JPH05145305A - 空中線共用装置 - Google Patents
空中線共用装置Info
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- JPH05145305A JPH05145305A JP3329534A JP32953491A JPH05145305A JP H05145305 A JPH05145305 A JP H05145305A JP 3329534 A JP3329534 A JP 3329534A JP 32953491 A JP32953491 A JP 32953491A JP H05145305 A JPH05145305 A JP H05145305A
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- Japan
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- circuit
- terminal
- coupler
- transmission
- transmission circuit
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- Details Of Television Systems (AREA)
- Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)
- Waveguide Switches, Polarizers, And Phase Shifters (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】共用送受信回路を増設する際に好適な空中線共
用装置を実現する。 【構成】第1のハイブリッド回路の結合端子を、第1の
結合器の第1の伝送回路を介して第2のハイブリッド回
路の結合端子に接続すると共に、第1の結合器の第2の
伝送回路を介して第3のハイブリッド回路の結合端子に
接続し、第1のハイブリッド回路のダイレクト端子を、
第2の結合器の第3の伝送回路を介して第2のハイブリ
ッド回路のダイレクト端子に接続すると共に、第2の結
合器の第4の伝送回路を介して第3のハイブリッド回路
のダイレクト端子に接続する。第1の結合器の第1の伝
送回路と第2の結合器の第3の伝送回路の各通過帯域を
共用送受信回路の合波出力周波数帯域に、第1の結合器
の第2の伝送回路と第2の結合器の第4の伝送回路の各
通過帯域を共用送受信回路の分波入力周波数帯域に、そ
れぞれほぼ一致させる。
用装置を実現する。 【構成】第1のハイブリッド回路の結合端子を、第1の
結合器の第1の伝送回路を介して第2のハイブリッド回
路の結合端子に接続すると共に、第1の結合器の第2の
伝送回路を介して第3のハイブリッド回路の結合端子に
接続し、第1のハイブリッド回路のダイレクト端子を、
第2の結合器の第3の伝送回路を介して第2のハイブリ
ッド回路のダイレクト端子に接続すると共に、第2の結
合器の第4の伝送回路を介して第3のハイブリッド回路
のダイレクト端子に接続する。第1の結合器の第1の伝
送回路と第2の結合器の第3の伝送回路の各通過帯域を
共用送受信回路の合波出力周波数帯域に、第1の結合器
の第2の伝送回路と第2の結合器の第4の伝送回路の各
通過帯域を共用送受信回路の分波入力周波数帯域に、そ
れぞれほぼ一致させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、極超短波帯における空
中線共用装置に関するもので、特に共用送受信回路を増
設する場合に好適な共用装置に関するものである。
中線共用装置に関するもので、特に共用送受信回路を増
設する場合に好適な共用装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6は、従来において共用送受信回路を
増設する場合に用いられる共用装置を示すブロック線図
で、HYB4ないしHYB7はハイブリッド回路、BPF1及びBPF2
は送信側の帯域通過ろ波器、BPF3及びBPF4は受信側の帯
域通過ろ波器、TAは共用空中線接続端子、TTは入力端
子、TRは出力端子、TEX は既設の共用送受信回路におけ
る共用送信回路の出力する合成電圧の入力端子、R6及び
R7はそれぞれ無反射終端器である。既設の共用送受信回
路における共用送信回路の出力する合成電圧を入力端子
TE X に加えると、ハイブリッド回路HYB4及びHYB5を介し
て共用空中線接続端子TAに出力される。新たに増設され
た共用送受信回路における共用送信回路の出力する合成
電圧を入力端子TTに加えると、ハイブリッド回路HYB6、
送信側の帯域通過ろ波器BPF1及びBPF2、ハイブリッド回
路HYB4及びHYB5を介して共用空中線接続端子TAに出力さ
れる。共用空中線の受信合成電圧が共用空中線接続端子
TAに加えられると、ハイブリッド回路HYB5、受信側の帯
域通過ろ波器BPF3及びBPF4、ハイブリッド回路HYB7を介
して端子TRに出力される。
増設する場合に用いられる共用装置を示すブロック線図
で、HYB4ないしHYB7はハイブリッド回路、BPF1及びBPF2
は送信側の帯域通過ろ波器、BPF3及びBPF4は受信側の帯
域通過ろ波器、TAは共用空中線接続端子、TTは入力端
子、TRは出力端子、TEX は既設の共用送受信回路におけ
る共用送信回路の出力する合成電圧の入力端子、R6及び
R7はそれぞれ無反射終端器である。既設の共用送受信回
路における共用送信回路の出力する合成電圧を入力端子
TE X に加えると、ハイブリッド回路HYB4及びHYB5を介し
て共用空中線接続端子TAに出力される。新たに増設され
た共用送受信回路における共用送信回路の出力する合成
電圧を入力端子TTに加えると、ハイブリッド回路HYB6、
送信側の帯域通過ろ波器BPF1及びBPF2、ハイブリッド回
路HYB4及びHYB5を介して共用空中線接続端子TAに出力さ
れる。共用空中線の受信合成電圧が共用空中線接続端子
TAに加えられると、ハイブリッド回路HYB5、受信側の帯
域通過ろ波器BPF3及びBPF4、ハイブリッド回路HYB7を介
して端子TRに出力される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の共用装置
は、ハイブリッド回路等の構成素子の数及び構成素子間
を接続する線路の数が比較的多く、小型化及び製作が容
易ではない。
は、ハイブリッド回路等の構成素子の数及び構成素子間
を接続する線路の数が比較的多く、小型化及び製作が容
易ではない。
【0004】
【課題を解決するための手段】第1の解決手段 本発明は、2個の端子の出力が互いに90°の位相差を有
すると共に、振幅がほぼ等しい電気的特性をそれぞれ有
する第1ないし第3のハイブリッド回路と、通過帯域の
異なる第1及び第2の伝送回路より成る第1の結合器
と、前記第1の結合器における第1の伝送回路の通過帯
域とほぼ等しい通過帯域を有する第3の伝送回路及び前
記第1の結合器における第2の伝送回路の通過帯域とほ
ぼ等しい通過帯域を有する第4の伝送回路より成る第2
の結合器とを備え、前記第1のハイブリッド回路におけ
る前記2個の端子のうちの一方の端子を、前記第1の結
