JPH11180137A - ハイブリッド自動車用空調装置 - Google Patents
ハイブリッド自動車用空調装置Info
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- JPH11180137A JPH11180137A JP18414498A JP18414498A JPH11180137A JP H11180137 A JPH11180137 A JP H11180137A JP 18414498 A JP18414498 A JP 18414498A JP 18414498 A JP18414498 A JP 18414498A JP H11180137 A JPH11180137 A JP H11180137A
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Abstract
料経済性を向上する。 【解決手段】 燃料経済性を優先するエコノミーモード
を行うように指令するエコノミースイッチがONされて
いる時に、ハイブリッド自動車の車速が所定車速以下の
場合には、ハイブリッド自動車の車速が所定車速よりも
速い時と比較して、走行用エンジン1をONするE/G
ON信号を出力すると共に、コンプレッサ41をONす
る起動制御温度を高く設定することにより、コンプレッ
サ41の稼働率を低下させる。それによって、エコノミ
ースイッチ等のエアコンの運転スイッチがONされてい
ても、コンプレッサ41を断続的にOFFすることによ
り、走行用エンジン1をOFFする頻度も多くなり、走
行用エンジン1の燃料消費率が飛躍的に減少するので、
ハイブリッド自動車の燃料経済性が著しく向上する。
Description
車の走行停止時に、冷凍サイクルのコンプレッサの稼働
率を低下させることで走行用エンジンの運転を停止する
頻度を多くして省燃費効果を向上させるようにしたハイ
ブリッド自動車用空調装置に関するものである。
リで走行用モータを通電することにより走行用モータだ
けで動力が伝達され、通常走行では走行用エンジンだけ
で動力が伝達され、加速走行時には走行用モータと走行
用エンジンの両方の動力が伝達されるハイブリッド自動
車がある。
空調するハイブリッド自動車用空調装置として、特開平
5−328521号公報に記載された技術がある。この
従来の技術は、走行用エンジンを停止して走行用モータ
にて走行している時に、エアコンの運転スイッチをオン
(ON)すると、走行用エンジンを始動して冷凍サイク
ルのコンプレッサに走行用エンジンの動力を伝達するこ
とにより、空調ダクト内のエバポレータに冷媒を供給し
て、車室内の温度を所望の温度にコントロールしてい
る。
においては、車室内の温度を快適な温度にするために、
エアコンの運転スイッチをONしてコンプレッサを起動
させると、ハイブリッド自動車の走行に不要な時でも、
常にコンプレッサに動力を伝達するために走行用エンジ
ンが始動してしまう。さらに、フロスト防止のようにエ
アコンの運転スイッチがONのままコンプレッサが起動
(ON)/停止(OFF)している間も常に走行用エン
ジンが作動してしまう。この結果、走行用エンジンの燃
料消費率が増加し燃料経済性(省燃費効果)が悪化する
という問題が生じている。
Nされていても、ハイブリッド自動車の走行停止(例え
ば交差点等での停車)時に、走行用エンジンを停止する
ことでコンプレッサを強制的に停止して走行用エンジン
の燃料消費率を減少させることが考えられる。
強制的に停止されるが、送風機は作動を継続するため、
コンプレッサの作動中にエバポレータに付着した凝縮水
が再蒸発し、その水蒸気が吹出口(例えばデフロスタ吹
出口)より吹き出される。これにより、フロント窓ガラ
スやサイド窓ガラス等の窓ガラスの内面に曇りが発生し
易い条件では、長く停車すればする程、窓ガラスの内面
に曇りが発生し、車両乗員に必要な視界が得られないと
いう問題が生じる。
消費率を減少して燃料経済性を向上することのできるハ
イブリッド自動車用空調装置を提供することにある。ま
た、長く停車していても窓ガラスの曇りの除去および防
曇を行うことにより、車両乗員に必要な視界を確保する
ことのできるハイブリッド自動車用空調装置を提供する
ことにある。
よれば、冷媒圧縮機の起動および停止と走行用エンジン
の始動および停止とを連動させることにより、車室内を
冷房するために冷媒圧縮機を起動する時は走行用モータ
も始動し、車室内の冷房が不要なために冷媒圧縮機を停
止する時は走行用モータも停止する。さらに、フロスト
防止のため冷媒圧縮機が起動と停止を繰り返すのに連動
して走行用エンジンも始動と停止を繰り返す。それによ
って、ハイブリッド自動車の車室内を冷房する必要のあ
る時に冷媒圧縮機を駆動する走行用エンジンを始動し、
車室内の冷房が不要な時に走行用エンジンを停止するこ
とができるので、車室内の快適性の向上と省燃費との両
立を図ることができる。
手段にて検出した車速が所定車速以下の時に、バッテリ
の充電量が十分である場合には、燃費および排気ガス低
減のために自動的に走行用エンジンを停止する制御を行
うハイブリッド自動車において、車速検出手段にて検出
した車速が所定車速以下の時に、車速が所定車速よりも
速い時に比べて、冷媒圧縮機の稼働率を低下させること
により、車速が所定車速以下の場合には、走行用エンジ
ンが停止し易くなる。それによって、車速が所定車速以
下の時に、走行用エンジンを停止する頻度を多くするこ
とができるため、走行用エンジンの燃料消費率を減少で
きるので、燃料経済性を向上することができる。
検出手段にて検出した冷却度合が起動制御度合以上の時
に冷媒圧縮機を起動させ、且つ冷却度合検出手段にて検
出した冷却度合が停止制御度合以下の時に冷媒圧縮機を
停止させる圧縮機制御手段を有するハイブリッド自動車
用空調装置において、冷媒圧縮機を起動する起動制御度
合を大きく設定することにより、冷媒圧縮機の稼働率が
減少する。それによって、請求項2と同様な効果を達成
することができる。
切替手段にて車室内の空調状態をエコノミーモードに切
り替えた時に、クールモードの時に比べて、冷媒圧縮機
の稼働率を低下させることにより、エコノミーモードの
時に、走行用エンジンが停止し易くなる。それによっ
て、請求項2と同様な効果を達成することができる。
切替手段にて車室内の空調状態をエコノミーモードに切
り替えた時に、車速検出手段にて検出した車速が遅い
程、冷媒圧縮機の稼働率を低下させることにより、エコ
ノミーモードの時に、走行用エンジンが停止し易くな
る。それによって、請求項2と同様な効果を達成するこ
とができる。また、空調状態切替手段をマニュアル操作
することで、燃料経済性を重視するエコノミーモードを
車両乗員が選択すれば、車速が所定車速以下の時に走行
用エンジンを停止し易くなり、経済的な走行が可能とな
る。一方、空調による快適性を重視するクールモードを
