JP2533705B2 - 電磁石装置 - Google Patents
電磁石装置Info
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- JP2533705B2 JP2533705B2 JP3226099A JP22609991A JP2533705B2 JP 2533705 B2 JP2533705 B2 JP 2533705B2 JP 3226099 A JP3226099 A JP 3226099A JP 22609991 A JP22609991 A JP 22609991A JP 2533705 B2 JP2533705 B2 JP 2533705B2
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Description
の荷電粒子装置に用いられ、磁性材からなる帯状の磁性
帯を積層して鉄心を形成する電磁石装置に関するもので
ある。
公報に示された従来の積層型電磁石装置の構成を示す図
である。図において、1は打ち抜き電磁鋼板、2は電磁
鋼板1を積層して形成してなる積層鉄心、3は磁極部、
4は磁極部3に巻回された励磁用コイル、5は荷電粒子
ビームの軌道、6は磁極間隙である。
R装置等の荷電粒子装置に用いられる積層型電磁石装置
の励磁は交流もしくはパルス電流で行われるので、図3
に示すように、厚さ0.1mmから0.5mm程度の鋼
板に絶縁コーティングを施し、予め設計された電磁石の
断面形状に合わせて打ち抜いた電磁鋼板1を所定の形状
に揃えて積み重ねて鉄心2を形成することで、鉄損を減
らし、磁極部3付近に流れる渦電流の影響をなくして、
励磁用コイル4に所定の設計電流を流した場合に磁極間
隙6に発生させる磁場の強度が不足したり、分布が乱れ
ないようにしている。そうでなければ積層型電磁石装置
に入射した荷電粒子ビームは軌道半径がBより大きくな
り、角度Aだけ偏向されなかったり、発散や収束力を受
けたりして設計軌道5を外れてしまうことになる。
置は以上のように構成されているので、さらに数100
kHzを越えるような高周波、もしくは速いパルス電流
で励磁しようとすると、電磁鋼板1の板厚をさらに薄く
したり、フェライト等の渦電流の流れにくい磁性材を使
用する必要がある。しかしながら、電磁鋼板1を薄くす
ると電磁鋼板1の製造コストの増加と共に、電磁鋼板1
を電磁石装置の断面形状に合わせて打ち抜くこと、およ
びそれを精度よく揃えて積み重ねることが極めて困難に
なる。このため、従来このような要求があった場合に
は、厚さ10mmから20mm程度のフェライトを積層
する方法を用いてきたが、フェライトは最大飽和磁束密
度が3000Gauss程度と低く、磁極間隙に1Te
sla以上の高磁場を発生することは困難である等の課
題があった。
ためになされたもので、例えば数100kHzを越える
ような高周波あるいはパルス電流で励磁でき、1Tes
la以上の高磁場を発生できる積層型電磁石装置を得る
ことを目的とする。
は、アモルファス金属からなる磁性帯を磁路方向に巻回
し積層して鉄心を形成したものである。
は、肉厚の薄い珪素鋼板の帯を磁路方向に巻回し積層し
て鉄心を形成したものである。
磁石装置においては、高周波で励磁でき、高磁場を発生
する。
視図、図1(b)はその断面図であり、10は数10μ
m程度の厚みでしか製造できない、アモルファス金属の
帯に絶縁コーティングを施した磁性帯で、この磁性帯1
0を磁路方向に巻回し積層して、その後一定の幅で切断
して、磁極間隙11を有するC型巻き鉄心12が形成さ
れる。そして、この鉄心12の端面を加工し、平面楔形
状にし、荷電粒子ビームの軌道方向に積み重ね、扇型鉄
心13が形成される。
る高周波特性と珪素鋼板に匹敵する高い飽和磁束密度を
有するアモルファス金属を用いており、数100kHz
を越えるような高周波あるいはパルス電流で励磁でき、
1Tesla以上の高磁場を発生できる。
積層型電磁石装置を示す斜視図、図2(b)はその断面
図であり、上記実施例の磁性帯10と比較して幅広の磁
性帯14を巻回して窓枠型巻き鉄心15が形成される。
この巻き鉄心15内に形成された磁極間隙16には、励
磁用コイル4が取り付けられている。
型巻き鉄心12を楔形に加工し積み重ねて扇形鉄心13
を形成する場合を説明したが、楔形の加工はせずに矩形
鉄心としてもよく、鉄心幅が広ければ、実施例2と同様
に単独で用いてもよい。さらに、巻き鉄心の形状として
レーストラツク形を例に図示しているが、円形や矩形で
あってもよい。
ス金属を用いた場合について説明したが、数10μmに
圧延され絶縁コーティングされた珪素鋼板の帯を磁路方
向に巻回し積層して鉄心を形成したものでも、上記各実
施例と同様の効果を奏する。
1および請求項2に係わる電磁石装置によれば、高周波
あるいはパルス電流で励磁でき、また高磁場を発生でき
るという効果がある。
施例を示す斜視図、(b)はその断面図を示す。
実施例を示す斜視図、(b)はその断面図である。
り、(a)はその電磁鋼板の形状を示す正面図、(b)
は電磁石装置の平面図、(c)は(b)の斜視図、
(d)は(c)の要部断面図である。 10 磁性帯 12 C型巻き鉄心 13 扇型鉄心 14 磁性帯 15 窓枠型巻き鉄心
Claims (2)
- 【請求項1】 荷電粒子ビームの加速、蓄積あるいは伝
搬させるための荷電粒子装置に用いられ、磁性材からな
る帯状の磁性帯を積層して鉄心を形成する電磁石装置に
おいて、アモルファス金属からなる前記磁性帯を磁路方
向に巻回積層して前記鉄心を形成したことを特徴とする
電磁石装置。 - 【請求項2】 荷電粒子ビームの加速、蓄積あるいは伝
搬させるための荷電粒子装置に用いられ、磁性材からな
る帯状の磁性帯を積層して鉄心を形成する電磁石装置に
おいて、肉厚の薄い珪素鋼板の帯を磁路方向に巻回し積
層して前記鉄心を形成したことを特徴とする電磁石装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3226099A JP2533705B2 (ja) | 1991-09-05 | 1991-09-05 | 電磁石装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3226099A JP2533705B2 (ja) | 1991-09-05 | 1991-09-05 | 電磁石装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0567519A JPH0567519A (ja) | 1993-03-19 |
JP2533705B2 true JP2533705B2 (ja) | 1996-09-11 |
Family
ID=16839815
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3226099A Expired - Lifetime JP2533705B2 (ja) | 1991-09-05 | 1991-09-05 | 電磁石装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2533705B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20060017010A1 (en) * | 2004-07-22 | 2006-01-26 | Axcelis Technologies, Inc. | Magnet for scanning ion beams |
CN105632715A (zh) * | 2016-03-11 | 2016-06-01 | 西安杰邦科技股份有限公司 | 一种纳米晶高频单相变压器 |
-
1991
- 1991-09-05 JP JP3226099A patent/JP2533705B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0567519A (ja) | 1993-03-19 |
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