合器における第1の伝送回路を介して前記第2のハイブ
リッド回路における前記2個の端子のうちの一方の端子
に接続すると共に、前記第1のハイブリッド回路におけ
る前記2個の端子のうちの一方の端子を、前記第1の結
合器における第2の伝送回路を介して前記第3のハイブ
リッド回路における前記2個の端子のうちの一方の端子
に接続し、前記第1のハイブリッド回路における前記2
個の端子のうちの他方の端子を、前記第2の結合器にお
ける第3の伝送回路を介して前記第2のハイブリッド回
路における前記2個の端子のうちの他方の端子に接続す
ると共に、前記第1のハイブリッド回路における前記2
個の端子のうちの他方の端子を、前記第2の結合器にお
ける第4の伝送回路を介して前記第3のハイブリッド回
路における前記2個の端子のうちの他方の端子に接続し
て成る空中線共用装置を実現することによって従来の欠
点を除こうとするものである。
すると共に、振幅がほぼ等しい電気的特性をそれぞれ有
する第1ないし第3のハイブリッド回路と、通過帯域の
異なる第1及び第2の伝送回路より成る第1の結合器
と、前記第1の結合器における第1の伝送回路の通過帯
域とほぼ等しい通過帯域を有する第3の伝送回路及び前
記第1の結合器における第2の伝送回路の通過帯域とほ
ぼ等しい通過帯域を有する第4の伝送回路より成る第2
の結合器とを備え、前記第1のハイブリッド回路におけ
る前記2個の端子のうちの一方の端子を、前記第1の結
合器における第1の伝送回路を介して前記第2のハイブ
リッド回路における前記2個の端子のうちの一方の端子
に接続すると共に、前記第1のハイブリッド回路におけ
る前記2個の端子のうちの一方の端子を、前記第1の結
合器における第2の伝送回路を介して前記第3のハイブ
リッド回路における前記2個の端子のうちの一方の端子
に接続し、前記第1のハイブリッド回路における前記2
個の端子のうちの他方の端子を、前記第2の結合器にお
ける第3の伝送回路を介して前記第2のハイブリッド回
路における前記2個の端子のうちの他方の端子に接続す
ると共に、前記第1のハイブリッド回路における前記2
個の端子のうちの他方の端子を、前記第2の結合器にお
ける第4の伝送回路を介して前記第3のハイブリッド回
路における前記2個の端子のうちの他方の端子に接続し
て成る空中線共用装置を実現することによって従来の欠
点を除こうとするものである。
【0005】第2の解決手段 2個の端子の出力が互いに90°の位相差を有すると共
に、振幅がほぼ等しい電気的特性を有するハイブリッド
回路と、通過帯域の異なる第1及び第2の伝送回路より
成る第1の結合器と、前記第1の結合器における第1の
伝送回路の通過帯域とほぼ等しい通過帯域を有する第3
の伝送回路及び前記第1の結合器における第2の伝送回
路の通過帯域とほぼ等しい通過帯域を有する第4の伝送
回路より成る第2の結合器と、第1及び第2の90°移相
回路と、第1及び第2の分岐回路とを備え、前記ハイブ
リッド回路における前記2個の端子のうちの一方の端子
を、前記第1の結合器における第1の伝送回路を介して
前記第1の分岐回路における一方の分岐線路に接続する
と共に、前記ハイブリッド回路における前記2個の端子
のうちの一方の端子を、前記第1の結合器における第2
の伝送回路を介して前記第2の分岐回路における一方の
分岐線路に接続し、前記ハイブリッド回路における前記
2個の端子のうちの他方の端子を、前記第2の結合器に
おける第3の伝送回路及び前記第1の90°移相回路を介
して前記第1の分岐回路における他方の分岐線路に接続
すると共に、前記ハイブリッド回路における前記2個の
端子のうちの他方の端子を、前記第2の結合器における
第4の伝送回路及び前記第2の90°移相回路を介して前
記第2の分岐回路における他方の分岐線路に接続して成
る空中線共用装置を実現することによって従来の欠点を
除こうとするものである。
に、振幅がほぼ等しい電気的特性を有するハイブリッド
回路と、通過帯域の異なる第1及び第2の伝送回路より
成る第1の結合器と、前記第1の結合器における第1の
伝送回路の通過帯域とほぼ等しい通過帯域を有する第3
の伝送回路及び前記第1の結合器における第2の伝送回
路の通過帯域とほぼ等しい通過帯域を有する第4の伝送
回路より成る第2の結合器と、第1及び第2の90°移相
回路と、第1及び第2の分岐回路とを備え、前記ハイブ
リッド回路における前記2個の端子のうちの一方の端子
を、前記第1の結合器における第1の伝送回路を介して
前記第1の分岐回路における一方の分岐線路に接続する
と共に、前記ハイブリッド回路における前記2個の端子
のうちの一方の端子を、前記第1の結合器における第2
の伝送回路を介して前記第2の分岐回路における一方の
分岐線路に接続し、前記ハイブリッド回路における前記
2個の端子のうちの他方の端子を、前記第2の結合器に
おける第3の伝送回路及び前記第1の90°移相回路を介
して前記第1の分岐回路における他方の分岐線路に接続
すると共に、前記ハイブリッド回路における前記2個の
端子のうちの他方の端子を、前記第2の結合器における
第4の伝送回路及び前記第2の90°移相回路を介して前
記第2の分岐回路における他方の分岐線路に接続して成
る空中線共用装置を実現することによって従来の欠点を
除こうとするものである。
【0006】
【作用】第1の解決手段の作用 第1のハイブリッド回路の端子のうち、互いに90°の位
相差を有すると共に、振幅がほぼ等しい出力を出力する
2個の端子以外の2個の端子のうちの何れか一方の端子
に既設の共用送受信回路における共用送信回路の出力す
る合成電圧を加えると、入力合成電圧に対して位相が90
°遅れ、入力合成電圧に第1及び第2の結合器の電圧反
射係数を乗じた電圧が、第1のハイブリッド回路の端子
のうち、互いに90°の位相差を有すると共に、振幅がほ
ぼ等しい出力を出力する2個の端子以外の2個の端子の
うちの他方の端子(共用空中線接続端子)にのみ出力さ
れる。第2のハイブリッド回路の端子のうち、互いに90
°の位相差を有すると共に、振幅がほぼ等しい出力を出
力する2個の端子以外の2個の端子のうちの何れか一方
の端子に新たに増設された共用送受信回路における共用
送信回路の出力する合成電圧を加えると、入力合成電圧
に対して位相が90°遅れ、入力合成電圧に第1及び第2
の結合器における伝送回路の電圧伝送係数を乗じた電圧
が、第1のハイブリッド回路の端子のうち、互いに90°
の位相差を有すると共に、振幅がほぼ等しい出力を出力
する2個の端子以外の2個の端子のうちの何れか一方の
端子にのみ出力される。第1のハイブリッド回路の端子
のうち、互いに90°の位相差を有すると共に、振幅がほ
ぼ等しい出力を出力する2個の端子以外の2個の端子の
うちの何れか一方の端子に共用空中線の受信合成電圧が
加えられると、受信合成電圧に対して位相が90°遅れ、
受信合成電圧に第1及び第2の結合器における伝送回路
の電圧伝送係数を乗じた電圧が、第3のハイブリッド回
路の端子のうち、互いに90°の位相差を有すると共に、
振幅がほぼ等しい出力を出力する2個の端子以外の2個
の端子のうちの何れか一方の端子にのみ出力される。
相差を有すると共に、振幅がほぼ等しい出力を出力する
2個の端子以外の2個の端子のうちの何れか一方の端子
に既設の共用送受信回路における共用送信回路の出力す
