JP2532040Y2 - ガラス製トレー - Google Patents
ガラス製トレーInfo
- Publication number
- JP2532040Y2 JP2532040Y2 JP1993050443U JP5044393U JP2532040Y2 JP 2532040 Y2 JP2532040 Y2 JP 2532040Y2 JP 1993050443 U JP1993050443 U JP 1993050443U JP 5044393 U JP5044393 U JP 5044393U JP 2532040 Y2 JP2532040 Y2 JP 2532040Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tray
- plunger
- flange
- shell ring
- glass tray
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03B—MANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
- C03B23/00—Re-forming shaped glass
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03B—MANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
- C03B11/00—Pressing molten glass or performed glass reheated to equivalent low viscosity without blowing
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Table Devices Or Equipment (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、ガラス製トレーに関す
るものである。
るものである。
【０００２】
【従来の技術】例えば、電子レンジのターンテーブルに
使用されるようなガラス製トレーは、通常、図３に示す
ように、食器類の物品を載置する平坦部１１と、この平
坦部１１の外周に形成されたフランジ部１２とを有す
る。
使用されるようなガラス製トレーは、通常、図３に示す
ように、食器類の物品を載置する平坦部１１と、この平
坦部１１の外周に形成されたフランジ部１２とを有す
る。
【０００３】かかるガラス製トレーは、ボトムモールド
とシェルリングからなる金型内に溶融ガラス塊を供給
し、プランジャーによって押圧することによって成形さ
れる。図４は、これら金型によるフランジ部１２の成形
状態を示す。１３はボトムモールド、１４はシェルリン
グ、１５はプランジャーである。従来は、シェルリング
１４の成形面によりフランジ部１２の上端面１２′を形
成している。シェルリング１４はフランジ部１２の上端
面１２′を規定するために内方に向いた張り出し部１
４′と、この張り出し部１４′の先端から下方に向いた
突出部１４″を有している。この突出部１４″は、プラ
ンジャー１５が押圧して上昇した後に、溶融ガラスが固
まるまで、フランジ部１２が内方に傾斜して変形するの
を防ぐためのものである。従って、通常、かかる金型に
よる押圧成形では、フランジ部１２の上端面１２′の内
側縁においてシェルリング１４とプランジャー１５との
型合わせ部位に角立ち部１６が形成される。
とシェルリングからなる金型内に溶融ガラス塊を供給
し、プランジャーによって押圧することによって成形さ
れる。図４は、これら金型によるフランジ部１２の成形
状態を示す。１３はボトムモールド、１４はシェルリン
グ、１５はプランジャーである。従来は、シェルリング
１４の成形面によりフランジ部１２の上端面１２′を形
成している。シェルリング１４はフランジ部１２の上端
面１２′を規定するために内方に向いた張り出し部１
４′と、この張り出し部１４′の先端から下方に向いた
突出部１４″を有している。この突出部１４″は、プラ
ンジャー１５が押圧して上昇した後に、溶融ガラスが固
まるまで、フランジ部１２が内方に傾斜して変形するの
を防ぐためのものである。従って、通常、かかる金型に
よる押圧成形では、フランジ部１２の上端面１２′の内
側縁においてシェルリング１４とプランジャー１５との
型合わせ部位に角立ち部１６が形成される。
【０００４】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、斯様に
してフランジ部の内側面に角立ち部が形成されたガラス
製トレーにあっては、例えば電子レンジ用のターンテー
