JP2532631Y2 - ブレード装置 - Google Patents
ブレード装置Info
- Publication number
- JP2532631Y2 JP2532631Y2 JP9174791U JP9174791U JP2532631Y2 JP 2532631 Y2 JP2532631 Y2 JP 2532631Y2 JP 9174791 U JP9174791 U JP 9174791U JP 9174791 U JP9174791 U JP 9174791U JP 2532631 Y2 JP2532631 Y2 JP 2532631Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- blade
- blade body
- bent
- portions
- blade device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、油圧ショベル、バック
ホー等の建設機械車両に装着される排土用のブレード装
置に関するものである。
ホー等の建設機械車両に装着される排土用のブレード装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在の建設機械車両に装着されている一
般的な排土用のブレード装置は、図2に示されるよう
に、ブレード本体1が上端から下端にわたって全体的に
円弧状に彎曲形成され、このブレード本体1の下端にカ
ッティングエッジ2が一体に取付けられている。前記円
弧状ブレード本体形状は土を円滑に巻込むには優れてい
るが、設計図面通りの形状にするために円弧の曲率半径
を修正する場合が多く製作が容易でない。さらに、この
円弧状ブレード本体1は正確には上下対称形に形成され
ておらず、上半分と下半分とで微妙に形状が異なるた
め、ブレード本体1の上下を逆にして取付けてしまう等
の製作ミスが発生し、排土機能および作業中の安全性に
支障をきたす原因となっている。
般的な排土用のブレード装置は、図2に示されるよう
に、ブレード本体1が上端から下端にわたって全体的に
円弧状に彎曲形成され、このブレード本体1の下端にカ
ッティングエッジ2が一体に取付けられている。前記円
弧状ブレード本体形状は土を円滑に巻込むには優れてい
るが、設計図面通りの形状にするために円弧の曲率半径
を修正する場合が多く製作が容易でない。さらに、この
円弧状ブレード本体1は正確には上下対称形に形成され
ておらず、上半分と下半分とで微妙に形状が異なるた
め、ブレード本体1の上下を逆にして取付けてしまう等
の製作ミスが発生し、排土機能および作業中の安全性に
支障をきたす原因となっている。
【0003】また、実公平3−3649号公報に示され
るように、複数の曲折部を介して連設された複数の平面
部によりブレード本体が凹形状に形成され、このブレー
ド本体の下端にカッティングエッジが設けられたブレー
ド装置がある。
るように、複数の曲折部を介して連設された複数の平面
部によりブレード本体が凹形状に形成され、このブレー
ド本体の下端にカッティングエッジが設けられたブレー
ド装置がある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】この公報記載のブレー
ド装置も、ブレード本体の各曲折部での曲率半径や、各
曲折部を介して隣接する平面部間の角度が正確に見ると
同一でない。このため、公報記載のブレード装置におい
てブレード本体の上端に一体形成された後方への折曲部
が設けられていないタイプでは、ブレード本体の上半分
と下半分とで形状が微妙に異なるため、図2のものと同
様に、ブレード本体の上下を逆にして取付けてしまう等
の製作ミスが発生し、排土機能および作業中の安全性に
支障をきたす原因となっている。
ド装置も、ブレード本体の各曲折部での曲率半径や、各
曲折部を介して隣接する平面部間の角度が正確に見ると
同一でない。このため、公報記載のブレード装置におい
てブレード本体の上端に一体形成された後方への折曲部
が設けられていないタイプでは、ブレード本体の上半分
と下半分とで形状が微妙に異なるため、図2のものと同
様に、ブレード本体の上下を逆にして取付けてしまう等
の製作ミスが発生し、排土機能および作業中の安全性に
支障をきたす原因となっている。
【0005】本考案は、このような点に鑑みなされたも
ので、ブレード本体を上下逆にする製作ミスをなくし
て、正常な排土機能と作業中の安全性とを確保すること
を目的とするものである。
ので、ブレード本体を上下逆にする製作ミスをなくし
て、正常な排土機能と作業中の安全性とを確保すること
を目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は、複数の曲折部
を介して連設された複数の平面部によりブレード本体が
凹形状に形成されたブレード装置において、ブレード本
体の全ての曲折部が同一の曲率半径で曲折され、各曲折
