JP2531791Y2 - フランジ付容器のキャリヤー - Google Patents

フランジ付容器のキャリヤー

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JP2531791Y2
JP2531791Y2 JP1990106310U JP10631090U JP2531791Y2 JP 2531791 Y2 JP2531791 Y2 JP 2531791Y2 JP 1990106310 U JP1990106310 U JP 1990106310U JP 10631090 U JP10631090 U JP 10631090U JP 2531791 Y2 JP2531791 Y2 JP 2531791Y2
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末人 安藤
紀雄 宮川
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十條セントラル株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、飲食物等が密封収納されており、開口縁に
外向きフランジ部を有する容器を、該フランジ部を利用
して複数個同時に搬送できるようにしたキャリヤーの改
良に関する。
従来の技術 この種のキャリヤーとしては、既に実開昭53-50784号
公報とか、実開昭63-59855号公報に示されるものが提案
されているが、キャリヤーの主体をなす板材の両側辺の
側面板の折線部分のスリットを容器のフランジ部分に掛
け留めるのみの容器係止構造であるため、容器の保持力
が弱く、強い振動が作用した際などには、キャリヤーか
ら容器が脱落する恐れが存する。
考案が解決しようとする課題 本考案は、何らの材料の付加もなく、また製造,容器
との組み付け等の過程においても何らの工程増が無く、
しかも容器の保持力を増大させうるフランジ付容器のキ
ャリヤーを提供することを課題としている。
課題を解決するための手段 前記課題を解決するため、本考案は、開口縁に外向き
フランジ部を有する容器のキャリヤーにおいて、略長方
形状の厚紙のごとき可撓性の板材の長手方向の両側面
に、前記容器のフランジ部の外径より僅かに狭い間隔を
存して、それぞれ内折り折線が形成され、該折線を介し
て側片が形成されており、該折線上には、該折線から板
材の側縁方向へ、略扁平コ字形に張り出した複数のスリ
ットが形成され、同一折線上の隣接するスリットの中心
間距離は、前記容器のフランジ部の外径を最短とする長
さに選定されているとともに、前記内折り折線間の板材
の主体部には、前記隣接するスリット間に位置すべき隣
接する容器の両フランジ部に対応する位置に、該位置に
おける両フランジ部の間隔より僅かに広い間隔を存する
両舌片側縁を有する舌片が前記両内折り折線から離れた
中央部に形成されており、該舌片の外郭線は、前記内折
り折線と平行する舌片内折り折線と、この舌片内折り折
線に連続する舌片スリットとで構成されているという構
成とし、更に舌片内に、その外郭線を形成している舌片
内折り折線と交叉する方向に複数の舌片外折り折線を形
成するという構成も採っている。
作用 本考案は前記構成であるから、キャリヤーを構成する
板材の面積増はなく、従来の打ち抜き工程時に舌片に対
する折線とスリットとの形成を同時に行なえばよく、ま
た容器に対する組み付けも、従来の組み付け工程時に、
舌片をピン等で同時に押し込むのみで組み付けうるの
で、製造,組み付けの工程増を伴なうことが無い。
またキャリヤーと容器のフランジ部とは、キャリヤー
両側辺部分のスリットより外方へ僅かに突出するフラン
ジ部とスリットとにおける掛け留めの外に、隣接するス
リット間に位置する隣接する容器の両フランジ部が、キ
ャリヤーの主体部で内側へ折り込まれた舌片の両舌片側
辺にそれぞれ掛け留められるので、容器とキャリヤーと
の係合個所が増加し、キャリヤーの容器保持力が舌片の
掛け留め分だけ増大する。
実施例 第1図,第2図は第1の実施例を示しており、キャリ
ヤー1は、第5図に示すごとく、フランジ部2を有する
円筒状,多角筒状あるいは倒截頭円錐状等の容器3を複
数個同時に搬送するものであり、厚紙,プラスチックシ
ート等の可撓性を有する板材で略長方形状に形成された
板材4の長手方向の両側辺に内折り折線5,6が形成され
て側片7,8が板材4の主体部9と区分されている。
前述の内折り折線5,6の間隔Lは、前記容器3のフラ
ンジ部2の外径Rより僅かに狭い長さに選定されてい
る。
前記内折り折線5,6上には、該折線5,6から、板材4の
側縁、すなわち前記側片7,8へ向って、略扁平コ字形に
複数のスリット10,11,12,13が形成されている。
内折り折線5上のスリットと内折り折線6上のスリッ
トすなわち、図示例ではスリット10と11、スリット12と
13とは同一位相にそれぞれ対をなし、対峙して形成され
ており、同一内折り折線5上に隣接するスリット10,12
の中心間距離Wは、前記フランジ部2の外径Rを最短と
する長さに選定されている。
また板材4の主体部9の隣接するスリット10と12、11
と13との間において、これ等のスリット10,11,12,13と
後述するように係合すべき隣接する容器3のフランジ部
2に対応する位置には、第2図に示されるごとく、両内
折り折線5,6から離れた主体部9の中央部に、保持され
る隣接容器3,3の両フランジ部2,2間の間隔hより僅かに
広い間隔H1を存する両舌片側縁14,15,16,17を有する舌
片18,19が形成されている。
この舌片18,19の外郭線は、内折り折線5,6と平行する
舌片内折り折線20,21と、該舌片内折り折線20,21に連続
する舌片スリット22,23とで構成されている。
第1図に示す実施例では、スリット10,11,12,13は、
それぞれ内折り折線5,6に沿う延長部24,25を有している
が、この延長部は必ずしも必要とされるものではない。
また舌片18,19の舌片内折り折線20,21内には折り込み
を容易にする舌片スリット26,27が設けられ、また舌片
スリット22,23には、組み付け前における舌片18,19の垂
下を防止する易破断性の不連続部28,29も形成されてい
るが、この舌片スリット26,27および不連続部28,29も必
ずしも必要とされるものではない。
第3図は舌片18,19の第2の実施例であって、間隔H2
を存する舌片側縁30,31の舌片スリット32,33が抛物線状
をなし、頂部に不連続部34が形成されると共に、舌片内
折り折線35と交叉する方向に舌片外折り折線36,37,38が
舌片39内に形成されたものである。
第4図は舌片18,19の第3の実施例であって、舌片40
の外郭線が欠円形とされ、舌片内折り折線41と交叉する
方向に舌片外折り折線42,43が円弧の弦の位置に設けら
れたものである。
第1図,第3図および第4図に示される各舌片18,19,
39,40は斜線で示す位置が、後述するごとく、キャリヤ
ー1に保持される容器3のフランジ部2と係止する範囲
である。
以上説明したキャリヤー1は、図示例の場合2個の容
器3を係止するものであるが、係止する容器数は、2個
以上任意の数としうる。
このキャリヤー1は、隣接配置した容器の上に位置合
わせして載置され、内折り折線5,6から側片7,8を下方へ
折曲させると、容器3のフランジ部2は、スリット10,1
1,12,13から外部に突出し、該フランジ部2の下面に側
片7,8側のスリット縁が当接して、フランジ部2に対称
の両側から掛け留められる。同時に舌片18,19を舌片ス
リット22,23の不連続部28,29寄り位置で下方へ押し込む
と、不連続部28,29が容易に切断され、該舌片18,19は、
舌片内折り折線20,21から下方へ折曲され、舌片18,19の
舌片側縁14,15,16,17部分は撓曲してフランジ部2の下
方へ至り、フランジ部に下方から掛け留められる。
以上の操作は、従来のキャリヤーと容器との組み付け
装置に、舌片18,19の押し込み用のピンを設けるのみで
自動的に実施される。第3図,第4図に示される舌片3
9,40においても同様である。
図示例の場合、容器3のフランジ部2は1個当り4個
所でキャリヤーに掛け留められるので強振動等が作用し
てもキャリヤーから脱出することはない。
効果 本考案は、以上説明した構成,作用のものであって、
従来と同様のキャリヤーの板材に舌片形成用の内折り折
線と、スリットとを設け、容器への組み付け時に舌片を
押し込む作用を付加するのみで、容器の保持力の増大し
たキャリヤーたらしめうる効果がある。
係止する容器数が2個以上の場合でも、両側片が主体
部の両側下方に折曲保持されている故、2個以上の容器
を係止したままキャリヤーを持ち上げるときに、主体部
が撓曲することはなく、舌片による容器の保持力は少し
も損ぜられず、いずれの容器も確実に保持,係止される
効果がある。
また使用材料の増加もなく、製造,組み付け時の工程
増もないので、舌片形成の型と、押し込みのためのピン
とのコスト増以外には、殆どコスト増を招くことなく容
器保持力の強いキャリヤーを提供できる効果も奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、容器への組み付け前のキャリヤーの第1の実
施例の平面図、第2図は容器へ組み付けた第1図に示す
キャリヤーの斜面図、第3図は舌片の第2の実施例の平
面図、第4図は舌片の第3の実施例の平面図、第5図は
本考案のキャリヤーの適用される容器の一例の斜面図で
ある。 1:キャリヤー、2:フランジ部、3:容器、4:板材、5,6:内
折り折線、10,11,12,13:スリット、14,15,16,17:舌片側
縁、18,19:舌片、20,21:舌片内折り折線、22,23:舌片ス
リット、L:内折り折線間の間隔、R:フランジ部の外径、
W:スリットの中心間距離、h:フンラジ間の間隔、H:舌片
の両側縁の間隔。

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】開口縁に外向きフランジ部を有する容器の
    キャリヤーにおいて、略長方形状の厚紙のごとき可撓性
    の板材の長手方向の両側辺に、前記容器のフランジ部の
    外径より僅かに狭い間隔を存して、それぞれ内折り折線
    が形成され、該折線を介して側片が形成されており、該
    折線上には、該折線から板材の側縁方向へ、略扁平コ字
    形に張り出した複数のスリットが形成され、同一折線上
    の隣接するスリットの中心間距離は、前記容器のフラン
    ジ部の外径を最短とする長さに選定されているととも
    に、前記内折り折線間の板材の主体部には、前記隣接す
    るスリット間に位置すべき隣接する容器の両フランジ部
    に対応する位置に、該位置における両フランジ部の間隔
    より僅かに広い間隔を存する両舌片側縁を有する舌片が
    前記両内折り折線から離れた中央部に形成されており、
    該舌片の外郭線は、前記内折り折線と平行する舌片内折
    り折線と、この舌片内折り折線に連続する舌片スリット
    とで構成されているフランジ付容器のキャリヤー。
  2. 【請求項2】舌片内に、その外郭線を形成している舌片
    内折り折線と交叉する方向に複数の舌片外折り折線が形
    成されている実用新案登録請求の範囲第1項記載のフラ
    ンジ付容器のキャリヤー。
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