JP2532058Y2 - ディーゼル機関の給気管ベンド取付構造 - Google Patents

ディーゼル機関の給気管ベンド取付構造

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JP2532058Y2
JP2532058Y2 JP5501391U JP5501391U JP2532058Y2 JP 2532058 Y2 JP2532058 Y2 JP 2532058Y2 JP 5501391 U JP5501391 U JP 5501391U JP 5501391 U JP5501391 U JP 5501391U JP 2532058 Y2 JP2532058 Y2 JP 2532058Y2
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air supply
bend
cylinder head
flange portion
supply pipe
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崇 岡内
和利 佐藤
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Daihatsu Diesel Manufacturing Co Ltd
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Daihatsu Diesel Manufacturing Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ディーゼル機関の給気
管の出口とシリンダヘッドの給気入口を接続する給気管
ベンドの取付構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の給気管ベンドとして、例
えば略90度に湾曲するベンド部の両端に設けられたフ
ランジ部を、給気管の出口とシリンダヘッドの給気入口
に夫々ボルトで連結したものが知られている。そして、
給気管ベンドの上方には、シリンダヘッドを冷却するた
めの冷却水出口主管等が横切って設けられている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】さて、ディーゼル機関
においては、耐久性を維持するために、定期的に種々の
保守作業が行なわれるが、なかでも解放して行なうシリ
ンダヘッドの保守作業が重要である。ところが、上記従
来の給気管ベンドは、両端のフランジ部がボルトで給気
管側とシリンダヘッド側に夫々固定され、上方を冷却水
出口主管等が遮っているため、立て込んだ場所でフラン
ジ部の多数のボルトを取り外さなければ、シリンダヘッ
ドを解放することができず、解放作業が煩雑化するとい
う欠点がある。また、給気管ベンドの両端が共に強固に
固定されているため、給気管ベンドの取付不良によりシ
ールが劣化したり、シリンダヘッドの振動や熱変形が直
接給気管ベンドに及ぶという欠点がある。
【0004】そこで、本考案の目的は、シリンダヘッド
と給気管を接続する給気管ベンドのボルト取外し作業を
減じてシリンダヘッドの解放作業を容易化でき、シリン
ダヘッドの振動や熱変形が及びにくいディーゼル機関の
給気管ベンド取付構造を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本考案のディーゼル機関の給気管ベンド取付構造
は、ディーゼル機関のシリンダヘッドの給気入口にボル
トで固定される第1フランジ部と、給気管の給気出口に
所定の隙間を隔てて上方から対向する第2フランジ部
と、これら第1,第2フランジ部の間のベンド部とを有
する給気管ベンドと、この給気管ベンドの第2フランジ
部に支持され、上記給気管の給気出口に接触して第2フ
ランジ部と給気出口との間の上記隙間を気密にシールす
る弾性パッキン材とを備えたことを特徴とする。
【0006】
【作用】本考案の給気管ベンド取付構造によれば、給気
管ベンドの第1フランジ部は、シリンダヘッドにボルト
で固定する一方、給気管ベンドの第2フランジ部は、給
気管の給気出口に対向させて、第2フランジ部と給気出
口との間を弾性パッキン材で気密にシールする。これに
より、給気管ベンドの第1フランジ部をシリンダヘッド
に固定したままでシリンダヘッドを上方に解放すること
ができる。また、給気管ベンドの第2フランジ部と給気
管の給気出口との間にパッキン材を介設しているだけで
あるから、従来のように第2フランジ部を給気出口にボ
ルトで固定する場合に生じ易い取付け不良に起因するシ
ール不良が防止でき、かつシリンダヘッドの振動や熱変
形により給気管ベンドへ過大な応力が加わるのも防止で
きる。
【0007】
【実施例】以下、本考案を図示の実施例により詳細に説
明する。図2に示すように、ディーゼル機関には、ピス
トンが上下摺動するシリンダブロック10の上部に、給
・排気バルブ等を有するシリンダヘッド11が取付けら
れている。上記シリンダブロック10の側方には給気管
12と排気管13が設けられ、給気管12には、略90
度に湾曲した給気管ベンド14を介してシリンダヘッド
