JP2533897B2 - 多重ル―メンカテ―テル - Google Patents

多重ル―メンカテ―テル

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JP2533897B2
JP2533897B2 JP62251423A JP25142387A JP2533897B2 JP 2533897 B2 JP2533897 B2 JP 2533897B2 JP 62251423 A JP62251423 A JP 62251423A JP 25142387 A JP25142387 A JP 25142387A JP 2533897 B2 JP2533897 B2 JP 2533897B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はスリットバルブを具えた多重ルーメンカテー
テルに関するものである。
従来、カテーテルの壁にスリットバルブを具えたカテ
ーテルが米国特許第4327722号明細書により提案された
が、このバルブは連続的に開くものであったり、又はそ
の開動作に極めて大きな圧力変化が必要なものであっ
た。
又従来、カテーテルチューブは円筒形に押圧成形して
円形断面の1個以上のルーメンを設けるのが普通であっ
た。しかして、このカテーテルチューブはもつれたりし
た時、ルーメンを塞いでしまい、液流を不可能にする。
又従来、静脈治療や食餌治療には米国特許第4327722
号明細書に記載の如く、閉塞端近くに1個のスリットバ
ルブを具えた可撓性シリコンゴム製の単一ルーメンカテ
ーテルを用いるのが普通であった。しかして従来特にシ
リコンゴム製多重ルーメンカテーテルの場合、各ルーメ
ンを常閉する端部バルブの使用が拒否されていた。米国
特許第4072146号明細書には、多重ルーメンカテーテル
において外被内に個々のルーメンチューブをランダムに
配置し、各ルーメンチューブの端末に外被に至る開口を
設ける技術が示されている。従来、各ルーメンチューブ
とカテーテル外被との交差部にバルブを設けることは不
可能とされていた。
従ってこの代わりに、カテーテルの端部は単一ルーメ
ン付とし、この単一ルーメンをカテーテルの端部から離
れた多重ルーメンに接続するのが普通であった。しかし
この場合、カテーテル端部の単一ルーメン内において不
所望な液の混合を生じ、多重ルーメンの同時使用が不可
能である。
ここで「端部」とは患者の体内に挿入する前方部分を
意味し、「基端部」とは患者の対外に残る残部を意味す
る。
本発明は、使用中もつれても閉塞されることなく引続
き液体を通し得るルーメン形状とした弾性材料製カテー
テルチューブを提供するものである。
又本発明は、カテーテルチューブにスリットバルブを
設け、その壁部分を機械的に弱くして大きな圧力変化に
よることなく高い信頼性で開閉し得るようにしたカテー
テルを提供しようとするものである。
更に本発明は、かかるカテーテルチューブ及び高信頼
スリットバルブの組合せになるカテーテルを提供しよう
とするものである。
本発明は又、シリコンゴム又はポリウレタンのような
超軟質弾性材料で造った多重ルーメンカテーテルにおい
て、各ルーメンを個別に使用可能とすると共に、少なく
とも1個のルーメンの端末を通常は側方外被に設けた3
位置スリットバルブにより閉じておくようにしたもので
ある。外被の端末に設ける複数のスリットバルブを相互
にオフセットして離間させる。各スリットバルブに1個
以上のヒンジを設け、通常はルーメンの端末をスリット
バルブにより閉塞しておく。
加えて本発明においては、各ルーメン形成壁を選択的
に露出させるが、カテーテルの末端部及び基端部におい
ては隠し、これによりカテーテルの末端部を患者の静脈
内に挿入可能とすると共に、カテーテルの基端部を皮下
的に操作可能とし、これがため基端部の露出チューブを
切断してこれにコネクタを設けることにより選択ルーメ
ンを経て個々に液体を注入又は吸出するようになす。
上述した処から明らかなように本発明は新規なルーメ
ン形状を有する弾性カテーテルチューブを提供すること
を目的とする。
本発明の他の目的は、カテーテルチューブがもつれて
も液流を妨げることのない形状の1個以上のルーメンを
持ったカテーテルチューブを提供するにある。
本発明の更に他の目的は、カテーテルチューブのスリ
ットバルブを化学的に弱くすることなく回動して高い信
頼性をもって開閉し得るようにするにある。
本発明の他の目的は、使用中大きな圧力変化なしでも
極めて確実に作動させ得るスリットバルブを提供するに
ある。
本発明においては更に、回動可能なスリットバルブを
機械的に螺着する。
又、スリットバルブは対称構造又は非対称構造とす
る。
本発明は又、上記のカテーテルチューブをスリットバ
ルブの組合せ構造を提案するものである。
本発明は更に、多重ルーメンカテーテルの新規な構造
を提案するものである。
本発明は又、外被付多重ルーメンカテーテルを提案す
るものである。
本発明においては、多重ルーメンカテーテルの各ルー
メン端部を通常は3位置スリットバルブで閉塞してお
く。
本発明においては、多重ルーメンカテーテルを合成樹
脂材料で造り、ルーメン端部を覆う外被に3位置スリッ
トバルブを形成する。
本発明は、合成樹脂材料で造る多重ルーメンカテーテ
ルにおいて、各ルーメンの端部を外被に形成した3位置
スリットバルブにより閉塞し、各スリットバルブに少な
くとも1個の偏心又は対称配置とした2方向ヒンジを設
けたものである。
更に本発明の多重ルーメンカテーテルにおいては、各
ルーメン形成チューブを選択的に露出させたり、隠すこ
とにより、単一外側基端部及び単一外側端部を所定位置
へ設置した後、ルーメン形成壁の露出部を切断してコネ
クタを取付けるようになす。
以下、本発明の実施例を図面に基づき詳細に説明す
る。
第1図乃至第8図は本発明によるカテーテルチューブ
の数例を横断面にて示し、これらのカテーテルチューブ
はもつれたり、曲げたり、捩じったり、潰しても閉塞さ
れることなく液体を連続的に流し得る新規な断面形状と
する。第1図のほぼ円筒形のカテーテルチューブ30は弾
性材料で造った本体32を具え、その外側を滑らかな円筒
面34とし、内部に1個のD字状ルーメン36を設ける。ル
ーメン36は平坦壁面38,40,42を具える。平坦壁面38,40
は夫々に接する小径円弧隅角44で合流させ、平坦壁面3
8,42は夫々に接する小径円弧隅角46で合流させる。又、
平坦壁面40,42曲を円弧壁面48により接続する。
隅角44,46の位置及び形状は本体32に薄肉50を設定
し、D字状ルーメン36に後述の本発明の原理によるスリ
ットバルブを形成し得るようになす。又、かかるルーメ
ン36の特性及び形状は実験により、カテーテルチューブ
30がもつれたり、曲げられたり、捩じられたり、潰され
た場合でも、カテーテルチューブのルーメンが閉塞され
るのを防止することを確かめられた。これに対し、円筒
外面及び1個以上の円筒中空ルーメンを有する従来のカ
テーテルチューブは例えば実質上180度もつれると、ル
ーメンを完全に閉塞してしまう。
第2図のカテーテルチューブ30′は第1図のカテーテ
ルチューブ30とほぼ同じとするが、平坦壁面40′,42′
の断面寸法を平坦壁面40,42のそれより幾分短かくす
る。カテーテルチューブ30′においてもカテーテルチュ
ーブ30と同様の非閉塞特性が得られる。
カテーテルチューブ30″(第3図参照)も前述したカ
