JPH0315917B2 - - Google Patents

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JPH0315917B2
JPH0315917B2 JP62166249A JP16624987A JPH0315917B2 JP H0315917 B2 JPH0315917 B2 JP H0315917B2 JP 62166249 A JP62166249 A JP 62166249A JP 16624987 A JP16624987 A JP 16624987A JP H0315917 B2 JPH0315917 B2 JP H0315917B2
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JP
Japan
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catheter
slit
catheter assembly
housing
distal end
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Jii Aruchasu Hooru
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Becton Dickinson and Co
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Becton Dickinson and Co
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Publication date
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Publication of JPH0315917B2 publication Critical patent/JPH0315917B2/ja
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M25/00Catheters; Hollow probes
    • A61M25/0067Catheters; Hollow probes characterised by the distal end, e.g. tips
    • A61M25/0074Dynamic characteristics of the catheter tip, e.g. openable, closable, expandable or deformable
    • A61M25/0075Valve means
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M25/00Catheters; Hollow probes
    • A61M25/0043Catheters; Hollow probes characterised by structural features
    • A61M25/005Catheters; Hollow probes characterised by structural features with embedded materials for reinforcement, e.g. wires, coils, braids

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  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
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  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Media Introduction/Drainage Providing Device (AREA)
  • Infusion, Injection, And Reservoir Apparatuses (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本発明は、カテーテル組立体、特に、能動流体
制御弁を備えるカテーテルに関する。
(ロ) 従来の技術 過栄養法および化学療法剤を利用するある種の
養生法として知られる静脈内治療方法のような各
種の治療には、数日、数週間、さらには数ケ月も
患者の体内に留めておくことのできるカテーテル
を使用する必要がある。典型的な方法は、カテー
テルを鎖骨下静脈に挿入して、鎖骨の近くに位置
決めし、上大動脈および心臓の相当な血液流動部
分に進めていく。ある種の長期間のカテーテル法
において、医者は、鎖骨付近の最初の穿刺箇所か
ら露出するカテーテル端を皮下移動させて、腹部
から突出させ、患者がカテーテルを鎖骨部分から
突出させずに、必要に応じて、通常の多くの活動
を行ない得るようにすることができる。
(ハ) 発明が解決しようとする問題点 上記カテーテル法は、通常、末梢端が開放した
従来型式のカテーテルを使用して行つている。身
体から出る血液は、患者の身体外になるカテーテ