る合成電圧を加えると、入力合成電圧に対して位相が90
°遅れ、入力合成電圧に第1及び第2の結合器の電圧反
射係数を乗じた電圧が、第1のハイブリッド回路の端子
のうち、互いに90°の位相差を有すると共に、振幅がほ
ぼ等しい出力を出力する2個の端子以外の2個の端子の
うちの他方の端子(共用空中線接続端子)にのみ出力さ
れる。第2のハイブリッド回路の端子のうち、互いに90
°の位相差を有すると共に、振幅がほぼ等しい出力を出
力する2個の端子以外の2個の端子のうちの何れか一方
の端子に新たに増設された共用送受信回路における共用
送信回路の出力する合成電圧を加えると、入力合成電圧
に対して位相が90°遅れ、入力合成電圧に第1及び第2
の結合器における伝送回路の電圧伝送係数を乗じた電圧
が、第1のハイブリッド回路の端子のうち、互いに90°
の位相差を有すると共に、振幅がほぼ等しい出力を出力
する2個の端子以外の2個の端子のうちの何れか一方の
端子にのみ出力される。第1のハイブリッド回路の端子
のうち、互いに90°の位相差を有すると共に、振幅がほ
ぼ等しい出力を出力する2個の端子以外の2個の端子の
うちの何れか一方の端子に共用空中線の受信合成電圧が
加えられると、受信合成電圧に対して位相が90°遅れ、
受信合成電圧に第1及び第2の結合器における伝送回路
の電圧伝送係数を乗じた電圧が、第3のハイブリッド回
路の端子のうち、互いに90°の位相差を有すると共に、
振幅がほぼ等しい出力を出力する2個の端子以外の2個
の端子のうちの何れか一方の端子にのみ出力される。
【0007】第2の解決手段の作用 ハイブリッド回路の端子のうち、互いに90°の位相差を
有すると共に、振幅がほぼ等しい出力を出力する2個の
端子以外の2個の端子のうちの何れか一方の端子に既設
の共用送受信回路における共用送信回路の出力する合成
電圧を加えると、入力合成電圧に対して位相が90°遅
れ、入力合成電圧に第1及び第2の結合器の電圧反射係
数を乗じた電圧が、互いに90°の位相差を有すると共
に、振幅がほぼ等しい出力を出力する2個の端子以外の
2個の端子のうちの他方の端子にのみ出力される。第1
又は第2の分岐回路の入力端子に新たに増設された共用
送受信回路における共用送信回路の出力する合成電圧を
加えると、入力合成電圧に対して位相が90°遅れ、入力
合成電圧に第1及び第2の結合器における伝送回路の電
圧伝送係数を乗じた電圧が、ハイブリッド回路の端子の
うち、互いに90°の位相差を有すると共に、振幅がほぼ
等しい出力を出力する2個の端子以外の2個の端子のう
ちの何れか一方の端子にのみ出力される。ハイブリッド
回路の端子のうち、互いに90°の位相差を有すると共
に、振幅がほぼ等しい出力を出力する2個の端子以外の
2個の端子のうちの何れか一方の端子に共用空中線の受
信合成電圧が加えられると、受信合成電圧に対応する電
圧が、第2又は第1の分岐回路の出力端子にのみ出力さ
れる。
有すると共に、振幅がほぼ等しい出力を出力する2個の
端子以外の2個の端子のうちの何れか一方の端子に既設
の共用送受信回路における共用送信回路の出力する合成
電圧を加えると、入力合成電圧に対して位相が90°遅
れ、入力合成電圧に第1及び第2の結合器の電圧反射係
数を乗じた電圧が、互いに90°の位相差を有すると共
に、振幅がほぼ等しい出力を出力する2個の端子以外の
2個の端子のうちの他方の端子にのみ出力される。第1
又は第2の分岐回路の入力端子に新たに増設された共用
送受信回路における共用送信回路の出力する合成電圧を
加えると、入力合成電圧に対して位相が90°遅れ、入力
合成電圧に第1及び第2の結合器における伝送回路の電
圧伝送係数を乗じた電圧が、ハイブリッド回路の端子の
うち、互いに90°の位相差を有すると共に、振幅がほぼ
等しい出力を出力する2個の端子以外の2個の端子のう
ちの何れか一方の端子にのみ出力される。ハイブリッド
回路の端子のうち、互いに90°の位相差を有すると共
に、振幅がほぼ等しい出力を出力する2個の端子以外の
2個の端子のうちの何れか一方の端子に共用空中線の受
信合成電圧が加えられると、受信合成電圧に対応する電
圧が、第2又は第1の分岐回路の出力端子にのみ出力さ
れる。
【0008】
【実施例】図1は、本発明の一実施例を示すブロック線
図で、HYB1は第1のハイブリッド回路、T11 、T12 、T
13 及びT14 はそれぞれ端子、HYB2は第2のハイブリッ
ド回路、T21 、T22 、T23 及びT24 はそれぞれ端子、HY
B3は第3のハイブリッド回路、T31 、T32 、T33 及びT
34 はそれぞれ端子、R2及びR3はそれぞれ無反射終端
器、DIP1は第1の結合器、DIP2は第2の結合器である。
第1ないし第3のハイブリッド回路HYB1ないしHYB3は、
何れも従来公知のハイブリッド回路のうち、適宜のハイ
ブリッド回路、すなわち、2個の端子の出力の振幅がほ
ぼ等しく、位相差が互いに90°異なるように構成された
ハイブリッド回路であれば任意のハイブリッド回路を用
いて本発明を実施することができる。以下、本発明にお
いて用いるハイブリッド回路の電圧結合係数をC、結合
線路部の電気角をθとしてスキャッタリングマトリクス
[SH]を示すと、次式のとおりである。
図で、HYB1は第1のハイブリッド回路、T11 、T12 、T
13 及びT14 はそれぞれ端子、HYB2は第2のハイブリッ
ド回路、T21 、T22 、T23 及びT24 はそれぞれ端子、HY
B3は第3のハイブリッド回路、T31 、T32 、T33 及びT
34 はそれぞれ端子、R2及びR3はそれぞれ無反射終端
器、DIP1は第1の結合器、DIP2は第2の結合器である。
第1ないし第3のハイブリッド回路HYB1ないしHYB3は、
何れも従来公知のハイブリッド回路のうち、適宜のハイ
ブリッド回路、すなわち、2個の端子の出力の振幅がほ
ぼ等しく、位相差が互いに90°異なるように構成された
ハイブリッド回路であれば任意のハイブリッド回路を用
いて本発明を実施することができる。以下、本発明にお
いて用いるハイブリッド回路の電圧結合係数をC、結合
線路部の電気角をθとしてスキャッタリングマトリクス
[SH]を示すと、次式のとおりである。
【0009】
【数1】
【0010】次に、図1における第1の結合器DIP1は、
新たに増設される共用送受信回路における共用送信回路
の合波出力周波数帯域とほぼ等しい通過帯域を有する第
1の伝送回路と、共用空中線が受信する合成電圧の周波
数帯域、すなわち、共用送受信回路における共用受信回
路の分波入力周波数帯域とほぼ等しい通過帯域を有する
第2の伝送回路とより成る。TD11は第1の伝送回路の入
力端子、TD14は第1の伝送回路の出力端子、TD13は第2
の伝送回路の入力端子、TD12は第2の伝送回路の出力端
子である。第2の結合器DIP2は、第1の結合器DIP1にお
ける第1の伝送回路の通過帯域とほぼ等しい通過帯域を
有する第3の伝送回路と、第1の結合器DIP1における第
2の伝送回路の通過帯域とほぼ等しい通過帯域を有する
第4の伝送回路とより成る。TD21は第3の伝送回路の入
力端子、TD24は第3の伝送回路の出力端子、TD23は第4
の伝送回路の入力端子、TD22は第4の伝送回路の出力端
子である。なお、第1及び第2の結合器DIP1及びDIP2を