車両乗員が選択すれば、十分な空調能力で車室内を空調
することができる。
手段にて検出した車速が所定車速以下で、且つ窓曇り検
出手段にて窓ガラスが曇り易い状態を検出している時に
は、窓ガラスが曇り難い状態の時と比べて、冷媒圧縮機
を停止させる停止制御度合を低くすることにより、冷媒
圧縮機が停止し難くなり、冷却用熱交換器で除湿した低
湿度の空気を車室内に吹き出し易くなる。したがって、
窓ガラスの曇りが発生し易い条件では、窓ガラスが曇り
難い状態の時と比べて冷媒圧縮機が停止し難くすること
で、窓ガラスの防曇および窓ガラスに曇りが発生し難く
なり、車両乗員に必要な視界を確保することができる。
ッド自動車では、エンジン冷却水温度が低い時に昇温さ
せる場合、あるいは走行用モータを駆動するのに必要な
バッテリの充電量が低下した時にバッテリを充電する場
合に、停車していても走行用エンジンを作動させる必要
がある。このような場合、すなわち、車速検出手段にて
検出した車速が所定車速以下で、且つ走行用エンジンが
作動中の時には、走行用エンジンが停止中の時と比べ
て、冷媒圧縮機を起動させる起動制御度合を低くするこ
とにより、冷媒圧縮機が起動し易くなり、冷却用熱交換
器で除湿した低湿度の空気を車室内に吹き出し易くな
る。したがって、窓ガラスの曇りが発生し易い条件で
は、走行用エンジンが停止中の時と比べて冷媒圧縮機が
起動し易くすることで、省燃費効果をそれほど悪化させ
ずに防曇と冷房感を向上させることができる。
手段にて検出した車速が所定車速以下で、且つ冷媒圧縮
機の作動停止時間が所定時間以上経過した時には、冷媒
圧縮機を起動させる起動制御度合を低くすることによ
り、冷媒圧縮機が起動し易くなり、冷却用熱交換器で除
湿した低湿度の空気を車室内に吹き出し易くなる。した
がって、窓ガラスの曇りが発生し易い条件では、冷媒圧
縮機が起動し易くすることで、省燃費効果をそれほど悪
化させずに防曇と冷房感を向上することができる。
出手段にて検出した窓ガラスが曇り易い状態に基づいて
窓ガラスが曇り易い程度を演算し、その演算した窓ガラ
スが曇り易い程度に基づいて車速検出手段にて検出した
車速が所定車速以下の時の起動制御度合または停止制御
度合を決定することにより、曇りが発生し易い条件で
は、冷媒圧縮機が起動し易くすることで、実用上燃費を
それほど悪化させずに防曇と冷房感を向上することがで
きる。
し図9は本発明の第1実施形態を示したもので、図1は
ハイブリッド自動車の概略構成を示した図で、図2はハ
イブリッド自動車用空調装置の全体構成を示した図で、
図3はハイブリッド自動車用空調装置の制御系を示した
図である。
置は、例えば走行用ガソリンエンジン(以下走行用エン
ジンと略す)1、電動発電機により構成された走行用モ
ータ2、走行用エンジン1を始動させるための始動用モ
ータや点火装置を含むエンジン始動装置3、および走行
用モータ2やエンジン始動装置3に電力を供給するバッ
テリ(ニッケル水素蓄電池)4を搭載するハイブリッド
自動車5の車室内を空調するエアコンユニット6の各空
調手段(アクチュエータ)を、空調制御装置(以下エア
コンECUと言う)7によって制御することにより、車
室内の温度を常に設定温度に保つよう自動制御するよう
に構成されたオートエアコンである。
自動車5の車軸に係脱自在に駆動連結されている。ま
た、走行用モータ2は、ハイブリッド自動車5の車軸に
係脱自在に駆動連結され、走行用エンジン1と車軸とが
連結していない時に車軸と連結されるようになってい
る。そして、走行用モータ2は、駆動源に相当するもの
で、ハイブリッド制御装置(以下ハイブリッドECUと
言う)8により自動制御(例えばインバータ制御)され
るように構成されている。
制御装置(以下エンジンECUと言う)9によりガソリ
ン(燃料)の燃焼効率が最適になるよう自動制御される
ように構成されている。なお、エンジンECU9は、ハ
イブリッド自動車5の通常の走行およびバッテリ4の充
電が必要な時に、エンジン始動装置3を通電制御して走
行用エンジン1を運転する。
当するもので、内部にハイブリッド自動車5の車室内に
空調空気を導く空気通路を形成する空調ダクト10、こ
の空調ダクト10内において空気流を発生させる遠心式
送風機30、空調ダクト10内を流れる空気を冷却して
車室内を冷房するための冷凍サイクル40、および空調
ダクト10内を流れる空気を加熱して車室内を暖房する
ための冷却水回路50等から構成されている。
の車室内の前方側に配設されている。その空調ダクト1
0の最も上流側(風上側)は、吸込口切替箱(内外気切
替箱)を構成する部分で、車室内空気(以下内気と言
う)を取り入れる内気吸込口11、および車室外空気
(以下外気と言う)を取り入れる外気吸込口12を有し
ている。
12の内側には、内外気(吸込口)切替ダンパ13が回
動自在に取り付けられている。この内外気切替ダンパ1
3は、サーボモータ等のアクチュエータ14により駆動
されて、吸込口モードを内気循環モード、外気導入モー
ド等に切り替える。なお、内外気切替ダンパ13は、吸
込口切替箱と共に内外気切替手段を構成する。
側)には、吹出口切替箱を構成する部分で、デフロスタ
(DEF)開口部、フェイス(FACE)開口部および
フット(FOOT)開口部が形成されている。そして、
DEF開口部には、デフロスタダクト15が接続され
て、このデフロスタダクト15の最下流端には、ハイブ
リッド自動車5のフロント窓ガラスの内面に向かって主
に温風を吹き出すデフロスタ(DEF)吹出口18が開
口している。
ト16が接続されて、このフェイスダクト16の最下流
端には、乗員の頭胸部に向かって主に冷風を吹き出すフ
ェイス(FACE)吹出口19が開口している。さら
に、FOOT開口部には、フットダクト17が接続され
て、このフットダクト17の最下流端には、乗員の足元
部に向かって主に温風を吹き出すフット(FOOT)吹
出口20が開口している。
口切替ダンパ21が回動自在に取り付けられている。2
個の吹出口切替ダンパ21は、サーボモータ等のアクチ
ュエータ22によりそれぞれ駆動されて、吹出口モード
をフェイス(FACE)モード、バイレベル(B/L)
モード、フット(FOOT)モード、フットデフ(F/
D)モードまたはデフロスタ(DEF)モードのいずれ
に切り替える。なお、2個の吹出口切替ダンパ21は、
吹出口切替箱と共に吹出口切替手段を構成する。
体的に構成されたスクロールケースに回転自在に収容さ
れた遠心式ファン31、およびこの遠心式ファン31を
回転駆動するブロワモータ32を有している。そして、
ブロワモータ32は、ブロワ駆動回路33を介して印加
されるブロワ端子電圧(以下ブロワ電圧と言う)に基づ
いて、送風量(遠心式ファン31の回転速度)が制御さ
れる。
ベルト駆動されて冷媒を圧縮するコンプレッサ(本発明
の冷媒圧縮機に相当する)41、圧縮された冷媒を凝縮
液化させるコンデンサ(冷媒凝縮器)42、凝縮液化さ
