JP2532557B2 - 型移動式プレス装置 - Google Patents

型移動式プレス装置

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JP2532557B2
JP2532557B2 JP63047278A JP4727888A JP2532557B2 JP 2532557 B2 JP2532557 B2 JP 2532557B2 JP 63047278 A JP63047278 A JP 63047278A JP 4727888 A JP4727888 A JP 4727888A JP 2532557 B2 JP2532557 B2 JP 2532557B2
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die
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辰吉 小林
哲樹 志村
光陽 村田
文裕 堺
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Sankyu Inc
Aichi Steel Corp
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Sankyu Inc
Aichi Steel Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はばり打ち抜き用の抜き型等のプレス型を移動
させてプレスする方式の型移動式プレス装置に関する。
[従来の技術] 従来の技術について、ばり付き成形品のばり部を打ち
抜く抜き型を用いたプレス装置について説明する。この
種のプレス装置では、ぬき型を常に固定している型常時
固定方式を採用しており、プレス本体のボルスターに抜
き型をボルト等で固定する。そして、抜き型の型面に、
ばり付き成形品を作業者の手作業またはロボット等で載
置する。このように抜き型にばり付き成形品を載置した
状態で、相手側のボルスターを駆動して相手側の抜き型
をばり付き成形品に押圧することにより、ばり付き成形
品をプレス成形し、以てばりつき成形品のばり部を打ち
抜いて除去する工程を行なっていた。
[発明が解決しようとする課題] ところで、上記した従来のプレス装置では、型常時固
定方式を採用しているため、ばり抜き工程を行う際に
は、抜き型は常にプレス本体のボルスターに固定されて
いる。
本発明は、上記した型常時固定方式を採用している従
来のプレス装置とは異なる方式のプレス装置を提供する
ものであり、その目的は、抜き型等のプレス型を保持し
た台車を移動させる方式の型移動式プレス装置を提供す
ることにある。
[課題を解決するための手段] 本発明の型移動式プレス装置は、一端から他端にかけ
て所定長のびる案内レールと、 プレス型を保持する型保持部と、案内レールにそって
転動可能な車輪と、車輪と並列的に設けられた当接摺動
部とをもち、車輪の転動により案内レールにそって走行
可能な台車と、 案内レールの他端側に隣設され、案内レールで案内さ
れた台車の当接摺動部を面接触で受けて台車を保持する
台車受け部と、相手側プレス型を保持するボルスターと
をもつプレス本体と、 台車を案内レールとプレス本体の台車受け部との間を
走行させる駆動部と、で構成されていることを特徴とす
るものである。
本発明では、台車は、プレス型を保持する型保持部
と、案内レールにそって転動可能な車輪と、当接摺動部
とをもつ。台車は、車輪の転動により案内レールにそっ
て走行可能である。型保持部としては、プレス型を載置
する面、プレス型を固定するボルト等を取付ける固定具
を採用できる。車輪は、案内レールにそって転動できる
ものであれば足りる。台車の当接摺動部は、通常、台車
の底面部に形成した平坦面とされている。当接摺動部
は、摺動性に優れた摺動材料、例えば軸受け材料等で形
成できる。
プレス本体には、台車受け部と、台車受け部に対して
