JP2533552Y2 - 自己鎖錠形の端子装置 - Google Patents

自己鎖錠形の端子装置

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JP2533552Y2
JP2533552Y2 JP1989051616U JP5161689U JP2533552Y2 JP 2533552 Y2 JP2533552 Y2 JP 2533552Y2 JP 1989051616 U JP1989051616 U JP 1989051616U JP 5161689 U JP5161689 U JP 5161689U JP 2533552 Y2 JP2533552 Y2 JP 2533552Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、バネ材の弾性力を利用して配線を端子板に
圧接して自己鎖錠する自己鎖錠形の端子装置に関するも
のである。
〔従来の技術〕
従来のこの種の端子装置に、例えば特公昭53−29022
号がある。特公昭53−29022号装置の構成を、第9図に
示す。
第9図において、1は絶縁基台、2はその収納部、3
は収納部2に収納された端子金具、4は端子バネ、5は
接続すべき配線である。端子バネ4は図示のように、バ
ネ板のほぼ中央付近の主湾曲部aを円形に折曲げ、両側
41と42をそれぞれ副湾曲部b,cで相似形状に重ね曲げを
してから、内側の42のみを更にくの字状に折曲げたもの
である。そして、外側41の端部が配線5を噛ませて係止
する係止片43となり、内側42の湾曲部付近で配線5を電
気的に接続する接続片44となって自己鎖錠形の端子装置
が構成されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
従来のこの種の装置の端子バネ4は上記のように構成
されており、係止片43で矢印方向から挿入させた配線5
を圧接係止し、接続片44で配線5を端子金具3に接触さ
せて電気的に接続する。また、係止片43の端部付近をバ
ネ圧に逆らって押し下げて係止を解除してから、配線5
を反矢印方向に引き抜いて接続が取り外せるようになっ
ている。この端子装置はネジなどを用いることなく、配
線5の接続や取り外しができ、配線作業が容易にできる
特長がある。
しかしながら、この端子バネ4は、係止片43の力の作
用点から支点までの長さlと副湾曲部bの歪みで発生す
るバネ力を利用して配線5を係止している。したがっ
て、配線5を取り外すときに、上記のバネ力より強い外
力を加えて押し下げると、副湾曲部b等が塑性変形する
ことがある。副湾曲部bが塑性変形すると、係止片43が
原位置に戻らなくなって端子金具4との間に隙間が生じ
て、配線5を係止することが出来なくなることになる。
その対策として、絶縁基台1に係止片43の変位を規制す
るストッパーを設けることが考えられるが、それだけ構
成が複雑になる。また、係止片43の長さlを長くすれ
ば、塑性変形を防ぐことが出来るが、装置が大形になる
等の問題があった。
本考案は、以上のような問題点を解決するためになさ
れたもので、端子バネの変位量が大きく取れ、しかも厚
さが薄く小形化に適する自己鎖錠形の端子装置を提供す
ることを目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、頭部と脚部及び連結部とからなるほぼH形
のバネ板の連結部をヘアピン状に折り曲げて、折り返し
た脚部を更に波形に折り曲げて側断面形状が薄幅のほぼ
“ろ”字形に形成された端子バネを備えた自己鎖錠形端
子装置を構成したものである。
〔作用〕
本考案の折り返し形の端子バネは、頭部側が係止片と
なり脚部側が接触片を構成する。この端子バネは端子装
置内に介装されて、係止片と接触片が端子板に対抗す
る。そして、配線を端子板と係止片及び接触片との隙間
にバネ圧に逆らって差し込むと、手前側の係止片の先端
部が配線に圧接して抜け止めになる。更に、配線を押し
込むと、奥の方の配線の先端付近が接触片の湾曲部に接
触して、配線を端子板に電気的に導通させる。また、係
止片を押さえながら配線を引っ張れば、端子板から配線
が抜けて配線を外すことができる。
〔考案の実施例〕
第1図は本考案実施例の構成説明図、第2図は第1図
におけるベースの構成説明図、第3図は第1図の要部の
拡大説明図、第4図は第3図のI−I断面説明図で、こ
こでは本考案を屋内の天井に取り付けられる煙感知器の
ベースに適用した場合が例示されている。
第1図乃至第4図において、1は天井、11は天井孔、