構成する第1ないし第4の伝送回路は、それぞれ例えば
帯域通過ろ波器で形成する。又、上記通過帯域の条件を
満足するように構成した例えばダイプレクサを、第1及
び第2の結合器DIP1及びDIP2として用いるようにしても
本発明を実施することができる。
新たに増設される共用送受信回路における共用送信回路
の合波出力周波数帯域とほぼ等しい通過帯域を有する第
1の伝送回路と、共用空中線が受信する合成電圧の周波
数帯域、すなわち、共用送受信回路における共用受信回
路の分波入力周波数帯域とほぼ等しい通過帯域を有する
第2の伝送回路とより成る。TD11は第1の伝送回路の入
力端子、TD14は第1の伝送回路の出力端子、TD13は第2
の伝送回路の入力端子、TD12は第2の伝送回路の出力端
子である。第2の結合器DIP2は、第1の結合器DIP1にお
ける第1の伝送回路の通過帯域とほぼ等しい通過帯域を
有する第3の伝送回路と、第1の結合器DIP1における第
2の伝送回路の通過帯域とほぼ等しい通過帯域を有する
第4の伝送回路とより成る。TD21は第3の伝送回路の入
力端子、TD24は第3の伝送回路の出力端子、TD23は第4
の伝送回路の入力端子、TD22は第4の伝送回路の出力端
子である。なお、第1及び第2の結合器DIP1及びDIP2を
構成する第1ないし第4の伝送回路は、それぞれ例えば
帯域通過ろ波器で形成する。又、上記通過帯域の条件を
満足するように構成した例えばダイプレクサを、第1及
び第2の結合器DIP1及びDIP2として用いるようにしても
本発明を実施することができる。
【0011】以下、第1のハイブリッド回路HYB1の端子
T11 を入力端子、端子T12 をアイソレ−ション端子、端
子T13 をダイレクト端子、端子T14 を結合端子、第2の
ハイブリッド回路HYB2の端子T24 を入力端子、端子T23
をアイソレ−ション端子、端子T22 をダイレクト端子、
端子T21 を結合端子、第3のハイブリッド回路HYB3の端
子T34 を入力端子、端子T33 をアイソレ−ション端子、
端子T32 をダイレクト端子、端子T31 を結合端子である
として本発明共用装置の作動を説明する。既設共用送受
信回路における共用送信回路出力の送信作動第1のハイ
ブリッド回路HYB1の入力端子T11 に既設の送受信回路に
おける共用送信回路(図示していない)の出力する合成
電圧ESを加えた場合における各端子T11 、T12 、T13 及
びT14 の各出力電圧E11 、E12 、E13 及びE14 は、次式
で表される。
T11 を入力端子、端子T12 をアイソレ−ション端子、端
子T13 をダイレクト端子、端子T14 を結合端子、第2の
ハイブリッド回路HYB2の端子T24 を入力端子、端子T23
をアイソレ−ション端子、端子T22 をダイレクト端子、
端子T21 を結合端子、第3のハイブリッド回路HYB3の端
子T34 を入力端子、端子T33 をアイソレ−ション端子、
端子T32 をダイレクト端子、端子T31 を結合端子である
として本発明共用装置の作動を説明する。既設共用送受
信回路における共用送信回路出力の送信作動第1のハイ
ブリッド回路HYB1の入力端子T11 に既設の送受信回路に
おける共用送信回路(図示していない)の出力する合成
電圧ESを加えた場合における各端子T11 、T12 、T13 及
びT14 の各出力電圧E11 、E12 、E13 及びE14 は、次式
で表される。
【数2】
【0012】すなわち、第1のハイブリッド回路HYB1の
入力端子T11 に合成電圧ESが加えられると、ダイレクト
端子T13 には式(3)に示す電圧が、結合端子T14 には
式(4)に示す電圧がそれぞれ出力される。
入力端子T11 に合成電圧ESが加えられると、ダイレクト
端子T13 には式(3)に示す電圧が、結合端子T14 には
式(4)に示す電圧がそれぞれ出力される。
【数3】 第1及び第2の結合器DIP1及びDIP2における電圧反射係
数をそれぞれΓ(f) とすると、式(3)に示した電圧に
電圧反射係数Γ(f) を乗じた反射電圧がダイレクト端子
T13 に加えられ、式(4)に示した電圧に電圧反射係数
Γ(f) を乗じた反射電圧が結合端子T14 に加えられるこ
ととなるから、各端子T11 、T12 、T13及びT14 に生ず
る電圧E11G、E12G、E13G及びE14Gは、次式で表される。
数をそれぞれΓ(f) とすると、式(3)に示した電圧に
電圧反射係数Γ(f) を乗じた反射電圧がダイレクト端子
T13 に加えられ、式(4)に示した電圧に電圧反射係数
Γ(f) を乗じた反射電圧が結合端子T14 に加えられるこ
ととなるから、各端子T11 、T12 、T13及びT14 に生ず
る電圧E11G、E12G、E13G及びE14Gは、次式で表される。
【0013】
【数4】
【0014】式(5)から明らかなように、第1のハイ
ブリッド回路HYB1の入力端子T11 に合成電圧ESを加える
と、入力合成電圧ESに対して位相が90°遅れ、入力合成
電圧ESに第1及び第2の結合器DIP1及びDIP2の電圧反射
係数Γ(f) を乗じた電圧-jESΓ(f) がアイソレ−ション
端子T12 に出力され、入力端子T11 に反射電圧が出力さ
れることはない。したがって、アイソレ−ション端子T
12 に共用空中線を接続すれば、既設の共用送受信回路
における共用送信回路の合成出力を本発明装置の共用空
中線を介して放射することができる。第1のハイブリッ
ド回路HYB1のアイソレ−ション端子T12 に合成電圧ESを
加え、入力端子T11 に共用空中線を接続するように構成
した場合にも、前記と同様の作動を営ませることができ
る。
ブリッド回路HYB1の入力端子T11 に合成電圧ESを加える
と、入力合成電圧ESに対して位相が90°遅れ、入力合成
電圧ESに第1及び第2の結合器DIP1及びDIP2の電圧反射
係数Γ(f) を乗じた電圧-jESΓ(f) がアイソレ−ション
端子T12 に出力され、入力端子T11 に反射電圧が出力さ
れることはない。したがって、アイソレ−ション端子T
12 に共用空中線を接続すれば、既設の共用送受信回路
における共用送信回路の合成出力を本発明装置の共用空
中線を介して放射することができる。第1のハイブリッ
ド回路HYB1のアイソレ−ション端子T12 に合成電圧ESを
加え、入力端子T11 に共用空中線を接続するように構成
した場合にも、前記と同様の作動を営ませることができ
る。
【0015】増設共用送受信回路における共用送信回路
出力の送信作動第2のハイブリッド回路HYB2の入力端子
T24 に新たに増設した共用送受信回路における共用送信
回路(図示していない)の出力する合成電圧ETを加えた
場合、結合端子T21 、ダイレクト端子T22 、アイソレ−
ション端子T23 及び入力端子T2 4 の各電圧ET21、ET22、
ET23及びET24は、次式で表される。
出力の送信作動第2のハイブリッド回路HYB2の入力端子
T24 に新たに増設した共用送受信回路における共用送信
回路(図示していない)の出力する合成電圧ETを加えた
場合、結合端子T21 、ダイレクト端子T22 、アイソレ−
ション端子T23 及び入力端子T2 4 の各電圧ET21、ET22、
ET23及びET24は、次式で表される。
【数5】
