JP2002224892A - 金属固形物製造装置 - Google Patents

金属固形物製造装置

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JP2002224892A
JP2002224892A JP2001031080A JP2001031080A JP2002224892A JP 2002224892 A JP2002224892 A JP 2002224892A JP 2001031080 A JP2001031080 A JP 2001031080A JP 2001031080 A JP2001031080 A JP 2001031080A JP 2002224892 A JP2002224892 A JP 2002224892A
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JP
Japan
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compression
metal
hopper
gate
compression chamber
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JP2001031080A
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English (en)
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Takashi Matsumoto
孝志 松本
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Nicotec Co Ltd
Original Assignee
Nicotec Co Ltd
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Publication date
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    • B30PRESSES
    • B30BPRESSES IN GENERAL
    • B30B9/00Presses specially adapted for particular purposes
    • B30B9/02Presses specially adapted for particular purposes for squeezing-out liquid from liquid-containing material, e.g. juice from fruits, oil from oil-containing material
    • B30B9/04Presses specially adapted for particular purposes for squeezing-out liquid from liquid-containing material, e.g. juice from fruits, oil from oil-containing material using press rams
    • B30B9/06Presses specially adapted for particular purposes for squeezing-out liquid from liquid-containing material, e.g. juice from fruits, oil from oil-containing material using press rams co-operating with permeable casings or strainers
    • B30B9/067Presses specially adapted for particular purposes for squeezing-out liquid from liquid-containing material, e.g. juice from fruits, oil from oil-containing material using press rams co-operating with permeable casings or strainers with a retractable abutment member closing one end of the press chamber
