JP2575121B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2575121B2 JP62014387A JP1438787A JP2575121B2 JP 2575121 B2 JP2575121 B2 JP 2575121B2 JP 62014387 A JP62014387 A JP 62014387A JP 1438787 A JP1438787 A JP 1438787A JP 2575121 B2 JP2575121 B2 JP 2575121B2
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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は画像形成装置に関し、特に当接・離間可能な
ローラを有する画像形成装置に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、画像形成装置の特に電子写真複写機は、第3図
のように構成されており、複写プロセスにおいてドラム
上の画像を紙等に転写するとき、転写帯電器5により転
写を行っていた。しかし、高圧を発生させる電源等が必
要なために、高価となりまた小型化が困難であった。こ
のため第4図に示すように転写帯電器の代わりに、転写
ローラ9を設ける工夫がなされてきた。
しかし、転写ローラ9は感光ドラム8に常時当接状態
となっており、長期使用時に感光体の摩耗や劣化を発生
させたり、ジヤム時に転写バイアスが感光体に直にかか
り感光体を損傷する等していた。また、現像剤の飛散等
により転写ローラ9が汚れ適正な転写が行われなかった
り、長期放置によってローラ自身が変形したり、感光体
ドラムに押し跡がつくなどして、画像を乱す原因となっ
ていた。
そこで、感光体ドラムより転写ローラ9を離間可能と
なるような構成とし、転写時以外は当接されないように
して上記欠点を防いでいた。しかし、転写時に転写ロー
ラ9を感光ドラム8に当接するときに感光ドラム8の回
転ムラを発生させたり、ドラムが上下方向に移動するた
めに、潜像にズレを生ずるなど、潜像形成部の露光部2
において画像が乱れるなどの欠点を有していた。
〔問題点を解決するための手段〕
上記問題点を解決する本発明は、電子写真感光体に形
成したトナー像を転写ローラにより転写材に転写する画
像形成装置において、ドラム状の電子写真感光体と、こ
の感光体に画像を露光する光学手段と、この光学手段に
よる露光画像により形成した静電潜像をトナーにより現
像する現像手段と、上記感光体を挟んで対向する位置に
配設され、感光体への光学手段による画像露光方向へこ
の感光体に対して接離可能な転写ローラとを有し、上記
感光体への光学手段による画像露光にさきがけて、離間
していた転写ローラを当接させることを特徴とするもの
である。
〔実施例〕
第1図は本発明の特徴を最もよく表わす複写装置の図
面であり、同図において一次帯電器1によって感光体ド
ラム8を図に示していない電源によって負に帯電させ
る。ちなみに帯電電位は−600Vであった。
次に、ハロゲンランプ12より出た光は原稿台13におい
てある原稿に当たり、短焦点素子アレイレンズ2を通っ
て感光体ドラム8に当たり原稿台の移動に伴ってドラム
上に静電潜像を形成する。次に、形成した潜像は現像器
3によって現像され、レジストローラ4によって画像先
端と転写紙の位置を同期させて、転写ローラ9を図には
示していない紙検知装置で転写紙を検知した後、感光ド
ラム8に短焦点素子アレイレンズ2による原稿像の露光
方向にこの感光体に対して当接させる。
このとき、転写ローラ9に転写バイアスを加えるが、
転写紙の先端が感光体ドラム8と転写ローラ9とのニツ
プ部に入ってから、電圧を加えることが望ましいが、そ
の前にかけてもかまわない。次に転写ローラ9によっ
て、感光体ドラム8より紙へ画像(現像剤)は転写さ
れ、搬送ベルト6によって図には示されていない定着器
へ送られる。また、転写時に転写されずドラム8に残っ
た現像剤はクリーナユニツト7によって完全に取り除か
れ、前除電装置14によって感光体ドラムは除電され次の
サイクルへと移行する。
ここで転写前後の潜像形成部での挙動を詳しく説明す
る。第5図に複写プロセスの潜像・現像・転写のタイミ
ングチヤートを示す。時点で感光体上に静電潜像が形
成され始め、時点で上記時点で形成された潜像が現
像される。次に紙検知装置によって転写紙がレジストロ
ーラに来ていることが確認されると、時点で転写ロー
ラがドラムに当接される。このときには潜像形成工程の
露光は進行中であり、転写ローラ9の当接シヨツクによ