遠近移動自在なボルスターとが設けられている。台車受
け部は、台車の当接摺動部を面接触で受ける面をもつ。
ここで台車受け部と案内レールとは、同一高さ位置で設
けられていることが望ましい。
駆動部は、台車を走行させる機能をもつものであり、
シリンダ機構、モータ機構等を適宜採用できる。
[作用] プレス型を搬送する際には、台車の型保持部にプレス
型を保持する。このプレス型には成形品をセットしてお
く。この状態で、駆動部が駆動すると、プレス型を保持
した台車は、その車輪が案内レール上を転動するので、
案内レールにそって搬送される。案内レールに案内され
た台車は、案内レールからプレス本体の台車受け部に移
行する。このように移行した状態では、台車の当接摺動
部は、プレス本体の台車受け部に面接触状態で受けられ
るが、台車の車輪は台車受け部に受けられていない。
上記のように台車の当接摺動部がプレス本体の台車受
け部に面接触状態で受けられた状態で、プレス本体のボ
ルスターが下降する。すると、そのボルスターに保持さ
れている相手側プレス型がプレス型上の成形品を押圧
し、これによりプレス工程が行なわれる。
プレス工程が終了したら、駆動部を逆方向に駆動さ
せ、プレス型を保持した台車を、プレス本体の台車受け
部から案内レールに移行させる。
[実施例] 以下、成形品のばり部を打ち抜いて除去するための抜
き型用プレス装置に本発明を適用した一実施例について
図面を参照して説明する。図中、第1図は本実施例の型
移動式プレス装置全体の平面図、第2図は本実施例の型
移動式プレス装置の側面図、第3図は第1図のA−A線
矢視図、第4図は第1図のC−C線矢視図、第5図は第
1図のD−D線矢視図、第6図は台車が受けられていな
い状態のD−D線矢視図、第7図は台車の断面図、第8
図は第1図のF−F線矢視図、第9図は案内レールと台
車受け部とが隣設する部分の平面図である。
(実施例の構成) まず第1図及び第2図を参照して説明する。本実施例
では、第1図に示すように、案内レール1、2が連結部
材3を介して互いに平行に横方向に配設されている。一
方の案内レール1は、山形突起部4をもつ山形レールで
あり、一端1aから他端1bにかけて直状にのびる。他方の
案内レール2は、上面が平坦な平坦レールであり、一端
2aから他端2bにかけて直状にのびる。
台車7は、プレス型としての抜き型8を搬送するもの
である。台車7の上面には、抜き型8を載置する型載置
部9が設けられ、型載置部9に型保持部としての螺孔10
が形成されている。螺孔10にボルトを螺合することによ
り、抜き型8は台車7に保持されている。台車7の一側
面部には軸を介して溝付きの車輪11、12が2個回転可能
に設けられている。台車7の他側面部には軸を介して平
坦な車輪13、14が2個回転可能に設けられている。溝付
きの車輪11、12は、山形の案内レール1にそって案内さ
れる。平坦なローラ13、14は、平坦な案内レール2にそ
って案内される。台車7の先端側には位置決め孔16をも
つ芯出部17がボルト18を介して接続されている。台車7
の後端側には係止部19が設けられている。第7図に示す
ように台車7の底面部には、横断面ほぼLの字形状をな
す当接摺動部20がボルト21で設けられている。当接摺動
部20は摺動材料例えば軸受け材料で形成されている。第
7図に示すように、当接摺動部20の外側面20bは、下方
へ向かうにつれて拡開している。
第16図および第17図に示すように、台車7のアーム保
持部22には、ばり払いアーム部材25が枢支軸26を介して
摺動自在に枢支されている。ばり払いアーム部材25は、
ばり払い部25aと、ばり払い部25aと一体的な作動部25b
とで形成されている。作動部25bの腕部25cには作動軸24
が設けられている。ここで、台車7に保持されている抜
き型8には抜き孔28が形成されている。抜き孔28は仕上
げ成形品の外形状と同形状をなしている。抜き孔28の外
側には、直状またはLの字状をなすアーム収納溝29が形
成されている。アーム収納溝29は、抜き孔28が開口する
型面30で開口している。
