JP2532559Y2 - 静電塗装装置におけるガン先端電圧検出装置 - Google Patents

静電塗装装置におけるガン先端電圧検出装置

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JP2532559Y2
JP2532559Y2 JP1990005958U JP595890U JP2532559Y2 JP 2532559 Y2 JP2532559 Y2 JP 2532559Y2 JP 1990005958 U JP1990005958 U JP 1990005958U JP 595890 U JP595890 U JP 595890U JP 2532559 Y2 JP2532559 Y2 JP 2532559Y2
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正美 村田
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旭サナック 株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、直流高圧電源を備えた高電圧発生器により
静電塗装ガンの先端に設けた電極に高電圧に印加し、ガ
ンの先端と被塗装物との間に形成された高電位の静電界
の作用により霧化塗料を被塗装物に塗着するようにした
静電塗装装置において、特に、その静電塗装ガンの先端
の電圧と、直流高圧電源の電圧を検出する装置に関す
る。
従来の技術及び考案が解決しようとする問題点 従来の静電塗装装置の一例を、本考案の一実施例を示
す第1図を参照して説明すると、静電塗装ガン13に電圧
を印加する高電圧発生器1は、コツククロフト型多段整
流器からなる直流高圧電源2の両側に、その直流高圧電
源2の保護用抵抗3と電流計4とを直列接続した出力回
路5の、保護用抵抗3側の端部に出力端子7を設けると
ともに、反対側の端部にアース端子8を設けてアース
し、かつ、放電用抵抗9を接続した放電回路11を、上記
の直流高圧電源2と電流計4の部分と並列に接続した構
造になり、この高電圧発生器1の出力端子7に静電塗装
ガン13を接続して、ガン13の先端の塗料噴出口付近に設
けた電極14にマイナスの高電圧を印加するとともに、被
塗装物Xをアース端子8に接続してアースし、ガン13の
先端と被塗装物Xとの間に高電位の静電界を形成して、
その作用によりガン13の塗料噴出口から噴出された霧化
塗料を被塗装物Xに塗着するようになつている。
ところでこのような静電塗装では、良好な塗装を施す
ために静電塗装ガン13の先端の電圧を管理して適正に保
つことが重要であるが、そのガン13の先端の電圧を検出
する場合、従来は、別途用意した特別の電圧測定器を使
用する方法が取られており、繁雑な作業が余儀なくされ
て管理が面倒であり、また、ガン先端の電圧が低下した
ときに、その原因が被塗物の異状接近によるものか、直
流高圧電源の異状によるものか、判別ができないという
欠点があつた。
問題点を解決するための手段 本考案の静電塗装装置におけるガン先端電圧検出装置
は、叙上の点に鑑み案出されたものであつて、高電圧発
生器の出力回路、及び、放電回路に、夫々、抵抗値の小
さい検出用抵抗を介設して、その各検出用抵抗に夫々作
用する電圧値を取り出す検出端子を設け、かつ、放電回
路に直流高圧電源のマイナス端の電圧に応じた電圧を表
示する電圧計を設けるとともに、その各検出端子から取
り出された両電圧値に基づいて一定の演算を行う演算器
を接続して、その演算器にその演算出力に応じた電圧値
を表示する電圧計を接続した構成とした。
考案の作用及び効果 本考案は上記構成になり、静電塗装ガンの先端の電圧
は、各検出用抵抗の抵抗値が小さいことから、放電回路
を流れる電流値に放電用抵抗の抵抗値を乗じた電圧か
ら、出力回路の出力端子側における放電回路との接続点
から静電塗装ガンに流れる電流値、すなわち、出力電流
値から放電回路の電流値を引いた電流値に、直流高圧電
源の保護用抵抗とガンの内部抵抗の抵抗値の和を乗じた
電圧を引き算することによつて表され、ここで、その演
算式における未知数である出力電流値と放電回路の電流
値は、出力回路及び放電回路に夫々検出用抵抗が介設さ
れていて、各検出用抵抗に作用する電圧を求めることに
よつて得られるから、これを上記の演算式に代入して整
理すると、ガン先端の電圧は、各検出用抵抗に作用する
電圧のみを未知数とする一定の演算式で求められること
となり、この各検出用抵抗に作用する電圧値が検出端子
から演算器に入力されて、その演算器により上記の演算
式に対応する一定の演算が行われることにより、演算器
からガン先端電圧に対応する電圧が出力され、それが演
算器に接続された電圧計で表示される。
また、放電回路に直流高電圧源のマイナス端の電圧に
応じた電圧を表示する電圧計を設けたから、直流高電圧
源の異状を直ちに検知することができる。
このように本考案によれば、高電圧発生器に接続した
電圧計により、ガン先端電圧を直接読み取ることができ
るから、その管理をきわめて簡単に行うことができて、
最適の条件の下で確実に静電塗装を行うことができると
ともに、異状電圧の発生源を直ちに知ることができる効
果がある。
実施例 以下、本考案の一実施例を第1図に基づいて説明す
る。
本実施例では、従来技術の項で既述した高電圧発生器
1において放電回路11に電圧計10を設けるとともに、出
力回路5の、放電回路11とのアース側接続点17と電流計
4の間、及び、放電回路11の上記の接続点17と電圧計10
の間に、夫々、前記した直流高圧電源2の保護用抵抗
3、放電用抵抗9及び静電塗装ガン13の内部抵抗15に比
べてきわめて抵抗値の小さい同一の抵抗値を持つ検出用
抵抗20、21を介設するとともに、出力回路5の検出用抵
抗20と電流計4の間、及び、放電回路11の検出用抵抗21
と電圧計10の間に、夫々、検出用抵抗20、21に作用する
電圧を検出するための検出端子22、23を設けて、各検出
端子22、23を電圧安定化用のバツフア増幅器24、25に接
続し、両バツフア増幅器24、25の出力側に、その出力信
号に基づいて一定の演算を行う差動増幅器26を接続し、
この差動増幅器26の出力側に、その演算信号に基づいて
電圧を表示する、ガン先端電圧用の電圧計27が接続され
ている。
本実施例はこのような構造になり、高電圧発生器1の
出力回路5の、出力端子7側における放電回路11との接
続点18までに流れる出力電流の値をIs、放電回路11に流
れる電流の値をIvとするとともに、直流高圧電源2の保
護用抵抗3の抵抗値をRp、放電用抵抗9の抵抗値をRl、
静電塗装ガン13の内部抵抗15の抵抗値をRgとすると、検
出用抵抗20、21の抵抗値がきわめて小さいことから、静
電塗装ガン13の先端の電極14の電圧Vfは、 Vf=Iv・Rl−(Is−Iv)(Rv+Rg) … で表され、この式を整理すると、 Vf=Iv・Rl−Is・Rp−Is・Rg +Iv・Rp+Iv・Rg =Iv(Rl+Rp+Rg)−Is(Rp+Rg) … ここで、出力回路5と放電回路11の夫々の検出用抵抗
20、21の値をRi、Rv、また、検出端子22、23の電圧値を
夫々Ei、Evとすると、 Iv=Ev/Rv …、 Is=Ei/Ri … であるから、この、式を上記の式に代入すると、 Vf=(Ev/Rv)(Rl+Rp+Rg) −(Ei/Ri)(Rp+Rg) … となり、既述のように、Ri=Rvであるから、この式
は、 Vf=(1/Ri){Ev(Rl+Rp+Rg) −Ei(Rp+Rg)} … で表される。
すなわち、式から、静電塗装ガン13の先端の電極14
の電圧Vfは、放電回路11の検出端子23の電圧Evに、抵抗
9、3及び15の抵抗値の和である定数を乗じたものか
ら、出力回路5の検出端子22の電圧Eiに抵抗3及び15の
和である同じく定数を乗じたものを引き算し、それに検
出用抵抗20の抵抗値の逆数である定数を乗じることによ
つて得られるのであつて、各検出端子22、23の電圧が夫
々バツフア増幅器24、25を介して安定化されて差動増幅
器26に入力され、差動増幅器26により上記の式に対応
する演算が行われて、その演算結果がガン先端電圧Vfと
して出力され、電圧計27によりその値が表示される。従
つて、電圧計27を目視しつつ、高電圧発生器1の直流高
圧電源2の一次電源の電圧を適宜に変えることにより、
ガン先端電圧Vfを簡単に調節することが可能となる。
このように本実施例では、高電圧発生器1に接続した
電圧計27により、ガン先端電圧を直接読み取ることがで
きるから、その管理がきわめて簡単となつて、最適の条
件の下で確実に静電塗装を行うことができるとともに、
電圧計10により直流高圧電源の異状を検知することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の回路構成図である。 X:被塗装物、1:高電圧発生器、2:直流高圧電源、3:保護
用抵抗、5:出力回路、7:出力端子、8:アース端子、9:放
電用抵抗、11:放電回路、13:静電塗装ガン、14:電極、1
5:内部抵抗、17、18:接続点、20、21:検出用抵抗、22、
23:検出端子、26:差動増幅器、27:電圧計