ル部分を閉塞することにより防止している。多く
の場合、体外のカテーテル部分は、注射をし、お
よび流体を吸引するために穿刺可能な隔膜を備え
る注射キヤツプで蓋がしてある。この型式のカテ
ーテルは、患者の体内に挿入されるカテーテル開
放端部が、血栓を形成させる部分を提供するとい
う欠点がある。血栓は、カテーテルを閉塞させ、
治療を妨げるか、または、血栓がカテーテルから
分離し、脈管系の他部分に運ばれ、血管を閉塞さ
せることで損傷を生じさせる虞れがあるため、血
栓が形成されることは望ましくない。従つて、末
梢端が開放した型式のカテーテルは、ヘパリンを
加えた食塩水で頻繁に洗滌し、カテーテル部分を
清潔にし、血栓が形成される虞れを少なくする必
要がある。しかし、この定期的手入れ自体、カテ
ーテルを取扱うことで身体を刺激し、また、血液
凝固剤(ヘパリン)が血流中に導入されることに
なり、身体上および血液検査上、またはその何れ
か一方に悪影響を及ぼす可能性がある。さらに、
外部キヤツプが誤まつて外れた場合、空気塞栓が
血管内に入り、体内を損傷させる虞れがある。さ
らに、カテーテルの鈍角な開放端は、血液の流れ
を妨害し、先端部分に乱流を生じさせ、同様に、
血栓を生じ易くする。
上記問題点の多くは、中央静脈カテーテルが閉
じた末梢端を備えるならば開放できる。しかし、
この場合には、ある型式のポートまたは弁手段を
設けなければならない。シユルツ(Schulte)の
米国特許第3111125号は、頭蓋腔に挿入する入口
管と、頭蓋に皮下的に埋込んだ手動操作可能のポ
ンプと、および上記ポンプと心臓の心房間を伸長
する出口管とを備える脳室−心房短絡装置を教示
している。上記特許の出口管は、望ましく閉じた
末梢管および出口管の末梢端の周囲に設けられ、
スリツト弁として作用する複数のスリツトを備え
ている。
この米国特許は、管内の流体と管外側の部分間
に十分な差圧が存在するとき、管内の流体圧力に
よりスリツトが開放し、流体が自由に流動し得る
ことを教示している。
上記と共に、グロスホング(Groshong)等の
米国特許第4559046号は、上記米国特許第3111125
号に開示したスリツト型弁を有する閉じた可撓末
梢端を備え、さらに、カテーテルを体内に挿入し
易くするために使用し、後で除去することのでき
る捻りワイヤによる着脱可能なスチフナを備え
る、静脈内治療用カテーテルを教示している。ス
チフナを使用して、カテーテルを静脈内に進める
際、スチフナの末梢端が、カテーテルの閉じた内
端に当接する。スチフナにより、カテーテル内腔
が閉塞されることはない。
中央静脈カテーテルの弁手段は、流体がカテー
テルを通つて体内に流動し、また、例えば、検体
血液を採取するときに必要なように、流体がカテ
ーテルを通つて患者の脈管系から流出するのを許
容し得ることを要する。ある状態の場合、中方に
作用する圧力によつて、スリツト弁が開放せず
に、かなりきつく閉じられてしまうため、スリツ
ト弁は問題となる。グロスホング等の別の米国特
許第4549879号は、カテーテルまで流動する流体
に対し、より有用なスリツト弁を実現するための
改良を教示している。
上記米国特許は、カテーテル内に剛性な熱可塑
性材料を使用した場合、スリツトを通つて体内に
注入され、また体内から排出される細胞成分が傷
く虞れがあることを明らかにしている。このた
め、上記特許は、薄厚断面としたシリコンゴムの
ような柔質材料を使用し、ジメチルサイオキシレ
ートで処理することにより、カテーテルの壁の強
度を弱くして、より可撓性を持たせ、2方向弁と
しての機能を発揮し易いようにすることを教示し
ている。
スリツト型式の弁を備え、端部が閉じたカテー
テルは、冒頭に説明した開放端を備えるカテーテ
ルの欠点の多くを解決し得るものである。しか
し、シユルツおよびグロスホング等が教示するス
リツト型式の弁を備える、端部が閉じたカテーテ
ルには依然、欠点がある。特に、スリツト型式の
弁は、その配向特性により、流体が外方に流動す
ることは望ましいが、中方に流動することは望ま
しくない用途に適したものである。グロスホング
等は、カテーテルを柔質の材料で製造し、弁周囲
構造の強度を弱くし、弁が差圧により何れかの方
向に開放するようにすることで、この問題を部分
的に解決する方法を開示している。しかし、グロ
スホング等の教示する改良弁であつても、何れか
の方向に開放するための差圧が必要であり、従つ
て、中央静脈血圧を測定する場合のように、カテ
ーテル内の変換器を使用して、直ちに血圧を測定
するのに用いることができない。
これは、カテーテルの開放した基端が脈管系と
自由に流体連通していないためである。
また、スリツト型式の弁は、開弁に要する力に
よつて、弁を通過する細胞成分を傷付ける虞れが
ある。血液検査に必要な細胞が傷付き、また、脈
管系に導入される細胞も傷付く。さらに、カテー
テルの末梢端を柔質の材料で製造し、可能な限り
強度的に弱いように、処理することで圧力作動式
のスリツト弁の欠点を解消せんとしているため、
カテーテルの先端の強度はかなり低下している。
この強度的に低下した先端は、患者の動作または
体の筋肉の動きによつて曲がり、弁に流体の差圧
が作用しない場合でも、開弁する可能性がある。
従つて、弁がカテーテル内外の流体差圧に応答
し得るように弁の機能を最適化することと、通常