テーテルチューブ30,30′とほぼ同様に構成し、従って
同様部分を同一符号にて示す。カテーテルチューブ30と
異なりカテーテルチューブ30″においては、平坦壁面4
0″,42″を平坦壁面40,42より短くする。又、円弧隅角4
4′,46′の曲率半径を隅角44,46のそれより大きくして
隣接壁面と交差させる。したがって、ルーメン36″は短
縮平坦壁面38′の両端における隅角構造故にルーメン36
より幾分小さい。
第4図乃至第6図は夫々2重ルーチンのカテーテルチ
ューブ52,54,56を示す。カテーテルチューブ52,54,56は
前述したカテーテルチューブ30,30′,30″に対応する部
分を同一符号にて示し、これら部分の説明を省略した。
カテーテルチューブ52は主ルーメン60及び第2ルーメ
ン62を具え、これらルーメンの隅角とカテーテルチュー
ブ外周34との間に薄肉部50を設定する。カテーテルチュ
ーブ52は更に2個のルーメン60,62間を仕切る本体内側
部64を具える。ルーメン60は中心に配した平坦壁面66を
具え、これを他の2個の平坦壁面68,70間に介装する。
壁面60はこれと接する円弧の隅角72,74により壁面68,70
に連続させる。壁面68,70は円弧壁面76に交差するよう
配置し、この円弧壁面を円弧隅角78,80により接するよ
う壁面68,70に合流させる。
カテーテルチューブ52には更に上述したように第2ル
ーメン62を設け、これに前述した壁面38と、円弧隅角4
4,46と、小さい平坦壁面40″,42″とを設け、円弧隅角4
4,46により壁面40″,42″を壁面38に連続させる。壁面4
0′を円弧隅角82において平坦壁面84に交差するよう接
続させ、壁面84を円弧壁面86に滑らかに連続させる。壁
面42″も同様に円弧隅角90において、上方に傾斜した平
坦壁面88に連続させ、この壁面88を円弧壁面86に滑らか
に連続させる。かようにカテーテルチューブ52は2個の
整列したルーメンを有して薄肉部50を設定され、後述す
る信頼性の高いスリットバルブの形成を可能にすると共
に、カテーテルチューブ52がもつれた時も前述したよう
に液体流を可能にする。
第5図に示す2重ルーメンカテーテルチューブ54は本
体内側部64により仕切られた2個のルーメン36′を有す
る。これらルーメンは大きさを異ならせるがほぼ同じ形
状とし、各々を第2図につき前述したルーメン36′にほ
ぼ対応させる。
カテーテルチューブ56(第6図参照)は主たるD字状
ルーメン92及び第2のD字状ルーメン62を具える。ルー
メン92は前述のルーメン36″にほぼ同じとするが、円弧
隅角44′,46′に代え斜めに配置した交差壁面94,96を設
ける。壁面94は交差隅角98で壁面40″に合流し、交差隅
角100において壁面38′に合流する。同様に壁面96は交
差隅角102において壁面42″に合流し、交差隅角104にお
いて壁面38′に合流する。ルーメン62は第4図のカテー
テルチューブ52につき前述したと同じものとする。
本発明の非閉塞カテーテルチューブは内部に2本以上
のルーメンを設けることができる。第7図及び第8図は
3本のルーメンを設けたもので、第7図のカテーテルチ
ューブを106により、又第8図のカテーテルチューブ108
により夫々示す。
カテーテルチューブ106は1個の主ルーメン36″及び
2個の第2ルーメン36″を具える。これらルーメン36″
は全て第2図につき前述したと同じものである。従っ
て、カテーテルチューブ106のルーメンに関する説明を
省略するが、各ルーメンが薄肉部50を形成する。
カテーテルチューブ108も同様に1個の主ルーメン62
及び2個の第2ルーメン62を有するが、これらルーメン
を第6図のカテーテル56につき前述したと同じものとす
る。従って、それ以上の説明を省略するが、カテーテル
チューブ108のルーメン62は予定の径線に沿って配置
し、各隅角44,46において薄肉部50を設定する。
ルーメンの隅角により形成された薄肉部50は本発明カ
テーテルチューブの前述した非閉塞性に寄与する。
本発明カテーテルチューブの新規なルーチン形状は、
もつれたり、つぶされたカテーテルの部分において閉塞
状態が生ずるのを防止することができるだけでなく、本
発明において新規なスリットバルブを設ける際の材料と
なることを確かめた。
第9図に2個のかかるヒンジ型スリットバルブ35,3
5′を示す。
第9図は第5図につき前述したD字状の主ルーメン3
6′及び第2ルーメン36′を有する2重ルーメンカテー
テル54の端部を示す。カテーテルチューブ54の端部は本
体外側部32及び本体内側部64を具え、これらによりルー
メン36′を画成する。ルーメン36′の隅角44,46をルー
メンの残部より外周面34に接近して配置する。かくて各
ルーメンの隅角44,46は2個のヒンジを提供する薄肉部5
0を形成する。そして、ヒンジ50間には厚肉部136が設定
される。スリットバルブ35のスリット138は主ルーメン3
6′のヒンジ50間の中央における半径方向線に沿って延
在させる。
D字状ルーメン36′は通常の円形ルーメンより構造上
強い。従って、本発明によるルーメンは高負圧でのつぶ
れに対して一層良好に抗し得る。D字上ルーメンは更に
バルブ35の作動中2種の原理上の利点を提供する。その
第1は、自己封止スリット138に隣接する厚肉部分136が
バルブの大きな封止面積を提供し、従ってカテーテルチ
ューブ54の端部が体内にあって生理学上の圧力を受ける
時のシールを一層確実にする。第2には、バルブ35の撓
曲がスリット138から離れたヒンジ50に集中する。かか
るヒンジにおける撓曲の集中は作動の信頼性を高め、予
定の圧力差でバルブ35を開閉すると共に、バルブ開度を
大きくし、更にバルブの使用寿命を伸ばすことができ
る。厚肉部136は更に、作動が確実で信頼性の高い内開
き弁作用を可能にする。
第9図は更にバルブ35′の偏倚スリット141を示し、
これを第2ルーメン36′の一方の隅角44に配置する。こ
の場合、他方のルーメン隅角46に近い薄肉部50において
ヒンジ作用が集中する。非対称弁部142は内外に回動し
てオリフィスを形成する。この弁部は、小さくて対称ス
リットバルブを得られないルーメンを有したカテーテル
に有用である。第9図では2種のスリットバルブを同じ
断面内に位置させたが、実際にはこれらスリットバルブ
を長手方向及び径方向にオフセットさせるのが良い。な
お、ルーメンが比較的小さい場合、対称バルブ35より非
対称バルブ35′の方が良いことを確かめた。
なお本発明は、前述した1個以上のヒンジを有するス
リットバルブの弁体が化学処理されているか否かを問わ
ない。
第10図乃至第14図は本発明カテーテルの別の好適例を
230で示す。第10図のカテーテル230は以下の数個の部
分、即ち(1)第11図の如く外被233と、内壁構造255と
を具え、内壁構造に、所定の場所へ液体を搬入出する複
数の独立した円形ルーメンを有し、患者の静脈や体腔内
に挿入するようにした端部232と、(2)この端部にあ
って常閉され、カテーテル230の関連ルーメンにおける
正圧又は負圧に応じて制御される3位置圧力応答スリッ
トバルブ234と、(3)多数のルーメン形成チューブ238
よりなるカテーテルの基端部237に端部232を連結するた
めの連結部材236と、(4)チューブ238を具えて周知の
外側ハブ240までカテーテル230のルーメンを延長させ、
種々の液体を注入、注出するようにしたカテーテル基端
