JP2531768Y2 - ブラウン管を使用した視聴覚機器用立体音響スピーカシステム - Google Patents

ブラウン管を使用した視聴覚機器用立体音響スピーカシステム

Info

Publication number
JP2531768Y2
JP2531768Y2 JP1988143680U JP14368088U JP2531768Y2 JP 2531768 Y2 JP2531768 Y2 JP 2531768Y2 JP 1988143680 U JP1988143680 U JP 1988143680U JP 14368088 U JP14368088 U JP 14368088U JP 2531768 Y2 JP2531768 Y2 JP 2531768Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
speaker
audio
sub
sound
speaker system
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1988143680U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0264291U (ja
Inventor
哲雄 嶋田
邦美 桜井
絃一郎 工藤
秀紀 小野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Onkyo Corp
Original Assignee
Onkyo Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Onkyo Corp filed Critical Onkyo Corp
Priority to JP1988143680U priority Critical patent/JP2531768Y2/ja
Publication of JPH0264291U publication Critical patent/JPH0264291U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2531768Y2 publication Critical patent/JP2531768Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は、テレビジョン受信機のようなブラウン管を
使用した視聴覚機器の、ブラウン管の後部の凹陥部を利
用して取り付けた主スピーカの輻射音を、ブラウン管の
前面側方に開口部を形成した音道ホーンによって導くご
とくなしたスピーカ装置において、音場生成用のサブス
ピーカを前記の主スピーカの後方に取り付けたブラウン
管を使用した視聴覚機器用立体音響スピーカシステムに
関するものである。
<従来の技術> 従来ブラウン管を使用した視聴覚機器、例えばテレビ
ジョン受信機の前面は、ブラウン管の画像面が大部分を
占めているので、初期の頃は、音声用のスピーカは後方
に押しやられて、キャビネットの側面に穿った放音孔か
ら、側方へ向けて放音するものであったので、機器の正
面方向の聴感覚は、とても良好とは言えるものではでは
なかった。それを補うものとして、反射板を取り付けた
ものがあったが、それとても苦肉の策で、十分な音質で
はなかった。
次いで、機器の前面に細長い楕円形の振動板のスピー
カをブラウン管の下方または側方に取り付けたものが案
出されたが、音質は円形のスピーカに及ばなかった。現
状は仕方なく小さい口径の円形スピーカを、チューナの
押しボタンの近傍にやっと申し訳け程度に取り付けてい
るに過ぎないので、再生周波数範囲は狭く、到底優れた
音質は望むべくもない。
最近、テレビジョン放送電波は高品位、高品質を目指
して改善を重ねられ、テレビステレオ放送電波の音質の
向上が喧伝されている。また、CDなどのビデオ機器のデ
ィジタル化の進歩も著しく、視聴覚機器の音質の飛躍的
向上が焦眉の急として要望されている。
このような事態に対応して、ブラウン管を使用した視
聴覚機器のスピーカ装置として、実開昭60−19274号公
報に開示されているテレビジョン用スピーカ装置があ
る。このスピーカ装置は、先端開口部に進むに従って小
径となる音響管を、後部に配置したスピーカの前面に取
り付け、前記の音響管の開口部をテレビジョンセットの
前面に露出した構造のもので、省スペースでかつ、ブラ
ウン管の前面に音の放射を可能ならしめる効果を目指し
たものである。しかしながら、この考案はテレビジョン
セットの前面から、音響管による低域再生を確保できる
効果は期待できるが、機器正面に対して、いわゆる平面
的な音響しか発生できないので、立体的な奥行きのある
臨場感を現出することは困難である。
<考案が解決しようとする課題> 従って、従来のこの種のスピーカ装置は、周波数範囲
の狭い、平面的な音響再生しかできないという問題があ
った。
そこで、本考案はかかる従来の課題を解決するため
に、音場生成用のスピーカを付加して、臨場感溢れる再
生音のスピーカ装置を提供することを目的とする。
<課題を解決するための手段> 該目的を達成するための本考案の構成を、実施例に対
応する第1図乃至第6図を用いて説明すると、本考案
は、ブラウン管を使用した視聴覚機器の、ブラウン管
(2)の後部の凹陥部を利用して取り付けた主スピーカ
(1)の輻射音を、ブラウン管(2)の前面側方に開口
部(7)を形成した音道ホーン(3)によって導くごと
くなしたスピーカ装置において、音場生成用のサブスピ
ーカ(9)を、前記の主スピーカ(1)を収納したボッ
クス(5)の構成部材の延長位置に連設形成した取り付
け板(10)に取り付けた構成としたものである。
<作用> 本考案は、このような構成としたものであるから、サ
ブスピーカ(9)は側方に向けて放音するので、その放
音が主スピーカの位相と位相差を生じることにより、サ
ラウンド音場を醸成することができるスピーカシステム
を単体の部品として組み立てることができ、そのままブ
ラウン管を使用した視聴覚機器に組み込むことができる
のである。
<実施例> 以下本考案の実施例について図面に基づいて説明す
る。
図中第1図乃至第6図は、本考案の実施例を示す図
で、該実施例において、(1)は主スピーカで、ブラウ
ン管(2)の側面の曲面に沿って湾曲した音道ホーン
(3)の入り口に取り付けたスピーカボックス(5)の
放音孔(6)を穿った前面板(4)に取り付けてある。
音道ホーン(3)は、ホーンの横断面積の広がり変化
(フレア)をもって、開口部(7)は縦長の長方形をな
して、ブラウン管(2)の前面(画像面)(8)の側方
に隣接して開口形成してある。ホーン(3)の内部にお
いて、必要あれば補助スロート板(14)を取り付けて、
ホーン効果を増大する。スピーカボックス(5)の後面
に、ボックス(5)の側面の延長位置に、音場生成用サ
ブスピーカ(9)の取り付けバッフル板(10)を、たと
えばL字形にして取り付けて、それにサブスピーカ
(9)を外方へ向けて取り付けてある。
電気回路は、例えば主スピーカ(1)との位相差成分
をサブスピーカ(9)に入力する回路を、スピーカボッ
クス内に組み込んで、立体音再生スピーカシステムとし
たりすることができる。
また、2000Hz程度のハイパスコンデンサ(11)を介し
てトゥイータ(12)を接続してホーン(3)の開口部に
配設することもできる。
このようなスピーカシステムを、テレビジョン受信機
のブラウン管(2)の画面の両側に、開口部(7)を位
置させて取り付けてある。
応用例として、第1図のL字形のサブスピーカのバッ
フル板(10)を、第3図に示すように、回動レバー(1
3)を取り付けて、取り付け角度を変えてサラウンド効
果を調整することができる。
また、第4図のようにサブスピーカ(9)の取り付け
角度を、回動軸(15)を中心に回動するようにすると、
前記のサラウンド効果の調整がさらに自由に、かつ広い
範囲に行うことができる。
第5図に示すように複数のサブスピーカ(9),
(9)を角度を変えて取り付けると、さらに優れたサラ
ウンド効果が得られる。
さらにまた、第6図に示すように外形を平たい直方体
に形成して、前方開口部から内方へ斜めに仕切り(16)
を設けてホーン(3)の上壁面として、たとえば楕円形
の主スピーカを取り付け、その上方空間にトゥイータ
(12)、及びサブスピーカ(9)を組み込むと、コンパ
クトな取り扱い易いスピーカシステムができる。
このように本考案実施品は、単品の機器用部品として
扱えるので、例えばテレビジョン受信機のように振動の
影響を受け易い機器に組み込むときに、振動吸収材を間
に介して取り付けると画像が安定する。
以上本考案の代表的と思われる実施例について説明し
たが、本考案は必ずしもこれらの実施例構造のみに限定
されるものではなく、本考案にいう構成要件を備え、か
つ本考案にいう目的を達成し、以下にいう効果を有する
範囲内において適宜改変して実施することができるもの
である。
<考案の効果> 以上の説明から既に明らかなように本考案は、音道ホ
ーン、主スピーカ、主スピーカボックス、サブスピー
カ、取り付け板、電気回路関係部品、等の構成部品を一
体に組み立てて、機器の組み立て工場等において、単品
の機器部品として取り扱える便がある。即ち、機器組み
立て時、機器にそのまま取り付けて電気入力配線だけを
行えばよいのでいたって簡単に組み込み作業ができる。
そして、機器の内部に組み込む際、取り付ける機器キ
ャビネットとの間に防振用パッキング材等を介して、ス
ピーカの振動がブラウン管の画面に伝わり難くして、画
像の安定を図ることもできる。
また、前記のホーンは合成樹脂材料製である場合、サ
ブスピーカの取り付け板等も、一体に押し出し成形でき
るので材料コストはがく仕上げられる利点がある。等の
実用上の顕著な効果を期待することができるに至ったの
である。
【図面の簡単な説明】
図面はいずれも本考案の実施例であって、第1図は基本
的な実施例を示す全体斜視図、第2図は第1図の横断面
図、第3図乃至第6図は別の実施例を示すそれぞれ要部
の斜視図で、第3図はトゥイータを付加した実施例、第
4図はサブスピーカを回動自在に取り付けた実施例、第
5図は複数個のサブスピーカを取り付けた実施例、第6
図はコンパクトにまとめた実施例である。 図中、(1)は主スピーカ、(2)はブラウン管、
(3)は音道ホーン、(5)はボックス、(7)は開口
部、(9)はサブスピーカ、(10)は取り付けバッフル
板である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 工藤 絃一郎 大阪府寝屋川市日新町2番1号 オンキ ヨー株式会社内 (72)考案者 小野 秀紀 大阪府大阪市淀川区宮原3丁目5番24号 日本電気ホームエレクトロニクス株式 会社内 (56)参考文献 実開 昭58−50781(JP,U) 実開 昭63−108273(JP,U) 実開 昭63−183788(JP,U) 実開 平2−60379(JP,U) 実公 昭36−25418(JP,Y1)