【0016】第1及び第2の結合器DIP1及びDIP2におけ
る第1及び第3の伝送回路の電圧伝送係数をそれぞれLT
(f) とすると、第2のハイブリッド回路HYB2の入力端子
T24に合成電圧ETが加えられた場合、第1のハイブリッ
ド回路HYB1のダイレクト端子T13 に加えられる電圧は式
(7)で、第1のハイブリッド回路HYB1の結合端子T1 4
に加えられる電圧は式(8)で、それぞれ示される。
る第1及び第3の伝送回路の電圧伝送係数をそれぞれLT
(f) とすると、第2のハイブリッド回路HYB2の入力端子
T24に合成電圧ETが加えられた場合、第1のハイブリッ
ド回路HYB1のダイレクト端子T13 に加えられる電圧は式
(7)で、第1のハイブリッド回路HYB1の結合端子T1 4
に加えられる電圧は式(8)で、それぞれ示される。
【数6】 第1のハイブリッド回路HYB1のダイレクト端子T13 に式
(7)に示した電圧が加えられ、第1のハイブリッド回
路HYB1の結合端子T14 に式(8)に示した電圧が加えら
れると、第1のハイブリッド回路HYB1の各端子T11 、T
12 、T13 及びT1 4 の電圧ET11、ET12、ET13及びE
T14は、次式で表される。
(7)に示した電圧が加えられ、第1のハイブリッド回
路HYB1の結合端子T14 に式(8)に示した電圧が加えら
れると、第1のハイブリッド回路HYB1の各端子T11 、T
12 、T13 及びT1 4 の電圧ET11、ET12、ET13及びE
T14は、次式で表される。
【0017】
【数7】
【0018】式(9)から明らかなように、第2のハイ
ブリッド回路HYB2の入力端子T24 に合成電圧ETを加える
と、入力合成電圧ETに対して位相が90°遅れ、入力合成
電圧ETに第1及び第2の結合器DIP1及びDIP2の電圧伝送
係数LT(f) を乗じた電圧-jETLT(f) がアイソレ−ション
端子T12 を介して共用空中線に加えられ、他の端子に出
力されることはない。
ブリッド回路HYB2の入力端子T24 に合成電圧ETを加える
と、入力合成電圧ETに対して位相が90°遅れ、入力合成
電圧ETに第1及び第2の結合器DIP1及びDIP2の電圧伝送
係数LT(f) を乗じた電圧-jETLT(f) がアイソレ−ション
端子T12 を介して共用空中線に加えられ、他の端子に出
力されることはない。
【0019】受信作動 第1のハイブリッド回路HYB1のアイソレ−ション端子T
12に共用空中線の受信合成電圧ERが加えられると、第1
のハイブリッド回路HYB1の各端子T11 、T12 、T13 及び
T14 に現れる電圧ER11、ER12、ER13及びER14は、次式で
表される。
12に共用空中線の受信合成電圧ERが加えられると、第1
のハイブリッド回路HYB1の各端子T11 、T12 、T13 及び
T14 に現れる電圧ER11、ER12、ER13及びER14は、次式で
表される。
【数8】 第1及び第2の結合器DIP1及びDIP2における第2及び第
4の伝送回路の電圧伝送係数をそれぞれLR(f) とする
と、第3のハイブリッド回路HYB3のダイレクト端子T32
に式(11)で示す電圧が出力され、結合端子T31 に式
(12)で示す電圧が、それぞれ出力される。
4の伝送回路の電圧伝送係数をそれぞれLR(f) とする
と、第3のハイブリッド回路HYB3のダイレクト端子T32
に式(11)で示す電圧が出力され、結合端子T31 に式
(12)で示す電圧が、それぞれ出力される。
【数9】
【0020】第3のハイブリッド回路HYB3のダイレクト
端子T32 及び結合端子T31 に式(11)及び式(12)に示
した電圧が加えられると、第3のハイブリッド回路HYB3
の各端子T31 、T32 、T33 及びT34 の電圧ER31、ER32、
ER33及びER34は、次式で表される。
端子T32 及び結合端子T31 に式(11)及び式(12)に示
した電圧が加えられると、第3のハイブリッド回路HYB3
の各端子T31 、T32 、T33 及びT34 の電圧ER31、ER32、
ER33及びER34は、次式で表される。
【数10】
【0021】式(13)から明らかなように、第1のハイ
ブリッド回路HYB1のアイソレ−ション端子T12 に共用空
中線の受信合成電圧ERが加えられると、受信合成電圧ER
に対して位相が90°遅れ、受信合成電圧ERに第1及び第
2の結合器DIP1及びDIP2の電圧伝送係数LR(f) を乗じた
電圧 -jERLR(f)が第3のハイブリッド回路HYB3の端子T
34 に出力され、他の端子に出力されることはない。図
1における第2のハイブリッド回路HYB2の端子T24 に無
反射終端器R2を接続して端子T23 を入力端子とし、第3
のハイブリッド回路HYB3の端子T34 に無反射終端器R3を
接続して端子T33 を入力端子としても前記と同様の作動
を営ませることができる。又、第1の結合器における第
1の伝送回路及び第2の結合器における第3の伝送回路
の各通過帯域を、共用空中線が受信する合成電圧の周波
数帯域、すなわち、共用送受信回路における共用受信回
路の分波入力周波数帯域にほぼ一致させ、第1の結合器
における第2の伝送回路及び第2の結合器における第4
の伝送回路の各通過帯域を、新たに増設する共用送受信
回路の共用送信回路の合波出力周波数帯域にほぼ一致さ
せることにより、第3のハイブリッド回路HYB3の端子T
34 に新たに増設した共用送受信回路における共用送信
回路の出力合成電圧を加えて共用空中線から放射させ、
共用空中線の受信合成電圧を、第2のハイブリッド回路
HYB2の端子T24 に出力させることができる。
ブリッド回路HYB1のアイソレ−ション端子T12 に共用空
中線の受信合成電圧ERが加えられると、受信合成電圧ER
に対して位相が90°遅れ、受信合成電圧ERに第1及び第
2の結合器DIP1及びDIP2の電圧伝送係数LR(f) を乗じた
電圧 -jERLR(f)が第3のハイブリッド回路HYB3の端子T
34 に出力され、他の端子に出力されることはない。図
1における第2のハイブリッド回路HYB2の端子T24 に無
反射終端器R2を接続して端子T23 を入力端子とし、第3
のハイブリッド回路HYB3の端子T34 に無反射終端器R3を
接続して端子T33 を入力端子としても前記と同様の作動
を営ませることができる。又、第1の結合器における第
1の伝送回路及び第2の結合器における第3の伝送回路
の各通過帯域を、共用空中線が受信する合成電圧の周波
数帯域、すなわち、共用送受信回路における共用受信回
路の分波入力周波数帯域にほぼ一致させ、第1の結合器
における第2の伝送回路及び第2の結合器における第4
の伝送回路の各通過帯域を、新たに増設する共用送受信
回路の共用送信回路の合波出力周波数帯域にほぼ一致さ
せることにより、第3のハイブリッド回路HYB3の端子T
34 に新たに増設した共用送受信回路における共用送信
回路の出力合成電圧を加えて共用空中線から放射させ、
共用空中線の受信合成電圧を、第2のハイブリッド回路
HYB2の端子T24 に出力させることができる。
【0022】図2は、本発明の他の実施例を示すブロッ
ク線図で、HYB1はハイブリッド回路、DIP1及びDIP2は第
1及び第2の結合器で、これらは図1における第1のハ