って感光体ドラム8は、上方向への振動によりズレを生
じる。
このとき、第1図の位置2−aのレンズ2を用いれば
上方向のズレがレンズの焦点深度内であれば画像の乱れ
を生じないが、第1図の位置2−bのレンズ2を用いる
と、上方向のズレ距離のSinθ分だけ感光体ドラム表面
ではレンズ2に対して横方向の位置ズレを生じ、結果と
して震れた潜像を形成してしまうことになり画像に乱れ
が生じる。
このように、レンズ2の位置によっては、転写ローラ
9の当接の際のシヨツクによって、画像に乱れを生じる
が、これは潜像形成中に転写ローラ9が当接するためで
ある。
第6図に示すタイミングチヤートのように、転写ロー
ラ9を当接した後に潜像形成の露光を開始することによ
って、上記画像ブレの発生をなくすことができる。
なお、転写プロセスに用いられる帯電・光学系・現像
・定着クリーニング方式は本発明の範囲外であり、公知
の方法で良い。又、当接の際のシヨツクをやわらげるた
めに、転写ローラを前もって回転させておくことが望ま
しい。
第2図は本発明の他の実施例を表わす画像形成装置の
断面図である。この装置はガラス等の透明基体ドラム上
に感光層を設けた感光ドラム8の内部に光学系ユニツト
が配置されており、ハロゲンランプ15より発生した光が
液晶シヤツターアレイ11を駆動することによって情報光
とし、上記アレイレンズ2を通過して、この透明感光体
ドラム8の内部から感光層に光を当てると同時に現像器
3によって現像される。ちなみに、現像剤は導電性磁性
トナーを用いており、このときの現像バイアスは数十V
程度でよい。
次にレジストローラ4によって画像先端と転写紙の位
置を同期させて、転写ローラ9を図には示していない紙
検知装置で転写紙を検知した後、透明感光体ドラム8に
当接させる。このとき、転写ローラ9に転写バイアスを
加えるが、転写紙の先端が感光ドラム8と転写ローラ9
とのニツプ部に入ってから電圧を加えることが望ましい
がその前にかけてもよい。
次に転写ローラ9によって、感光体より紙へ画像は転
写され、搬送ベルト6によって図には示されていない定
着器へ送られる。また、転写時に転写されずに残った現
像剤は現像部に戻って再利用される。この場合も前実施
例と同じく、転写ローラを当接した後に露光同時現像を
行った場合、画像の乱れ等を生じなかった。
今回は、露光系に液晶シヤツターアレイを用いたが、
LEDアレイやレーザービーム等公知の方法を使えばよ
い。また上記第2図装置の像形成原理の例を示すものと
しては、特開昭58−98746号公報,特開昭58−98747号公
報等がある。
〔発明の効果〕
以上説明したように感光体ドラムに当接・離間可能な
転写ローラを有する画像形成装置において、転写ローラ
を当接した後に、潜像形成工程の情報光の露光を開始す
ることによって、当接時のシヨツクによる画像の乱れが
なくなる効果があり、感光体ドラムの小径化が進めば進
むほど小面積の転写紙を用いると、情報光の露光中に転
写ローラを感光体ドラムに接離する可能性がきわめて高
くなるから、その効果はあがる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の実施した複写装置の断面図、第2図は
本発明の実施した画像形成装置の断面図、第3図は一般
的な複写装置の断面図、第4図は転写ローラを用いた複
写装置の断面図、第5図は本発明を適用しないときの複
写装置のシーケンスを示す図、第6図は本発明を適用し
たときのシーケンスを示す図である。 1……一次帯電器 2……レンズ 8……感光体ドラム 9……転写ローラ 11……液晶シヤツターアレイ 12……ハロゲンランプ 15……ハロゲンランプ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電子写真感光体に形成したトナー像を転写
    ローラにより転写材に転写する画像形成装置において、 ドラム状の電子写真感光体と、 この感光体に画像を露光する光学手段と、 この光学手段による露光画像により形成した静電潜像を
    トナーにより現像する現像手段と、 上記感光体を挟んで対向する位置に配設され、感光体へ
    の光学手段による画像露光方向へこの感光体に対して接
    離可能な転写ローラと を有し、 上記感光体への光学手段による画像露光にさきがけて、
    離間していた転写ローラを当接させることを特徴とする
    画像形成装置。
JP62014387A 1987-01-23 1987-01-23 画像形成装置 Expired - Fee Related JP2575121B2 (ja)

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