JP2533352Y2 - 電子写真装置 - Google Patents
電子写真装置Info
- Publication number
- JP2533352Y2 JP2533352Y2 JP1986061322U JP6132286U JP2533352Y2 JP 2533352 Y2 JP2533352 Y2 JP 2533352Y2 JP 1986061322 U JP1986061322 U JP 1986061322U JP 6132286 U JP6132286 U JP 6132286U JP 2533352 Y2 JP2533352 Y2 JP 2533352Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- transfer
- transfer material
- diameter
- separation
- drum
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Photoreceptors In Electrophotography (AREA)
- Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [考案の産業上の利用分野] 本考案は電子写真装置、特に転写材の分離に関するも
ので、分離手段を有せず電子写真感光体の曲率と転写材
の自重及び腰の強さで分離するものに関する。
ので、分離手段を有せず電子写真感光体の曲率と転写材
の自重及び腰の強さで分離するものに関する。
[従来技術] 従来この種の装置は分離ベルトを電子写真感光体と転
写材間に介在させて分離する方法が知られているが、ベ
ルト部に相当する画像の欠如や、ベルトの摩耗感光体の
ベルト摺擦傷が起こる場合等の問題があった。
写材間に介在させて分離する方法が知られているが、ベ
ルト部に相当する画像の欠如や、ベルトの摩耗感光体の
ベルト摺擦傷が起こる場合等の問題があった。
また、転写とは実質的に逆極性のコロナ放電を用いる
除電分離方式においては、ワイヤーやシールドの汚れ、
環境度重力等によるコロナ放電の不安定さで分離の安定
度が得られないことや、コロナ放電によるオゾンの発生
や高圧ユニットや放電器等省スペース化、小型化に適合
しない問題があった。
除電分離方式においては、ワイヤーやシールドの汚れ、
環境度重力等によるコロナ放電の不安定さで分離の安定
度が得られないことや、コロナ放電によるオゾンの発生
や高圧ユニットや放電器等省スペース化、小型化に適合
しない問題があった。
そこでドラム径を小さくし曲率と転写材の自動剛度で
分離する方法が知られているが、転写条件やプロセスユ
ニットの配置等でその小ささも限度があり実用上のドラ
ム径では、従来薄紙等の自重や剛度の少ない転写材は分
離し難かった。
分離する方法が知られているが、転写条件やプロセスユ
ニットの配置等でその小ささも限度があり実用上のドラ
ム径では、従来薄紙等の自重や剛度の少ない転写材は分
離し難かった。
[考案が解決しようとする問題点] 本考案は上述従来例の欠点を除去し、小径ドラムの分
離性、転写性を向上させるものである。
離性、転写性を向上させるものである。
[問題点を解決する為の手段] 本考案の電子写真装置は、電子写真感光体の直径18mm
以上36mm以下の円が持つ曲率を有し、表面を0.3μm以
上5μm以下の凹凸とした電子写真感光体ドラムを有す
ることを特徴とする。
以上36mm以下の円が持つ曲率を有し、表面を0.3μm以
上5μm以下の凹凸とした電子写真感光体ドラムを有す
ることを特徴とする。
[実施例] 第1図で本考案の実用範囲と従来の差を説明する。図
中横軸は感光ドラム径である。転写性を連続実線カーブ
で示す。斜線領域が実用上の転写領域である転写コロナ
により転写材は感光体に密着し、トナーと逆電荷のコロ
ナ帯電によりトナーが転写材に転写される。この密着状
態転写性を観測したところ約直径18mm未満では、密着不
良や転写材と感光ドラムとの空気間隙の充放電に伴うと
思われる転写不良が特に厚手の紙に起こりやすく、かつ
振動やショックによる転写ズレが曲率による密着不良で
発生する場合があった。このため転写性の観点から転写
部の曲率はドラム径で表現すると18mm以上が望ましい。
中横軸は感光ドラム径である。転写性を連続実線カーブ
で示す。斜線領域が実用上の転写領域である転写コロナ
により転写材は感光体に密着し、トナーと逆電荷のコロ
ナ帯電によりトナーが転写材に転写される。この密着状
態転写性を観測したところ約直径18mm未満では、密着不
良や転写材と感光ドラムとの空気間隙の充放電に伴うと
思われる転写不良が特に厚手の紙に起こりやすく、かつ
振動やショックによる転写ズレが曲率による密着不良で
発生する場合があった。このため転写性の観点から転写
部の曲率はドラム径で表現すると18mm以上が望ましい。
これと反する挙動を示すのが分離であり、図の縦軸左
が分離性を示す。そして、A領域は39gr/m程度の薄手紙
ですき目方向と直角に移動させ分離する領域で、B領域
は52gr/m程度の薄手紙ですき目方向と直角に移動させ分
離する領域で、C領域は60〜64gr/m程度の薄手紙ですき