れた冷媒を気液分離して液冷媒のみを下流に流すレシー
バ(受液器、気液分離器)43、液冷媒を減圧膨張させ
るエキスパンションバルブ(膨張弁、減圧手段)44、
減圧膨張された冷媒を蒸発気化させるエバポレータ(冷
媒蒸発器)45、およびこれらを環状に接続する冷媒配
管等から構成されている。
冷却用熱交換器に相当するもので、空気通路を全面塞ぐ
ようにして空調ダクト10内に配設され、自身を通過す
る空気を冷却する空気冷却作用および自身を通過する空
気を除湿する空気除湿作用を行う室内熱交換器である。
また、コンプレッサ41には、走行用エンジン1からコ
ンプレッサ41への回転動力の伝達を断続するクラッチ
手段としての電磁クラッチ46が連結されている。この
電磁クラッチ46は、クラッチ駆動回路47により制御
される。
された時に、走行用エンジン1の回転動力がコンプレッ
サ41に伝達されて、エバポレータ45による空気冷却
作用が行われる。このとき、コンプレッサ41の吐出口
より吐出される冷媒の吐出容量は、走行用エンジン1の
回転速度に比例して変化する。また、電磁クラッチ46
の通電が停止(OFF)した時に、走行用エンジン1と
コンプレッサ41とが遮断され、エバポレータ45によ
る空気冷却作用が停止される。ここで、コンデンサ42
は、ハイブリッド自動車5が走行する際に生じる走行風
を受け易い場所に配設され、内部を流れる冷媒と冷却フ
ァン48により送風される外気および走行風とを熱交換
する室外熱交換器である。
ンプによって、走行用エンジン1のウォータジャケット
で暖められた冷却水を循環させる回路で、ラジエータ、
サーモスタット(いずれも図示せず)およびヒータコア
51を有している。このヒータコア51は、加熱用熱交
換器に相当するもので、内部に走行用エンジン1を冷却
した冷却水が流れ、この冷却水を暖房用熱源として冷風
を再加熱する。
分的に塞ぐように空調ダクト10内においてエバポレー
タ45よりも下流側に配設されている。ヒータコア51
の空気上流側には、エアミックスダンパ52が回動自在
に取り付けられている。このエアミックスダンパ52
は、サーボモータ等のアクチュエータ53に駆動され
て、その停止位置によって、ヒータコア51を通過する
空気量とヒータコア51を迂回する空気量との割合を調
節して、車室内へ吹き出す空気の吹出温度を調整する吹
出温度調整手段として働く。
空調装置1の制御系の構成を図1、図3および図4に基
づいて説明する。エアコンECU7には、エンジンEC
U9から出力される通信信号、車室内前面に設けられた
コントロールパネルP上の各スイッチからのスイッチ信
号、および各センサからのセンサ信号が入力される。な
お、エアコンECU7は、本発明の圧縮機(コンプレッ
サ)制御手段に相当するものである。
ッチとは、図4に示したように、コンプレッサ41の起
動および停止を指令するためのエアコン(A/C)スイ
ッチ60およびエコノミー(ECON)スイッチ61、
吸込口モードを切り替えるための吸込口切替スイッチ6
2、車室内の温度を所望の温度に設定するための温度設
定レバー(温度設定手段)63、遠心式ファン31の送
風量を切り替えるための風量切替レバー64、および吹
出口モードを切り替えるための吹出口切替スイッチ等で
ある。
空調状態切替手段に相当するもので、車室内の快適性を
重視するクールモードを指令するエアコンスイッチであ
る。また、ECOスイッチ61は、本発明の空調状態切
替手段に相当するもので、コンプレッサ41のON/O
FF温度を定常時の4℃ON、3℃OFFに対して、1
3℃ON、12℃OFFにする燃料経済性(省燃費性)
を重視するエコノミーモードを指令するエアコンスイッ
チである。また、温度設定レバー63は、空調状態設定
手段に相当するもので、空調状態設定手段としてはこの
他に吸込口切替スイッチ62、風量切替レバー64また
は吹出口切替スイッチを使用することができる。
ACEモードに固定するためのフェイス(FACE)ス
イッチ65、B/Lモードに固定するためのバイレベル
(B/L)スイッチ66、FOOTモードに固定するた
めのフット(FOOT)スイッチ67、F/Dモードに
固定するためのフットデフ(F/D)スイッチ68、お
よびDEFモードに固定するためのデフロスタ(DE
F)スイッチ69等がある。
に、車室内の空気温度(以下内気温度と言う)を検出す
る内気温度センサ(内気温度検出手段)71、車室外の
空気温度(以下外気温度と言う)を検出する外気温度セ
ンサ(外気温度検出手段)72、車室内に照射される日
射量を検出する日射センサ(日射検出手段)73、エバ
ポレータ45の空気冷却温度を検出するエバ後温度セン
サ(本発明の冷却度合検出手段に相当する)74、およ
びヒータコア51に流入する冷却水の温度(冷却水温)
を検出する冷却水温度センサ(冷却水温検出手段)75
等がある。
荷検出手段に相当するもので、空調負荷検出手段として
は、その他に外気温度センサ72、日射センサ73、冷
却水温度センサ75または冷媒圧力センサ等を使用する
ことができる。また、内気温度センサ71、外気温度セ
ンサ72および冷却水温度センサ75は、具体的にはサ
ーミスタが使用されている。そして、エバ後温度センサ
74は、具体的にはエバポレータ45を通過した直後の
空気温度(以下エバ後温度と言う)を検出するサーミス
タ等のエバ後温度検出手段である。
示しないCPU、ROM、RAM等からなるマイクロコ
ンピュータが設けられ、各センサ71〜75からのセン
サ信号は、エアコンECU7内の図示しない入力回路に
よってA/D変換された後にマイクロコンピュータに入
力されるように構成されている。なお、エアコンECU
7は、ハイブリッド自動車5のイグニッションスイッチ
が投入(オン)されたときに、バッテリ4から直流電源
が供給されて作動する。
御処理を図5ないし図9に基づいて説明する。ここで、
図5はエアコンECU7による基本的な制御処理を示し
たフローチャートである。
ン)されてエアコンECU7に直流電源が供給される
と、図5のルーチンが起動され、各イニシャライズおよ
び初期設定を行う(ステップS1)。次に、温度設定レ
バー63等の各スイッチからスイッチ信号を読み込む
(温度設定手段:ステップS2)。
サ72、日射センサ73、エバ後温度センサ74および
冷却水温度センサ75からセンサ信号をA/D変換した
信号を読み込む(内気温度検出手段:ステップS3)。
続いて、予めROMに記憶された下記の数1の式に基づ
いて車室内に吹き出す空気の目標吹出温度(TAO)を
算出する(目標吹出温度決定手段:ステップS4)。
AM×TAM−KS×TS+C なお、TSETは温度設定レバー63にて設定した設定
温度、TRは内気温度センサ71にて検出した内気温
度、TAMは外気温度センサ72にて検出した外気温
度、TSは日射センサ73にて検出した日射量である。
また、KSET、KR、KAMおよびKSはゲインで、
Cは補正用の定数である。
