JP2533667Y2 - 繊維屑圧縮機における繊維屑押込み機構 - Google Patents

繊維屑圧縮機における繊維屑押込み機構

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JP2533667Y2
JP2533667Y2 JP1991034345U JP3434591U JP2533667Y2 JP 2533667 Y2 JP2533667 Y2 JP 2533667Y2 JP 1991034345 U JP1991034345 U JP 1991034345U JP 3434591 U JP3434591 U JP 3434591U JP 2533667 Y2 JP2533667 Y2 JP 2533667Y2
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fiber waste
lower housing
pushing plate
plate
pushing
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耕太郎 藤川
良太 大橋
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Nihon Spindle Manufacturing Co Ltd
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Nihon Spindle Manufacturing Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、シャーリング屑、起毛
屑等の繊維屑を圧縮処理してブロック状(以下塊状屑と
いう)として排出する繊維屑圧縮機における繊維屑押込
み機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】上記繊維屑圧縮機の一例を図7及び図8
に示す。この圧縮機50は、空気流により輸送された繊
維屑をバッグフィルタ51により分離して収納するホッ
パ52と、ホッパ52内の繊維屑Wを下方に掻落とす掻
落とし用シリンダ53と、このシリンダ53により押し
出された繊維屑Wを受け入れる下部筐体54と、下部筐
体54内の繊維屑Wを一側方に押圧する押込みシリンダ
55と、この押込みシリンダ55により圧縮された繊維
屑Wを押し出すべく押込みシリンダ55と直角の水平位
置に設けられるプレスシリンダ56を備える。これによ
りホッパ52内に所定量の繊維屑Wが集積したとき、掻
落とし用シリンダ53を作動し、これに取り付けた掻落
とし板57により下部筐体54内に押し下げ、ついで押
込みシリンダ55を作動し押込みプレート58により筐
体54内の繊維屑Wを筐体一側に押圧する。
【0003】ついでプレスシリンダ56により繊維屑W
を排出側に設けた開閉弁機構59側に向かって押し出
す。この際開閉弁機構59は閉塞し、これにより繊維屑
Wを軸心方向に圧縮して塊状屑とし、しかる後開閉弁機
構59を開きプレスシリンダ56を再度作動し、排出管
60内に押し出す。この動作を繰り返し、塊状屑Wを順
次排出ダクト61中に押し出す。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】上記下部筐体54内に
押し込まれた繊維屑Wを押込みプレート58により筐体
一側に押し込むに際し、繊維屑Wは筐体内からホッパに
亘って充満しており、従って押込みプレート58を前進
するときは繊維屑Wは押込みプレート58の前進を阻害
するとともに押込みプレートと筐体内壁との間に食い込
みを生じ、故障の原因となる等の問題がある。
【0005】本考案は上記の点に鑑みてなされたもの
で、上記食い込みを防止し押込みプレートの作動の円滑
を計ることを目的とする。また本考案は押込みプレート
の摩耗に際し、その調整を可能とすることを目的とす
る。さらに本考案は、下部筐体内の清掃、定期点検を可
能とすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本考案の繊維屑押込み機構は、上記ホッパ下部に接続
される下部筐体と、この下部筐体内に摺動可能に挿入さ
れる押込みプレートと、この押込みプレート先端と下部
筐体のホッパからの繊維屑受入れ口との間に形成した切
断刃とを備え、該切断刃は押込みプレートの先端に形成
した移動刃と、受入れ口の押込みプレートとは反対側に
取付けた固定刃とから構成し、該固定刃を押込みプレー
トに対し所定角度を設けて取付け、押込みプレートの前
進によりホッパより供給される繊維屑を上記切断刃によ
り切断負荷を軽減して切断し、押込みプレートに対向す
る繊維屑を下部筐体一側に設けた受け部材側に圧縮する
ことを特徴とする。第2の考案は、上記押込みプレート
と下部筐体内孔との間にはスライドプレートを介入した
ものである。さらに第3の考案は、上記受け部材は下部
筐体に対し着脱可能に取り付けたものである。
【0007】
【作用】繊維屑は下部筐体内部からホッパに亘って充満
している。押込みプレートは前進に際し、切断刃により
下部筐体内からはみ出しているこの繊維屑を切断し、該
押込みプレートに対向する繊維屑のみを下部筐体一側に
設けた受け部材側に押圧する。この際、切断刃を構成す
る固定刃を押込みプレートに対し所定角度を設けて取付
けることにより、切断負荷の軽減を計る。
【0008】
【実施例】図1乃至図6は本考案の実施例を示す。繊維
屑圧縮機1は、ホッパ2に連設して繊維屑押込み機構3
を備える。この押込み機構3はホッパ2下部に接続され
る下部筐体4と、この下部筐体4内に摺動可能に挿入さ
れる押込みプレート5と、この押込みプレート5の先端
と下部筐体4のホッパ2からの繊維屑受入れ口6との間
に形成した切断刃7とを備える。8は押込みプレート5
の進退用シリンダである。
【0009】切断刃7は押込みプレート5の先端に形成
した移動刃10と、受入れ口6の一側即ち押込みプレー
ト5とは反対側に取り付けた固定刃11とからなる。図
例は押込みプレート5の先端を半円弧状としこの押圧面
5aの上端を尖頭状の移動刃10としたものである。ま
た固定刃11は、押込みプレート5の進行方向に対し図
2、図4に示す如く若干の傾斜角度αを付して取り付け
る。
【0010】なお、上記押込みプレート5は断面矩形と
し、かつ移動刃10を固定刃11に対し隙間なく噛合す
るようにその四周には下部筐体4の内孔壁との間に上下
左右の各スライドプレート12a〜12d(以下総称す
るときは12という)を着脱可能に介入する。このスラ
イドプレート12を介入することにより押込みプレート
5の進退を円滑ならしめるとともに、押込みプレート5
の摩耗に際してはこのプレートを交換し、常に移動刃1
0を固定刃11に対し良好な噛み合わせ状態に保持す
る。
【0011】上記下部筐体4には押込みプレート5によ
る繊維屑Wの押し出し側に受け部材20を着脱可能に取
り付ける。この受け部材20の押込みプレート5との対
向面21は押込みプレート5の押圧面5aに対向して半
円弧状に形成し、両側には図7に示すプレスシリンダ5
6及び開閉弁機構59に連なる連結管62が接続されて
いる。
【0012】図中22はホッパ2の内面、特に傾斜面に
取り付けた圧力空気噴出管で、ホッパ内面に付着する繊
維屑Wを吹き落とすために設けたものである。また13
は下部筐体4の後部下方に穿孔した蓄積綿塵排出口であ
る。その他の構造は前記図7及び図8に示す構造と同一
であり、同一部品については同一符号を付して説明を省
略する。
【0013】上記構成において、ホッパ2に供給された
繊維屑Wは掻落し板57により下部筐体4内に掻落と
す。しかる後進退用シリンダ8を作動し押込みプレート
5を前進させる。このとき繊維屑Wは筐体内からホッパ
2に亘って充満している。従って押込みプレート5の前
進に際し切断刃7により繊維屑Wを切断し、該プレート
5に対向する繊維屑のみを受け部材20側に押し進め圧
縮する。この際、固定刃11を前述の如く傾斜αを以て
取り付けることにより、切れ味を良好とすることができ
る。
【0014】なお、押込みプレート5に形成した移動刃
10と固定刃11との噛み合いが不適合の時は、スライ
ドプレート12を適宣選択して調整する。また下部筐体
4内の清掃、定期点検等に際しては、受け部材20を取
り外すことにより、容易に行うことができる。
【0015】
【考案の効果】以上の如く本考案によるときは、下部筐
体内を摺動する押込みプレート先端と下部筐体の繊維屑
受入れ口との間に切断刃を設けたから、押込みプレート
の前進に際し下部筐体の受入れ口からはみ出している繊
維屑を切断して押し進め圧縮することができ、繊維屑を
噛み込むことがない。この際、固定刃は押込みプレート
の進行方向に対し、所定の傾斜角度を付して取付けたこ
とにより、切れ味は良好で、該繊維屑に対する切断負荷
を軽減することができる。また上記押込みプレートと下
部筐体内孔との間にスライドプレートを介入することに
より、このプレートを交換するのみで上記切断刃の固定
刃と移動刃との噛み合わせの調整をすることができ、極
めて便利である。また、下部筐体には押込みプレートに
より押し出される繊維屑の受け部材を着脱可能に取り付
けることにより、下部筐体内の清掃、定期点検等に際し
てはこれを取り外せばよく、便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】圧縮機の縦断説明図である。
【図2】図1におけるA−A線に沿う下部筐体の平面図
である。
【図3】図2におけるB−B線に沿う断面図である。
【図4】切断刃の作動説明図である。
【図5】受け部材の斜視図である。
【図6】押込みプレートによる繊維屑の圧縮要領説明図
である。
【図7】従来の繊維屑圧縮機の縦断説明図である。
【図8】図7におけるC−C線に沿う断面図である。
【符号の説明】
1 繊維屑圧縮機 2 ホッパ 3 繊維屑押込み機構 4 下部筐体 5 押込みプレート 6 受入れ口 7 切断刃 12 スライドプレート 20 受け部材