目方向と直角に移動させ分離する領域で、D領域は80gr
/m程度の薄手紙ですき目方向と直角に移動させ分離する
領域を示す。
が分離性を示す。そして、A領域は39gr/m程度の薄手紙
ですき目方向と直角に移動させ分離する領域で、B領域
は52gr/m程度の薄手紙ですき目方向と直角に移動させ分
離する領域で、C領域は60〜64gr/m程度の薄手紙ですき
目方向と直角に移動させ分離する領域で、D領域は80gr
/m程度の薄手紙ですき目方向と直角に移動させ分離する
領域を示す。
本来詳細なステップで観測すれば曲線で表現できる
が、本考案の効果を示すには図の如く概略的なステップ
で観測されるため概略図とした。
が、本考案の効果を示すには図の如く概略的なステップ
で観測されるため概略図とした。
図に示す如くドラム径が大きくなるにつれ、転写材の
自重、剛度では分離しにくい傾向をとる。図中点線は表
面が0.3μm未満の、特に有機樹脂層の平滑的な、感光
ドラムを用いた場合で上述転写性で得られた18mm直径程
度でも、A領域で分離不良を起こす場合もあった。本考
案の表面が凹凸に形成された感光体の分離性を実線で示
す。この場合直径36mmでA領域でかろうじて分離性が得
られた。勿論紙の乾燥状態、カールの仕方、スピード等
で分離性能は多少変動するものの、本考案の効果を示す
に充分と思われる。さらに36mmよりドラム径を大きくす
ると、本考案の効果は薄れ、ドラムの曲率から来る分離
の至難が目立つ。
自重、剛度では分離しにくい傾向をとる。図中点線は表
面が0.3μm未満の、特に有機樹脂層の平滑的な、感光
ドラムを用いた場合で上述転写性で得られた18mm直径程
度でも、A領域で分離不良を起こす場合もあった。本考
案の表面が凹凸に形成された感光体の分離性を実線で示
す。この場合直径36mmでA領域でかろうじて分離性が得
られた。勿論紙の乾燥状態、カールの仕方、スピード等
で分離性能は多少変動するものの、本考案の効果を示す
に充分と思われる。さらに36mmよりドラム径を大きくす
ると、本考案の効果は薄れ、ドラムの曲率から来る分離
の至難が目立つ。
本考案の表面粗さの効果は、感光ドラムと転写材間に
空隙を持たせ接触面積を転写するに充分で、且つ完全密
着を防止する量となし、特に有機樹脂層表面の密着から
発生する分離の不完全を防止するものである。その効果
は0.3μm以上から現われ始め5μmを起こすと微細パ
ターンの画像乱れや転写後残留するトナーのクリーニン
グ時にクリーニング部材による充分な拭掃が出来ず、画
像汚れを起こす粒度のトナーがある場合もあった。
空隙を持たせ接触面積を転写するに充分で、且つ完全密
着を防止する量となし、特に有機樹脂層表面の密着から
発生する分離の不完全を防止するものである。その効果
は0.3μm以上から現われ始め5μmを起こすと微細パ
ターンの画像乱れや転写後残留するトナーのクリーニン
グ時にクリーニング部材による充分な拭掃が出来ず、画
像汚れを起こす粒度のトナーがある場合もあった。
この凹凸の形成、即ち、凹部と凸部の高低差が0.3μ
m〜5μmの粗さ(Rmax)の形成は、 第2図に示す如
く感光体基板を所望の表面粗さと成るべく粗くし、その
上に感光体層を設ける。また第3図に示す如くグラウン
ドやバフ研磨等で平滑な感光体層形成後、粗くしても良
い。
m〜5μmの粗さ(Rmax)の形成は、 第2図に示す如
く感光体基板を所望の表面粗さと成るべく粗くし、その
上に感光体層を設ける。また第3図に示す如くグラウン
ドやバフ研磨等で平滑な感光体層形成後、粗くしても良
い。
次に本考案を用いた電子写真装置例の概略を第4図に
従って説明する。
従って説明する。
図において、1は感光体で、OPCの光導電物質を有す
る感光体をドラム状に支持した例である。ドラム状感光
体1は矢印方向に回動する。2はコロナ放電器で、感光
体表面を一様帯電する。3は短焦点光学素子アレー等の
光学手段で、感光体上に光像放射を施す。4は現像装置
で、感光体上で光像照射に応じて形成された静電潜像を
現像する。5はタイミングローラで、不図示の給紙手段
から給送される転写材6を、感光体上の現像像と同期し
て転写位置へ送り込む働きをする。7は転写材案内ガイ
ド、8は転写コロナ放電器である。転写材6の背面に転
写コロナ放電器8で転写コロナを施し、転写材6への転
写を成す。
る感光体をドラム状に支持した例である。ドラム状感光
体1は矢印方向に回動する。2はコロナ放電器で、感光
体表面を一様帯電する。3は短焦点光学素子アレー等の
光学手段で、感光体上に光像放射を施す。4は現像装置
で、感光体上で光像照射に応じて形成された静電潜像を
現像する。5はタイミングローラで、不図示の給紙手段
から給送される転写材6を、感光体上の現像像と同期し
て転写位置へ送り込む働きをする。7は転写材案内ガイ
ド、8は転写コロナ放電器である。転写材6の背面に転
写コロナ放電器8で転写コロナを施し、転写材6への転
写を成す。
転写材は自重及びコシの強さで分離し、搬送ベルト9
で、転写終了後の転写材を不図示の定着手段へ導く。そ
して、転写後のトナー10はクリーニング器11で拭掃さ
れ、感光体1は再使用される。
で、転写終了後の転写材を不図示の定着手段へ導く。そ
して、転写後のトナー10はクリーニング器11で拭掃さ
れ、感光体1は再使用される。
[考案の効果] 以上説明した如く、小径ドラムの曲率部で静電的に転
写する電子写真装置で、感光体の表面を粗くすること
で、良好な転写と分離性及び転写機種の許容範囲が増大
する効果を有すると共に、レーザービーム等で光像を作
成する場合の干渉縞の防止に効果を有し、更に感光体作
成上基板の鏡面加工等が不要となる効果を有する。
写する電子写真装置で、感光体の表面を粗くすること
で、良好な転写と分離性及び転写機種の許容範囲が増大
する効果を有すると共に、レーザービーム等で光像を作
成する場合の干渉縞の防止に効果を有し、更に感光体作
成上基板の鏡面加工等が不要となる効果を有する。
また表面の凹凸により現像部においては現像されたト
ナーが感光体に保持されずれ等が生じにくく画像が安定
することや、転写部において転写材の密着移動時にも同
様にトナーとドラムとのずれが生じにくく、良好な転写
画像が得られる。
ナーが感光体に保持されずれ等が生じにくく画像が安定
することや、転写部において転写材の密着移動時にも同
様にトナーとドラムとのずれが生じにくく、良好な転写
画像が得られる。
第1図は本考案の効果及び範囲を示すグラフ図、 第2(a)図と第2(b)図と第3図は本考案の感光体
の形成過程を示す説明図、 第4図は本考案を用いた電子写真装置の概略断面図であ
る。 図において、1は感光体、1aは導電基板、1bは感光層、
6は転写材、8は転写用コロナ放電器を示す。
の形成過程を示す説明図、 第4図は本考案を用いた電子写真装置の概略断面図であ
る。 図において、1は感光体、1aは導電基板、1bは感光層、
6は転写材、8は転写用コロナ放電器を示す。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−90372(JP,A) 特開 昭58−93087(JP,A) 特開 昭56−168674(JP,A) 特開 昭53−92133(JP,A)
Claims (1)
- 【請求項1】直径18mm以上36mm以下の円が持つ曲率を有
し、表面を0.3μm以上5μm以下の凹凸とした電子写
真感光体ドラムを有することを特徴とする電子写真装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986061322U JP2533352Y2 (ja) | 1986-04-23 | 1986-04-23 | 電子写真装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986061322U JP2533352Y2 (ja) | 1986-04-23 | 1986-04-23 | 電子写真装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62173759U JPS62173759U (ja) | 1987-11-05 |
JP2533352Y2 true JP2533352Y2 (ja) | 1997-04-23 |
Family
ID=30894552
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986061322U Expired - Lifetime JP2533352Y2 (ja) | 1986-04-23 | 1986-04-23 | 電子写真装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2533352Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6064499B2 (ja) * | 2012-10-02 | 2017-01-25 | コニカミノルタ株式会社 | 画像形成装置 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5392133A (en) * | 1977-01-25 | 1978-08-12 | Ricoh Co Ltd | Electrophotographic photosensitive material |
JPS56168674A (en) * | 1980-05-31 | 1981-12-24 | Konishiroku Photo Ind Co Ltd | Image forming method |
JPS5893087A (ja) * | 1981-11-30 | 1983-06-02 | Toshiba Corp | 画像形成装置 |
JPS6090372A (ja) * | 1983-10-24 | 1985-05-21 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 転写紙分離装置 |
-
1986
- 1986-04-23 JP JP1986061322U patent/JP2533352Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62173759U (ja) | 1987-11-05 |
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