の使用状態中、閉じたままの状態を保つ弁を提供
することとの双方を同時に実現することは困難で
ある。
末梢端を閉じ、能動弁手段を備えたカテーテル
は、上述のように、従来技術でも提案されてい
る。しかし、末梢端を閉じ、能動弁手段を備える
ことにより、弁手段を通る液体中の細胞成分を傷
付ける虞れをできるだけ少なくし、また、誤まつ
て開弁し、身体から血液が流出したり、または、
空気栓子が患者の脈管系に導入される虞れを最小
とし得る簡単で単純且つ信頼性が高く、しかも製
造が容易なカテーテルの開発が要望されている。
また、カテーテル組立体に接続した変換器を使用
して、血圧を容易に測定することの可能なカテー
テル組立体を提供することも要望されている。
(ニ) 問題点を解決するための手段 本発明に依る能動流体制御弁を有する作用可能
なカテーテル組立体は、内腔が貫通する円筒状側
壁と、基端とおよび閉じた末梢端とを有するカテ
ーテルを備えている。
このカテーテルは、末梢端に近接して位置決め
した側壁に形成したスリツトを備えている。
このスリツトは、カテーテルの縦軸線に対し斜
めに配向されており、側壁に形成した両面によつ
て画成されている。カテーテルハウジング手段
は、貫通する導管を備え、カテーテルの基端は、
ハウジング手段に接続され、導管と内腔が流体連
通している。内腔内部のスタイレツト手段は、カ
テーテルの閉じた末梢端に接続された第1端およ
び第2端を備えている。弁制御ノブは、流路が貫
通しており、また、ハウジング手段に回転可能な
ように接続されているため、流路と導管が流体連
通している。ノブの係合手段は、スタイレツト手
段と係合し、ハウジング手段に対してノブを回転
させるとスタイレツトが回転し、これにより、カ
テーテルの閉じた末梢端が回転して、スリツトの
対向面が分離し、内腔とカテーテルの外側を流体
連通させる開口部を形成する。
本発明の能動流体制御弁を備えるカテーテル組
立体は、内腔が貫通する円筒状側壁と、基端とお
よび閉じた末梢端とを有する柔軟カテーテルを備
えている。このカテーテルは、末梢端に近接して
位置決めした側壁に形成したスリツトを備えてい
る。このスリツトは、カテーテルの縦軸線に対し
斜めに配置されている。スリツトは、側壁に形成
した対向する2つの面によつて画成される。導管
が貫通するカテーテルハウジングが提供される。
カテーテル基端が導管と内腔が流体連通し得るよ
うにこのカテーテルハウジングに接続されてい
る。カテーテルのねじり剛性を増大させる補強手
段がハウジングとスリツト間に位置決めされてい
る。内腔内部のスタイレツトワイヤは、カテーテ
ルの閉じた末梢端に接続した第1端とおよび第2
端とを備えている。流路が貫通する弁制御ノブ
が、流路と導管が流体連通するようにカテーテル
ハウジングに回転可能なように接続されている。
ノブをカテーテルハウジングに対して第1方向に
回転させると、スタイレツトワイヤも回転するこ
とで、カテーテルの閉じた末梢端が回転し、スリ
ツトの対向面が分離して、内腔とカテーテル外側
間を流体連通させる一方、ノブをカテーテルハウ
ジングに対して上記第1方向と反対の第2方向に
回転させると、スタイレツトワイヤも回転するこ
とで、カテーテルの閉じた末梢端が回転し、スリ
ツトの対向面をスリツトワイヤに係合し、スリツ
トの対向面を閉じる開口部が形成される。流路、
導管および内腔は、ノブを回転させて、スリツト
を開放することで、流体を体内に導入しまたは流
体を体内から除去することを許容する連続的な流
体流路を形成する。カテーテルハウジングに対す
るノブの回転角度を360゜以内に制限するためのス
トツパ手段が設けられている。
本発明に依ると、多数の利点および目的を達成
することができる。本発明は、閉じた末梢端と、
流動する流体の細胞成分が傷付く虞れをできる限
り少なくし、また、誤まつて開弁する虞れもでき
る限り少なくする一方、カテーテルと患者の静脈
系間の差圧如何に拘わらず、選択的に開弁または
閉弁することを可能にする能動弁手段とを備える
簡単、単純で且つ信頼性が高く、しかも製造が容
易なカテーテルを提供するものである。
(ホ) 実施例 本発明は、様々な形態の実施態様にて実現する
ことができるが、以下、本発明の好適実施態様に
ついて詳細に説明する。但し、以下の開示内容
は、本発明の基本的思想の1例に過ぎず、本発明
の範囲は、以下に開示した実施態様にのみ限定さ
れるものではないことを認識する必要がある。本
発明の範囲は、特許請求の範囲の記載およびその
均等物によつて判断すべきである。
第1図乃至第6図を参照すると、能動制御弁を
備えるカテーテル組立体20は、内腔23が貫通
する円筒状側壁22、基端25および閉じた末梢
端27を有するカテーテルを備えている。この閉
じた末梢端27は、上記カテーテルを体内に容易
に挿入し得るよう丸味を付けた外面28を備えて
いる。本発明の説明上、「末梢端」とは、カテー
テルを保持する人から最遠方側の構成要素の端部
を意味する一方、「基端」とは、カテーテルを保
持する人に最も近い側の構成要素の端部を意味す
るものとする。
カテーテル21は、末梢端27に近接する側壁
22に形成したスリツト29を備えている。この
スリツト29は、第1図に角度「A」で示すよう
に、カテーテルの縦軸線31に対し斜めに配向さ
せてある。このスリツト29は、側壁に形成した