ップ、図6参照)から、目標吹出温度(TAO)に対応
するブロワ電圧(ブロワモータ32に印加する電圧:
V)を決定する(送風量決定手段:ステップS5)。こ
こで、ブロワ電圧の決定において、OFFはブロワモー
タ32への通電停止する位置を示し、AUTOはブロワ
モータ32のブロワ電圧を自動コントロールする位置を
示し、LOはブロワモータ32にブロワ電圧の最小値を
印加する(最小風量)ことを示し、MEはブロワモータ
32にブロワ電圧の中間値を印加する(中間風量)位置
を示し、HIはブロワモータ32にブロワ電圧の最大値
を印加する(最大風量)位置を示す。
ップ、図7参照)から、目標吹出温度(TAO)に対応
する吸込口モードを決定する(ステップS6)。ここ
で、吸込口モードの決定においては、目標吹出温度(T
AO)が低い温度から高い温度にかけて、内気循環モー
ド、内外気導入(半内気)モード、外気導入モードとな
るように決定される。
ンパ13を図2の一点鎖線位置に設定して、内気を内気
吸込口11から吸い込む吸込口モードである。また、内
外気導入モードとは、内外気切替ダンパ13を中間位置
設定して、内気を内気吸込口11から吸い込み、外気を
外気吸込口12から吸い込む吸込口モードである。さら
に、外気導入モードとは、内外気切替ダンパ13を図2
の実線位置に設定して、外気を外気吸込口12から吸い
込む吸込口モードである。
ントロールパネルP上のFACEスイッチ65、B/L
スイッチ66、FOOTスイッチ67、F/Dスイッチ
68またはDEFスイッチ69のいずれかの吹出口切替
スイッチにより設定された吹出口モードに設定される。
の式に基づいてエアミックスダンパ52の目標ダンパ開
度(SW)を算出する(ダンパ開度決定手段:ステップ
S7)。
×100(%) なお、TEはエバ後温度センサ74にて検出したエバ後
温度で、TWは冷却水温度センサ75にて検出した冷却
水温度である。
とき、エアミックスダンパ52は、エバポレータ45か
らの冷風の全てをヒータコア51から迂回させる位置
(MAX・COOL位置)に制御される。また、SW≧
100(%)として算出されたとき、エアミックスダン
パ52は、エバポレータ45からの冷風の全てをヒータ
コア51へ通す位置(MAX・HOT位置)に制御され
る。さらに、0(%)<SW<100(%)として算出
されたとき、エアミックスダンパ52は、エバポレータ
45からの冷風の一部をヒータコア51に通し、冷風の
残部をヒータコア51から迂回させる位置に制御され
る。
スイッチ60またはECOスイッチ61がONされてい
る時に、コンプレッサ41の制御状態を決定する(コン
プレッサ制御手段:ステップS8)。次に、各ステップ
S4〜ステップS8にて算出または決定した各制御状態
が得られるように、アクチュエータ14、22、53、
ブロワ駆動回路33およびクラッチ駆動回路47に対し
て制御信号を出力する。さらに、エンジンECU9に対
してエンジン作動要求(E/GON)信号またはエンジ
ン停止要求(E/GOFF)信号を出力する(ステップ
S9)。そして、ステップS10で、制御サイクル時間
であるt(例えば0.5秒間〜2.5秒間)の経過を待
ってステップS2の制御処理に戻る。
制御、所謂コンプレッサ制御を図8に基づいて説明す
る。ここで、図8はエアコンECUによるコンプレッサ
制御を示したフローチャートである。
Cスイッチ60がONされているか否かを判定する(ス
テップS21)。この判定結果がYESの場合には、エ
バ後温度センサ74にて検出したエバ後温度(TE)に
基づいて、コンプレッサ41の起動(ON)および停止
(OFF)を決定すると共に、エンジン作動要求(E/
GON)信号を出力するかOFFするかを決定する(ス
テップS22)。その後に、図8のルーチンを抜ける。
図(マップ)に示したように、エバ後温度(TE)が第
1着霜限界温度(例えば4℃)以上の時は、コンプレッ
サ41を起動(ON)するように出力すると共に、E/
GON信号を出力する。また、エバ後温度(TE)が第
1着霜限界温度よりも低温の第2着霜限界温度(例えば
3℃)以下の時は、コンプレッサ41の作動を停止(O
FF)するように出力すると共に、E/GON信号の出
力をOFFする。
場合には、ECOスイッチ61がONされているか否か
を判定する(ステップS23)。この判定結果がNOの
場合には、コンプレッサ41をOFFするように出力す
ると共に、E/GON信号の出力をOFFする(ステッ
プS24)。その後に、図8のルーチンを抜ける。
の場合には、ハイブリッド自動車5が走行中であるか停
車中であるかを判定する。具体的には、車速センサにて
検出したハイブリッド自動車5の車速が所定車速(例え
ば10km/h)以上であるか否かを判定する(ステッ
プS25)。この判定結果がYESの場合には、すなわ
ち、ハイブリッド自動車5が走行中の場合には、コンプ
レッサ41をONする温度(第1起動制御温度)をハイ
ブリッド自動車5が停車中の時の第2起動制御温度(例
えば25℃)よりも低く設定する。そして、エバ後温度
(TE)に基づいて、コンプレッサ41のONおよびO
FFを決定すると共に、E/GON信号を出力するかO
FFするかを決定する(ステップS26)。その後に、
図8のルーチンを抜ける。
図(マップ)に示したように、エバ後温度(TE)が第
1起動制御温度(例えば13℃)以上の時は、コンプレ
ッサ41をONするように出力すると共に、E/GON
信号を出力する。また、エバ後温度(TE)が第1停止
制御温度(例えば12℃)以下の時は、コンプレッサ4
1をOFFするように出力すると共に、E/GON信号
の出力をOFFする。
場合には、すなわち、ハイブリッド自動車5が停車中の
場合には、コンプレッサ41をONする温度(第2起動
制御温度)を車速が所定速度(例えば10km/h)以
上の時の第1起動制御温度(例えば13℃)よりも高く
設定する(ステップS27)。その後に、図8のルーチ
ンを抜ける。
図(マップ)に示したように、エバ後温度(TE)が第
2起動制御温度(例えば25℃)以上の時は、コンプレ
ッサ41をONするように出力すると共に、E/GON
信号を出力する。また、エバ後温度(TE)が第1停止
制御温度(例えば12℃)以下の時は、コンプレッサ4
1をOFFするように出力すると共に、E/GON信号
の出力をOFFする。
御処理を図9に基づいて説明する。ここで、図9はエン
ジンECU9による基本的な制御処理を示したフローチ
ャートである。
自動車5の運転状態を検出する運転状態検出手段として
の各センサ信号や、エアコンECU7およびハイブリッ
ドECU8からの通信信号が入力される。なお、センサ
としては、エンジン回転速度センサ、車速センサ、スロ
ットル開度センサ、バッテリ電圧計および冷却水温セン
サ(いずれも図示せず)等が使用される。そして、エン
ジンECU9の内部には、図示しないCPU、ROM、
RAM等からなるマイクロコンピュータが設けられ、各
