JP2532736Y2 - ステント - Google Patents

ステント

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JP2532736Y2
JP2532736Y2 JP2662691U JP2662691U JP2532736Y2 JP 2532736 Y2 JP2532736 Y2 JP 2532736Y2 JP 2662691 U JP2662691 U JP 2662691U JP 2662691 U JP2662691 U JP 2662691U JP 2532736 Y2 JP2532736 Y2 JP 2532736Y2
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年夫 児島
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株式会社長田中央研究所
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本考案は、ステント、より詳細には、身体
の内腔を開口保持するために用いる用具に関する。
【0002】
【従来技術】ステントは、従来、皮膚の移植時に身体の
開口部又は内腔を開口保持するために用いるものである
が、最近では、収縮しやすい内腔の交通性を確保するた
めに用いられるようになり、具体的には、血管狭窄の治
療や血管閉塞の解除に有効なことが分ってきた。図3
は、ステントの一例を説明するための斜視図で、ステン
ト10は、単一の剛線例えばステンレスワイヤー1から
成り、該剛線1が何回か折り返され形成され、その端部
が相互に連結固着2されている。図4は、ステント10
に構成する前の剛線1の状態を示す図で、剛線1は、同
図に示すように、何回か折り返されて形成され、その両
端2′,2′が図1に2にて示したように連結固着され
て構成され、各折り返し部3においてばね力が付され
る。従って、両端部2′,2′を連結して、図2に示す
ように、筒状に構成した時は、該筒状の直径Dを最大に
保持するようにばね力が作用する。従って、これを、直
径がDより小さい内腔に挿入し、該内腔内に保持すれ
ば、該内腔は該ステント10のばね力によって開口さ
れ、該内腔は交通可能となり、該ステントを、例えば、
食道内に挿入した時は、該円筒内を通して食料又は飲料
が胃に供給される。上述のごときステント10を内腔
内、例えば、食道内に入れるには、可撓性のチューブの
先端に該ステント10を挿入しておき、このチューブを
食道に挿入し、該ステント10を留置しておく位置(食
道の狭窄位置)まで挿入し、次いで、前記チューブ内に
例えば、該チューブの内径に略等しい外径(先端部のみ
でもよい)の可撓性の剛体を挿入し、該剛体の先端でス
テントを押えて前記チューブを引き抜けば、ステントは
その位置に残留し、所望の位置にステントを置くことが
できる。
【0003】上述のごときステントにおいて、ステント
10の径Dが内腔の径に対して十分に大きい時は、該ス
テント10を前述のようにして内腔内に留置した時に、
該内腔近傍の神経が該ステントによる圧迫力を受け、常
に異物感を受け、不快である。
【0004】
【目的】本考案は、上述のごとき実情に鑑みてなされた
もので、内腔内に留置された時に、異物感をあまり感じ
ないステントを提供することを目的としてなされたもの
である。
【0005】
【構成】本考案は、上記目的を達成するために、(1)
単一の剛線が数回折り返され、かつ、該剛線の両終端部
が接合されて筒状に構成されたステントであって、該ス
テントは、該筒状の両側部における折り返し部が、ワイ
ヤーにて所望の径に結束されていること、或いは、
(2)単一の剛線が数回折り返され、かつ、該剛線の両
終端部が接合されて筒状に構成されたステント本体と、
一部に切り欠きを有するC字状の異なる径の複数対のリ
ング部材とから成ることを特徴としたものである。以
下、本考案によるステントの実施例に基づいて説明す
る。
【0006】図1は、本考案によるステントの一実施例
を説明するための構成図で、図中、図3に示した従来技
術と同様の作用をする部分には、図3の場合と同一の参
照番号が付してある。而して、図1において、5,5
は、ステント10の両端部に設けられたステンレスワイ
ヤー等の細いワイヤーで、該ワイヤー5,5によって、
ステント10の径を小さくしている。例えば、図3に示
したステント10の径をDとすれば、該ワイヤー5,5
によって、該ステント10の径をDより小さなD0(D
>D0)としている。換言すれば、これらワイヤー5,
5によってステント10の径を小さくし、該ステント1
0を内腔内に留置した時の、該ステント10による圧迫
感を感じないようにしている。この径D0は、治療を受
ける口腔の径に合せて決められるが、予め、生産現場
で、動物の種類、治療部位等に応じて決めて、図示のよ
うに、一体的に構成してしまってもよいが、治療現場に
て、症状、治療部位等に応じて決めるようにしてもよ
い。例えば、図3に示したような既製の比較的径の大き
いステント10と、細いステンレスワイヤー等を準備し
ておき、治療現場において、ステントを配置しようとす
る内腔の径に応じて、該ステンレスワイヤーの長さを決
めて、これを図1に示したようにステント10の両側端
部における折り返し部3を順次通した後、その端部同志
を溶着5′,5′することによって、治療現場にて決め
るようにしてもよい。更には、図2に示すように、一部
に切り欠き7aを有するC字状の剛性のリング対71
1;72,72を、直径を変えて複数対準備しておき、
治療現場にて症状、治療部位等に応じて、所望の径のリ
ング対を選択し、前記切り欠き部7aを利用して、ステ
ント10の両折り返し部3の内側を順次通して、両折り
返し部端において、図1に示したように固定して所望の
径のステントを形成するようにしてもよい。
【0007】
【効果】以上の説明から明らかなように、本考案による
と、簡単な構成によって、症状に適した所望の径のステ
ントを得ることができ、内腔内に留置した時に圧迫感を
感じないステントを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案によるステントの一実施例を説明する
ための図である。
【図2】 本考案によるステントを形成するために使用
する部材の例を示す図である。
【図3】 従来のステントの一例を説明するための斜視
図である。
【図4】 ステントを作る前の剛線の状態を示す図であ
る。
【符号の説明】
1…剛線、2…剛線の端部接続部、2′…剛線の端部、
3…剛線の折り返し部、5…剛線、71,71,72,72
…リング対、10…ステント。

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 単一の剛線が数回折り返され、かつ、該
    剛線の両終端部が接合されて筒状に構成されたステント
    であって、該ステントは、該筒状の両側部における折り
    返し部が、ワイヤーにて所望の径に結束されていること
    を特徴とするステント。
  2. 【請求項2】 単一の剛線が数回折り返され、かつ、該
    剛線の両終端部が接合されて筒状に構成されたステント
    本体と、一部に切り欠きを有するC字状の異なる径の複
    数対のリング部材とから成ることを特徴とするステン
    ト。
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JP2568009Y2 (ja) * 1991-12-27 1998-04-08 泉工医科工業株式会社 気管の内径確保用器具
JP4751540B2 (ja) * 2001-08-30 2011-08-17 マニー株式会社 ステント

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