2つの対向面32,33によつて画成されてい
る。以下により詳細に説明するように、スリツト
29はカテーテルの縦軸線に対し約10゜乃至80゜の
範囲内の角度で傾斜していることが望ましく、特
に、この傾斜角度は縦軸線に対し約20゜乃至40゜の
範囲内であることが望ましい。
カテーテル基端は、導管35が貫通するカテー
テルハウジング34に接続されている。カテーテ
ルハウジング34の導管35とカテーテルの内腔
23は流体連通している。
円筒状の補強部材37の形態とした、カテーテ
ルのねじり剛性を増大させる補強手段が設けてあ
る。この好適実施態様において、上記補強部材3
7は、組立前、カテーテルの内径より大きい外径
を備えている。組立てると、カテーテルは、補強
部材に沿つて展伸され、補強部材の全長に沿つ
て、補強部材の外表面とカテーテル内腔の内面同
志を密着させる。上記補強部材の全長は、カテー
テルハウジング周囲から、カテーテル基部に向け
て、カテーテルのスリツト付近の位置まで伸長し
ていることが望ましい。
また、補強部材の外径をカテーテルの内径と等
しいか、または多少小さくした、カテーテル組立
体を製造することも望ましい。以下に明らかにな
るように、柔軟カテーテルの閉じた末梢端を回転
させると、カテーテル側壁が補強部材の外側に接
触する。上記接触が行れると、補強部材により、
カテーテル組立体のねじり剛性が増大する。ま
た、補強部材をカテーテル内に位置決めするため
の力は少なくて済むため、補強部材の外径を柔軟
カテーテルの内径と等しく、または小さくした各
種カテーテル構成要素を容易に組立てることもで
きる。
上記好適実施態様において、僅かな干渉嵌めに
よつて、カテーテルをカテーテルハウジングに強
固に保持し、また、補強部材を設けたカテーテル
の外径は、ハウジング34の導管35の内径より
僅かに大きくしてある。従つて、カテーテルおよ
び補強部材は導管35内に圧入されて、干渉嵌め
を形成している。また、カテーテルと導管の境界
部に接着剤を使用し、この接続部の一層の強化を
図つている。当業者には、カテーテルとカテーテ
ルハウジング間の接続方法は、各種の方法が可能
であることが了知できよう。かかる方法は、接着
剤、超音波溶接、内部に位置決めした金属グロメ
ツト、またはカテーテルとカテーテルハウジング
同志を相当の力で固定するのに十分な寸法の管を
使用する方法等がある。
カテーテルとカテーテルハウジングを接続させ
るための上述の構造体は、上記多数の可能性の1
例にしか過ぎない。
スタイレツトワイヤ39の形態とすることが望
ましいスタイレツト手段が、カテーテルの内腔内
部に位置決めされ、カテーテルの閉じた末梢端2
7に接続した第1端40と、および第2端41と
を備えている。上記スタイレツト手段の第2端4
1は、この実施態様において、環状構造体43と
して形成し、スタイレツトワイヤと一体のループ
が形成されるようにしてある。スタイレツトワイ
ヤの外径は、カテーテルの内径および補強部材の
内径より小さくしてあるため、スタイレツトワイ
ヤは、流体がカテーテルの内腔または補強部材内
を通つて流動するのを阻止することはない。
貫通する流路45を備える弁制御ノブ44は、
カテーテルハウジング34に回転可能なように接
続され、流路45と導管35は、流体連通してい
る。弁制御ノブ44とカテーテルハウジング34
は、弁制御ノブの回転可能な溝49に接合するカ
テーテルハウジングの基部フランジ46によつて
相互に保持されている。この構造により、弁制御
ノブは、カテーテルハウジングに対して回転し得
るが、弁制御ノブとカテーテルハウジングを分離
しないよう保持することができる。カテーテルハ
ウジングおよび弁制御ノブは、基部フランジが流
路にパチツと嵌合し、余分な構成要素を使用する
必要がないよう構成することが望ましい。さら
に、流体密封を提供し且つ流路45および導管3
5を流動する流体がカテーテルハウジングと制御
ノブ間から洩れるのを防止するため、弁制御ノブ
には、Oリング溝49が形成してあり、この溝4
9内にOリング50を収納する。Oリング50
は、導管35の側壁に押圧されて、流体の洩れを
防止する。当業者には、流体連通する導管を有す
る構成要素を相互に回転可能なように接続する多
数の構造が明らかであろう。高圧の用途には、ガ
スケツトおよびパツキング材料、並びにこの材料
を収納する手段を必要とする極めて複雑な形態と
することが可能である。また、低圧の用途には、
Oリング等のような余分な部品を一切使用せずに
流体密封を実現し得る材料および公差を選択する
ことが可能である。故に、カテーテルハウジング
と弁制御ノブ間に流体密封を形成する一方、上記
構成要素間の相対回転を許容する上記構造は、か
かる多くの可能性の単に一例にしか過ぎないもの
である。
制御ノブをカテーテルハウジング35に対して
回転させると、スタイレツトワイヤも回転するよ
う、スタイレツトワイヤに係合する係合手段がノ
ブ44に設けてある。この好適実施態様におい
て、この係合手段は、流路45の両側で弁制御ノ
ブ44に形成したスロツト51を備えている。ス
タイレツトワイヤの第2端に設けた、ループ状構
造体の形態であることが望ましいスロツト係合手
段は、流路の両側にてスロツト嵌入するため、ノ
ブ44を回転させるとスタイレツトワイヤも回転