ブルとして使用される場合、載置された食器類をトレー
から取り出す際、特に、食器類が重い場合にトレー上を
滑らせながら取り出す時に、角立ち部に接触し易く、該
部分が欠けるという問題がある。また、この角立ち部は
先記したように、シェルリングとプランジャーとの２つ
の金型の成形面によって形成されることから、シェルリ
ングとプランジャーとの僅かな隙間に溶融ガラスが侵入
することにより角立ち部の先端に突起が形成されること
があり、この場合には更に角立ち部の欠損が生じ易くな
る。
してフランジ部の内側面に角立ち部が形成されたガラス
製トレーにあっては、例えば電子レンジ用のターンテー
ブルとして使用される場合、載置された食器類をトレー
から取り出す際、特に、食器類が重い場合にトレー上を
滑らせながら取り出す時に、角立ち部に接触し易く、該
部分が欠けるという問題がある。また、この角立ち部は
先記したように、シェルリングとプランジャーとの２つ
の金型の成形面によって形成されることから、シェルリ
ングとプランジャーとの僅かな隙間に溶融ガラスが侵入
することにより角立ち部の先端に突起が形成されること
があり、この場合には更に角立ち部の欠損が生じ易くな
る。
【０００５】従って、本考案の目的は、トレーから食器
類を取り出す際、特にトレー上を滑らせながら食器類を
取り出す際にフランジ部の上端面の内側縁に欠けが生じ
ることのないガラス製トレーを提供することである。
類を取り出す際、特にトレー上を滑らせながら食器類を
取り出す際にフランジ部の上端面の内側縁に欠けが生じ
ることのないガラス製トレーを提供することである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記の課題及
び目的に鑑みてなされたもので、平坦部と、その平坦部
の外周にフランジ部とを有するガラス製トレーであっ
て、前記フランジ部の上端面は、シェルリングとプラン
ジャーとの型合わせにより形成してあり、且つ前記上端
面にはシェルリングとプランジャーとの型合わせ部位よ
りも内側にプランジャーによる角無し肉盛部を形成して
あり、前記フランジ部の内側面を前記平坦部から前記角
無し肉盛部に向けて緩く彎曲せしめて形成してなること
を特徴とするガラス製トレイである。
び目的に鑑みてなされたもので、平坦部と、その平坦部
の外周にフランジ部とを有するガラス製トレーであっ
て、前記フランジ部の上端面は、シェルリングとプラン
ジャーとの型合わせにより形成してあり、且つ前記上端
面にはシェルリングとプランジャーとの型合わせ部位よ
りも内側にプランジャーによる角無し肉盛部を形成して
あり、前記フランジ部の内側面を前記平坦部から前記角
無し肉盛部に向けて緩く彎曲せしめて形成してなること
を特徴とするガラス製トレイである。
【０００７】
【作用】本考案のガラス製トレーによれば、フランジ部
の上端面がシェルリングとプランジャーとの型合わせに
より形成してあり、シェルリングとプランジャーとの型
合わせ部位よりも内側にプランジャーによる角無し肉盛
部を形成してあり、トレーの平坦部から肉盛部に向けて
緩く彎曲してフランジ部の内側面を形成してあることに
より、シェルリングとプランジャーとの成形面により形
成される角立ち部はフランジ部の上端面の中に形成さ
れ、しかも角立ち部の内側には凹み部が形成されて、フ
ランジ部の上端面の内側縁が丸みをおびた形状を呈す
る。従って、トレーの平坦部に載置された食器類を取り
出す際に、フランジ部の上端面の内側縁に接触しても欠
けることなく、また食器類を滑らせて取り出す場合に
も、食器類は角無し肉盛部に向けて緩く彎曲したフラン
ジ部の内側面に沿って滑らされ、角無し肉盛部によって
食器類が角立ち部に接触するのを回避できる。
の上端面がシェルリングとプランジャーとの型合わせに
より形成してあり、シェルリングとプランジャーとの型
合わせ部位よりも内側にプランジャーによる角無し肉盛
部を形成してあり、トレーの平坦部から肉盛部に向けて
緩く彎曲してフランジ部の内側面を形成してあることに
より、シェルリングとプランジャーとの成形面により形
成される角立ち部はフランジ部の上端面の中に形成さ
れ、しかも角立ち部の内側には凹み部が形成されて、フ
ランジ部の上端面の内側縁が丸みをおびた形状を呈す
る。従って、トレーの平坦部に載置された食器類を取り
出す際に、フランジ部の上端面の内側縁に接触しても欠
けることなく、また食器類を滑らせて取り出す場合に
も、食器類は角無し肉盛部に向けて緩く彎曲したフラン
ジ部の内側面に沿って滑らされ、角無し肉盛部によって
食器類が角立ち部に接触するのを回避できる。
【０００８】
【実施例】以下、実施例に基づいて本考案のガラス製ト
レーを説明する。
レーを説明する。
【０００９】図１は本考案のガラス製トレーの断面図、
図２は本考案のガラス製トレーを金型により成形した状