部237と、(5)通常のプラグ241により閉塞して示した
外側ハブ240とで構成する。
各3位置バルブ234は通常閉じているが、関連ルーメ
ンを通る液体流を選択的に制御する。プラグ241を除去
してハブ240より予定の正圧を作用させることで、関連
バルブ234は回動して開き、患者の静脈に液体を注入す
ることができる。負圧を作用させると、体腔内の液体が
吸出される。通常の生理学上の圧力ではバルブ234は閉
状態を保つ。
端部232は第11図に示すように円筒形とする。しか
し、外面は他の形状としてもよい。端部232を好ましく
は細径として、閉塞先端242が容易に静脈又は体腔内に
挿入されて患部に達し得るようにするのが、基端部237
は体外に位置させる。端部232の長さは用途に応じて異
ならせる。端部232を一様な小径のものとして、鎖骨下
静脈のような静脈内に外傷を残すことなく挿入し得るよ
うにする。そのためには、端部232の外径を0.125インチ
(0.318cm)末端とする。端部232の先端242を好ましく
は滑らかなドーム状として一層外傷を生じないようにす
るのが良い。
第13図(第11図の縦断面)に示すように、夫々のスリ
ットバルブ234を外被233に形成し、243の位置で外周面2
48に露出させる。各バルブ234を245の位置で対応するル
ーメンの側面にも露出させる。これらバルブは先端242
の近くにおいて端部232の周りに径方向へ分配配置し、
径方向の共通面内に2個のバルブ234が存在することの
ないようにする。バルブ234は更に長手方向にも僅かに
オフセットさせて先端242からの距離を異ならせ、共通
な軸直角面内に2個以上のバルブ234が存在することの
ないようにする。バルブ234の径方向及び長手方向オフ
セットは構造上弱くなるのを防止すると共に、静脈内で
或るバルブ234から吸入したサンプルが別のバルブ234か
ら注入した液体により汚染されるのを防止し、サンプル
の試験結果に悪影響が及ぶのを防止する。なお、処置箇
所又は露出箇所によってはバルブを長手方向にオフセッ
トさせるべきでない。
端部232は耐久性があって曲げ易く、しかも形状を維
持できて生化学的に両立可能な合成弾力材料で造る。こ
の材料には超軟性合成材料を含ませるのが良い。かかる
材料は100ジュロメータ未満の硬度を有し、700以上の延
伸割合を有する。好適材料としてはミシガン州、ミッド
ランドのドウコーニング カンパニー(Dow Corning C
o.)からサイラスチック「SILASTIC」の商標名で市販さ
れているシリコンゴムチューブがあり、これは約59ジュ
ロメータの硬度を持つ。端部232を好ましくは少なくと
も部分的にX線が透過し得るようにして、体内での正確
な位置をX線で確認し得るようにする。チューブ237を
好ましくは透明とし、内科医が挿入中や挿入後各ルーメ
ン内における気泡、血液、その他の液体の存在を目で確
認できるようにする。
第11図に示すように、3個の独立したルーメン252,25
3,254は端部外被233内を長手方向に延在させると共に、
端部232の円筒外周面248内に円周方向予定角度で配置す
るが、ルーメンの内壁面が外被233の外周面248に接近し
て通過するような配置とする。ルーメンが外周面248に
接近していることから明らかなように、バルブ234はこ
の接近部に形成し、ルーメン252,253,254に係わるバル
ブ234を相互に前述したようにオフセットさせる。本体
内側部255(第11図参照)は夫々端部232においてルーメ
ン252,253,254の大きさ及び形状を決定する。管状中空
壁257は夫々基端部237においてルーメン252,253,254の
大きさ及び形状を決定する。
第12図に示すように端部232′を有する2重ルーメン
カテーテルとしても本発明は構成できる。この端部23
2′は主ルーメン252及び第2ルーメン253′を有する。
各ルーメン252,253,254は夫々第10図の如く基端部237
における関連するハブ240から先端242迄延在させる。大
きい主ルーメン252はカテーテル230のほぼ全長に亘って
延在させ、第13図の如く端部232の先端242に近い閉塞端
壁262で終わらせる。第2ルーメン253,254もその一方を
示す第13図の如く閉塞端壁263で終わらせる。夫々のル
ーメンを近くで終わらせるが、先端242からの距離を夫
々異ならせて前述したようにバルブ234を相互に長手方
向にオフセットさせる。
第10図、第11図及び第13図の例では、端部232を好ま
しくは構成を簡単にし造り易くするために押出し成形す
るのが良いが、他の方法で造ってもよい。押出し成形に
よればルーメン252〜254及びこれらを形成する内壁255
を連続成形することができ、又各ルーメンの断面形状を
第10図、第11図及び第13図の場合一様な円形とすること
ができる。
第10図、第11図及び第13図の押出し成形の例では、閉
塞端壁262,263を適当なシリコンゴム接着剤の射出によ
り形成し、このシリコンゴム接着剤はルーメン252〜254
の端部内に先端242から所定距離のところまで射出す
る。接着剤は硬化して閉塞端壁262,263となり、関連す
るバルブ234の先端迄延在する。先端242をX線透過型に
したい場合、閉塞端壁262,263の射出成形に先立ちシリ
コンゴム接着剤にX線透過材料を混合する。
1個の3位置弁234はプラグ262又は263に隣接した各
ルーメン252〜254に隣接又は側方に対向させて外被に位
置させる。各バルブ234は外被233に形成した1個の比較
的短いスリット266により形成する。各スリットは外被2
33の外側に沿って長手方向に延在させるが、端部232の
軸線からオフセットさせる。各スリットバルブ234の厚
さは外被233のそれと同じにし、ルーメン252〜254の内
部と端部232の外側との間い液体を選択的に往来させ得
るようにする。各スリットバルブ234を径方向に指向さ
せると共に、外被233の最も薄い箇所において対応ルー
メン252〜254内に対称に配置する。
第11図は3位置スリットバルブ234の作動状態を示
す。端部232の内外間に予定の圧力差が生ずると、バル
ブリップ270が回動してスリット266を開く。この時生じ
たオリフィスを経て選択されたルーメン252〜254に液体
が往来する。選択されたルーメン252〜254内の圧力がカ
テーテル端部の外側における圧力より予定値(注入差
圧)だけ高くなると、バルブがスリット266の周りにお
いて変形し、バルブ234のリップ270が第11図の如く外方
へ回動することによりオリフィスを形成して液体を血流
中に注入する。同様に、十分な負圧(吸入差圧)がルー
メン252〜254に作用すると、バルブリップ270は第11図
の如く内方へ回動し、血流又は体腔内から血液やその他
の液体を吸入する。
通常の生理学状況においては前述したように、各スリ
ットバルブ234が第11図に実線で示す如く閉止する。そ
のためには、液流の停止時バルブリップが自己復帰して
閉止する必要がある。心臓用のシステムに用いる場合、
吸入差圧を十分高くして患者の循環系における正規の心
臓収縮圧力で血液が侵入することのないようにする必要
がある。同様に注入差圧も十分高くしてバルブ234を通
る血流の通常のベンチュリ効果に打ち勝ち得るようにす
る必要がある。しかし、これら差圧は注入や吸入を困難
にするほどに高くすべきでない。
注入差圧及び吸入差圧はバルブリップ270の厚さや形