する。この場合も、当業者は、ノブ44を回転さ
せるとスタイレツトワイヤが回転するよう、スタ
イレツトワイヤとノブ44を係合させる多数の構
造が可能であることが理解できよう。例えば、接
着剤その他の接続手段によりスタイレツトワイヤ
をノブに接続する形態、もしくは各種の保持形態
があり、上述した構造は、これら多くの可能性の
単に1例にしか過ぎないものである。
弁制御ノブ44の流路47基端58は、皮下注
射器組立体のような流体移送装置のテープ付き先
端、および流路を有する切頭円錐形のテーパ付き
先端を備える各種の管セツト・弁を受入れる切頭
円錐形の形状とすることが望ましい。また、弁制
御ノブ44の基端には、皮下注射組立体のよう
な、ロツクルア型の取付具を有する公知の流体移
送装置を嵌合させるおねじ部59が設けてある。
一方の手でカテーテルハウジングを保持し、他
方の手で弁制御ノブを回転させることにより、弁
制御ノブ44をカテーテルハウジング34に対し
て回転させることができる。この好適実施態様に
おいて、カテーテル組立体の基部からカテーテル
の縦軸線方向を見た場合、時計方向となる第1回
転方向に向けてカテーテルハウジング34に対し
弁制御ノブ44を回転させることにより、スタイ
レツトワイヤも同一方向に回転し、これに伴ない
カテーテルの閉じた末梢端も回転し、第6図に示
すように、スリツト29の対向面が分離する。カ
テーテルをスリツト部分で捩じることにより、ス
リツトが開放し、または側壁が分離する。長いカ
テーテルの場合、補強手段がカテーテルの略全長
に亘つて捩れを阻止し、または可能な限り少なく
するため、カテーテルの末梢端を回転させると、
カテーテルの末梢端とスロツト部分となる補強手
段の末梢端間のカテーテルの長さに亘つてカテー
テルが捩じられる。補強手段を備えないカテーテ
ルも本発明の範囲に属する。しかし、カテーテル
の長さが長い場合、補強手段があれば、制御ノブ
の角変位量が最小の状態にて開弁させることがで
きる。
作用について説明すると、例えば、カテーテル
を鎖骨静脈内に挿入し、カテーテル末梢端が上大
動脈部分にあるように位置決めするため、本発明
のカテーテルを体内に挿入する場合について説明
する。上記挿入状態にて、患者の脈管系に生理液
を投与することができる。この流体の導入は、弁
制御ノブを回転させてスリツトを開放させること
により行なうことができる。例えば注射器の流体
は、流路45、カテーテルの導管35および内腔
23、開放したスリツトを経て患者の脈管系に導
入することができる。スリツト弁を備える従来技
術によるカテーテルと異なり、本発明の弁は開放
状態に保持することができるため、開弁するのに
余分な圧力は一切必要としない。本発明は、カテ
ーテル内腔から患者の脈管系まで障害物のない流
体流路を提供するため、従来技術のように、患者
に血液を供給する場合、細胞が通常閉じられてい
るスリツト弁を通過しなければならないことによ
り傷付く可能性が最小となる。カテーテルの内側
と外側間の差圧如何に拘わらず、スリツト弁を開
放状態に保持し得る本発明の特徴は、従来技術の
スリツト弁を備えるカテーテルに対し著しい利点
である。
カテーテルのスリツトを最早開放状態に保持し
ておく必要性がない場合には、弁制御ノブをカテ
ーテルハウジングに対し第1回転方向と反対の第
2回転方向に回転させればよい。このノブの回転
により、スタイレツトワイヤが回転し、これに伴
つて、カテーテルの閉じた末梢端も回転し、スリ
ツトの対向面が閉じる。
好適実施態様において、カテーテルハウジング
に対する制御ノブの回転角度を360゜以下に制限す
るストツパ手段を設ける。接続した構成部品が相
互に360゜以上回転するのを阻止する幾多の手段が
可能である。かかる手段は、通常、回転して特定
の位置で接触し、さらに回転するのを阻止する突
起を両構成要素に備えている。好適実施態様にお
いて、突起52が、弁制御ノブの表面53から軸
方向に伸長し、カテーテルハウジングの表面57
から半径外方に伸長する突起55と接触し得るよ
うにしてあるため、弁制御ノブがカテーテルハウ
ジングに対し360゜以上回転することはない。さら
に、本発明のカテーテル組立体には、カテーテル
ハウジングに設けた位置標識手段(図示せず)お
よびノブに設けた表示手段(図示せず)を備え、
上記位置標識手段に対する上記表示手段の相対位
置を確認することにより、上記スリツトが開放し
ているか否か知ることができる。
本発明は、スリツトを開放または閉じた状態に
保持する構造体を提供するものであり、所定の差
圧を利用して開弁または閉弁させる必要性が略不
要であるため、カテーテルの末梢端の構造および
材料の選択は最適な効果が得られる設計とするこ
とができる。従来技術のカテーテルは、作用可能
な開弁圧力を得るため相当な設計上の配慮を必要
とし、また、弁の強度を弱くするため、材料も制
約され、特別の加工が必要であつた。
性能上の特性は確実に達成し得るにしても、弁
を通過する細胞成分が傷付く虞れは依然として解
消されず、また開弁するのに一定の圧力が必要で
あるため、例えば、カテーテル基端に変換器を設
けても血圧を正確に測定することはできない。し
かし、本発明に依れば、変換器に対し適切に開弁
し、血圧測定を正確に行なうことができる。
上記利点に加え、スリツト弁の開弁位置を能動
的に選択し得る機能を備えるため、例えば、流体