態のフランジ部の拡大図である。
図２は本考案のガラス製トレーを金型により成形した状
態のフランジ部の拡大図である。
【００１０】耐熱ガラスからなるトレーは、平坦部２１
と、平坦部２１の外周に形成されたフランジ部２２とを
有する。トレーのフランジ部２２の上端面はボトムモー
ルド２３上に配置されたシェルリング２４と溶融ガラス
塊を押圧するプランジャー２５との型合わせにより形成
してあり、シェルリング２４とプランジャー２５との型
合わせ部位よりも内側にはプランジャー２５による角無
し肉盛部２６が形成してある。そして、このフランジ部
２２の内側面はトレーの平坦部２１から前記角無し肉盛
部２６に向けて緩く彎曲して形成してある。角無し肉盛
部２６及びフランジ部２２の内側面はプランジャー２５
によって形成してある。従って、シェルリング２４とプ
ランジャー２５によって形成される角立ち部２７は、フ
ランジ部２２の上端面２２′の中に形成してある。尚、
角無し肉盛部２６は角立ち部２７よりも高く形成するの
が好ましく、その場合、先記したように角立ち部２７の
先端には、シェルリング２４とプランジャー２５との間
隙に溶融ガラスが侵入することによる突起が生じる場合
があるので、これを考慮してその高さを決定するのがよ
り好ましい。
と、平坦部２１の外周に形成されたフランジ部２２とを
有する。トレーのフランジ部２２の上端面はボトムモー
ルド２３上に配置されたシェルリング２４と溶融ガラス
塊を押圧するプランジャー２５との型合わせにより形成
してあり、シェルリング２４とプランジャー２５との型
合わせ部位よりも内側にはプランジャー２５による角無
し肉盛部２６が形成してある。そして、このフランジ部
２２の内側面はトレーの平坦部２１から前記角無し肉盛
部２６に向けて緩く彎曲して形成してある。角無し肉盛
部２６及びフランジ部２２の内側面はプランジャー２５
によって形成してある。従って、シェルリング２４とプ
ランジャー２５によって形成される角立ち部２７は、フ
ランジ部２２の上端面２２′の中に形成してある。尚、
角無し肉盛部２６は角立ち部２７よりも高く形成するの
が好ましく、その場合、先記したように角立ち部２７の
先端には、シェルリング２４とプランジャー２５との間
隙に溶融ガラスが侵入することによる突起が生じる場合
があるので、これを考慮してその高さを決定するのがよ
り好ましい。
【００１１】かかるトレーにおいては、プランジャー２
５により角無し肉盛部２６が形成され、上端面２２′の
内側縁が丸みをおびていることから、平坦部２１に載置
した食器類を取り出す際に当たっても欠けが生じること
はない。また、トレー上を滑らせながら取り出す際にも
食器類はフランジ部２２の内側面の彎曲面に沿って角無
し肉盛部２６に乗り上げることにより、角立ち部２７に
接触することなく取り出すことができる。
５により角無し肉盛部２６が形成され、上端面２２′の
内側縁が丸みをおびていることから、平坦部２１に載置
した食器類を取り出す際に当たっても欠けが生じること
はない。また、トレー上を滑らせながら取り出す際にも
食器類はフランジ部２２の内側面の彎曲面に沿って角無
し肉盛部２６に乗り上げることにより、角立ち部２７に
接触することなく取り出すことができる。
【００１２】
【考案の効果】以上説明したように、本考案のガラス製
トレーによれば、トレーから食器類を取り出す際、特に
トレー上を滑らせて取り出す際にも、フランジ部の上端
面の内側縁に欠損を生じない優れた効果を奏するもので
ある。
トレーによれば、トレーから食器類を取り出す際、特に
トレー上を滑らせて取り出す際にも、フランジ部の上端
面の内側縁に欠損を生じない優れた効果を奏するもので
ある。
【図１】本考案にかかるガラス製トレーの断面図であ
る。
る。
【図２】本考案にかかるガラス製トレーのフランジ部の
成形状態を示す拡大断面図である。
成形状態を示す拡大断面図である。
【図３】従来のガラス製トレーの断面図である。
【図４】従来のガラス製トレーのフランジ部の成形状態
を示す拡大断面図である。
を示す拡大断面図である。
２１ 平坦部 ２２ フランジ部 ２２′ 上端面 ２３ ボトムモールド ２４ シェルリング ２５ プランジャー ２６ 角無し肉盛部 ２７ 角立ち部
Claims (1)
- 【請求項１】 平坦部と、その平坦部の外周にフランジ
部とを有するガラス製トレーであって、前記フランジ部
の上端面は、シェルリングとプランジャーとの型合わせ
により形成してあり、且つ前記上端面にはシェルリング
とプランジャーとの型合わせ部位よりも内側にプランジ
ャーによる角無し肉盛部を形成してあり、前記フランジ
部の内側面を前記平坦部から前記角無し肉盛部に向けて
緩く彎曲せしめて形成してなることを特徴とするガラス