状を制御したり、バルブリップを1983年5月3日米国特
許願第491258号に記載されているジメチルシロキサンの
ような生命学的両立可能剤で選択処理することにより調
整することができる。バルブ234は所要に応じヘパリン
のような非凝固剤で処理することができる。しかし、カ
テーテル230はかかる処理を必要としない。
ルーメンの液体流容量はカテーテル230の採用により
変えることができる。勿論、ルーメンは所望の液体流を
可能にする大きさである必要があるが、ルーメンの壁厚
は破損したり不注意な孔明けによりルーメン間やルーメ
ンへの又はルーメンからの漏洩が生ずることのないよう
なものとする必要がある。
スリットバルブ234は各ルーメン252,253,254の点にお
いて最も弱くする必要がある。各カテーテルルーメンの
各部はバルブリップ270より丈夫で剛固にする必要があ
り、その理由はカテーテル230の他の部分が潰れたり破
損すると、カテーテルの目的が達せなくなるからであ
る。従って、ルーメンの壁はルーメンの全圧力範囲に亘
り耐えて、スリットバルブ234の作動を妨げるような孔
明きや潰れやその他の破損を生ずることのない強さとす
る必要がある。
実際上は単一押出チューブに端部232用の多重ルーメ
ンを形成するのが効果的且つ安価であるが、端部232は
他の方法で造ることもできる。例えば第15図に示すよう
に、端部232″は個々の離間したルーメンを形成チュー
ブ274,276で構成し、これらを外面248′が滑らかな円筒
形の薄肉外被233′の中空孔278内に配置する。チューブ
274,276の端末は280の箇所で外被233′の内側に接着す
る。ルーメン252′,253″には夫々外被233′に形成した
スリットバルブ234を横向きに設ける。スリットバルブ2
34については前述した通りであるので、ここでは説明を
省略する。端部232″の先端242′は前述した先端242と
ほぼ同じ形状とする。先端242には円形の平坦内側壁283
を形成し、挿入探り針又は挿入補強具を主ルーメン25
2′内に位置する時後述のように後述の目的から平坦内
側壁283に衝接させる。
第10図、第11図及び第13図に示すように、カテーテル
230の端部232はコネクタ236を介して3本のルーメンチ
ューブ238に接続する。チューブ238は前述した端部232
と同様超軟質合成材料又はその他の弾性材料で造る。し
かし、チューブ238は潰れ、孔明き、その他周辺環境に
抗し得る強さとする必要がある。このために各チューブ
238は薄壁の又は高いジュロメータのチューブで強化す
ることができる。チューブ238を好ましくは部分的に透
明又は半透明として内部を観察できるようにするのが良
い。チューブ238は端部232と異なりX線透過性とする必
要はなく、その理由は体内へ挿入しないからである。
チューブ238は同心の内外円筒壁面付の管体によって
安価に構成することができ、その壁厚を一様にして内径
を端部232におけるルーメン252,253,254の内径に同じと
する。チューブ238の外径は257で示すように肉厚が適切
に厚くなるようにして摩滅や孔明きに抗し得るようなも
のとする。各チューブ238の端縁を好ましくは軸線に直
角とする。この場合、ハブ240の接続中空シャフト282を
短くすることができ、その接続に当たっては第11図及び
第14図に示すようにスリーブカップリング284を用い
る。各スリーブカップリングは図示部分を周知の如く縮
ませることにより取付ける。
第20図に示す如くコネクタ236は各ルーメン252,253,2
54を中空連結管285により対応チューブ238に永久結合す
るもとする。各連結管は外科用の鋼で造るが、他の材料
でも良い。各連結管285の内径を好ましくはカテーテル
ルーメン252,253,254の内径とほぼ同じにし、コネクタ2
36で流れが絞られることのないようにする。各連結管28
5の外径は従ってルーメン252,253,254及びチューブ238
の内径より若干大きくする。これがため各連結管285は
コネクタ236の本体部分でルーメン252〜254内に押入
し、これらルーメンを拡径させる。チューブ238の端末2
97は第21図に示すように連結管285の対応端上に押嵌す
る。
コネクタ26の全体を好ましくはシリコンゴム接着剤又
はその他のシール剤で取付け、最終的にはシリコンゴム
スリーブ296をフレオン又はその他の溶剤中に浸して一
時的に拡大させて外被296をコネクタ236上に滑動させる
ことにより収縮重合させる。溶剤が蒸発すると、外被29
6が永久的にコネクタ236の残部周辺に強固に接触して接
着剤264に接着し、確実な保護ジョイントを形成する。
縫合ウイング298をコネクタ236に固着し、これにより
端部232の挿入後カテーテル230をコネクタ236において
所定位置へ縫合し得るようになす。第10図、第20図及び
第21図に示す縫合ウイング298はシリコンゴムシートの
小片を図示の形状に切って造り、これに両端に配して縫
合用の円形孔300を形成する。縫合ウイング298は更に、
カテーテル230を縫合により取付け得ないため患者にテ
ープ止めする場合、カテーテルが回転したり変位したり
するのを防止する用もなす。縫合ウイング298を好まし
くはシリコンゴム接着剤又はその他適当な手段でコネク
タ236に固着する。
カテーテルチューブ232を軟質で曲げ易い材料により
造る場合、挿入中の端部232の剛性を確保するために挿
入具306を用いるのが良い。図示例では、挿入具306を外
科用ワイヤを撚って造る。挿入具306には第13図及び第1
4図に示すように一体の端末ハブ307を設け、これにより
挿入具を操作し得るようになす。挿入具にこの代わりに
ポリプロピレンのような可撓性で形状維持可能な生物学
的挿入材料で造ることができる。挿入具306は主ルーメ
ン252に挿入してその先端308を閉塞壁262に衝合させ
る。挿入中、挿入具に加えた手押力は先端308を主ルー
メン252の閉塞端262に押付ける。これがため外被233が
緊張状態となり、端部232を例えば患者の静脈内に前進
させることができる。
主ルーメン252は挿入具306を受容し得る大きさである
必要があり、主ルーメン252及び外被233を形成する壁25
5は挿入具306で孔が明くことのないような厚さとする必
要があり、さもなくばこの孔によってルーメン内外での
漏洩が生じたり、患者に外傷を負わすことになる。
挿入具の先端308は主ルーメン252のスリットバルブ23
4又は先端242を貫通することのない構成にする必要があ
る。このため主ルーメン252の閉塞端262はスリットバル
ブ234から十分離してスリットバルブ234が挿入具により
損傷されることのないようにする。
挿入具306の先端308は第13図に示すように挿入中主ル
ーメン252の閉塞端に押圧する。挿入具306は主ルーメン
の全長より僅かに長くして、挿入具306の先端308が主ル
ーメン252の閉塞端262に押圧されるだけでなく、挿入具
のハブ307が組付状態で端末ハブ240から露出するように
する。挿入具ハブ307が端末ハブ240の閉塞具として着座
する時、主ルーメン252の閉塞端262に対する挿入具306
の先端308の押圧で、端部232及びカテーテル230の残部
に張力がかかる。
本発明の主たる特徴は、各3位置バルブ234の注入及
び吸入差圧を要求に合わせて選択できることである。こ
の特徴を第10図乃至第15図及び第21図の例では前述した
如く化学的で得ることができる。第1図乃至第9図の例