の流動に適した平滑な面を有する弁形状として最
良の性能が得られるようにし、また開口部の面積
を最適の大きさにすることが可能となる。
従つて、最適な性能が得られるように、湾曲形
状のような各種のスリツト形状が可能である。ス
リツトを開放させ、また閉じるという本発明の特
徴によりカテーテルが休止位置にあるとき通常閉
じられないスリツトを採用することもできる。弁
制御ノブを回転させて、開弁または閉弁させたと
き、開弁または閉弁状態を保持するのに十分な強
さの摩擦力がノブとカテーテルハウジング間に生
じ得るように制御ノブとカテーテルハウジングを
設計することが望ましい。
第7図を参照すると、能動流体制御弁を備えた
本発明のカテーテル組立体の別の実施態様が示し
てあるが、これは、カテーテルの末梢端構造を除
いて、第1図乃至第6図に示した実施態様と略同
一である。
この実施態様の柔軟カテーテル61は、内腔
(図示せず)が貫通する円頭状側壁と、および閉
じた末梢端62とを備えている。
カテーテル61は、さらに、複数のスリツト6
3を備えている。各スリツトは、カテーテルの縦
軸線64に対し斜めに配向されている。各スリツ
トは、側壁に形成した2つの対向面によつて画成
されている。この実施態様において、スリツトは
略直線状であり、対向面は、略平面状である。こ
の実施態様におけるカテーテル組立体の作用は、
第1図乃至第6図の実施態様におけると略同一で
ある。しかし、スリツトを追加したことにより、
内腔とカテーテル外側間の流動面積が著しく増加
し、またはカテーテルハウジングに対する制御ノ
ブの回転程度が少なくても同様の流動面積を得る
ことができる。
カテーテルハウジングおよび制御弁ノブには、
様々な種類の剛性材料を使用することができる
が、ポリウレタン、ポリプロピレン、ポリエチレ
ンおよびポリスチレンといつた熱可塑性材料が特
に適している。カテーテルは天然ゴム、合成ゴム
および熱可塑性エラストマといつた様々な種類の
可撓性材料を用いて製造することができるが、シ
リコンゴムが望ましく、特に、ポリウレタンが好
適である。スタイレツトワイヤは、各種の材料を
用いて製造できるが、ステンレス鋼ワイヤが好適
である。スタイレツトワイヤは、接着剤を使用し
てカテーテルの末梢端に固着するか、またはスタ
イレツトを適切に位置決めする等によつて先端を
形成することができる。スタイレツトをカテーテ
ル末梢端に接続する方法は、カテーテルを製造す
る材料の種類に応じて選択することができる。
上述のように、本発明は、弁手段を流動する液
体の細胞成分を傷付け、ふた、誤まつて開弁する
虞れを可能な限り少なくする一方、カテーテルと
患者の静脈系間の差圧如何に拘わらず、弁手段を
選択的に開閉し得ることを特徴とする。閉成末梢
端とおよび能動弁手段とを備える簡単で確実しか
も組立が容易で且つ信頼性の高いカテーテルを提
供するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の好適なカテーテル組立体の
側面図、第2図は、第1図の線2−2に関するカ
テーテル組立体の部分断面図。第3図は、第1図
の線3−3に関するカテーテル組立体の拡大断面
図、第4図は、第1図の線4−4に関するカテー
テル組立体の拡大断面図、第5図は、第1図の線
5−5に関するカテーテル組立体の拡大断面図、
第6図は、開放状態にあるスリツト弁を示す、カ
テーテルの末梢端を含むカテーテルの部分側面
図、および第7図は、末梢先端および複数のスリ
ツト弁を含むカテーテルの1部を示す、本発明の
別の実施態様によるカテーテルの部分側面図であ
る。 (主要符号の説明)、20……カテーテル組立
体、22……円筒状側壁、23……内腔、25…
…基端、27……閉じた末梢端、28……外面、
29……スリツト、31……カテーテルの縦軸
線、32,33……対向面、34……カテーテル
ハウジング、35……導管、37……補強部材、
39……スタイレツトワイヤ、44……弁制御ノ
ブ、45……流路、49……溝、50……Oリン
グ、51……スロツト、59……おねじ部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 能動的流体制御弁を有するカテーテル組立体
    であつて、このカテーテル組立体は内腔を画成す
    る円筒形状の側壁、基端および閉止された末梢端
    を有する可撓性のカテーテルを備えており、この
    カテーテルは前記側壁を貫通するとともに前記末
    梢端に隣接して設けられるスリツトを有してお
    り、このスリツトは前記カテーテルの長手方向軸
    線に関して角度をなして配列されているとともに
    前記側壁に形成される2つの対向面によつて画成
    されており、また、このカテーテル組立体は、内
    部に延在する導管を有しカテーテルの前記基端と
    連結されることによつて前記導管と前記内腔が流
    体連通するようになされたカテーテル・ハウジン
    グと、前記内腔の中に設けられカテーテルの前記
    閉止した末梢端に連結される第1の端部を有する
    スタイレツト・ワイヤと、内部に延在する通路を
    有するとともに前記ハウジングに回転可能に連結
    されて前記通路を前記導管に流体連通している弁
    制御ノブと、該弁制御ノブに設けられて前記スタ