12は配線である。2は絶縁材からなるベースで、ほぼ円
筒状に樹脂成型されている。21はベース2に設けられた
引出口、22は鍵穴形の2つの固定孔である。30はベース
2に組み込まれた端子部で、内周縁の4箇所に設けられ
ている。ベース2の端子部30に対応する位置には第5図
に示すように、挿入溝31及び傾斜段32を設けた角壁33
と、受台34と、円弧爪35と、ネジ孔を穿設した取付座36
が形成されている。37は解錠孔38を設けた端子板、39は
固定ネジ、40は端子バネで、これらの角壁33等により端
子部30が構成されている。
端子バネ40の構造が、第7図に示されている。端子バ
ネ40は(A)図に示すように、それぞれ耳部41を有する
2つの頭部42、連結部43及び2本の脚部44よりなるほぼ
H形の薄いバネ板を、連結部43の位置でヘアピン状に折
り曲げられている。折り返した脚部44は更に3段に波形
に折り曲げられ、全体の側断面形状は(C)図に示すの
ように薄幅でやや間延びしたほぼ“ろ”字形に成型され
ている。そして、ヘアピン状の部分を主湾曲部(a)と
して頭部42が係止片45となり、折り返した最初と第1と
第2の副湾曲部(b)と(c)を司どり、更に3段目の
湾曲部(d)の付近が接触片46を構成する。47は連結部
43に設けられた突片で、端子バネ40を端子部30に装着す
るときに仮止めするためのものである。なお、49は端子
片で、次に説明する検出部と端子部30とを電気的に接続
する端子を構成すると共に、上記円弧爪35と協働してこ
の検出部の取付をロックする機能を果たす。
また、第1図の5は煙感知器の検出部である。51は検
出部5の上面にフランジ52を露出させた取付ネジで、ベ
ース2側の端子部30に対応して4個設けられている。取
付ネジ51は導電材で作られ、検出部5をベース2に装着
するときの取付金具と、検出部5の入出力端子を構成す
る。この外、図示を省略したが、検出部5には空気、即
ち火災発生時の煙を流通させるが外部光を遮断し投受光
素子を内蔵した暗箱や、プリント板を主体とする電気回
路部等が設けられている。
上述のような構成の本考案の端子装置は、次のように
組み立てられて配線される。
成型された端子バネ40は、組み込まれた端子片49の上に
重ねて、第5図に示されたベース2の角壁33内に介装さ
れる(第6図)。その際、突片47が受台34にバネ接触し
て、端子バネ40が仮止めされる。仮止めされた端子バネ
40の上には端子板37が載せられて、固定ネジ39を取付座
36のネジ孔に螺合して端子板37が傾斜段32に沿って傾斜
して固定されて端子部30が組み立てられる。同様にし
て、外の3か所の端子部30にも、端子バネ40と端子片49
が介装される。端子バネ40の介装状態においては、両頭
部42がそれぞれ挿入溝31に向かい合うと共に、係止片45
の先端付近が端子板37の解錠孔38に対向するようになっ
ている。
端子部30を組み込んだベース2は、2つの固定孔22を
利用してネジなどによって天井1の天井孔11の位置に取
り付けられる。ベース2が取り付けられると、天井1の
裏の配線12を天井孔11と引出口21から引き降ろす。次
に、引き出された配線12の心線を、第4図に示す挿入溝
31を通して端子部30に差し込む。配線12の心線が挿入溝
31から差し込まれると、その先端が先ず端子バネ40の係
止片45を下に押しながら端子板37に沿って奥の方に進
む。更に配線12を押し込むと、接触片46に接触して心線
が端子バネ40によって端子板37との間に挟持される。配
線12の挟持状態が、第1図と第8図(上下転倒)に示さ
れている。この場合、理論上主湾曲部(a)からの距離
lが小さく強いバネ圧を生じる係止片45の先端によって
配線12が係止され、主湾曲部(a)から副湾曲部
(b),(c)を経由して弾性的な変位範囲が広く、且
つ弱いバネ圧の接触片46によって電気的な導通が達せら
れるようになっている。よって、端子バネ40のバネ圧
が、効果的に利用されている。また、天井裏から引き降
ろされた配線12を端子板37に沿って斜め上方に差し込む
ので、天井向きの配線作業で首が疲れず極めてやり易
い。同じような動作によって他方の挿入溝31からも配線
12が差し込まれて、端子部30に入出力用の配線作業が達
成される。
また、端子部30の解錠孔38に例えばドライバを差し込
んで係止片45を押し下げれば、心線との係止が解除され
て配線12を端子部30の挿入溝31から引き抜くことができ
る。このとき、端子バネ40の側断面形状が薄幅のほぼ
“ろ”字形に形成されているので、係止片45に加えられ
た力が主湾曲部(a)から副湾曲部(b),(c)を経
て更に3段目の湾曲部(d)に及んで、端子バネ40の全
部分が歪んで変形する。この結果、歪みが分散されて外
力に対する変形量が大きく取れて、係止片45が塑性変形
をするようなことが殆どない。このようにして、各端子
部30に2本の配線12が挿入溝31から挿入されて、配線作
業が終わる。
ベース2の配線12の接続が済むと、下から検出部5が
ベース2に取り外し自在に装着される。検出部5のベー
ス2への装着は、取付ネジ51の位置を第2図のX−X線
に合わせて上に押し付ける。そのまま検出部5側をθの
角範囲回転すると、フランジ52が端子片49と円弧爪35に
弾性的に挟着されて検出部5がロックして装着される。
装着された検出部5は、端子バネ40と端子片49を通して
配線12に電気的に接続される。そして、例えば、各階の
天井に取り付けられた煙感知器群が、配線12を介して並
列に(“送り配線”と呼ばれる)に接続される。
なお、上述の実施例では煙感知器の配線の場合を例示
して説明したが、家電や電気計測器等の他の電気機器類
の配線にも本考案を適用することができる。また、頭部
42が耳部41を有するT字形で接触片46が波形の端子バネ
の場合を挙げて説明したが、必ずしも実施例の構造や形
状に限定するものではない。
〔考案の効果〕
本考案によれば、脚部側が長いほぼH形のバネ板の連
結部をヘアピン状に折り曲げて頭部側を配線に圧接して
係止する係止片とすると共に、脚部側を更に波形に折り
曲げて配線に接触させて接触片とした側断面形状が薄幅
のほぼ“ろ”字形に形成した端子バネを備えた自己鎖錠
形の端子装置を構成した。この結果、係止片に外力を加
えたときに主,副の各湾曲部が作用して同時に変形する
ので、端子バネの歪みがほぼ全体に分散されることにな
る。しかも、端子バネの係止片を押圧したときに、係止
片が副湾曲部等に接触して変位量が制限される。したが
って、配線を外すときに係止片に、多少大きな力を加え
ても塑性変形するようなことがない。また、主湾曲部を
ヘアピン状にして更に脚部を波形に折り返して全体形状
をほぼ“ろ”字状に形成したので、係止片の長さlが短
くなると共に、端子バネの高さや長さ(第4図の上下と
左右方向)が小さくなって、端子装置の構造を薄く、か
つ小型に構成できる。しかも、主湾曲部に近くバネ圧の
強い係止片で配線を圧接して抜け止めを行い、主湾曲部
から離れてバネ圧の弱い接触片を接触させて電気的な接
続を行うようにしてので、バネ圧が合理的に利用される
という利点もある。
よって、本考案によれば、簡単かつ小型で、しかもバ
ネ圧を合理的に利用した自己鎖錠形の端子装置が実現で
きる。特に、本考案を煙感知器のベースに適用すれば、
天井に突出しない薄形で長寿命な煙感知器を提供できる
特徴がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例の構成説明図、第2図は第1図に
おけるベースの構成説明図、第3図は第2図の要部の拡
大説明図、第4図は第3図のI−I断面説明図、第5図
は第3図におけるベースの説明図、第6図は端子バネの
介装状態を示す説明図、第7図は端子バネの説明図で、
(A)は展開図、(B)は平面図、(C)は(B)の側
面図、第8図は本考案実施例の動作説明図、第9図は従
来装置の構成説明図である。 第1図乃至第8図において、1は天井、2はベース、5
は検出部、11は天井孔、12は配線、30は端子部、21は引
出口、22は固定孔、31は挿入溝、37は端子板、38は解錠
孔、39は固定ネジ、40は端子バネ、41は耳部、42は頭
部、43は連結部、44は脚部、45は係止片、46は接触片、
47は突片、49は端子片である。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】配線を端子板に圧接して係止する係止片と
    配線に接触して電気的な接続を果たす接触片とを有する
    端子バネを介装した自己鎖錠形の端子装置において、 前記端子板に解錠孔を設けると共に、前記端子バネを脚
    部側を長くした連結部を有するほぼH形のバネ板を主湾
    曲部においてヘアピン状に折り返して頭部側を係止片と
    し前記脚部側を更に3段に波形に折り曲げて各段部を第
    1副湾曲部と第2副湾曲部および接触片とした側断面形
    状が薄幅でほぼろ字形に形成してなり、該端子バネの係
    止片を前記端子板の解錠孔と第1副湾曲部に対向させた
    ことを特徴とする自己鎖錠形の端子装置。
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