部を介して隣接する全ての平面部間が同一の曲げ角度に
設定され、かつブレード本体の上半分と下半分とが上下
対称形に形成されたブレード装置である。
を介して連設された複数の平面部によりブレード本体が
凹形状に形成されたブレード装置において、ブレード本
体の全ての曲折部が同一の曲率半径で曲折され、各曲折
部を介して隣接する全ての平面部間が同一の曲げ角度に
設定され、かつブレード本体の上半分と下半分とが上下
対称形に形成されたブレード装置である。
【0007】
【作用】本考案は、ブレード本体が上下対称形に形成さ
れているので、製作段階でこのブレード本体の上下を問
題にする必要がない。
れているので、製作段階でこのブレード本体の上下を問
題にする必要がない。
【0008】
【実施例】以下、本考案を図1に示される実施例を参照
して詳細に説明する。
して詳細に説明する。
【0009】図1に示されたブレード装置は、一枚のブ
レード本体11が複数の曲折部11a ,11b ,11c を介して
連設された複数の平面部11d ,11e ,11f ,11g により
凹形状に形成され、このブレード本体11の下端にカッテ
ィングエッジ12が溶接付けされ、このカッティングエッ
ジ12から平面部11f にわたって背面側に下部補強板13が
溶接付けされ、平面部11f から平面部11g の上端にわた
って背面側に上部補強板14が溶接付けされている。
レード本体11が複数の曲折部11a ,11b ,11c を介して
連設された複数の平面部11d ,11e ,11f ,11g により
凹形状に形成され、このブレード本体11の下端にカッテ
ィングエッジ12が溶接付けされ、このカッティングエッ
ジ12から平面部11f にわたって背面側に下部補強板13が
溶接付けされ、平面部11f から平面部11g の上端にわた
って背面側に上部補強板14が溶接付けされている。
【0010】前記下部補強板13には、建設機械車両から
突設されたプッシュアーム15の先端が溶接付けされ、こ
のプッシュアーム15の上面から前記下部補強板13および
上部補強板14にわたってリブ16が溶接付けにより設けら
れている。
突設されたプッシュアーム15の先端が溶接付けされ、こ
のプッシュアーム15の上面から前記下部補強板13および
上部補強板14にわたってリブ16が溶接付けにより設けら
れている。
【0011】ブレード本体11の各曲折部11a ,11b ,11
c には円弧が付けられているが、全ての曲折部11a ,11
b ,11c での円弧が同一の曲率半径Rで曲折され、ま
た、各曲折部11a ,11b ,11c を介して隣接する全ての
平面部11d ,11e ,11f ,11gの間が同一の曲げ角度θ
に設定され、さらに、平面部11d および平面部11g がと
もに同一寸法L1に形成され、平面部11e および平面部11
f がともに同一寸法L2に形成されている。この結果、ブ
レード本体11の上半分と下半分とが中央の曲折部11b を
通る対称基準線17にて上下対称形に形成されており、上
下を逆にしても同じ形状となる。
c には円弧が付けられているが、全ての曲折部11a ,11
b ,11c での円弧が同一の曲率半径Rで曲折され、ま
た、各曲折部11a ,11b ,11c を介して隣接する全ての
平面部11d ,11e ,11f ,11gの間が同一の曲げ角度θ
に設定され、さらに、平面部11d および平面部11g がと
もに同一寸法L1に形成され、平面部11e および平面部11
f がともに同一寸法L2に形成されている。この結果、ブ
レード本体11の上半分と下半分とが中央の曲折部11b を
通る対称基準線17にて上下対称形に形成されており、上
下を逆にしても同じ形状となる。
【0012】このように、ブレード本体11の3箇所の曲
折部11a ,11b ,11c を同一の曲率半径Rおよび角度θ
に曲げ加工するので、その曲げ加工が容易である。ま
た、ブレード本体11を中央の曲折部11b を中心に上下対
称形状に形成しているので、製作段階でこのブレード本
体11の上下を問題にする必要がなく、逆にしても使用で
きる。例えば、平面部11g にカッティングエッジ12を溶
接した場合は、この平面部11g を下側にして下部補強板
13および上部補強板14等の製作を続行すればよい。この
ように、製作ミスの発生は皆無となり、作業中の安全性
も高まる。
折部11a ,11b ,11c を同一の曲率半径Rおよび角度θ
に曲げ加工するので、その曲げ加工が容易である。ま
た、ブレード本体11を中央の曲折部11b を中心に上下対
称形状に形成しているので、製作段階でこのブレード本
体11の上下を問題にする必要がなく、逆にしても使用で
きる。例えば、平面部11g にカッティングエッジ12を溶
接した場合は、この平面部11g を下側にして下部補強板
13および上部補強板14等の製作を続行すればよい。この
ように、製作ミスの発生は皆無となり、作業中の安全性
