JP2533138Y2 - パンチプレスのかす上がり防止装置 - Google Patents

パンチプレスのかす上がり防止装置

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JP2533138Y2
JP2533138Y2 JP1397091U JP1397091U JP2533138Y2 JP 2533138 Y2 JP2533138 Y2 JP 2533138Y2 JP 1397091 U JP1397091 U JP 1397091U JP 1397091 U JP1397091 U JP 1397091U JP 2533138 Y2 JP2533138 Y2 JP 2533138Y2
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JP
Japan
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die
communication holes
punch press
negative pressure
prevention device
Prior art date
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JP1397091U
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JPH04113115U (ja
Inventor
重義 河野
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Amada Co Ltd
Original Assignee
Amada Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、パンチプレスのかす上
がり防止装置に係り、特にタレットパンチプレス等に用
いられる負圧吸引式のかす上がり防止装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】タレットパンチプレス等に於いては、打
ち抜きかすがパンチの上昇に伴いダイの上面まで浮き上
がって行くかす上がりを防止するために、ダイ支持部材
である下部タレットディスクの下方より下部タレットデ
ィスクのダイ連通孔を通して負圧による吸引を行い、負
圧吸引力によりダイ内部孔に於ける打ち抜きかすを吸引
する負圧吸引式のかす上がり防止装置を組み込むことが
従来より行われている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上述の如き負圧吸引式
のかす上がり防止装置は、一応所期の目的を達成する
が、しかし複数トラック構造のタレットパンチプレスの
如く、一つのダイホルダに複数個のダイが取り付けら
れ、この複数個の各ダイに対応して下部タレットディス
クに複数個のダイ連通孔が設けられ、この複数個のダイ
連通孔がパンチプレス作業位置(ステーション)にて一
括して負圧源と接続され、前記ダイ連通孔の各々に対し
て吸引が行われる場合には、パンチ加工中のダイ以外の
ダイのダイ内部孔より外気の吸引が行われるため、負圧
損失が大きいと云う問題点がある。
【0004】本考案は、従来の負圧吸引式のかす上がり
防止装置に於ける上述の如き問題点に着目してなされた
ものであり、ダイ支持部材に複数個のダイ連通孔が設け
られいても大きい負圧損失を生じることがなく、大きい
負圧吸引力をもって打ち抜きかすの吸引を確実に行う負
圧吸引式のかす上がり防止装置を提供することを目的と
している。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の如き目的は、本考
案によれば、ダイ支持部材に複数個のダイ連通孔が設け
られ、この複数個のダイ連通孔が一括して負圧源と接続
され、前記ダイ連通孔より打ち抜きかすの吸引が行われ
るよう構成されたパンチプレスのかす上がり防止装置に
於いて、前記ダイ支持部材の下底面に沿って移動可能な
スライドシャッタが設けられ、前記スライドシャッタは
前記ダイ連通孔と同程度の大きさの開口を有し、前記ダ
イ支持部材の下底面に沿った移動により前記開口が前記
ダイ連通孔の一つと選択的に連通整合し、他の前記ダイ
連通孔を遮閉するよう構成されていることを特徴とする
パンチプレスのかす上がり防止装置によって達成され
る。
【0006】
【作用】上述の如き構成によれば、スライドシャッタに
よりパンチ加工中のダイに対応する一つのダイ連通孔の
みが開かれてこれにのみ負圧が作用し、パンチ加工中以
外のダイに対応するダイ連通孔は閉じられ、これよりの
負圧漏れがなくなる。
【0007】
【実施例】以下に本考案の実施例を図面を用いて詳細に
説明する。
【0008】図4は本考案によるかす上がり防止装置が
適用されるタレットパンチプレスの一実施例を示してい
る。タレットパンチプレスはC形フレーム1を有し、C
形フレーム1の上部フレーム3にはパンチ支持部材であ
る円盤状の上部タレットディスク5が取り付けられ、C
形フレーム1の下部フレーム7にはダイ支持部材である
円盤状の下部タレットディスク9が取り付けられてい
る。
【0009】下部フレーム7には下部タレットディスク
9の側方に位置する固定のセンタワークテーブル11が
設けられていると共にY軸方向に移動可能なキャレッジ
ベース13が取り付けられている。
【0010】キャレッジベース13はX軸方向に延在し
ており、キャレッジベース13の両側にはキャレッジベ
ース13と共にY軸方向に移動するサイドワークテーブ
ル15が連結されている。
【0011】キャレッジベース13にはキャレッジ17
がX軸方向に移動可能に係合しており、キャレッジ17
にはワーククランプ手段19が取り付けられている。
【0012】上部タレットディスク5と下部タレットデ
ィスク9は、図示されていない駆動手段により互いに同
期して割り出し回転駆動されるようになっており、その
割り出し数に応じた複数個の各金型保持ステーションに
てパンチP、ダイD(1図参照)を保持している。
【0013】金型保持ステーションには、図1、図2に
示されている如く、一つのステーションにて比較的小型
のパンチPとダイDとを複数個保有するステーションが
あり、この金型保持ステーションに於いては、上部タレ