イブリッド回路HYB1、第1及び第2の結合器DIP1及びDI
P2と全く同様の構成である。BC1 は分配合成用の第1の
分岐回路、TB13は入力端子、TB11及びTB12はそれぞれ出
力端子、BC2 は分配合成用の第2の分岐回路、TB23は出
力端子、TB21及びTB 22はそれぞれ入力端子で、これらの
分岐回路は、それぞれ従来公知のうち、適宜の分岐回
路、例えば第1ないし第3の分岐線路より成り、第1の
分岐回路BC1 においては入力端子TB13と分岐点の間に、
第2の分岐回路BC2 においては出力端子TB23と分岐点の
間にそれぞれ例えば同軸線路より成るインピ−ダンス整
合素子を介在させて構成した分岐回路より成る。PS1 は
伝送電圧の位相を90°遅らせる第1の移相回路、PS2 は
第1の移相回路と同様の第2の移相回路で、従来公知の
適宜の移相回路を用いて本発明を実施することができ
る。
ク線図で、HYB1はハイブリッド回路、DIP1及びDIP2は第
1及び第2の結合器で、これらは図1における第1のハ
イブリッド回路HYB1、第1及び第2の結合器DIP1及びDI
P2と全く同様の構成である。BC1 は分配合成用の第1の
分岐回路、TB13は入力端子、TB11及びTB12はそれぞれ出
力端子、BC2 は分配合成用の第2の分岐回路、TB23は出
力端子、TB21及びTB 22はそれぞれ入力端子で、これらの
分岐回路は、それぞれ従来公知のうち、適宜の分岐回
路、例えば第1ないし第3の分岐線路より成り、第1の
分岐回路BC1 においては入力端子TB13と分岐点の間に、
第2の分岐回路BC2 においては出力端子TB23と分岐点の
間にそれぞれ例えば同軸線路より成るインピ−ダンス整
合素子を介在させて構成した分岐回路より成る。PS1 は
伝送電圧の位相を90°遅らせる第1の移相回路、PS2 は
第1の移相回路と同様の第2の移相回路で、従来公知の
適宜の移相回路を用いて本発明を実施することができ
る。
【0023】以下、ハイブリッド回路HYB1の端子T11 を
入力端子、端子T12 をアイソレ−ション端子、端子T13
をダイレクト端子、端子T14 を結合端子として、本実施
例における共用装置の作動を説明する。既設共用送受信
回路における共用送信回路出力の送信作動ハイブリッド
回路HYB1の入力端子T11 (又はアイソレ−ション端子T
12 )に既設の送受信回路における共用送信回路(図示
していない)の出力する合成電圧を加えることにより、
前実施例と全く同様にしてアイソレ−ション端子T12
(又は入力端子T11 )に接続された共用空中線を介して
既設の共用送受信回路における共用送信回路の合成出力
を放射することができる。
入力端子、端子T12 をアイソレ−ション端子、端子T13
をダイレクト端子、端子T14 を結合端子として、本実施
例における共用装置の作動を説明する。既設共用送受信
回路における共用送信回路出力の送信作動ハイブリッド
回路HYB1の入力端子T11 (又はアイソレ−ション端子T
12 )に既設の送受信回路における共用送信回路(図示
していない)の出力する合成電圧を加えることにより、
前実施例と全く同様にしてアイソレ−ション端子T12
(又は入力端子T11 )に接続された共用空中線を介して
既設の共用送受信回路における共用送信回路の合成出力
を放射することができる。
【0024】増設共用送受信回路における共用送信回路
出力の送信作動第1の分岐回路BC1 の入力端子TB13に新
たに増設した共用送受信回路における共用送信回路(図
示していない)の出力する合成電圧ETを加えると、第1
の分岐回路BC1 の出力端子TB12、第1の移相回路PS1 及
び第2の結合器DIP2の第3の伝送回路を介してハイブリ
ッド回路HYB1のダイレクト端子T13 に加えられる電圧
は、式(14)で示され、第1の分岐回路BC1 の出力端子
TB11及び第1の結合器DIP1の第1の伝送回路を介してハ
イブリッド回路HYB1の結合端子T14に加えられる電圧
は、式(15)で与えられる。
出力の送信作動第1の分岐回路BC1 の入力端子TB13に新
たに増設した共用送受信回路における共用送信回路(図
示していない)の出力する合成電圧ETを加えると、第1
の分岐回路BC1 の出力端子TB12、第1の移相回路PS1 及
び第2の結合器DIP2の第3の伝送回路を介してハイブリ
ッド回路HYB1のダイレクト端子T13 に加えられる電圧
は、式(14)で示され、第1の分岐回路BC1 の出力端子
TB11及び第1の結合器DIP1の第1の伝送回路を介してハ
イブリッド回路HYB1の結合端子T14に加えられる電圧
は、式(15)で与えられる。
【数11】 ハイブリッド回路HYB1のダイレクト端子T13 に式(14)
に示した電圧が加えられ、結合端子T14 に式(15)に示
した電圧が加えられると、ハイブリッド回路HYB1の各端
子T11 、T12 、T13 及びT14 の電圧ET11、ET12、ET13及
びET14は、次式で表される。
に示した電圧が加えられ、結合端子T14 に式(15)に示
した電圧が加えられると、ハイブリッド回路HYB1の各端
子T11 、T12 、T13 及びT14 の電圧ET11、ET12、ET13及
びET14は、次式で表される。
【0025】
【数12】
【0026】式(16)から明らかなように、第1の分岐
回路の入力端子TB13に合成電圧ETを加えると、入力合成
電圧ETに対して位相が90°遅れ、入力合成電圧ETに第1
及び第2の結合器DIP1及びDIP2の電圧伝送係数LT(f) を
乗じた電圧 -jESΓ(f) がアイソレ−ション端子T12 を
介して共用空中線に加えられ、他の端子に出力されるこ
とはない。
回路の入力端子TB13に合成電圧ETを加えると、入力合成
電圧ETに対して位相が90°遅れ、入力合成電圧ETに第1
及び第2の結合器DIP1及びDIP2の電圧伝送係数LT(f) を
乗じた電圧 -jESΓ(f) がアイソレ−ション端子T12 を
介して共用空中線に加えられ、他の端子に出力されるこ
とはない。
【0027】受信作動 ハイブリッド回路HYB1のアイソレ−ション端子T12 に共
用空中線の受信合成電圧ERが加えられると、ハイブリッ
ド回路HYB1の各端子T11 、T12 、T13 及びT14に現れる
電圧ER11、ER12、ER13及びER14は、次式で表される。
用空中線の受信合成電圧ERが加えられると、ハイブリッ
ド回路HYB1の各端子T11 、T12 、T13 及びT14に現れる
電圧ER11、ER12、ER13及びER14は、次式で表される。
【数13】
【0028】ハイブリッド回路HYB1のダイレクト端子T
13の電圧は、第2の結合器DIP2の第4の伝送回路及び第
2の移相回路PS2 を介して第2の分岐回路BC2 の入力端
子TB 22に伝達され、ハイブリッド回路HYB1の結合端子T
14 の電圧は、第1の結合器DIP1の第2の伝送回路を介
して第2の分岐回路BC2 の入力端子TB21に伝達されるか
ら、第2の分岐回路BC2 の入力端子TB22に加えられる電
圧は式(18)で示され、第2の分岐回路BC2 の入力端子
TB21に加えられる電圧は式(19)で与えられる。
13の電圧は、第2の結合器DIP2の第4の伝送回路及び第
2の移相回路PS2 を介して第2の分岐回路BC2 の入力端
子TB 22に伝達され、ハイブリッド回路HYB1の結合端子T
14 の電圧は、第1の結合器DIP1の第2の伝送回路を介
して第2の分岐回路BC2 の入力端子TB21に伝達されるか
ら、第2の分岐回路BC2 の入力端子TB22に加えられる電
圧は式(18)で示され、第2の分岐回路BC2 の入力端子
TB21に加えられる電圧は式(19)で与えられる。
【数14】 式(18)及び式(19)で表される電圧は互いに同相であ
るから、第2の分岐回路BC2 の出力端子TB23に出力する
合成電圧は、受信電圧ERに対応したものとなる。
るから、第2の分岐回路BC2 の出力端子TB23に出力する
合成電圧は、受信電圧ERに対応したものとなる。
【0029】本実施例においても、第1の結合器におけ
る第1の伝送回路及び第2の結合器における第3の伝送
回路の各通過帯域を、共用空中線が受信する合成電圧の
周波数帯域、すなわち、共用送受信回路における共用受
信回路の分波入力周波数帯域にほぼ一致させ、第1の結
合器における第2の伝送回路及び第2の結合器における
第4の伝送回路の各通過帯域を、新たに増設する共用送
受信回路の共用送信回路の合波出力周波数帯域にほぼ一
致させることにより、第2の分岐回路BC2 の端子TB23に
新たに増設した共用送受信回路における共用送信回路の
出力合成電圧を加えて共用空中線から放射させ、共通空
中線の受信合成電圧を、第1の分岐回路BC1 の端子TB13
に出力させることができる。
る第1の伝送回路及び第2の結合器における第3の伝送
回路の各通過帯域を、共用空中線が受信する合成電圧の
周波数帯域、すなわち、共用送受信回路における共用受
信回路の分波入力周波数帯域にほぼ一致させ、第1の結
合器における第2の伝送回路及び第2の結合器における
第4の伝送回路の各通過帯域を、新たに増設する共用送
受信回路の共用送信回路の合波出力周波数帯域にほぼ一
致させることにより、第2の分岐回路BC2 の端子TB23に
新たに増設した共用送受信回路における共用送信回路の
出力合成電圧を加えて共用空中線から放射させ、共通空
中線の受信合成電圧を、第1の分岐回路BC1 の端子TB13
に出力させることができる。
【0030】図3は、図1に示した実施例における端子
間伝送特性の一例を示す曲線図で、横軸は伝送周波数f
(MHz) 、縦軸は減衰量ATT(dB) 、曲線1は図1における
第2のハイブリッド回路HYB2の入力端子T24 と第1のハ
イブリッド回路HYB1のアイソレ−ション端子T12 間の伝
送特性を示し、曲線2は第1のハイブリッド回路HYB1の
アイソレ−ション端子T12 と第3のハイブリッド回路HY
B3の入力端子T34 間の伝送特性である。図4は、図1に
おける第1のハイブリッド回路HYB1の入力端子T11 又は
アイソレ−ション端子T12 から見た反射特性の一例を示
す曲線図で、横軸は伝送周波数f(MHz) 、縦軸は減衰量
ATT(dB) 、曲線の3の部分は、第1及び第2の結合器DI
P1及びDIP2における第1及び第3の伝送回路による反射
特性、曲線の4の部分は反射伝送特性、曲線の5の部分
は、第1及び第2の結合器DIP1及びDIP2における第2及
び第4の伝送回路による反射特性である。図2に示した
実施例における第1の分岐回路BC1 の入力端子TB13とハ
イブリッド回路HYB1のアイソレ−ション端子T12 間の伝
送特性及びハイブリッド回路HYB1のアイソレ−ション端
子T12 と第2の分岐回路BC2 の出力端子TB23間の伝送特
性もほぼ図3と同様である。図5は、図2に示した実施
例における反射特性の一例を示す曲線図で、横軸及び縦
軸は図4と同様で、曲線6は第1の分岐回路BC1 の入力
端子TB13から見た第1及び第2の結合器DIP1及びDIP2に
おける第1及び第3の伝送回路による反射特性、曲線7
は第2の分岐回路BC2 の端子TB23から見た第1及び第2
の結合器DIP1及びDIP2における第2及び第4の伝送回路
による反射特性である。
間伝送特性の一例を示す曲線図で、横軸は伝送周波数f
(MHz) 、縦軸は減衰量ATT(dB) 、曲線1は図1における
第2のハイブリッド回路HYB2の入力端子T24 と第1のハ
イブリッド回路HYB1のアイソレ−ション端子T12 間の伝
送特性を示し、曲線2は第1のハイブリッド回路HYB1の
アイソレ−ション端子T12 と第3のハイブリッド回路HY
B3の入力端子T34 間の伝送特性である。図4は、図1に
おける第1のハイブリッド回路HYB1の入力端子T11 又は
アイソレ−ション端子T12 から見た反射特性の一例を示
す曲線図で、横軸は伝送周波数f(MHz) 、縦軸は減衰量
ATT(dB) 、曲線の3の部分は、第1及び第2の結合器DI
P1及びDIP2における第1及び第3の伝送回路による反射
特性、曲線の4の部分は反射伝送特性、曲線の5の部分
は、第1及び第2の結合器DIP1及びDIP2における第2及
び第4の伝送回路による反射特性である。図2に示した
実施例における第1の分岐回路BC1 の入力端子TB13とハ
イブリッド回路HYB1のアイソレ−ション端子T12 間の伝
送特性及びハイブリッド回路HYB1のアイソレ−ション端
子T12 と第2の分岐回路BC2 の出力端子TB23間の伝送特
性もほぼ図3と同様である。図5は、図2に示した実施
例における反射特性の一例を示す曲線図で、横軸及び縦
軸は図4と同様で、曲線6は第1の分岐回路BC1 の入力
端子TB13から見た第1及び第2の結合器DIP1及びDIP2に
おける第1及び第3の伝送回路による反射特性、曲線7
は第2の分岐回路BC2 の端子TB23から見た第1及び第2
の結合器DIP1及びDIP2における第2及び第4の伝送回路
による反射特性である。
【0031】
【発明の効果】本発明共用装置は、図6に示した従来装
置に較べてハイブリッド回路等の構成素子の数及び構成
素子間の接続線路の数が少なく、それだけ構成を簡潔小
型化することができ、製作も比較的容易で、電気的特性
も良好である。
置に較べてハイブリッド回路等の構成素子の数及び構成
素子間の接続線路の数が少なく、それだけ構成を簡潔小
型化することができ、製作も比較的容易で、電気的特性
も良好である。
【図1】本発明の一実施例を示すブロック線図である。
【図2】本発明の他の実施例を示すブロック線図であ
る。
る。
【図3】本発明装置の伝送特性の一例を示す曲線図であ
る。
る。
【図4】本発明装置の反射特性の一例を示す曲線図であ
る。
る。
【図5】本発明装置の反射特性の一例を示す曲線図であ
る。
る。
【図6】従来装置を示すブロック線図である。
HYB1 ハイブリッド回路 HYB2 ハイブリッド回路 HYB3 ハイブリッド回路 HYB4 ハイブリッド回路 HYB5 ハイブリッド回路 HYB6 ハイブリッド回路 HYB7 ハイブリッド回路 DIP1 結合器 DIP2 結合器 R2 無反射終端器 R3 無反射終端器 R6 無反射終端器 R7 無反射終端器 BC1 分岐回路 BC2 分岐回路 PS1 移相回路 PS2 移相回路 BPF1 帯域通過ろ波器 BPF2 帯域通過ろ波器 BPF3 帯域通過ろ波器 BPF4 帯域通過ろ波器
Claims (4)
- 【請求項1】2個の端子の出力が互いに90°の位相差を
有すると共に、振幅がほぼ等しい電気的特性をそれぞれ
有する第1ないし第3のハイブリッド回路と、 通過帯域の異なる第1及び第2の伝送回路より成る第1
の結合器と、 前記第1の結合器における第1の伝送回路の通過帯域と
ほぼ等しい通過帯域を有する第3の伝送回路及び前記第
1の結合器における第2の伝送回路の通過帯域とほぼ等
しい通過帯域を有する第4の伝送回路より成る第2の結
合器とを備え、 前記第1のハイブリッド回路における前記2個の端子の
うちの一方の端子を、 前記第1の結合器における第1の伝送回路を介して前記
第2のハイブリッド回路における前記2個の端子のうち
の一方の端子に接続すると共に、 前記第1のハイブリッド回路における前記2個の端子の
うちの一方の端子を、前記第1の結合器における第2の
伝送回路を介して前記第3のハイブリッド回路における
前記2個の端子のうちの一方の端子に接続し、 前記第1のハイブリッド回路における前記2個の端子の
うちの他方の端子を、前記第2の結合器における第3の
伝送回路を介して前記第2のハイブリッド回路における
前記2個の端子のうちの他方の端子に接続すると共に、 前記第1のハイブリッド回路における前記2個の端子の
うちの他方の端子を、前記第2の結合器における第4の
伝送回路を介して前記第3のハイブリッド回路における
前記2個の端子のうちの他方の端子に接続して成ること
を特徴とする空中線共用装置。 - 【請求項2】第1の結合器における第1の伝送回路及び
第2の結合器における第3の伝送回路の各通過帯域が、
共用回路の合波出力(又は分波入力)周波数帯域にほぼ
等しく、第1の結合器における第2の伝送回路及び第2
の結合器における第4の伝送回路の各通過帯域が、共用
回路の分波入力(又は合波出力)周波数帯域にほぼ等し
い請求項1に記載の空中線共用装置。 - 【請求項3】2個の端子の出力が互いに90°の位相差を
有すると共に、振幅がほぼ等しい電気的特性を有するハ
イブリッド回路と、 通過帯域の異なる第1及び第2の伝送回路より成る第1
の結合器と、 前記第1の結合器における第1の伝送回路の通過帯域と
ほぼ等しい通過帯域を有する第3の伝送回路及び前記第
1の結合器における第2の伝送回路の通過帯域とほぼ等
しい通過帯域を有する第4の伝送回路より成る第2の結
合器と、 第1及び第2の90°移相回路と、 第1及び第2の分岐回路とを備え、 前記ハイブリッド回路における前記2個の端子のうちの
一方の端子を、前記第1の結合器における第1の伝送回
路を介して前記第1の分岐回路における一方の分岐線路
に接続すると共に、 前記ハイブリッド回路における前記2個の端子のうちの
一方の端子を、前記第1の結合器における第2の伝送回
路を介して前記第2の分岐回路における一方の分岐線路
に接続し、 前記ハイブリッド回路における前記2個の端子のうちの
他方の端子を、前記第2の結合器における第3の伝送回
路及び前記第1の90°移相回路を介して前記第1の分岐
回路における他方の分岐線路に接続すると共に、 前記ハイブリッド回路における前記2個の端子のうちの
他方の端子を、前記第2の結合器における第4の伝送回
路及び前記第2の90°移相回路を介して前記第2の分岐
回路における他方の分岐線路に接続して成ることを特徴
とする空中線共用装置。 - 【請求項4】第1の結合器における第1の伝送回路及び
第2の結合器における第3の伝送回路の各通過帯域が、
共用回路の合波出力(又は分波入力)周波数帯域にほぼ
等しく、第1の結合器における第2の伝送回路及び第2
の結合器における第4の伝送回路の各通過帯域が、共用
回路の分波入力(又は合波出力)周波数帯域にほぼ等し
い請求項3に記載の空中線共用装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3329534A JPH0744371B2 (ja) | 1991-11-18 | 1991-11-18 | 空中線共用装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3329534A JPH0744371B2 (ja) | 1991-11-18 | 1991-11-18 | 空中線共用装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05145305A true JPH05145305A (ja) | 1993-06-11 |
JPH0744371B2 JPH0744371B2 (ja) | 1995-05-15 |
Family
ID=18222443
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3329534A Expired - Fee Related JPH0744371B2 (ja) | 1991-11-18 | 1991-11-18 | 空中線共用装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0744371B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008526155A (ja) * | 2004-12-31 | 2008-07-17 | ケイエムダブリュー インコーポレイテッド | 無線通信基地局共用化装置 |
JP2009528759A (ja) * | 2006-02-28 | 2009-08-06 | ケーエムダブリュ・インコーポレーテッド | 無線通信基地局の共用化装置 |
US8046027B2 (en) | 2004-12-31 | 2011-10-25 | Kmw Inc. | Apparatus for using a wireless communication base station in common |
-
1991
- 1991-11-18 JP JP3329534A patent/JPH0744371B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008526155A (ja) * | 2004-12-31 | 2008-07-17 | ケイエムダブリュー インコーポレイテッド | 無線通信基地局共用化装置 |
US8046027B2 (en) | 2004-12-31 | 2011-10-25 | Kmw Inc. | Apparatus for using a wireless communication base station in common |
JP2009528759A (ja) * | 2006-02-28 | 2009-08-06 | ケーエムダブリュ・インコーポレーテッド | 無線通信基地局の共用化装置 |
US7941187B2 (en) | 2006-02-28 | 2011-05-10 | Kmw Inc. | Apparatus for using a wireless communication base station in common |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0744371B2 (ja) | 1995-05-15 |
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