も高まる。
【0013】図1に示される実施例のように、3箇所の
曲折部11a ,11b ,11c を設けた場合は、前記公報に示
された2箇所の曲折部を有するブレードよりも、ブレー
ド本体11が円弧状彎曲面に近い形状となるので、土を巻
込みやすく排土作業性能を向上できる。
曲折部11a ,11b ,11c を設けた場合は、前記公報に示
された2箇所の曲折部を有するブレードよりも、ブレー
ド本体11が円弧状彎曲面に近い形状となるので、土を巻
込みやすく排土作業性能を向上できる。
【0014】なお、この実施例のブレード本体11は、三
つの曲折部11a ,11b ,11c により四つの平面部11d ,
11e ,11f ,11g を形成したものであるが、本考案はこ
の数に限定されるものでないことは言うまでもない。
つの曲折部11a ,11b ,11c により四つの平面部11d ,
11e ,11f ,11g を形成したものであるが、本考案はこ
の数に限定されるものでないことは言うまでもない。
【0015】
【考案の効果】本考案によれば、ブレード本体に上下の
区別がないので、ブレード本体を上下逆にする製作ミス
が起こり得ず、ブレード装置の製作が容易であるととも
に、正常な排土機能と作業中の安全性とを確保できる。
区別がないので、ブレード本体を上下逆にする製作ミス
が起こり得ず、ブレード装置の製作が容易であるととも
に、正常な排土機能と作業中の安全性とを確保できる。
【図1】本考案のブレード装置の一実施例を示す側面図
である。
である。
【図2】従来のブレード装置を示す側面図である。
11 ブレード本体 11a ,11b ,11c 曲折部 11d ,11e ,11f ,11g 平面部 12 カッティングエッジ R 曲率半径 θ 曲げ角度
Claims (1)
- 【請求項1】 複数の曲折部を介して連設された複数の
平面部によりブレード本体が凹形状に形成されたブレー
ド装置において、 ブレード本体の全ての曲折部が同一の曲率半径で曲折さ
れ、各曲折部を介して隣接する全ての平面部間が同一の
曲げ角度に設定され、かつブレード本体の上半分と下半
分とが上下対称形に形成されたことを特徴とするブレー
ド装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9174791U JP2532631Y2 (ja) | 1991-11-08 | 1991-11-08 | ブレード装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9174791U JP2532631Y2 (ja) | 1991-11-08 | 1991-11-08 | ブレード装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0542344U JPH0542344U (ja) | 1993-06-08 |
JP2532631Y2 true JP2532631Y2 (ja) | 1997-04-16 |
Family
ID=14035130
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9174791U Expired - Lifetime JP2532631Y2 (ja) | 1991-11-08 | 1991-11-08 | ブレード装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2532631Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005299330A (ja) * | 2004-04-15 | 2005-10-27 | Kobelco Contstruction Machinery Ltd | ショベルのドーザ |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007032191A1 (ja) * | 2005-09-14 | 2007-03-22 | Komatsu Ltd. | 作業機械用ブレード装置およびこれが搭載された作業機械 |
-
1991
- 1991-11-08 JP JP9174791U patent/JP2532631Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005299330A (ja) * | 2004-04-15 | 2005-10-27 | Kobelco Contstruction Machinery Ltd | ショベルのドーザ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0542344U (ja) | 1993-06-08 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19961113 |