製トレー。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993050443U JP2532040Y2 (ja) | 1993-08-23 | 1993-08-23 | ガラス製トレー |
| KR1019940018721A KR0148620B1 (ko) | 1993-08-23 | 1994-07-29 | 유리접시 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993050443U JP2532040Y2 (ja) | 1993-08-23 | 1993-08-23 | ガラス製トレー |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0715741U JPH0715741U (ja) | 1995-03-17 |
| JP2532040Y2 true JP2532040Y2 (ja) | 1997-04-09 |
Family
ID=12859010
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1993050443U Expired - Lifetime JP2532040Y2 (ja) | 1993-08-23 | 1993-08-23 | ガラス製トレー |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2532040Y2 (ja) |
| KR (1) | KR0148620B1 (ja) |
-
1993
- 1993-08-23 JP JP1993050443U patent/JP2532040Y2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1994
- 1994-07-29 KR KR1019940018721A patent/KR0148620B1/ko not_active IP Right Cessation
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| KR950005762A (ko) | 1995-03-20 |
| JPH0715741U (ja) | 1995-03-17 |
| KR0148620B1 (ko) | 1998-11-16 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPS5864226A (ja) | ガラス製品のプレス方法および装置 | |
| JP2532040Y2 (ja) | ガラス製トレー | |
| JP3150895B2 (ja) | ガラス製トレイおよびその成型金型 | |
| JPS57139432A (en) | Press molding method of toothed drum | |
| JP2001301018A (ja) | プラスチック成型装置 | |
| JP2003095671A (ja) | プランジャ及びガラス食器の成形方法 | |
| CN216300006U (zh) | 一种可改善圆弧面拉伤拉亮的模具 | |
| JPS6212569Y2 (ja) | ||
| JPH0679970B2 (ja) | 天面に凹凸模様を持つガラス共栓の製造法 | |
| JP2509532B2 (ja) | 二色成形製品のシボ形成方法 | |
| CN215551052U (zh) | 一种汽车外观配合控制结构 | |
| CN215618818U (zh) | 一种防止瓷砖边部积釉的上模 | |
| JP3037073U (ja) | ガラス製トレイ | |
| JP2547490Y2 (ja) | 金 型 | |
| SU1252048A1 (ru) | Пресс-форма дл прессовани изделий из порошка | |
| CN211389842U (zh) | 一种镶嵌模塑组件 | |
| JPH0532507Y2 (ja) | ||
| JPH084205Y2 (ja) | 複合材用のプリフォーム構造 | |
| JPH0423333Y2 (ja) | ||
| US3490634A (en) | Plastic articles | |
| JP2548220Y2 (ja) | 水硬性無機質成形体の取出装置 | |
| JPH084265Y2 (ja) | ラベルインサート成形用金型 | |
| JPH0470212U (ja) | ||
| JPS5879329U (ja) | 成形用金型 | |
| JPS6334898Y2 (ja) |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |