JP2533020Y2 - 絶対遅延時間補償器 - Google Patents

絶対遅延時間補償器

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JP2533020Y2
JP2533020Y2 JP1988101224U JP10122488U JP2533020Y2 JP 2533020 Y2 JP2533020 Y2 JP 2533020Y2 JP 1988101224 U JP1988101224 U JP 1988101224U JP 10122488 U JP10122488 U JP 10122488U JP 2533020 Y2 JP2533020 Y2 JP 2533020Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はマイクロ波通信のスペースダイバーシティ方
式において、2つの受信機の伝送距離の相違から生じる
遅延時間差を補償するための補償器に関する。
〔従来の技術〕
従来のこの種のスペースダイバーシティ受信システム
を第3図に示す。1は主受信用アンテナ、2はそのフィ
ーダー、3は主受信機である。また、1Aはダイバーシテ
ィ用アンテナ、2Aはそのフィーダー、3Aはダイバーシテ
ィ受信機であり、これらの信号はベースバンド信号合成
器4で合成され、ベースバンド信号出力端子5から出力
されるようになっている。
主受信機3は、は主受信用周波数変換部6,主受信用中
間周波部(中間周波帯域ろ波器,中間周波増幅器を含
む)7,及び主受信用復調部8で構成される。同様に、ダ
イバーシティ受信機3Aは、ダイバーシティ受信用周波数
変換部6A,ダイバーシティ受信用中間周波部7A,及びダイ
バーシティ受信用復調部8Aで構成される。
ここで、主受信用アンテナ1の位置とダイバーシティ
受信用アンテナ1Aの位置により、フィーダー2,2A間に長
さLの差が生じている場合、この長さの差Lによって主
受信機側に遅延時間が生じる。そして、この遅延時間を
補正するために、従来では図に破線で示すようにダイバ
ーシティ受信機側に補償ケーブルを介挿している。この
同軸ケーブルの介挿には、フィーダー部2Aに電気長l1
フィーダーを入れる場合、中間周波部3Aに電気長l2の同
軸ケーブルを入れる場合、復調部8Aの後に電気長l3の同
軸ケーブルを入れる場合がある。これらはいずれもマイ
クロ波周波数信号部,中間周波信号部又はベースバンド
信号部の伝送中におけるフィーダーやケーブルの長さを
調整することにより主受信機とダイバーシティ受信機の
電気長を等しくすることに基づいている。
この結果、ベースバンド信号合成器4で合成される主
受信機のベースバンド信号とダイバーシティ受信機のベ
ースバンド信号の遅延時間差はなくなり、これらのベー
スバンド信号は正常に合成されることになる。なお、合
成の代わりにスイッチングを行うこともある。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、上述した構成では、フィーダー長の差
をフィーダーや同軸ケーブルを介挿することによって補
償しているため、補償量が大きい場合は非常に長いフィ
ーダーや同軸ケーブルが必要となる。このため、これら
フィーダーやケーブルの設置方法や保管場所及び外観等
に制約を受け、所望の補償を好適に行うことが難しいと
いう問題がある。
本考案はフィーダーや同軸ケーブルを用いることなく
遅延時間の補償を可能にした絶対遅延時間補償器を提供
することを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
本考案の絶対遅延時間補償器は、主受信機とダイバー
シティ受信機の信号をベースバンド帯周波数で合成また
は切り替えるスペースダイバーシティ受信システムにお
いて、一方の受信機のベースバンド周波数帯の低域ろ波
器又は中間周波数帯の低域ろ波器若しくは帯域ろ波器を
複数接続して他方の受信機に対する信号遅延に対応して
遅延時間を可変するための絶対遅延時間補償器であっ
て、 入力端子と出力端子との間に複数の前記低域ろ波器又
は帯域通過ろ波器を直列配置するとともに、各ろ波器の
間にはそれぞれ開放状態の第1の開放端子を介挿してお
り、また前記入力端子と出力端子とを短絡する線路を設
けるとともに、この短絡線路には前記第1の開放端子に
対応する複数の第2の開放端子を介挿しており、前記各
対応する第1及び第2の開放端子を選択的に短絡する接
栓を設け、これら接栓の選択された短絡の組み合わせに
より前記入力端子と出力端子との間における遅延時間を
調整可能にした構成を有する。
〔作用〕
上述した構成では、接栓による短絡を任意に組合わせ
て1以上の低域通過ろ波器を適宜に接続することによ
り、任意の遅延時間特性に設定でき、これを他方の受信
機に介挿することにより該受信機の遅延時間を一方の受
信機に一致させることができる。
〔実施例〕
次に、本考案を図面を参照して説明する。
第1図及び第2図は本考案の一実施例を示しており、
第1図は本考案の絶対遅延時間補償器のブロック図、第
2図はこの補償器の適用例を示す図で、第3図に示した
スペースダイバーシティ受信システムの主要部に対応す
る図である。
第1図において、補償器10は、入力端子11と出力端子
12との間に構成しており、ここでは予め設定した絶対遅
延時間τ1,τ2,…,τnを有するn個の低域通過ろ波
器131,132,…,13nを有している。また、これに対応し
て入力及び出力端子と同じインピーダンスを有するn本
の伝送線路141,142,…,14nを有している。なお、これ
