JP2533620Z - - Google Patents

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JP2533620Z
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】 この考案は、銀行、証券会社などの金融機関で用いられる紙葉類取扱装置に係
り、特に紙葉類を搬送する紙葉類搬送機構に関する。 【0002】 【従来の技術】 図3は、従来技術である紙葉類取扱装置の紙葉類搬送機構の側面図である。ユ
ニット1は搬送上流側のユニットであり、ユニット2は搬送下流側のユニットで
あり、紙葉類3はユニット1からユニット2へと搬送される。ユニット1のアッ
パガイド4とロワガイド5およびユニット2のアッパガイド6とロワガイド7に
よって、搬送路8が形成される。アッパガイド6とロワガイド7は搬送路8を形
成すると共に、ユニット1とユニット2の隙間9に紙葉類3が入り込まないよう
に搬送路8より広い大きさの受口部10 を形成し、搬送路8と受口部10とをなめらかに結ぶスロープ11が設けられて
いる。紙葉類駆動手段12は、高摩擦部材から成り回転駆動する搬送ローラと、
紙葉類3を挟持するように付勢し従動するプレッシャローラとの一対から成り、
紙葉搬送方向に直交して数組み設けられている。 【0003】 しかしながら、図3で示す紙葉類搬送機構では、次のような問題があった。搬
送される紙葉類3の先端に癖があった場合、紙葉類3の先端は、紙葉類自身の剛
性と搬送速度による風圧で、ロワガイド5を擦りながら搬送される。ユニット1
から離れ、ユニット2へ搬送される紙葉類3の先端は、紙葉類自身の剛性と搬送
速度による風圧で、さらに下方に位置するスロープの始点に接触する。スロープ
11に接触した紙葉類3の先端部とスロープ11との摩擦力が、ユニット1の紙
葉類駆動手段12から紙葉類3の先端までの紙葉類3の剛性より大きかった場合
、紙葉類3の先端部がスロープ11とアッパガイドとの間で膨らみが発生する。
したがって、紙葉類3の先端部が折れたり、紙葉類が詰まったりすることがあっ
た。 【0004】 そこで、上記の問題を解決するために、図4、図5で示すような紙葉類搬送機
構が用いられている。図4で示す紙葉類搬送機構では、スロープ11aを図3で
示すスロープ11よりもさらに緩やかに構成したもので、紙葉類3とスロープ1
1aとの接触で発生する摩擦力を少なくするものである。図5で示す紙葉類搬送
機構では、ユニット1のアッパガイド4とロワガイド5との後端に、ユニット2
の受口部10に入り込むようにオーバーガイドアッパ4aとオーバーガイドロワ
5aとを設けることにより、紙葉類3の先端がスロープ11ど接触する角度を緩
和し、摩擦力を少なくしている。 【0005】 【考案が解決しようとする課題】 しかしながら、上記構成の装置では、スロープを更に緩やかにした場合にはス
ロープが長くなって装置の大型化を招くといった問預があり、オーバーガイドを
設けた場合には、ユニット同士が入り込むので、組立て、保守が困難になるとい
う問題があった。 【0006】 この考案は、紙葉類の先端の折れや詰まりを防止して安定した紙葉類の走行が
得られ るとともに、小型で組み立て、保守性の良い装置を提供することを目的とする。 【0007】 【課題を解決するための手段】 上記課題を解決するために、本考案の紙葉類取扱装置においては、一対のガイ
ドの各々の内側に、搬送方向に亘って伸びた幅狭の突起から成る副ガイドを上記
ガイドの全幅に亘って複数列設け、この副ガイドにより上記搬送路よりも狭い副
搬送路を搬送上流側ユニットと搬送下流側ユニットに形成した。 【0008】 【0009】 【作用】 ユニット内を搬送される紙葉類は、副搬送路を形成する副ガイドに沿って搬送
される。副ガイドは幅狭の突起から成るので、紙葉類と副ガイドとは線接触とな
り、紙葉類と副ガイドとの間の摩擦力は小さい。紙葉類の先端が搬送上流側ユニ
ットから放れる際、該ユニットの副搬送路により放出口が狭く構成されているの
で、紙葉類の先端が搬送下流側ユニットのスロープに接触する角度が小さくなっ
て、紙葉類は搬送下流側ユニットの搬送路内に滑らかに挿入される。また、紙葉
類の副搬送路に残留する部分は副ガイドによって剛性が保たれるので、これによ
り紙葉類を押す力がスロープとの摩擦力を超え、紙葉類はスロープ上を移動しな
がら他方のユニットの搬送路内に滑らかに挿入される。 【0010】 【実施例】 図1は本考案である紙葉類取扱装置の紙葉類搬送機構の斜視図であり、図2は
紙葉類搬送機構の側面図である。 【0011】 ユニット21は搬送上流側のユニットであり、ユニット22は搬送下流側のユ
ニットである。紙葉類(以下、紙幣と称す)23は、ユニット21からユニット
22へと搬送される。ユニット21のアッパガイド24とロワガイド25および
ユニット22のアッパガイド26とロワガイド27によって、搬送路28を形成
している。アッパガイド26とロワガイド27は搬送路28を形成すると共に、
ユニット21とユニット22との隙間29に紙幣23が入り込まないように、搬
送路28より広い大きさの受口部30を 形成し、搬送路28と受口部30とをなめらかに結ぶスロープ31が設けられて
いる。 【0012】 さらに、アッパガイド24とロワガイド25汲びアッパガイド26とロワガイ
ド27には、紙幣23の搬送方向に亘って伸び、かつ搬送方向と直交する方向に
幅が狭く、高さが約1mm程度である突起から成る副ガイド24a、25a、26
a、27aが複数対向して設けられ、搬送路28よりも搬送路間が狭い副搬送路
28aを構成している。 【0013】 紙葉類駆動手段32は、高摩擦部材で形成されて回転駆動する搬送ローラと、
紙幣23を挟持するように搬送ローラに付勢して従動するプレッシャローラとの
一対から成り、紙幣搬送方向に直交して4組設けられている。33は紙幣23の
先端の屈曲である。 【0014】 なお、副ガイド24a、25a、26a、27aは、紙葉類駆動手段32を形
成する搬送ローラ及びプレッシャローラの夫々の両側に、少なくとも1ケ設けら
れているものとする。 【0015】 次に、本考案である紙葉類取扱装置の紙葉類搬送機構の動作について説明する
。ユニット21内を搬送される紙幣23は、副搬送路28aを形成する副ガイド
24a、25aに沿って搬送される。副ガイド24a、25aは、紙幣23の搬
送方向と直交する方向に対して幅が約2mm程度と狭く成っているため、紙幣23
と副ガイド24a、25aとは線接触となる。したがって、紙幣23と副ガイド
24a、25aとの間で生じる摩擦力が小さくて済む。 【0016】 ユニット21から放れ、ユニット22へ搬送される紙幣23の先端に、癖、風
圧で屈曲33が発生し、その屈曲33がスロープ31の一方に寄せられ接触する
場合でも、副搬送路28aによりユニット21の放出口を狭く構成しているので
、紙幣23の先端がスロープ31と接触する角度が小さくなる。 【0017】 また、紙幣23の先端に屈曲33が発生したとしても、紙幣23の副搬送路2
8aに残留する部分は、副ガイド24a、25aによって剛性が保たれる。よっ
て、スロープ 31に接触した紙幣23の先端とスロープ31との摩擦力が、ユニット21の紙
葉類駆動手段32に挟まれる位置から先端までの紙幣23の剛性による先端を押
す力より小さくなるので、紙葉類の先端は、スロープ上を移動しながら他方のユ
ニットの搬送路内に滑らかに挿入される。従って、スロープ31に接触した紙幣
23の先端に大きな膨らみが発生せず、紙幣23の先端が折れたり、紙幣詰まり
になることはない。 【0018】 なお、本考案では、副ガイド24aと25a及び副ガイド26aと27aとを
対向して配置したが、交互に配置しても同一であることは言うまでもない。 【0019】 【考案の効果】 本考案は、以上説明したように構成されているので、以下に記載されるような
効果を奏する。すなわち、上記一対のガイドの各々の内側に、搬送方向に亘って
伸びた幅狭の突起から成る副ガイドを上記ガイドの全幅に亘って複数列設け、こ
の副ガイドにより上記搬送路よりも間隙の狭い副搬送路を上記搬送上流側ユニッ
トと搬送下流側ユニットに形成したことにより、紙葉類の先端の折れや詰まりを
防止して安定した紙葉類の走行が得られるとともに、小型で組み立て、保守性の
良い装置を提供することが可能となる。 【0020】 よって、本考案は簡単な構成により、搬送抵抗を増大する事なく搬送路内紙幣
の位置規制を強化し、スロープに掛かる負荷を軽減し、小型で組立て、保守性の
良い装置がえられるものである。
【図面の簡単な説明】 【図1】 本考案である紙葉類取扱装置の紙葉類搬送機構の斜視図である。 【図2】 紙葉類搬送機構の側面図である。 【図3】 従来技術である紙葉類取扱装置の紙葉類搬送機構の側面図である。 【図4】 他の従来技術である紙葉類搬送機構の側面図である。 【図5】 他の従来技術である紙葉類搬送機構の側面図である。 【符号の説明】 23 紙幣 24、26 アッパガイド 25、27 ロワガイド 24a、25a、26a、27a 副ガイド 28 搬送路 28a 副搬送路 31 スロープ 32 紙葉類駆動手段

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 搬送上流側ユニットと搬送下流側ユニットとを隙間をもたせて
    並設し、各ユニットは紙葉類を搬送する駆動手段と搬送路を形成する一対のガイ
    ドとを有し、搬送下流側ユニットには搬送路よりも広く形成され、搬送上流側ユ
    ニットから紙葉類を受ける受口部と、受口部と搬送路とを結ぶスロープとが設け
    られた紙葉類取扱装置において、 上記一対のガイドの各々の内側に、搬送方向に亘って伸びた幅狭の突起から成
    る副ガイドを上記ガイドの全幅に亘って複数列設け、この副ガイドにより上記搬
    送路よりも間隙の狭い副搬送路を上記搬送上流側ユニットと搬送下流側ユニット
    に形成したことを特徴とする紙葉類取扱装置。 【請求項2】 上記副ガイドは、上記一対のガイドの各々の内側に対向して設
    けた請求項1記載の紙葉類取扱装置。 【請求項3】 上記副ガイドは、上記一対のガイドの各々の内側に互い違いに
    設けた請求項1記載の紙葉類取扱装置。

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