センサからのセンサ信号は、エンジンECU9内の図示
しない入力回路によってA/D変換された後にマイクロ
コンピュータに入力されるように構成されている。
ン)されてエンジンECU9に直流電源が供給される
と、図9のルーチンが起動され、各イニシャライズおよ
び初期設定を行う(ステップS31)。次に、エンジン
回転速度センサ、車速センサ、スロットル開度センサ、
バッテリ電圧計および冷却水温センサからの各センサ信
号を読み込む(ステップS32)。次に、ハイブリッド
ECU8との通信(送信および受信)を行う(ステップ
S33)。次に、エアコンECU7との通信(送信およ
び受信)を行う(ステップS34)。
ンジン1のON、OFFを判定する。具体的には、車速
センサにて検出したハイブリッド自動車5の車速が例え
ば40km/h以上であるか否かを判定する。また、バ
ッテリ電圧計にて検出したバッテリ4の電圧が発電機を
回して充電が必要な所定電圧以下であるか否かを判定す
る(ステップS35)。この判定結果がONの場合に
は、始動用モータや点火装置を含むエンジン始動装置3
に対して、走行用エンジン1を始動(ON)させるよう
に制御信号を出力する(ステップS36)。その後にス
テップS32に戻る。
(NO)の場合には、走行用エンジン1を始動すること
を要求するE/GON信号を、エアコンECU7から受
信しているか否かを判定する(作動要求信号判定手段:
ステップS37)。この判定結果がNOの場合には、エ
アコンECU7からE/GOFF信号を受信しているこ
とになるため、エンジン始動装置3に対して、走行用エ
ンジン1の作動を停止(OFF)させるように制御信号
を出力する(ステップS38)。その後にステップS3
2に戻る。
の場合には、ステップS36に移行して、エンジン始動
装置3に対して、走行用エンジン1を始動(ON)させ
るように制御信号を出力する。なお、図9のフローチャ
ート中に、エアコンECU7からE/GOFF信号を受
信しているか否かを判定する停止要求信号判定手段を設
けて、エアコンECU7からE/GOFF信号を受信し
ている時には、ステップS38の制御処理に移行して、
エンジン始動装置3に対して、走行用エンジン1の作動
を停止(OFF)させるように制御信号を出力するよう
にしても良い。
のハイブリッド自動車用空調装置の作用を図1ないし図
9に基づいて簡単に説明する。
Nされている場合には、予めROMに記憶された特性図
(図8参照)に示したように、エバ後温度(TE)が第
1着霜限界温度(例えば4℃)以上の時に、コンプレッ
サ41を起動(ON)するように出力され、且つエンジ
ンECU9にE/GON信号が出力される。したがっ
て、走行用エンジン1によりベルト駆動されるコンプレ
ッサ41を起動させることができるので、エバポレータ
45の空気冷却作用を行うことができる。
れた空気は、エバポレータ45を通過する際に例えば4
℃程度まで冷やされた後に、ヒータコア51を通過する
際に再加熱(リヒート)されて、車室内に吹き出され
る。これにより、車室内に吹き出す空気の目標吹出温度
(TAO)を各空調手段によって作り易くなり、乗員が
温度設定レバー63を操作することによって設定された
設定温度(TSET)まで車室内を冷房できるので、車
室内の快適性を向上することができる。
つハイブリッド自動車5が走行中の場合には、予めRO
Mに記憶された特性図(図8参照)に示したように、エ
バ後温度(TE)が第1起動制御温度(例えば13℃)
以上の時に、コンプレッサ41をONするように出力さ
れ、且つエンジンECU9にE/GON信号が出力され
る。したがって、上記のA/Cスイッチ60のONの時
よりも、コンプレッサ41をONする温度が高く設定さ
れるので、コンプレッサ41をOFFする頻度が多くな
り、コンプレッサ41のON/OFF周期(圧縮機作動
時間よりも圧縮機停止時間の方)が長くなる。
のONの時よりも、コンプレッサ41の稼働率が下が
り、コンプレッサ41をONする機会が減るので、走行
用エンジン1の負荷が減少する。また、コンプレッサ4
1のOFFと同時に、走行用エンジン1もOFFされる
ので、走行用エンジン1の燃料消費率を減少でき、ハイ
ブリッド自動車5の燃料経済性(省燃費)を向上でき
る。
且つハイブリッド自動車5が停車中の場合には、予めR
OMに記憶された特性図(図8参照)に示したように、
エバ後温度(TE)が第1起動制御温度(例えば13
℃)よりも高い第2起動制御温度(例えば25℃)以上
の時に、コンプレッサ41をONするように出力され、
且つエンジンECU9にE/GON信号が出力される。
行中の時よりも、コンプレッサ41の稼働率が更に下が
り、コンプレッサ41がONする機会が減るので、走行
用エンジン1の負荷が減少する。このとき、バッテリ4
の電圧(充電量)が十分であれば、走行用エンジン1を
OFFし易くなる。したがって、コンプレッサ41のO
FFと同時に、走行用エンジン1もOFFされる。すな
わち、コンプレッサ41をOFFする頻度を多くするこ
とで、走行用エンジン1をOFFする頻度も多くするこ
とができるので、走行用エンジン1の燃料消費率を飛躍
的に減少でき、ハイブリッド自動車5の燃料経済性(省
燃費)を著しく向上できる。
実施形態のハイブリッド自動車用空調装置は、ECOス
イッチ61がONされ、ハイブリッド自動車5が停車
(例えば交差点等での停車)中の場合に、コンプレッサ
41(電磁クラッチ46)がONする起動制御温度を高
く設定することにより、コンプレッサ41および走行用
エンジン1をOFFする頻度が多くなり、コンプレッサ
41および走行用エンジン1の稼働率が下がる。それに
よって、ECOスイッチ61等のエアコンの運転スイッ
チがONされていても、コンプレッサ41および走行用
エンジン1を断続的にOFFすることにより、走行用エ
ンジン1の燃料消費率を飛躍的に減少するので、ハイブ
リッド自動車5の燃料経済性を著しく向上することがで
きる。
GON信号のONおよびOFFとコンプレッサ41のO
NおよびOFFとを連動しているので、ハイブリッド自
動車5の車室内を冷房する必要のある時に走行用エンジ
ン1をONし、車室内の冷房が不要な時に走行用エンジ
ン1をOFFすることができるので、車室内の快適性の
向上と省燃費との両立を図ることができる。
施形態を示したもので、エアコンECU7によるコンプ
レッサ制御を示したフローチャートである。なお、図8
のフローチャートと同一の制御処理を行うものは同番号
を付し、説明を省略する。
およびステップS25の判定結果がNOの場合には、す
なわち、ハイブリッド自動車5が停車中の場合には、コ
ンプレッサ41をOFFするように出力すると共に、E
/GON信号の出力をOFFする(ステップS28)。
その後に、図10のルーチンを抜ける。
れ、且つハイブリッド自動車5が停車中の場合には、必
ず走行用エンジン1およびコンプレッサ41がOFFさ
れるので、走行用エンジン1の燃料消費率を飛躍的に減
