の必要な
空間と不要な空間とが仕切られ、また、冷、暖房の対象
となる空間容積が狭められ、冷、暖房の利き目が良くな
る。
【0012】
【実施例】図1は本発明の実施例に係る自動車内温度調
節用エアーバッグを車内に装着した状態を示す一部切欠
側面図であり、第2図は同エアーバッグの使用状態を示
す図である。
【0013】本実施例のエアーバッグ1は、後部に貨物
室2を有する自動車3において、貨物室2に積載する貨
物が無いか、または少ないときに使用して、車内の冷、
暖房の効率を高めるためのものである。
【0014】エアーバッグ1は、空気を圧入して膨らま
したときに図2に示すように、貨物室2の空間のほぼ全
体を占める大きさとなる合成樹脂シート製の袋である。
エアーバッグ1の材質はとくに限定されるものではない
が、強度、柔軟性の点から厚さ200μm程度のビニー
ルシートが好ましい。また、視界の悪化を緩和する点か
ら透明なシートが好ましい。袋の1箇所に空気圧入用の
開口部1aを設け、この開口部1aを空気供給管4と接
続可能な構造とする。接続のための構造は、嵌め込み方
式やねじ込み方式等の簡単な構造のものがよく、本実施
例では嵌め込み方式としている。
【0015】このエアーバッグ1は、使用しないときは
図1に示すように、空気を抜いて折り畳み、貨物室2の
天井にバンド5により係止し、乗員の乗り降りや貨物の
出し入れに邪魔にならないようにしておく。そして、夏
季、冬季において貨物の積載が少なく、車内の冷、暖房
の利き目が悪いとき、エアーバッグ1を使用する。
【0016】エアーバッグ1を使用するときは、バンド
5を外して折り畳んだエアーバッグ1を展開し、開口部
1aを空気供給管4と接続し、自動車3に搭載した空気
圧縮機(図示せず)から圧縮空気を圧入してエアーバッ
グ1を膨らませる。膨らんだエアーバッグ1は図2に示
すように貨物室2の空間のほぼ全部を占める。これによ
って、冷、暖房房の対象空間が狭まることになり、冷、
暖房の効率が良くなる。膨らんだエアーバッグが貨物室
2の空間の一部しか占めない場合でも、その占有面積に
応じた分の効果はあり、とくに膨らんだエアーバッグに
より乗員室6と貨物室2とが仕切られる形にエアーバッ
グの形状と取付けを定めておけば、小さなエアーバッグ
で冷、暖房の効率を高めることができる。
【0017】
【発明の効果】本発明はつぎのような効果を奏する。
【0018】貨物の積載が無いとき、または少ないと
きに、このエアーバッグを膨らませることにより、冷、
暖房を必要としない空間を遮断し、冷、暖房の効率を高
めることができる。
【0019】使用しないときは折り畳んだ状態で車内
上部に固定しておくことにより、乗員の乗り降りや貨物
の出し入れに支障が生じることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る自動車内温度調節用エア
ーバッグを車内に装着した状態を示す一部切欠側面図で
ある。
【図2】図1のエアーバッグの使用状態を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 エアーバッグ 1a 開口部 2 貨物室 3 自動車 4 空気供給管 5 バンド 6 乗員室

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気を圧入して膨らましたときに車両の
    客室または貨物室の空間を部分的に専有する合成樹脂シ
    ート製の袋を、折り畳んだ状態で車内天井部に袋の一部
    を固定し、袋の開口部を空気供給管に連結可能とした自
    動車内温度調節用エアーバッグ。
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