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B30PRESSES
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    • B30B9/00Presses specially adapted for particular purposes
    • B30B9/30Presses specially adapted for particular purposes for baling; Compression boxes therefor
    • B30B9/3003Details
    • B30B9/3039Fluid removing means
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B30PRESSES
    • B30BPRESSES IN GENERAL
    • B30B9/00Presses specially adapted for particular purposes
    • B30B9/32Presses specially adapted for particular purposes for consolidating scrap metal or for compacting used cars
    • B30B9/327Presses specially adapted for particular purposes for consolidating scrap metal or for compacting used cars for briquetting scrap metal

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
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  • Processing Of Solid Wastes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 製造された金属固形物の中に含まれる切削液
を少なくし、金属固形物の固形性を向上させる金属固形
物製造装置を提供する。 【解決手段】 金属切り粉を収容するホッパを設け、こ
のホッパの底側に搬出口13を備え、ホッパの内の金属
切り粉を搬出口側へ搬送する送りスクリューコンベアを
設け、搬出口に連通した圧縮室41を有した圧縮ボック
ス39を設け、この圧縮ボックスの一端側に開口部51
を備え、この開口部を開閉するゲート55を設け、圧縮
室内に圧縮部材65を圧縮アクチュエータ69の作動に
よりゲート55に対して接近離反する方向へ摺動可能に
設け、圧縮部材65の外周面と圧縮ボックスの一側面
に、金属切り粉に付着した切削液が逃げる逃げ溝71,
75を形成し、かつ逃げ溝が圧縮室の内外を連通するよ
うに構成してなることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属切り粉を圧縮
して固形化することにより金属固形物を製造する金属固
形物製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の金属固形物製造装置について説明
すると、以下のようなる。
【0003】即ち、上記金属固形物製造装置は本体フレ
ームをベースにしており、この本体フレームには金属切
り粉を収容可能なッパが設けてあり、このホッパの底側
には搬出口が備えてある。また、上記ホッパの適宜位置
にはホッパの内の金属切り粉を上記搬出口側へ搬送する
送りスクリューコンベアを設けてある。
【0004】上記本体フレームには圧縮ボックスが設け
てあり、この圧縮ボックスは上記ホッパにおける搬出口
に連通した圧縮室を有している。また、この圧縮ボック
スの一端側には開口部が備えてあって、適宜位置にはこ
の開口部を開閉するゲートが設けてある。そして、上記
圧縮室内の金属切り粉を圧縮して固形化するため、上記
圧縮室内には圧縮部材が圧縮アクチュエータの作動によ
り上記ゲートに対して接近離反する方向へ摺動可能に設
けてある。
【0005】したがって、ホッパ内に金属切り粉を収容
した後に、送りスクリューコンベアにより金属切り粉を
上記ホッパの搬出口側へ搬送して、圧縮ボックスにおけ
る圧縮室内へ送り込む。そして、ゲートにより圧縮ボッ
クスの開口部を閉じた状態の下で、圧縮アクチュエータ
の作動により圧縮部材をゲートに対して接近する方向へ
摺動させて、圧縮部材により上記圧縮室内の金属切り粉
を圧縮して固形化する。れる。これによって、金属切り
粉から金属固形物を製造することができる。
【0006】圧縮固形物を製造した後に、ゲートにより
圧縮ボックスの開口部を開いて、圧縮室から金属固形物
を取り出す。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、圧縮部材に
より金属切り粉を圧縮すると、金属切り粉に付着した切
削液は、圧縮室の内周面と圧縮部材の外周面の間の間
隙、圧縮ボックスの一側面とゲートの間の間隙を通っ
て、圧縮室の外側へ流出される傾向にある。しかし、上
記間隙が極めて微小であることから、上記圧縮室からの
上記切削液の流出作用が十分に奏されない場合が生じ
る。そのため、このような場合には、製造された金属固
形物の中に多量の切削液が含まれて、金属固形物の固形
性(固まり具合)が悪化して、例えば金属固形物を炉の
中で溶解して再利用する際に、金属固形物において溶解
することなく燃焼する部分が多くなり、金属固形物の再
利用率が悪くなるという問題がある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
あっては、金属切り粉を収容するホッパを設け、このホ
ッパの底側に搬出口を備え、上記ホッパの内の金属切り
粉を上記搬出口側へ搬送する送りスクリューコンベアを
設け、上記ホッパにおける搬出口に連通した圧縮室を有
した圧縮ボックスを設け、この圧縮ボックスの一端側に
開口部を備え、この開口部を開閉するゲートを設け、上
記圧縮室内の金属切り粉を圧縮して固形化するため、上
記圧縮室内に圧縮部材を圧縮アクチュエータの作動によ
り上記ゲートに対して接近離反する方向へ摺動可能に設
け、上記圧縮部材の外周面と上記圧縮ボックスの一側面
のうち少なくともいずれかに、金属切り粉に付着した切
削液が逃げる逃げ溝を形成し、かつこの逃げ溝が上記圧
縮室の内外を連通するように構成してなることを特徴と
する。
【0009】請求項1に記載の発明特定事項によると、
ホッパ内に金属切り粉を収容した後に、送りスクリュー
コンベアにより金属切り粉を上記ホッパの搬出口側へ搬
送して、圧縮ボックスにおける圧縮室内へ送り込む。そ
して、ゲートにより圧縮ボックスの開口部を閉じた状態
の下で、圧縮アクチュエータの作動により圧縮部材をゲ
ートに対して接近する方向へ摺動させて、圧縮部材によ
り上記圧縮室内の金属切り粉を圧縮して固形化する。こ
れによって、金属切り粉から金属固形物を製造すること
ができる。ここで、圧縮部材により金属切り粉を圧縮す
ると、金属切り粉に付着した切削液は、圧縮室の内周面
と圧縮部材の外周面の間の間隙、圧縮ボックスの一側面
とゲートの間の間隙を通って、圧縮室の外側へ流出され
る傾向にあって、逃げ溝により上記切削液の上記圧縮室
からの流出作用は十分に促進される。
【0010】圧縮固形物を製造した後に、ゲートにより
圧縮ボックスの開口部を開いて、圧縮室から金属固形物
を取り出す。
【0011】請求項2に記載の発明にあっては、金属切
り粉を収容するホッパを設け、このホッパの底側に搬出
口を備え、上記ホッパ内の金属切り粉を上記搬出口側へ
搬送する送りスクリューコンベアを設け、上記ホッパに
おける搬出口に連通した圧縮室を有した圧縮ボックスを
設け、この圧縮ボックスの一端側に開口部を備え、この
開口部を開閉するゲートを設け、上記圧縮室内の金属切
り粉を圧縮して固形化するため、上記圧縮室内に圧縮部
材を圧縮アクチュエータの作動により上記ゲートに対し
て接近離反する方向へ摺動可能に設け、上記圧縮室の内
周面と上記圧縮ボックスの一側面のうち少なくともいず
れかに、金属切り粉に付着した切削液が逃げる逃げ溝を
形成し、かつこの逃げ溝が上記圧縮室の内外を連通する
ように構成してなることを特徴とする。
【0012】請求項2に記載の発明特定事項によると、
ホッパ内に金属切り粉を収容した後に、送りスクリュー
コンベアにより金属切り粉を上記ホッパの搬出口側へ搬
送して、圧縮ボックスにおける圧縮室内へ送り込む。そ
して、ゲートにより圧縮ボックスの開口部を閉じた状態
の下で、圧縮アクチュエータの作動により圧縮部材をゲ
ートに対して接近する方向へ摺動させて、圧縮部材によ
り上記圧縮室内の金属切り粉を圧縮して固形化する。こ
れによって、金属切り粉から金属固形物を製造すること
ができる。ここで、圧縮部材により金属切り粉を圧縮す
ると、金属切り粉に付着した切削液は、圧縮室の内周面
と圧縮部材の外周面の間の間隙、圧縮ボックスの一側面
とゲートの間の間隙を通って、圧縮室の外側へ流出され
る傾向にあって、逃げ溝により上記切削液の上記圧縮室
からの流出作用は十分に促進される。
【0013】圧縮固形物を製造した後に、ゲートにより
圧縮ボックスの開口部を開いて、圧縮室から金属固形物
を取り出す。
【0014】請求項3に記載の発明にあっては、金属切
り粉を収容するホッパを設け、このホッパの底側に搬出
口を備え、上記ホッパの内の金属切り粉を上記搬出口側
へ搬送する送りスクリューコンベアを設け、上記ホッパ
における搬出口に連通した圧縮室を有した圧縮ボックス
を設け、この圧縮ボックスの一端側に開口部を備え、こ
の開口部を開閉するゲートを設け、上記圧縮室内の金属
切り粉を圧縮して固形化するため、上記圧縮室内に圧縮
部材を圧縮アクチュエータの作動により上記ゲートに対
して接近離反する方向へ摺動可能に設け、上記ゲートに
貫通孔を形成し、かつ上記ゲートにより上記圧縮ボック
スの上記開口部を閉じたときに上記貫通孔が上記圧縮室
の内外を連通するように構成してなることを特徴とす
る。
【0015】請求項3に記載の発明特定事項によると、
ホッパ内に金属切り粉を収容した後に、送りスクリュー
コンベアにより金属切り粉を上記ホッパの搬出口側へ搬
送して、圧縮ボックスにおける圧縮室内へ送り込む。そ
して、ゲートにより圧縮ボックスの開口部を閉じた状態
の下で、圧縮アクチュエータの作動により圧縮部材をゲ
ートに対して接近する方向へ摺動させて、圧縮部材によ
り上記圧縮室内の金属切り粉を圧縮して固形化する。こ
れによって、金属切り粉から金属固形物を製造すること
ができる。ここで、圧縮部材により金属切り粉を圧縮す
ると、金属切り粉に付着した切削液は、圧縮室の外側へ
流出される傾向にあって、上記貫通孔により上記切削液
の上記圧縮室からの流出作用は十分に促進される。
【0016】圧縮固形物を製造した後に、ゲートにより
圧縮ボックスの開口部を開いて、圧縮室から金属固形物
を取り出す。
【0017】請求項4に記載の発明にあっては、請求項
1から請求項3のうちのいずれかの請求項に記載の発明
特定事項の他に、前記圧縮アクチュエータは、前記ゲー
トに対して接近離反する方向へ移動可能な可動ロッドを
備え、前記圧縮部材がこの可動ロッドの先端部に着脱交
換可能に連結してあることを特徴とする。
【0018】請求項4に記載の発明特定事項によると、
請求項1から請求項3のうちのいずれかの請求項に記載
の発明特定事項による作用の他に、金属切り粉の圧縮に
より圧縮部材が消耗(摩耗等)したときには、圧縮部材
を可動ロッドの先端部から離脱させ、別の圧縮部材を可
動ロッドの先端部に装着する。
【0019】請求項5に記載の発明にあっては、請求項
1から請求項3のうちのいずれかの請求項に記載のの発
明特定事項の他に、前記圧縮アクチュエータは、前記ゲ
ートに対して接近離反する方向へ移動可能な可動ロッド
を備え、前記圧縮部材がこの可動ロッドの先端部に連結
してあり、上記可動ロッドにおける前記圧縮室内に進入
する部位が上記圧縮部材よりも僅かに細くなるように構
成してなることを特徴とする。
【0020】請求項5に記載の発明特定事項によると、
請求項1から請求項3のうちのいずれかの請求項に記載
の発明特定事項による作用の他に、可動ロッドにおける
圧縮室内に進入する部位が圧縮部材よりも僅かに細くな
るように構成してあるために、圧縮部材による適切な圧
縮作用を奏しつつ、上記切削液の上記圧縮室からの流出
作用はより促進される。
【0021】請求項6に記載の発明にあっては、請求項
1から請求項5のうちのいずれかの請求項に記載の発明
特定事項の他に、前記逃げ溝が前記圧縮ボックスの外側
に連通するように構成し、前記圧縮ボックスの外へ排出
された切削液を回収する切削液パンを設けてなることを
特徴とする。
【0022】請求項6に記載の発明特定事項によると、
請求項1から請求項5のうちのいずれかの請求項に記載
の発明特定事項による作用の他に、逃げ溝を通って圧縮
ボックスの外側へ排出された切削液は、切削液パンに回
収される。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本実施の形態に係る発明に
ついて説明する。
【0024】図4から図6に示すように、本実施の形態
に係る金属固形物製造装置1は、金属切り粉(図示省
略)を圧縮して固形化することにより金属固形物(図示
省略)を製造する装置であって、本体フレーム3をベー
スにしている。この本体フレーム3は、左右方向(図4
及び図5において左右方向)に延伸した支持フレーム5
と、この支持フレーム5の右部側に立設した箱形フレー
ム7とを備えている。
【0025】上記箱形フレーム7の左側には金属切粉を
収容するホッパ9が設けてあり、このホッパ9の底部に
金属切り粉を集めるため、ホッパ9は断面V字形状に構
成してある。このホッパ9の上側(図4及び図6におい
て上側、図5において紙面に向かって表側)には開口部
11を備えると共に、ホッパ9の下側には排出口13を
備えている。このホッパ9における開口部13には連絡
パイプ15の一端が連通して一体に設けてある。
【0026】上記ホッパ9の内側には傾斜した送り溝1
7が形成してあって、ホッパ9にはホッパ9内の金属切
り粉を上記搬出口13側へ搬送する送りスクリューコン
ベア19が設けてある。この送りスクリューコンベア1
9は、上記送り溝内17に回転可能に設けられた送りス
クリュー軸21と、この送りスクリュー軸21に巻き付
くようにスパイラル状に一体的に設けられ送り羽根23
と、上記ホッパ9の右部適宜位置に設けられかつ送りス
クリュー軸21に連動連結した送りモータ25とを備え
ている。
【0027】上記ホッパ9の底部には排出口13を通っ
た引寄せ溝27が形成してあって、ホッパ9にはホッパ
9内の金属切り粉を引き寄せる引寄せスクリューコンベ
ア29が設けてある。上記引き寄せコンベア29は、上
記引き寄せ溝27内に正逆方向へ回転可能に設けられた
引き寄せスクリュー軸31と、この引き寄せスクリュー
軸31における排出口13の後方側(図4において紙面
に向かって裏方側、図5において上方側、図6において
左方側)に正方向へ巻き付くようにスパイラル状に一体
的に設けた正巻き引き寄せ羽根33と、引き寄せスクリ
ュー軸31における排出口13の前方側に逆方向へ巻き
付くようにスパイラル状に一体的に設けた逆巻き引き寄
せ羽根35と、上記箱型フレーム7の後部適宜位置に設
けられかつ引き寄せスクリュー軸31に連動連結した引
寄せモータ37とを備えている。なお、引寄せスクリュ
ーコンベア29における引き寄せ羽根33,35は、送
りスクリューコンベア19における送り羽根23よりも
かなり大きく構成してある。
【0028】図1、図4、図7に示すように、上記支持
フレーム5の左部(図1及び図4において左部、図7に
おいて紙面に向かって表部)適宜位置には圧縮ボックス
39が設けてあり、この圧縮ボックス39は断面円形の
圧縮室41を備えている。即ち、上記支持フレーム5の
左部適宜位置にはボックス本体43が設けてあり、この
ボックス本体43の上部(図1、図4、図7において上
部)には前記連絡パイプ15の他端が連通した第1供給
口45が形成してある。上記ボックス本体43内には上
記圧縮室41を有した内筒47が一体的に設けてあり、
この内筒41の上部には上記第1供給口45及び圧縮室
41に連通した第2供給口49が形成してある。なお、
上記内筒41の左側には開口部51を備えてあって、上
記第2供給口49の左側には刃部49aを有してある。
【0029】上記圧縮ボックス41の左側にはガイドブ
ロック53が一体的に設けてあり、このガイドブロック
53には上記開口部51を開閉するゲート55が上下方
向へ移動可能に設けてある。上記ゲート55を開閉する
上下方向へ移動させるため、上記支持フレーム5におけ
るガイドブロック53の前後(図1及び図4において紙
面に向かって表裏、図7において右左)には上下方向へ
移動可能なピストンロッド57をそれぞれ備えた一対の
開閉シリンダ59が設けてあり、各ピストンロッド57
の先端部が連結部材61を介してゲート55に連結して
ある。なお、ガイドブロック53の下部には固形化され
た金属固形物を搬出するシュータ63が備えてある。
【0030】上記圧縮室41内には金属切り粉を圧縮し
て固形化する円形の圧縮部材65が設けてあり、この圧
縮部材65はゲート55に対して接近離反する左右方向
へ摺動可能である。上記圧縮部材65を左右方向へ摺動
させるため、上記支持フレーム5には左右方向へ移動可
能な可動ロッド67を備えた圧縮シリンダ69が設けて
あり、上記圧縮部材65がこの可動ロッド67の先端部
に着脱交換可能に連結してある。なお、上記圧縮部材6
5は、金属切り粉を圧縮する他に、前記刃部49aと協
働して金属切り粉を切断する作用を有する。
【0031】ここで、上記圧縮部材65を可動ロッド6
7の先端部に対して着脱交換可能にしたことにより、金
属切り粉の圧縮により圧縮部材65が消耗(摩耗等)し
たときには、圧縮部材65を可動ロッド67の先端部か
ら離脱させ、別の圧縮部材65を可動ロッド67の先端
部に装着する。
【0032】上記圧縮部材65の外周面には水溶性又は
油性の切削液が逃げる複数の第1逃げ溝71がほぼ等間
隔に形成してあり、各第1逃げ溝71は上記圧縮室41
の内外を連通するようにそれぞれ構成してあって、更
に、各第1げ溝71は、上記ボックス本体43に形成さ
れた回収孔73を介して圧縮ボックス39の外側に連通
するようにそれぞれ構成してある。ここで、上記可動ロ
ッド67における上記圧縮室41内に進入する部位が第
1逃げ溝71の深さ分だけ上記圧縮部材65よりも僅か
に細くなるように構成してある。なお、上記圧縮部材6
5の外周面に複数の第1逃げ溝71を形成する代わり
に、上記圧縮室41の内周面に第1逃げ溝を形成しても
よい。
【0033】また、上記ボックス本体43の左側及び上
記内筒47の左側には複数の第2逃げ溝75がほぼ等間
隔に形成してあり、各第2逃げ溝75は上記圧縮室41
の内外を連通しかつ上記圧縮ボックス39の外に連通す
るようにそれぞれ構成してある。
【0034】更に、上記ゲート55には複数の貫通孔7
7が形成してあり、上記ゲート55により上記内筒47
の開口部51を閉じたときに各貫通孔77が上記圧縮室
41の内外を連通しかつ上記圧縮ボックス39の外に連
通するようにそれぞれ構成してある。
【0035】なお、上記支持フレーム5には上記圧縮ボ
ックス39の外側に排出された切削液を回収する切削液
パン79が設けてある。
【0036】次に、本発明の実施の形態の作用について
説明する。
【0037】ホッパ9内に金属切り粉を収容した後に、
送り用スクリューコンベア19における送りモータ25
の駆動により送り羽根23を送りスクリュー軸21と一
体的に回転させることにより、ホッパ9内の金属切り粉
を搬出口13側へ搬送して、圧縮ボックス39における
圧縮室41に供給口45,49を介して送り込む。
【0038】ここで、送り用スクリューコンベア29に
より金属切り粉の搬送を行うときに、引き寄せスクリュ
ーコンベア19における引寄せモータ37の駆動により
正巻き羽根33と逆巻き羽根35を引き寄せスクリュー
軸31と一体的に正方向へ回転させることにより、金属
切り粉を搬出口13側へ引寄せる動作と、引寄せモータ
37の駆動により正巻き羽根33と逆巻き羽根35を引
き寄せスクリュー軸31と一体的に逆方向へ回転させる
ことにより、金属切り粉の引寄せ状態を解除する動作を
交互に繰り返す。これによって、金属切り粉が搬出口1
3付近に詰まることを回避することができる。
【0039】上記圧縮ボックス39における圧縮室41
に金属切り粉を送り込んだ後に、ゲート55により内筒
47の開口部51を閉じた状態の下で、圧縮シリンダ6
9の作動により圧縮部材65をゲート55に対して接近
する左方向へ移動させることにより、圧縮部材65によ
り圧縮室41内の金属切り粉を圧縮して固形化する。こ
れによって、金属切り粉から金属固形物を製造すること
ができる。
【0040】ここで、圧縮部材65により金属切り粉を
圧縮すると、金属切り粉に付着した切削液は、圧縮室4
1の内周面と圧縮部材65の外周面の間の間隙、圧縮ボ
ックス39の左側面(ボックス本体43の左側面と内筒
47の左側面)とゲート55の間の間隙を通って、圧縮
室41の外側へ流出される傾向にあって、複数の第1逃
げ溝71、複数の第2逃げ溝75、複数の貫通孔77に
より上記切削液の上記圧縮室41からの流出作用は十分
に促進される。特に、可動ロッド65における圧縮室4
1内に進入する部位が第1逃げ溝71の深さ分だけ圧縮
部材65よりも僅かに細くなるように構成してあるため
に、圧縮部材65による適切な圧縮作用を奏しつつ、上
記切削液の上記圧縮室41からの流出作用はより促進さ
れる。また、複数の第1逃げ溝71及び複数の第2逃げ
溝75を通って圧縮ボックス39の外側へ排出された切
削液は、切削液パン79に回収される。
【0041】なお、金属切り粉がホッパ9内と圧縮室4
1内とに跨っている場合にあっては、圧縮部材65が左
方向へ移動して、圧縮部材65の左縁部が切断刃65a
を通過するときに、上記金属切り粉は圧縮部材65の左
縁部と切断刃65aの協働により切断される。
【0042】金属固形物を製造した後に、一対の開閉シ
リンダ59の作動によりゲート55を上方向へ移動させ
て、内筒47の開口部51を開く。そして、圧縮シリン
ダ69の作動により圧縮部材65を左方向へ移動させる
ことにより、金属固形物を左方向へ押し出す。これによ
って、圧縮ボックス39における圧縮室41から金属固
形物を取り出すことができる。
【0043】以上のごとき、本発明の実施の形態によれ
ば、圧縮部材65により金属切り粉を圧縮すると、前記
切削液の圧縮室41からの流出作用は十分に促進される
ため、製造された金属固形物の中に多量の切削液が含ま
れることがなくなり、金属固形物の固形性が向上して、
金属固形物の再利用率が高くなる。
【0044】また、金属切り粉の圧縮により圧縮部材6
5が消耗(摩耗等)したときには、圧縮部材65を可動
ロッド67の先端部から離脱させ、別の圧縮部材65を
可動ロッド67の先端部に装着することにより、可動ロ
ッド65の交換することなく、圧縮部材65を交換すれ
ば足り、コストの低減を図ることができる。
【0045】更に、切削液は切削液パン79に回収され
るため、切削液の再利用を有効に図ることができる。
【0046】
【発明の効果】請求項1から請求項6のうちのいずれか
の請求項に記載の発明によれば、圧縮部材により金属切
り粉を圧縮すると、前記切削液の圧縮室からの流出作用
は十分に促進されるため、製造された金属固形物の中に
多量の切削液が含まれることがなくなり、金属固形物の
固形性が向上して、金属固形物の再利用率が高くなる。
【0047】請求項4に記載の発明によれば、上記効果
を奏する他に、金属切り粉の圧縮により圧縮部材が消耗
(摩耗等)したときには、圧縮部材を可動ロッドの先端
部から離脱させ、別の圧縮部材を可動ロッドの先端部に
装着することにより、可動ロッドの交換することなく、
圧縮部材を交換すれば足り、コストの低減を図ることが
できる。
【0048】請求項5に記載の発明によれば、圧縮部材
による適切な圧縮作用を奏しつつ、前記切削液の上記圧
縮室からの流出作用はより促進されるため、金属固形物
の固形性がより向上して、金属固形物の再利用率がより
高くなる。
【0049】請求項6に記載の発明によれば、前記切削
液は切削液パンに回収されるため、切削液の再利用を有
効に図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】圧縮ボックス及びゲートを説明する断面図であ
る。
【図2】図1におけるII-II線に沿った図である。
【図3】図1におけるIII-III線に沿った図である。
【図4】金属固形物製造装置の正面図である。
【図5】金属固形物製造装置の平面図である。
【図6】ホッパ内を示す図である。
【図7】図1における矢視部VIIを示す図である。
【符号の説明】
1 金属固形物製造装置 9 ホッパ 13 搬出口 19 送りスクリューコンベア 39 圧縮ボックス 41 圧縮室 51 開口部 55 ゲート 65 圧縮部材 67 可動ロッド 69 圧縮シリンダ 71 第1逃げ溝 75 第2逃げ溝 79 切削液パン

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属切り粉を収容するホッパを設け、こ
    のホッパの底側に搬出口を備え、上記ホッパの内の金属
    切り粉を上記搬出口側へ搬送する送りスクリューコンベ
    アを設け、上記ホッパにおける搬出口に連通した圧縮室
    を有した圧縮ボックスを設け、この圧縮ボックスの一端
    側に開口部を備え、この開口部を開閉するゲートを設
    け、上記圧縮室内の金属切り粉を圧縮して固形化するた
    め、上記圧縮室内に圧縮部材を圧縮アクチュエータの作
    動により上記ゲートに対して接近離反する方向へ摺動可
    能に設け、上記圧縮部材の外周面と上記圧縮ボックスの
    一側面のうち少なくともいずれかに、金属切り粉に付着
    した切削液が逃げる逃げ溝を形成し、かつこの逃げ溝が
    上記圧縮室の内外を連通するように構成してなることを
    特徴とする金属固形物製造装置。
  2. 【請求項2】 金属切り粉を収容するホッパを設け、こ
    のホッパの底側に搬出口を備え、上記ホッパ内の金属切
    り粉を上記搬出口側へ搬送する送りスクリューコンベア
    を設け、上記ホッパにおける搬出口に連通した圧縮室を
    有した圧縮ボックスを設け、この圧縮ボックスの一端側
    に開口部を備え、この開口部を開閉するゲートを設け、
    上記圧縮室内の金属切り粉を圧縮して固形化するため、
    上記圧縮室内に圧縮部材を圧縮アクチュエータの作動に
    より上記ゲートに対して接近離反する方向へ摺動可能に
    設け、上記圧縮室の内周面と上記圧縮ボックスの一側面
    のうち少なくともいずれかに、金属切り粉に付着した切
    削液が逃げる逃げ溝を形成し、かつこの逃げ溝が上記圧
    縮室の内外を連通するように構成してなることを特徴と
    する金属固形物製造装置。
  3. 【請求項3】 金属切り粉を収容するホッパを設け、こ
    のホッパの底側に搬出口を備え、上記ホッパの内の金属
    切り粉を上記搬出口側へ搬送する送りスクリューコンベ
    アを設け、上記ホッパにおける搬出口に連通した圧縮室
    を有した圧縮ボックスを設け、この圧縮ボックスの一端
    側に開口部を備え、この開口部を開閉するゲートを設
    け、上記圧縮室内の金属切り粉を圧縮して固形化するた
    め、上記圧縮室内に圧縮部材を圧縮アクチュエータの作
    動により上記ゲートに対して接近離反する方向へ摺動可
    能に設け、上記ゲートに貫通孔を形成し、かつ上記ゲー
    トにより上記圧縮ボックスの上記開口部を閉じたときに
    上記貫通孔が上記圧縮室の内外を連通するように構成し
    てなることを特徴とする金属固形物製造装置。
  4. 【請求項4】 前記圧縮アクチュエータは、前記ゲート
    に対して接近離反する方向へ移動可能な可動ロッドを備
    え、前記圧縮部材がこの可動ロッドの先端部に着脱交換
    可能に連結してあることを特徴とする請求項1から請求
    項3のうちのいずれかの請求項に記載の金属固形物製造
    装置。
  5. 【請求項5】 前記圧縮アクチュエータは、前記ゲート
    に対して接近離反する方向へ移動可能な可動ロッドを備
    え、前記圧縮部材がこの可動ロッドの先端部に連結して
    あり、上記可動ロッドにおける前記圧縮室内に進入する
    部位が上記圧縮部材よりも僅かに細くなるように構成し
    てなることを特徴とする請求項1から請求項3のうちの
    いずれかの請求項に記載の金属固形物製造装置。
  6. 【請求項6】 前記逃げ溝が前記圧縮ボックスの外側
    に連通するように構成し、前記圧縮ボックスの外へ排出
    された切削液を回収する切削液パンを設けてなることを
    特徴とする請求項1から請求項5のうちのいずれかの請
    求項に記載の金属固形物製造装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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IT201700072934A1 (it) * 2017-06-29 2018-12-29 Eidos Eng S R L Filtro per pressa bricchettatrice, e bricchettatrice provvista di tale filtro.

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