少でき、ハイブリッド自動車5の燃料経済性(省燃費)
を著しく向上できる。
施形態を示したもので、エアコンECUによるコンプレ
ッサ制御を示したフローチャートである。なお、図8の
フローチャートと同一の制御処理を行うものは同番号を
付し、説明を省略する。
は、すなわち、ハイブリッド自動車5が停車中の場合に
は、E/GON信号の出力をOFFする(ステップS4
1)。次に、ハイブリッド自動車5が停車中であって
も、走行用エンジン1の冷却水温が所定温度以下の時、
あるいはバッテリ4を充電する必要がある時には、走行
用エンジン1を回す場合がある。このため、走行用エン
ジン1が回転中であるか停止中であるかを判定する。
検出した走行用エンジン1の回転速度が所定回転速度
(例えば1000rpm)以上であるか否かを判定する
(ステップS42)。この判定結果がNOの場合には、
すなわち、走行用エンジン1が停止(OFF)している
場合には、コンプレッサ41をONする温度(第2起動
制御温度)を走行用エンジン1の回転中の時の第1起動
制御温度(例えば13℃)よりも高く設定する(ステッ
プS43)。その後に、図11のルーチンを抜ける。
図(マップ)に示したように、エバ後温度(TE)が第
2起動制御温度(例えば25℃)以上の時は、コンプレ
ッサ41をONするように出力すると共に、E/GON
信号を出力する。また、エバ後温度(TE)が第1停止
制御温度(例えば12℃)以下の時は、コンプレッサ4
1をOFFするように出力すると共に、E/GON信号
の出力をOFFする。
の場合には、すなわち、走行用エンジン1が回転(O
N)している場合には、コンプレッサ41をONする温
度(第1起動制御温度)を走行用エンジン1の停止中の
時の第2起動制御温度(例えば25℃)よりも低く設定
する。そして、エバ後温度(TE)に基づいて、コンプ
レッサ41のONおよびOFFを決定する(ステップS
44)。その後に、図11のルーチンを抜ける。
図(マップ)に示したように、エバ後温度(TE)が第
1起動制御温度(例えば13℃)以上の時はコンプレッ
サ41をONするように出力し、エバ後温度(TE)が
第1停止制御温度(例えば12℃)以下の時はコンプレ
ッサ41をOFFするように出力する。
れ、且つハイブリッド自動車5が停車中の場合には、走
行用エンジン1およびコンプレッサ41がOFFされる
が、例えばバッテリ4を充電するために発電機を走行用
エンジン1で回転駆動する必要がある時は、走行用エン
ジン1は作動している。このようなときに、コンプレッ
サ41をONすることで、ハイブリッド自動車5の車室
内の冷房およびフロント窓ガラス等の防曇を行うように
している。
の変形例を示したフローチャートである。なお、図11
のフローチャートと同一の制御処理を行うものは同番号
を付し、説明を省略する。
は、すなわち、走行用エンジン1が停止(OFF)して
いる場合には、コンプレッサ41をOFFするように出
力する(ステップS45)。その後に、図11のルーチ
ンを抜ける。
発明の第4実施形態を示したもので、図13はハイブリ
ッド自動車用空調装置の制御系を示した図である。
ロント窓ガラスやサイド窓ガラス等の窓ガラスの内面が
曇り易い状態を検出する窓曇り検出手段としての室内湿
度センサ76が接続されている。この室内湿度センサ7
6は、ハイブリッド自動車5の車室内の室内湿度を検出
する室内湿度検出手段である。そして、エアコンECU
7は、室内湿度センサ76にて検出した室内湿度が所定
値以上の際に、フロント窓ガラスの内面が曇り易い条件
を満足していると判定する。
プレッサ制御を示したフローチャートである。なお、図
8のフローチャートと同一の制御処理を行うものは同番
号を付し、説明を省略する。
は、すなわち、ハイブリッド自動車5が停車中の場合に
は、フロント窓ガラスの内面が曇り易い条件を満足して
いるか否かを判定する。例えば室内湿度センサ76にて
検出した室内湿度が所定値以上であるか否かを判定する
(ステップS52)。この判定結果がNOの場合には、
すなわち、フロント窓ガラスの内面が曇り難い場合に
は、コンプレッサ41をOFFする温度(第1停止制御
温度)をフロント窓ガラスの内面が曇り易い時の第2停
止制御温度(第2着霜限界温度:例えば3℃)よりも高
く設定する(ステップS53)。その後に、図14のル
ーチンを抜ける。
図(マップ)に示したように、エバ後温度(TE)が第
2起動制御温度(例えば25℃)以上の時は、コンプレ
ッサ41をONするように出力すると共に、E/GON
信号を出力する。また、エバ後温度(TE)が第1停止
制御温度(例えば12℃)以下の時は、コンプレッサ4
1をOFFするように出力すると共に、E/GON信号
の出力をOFFする。
の場合には、すなわち、フロント窓ガラスの内面が曇り
易い場合には、コンプレッサ41をOFFする温度(第
1停止制御温度)をフロント窓ガラスの内面が曇り難い
時の第2停止制御温度(例えば12℃)よりも低く設定
する。そして、エバ後温度(TE)に基づいて、コンプ
レッサ41のONおよびOFFを決定する(ステップS
56)。その後に、図14のルーチンを抜ける。
図(マップ)に示したように、エバ後温度(TE)が第
2起動制御温度(例えば25℃)以上の時はコンプレッ
サ41をONするように出力すると共に、E/GON信
号を出力する。また、エバ後温度(TE)が第2停止制
御温度(第2着霜限界温度:例えば3℃)以下の時はコ
ンプレッサ41をOFFするように出力すると共に、E
/GON信号の出力をOFFする。
くすることにより省燃費効果を向上させるようにしたハ
イブリッド自動車5では、ハイブリッド自動車5が停車
してら省燃費の面からも、走行用エンジン1の騒音や振
動の面からも、走行用エンジン1を止めることが望まし
い。
が長くなると、コンプレッサ41のOFF時間が長くな
るため、コンプレッサ41の作動中にエバポレータ45
に付着した凝縮水が再蒸発し、その水蒸気が例えばDE
F吹出口18より吹き出されると、フロント窓ガラスの
内面に曇りが発生し易くなる。仮に、エバ後温度センサ
74にて検出するエバ後温度(TE)が第1停止制御温
度(例えば12℃)まで低下したらコンプレッサ41を
OFFするようにすると、フロント窓ガラスが曇り易い
条件の程度により、フロント窓ガラスの内面の曇りが完
全に除去されないままとなる。さらに、コンプレッサ4
1をOFFすることでフロント窓ガラスの内面の曇りの
進行が加速され、車両乗員(ドライバー)に必要な運転
視界を確保することができず、ハイブリッド自動車5を
直ちに発進させることができなくなってしまう。
れ、ハイブリッド自動車5が停車中で、且つフロント窓
ガラスの内面が曇り易い条件を満足した場合には、例え
ば低外気温度、吸込口モードが内気循環モード、雨降り
または乗車人数が多い等のように窓ガラスの曇りが発生
し易い条件下で車両乗員が乗車すると、フロント窓ガラ