では、カテーテルチューブにヒンジ部を設定することに
より上記の特徴を機械的に達成し得る。機械的ヒンジバ
ルブは特に多重ルーメンカテーテルにおいて重要である
が、かかる本発明の原理は単一ルーメンカテーテルにも
適用することができる。
例えば第11図においては、ルーメン252〜254を円形断
面形状とする。バルブリップ270は凸形形状故に内方よ
り外方へ幾分容易に変形し得る。その結果、吸入差圧が
注入差圧より幾分高くなる。外被233の外面448がルーメ
ン252〜254に同心でないため、バルブリップ270はスリ
ット266から遠去かるにつれ厚くなる。この結果、バル
ブ234は小開度時より大開度に開くための圧力差が高く
なる。ルーメン252〜254を形成する内壁255及び外被248
間の寸法関係を変更することにより、バルブの開弁差圧
及び作動特性を異ならせることができる。
第16図乃至第19図は本発明の他の好適例を示し、本例
では第16図に350で示す2重ルーメンカテーテルを長期
に亘り患者の体内に内在させる構成とする。カテーテル
350の端部は例えば套管針(図示せず)を用いて後述す
る如く皮下に内存させることができる。カテーテル350
の構成は本質的にはカテーテル230と同じであり、相違
点のみを説明する。
カテーテル350の端部352を2個のルーメンチューブ23
8で構成する。しかし、チューブ238を第10図のカテーテ
ル230のようにハブ240で終わらせず、共通のハブ構造35
4に同心結合する。
第16図はハブ254の好適例を示す。チューブ238を相互
に並べて末端356を整列させる。ハブ354の短い単一カニ
ューレ360の端358をチューブ238の端356に接近及びほぼ
整列させて位置させる。端356,358に適当なシリコンゴ
ム接着剤を付着する。円筒スリーブ362を前述した如く
フレオン中に浸して拡径した後ジョイント上に嵌合し、
収縮により接着剤に強固に接触させて上記の端に封止結
合する。
共通なカニューレ360の端部を挿入ハブ364に嵌合し、
このハブに前述した型式の挿入具を固着する。共通なカ
ニューレ360に接続した挿入具ハブ364の使用により、全
てのルーメンを同時に単一シリンダ(図示せず)からカ
テーテル350のチューブ238内に設けることができる。
カテーテル350の先端242を手術その他周知の方法で所
望の箇所に位置させると、挿入具ハブ364を除去する。
カニューレ360には套管針(図示せず)を釈放自在に固
着する。次で套管針及びカニューレ360を身体を経て皮
下に通す。
カテーテル350を患者の容易に手のとどく箇所に設置
すると、チューブ238を連結スリーブ362に近い切断線37
0(第17図参照)に沿って切断する。各チューブの切断
端部372にその後永久端末ハブ374を適当な方法で取付け
る。この方法の1つが米国特許第4547194号明細書に記
載されている。第18図及び第19図の方法では、短い中空
シャフト376を具えた端末ハブ374を用いる。シャフト37
6の外径をチューブ238のそれにほぼ同じとする。従っ
て、シャフト376を第18図に378で示すようにチューブ23
8のルーメン用中空孔に挿入する時、チューブ238の端部
は第19図に示す如く拡径されてチューブ238の内径をシ
ャフト376の外径に同じとする。各チューブ238を造る剛
性樹脂材料はシャフト376に径方向の圧縮力を付与して
ハブ374及びチューブ238の端部間の結合を維持する。
チューブ238の2個の端部(第19図の如くハブ374を設
置された端部)を患者の手がとどく位置に設置すること
により、患者はカテーテル350を快適に用いることがで
きる。使用しない間はハブ374を周知のプラグ(図示せ
ず)で塞いでおくが、使用中はこのハブを例えば人工腎
臓に接続し、鎖骨下静脈の血液を一方のチューブ238を
経て取出すことにより人工腎臓で処理し、その後の血液
を人工腎臓から他方のチューブ238を経て患者の血流中
に戻すことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第8図は夫々本発明によるルーメン形状の数
例を示すカテーテルチューブの横断面図、 第9図は本発明の他の2重ルーメンカテーテルを示す拡
大断面図、 第10図は本発明は3重ルーメンカテーテルの斜視図、 第11図は第10図の11−11断面図、 第12図は1個の大きな主ルーメン及び1個の小さな第2
ルーメンを具えたカテーテルを示す同様の断面図、 第13図は第11図の13−13断面図、 第14図はカテーテルチューブの剛性を確保するための挿
入具を示す拡大部分図、 第15図は本発明カテーテルの他の多重ルーメン構造を示
す部分拡大縦断面図、 第16図は本発明多重ルーメンカテーテルの他の例を示す
連結部の一部破断平面図、 第17図はカテーテルの設置後切断すべきカテーテルチュ
ーブ露出部分の部分平面図、 第18図及び第19図は夫々同切断部に対するハブの結合過
程を示す平面図、 第20図及び第21図は夫々第10図のコネクタ部に関する分
解斜視図及び断面図である。 30,30′,30″,52,54,56,62,106,108……カテーテルチュ
ーブ 35,35′……スリットバルブ 36,36′,36″,60,62,92……ルーメン 38,38′,40,42,40′,42′,40″,42″,66,68,70,84,88…
…平坦壁面 44,44′……円弧隅角 46,46′,72,74,78,80,90……円弧隅角 48,76,86……円弧壁面、94,96……交差壁面 98,100,104……交差隅角、138,141……スリット 230……カテーテル、232……外被 255……内壁構造、234……スリットバルブ 236……連結部材 237,238……カテーテルチューブ 240……外側ハブ、241……プラグ 252〜254,252′,253′……ルーメン 262,263……閉塞端壁、266……スリット 270……バルブリップ 274,276……カテーテルチューブ 298……縫合ウイング、306……挿入具 350……2重ルーメンカテーテル 374……ハブ
フロントページの続き (72)発明者 ハービー・ロバート モーアヘッド アメリカ合衆国ユタ州 84121 ソルト レイクシティー イースト 5865 サ ウス 1694 (56)参考文献 特開 昭60−58167(JP,A) 実開 昭60−23042(JP,U)

Claims (67)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】単一円滑外面を有すると共に閉塞先端を有
    した末端部と、基端部と、カテーテルチューブのほぼ全
    長に亘って延在する複数の独立したルーメンを形成する
    ための壁とを具備するカテーテルチューブを具え、 該カテーテルチューブの末端部側面に配置され、前記各
    ルーメンの末端内と前記カテーテルチューブ末端部の外
    面との間を個々に連通するよう選択的に開動作可能で、
    該連通により関連するルーメンの内外間における液流を
    可能にするようにした常閉の3位置スリットバルブを設
    け、 各スリットバルブは、前記カテーテルチューブの壁に貫
    通させて設けたスリットにより該スリットの両側に形成
    される、相互に整列対向して密着した第1および第2弁
    部と、 これら弁部のうち少なくとも一方の第1弁部に、前記ス
    リットから遠い側において、第1弁部の回動を生起させ