11の側部の給気入口11a (図1参照)に接続され、
排気管13は、略ストレートの排気出口管15を介して
シリンダヘッド11の側部の排気出口11bに接続され
ている。
【0008】図1に詳細に示すように、上記給気管ベン
ド14は、上記シリンダヘッド11の給気入口11aに
ボルト16,…,16で固定される横向きの第1フランジ
部14aと、上記給気管12の給気出口12aに所定の
隙間tを隔てて上方から対向する下向きの第2フランジ
部14bと、これら第1,第2フランジ部14a,14b
の間のベンド部14cとで構成されている。
【0009】上記第2フランジ部14bの下面には凹部
14dが形成され、該凹部14d内には、断面略C字状
で、環状の弾性パッキン材17が嵌入されている。この
パッキン材17は、上記給気管12の給気出口12aの
上縁部12bに弾性力で接触して、第2フランジ部14
bと給気出口12aとの間の隙間tを気密にシールす
る。
【0010】なお、上記給気管ベンド14を固定したま
までシリンダヘッド11を上方に持ち上げて解放するた
めに、シリンダヘッド11の上方に配管する冷却水出口
主管等は、給気管ベンド14の通過に支障が生じないよ
うに、その位置及び形状が設定されている。
【0011】上記構成によれば、給気管ベンド14の第
1フランジ部14aをシリンダヘッド11の給気入口1
1aにボルト16で固定し、給気管ベンド14の第2フ
ランジ部14bの弾性パッキン材17を給気管12の給
気出口12aの上縁部12bに弾性力で接触させる。こ
の弾性パッキン材17により、給気管ベンド14の第2
フランジ部14bと給気管12の給気出口12aとの間
の隙間tが気密にシールされる。
【0012】このように、給気管ベンド14の第2フラ
ンジ部14bと給気管12の給気出口12aとの間を弾
性パッキン材17でシールすることにより、第2フラン
ジ部14bを給気出口12aにボルトで固定する場合に
生じ易い取付け不良に起因するシール不良が防止でき
る。また、シリンダヘッド11の振動や熱変形により給
気管ベンド14へ過大な応力が加わるのも防止できる。
【0013】一方、シリンダヘッド11の解放作業をす
る場合、給気管ベンド14の第1フランジ部14aは、
シリンダヘッド11の給気入口11aにボルト16で固
定されているが、第2フランジ部14bは、給気管12
の給気出口12aにボルトで固定されておらず、パッキ
ン材17が介設されているだけであるから、この部分の
ボルト取外し作業が不要になる。そして、給気管ベンド
14の第1フランジ部14aをシリンダヘッド11にボ
ルト16で固定したままでシリンダヘッド11を上方に
持ち上げて解放することができ、ボルト取外し作業が減
少して、保守作業が容易に行える。
【0014】
【考案の効果】以上の説明からも明らかなように、本考
案の給気管ベンド取付構造は、給気管ベンドの第1フラ
ンジ部をシリンダヘッドにボルトで固定する一方、給気
管ベンドの第2フランジ部を給気管の給気出口に対向さ
せて、第2フランジ部と給気出口との間を弾性パッキン
材で気密にシールするようにしたものである。したがっ
て、給気管ベンドの第1フランジ部をシリンダヘッドに
固定したままでシリンダヘッドの解放作業ができ、保守
作業が容易に行える。また、パッキン材により、給気管
ベンドの取付け不良に起因するシール不良が防止でき、
さらにシリンダヘッドの振動や熱変形によって給気管ベ
ンドへ過大な応力が加わるのも防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の給気管ベンド取付構造の要部拡大側
面図
【図2】 本考案のディーゼル機関の一部破断正面図
【符号の説明】
10…シリンダブロック、11…シリンダヘッド、11
a…給気入口、12…給気管、12a…給気出口、14
…給気管ベンド、14a…第1フランジ部、14b…第
2フランジ部、14c…ベンド部、16…ボルト、17
…パッキン材、t…隙間。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディーゼル機関のシリンダヘッドの給気
    入口にボルトで固定される第1フランジ部と、給気管の
    給気出口に所定の隙間を隔てて上方から対向する第2フ
    ランジ部と、これら第1,第2フランジ部の間のベンド
    部とを有する給気管ベンドと、この給気管ベンドの第2
    フランジ部に支持され、上記給気管の給気出口に接触し
    て第2フランジ部と給気出口との間の上記隙間を気密に
    シールする弾性パッキン材とを備えたことを特徴とする
    ディーゼル機関の給気管ベンド取付構造。
JP5501391U 1991-07-16 1991-07-16 ディーゼル機関の給気管ベンド取付構造 Expired - Lifetime JP2532058Y2 (ja)

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JPH057953U JPH057953U (ja) 1993-02-02
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