スの内面が曇るのを防止するために、エバ後温度センサ
74にて検出するエバ後温度(TE)が第2停止制御温
度(例えば3℃)以下になるまでコンプレッサ41をO
Nし続けることで、室内湿度を低下させてフロント窓ガ
ラスの内面の曇りを完全に除去するようにしている。
により、エバポレータ45に付着した凝縮水が再蒸発
し、その水蒸気でフロント窓ガラスの内面に薄く曇りが
発生している場合でも、エバ後温度(TE)が3℃以下
になるまで、コンプレッサ41をONすることで、低湿
度の空気を例えばDEF吹出口18よりフロント窓ガラ
スの内面に向けて吹き出すことになり、フロント窓ガラ
スの内面の曇りを完全に晴らすことができる。そのた
め、ハイブリッド自動車5の駐車時間または停車時間が
長くても、フロント窓ガラスに必要な視界を確保するこ
とができるので、ハイブリッド自動車5を直ちに発進さ
せることができる。
ジン1をOFFする頻度を多くすることにより省燃費効
果を向上させるようにしたハイブリッド自動車用空調装
置において、ハイブリッド自動車5の停車時にエバ後温
度(TE)が25℃以上で走行用エンジン1とコンプレ
ッサ41をONし、フロント窓ガラスの内面が曇り易い
条件を満足する時に限ってエバ後温度(TE)が3℃以
下となるまで、コンプレッサ41をONすることで、フ
ロント窓ガラスの内面の曇り対策(曇りの除去および防
曇)と省燃費を両立させることができる。
施形態を示したもので、エアコンECUによるコンプレ
ッサ制御を示したフローチャートである。なお、図14
のフローチャートと同一の制御処理を行うものは同番号
を付し、説明を省略する。
は、すなわち、ハイブリッド自動車5が停車中の場合に
は、走行用エンジン1が回転中であるか停止中であるか
を判定する。具体的には、エンジン回転速度センサにて
検出した走行用エンジン1の回転速度が所定回転速度
(例えば1000rpm)以上であるか否かを判定する
(ステップS50)。この判定結果がNOの場合には、
すなわち、走行用エンジン1が停止している場合には、
ステップS52に進む。
の場合には、すなわち、バッテリ4を充電するために発
電機を回転駆動する必要がある時、あるいは走行用エン
ジン1の冷却水温が所定冷却水温(例えば60℃)以下
で冷却水温を昇温する必要のある時などの理由から、走
行用エンジン1が回転している場合には、エバ後温度
(TE)が第1起動制御温度(例えば13℃)以上なら
ば、コンプレッサ41をONするように出力する(ステ
ップS51)。その後に、ステップS52に進む。
且つハイブリッド自動車5を停車している場合でも、走
行用エンジン1の冷却水温が所定冷却水温(例えば60
℃)以下の低温の時、および走行用モータ2を駆動する
のに必要なバッテリ4の容量が低下した時にバッテリ4
を充電する時に、走行用エンジン1を作動させる場合が
ある。このような時に、エバ後温度(TE)が第1起動
制御温度(例えば13℃)以上であれば、走行用エンジ
ン1だけでなくコンプレッサ41もONさせることによ
り、燃費をそれほど悪化させることなく、フロント窓ガ
ラスの内面の防曇と冷房フィーリングを向上させること
ができる。
施形態を示したもので、エアコンECUによるコンプレ
ッサ制御を示したフローチャートである。なお、図14
のフローチャートと同一の制御処理を行うものは同番号
を付し、説明を省略する。
には、すなわち、フロント窓ガラスの内面が曇り易い場
合には、コンプレッサ41の作動停止時間(コンプレッ
サOFF時間)が所定時間以上経過しているか否かを判
定する。すなわち、所定時間(例えば90秒間)以上コ
ンプレッサ41のOFF状態を継続しているか否かを判
定する(ステップS54)。この判定結果がNOの場合
には、ステップS56に進む。
の場合には、すなわち、コンプレッサOFF時間が90
秒間以上経過している場合には、エバ後温度(TE)が
第1起動制御温度(例えば13℃)以上ならば、コンプ
レッサ41をONするように出力すると共に、E/GO
N信号の出力をONする(ステップS55)。その後
に、ステップS56に進む。
おり、しかも例えば異常に渋滞している時などのように
ハイブリッド自動車5が停車している時、フロント窓ガ
ラスの内面が曇り易い条件を満足する場合には、コンプ
レッサOFF時間が例えば90秒間以上継続し、且つエ
バ後温度(TE)が第1起動制御温度(例えば13℃)
であれば、走行用エンジン1をONしコンプレッサ41
もONすることにより、実用上燃費をそれほど悪化させ
ることなく、フロント窓ガラスの内面の防曇と冷房フィ
ーリングを向上させることができる。なお、所定時間を
90秒間以上とした理由は、通常の走行パターンでは、
信号で停止しても、ほとんど停車時間が90秒間以内で
あるためである。
を、エアコンECU7によって自動コントロールするハ
イブリッド自動車用空調装置(オートエアコン)に適用
したが、本発明を、マニュアル操作によって制御するハ
イブリッド自動車用空調装置(マニュアルエアコン)に
適用しても良い。また、本発明を、空調ダクト10内
に、送風機および加熱用熱交換器を配設したハイブリッ
ド自動車用温水式暖房装置に適用しても良い。さらに、
本発明を、空調ダクト10内に、送風機および冷却用熱
交換器を配設したハイブリッド自動車用冷房装置に適用
しても良い。
却水を暖房用熱源とするヒータコア51を使用したが、
加熱用熱交換器として冷媒の凝縮熱を暖房用熱源とする
コンデンサを使用しても良い。また、冷凍サイクル内の
冷媒の流れ方向を四方弁等で逆転することにより、室内
熱交換器をコンデンサとして機能させ、室外熱交換器を
エバポレータとして機能させても良い。
チ61とを1つの手動操作手段(スイッチ)で構成して
も良い。また、ハイブリッド自動車5の運転状態を検出
するセンサの値や、上記の空調状態設定手段にて設定さ
れた値によって、クールモードとエコノミーモードとを
切り替えるようにしても良い。また、A/C、ECON
の名称は、何でも良く、快適温重視、省燃費重視の意味
合いの2つのボタンスイッチが設けられていれば良い。
て、エバポレータ45を通過した直後の空気温度を検出
するエバ後温度センサ74を使用したが、冷却度合検出
手段として、冷凍サイクル40の冷媒温度または冷媒圧
力(低圧圧力)によりエバポレータ45等の冷却用熱交
換器による冷却度合を検出するようにしても良い。ま
た、エバポレータ45のフィン温度を検出する温度セン
サを設けて、そのフィン温度を冷却度合として検出する
ようにしても良い。
センサ71等の内気温度検出手段、外気温度センサ72
等の外気温度検出手段、車速センサ等の車速検出手段、
日射センサ73等の日射検出手段、吸込口切替スイッチ
62等の吸込口モード検出手段、ワイパーの作動を検出
する雨天検出手段、着座センサによる乗員数検出手段の
少なくとも1つおよびその組み合わせにより、窓ガラス
が曇り易い程度を演算するようにしても良い。
である(第1実施形態)。
した模式図である(第1実施形態)。