    るために設定したヒンジ部とで構成し、 第1弁部が、関連するルーメン内の圧力と、カテーテル
    チューブの外側における圧力との液圧差に応動して第2
    弁部に対し相対的に、前記ヒンジ部の周りで内方または
    外方へ回動することにより、前記スリットバルブの開動
    作を行わせるように構成したことを特徴とする多重ルー
    メンカテーテル。
  2. 【請求項2】1個のルーメン内に当初取外し可能に挿入
    する可撓性ワイヤ状挿入具を設け、該挿入具の端部をカ
    テーテルチューブの末端部における閉塞端内に直接衝合
    させ、挿入具を十分な剛性とし、これを押圧することに
    よりカテーテルチューブに張力を与え得るようにしてカ
    テーテルチューブを体腔に沿い挿入可能とし、挿入具に
    十分な可撓性を持たせて体腔の形状に追従変形し得るよ
    うにし、カテーテルチューブの挿入後に挿入具を取出す
    ために該挿入具の基端を、ルーメンの基端において操作
    可能にした特許請求の範囲第1項記載の多重ルーメンカ
    テーテル。
  3. 【請求項3】各スリットバルブの他方の第2弁部にも第
    1弁部と同様のヒンジ部を設定し、各スリットバルブを
    2個の対称な第1および第2弁部で構成した特許請求の
    範囲第1項記載の多重ルーメンカテーテル。
  4. 【請求項4】スリットをスリットバルブの中心からオフ
    セットさせて、第1弁部を第2弁部と非対称にし、これ
    により第1弁部をスリットバルブの中心からずらした特
    許請求の範囲第1項記載の多重ルーメンカテーテル。
  5. 【請求項5】第1弁部のヒンジ部を、第1弁部を成す材
    料の化学的軟化処理により形成した特許請求の範囲第1
    項記載の多重ルーメンカテーテル。
  6. 【請求項6】第1弁部のヒンジ部は、第1弁部を成す材
    料のヒンジ部形成箇所を機械的に弱くして形成したもの
    である特許請求の範囲第1項記載の多重ルーメントカテ
    ーテル。
  7. 【請求項7】第1弁部のヒンジ部は、第1弁部を成す材
    料のヒンジ部形成箇所を薄肉にして形成したものである
    特許請求の範囲第6項記載の多重ルーメンカテーテル。
  8. 【請求項8】カテーテルチューブを具え、その末端部に
    外被と、複数の独立したルーメンを画成する内壁手段と
    を設け、前記外被と交差する各ルーメンの末端に常閉3
    位置スリットバルブを設け、該スリットバルブを、前記
    外皮に貫通させて形成したスリットにより提供される少
    なくとも1個の壁部分と、該壁部分に、前記スリットか
    ら遠い側において該壁部分の回動を生起させるために設
    定したヒンジ部とで構成し、この壁部分をスリットバル
    ブの残部に対し通常は正対封止させるが、ルーメン内と
    前記外被の外側との間における予定の圧力差に応動して
    前記ヒンジ部の周りで内外へ回動することにより前記残
    部から離れ得るようにし、この時、選択された1個のル
    ーメンと、カテーテルチューブの末端部を挿入された患
    者の体腔との間で液体の流入及び流出が可能となるよう
    にしたことを特徴とする多重ルーメンカテーテル。
  9. 【請求項9】カテーテルチューブを具え、該カテーテル
    チューブの末端部内に少なくとも1個の内側ルーメンを
    設け、該内側ルーメンの末端をカテーテルテューブの外
    側から遮断する壁部に貫通させてスリットを形成するこ
    とにより提供される弁部と、該弁部の前記スリットから
    遠い箇所に形成した薄肉部により提供されるヒンジ部と
    で構成される3位置常閉スリットバルブを設定したこと
    を特徴とする多重ルーメンカテーテル。
  10. 【請求項10】カテーテルチューブを具え、該カテーテ
    ルチューブの末端部に外壁と、少なくとも1個の内側ル
    ーメンとを設け、該内側ルーメンの末端を前記外壁に横
    方向に突き合わせ、この突き合わせ箇所において前記外
    壁に、該突き合わせ箇所の中心からずれたスリットを貫
    通設置し、該スリットにより提供される弁部と、該弁部
    の前記スリットから遠い箇所に設定したヒンジ部とで構
    成される常閉非対称スリットバルブを設けたことを特徴
    とする多重ルーメンカテーテル。
  11. 【請求項11】前記ヒンジ部を、前記弁部に形成した薄
    肉部により構成した特許請求の範囲第10項記載の多重ル
    ーメンカテーテル。
  12. 【請求項12】カテーテルチューブを具え、該カテーテ
    ルチューブの末端部に外被と、この外被内における複数
    個の独立したルーメンと、該ルーメンの端末近くにおい
    てルーメンおよび前記外皮間を仕切る壁層と、常閉スリ
    ットバルブとを設け、 該常閉スリットバルブを、 前記壁層に貫通して形成したスリットにより提供される
    弁部と、該弁部のスリットから遠い側を薄肉にして形成
    したヒンジ部とで構成し、 これにより前記弁部が、ルーメン内の圧力と、外皮の外
    側圧との間における予定の液圧差に応動して、前記ヒン
    ジ部の周りに回動し、常閉スリットバルブを開閉し得る
    よう構成したことを特徴とする多重ルーメンカテーテ
    ル。
  13. 【請求項13】スリットバルブの設置箇所においてルー
    メンを、少なくとも1個の隅角部が存在する非円形横断
    面形状とし、該隅角部により、前記スリットバルブのヒ
    ンジ部を提供する薄肉部を提供するよう構成した特許請
    求の範囲第12項記載の多重ルーメンカテーテル。
  14. 【請求項14】前記弁部およびヒンジ部を化学的に処理
    して軟化させたた特許請求の範囲第12項記載の多重ルー
    メンカテーテル。
  15. 【請求項15】第1弁部に係わる第1ヒンジ部は、第1
    弁部の内外方への回動を、スリットと第1ヒンジ部との
    間における領域に、集中させるよう作用するものである
    特許請求の範囲第1項記載の多重ルーメンカテーテル。
  16. 【請求項16】第1弁部に係わる第1ヒンジ部は、第1
    弁部を主として内外方への回動させることを可能にする
    ものである特許請求の範囲第1項また第15項に記載の多
    重ルーメンカテーテル。
  17. 【請求項17】スリットから遠い弁部の側における外皮
    を弁部よりも厚肉にした特許請求の範囲第8項記載の多
    重ルーメンカテーテル。
  18. 【請求項18】スリットの形成により該スリットの両側
    に提供される第1及び第2弁部と、これら弁部の前記ス
    リットから遠い箇所にそれぞれ形成した薄肉部により提
    供されるヒンジ部とで構成される、スリットに関して相
    互に対称な第1及び第2の3位置常閉スリットバルブを
    設けた特許請求の範囲第9項に記載の多重ルーメンカテ
    ーテル。
  19. 【請求項19】ヒンジ部をなす領域の肉厚を、スリット
    近辺における領域の肉厚よりも薄くした特許請求の範囲
    第12項記載の多重ルーメンカテーテル。
  20. 【請求項20】カテーテルチューブを具え、該カテーテ
    ルチューブに少なくとも1個のルーメンを画成する壁を
    設け、該ルーメンの端末を、前記壁に貫通して形成した
    常閉スリットバルブで終了させ、該スリットバルブにお
    いてルーメンの一部をルーメンの内側面により画成し、
    該ルーメンの内側面に、 (a)前記壁の外側面に接近したスリットバルブの一側
    における2個の相互に離間した面間接続隅角部と、 (b)これら面間接続隅角部から離間して配置され、該
    面間接続隅角部よりも前記壁の外側面から大きく離れた
    曲面とを設け、 前記面間接続隅角部と前記外側面との間の壁部を前記ス
    リットバルブのヒンジ部としたことを特徴とする多重ル
    ーメンカテーテル。
  21. 【請求項21】前記面間接続隅角部は、前記曲面から離
    れたルーチンの平坦面間を接続するものとし、少なくと
    も一方の面間接続隅角部を、これに近い他のルーメンの
    面よりも前記壁の外側面に接近させた特許請求の範囲第
    20項記載の多重ルーメンカテーテル。
  22. 【請求項22】前記スリットバルブにおけるルーメン
    に、各面間接続隅角部から異なる方向へ延在する複数の
    平坦面を設け、該平坦面のうちの2個を前記曲面により
    相互に接続した特許請求の範囲第20項記載の多重ルーメ
    ンカテーテル。
  23. 【請求項23】カテーテルチューブを具え、該カテーテ
    ルチューブに少なくとも1個のルーメンを設け、該ルー
    メン、その端末におけるスリットバルブにより常閉さ
    せ、スリットバルブにおけるルーメンの横断面形状をD
    字状とし、該D字状をなす平坦面を、カテーテルチュー
    ブの外側に向け指向させて、スリットバルブとなし、前
    記D字状の隅角部とカテーテルチューブ外側面との間の
    壁部をスリットバルブのヒンジ部としたことを特徴とす
    る多重ルーメンカテーテル。
  24. 【請求項24】スリットバルブを前記D字状の隅角部に
    形成した特許請求の範囲第23項記載の多重ルーメンカテ
    ーテル。
  25. 【請求項25】カテーテルチューブを具え、該カテーテ
    ルチューブの内側面により少なくとも1個の非対称形状
    としたルーメンを画成し、カテーテルチューブの壁に貫
    通して形成した、外部に露出するスリットバルブを設け
    て、ルーメンの端末を常閉し、該スリットバルブは、カ
    テーテルチューブの壁を貫通するスリットと、該スリッ
    トに近い弁部と、主として該弁部が内方及び外方へ回動
    変位するよう設定したヒンジ部とで構成し、該ヒンジ部
    を、カテーテルチューブの壁に設定した薄肉部により構
    成したことを特徴とする多重ルーメンカテーテル。
  26. 【請求項26】前記ヒンジ部は、弁部の内方及び外方へ
    の変位を、スリットと、ヒンジ部との間における領域に
    集中させるよう構成にした特許請求の範囲第25項記載の
    多重ルーメンカテーテル。
  27. 【請求項27】前記ヒンジ部は、弁部の内方及び外方へ
    の変位を、スリットと、ヒンジ部との間における領域に
    集中させるよう構成にした特許請求の範囲第25項または
    26項記載の多重ルーメンカテーテル。
  28. 【請求項28】前記カテーテルチューブの壁に設定した
    薄肉部を、前記弁部の近くにあって、前記スリットから
    遠いヒンジ部の側におけるカテーテルチューブの壁部よ
    りも薄肉にした特許請求の範囲第25項記載の多重ルーメ
    ンカテーテル。
  29. 【請求項29】前記カテーテルチューブの壁に設定した
    薄肉部を、前記弁部よりも薄肉にした特許請求の範囲第
    25項または第28項記載記載の多重ルーメンカテーテル。
  30. 【請求項30】前記ヒンジ部をスリットから遠い単一ヒ
    ンジ部とし、スリットをスリットバルブに対して中心か
    らずらせて配置した特許請求の範囲第25項記載記載の多
    重ルーメンカテーテル。
  31. 【請求項31】スリットバルブを、カテーテルチューブ
    の薄肉部により設定した2個の相互に離間するヒンジ部
    と、これらヒンジ部から等距離の位置に形成したスリッ
    トによりその両側に提供される弁部とよりなる対称構造
    にした特許請求の範囲第25項記載記載の多重ルーメンカ
    テーテル。
  32. 【請求項32】前記カテーテルチューブの内側面を、ル
    ーメンとの合流箇所においてルーメン隅角面とした特許
    請求の範囲第25項記載記載の多重ルーメンカテーテル。
  33. 【請求項33】カテーテルチューブの内側面により少な
    くとも2個の非対称形状のルーメンを画成し、外部に露
    出するスリットバルブを、各ルーメンの端末が常閉され
    るようカテーテルチューブの壁に配設し、各スリットバ
    ルブを、スリットと、これに近い弁部と、該弁部の内方
    及び外方への回動変位を生起させるヒンジ部とで構成
    し、該ヒンジ部を、弁部と、カテーテルチューブ壁と、
    ルーメン内側との合流箇所におけるカテーテルチューブ
    壁の薄肉部により構成した特許請求の範囲第25項記載の
    多重ルーメンカテーテル。
  34. 【請求項34】可撓性のチューブを具え、該チューブの
    内部に長手方向に沿って少なくとも第1ルーメンを形成
    し、該第1ルーメンを末端においてスリットバルブを介
    し前記チューブの外側と連通可能とし、該スリットバル
    ブを前記連通を遮断した常閉弁であるが、選択的に内方
    及び外方へ変位して開放可能とした弁付きのルーメンカ
    テーテルにおいて、 (a)前記チューブの壁に貫通してその外側面から第1
    ルーメン内に至るよう形成されたスリットを設け、該ス
    リットの相互に対向する第1及び第2スリット面を常態
    で互いに密着させるようにし、 (b)第1スリット面に隣接するチューブの壁部により
    構成される第1弁部を設け、該第1弁部が第1ルーメン
    内に向かう内方へ弾性変位することでスリットバルブの
    内開き状態を提供し、第1弁部がチューブの外に向けて
    外方へ弾性変位することでスリットバルブの外開き状態
    を提供するようにし、 (c)スリットから遠い第1弁部の側に配置して第1ヒ
    ンジ部を設け、主として該第1ヒンジ部の周りに、スリ
    ットバルブの内開き及び外開きのための、前記第1弁部
    の弾性変位を生起させるようにし、 前記スリット、第1弁部、及び第1ヒンジ部により、前
    記スリットバルブを構成したことを特徴とするルーメン
    カテーテル。
  35. 【請求項35】スリットにおける第1弁部の肉厚を、第
    1ヒンジ部における第1弁部の肉厚と少なくとも同じ厚
    さにした特許請求の範囲第34項記載のルーメンカテーテ
    ル。
  36. 【請求項36】スリットにおける第1弁部の肉厚を、第
    1ヒンジ部における第1弁部の肉厚よりも厚くした特許
    請求の範囲第34項記載のルーメンカテーテル。
  37. 【請求項37】第1ヒンジ部を、スリットから遠い第1
    弁部の側における第1領域部分で構成し、該第1領域部
    分の可撓性を、スリットから遠い側におけるチューブの
    壁部分より大きくした特許請求の範囲第34項記載のルー
    メンカテーテル。