ットディスク5には各々パンチPを保持する複数個のパ
ンチ保持孔21が形成され、下部タレットディスク9に
は複数個のダイ連通孔23が形成されており、下部タレ
ットディスク9はその一つの金型保持ステーションにて
ダイホルダ25により複数個のダイDを保持している。
この金型保持ステーションにダイホルダ25により取り
付けられた複数個のダイDは各々ダイホルダ25のダイ
保持孔27を介して下部タレットディスク9のダイ連通
孔23に個別に連通している。
【0014】パンチ作用位置に位置している金型保持ス
テーションのパンチPはストライカ29により打圧され
るようになっている。ストライカ29は、図示されてい
ないが、水平移動可能に設けられ、一ステーションに於
ける複数個のパンチPの一つを選択的に打圧するよう構
成されている。尚、このことについて詳細な説明が必要
であるならば、実開昭58−3254号公報を参照され
たい。
【0015】パンチ作用位置直下の下部タレットディス
ク9の下方にはディスクサポート部材31により構成さ
れた負圧吸引室33が構成されている。負圧吸引室33
は、真空ポンプの如き負圧源35と接続され、かす上が
り防止のためパンチ作用位置に位置している金型保持ス
テーションのダイ連通孔23より打ち抜きかすの吸引を
行うようになっている。
【0016】パンチ作用位置直下の下部タレットディス
ク9の下底部には、これの下底面に沿って径方向に移動
可能なスライドシャッタ37が設けられている。スライ
ドシャッタ37は、ダイ連通孔23と同程度の大きさの
一つの開口39を有しており、下部タレットディスク9
の下底面に沿った図にて左右方向の移動により開口39
をもってダイ連通孔23の一つと選択的に連通整合し、
他のダイ連通孔23を遮閉するよう構成されている。
【0017】スライドシャッタ37は、流体圧シリンダ
装置41と駆動連結され、流体圧シリンダ装置41によ
り開口39がダイ連通孔23の一つと整合する位置に選
択的に駆動されるようになっている。
【0018】またディスクサポート部材31にはスライ
ドシャッタ35の出入孔31aを、これに対するスライ
ドシャッタ35の出入により自動的に開閉するばね仕掛
の開閉シャッタ43が設けられており、出入孔31aよ
りの負圧の漏洩を防止するようになっている。
【0019】上述の如き構成によれば、図1、図2に示
されている如く、パンチ加工に実際に使用されるダイD
に応じて流体圧シリンダ装置41によりスライドシャッ
タ37が駆動されることにより、スライドシャッタ37
の開口39がパンチングに実際に使用されるダイDと連
通しているダイ連通孔23にのみ連通する位置に位置
し、他のダイ連通孔23はスライドシャッタ37により
閉じられる。これにより、パンチ加工中以外のダイDに
対応するダイ連通孔23よりの負圧漏れがなくなる。
【0020】尚、流体圧シリンダ装置41によるスライ
ドシャッタ37の駆動は、パンチ加工に実際に使用され
るダイDに応じて的確に行れるべく、ストライカ29の
移動信号に基づいて行われればよい。
【0021】また図3に示されている如く、一つの金型
保持ステーションにて大径の一つパンチPとダイDによ
り大径の打ち抜きが行われる場合は、スライドシャッタ
37は抜き出されて大径ダイ用の単一のダイ連通孔23
を塞がないようにされる。
【0022】以上に於ては、本考案を特定の実施例につ
いて詳細に説明したが、本考案は、これに限定されるも
のではなく、本考案の範囲内にて種々の実施例が可能で
あることは当業者にとって明らかであろう。
【0023】
【考案の効果】以上の説明から理解される如く、本考案
によるパンチプレスのかす上がり防止装置によれば、ス
ライドシャッタによりパンチ加工中のダイに対応する一
つのダイ連通孔のみが開かれてこれにのみ負圧が作用す
るようになり、パンチ加工中以外のダイに対応するダイ
連通孔は閉じられ、これよりの負圧漏れがなくなるか
ら、大きい負圧損失を生じることがなく、大きい負圧吸
引力をもって打ち抜きかすの吸引が確実に行われるよう
になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案によるパンチプレスのかす上がり防止装
置の一実施例を示す部分的な断面図である。
【図2】図1に示された本考案によるパンチプレスのか
す上がり防止装置を他の作動状態について示す部分的な
断面図である。
【図3】図1に示された本考案によるパンチプレスのか
す上がり防止装置をもう一つの他の作動状態について示
す部分的な断面図である。
【図4】本考案によるパンチプレスのかす上がり防止装
置が適用されるタレットパンチプレスの一例を示す斜視
図である。
【符号の説明】
1 C形フレーム 5 上部タレットディスク 9 下部タレットディスク 13 キャレッジベース 23 ダイ連通孔 25 ダイホルダ 29 ストライカ 33 負圧吸引室 35 負圧源 37 スライドシャッタ 39 開口 41 流体圧シリンダ装置

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダイ支持部材に複数個のダイ連通孔が設
    けられ、この複数個のダイ連通孔が一括して負圧源と接
    続され、前記ダイ連通孔より打ち抜きかすの吸引が行わ
    れるよう構成されたパンチプレスのかす上がり防止装置
    に於いて、前記ダイ支持部材の下底面に沿って移動可能
    なスライドシャッタが設けられ、前記スライドシャッタ
    は前記ダイ連通孔と同程度の大きさの開口を有し、前記
    ダイ支持部材の下底面に沿った移動により前記開口が前
    記ダイ連通孔の一つと選択的に連通整合し、他の前記ダ
    イ連通孔を遮閉するよう構成されていることを特徴とす
    るパンチプレスのかす上がり防止装置。
JP1397091U 1991-03-12 1991-03-12 パンチプレスのかす上がり防止装置 Expired - Lifetime JP2533138Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH04113115U JPH04113115U (ja) 1992-10-02
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