    イレツト・ワイヤに係合するための係合手段と、
    を備えて成り、前記ノブを前記ハウジングと相対
    的に第1の回転方向に回転させると前記スタイレ
    ツト・ワイヤが回転し、このスタイレツト・ワイ
    ヤが前記カテーテルの前記閉止した末梢端を回転
    して前記スリツトの前記2つの対向面を引き離す
    ことによつて開口を形成し、したがつて前記内腔
    と前記カテーテルの外部との間の流体の連通を許
    容するとともに、前記ノブを前記ハウジングに対
    して相対的に前記第1の回転方向とは反対方向の
    第2の回転方向に回転すると前記スタイレツト・
    ワイヤが回転して前記カテーテルの前記閉止した
    末梢端を回転させて前記スリツトの前記2つの対
    向面を閉じるようになされたことを特徴とするカ
    テーテル組立体。 2 さらに、前記カテーテルハウジングと前記ス
    リツト間に位置決めされ、前記カテーテルのねじ
    り剛性を増大させる補強手段を備えることを特徴
    とする特許請求の範囲第1項に記載したカテーテ
    ル組立体。 3 前記補強手段が、前記内腔内部に位置決めさ
    れ、前記カテーテルから前記スリツト方向に伸長
    する円筒形状の補強部材を備えることを特徴とす
    る特許請求の範囲第2項に記載したカテーテル組
    立体。 4 前記補強部材が、前記カテーテルの内径より
    大きい外径を備え、組立てたとき、前記カテーテ
    ルが前記補強部材に沿つて展伸することを特徴と
    する特許請求の範囲第3項に記載したカテーテル
    組立体。 5 前記補強手段が、前記カテーテルの小さい内
    径部分を備え、前記カテーテルハウジングと前記
    スリツト間にてカテーテルに沿つて前記側壁を肥
    厚とすることを特徴とする特許請求の範囲第2項
    に記載したカテーテル組立体。 6 全て、前記末梢端に近接して位置決めした複
    数のスリツトがあることを特徴とする特許請求の
    範囲第1項に記載したカテーテル組立体。 7 前記スリツトが、略直線状であり、前記対向
    面が略平面状であることを特徴とする特許請求の
    範囲第1項に記載したカテーテル組立体。 8 前記スリツトを前記カテーテルの縦軸線に対
    し約10゜乃至80゜の範囲内の角度で配向させること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項に記載したカ
    テーテル組立体。 9 前記スリツトを前記カテーテルの縦軸線に対
    し約20゜乃至40゜の範囲内の角度で配向させること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項に記載したカ
    テーテル組立体。 10 前記スリツトが湾曲形状であることを特徴
    とする特許請求の範囲第1項に記載したカテーテ
    ル組立体。 11 前記係合手段が、前記流路の両側にて前記
    ノブに形成したスロツトと、および前記スタイレ
    ツトワイヤの前記第2端に設けたスロツト係合手
    段とを備え、前記ノブを前記ハウジングに対し回
    転させることにより、前記スタイレツトワイヤが
    回転するよう前記スロツト係合手段を前記流路の
    両側で前記スロツト内に位置決めすることを特徴
    とする特許請求の範囲第1項に記載したカテーテ
    ル組立体。 12 前記スロツト係合手段が、前記スタイレツ
    トワイヤの前記第2端に形成され、前記スタイレ
    ツトワイヤの1部を備えるループ形状の構造体を
    備えることを特徴とする特許請求の範囲第11項
    に記載したカテーテル組立体。 13 前記ノブ基端の前記流路が、流体移送装置
    のテーパ付き先端を受入れる切頭円錐形状を備え
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載
    したカテーテル組立体。 14 さらに、前記ノブの前記ハウジングに対す
    る回転角度を360゜以下に制限するストツパ手段を
    備えることを特徴とする特許請求の範囲第2項に
    記載したカテーテル組立体。 15 さらに、前記ハウジングに設けた位置標識
    と、および前記ノブに設けた表示手段とを備え、
    前記位置標識に対する前記表示手段の相対位置を
    観察することにより、前記スリツトが開放してい
    るかまたは閉じているか確認し得るよう前記位置
    標識および前記表示手段を位置決めすることを特
    徴とする特許請求の範囲第14項に記載したカテ
    ーテル組立体。 16 さらに、前記スリツトが通常閉じる回転方
    向に前記ノブを偏倚させ、前記ノブが、外力の作
    用を受けないとき、前記スリツトを閉じた位置に
    復帰させ得る偏倚手段を備えることを特徴とする
    特許請求の範囲第1項に記載したカテーテル組立
    体。 17 前記補強部材が、熱可塑性材料製であるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第3項に記載した
    カテーテル組立体。 18 前記カテーテルを天然ゴム、合成ゴムおよ