たブロック図である(第1実施形態)。
1実施形態)。
たフローチャートである(第1実施形態)。
性図である(第1実施形態)。
特性図である(第1実施形態)。
たフローチャートである(第1実施形態)。
たフローチャートである(第1実施形態)。
したフローチャートである(第2実施形態)。
したフローチャートである(第3実施形態)。
フローチャートである(第3実施形態)。
したブロック図である(第4実施形態)。
したフローチャートである(第4実施形態)。
したフローチャートである(第5実施形態)。
したフローチャートである(第6実施形態)。
Claims (9)
- 【請求項1】走行用エンジン、走行用モータおよびこの
走行用モータに電力を供給するバッテリを搭載したハイ
ブリッド自動車の車室内を空調するハイブリッド自動車
用空調装置において、 (a)前記ハイブリッド自動車の車室内に空気を送るた
めの空調ダクトと、 (b)この空調ダクト内において車室内に向かう空気流
を発生させる送風機と、 (c)前記走行用エンジンの動力によって冷媒を圧縮し
吐出する冷媒圧縮機と、 (d)前記空調ダクト内に配され、前記冷媒圧縮機より
吐出された冷媒と前記空調ダクト内の空気とを熱交換し
て空気を冷却させる冷却用熱交換器と、 (e)前記冷媒圧縮機の起動および停止と前記走行用エ
ンジンの始動および停止とを連動させる空調制御装置と
を備えたことを特徴とするハイブリッド自動車用空調装
置。 - 【請求項2】請求項1に記載のハイブリッド自動車用空
調装置において、 前記ハイブリッド自動車の車速を検出する車速検出手段
と、この車速検出手段にて検出した車速が所定車速以下
の時に、前記バッテリの充電量が十分である場合、前記
走行用エンジンを停止する制御を行うエンジン制御装置
とを備え、 前記空調制御装置は、前記車速検出手段にて検出した車
速が所定車速以下の時に、その車速が所定車速よりも速
い時に比べて、前記冷媒圧縮機の稼働率を低下させるこ
とを特徴とするハイブリッド自動車用空調装置。 - 【請求項3】請求項2に記載のハイブリッド自動車用空
調装置において、 前記空調制御装置は、前記冷却用熱交換器による冷却度
合を検出する冷却度合検出手段、およびこの冷却度合検
出手段にて検出した冷却度合が起動制御度合以上の時に
前記冷媒圧縮機を起動させ、前記冷却度合検出手段にて
検出した冷却度合が停止制御度合以下の時に前記冷媒圧
縮機を停止させる圧縮機制御手段を有し、 前記冷媒圧縮機の稼働率を低下させるとは、前記起動制
御度合を大きく設定することであることを特徴とするハ
イブリッド自動車用空調装置。 - 【請求項4】請求項1ないし請求項3のいずれか1つに
記載のハイブリッド自動車用空調装置において、 車室内の空調状態を、快適性を重視するクールモードと
燃料経済性を重視するエコノミーモードとに切り替える
空調状態切替手段を備え、 前記空調制御装置は、前記空調状態切替手段にて車室内
の空調状態をエコノミーモードに切り替えた時に、クー
ルモードの時に比べて、前記冷媒圧縮機の稼働率を低下
させることを特徴とするハイブリッド自動車用空調装
置。 - 【請求項5】請求項1に記載のハイブリッド自動車用空
調装置において、 車室内の空調状態を、快適性を重視するクールモードと
燃料経済性を重視するエコノミーモードとに切り替える
空調状態切替手段と、前記ハイブリッド自動車の車速を
検出する車速検出手段と、この車速検出手段にて検出し
た車速が所定車速以下の時に、前記バッテリの充電量が
十分である場合、前記走行用エンジンを停止する制御を
行うエンジン制御装置とを備え、 前記空調制御装置は、前記空調状態切替手段にて車室内
の空調状態をエコノミーモードに切り替えた時に、前記
車速検出手段にて検出した車速が遅い程、前記冷媒圧縮
機の稼働率を低下させることを特徴とするハイブリッド
自動車用空調装置。 - 【請求項6】走行用エンジン、走行用モータおよびこの
走行用モータに電力を供給するバッテリを搭載したハイ
ブリッド自動車の車室内を空調するハイブリッド自動車
用空調装置において、 (a)前記ハイブリッド自動車の車室内に空気を送るた
めの空調ダクトと、 (b)この空調ダクト内において車室内に向かう空気流
を発生させる送風機と、 (c)前記走行用エンジンの動力によって冷媒を圧縮し
吐出する冷媒圧縮機と、 (d)前記空調ダクト内に配され、前記冷媒圧縮機より
吐出された冷媒と前記空調ダクト内の空気とを熱交換し
て空気を冷却させる冷却用熱交換器と、 (e)前記冷媒圧縮機の起動および停止と前記走行用エ
ンジンの始動および停止とを連動させる空調制御装置
と、 (f)前記ハイブリッド自動車の車速を検出する車速検
出手段と、 (g)この車速検出手段にて検出した車速が所定車速以
下の時に、前記バッテリの充電量が十分である場合、前
記走行用エンジンを停止する制御を行うエンジン制御装
置とを備え、 前記空調制御装置は、窓ガラスが曇り易い状態を検出す
る窓曇り検出手段、前記冷却用熱交換器による冷却度合
を検出する冷却度合検出手段、およびこの冷却度合検出
手段にて検出した冷却度合が起動制御度合以上の時に前
記冷媒圧縮機を起動させ、前記冷却度合検出手段にて検
出した冷却度合が停止制御度合以下の時に前記冷媒圧縮
機を停止させる圧縮機制御手段を有し、 前記車速検出手段にて検出した車速が所定車速以下で、
且つ前記窓曇り検出手段にて窓ガラスが曇り易い状態を
検出している時には、窓ガラスが曇り難い状態の時と比
べて、前記冷媒圧縮機を停止させる停止制御度合を低く
することを特徴とするハイブリッド自動車用空調装置。 - 【請求項7】請求項6に記載のハイブリッド自動車用空
調装置において、 前記空調制御装置は、前記車速検出手段にて検出した車
速が所定車速以下で、且つ前記走行用エンジンが作動中
の時に、前記走行用エンジンが停止中の時と比べて、前
記冷媒圧縮機を起動させる起動制御度合を低くすること
を特徴とするハイブリッド自動車用空調装置。 - 【請求項8】請求項6または請求項7に記載のハイブリ
ッド自動車用空調装置において、 前記空調制御装置は、前記車速検出手段にて検出した車
速が所定車速以下で、且つ前記冷媒圧縮機の作動停止時
間が所定時間以上経過した時には、前記冷媒圧縮機を起
動させる起動制御度合を低くすることを特徴とするハイ
ブリッド自動車用空調装置。 - 【請求項9】請求項6ないし請求項8のいずれか1つに
記載のハイブリッド自動車用空調装置において、 前記空調制御装置は、前記窓曇り検出手段にて検出した
窓ガラスが曇り易い状態に基づいて、窓ガラスが曇り易
い程度を演算し、 その演算した窓ガラスが曇り易い程度に基づいて、前記
車速検出手段にて検出した車速が所定車速以下の時の前
記起動制御度合または前記停止制御度合を決定すること
を特徴とするハイブリッド自動車用空調装置。
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