第1図および第2図に示すように、案内レール1、2
の他端1b、2b側にプレス本体31が隣設されている。プレ
ス本体31の下ボルスター32はプレス本体31の基台に固定
されており、上下動することはできないが、上ボルスタ
ー33は図略のシリンダにより上下方向に移動可能であ
る。上ボルスター33には相手側プレス型としての相手側
抜き型34、ガイド芯68が設けられている。更に第1図及
び第2図に示すように、下ボルスター32にはストッパ部
材36が設けられている。ストッパ部材36は台車7を停止
させるものである。
第6図に示すようにプレス本体31の下ボルスター32に
保持した台部37に合計2本のレール状をなす台車受け部
38がボルト39を介して設けられている。第6図に示すよ
うに台車受け部38の内側対向面40は、上方に向かうにつ
れて狭くなっている。従って、台車受け部38の内側対向
面40は「あり溝状」となっている。又、第9図に示すよ
うに、台車受け部38は案内レール1、2と平行であり、
案内レール1、2の内側に位置している。台車受け部38
の入口側の内面側には、角度θ1傾斜して先方へ向かう
につれて拡開した案内部43が形成されている。
ところで本実施例では、第10図、第9図から明らかな
ように、前記した案内レール1は、ほぼ水平方向にのび
る第1平坦部1cと、台車受け部38に向かうにつれて下降
傾斜する第1下降傾斜部1dとを備えている。同様に、前
記した案内レール2は、ほぼ水平方向にのびる第1平坦
部2cと、台車受け部38に向かうにつれて下降傾斜する第
1下降傾斜部2dとを備えている。ここで、第10図に示す
ように案内レール1、2の第1下降傾斜部1d、2dの傾斜
角度θ2はともに同程度である。第9図に示すように案
内レール1の第1下降傾斜部1dの傾斜開始位置である傾
斜始点41、案内レール2の第1下降傾斜部2dの傾斜開始
位置である傾斜始点42とは、案内レール1、2の長さ方
向において同一位置である。
一方、第10図、第9図に示すように、下ボルスター32
に保持した台部37に設けられている台車受け部38は、第
2平坦部38cと第2下降傾斜部38dとを備えている。第2
平坦部38cは、案内レール1、2の第1平坦部1c、2cと
ほぼ同一高さでほぼ水平方向にのびる。第2下降傾斜部
38dは、案内レール1、2側に向かうにつれて角度θ3
(第10図参照)で下降傾斜する。
本実施例では第10図に示すように、台車7の前方の車
輪13の接地点P1から台車7の当接摺動部20の先端部20a
までの長さ寸法をl1とし、案内レール2の第1下降傾斜
部2dの傾斜始点42と台車受け部38の第2下降傾斜部38d
の傾斜始点44とを結ぶ距離をl2とすると、l1はl2よりも
長く設定されている(l1>l2)。又、第7図、第10図、
第5図から明らかなように、車輪13、14の接地点P1、車
輪11、12の接地点P2は、台車7の当接摺動部20の下面と
ほぼ同一高さに設定されている。
本実施例では、第1図及び第2図に示すように、台車
7を走行させる駆動部としてのロッドレス方式のシリン
ダ45が案内レール1側に案内レール1とほぼ平行にブラ
ケット46a、46b等を介して配設されている。ロッドレス
方式のシリンダ45内を往復移動するピストンには可動体
47が連結され、そのピストンの往復移動につれて可動体
47は第1図に示すストロークSぶん案内レール1、2と
平行な向きで往復移動することができる。可動体47に、
台車7係止用のアーム48が接続されており、アーム48は
台車7の係止部19にライナー49を介して係止されてい
る。従って、ロッドレス方式のシリンダ45の駆動に伴い
台車7は、ストロークSぶん往復移動するができる。こ
こで第1図においてP2は、台車7が前進端に位置してい
るときの台車7の中心点を示し、P3は、台車7が後進端
に位置しているときの台車7の中心点を示す。
第5図に示すように、下ボルスター32に保持した支柱
51に取付けたアーム52にクランプ用シリンダ53が枢支ピ
ン54を介して揺動自在に配設されている。第1図に示す