    び熱可塑性エラストマから成る群から選択した材
    料で製造することを特徴とする特許請求の範囲第
    1項に記載したカテーテル組立体。 19 熱可塑性エラストマがポリウレタンである
    ことを特徴とする特許請求の範囲第18項に記載
    したカテーテル組立体。 20 能動的流体制御弁を有する作動可能なカテ
    ーテル組立体であつて、このカテーテル組立体は
    内腔を画成する円筒形状の側壁、基端および閉止
    された末梢端を有するカテーテルを備えており、
    このカテーテルは前記側壁を貫通するとともに前
    記末梢端に隣接して設けられるスリツトを有して
    おり、このスリツトは前記カテーテルの長手方向
    軸線に関して角度をなして配列されているととも
    に前記側壁に形成される2つの対向面によつて画
    成されており、また、このカテーテル組立体は、
    内部に延在する導管を有しカテーテルの前記基端
    と連結されることによつて前記導管と前記内腔が
    流体連通するようになされたカテーテル・ハウジ
    ング手段と、前記内腔の中に設けられカテーテル
    の前記閉止した末梢端に連結される第1の端部お
    よび第2の端部を有するスタイレツト手段と、内
    部に延在する通路を有するとともに前記ハウジン
    グ手段に回転可能に連結されて前記通路を前記導
    管に流体連通している弁制御ノブと、該弁制御ノ
    ブに設けられて前記スタイレツト手段に係合する
    ための係合手段と、を備えて成り、前記ノブを前
    記ハウジングと相対的に回転させると前記スタイ
    レツト手段が回転し、このスタイレツト手段が前
    記カテーテルの前記閉止した末梢端を回転して前
    記スリツトの前記2つの対向面を引き離すことに
    よつて開口を形成し、したがつて前記内腔と前記
    カーテルの外部との間の流体の連通を許容するよ
    うになされたことを特徴とするカテーテル組立
    体。 21 能動的流体制御弁を有するカテーテル組立
    体であつて、このカテーテル組立体は内腔を画成
    する円筒形状の側壁、基端および閉止された末梢
    端を有する柔らかい可撓性のカテーテルを備えて
    おり、このカテーテルは前記側壁を貫通するとと
    もに前記末梢端に隣接して設けられるスリツトを
    有しており、このスリツトは前記カテーテルの長
    手方向軸線に関して角度をなして配列されている
    とともに前記側壁に形成される2つの対向面によ
    つて画成されており、また、このカテーテル組立
    体は、内部に延在する導管を有しカテーテルの前
    記基端と連結されることによつて前記導管と前記
    内腔が流体連通するようになされたカテーテル・
    ハウジングと、前記ハウジングと前記スリツトと
    の間に設けられ前記カテーテルのねじり剛性を増
    加するための補強手段と、前記内腔の中に設けら
    れカテーテルの前記閉止した末梢端に連結される
    第1の端部および第2の端部を有するスタイレツ
    ト・ワイヤと、内部に延在する通路を有するとと
    もに前記ハウジングに回転可能に連結されて前記
    通路を前記導管に流体連通している弁制御ノブ
    と、該弁制御ノブに設けられて前記スタイレツ
    ト・ワイヤに係合するための係合手段と、を備え
    て成り、前記ノブを前記ハウジングと相対的に第
    1の回転方向に回転させると前記スタイレツト・
    ワイヤが回転し、このスタイレツト・ワイヤが前
    記カテーテルの前記閉止した末梢端を回転して前
    記スリツトの前記2つの対向面を引き離すことに
    よつて開口を形成し、したがつて前記内腔と前記
    カテーテルの外部との間の流体の連通を許容する
    とともに、前記ノブを前記ハウジングに対して相
    対的に前記第1の回転方向とは反対方向の第2の
    回転方向に回転すると前記スタイレツト・ワイヤ
    が回転して前記カテーテルの前記閉止した末梢端
    を回転させて前記スリツトの前記2つの対向面を
    閉じるようになされ、前記通路、前記導管および
    前記内腔は連続的な流体路を形成して前記ノブが
    回転されて前記スリツトが開いたときに患者の中
    への流体の導入あるいは患者からの流体の除去を
    許容するようになされており、更に、このカテー
    テル組立体は、前記ノブの前記ハウジングに対す
    る回転運動を360゜よりも小さい角度に制限するた
    めのストツパ手段を備えていることを特徴とする
    カテーテル組立体。 22 前記補強手段が、前記内腔内部に位置決め
    され、前記カテーテルから前記スリツト方向に伸
    長する円筒形状の補強部材を備えることを特徴と
    する特許請求の範囲第21項に記載したカテーテ
    ル組立体。 23 前記スリツトが、略直線状であり、前記対
    向面が略平面状であることを特徴とする特許請求
    の範囲第21項に記載したカテーテル組立体。
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