ら伝送線路は波長に対して十分短い場合には単なる接続
線路でもよい。
そして、入力端子側の端子ax,cx(x=1,2,…,n:以下
同じ)に対して夫々低域通過ろ波器と伝送線路の端子
bx,dxを配設し、接栓15xを用いて端子ax,bx又はcx,dx
短絡させるようにしている。
この構成では、接栓15xを用いて端子ax,bx又はcx,dx
を短絡し或いは開放することにより、複数個の低域通過
ろ波器131,132,…,13nを任意の組合せで接続し、補償
器10全体の遅延時間を補償する遅延時間に一致するよう
に構成することができる。
このように構成した補償器10は、第2図に示すスペー
スダイバーシティ受信システムに適用される。なお、こ
こでは主受信機の絶対遅延時間がダイバーシティ受信機
のそれよりも大きい場合で例示している。
即ち、3は主受信機、3Aはダイバーシティ受信機であ
り、高周波入力端子2′,2A′を通してこれらで受信さ
れた信号はベースバンド信号合成器4で合成され、信号
出力端子5から出力される。また、主受信機3は、主受
信用周波数変換部6,主受信用中間周波部(中間周波帯域
ろ波器,中間周波増幅器を含む)7,及び主受信用復調部
8で構成され、ダイバーシティ受信機3Aは、ダイバーシ
ティ受信用周波数変換部6A,ダイバーシティ受信用中間
周波部7A,及びダイバーシティ受信用復調部8Aで構成さ
れる。
そして、1つの適用例としては、図に破線で示すよう
に、ダイバーシティ受信機3Aの中間周波部7Aに中間周波
数帯域の低域通過ろ波器として構成した補償器10を実装
する。また、他の適用例としては、図に鎖線で示すよう
に、復調部8Aの後に、ベースバンド周波数帯の低域通過
ろ波器として構成した補償器10を実装する。
ここで、補償を中間周波帯で行った場合には、補償器
10を帯域通過ろ波器として構成してもよい。
なお、実際には補償器は受信機のパネル上に搭載する
ため、受信機内にコンパクトに収納することができる。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案は、所要の絶対遅延時間特
性を有する1以上の低域通過ろ波器を適宜に接続するこ
とにより、遅延時間補償器を任意の遅延時間特性に設定
でき、これを他方の受信機に介挿することにより該受信
機の遅延時間を一方の受信機に一致させることができ
る。これにより、遅延時間が大きい場合でも長いフィー
ダーや同軸ケーブルが不要となり、システム及び装置を
コンパクトに構成できる。また、本補償器をベースバン
ド帯に設けることにより大きな遅延時間を得ることがで
きベースバンド帯におけるダイバーシティ受信合成が容
易に構成できる効果を有している。さらに、高周波を含
む不要波の抑圧にも効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の補償器のブロック構成図、
第2図は本考案の補償器を適用した一例のダイバーシテ
ィ受信システムの要部のブロック図、第3図は一般的な
スペースダイバーシティ受信システムのブロック図であ
る。 1,1A……アンテナ、2,2A……フィーダー、2′,2A′…
…高周波入力端子、3……主受信機、3A……ダイバーシ
ティ受信機、4……信号合成器、5……受信出力端子、
6,6A……周波数変換部、7,7A……中間周波部、8,8A……
復調部、10……遅延時間補償器、11……入力端子、12…
…出力端子、131,132,…,13n……低域通過ろ波器、14
1,142,…,14n……伝送線路、15x……接栓、ax,bx,cx,
dx……端子。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】主受信機とダイバーシティ受信機の信号を
    ベースバンド帯周波数で合成または切り替えるスペース
    ダイバーシティ受信システムにおいて、一方の受信機の
    ベースバンド周波数帯の低域ろ波器又は中間周波数帯の
    低域ろ波器若しくは帯域ろ波器を複数接続して他方の受
    信機に対する信号遅延に対応して遅延時間を可変するた
    めの絶対遅延時間補償器であって、 入力端子と出力端子との間に複数の前記低域ろ波器又は
    帯域通過ろ波器を直列配置するとともに、各ろ波器の間
    にはそれぞれ開放状態の第1の開放端子を介挿してお
    り、また前記入力端子と出力端子とを短絡する線路を設
    けるとともに、この短絡線路には前記第1の開放端子に
    対応する複数の第2の開放端子を介挿しており、前記各
    対応する第1及び第2の開放端子を選択的に短絡する接
    栓を設け、これら接栓の選択された短絡の組み合わせに
    より前記入力端子と出力端子との間における遅延時間を
    調整可能にしたことを特徴とする絶対遅延時間補償器。
JP1988101224U 1988-07-30 1988-07-30 絶対遅延時間補償器 Expired - Lifetime JP2533020Y2 (ja)

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JPH0224627U JPH0224627U (ja) 1990-02-19
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JPS55156433A (en) * 1979-05-25 1980-12-05 Fujitsu Ltd Space diversity system

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