ようにクランプ用シリンダ53のロッド55のストロークは
S2である。クランプ用シリンダ53のロッド55にはクラン
プレバー56が駆動軸57を介して設けられている。クラン
プレバー56は枢支軸58を介して矢印W1方向及びこれと逆
方向に揺動自在である。ここで、クランプ用シリンダ53
が駆動してロッド55が前進すると、クランプレバー56が
枢支軸58を中心として揺動し第1図に二点鎖線で示すよ
うに開く。このとき駆動軸57は枢支軸58を中心として揺
動するので、クランプ用シリンダ53は枢支ピン54を中心
として微量ではあるが揺動する。
第1図及び第2図に示すように、プレス本体31にはプ
ッシャー用シリンダ60が横向きに隣設されている。プッ
シャー用シリンダ60のロッド61は矢印W2方向及びこれと
反対方向に往復移動することができる。プッシャー用シ
リンダ60のロッド61にはプッシャー62が設けられてい
る。
更に本実施例では、第1図に示すように案内レール2
の一端2a側にはブラケット63を介してばり払い用のシリ
ンダ64が配設されている。第17図に示すように、シリン
ダ64のロッド65は上下方向に往復移動可能である。ロッ
ド65の先端部にはフック状の引掛け部66が設けられてい
る。
(実施例の作用) 次に本実施例の作用について説明する。先ず、台車7
の螺孔10にボルトを螺合することによりプレス型として
の抜き型8を台車7の型載置部9に取付ける。そして第
16図に示すように抜き型8の型面30にばり付き製品Wを
セットし、ばり付き製品Wの製品部分を抜き孔28に嵌合
しておく。上記のように抜き型8を台車7に取付けた状
態で、ロッドレス方式のシリンダ45を駆動し、シリンダ
45の可動体47をプレス本体31に向けて第1図に示す矢印
W3方向に移動させる。
すると、台車7の車輪11、12は案内レール1にそって
転動し、車輪13、14は案内レール2にそって転動し、台
車7はプレス本体31に向けて走行する。
次に、台車7が案内レール1、2からプレス本体31の
台車受け部38に移行する際について、第9図更には第10
図〜第15図を参照して説明する。第11図に示すように、
台車7が矢印W4方向へ、つまり台車受け部38側に近接す
ると、前方の車輪13が第1下降傾斜部2dに進入しようと
するが、このように前方の車輪13が第1下降傾斜部2dに
進入しようとするときには、台車7の当接摺動部20の先
端部20aは、既に台車受け部38の第2平坦部38c上を摺動
している。前記したようにl1>l2の関係にあるからであ
る。
なお本実施例では第9図に示すように、台車受け部38
の先端側に傾斜した案内部43が設けられているので、案
内部43の作用により、台車7の当接摺動部20の先端部20
aが案内レール1、2側から台車受け部38に移ること
は、円滑に行なわれる。
第12図に示すように、前方の車輪13が第1下降傾斜部
2dに更に進入しているときには、台車7の当接摺動部20
の先端部20aは、台車受け部38の第2平坦部38c上を摺動
している。
更に、第13図に示すように、後方の車輪14が第1下降
傾斜部2dに進入しようとするときには、台車7の当接摺
動部20の先端部20a側の大半は、台車受け部38の第2平
坦部38c上を摺動しているので、台車7の高さは変らな
い。
更に、第14図に示すように、台車7が台車受け部38に
完全に移行しているときには、台車7の当接摺動部20の
全体が第2平坦部38cで支持されているので、台車7の
高さは変らない。台車7が台車受け部38に完全に移行し
ているときには、第5図に示すように、当接摺動部20が
台車受け部38に面接触で支持されており、かつ車輪11、
13、同様に車輪12、14は何処にも支持されず空中に浮か
んでいるものである。
一方、第15図に示すように、台車7が矢印W5方向に後
退するときには、後方の車輪14が第2下降傾斜部2dに至
るが、このときには台車7の当接摺動部20の先端部2a側
の大半が第2平坦部38c上を摺動しているので、台車7
の高さは変らない。
以上の説明から明らかなように、案内レール1、2の
第1平坦部1c、2cの上面と台車受け部38の第2平坦部38
cの上面とを仮想の同一平面で結べば、この仮想の同一
平面上を台車7は走行するものであり、従って案内レー
ル1、2からプレス本体2に移る際の台車7のがたつき
の問題を改善できる。
上記したようにシリンダ45の駆動で台車7をプレス本
体31の台車受け部38側に移行させたら、シリンダ45の駆
動を停止し、シリンダ45のストロークエンドの直前で台
車7を停止する。このように台車7を停止させた状態
で、クランプ用シリンダ53を駆動してロッド55を前進
し、クランプレバー56を枢支軸58を中心として矢印W1方
向に揺動し、第1図の実線で示すようにクランレバー56
の先端部のクランプ部67で台車7の後端部を押圧し、こ
れによりクランプ部67とストッパ部材36とで台車7を挟
持し、以て台車7の前後方向の位置設定を行う。
そして、図略のシリンダ装置を駆動して上ボルスター
33を降下させ、上ボルスター33に保持されている相手側
抜き型34を、台車7上の抜き型8に押圧する。このと
き、第3図に示すように、位置決め孔16に上ボルスター
33のガイド芯68が嵌合するので、台車7の前後方向(案
内レール1、2の伸びる方向)の位置決め、つまり抜き
型8の前後方向の芯決めが精度よく確実に行われる。台
車7の幅方向の位置決めは、第5図に示すように「あり
溝状」となっている台車受け部38の内側対向面40に、台
車7の当接摺動部20の外側面20bが嵌合することにより
行なわれている。
上記したように、相手側抜き型34を台車7上の抜き型
8に押圧した結果、抜き型8の抜き孔28で、第16図に示
すばり付き成形品Wのばり部W1は、打抜かれる。ばり部
W1が打抜かれると、ばり部W1は、幅広で大面積のため、
抜き型8の抜き孔28から落下せず、抜き型8の型面30に
残置されたままの状態であるが、ばり部W1が分離された
成形品Wは抜き型8の抜き孔28を通過して落下する。こ
のようにばり部W1を抜く際には、第5図に示すように、
当接摺動部20が台車受け部38に面接触で支持されてお
り、かつ車輪11、13、同様に車輪12、14は空中に浮かん
でいるため、車輪11、12、13、14には押圧力は作用せ
ず、故に車輪11、12、13、14の損傷を確実に防止でき
る。なお、位置決め孔16にガイド芯68が嵌合するので、
ばり抜きの際のスラスト荷重をうけることができる。
ばり抜き後、プッシャー用のシリンダ60が駆動し、第
3図の二点鎖線で示すようにロッド61が前進し、プッシ
ャー62が成形品W(ばり部W1が除去されている)を次工
程であるコイニング工程に向けて押出す。
次に、ばり払い工程を行なうべく、ロッドレス方式の
シリンダ45が駆動し、可動体47が矢印W3と反対方向に移
動する。この結果、前記した第15図に示すように、台車
受け部38に受けられていた台車7の車輪11、12が案内レ
ール1上に移行し、車輪13、14が案内レール2上に移行
し、これにより台車7が案内レール1、2上にそって走
行する。そして台車7が案内レール1、2にそって走行
しシリンダ45のストロークエンドに至ると、台車7は停
止される。この状態で、第17図に示すように、シリンダ
64が駆動しロッド65が後退してフック状の引掛け部66が
下降する。その結果、作動軸24がフック状の引掛け部66
により引張られる。故に、第17図に示すようにばり払い
アーム部材25は、枢支軸26を中心として上方向へ揺動す
るので、ばり払いアーム部材25はアーム収納溝29から飛
出る。従って、抜き型8の型面30上に残置されていたば
り部W1は、ばり払いアーム部材25により払われる。この
ようにばり払いアーム部材25を上方向へ揺動させれば、
ばり部W1が抜き型8の型面30にはりついている場合であ
っても、ばり部W1を確実に除去できる。
(実施例の効果) 以上詳述したように本実施例では、ばり部W1をもつば
り付き成形品Wを載置した抜き型8を保持した台車7を
案内レール1、2にそって走行させてプレス本体31の台
車受け部38に移行させ、台車7の当接摺動部20を台車受
け部38で面接触で受けた状態で、上ボルスター33を降下
してばり抜きを行うことができる。
また、ばり抜き工程終了後には、台車7を案内レール
1、2にそって走行させ、案内レール1、2の一端1a、
2a側、つまり成形品Wを抜き型8にセットした場所に戻
すことができる。したがって、本実施例では、走行用の
車輪11、12、車輪13、14を損傷させることなく、ばり付
き成形品Wを載置した抜き型8でプレスによるばり抜き
工程を行うことができる。従ってばり抜き工程の自動化
に有利である。
更に本実施例では、案内レール1、2の第1平坦部1
c、2cの上面と台車受け部38の第2平坦部38cの上面とを
仮想の同一平面で結べば、この仮想の同一平面上を台車
7は走行するものであり、従って案内レール1、2から
プレス本体2に移る際の台車7のがたつきの問題を改善
できる。
(他の実施例) 上記した実施例は、ばり抜き用の抜き型8を用いたプ
レス装置に適用しているが、これに限らず、鍛造型等の
ように他のプレス型を用いるプレス装置に適用してよい
ことは勿論である。
[発明の効果] 本発明の型移動式プレス装置によれば、台車を案内レ
ールにそって走行させてプレス本体の台車受け部に移行
させ、台車の当接摺動部を台車受け部で面接触で受けた
状態で、ボルスターを降下して、走行用の車輪を損傷さ
せることなく、ばり抜き工程等のプレス工程を行うこと
ができる。
また、プレス工程終了後には、台車を案内レールにそ
って走行させ案内レールに戻すことができる。従って自
動化に有利である。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示し、第1図は型移動式プレ
ス装置全体の平面図、第2図は型移動式プレス装置の側
面図、第3図は第1図のA−A線矢視図、第4図は第1
図のC−C線矢視図、第5図は第1図のD−D線矢視
図、第6図は台車が受けられていない状態の第1図のD
−D線矢視図、第7図は台車の断面図、第8図は第1図
のF−F線矢視図、第9図は案内レールと台車受け部と
が隣設する部分の平面図、第10図〜第15図は台車が移行
する状態を模式的に示す側面図、第16図はばり付き成形
品を載置した抜き型を保持している状態の台車の平面
図、第17図はばり払いアーム部材でばり部を払っている
状態の側面図、第18図はばり払いアーム部材をアーム収
納溝に格納している状態の断面図である。 図中、1は案内レール、2は案内レール、7は台車、8
は抜き型(プレス型)、10は螺孔(型保持部)、12、14
は車輪、20は当接摺動部、25はばり払いアーム部材、29
はアーム収納溝、33は上ボルスター、45はシリンダ(駆
動部)をそれぞれ示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 堺 文裕 愛知県知多市にしの台2丁目602番地 (56)参考文献 実開 昭58−194833(JP,U) 実開 昭58−175825(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一端から他端にかけて所定長のびる案内レ
    ールと、 プレス型を保持する型保持部と、前記案内レールにそっ
    て転動可能な車輪と、該車輪と並列的に設けられた当接
    摺動部とをもち、前記車輪の転動により前記案内レール
    にそって走行可能な台車と、 前記案内レールの他端側に隣設され、前記案内レールで
    案内された前記台車の前記当接摺動部を面接触で受けて
    前記台車を保持する台車受け部と、相手側プレス型を保
    持するボルスターとをもつプレス本体と、 前記台車を前記案内レールと前記プレス本体の前記台車
    受け部との間を走行させる駆動部と、で構成されている
    ことを特徴とする型移動式プレス装置。
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