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】直流高圧電源と該直流高圧電源のマイナス
    端に保護用抵抗を直列接続した出力回路の前記保護用抵
    抗側の端部に出力端子を設けるとともに、前記直流高圧
    電源のプラス端をアースし、かつ、前記直流高圧電源と
    並列に放電用抵抗を介設した放電回路を接続してなる高
    電圧発生器の前記出力端子に静電塗装ガンを接続して該
    ガンの先端に設けた電極に高電圧を印加し、アースされ
    た被塗装物との間に形成された高電位の静電界の作用に
    より霧化塗料を被塗装物に塗着するようにした静電塗装
    装置において、前記高電圧発生器の前記出力回路、及
    び、前記放電回路のアース側に、夫々、抵抗値の小さい
    検出用抵抗を介設して、該各検出用抵抗に夫々作用する
    電圧値を取り出す検出端子を設け、かつ、前記放電回路
    に前記直流高圧電源のマイナス端の電圧に応じた電圧を
    表示する電圧計を設けるとともに、該各検出端子から取
    り出された前記両電圧値に基づいて一定の演算を行う演
    算器を接続して、該演算器にその演算出力に応じた電圧
    値を表示する電圧計を接続したことを特徴とする静電塗
    装装置におけるガン先端電圧検出装置
JP1990005958U 1990-01-25 1990-01-25 静電塗装装置におけるガン先端電圧検出装置 Expired - Lifetime JP2532559Y2 (ja)

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JPS58105789U (ja) * 1981-12-29 1983-07-19 オリジン電気株式会社 短絡用スイツチを備えた高電圧装置

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