  38. 【請求項38】第1領域部分に、第1弁部よりも大きな
    可撓性を持たせた特許請求の範囲第34項または第37項記
    載のルーメンカテーテル。
  39. 【請求項39】第1領域部分を化学的に軟化させた特許
    請求の範囲第36項記載のルーメンカテーテル。
  40. 【請求項40】第1領域部分を、第1ヒンジ部及びスリ
    ット間における第1弁部よりも薄肉とした特許請求の範
    囲第37項記載のルーメンカテーテル。
  41. 【請求項41】第1ヒンジ部を、スリットから遠い第1
    弁部の側におけるチューブの薄くした壁部により構成し
    た特許請求の範囲第34項記載のルーメンカテーテル。
  42. 【請求項42】第1ルーメンの横断面の周縁に隅角部を
    設け、該隅角部を、第1ルーメンの横断面の如何なる他
    の周縁よりもチューブの外側面に接近させた特許請求の
    範囲第34項記載のルーメンカテーテル。
  43. 【請求項43】前記隅角部を、前記第1ヒンジ部に一致
    させた特許請求の範囲第42項記載のルーメンカテーテ
    ル。
  44. 【請求項44】前記第1弁部は、チューブの外側におけ
    る圧力が第1ルーメンの内圧よりも、予定の吸引圧力を
    越えて上昇する時、スリットバルブを内開き状態にする
    よう内方へ変形する構成にした特許請求の範囲第34項記
    載のルーメンカテーテル。
  45. 【請求項45】患者の心臓循環系において、患者の循環
    系の収縮圧力が予定圧力を越える時に用いるようにした
    特許請求の範囲第44項記載のルーメンカテーテル。
  46. 【請求項46】前記第1弁部は、第1ルーメンの内圧が
    チューブの外側における圧力よりも、予定の注入圧力を
    越えて上昇する時、スリットバルブを外開き状態にする
    よう外方へ変形する構成にした特許請求の範囲第44項記
    載のルーメンカテーテル。
  47. 【請求項47】患者の心臓循環系において、患者の循環
    系における血流のベンチュリー効果に起因してカテーテ
    ルの端末部に生じた圧力を注入圧力が越える時に用いる
    ようにした特許請求の範囲第46項記載のルーメンカテー
    テル。
  48. 【請求項48】予定の吸引圧力を予定の吸入圧力よりも
    高くした特許請求の範囲第46項記載のルーメンカテーテ
    ル。
  49. 【請求項49】予定の吸入圧力を予定の吸引圧力よりも
    高くした特許請求の範囲第46項記載のルーメンカテーテ
    ル。
  50. 【請求項50】スリットバルブに付加して、 (a)スリットの第2側に隣接するチューブの壁部で構
    成され、スリットバルブの内開き状態を提供するよう第
    1ルーメン内に向け内方へ変形したり、スリットバルブ
    の外開き状態を提供するようチューブの外側に向け外方
    へ変形するようにした第2弁部を設けると共に、 (b)スリットから遠い第2弁部の側にあって、スリッ
    トバルブを内開き状態または外開き状態にするに際して
    集中的に第2弁部の回動を生起させるための第2ヒンジ
    部を設けた特許請求の範囲第33項記載のルーメンカテー
    テル。
  51. 【請求項51】ヒンジ部は、弁部の内方及び外方への回
    動変位を、スリットと、これから遠い弁部の側における
    ヒンジ部との間に集中させるよう作用する構成にした特
    許請求の範囲第50項に記載のルーメンカテーテル。
  52. 【請求項52】ヒンジ部は、弁部の内方及び外方への回
    動変位をヒンジ部の周りで集中的に行わさせるよう作用
    する構成にした特許請求の範囲第51項記載のルーメンカ
    テーテル。
  53. 【請求項53】ヒンジ部をスリットに対し平行に配置し
    た特許請求の範囲第50項記載のルーメンカテーテル。
  54. 【請求項54】第1ルーメンの横断面形状の周縁に第1
    及び第2隅角部を設け、これら第1及び第2隅角部を、
    その他の第1ルーメンの横断面形状の周縁よりも一層チ
    ューブ外側面に接近させた特許請求の範囲第50項記載の
    ルーメンカテーテル。
  55. 【請求項55】前記第1及び第2隅角部をそれぞれ、第
    1及び第2ヒンジ部に一致させた特許請求の範囲第54項
    記載のルーメンカテーテル。
  56. 【請求項56】スリットバルブにおける第1ルーチンの
    横断面形状をD字状とした特許請求の範囲第54項に記載
    のルーメンカテーテル。
  57. 【請求項57】スリットバルブのスリットを前記D字状
    の隅角部におけるチューブの壁に貫通して形成した特許
    請求の範囲第56項記載のルーメンカテーテル。
  58. 【請求項58】前記可撓性チューブの長手方向に沿って
    複数の液流ルーメンを形成し、これら各ルーメンを個々
    に、端末においてスリットバルブを介し、チューブの外
    側に連通可能とし、スリットバルブを、 (a)チューブの外壁に設けたスリットと、 (b)スリットの一側における弁部と、 (c)スリットから遠い弁部の側にあって、スリットバ
    ルブを内開き状態または外開き状態にするに際して集中
    的に弁部の回動を生起させるためのヒンジ部とで構成し
    た特許請求の範囲第54項記載のルーメンカテーテル。
  59. 【請求項59】スリットバルブのスリットをチューブの
    長手方向軸線に対しほぼ平行に配置した特許請求の範囲
    第50項または第58項に記載のルーメンカテーテル。
  60. 【請求項60】前記チューブの端末部における外部横断
    面形状を円形にした特許請求の範囲第50項または第58項
    に記載のルーメンカテーテル。
  61. 【請求項61】第1ヒンジ部は、第1弁部の内開き及び
    外開きのための弾性変形を主として、スリットから遠い
    第1弁部の側にあって第1弁部に隣接するチューブの外
    壁領域に生起させるようにしたものである特許請求の範
    囲第34項記載のルーメンカテーテル。
  62. 【請求項62】第1弁部の内開き及び外開きのための弾
    性変形が、第1ヒンジ部の周りにおける回動となるよう
    にした特許請求の範囲第61項記載のルーメンカテーテ
    ル。
  63. 【請求項63】第1ヒンジ部をスリットに対して平行に
    配置した特許請求の範囲第34項または第37項記載のルー
    メンカテーテル。
  64. 【請求項64】第1弁部における第1ルーメンの断面形
    状をD字状とした特許請求の範囲第40項記載のルーメン
    カテーテル。
  65. 【請求項65】第1弁部のスリットを、前記D字断面形
    状の隅角部におけるチューブ外壁に貫通させて形成した
    特許請求の範囲第64項記載のルーメンカテーテル。
  66. 【請求項66】スリットをチューブの長手方向軸線に対
    しほぼ平行になるよう配置した特許請求の範囲第34項ま
    たは第37項記載のルーメンカテーテル。
  67. 【請求項67】チューブの端末部における外部断面形状
    を円形にした特許請求の範囲第34項または第37項記載の
    ルーメンカテーテル。
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