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホッパに供給される繊維屑を圧縮して塊
    状屑とし、これを押し出し排出する繊維屑圧縮機におい
    て、ホッパ下部に接続される下部筐体と、この下部筐体
    内に摺動可能に挿入される押込みプレートと、この押込
    みプレート先端と下部筐体のホッパからの繊維屑受入れ
    口との間に形成した切断刃とを備え、該切断刃は押込み
    プレートの先端に形成した移動刃と、受入れ口の押込み
    プレートとは反対側に取付けた固定刃とから構成し、該
    固定刃を押込みプレートに対し所定角度を設けて取付
    け、押込みプレートの前進によりホッパより供給される
    繊維屑を上記切断刃により切断負荷を軽減して切断し、
    押込みプレートに対向する繊維屑を下部筐体一側に設け
    た受け部材側に圧縮することを特徴とする繊維屑圧縮機
    における繊維屑押込み機構。
  2. 【請求項2】 押込みプレートと下部筐体内孔との間に
    はスライドプレートを介入したことを特徴とする請求項
    1記載の繊維屑圧縮機における繊維屑押込み機構。
  3. 【請求項3】 受け部材は下部筐体に着脱可能に取り付
    けたことを特徴とする請求項1または2記載の繊維屑圧
    縮機における繊維屑押込み機構。
JP1991034345U 1991-04-16 1991-04-16 繊維屑圧縮機における繊維屑押込み機構 Expired - Lifetime JP2533667Y2 (ja)

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