Claims (5)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ブラウン管を使用した視聴覚機器の、ブラ
    ウン管(2)の後部の凹陥部を利用して取り付けた主ス
    ピーカ(1)の輻射音を、ブラウン管(2)の前面側方
    に開口部(7)を形成した音道ホーン(3)によって導
    くごとくなしたスピーカ装置において、音場生成用のサ
    ブスピーカ(9)を、前記の主スピーカ(1)を収納し
    たボックス(5)の構成部材を延長した位置に、連設形
    成した取り付けバッフル板(10)に取り付けた、ブラウ
    ン管を使用した視聴覚機器用立体音響スピーカシステ
    ム。
  2. 【請求項2】前記のサブスピーカ(9)の取り付けバッ
    フル板(10)を、取り付け角度を変えるごとくした請求
    項に記載のブラウン管を使用した視聴覚機器用立体音
    響スピーカシステム。
  3. 【請求項3】前記のサブスピーカ(9)の取り付け角度
    を、回動軸(15)を中心に回動し得るごとくした請求項
    に記載のブラウン管を使用した視聴覚機器用立体音響
    スピーカシステム。
  4. 【請求項4】前記のサブスピーカ(9)を複数個、角度
    を変えて取り付けた請求項乃至の何れかの項に記載
    のブラウン管を使用した視聴覚機器用立体音響スピーカ
    システム。
  5. 【請求項5】前記の音道ホーン(3)の外形を平たい直
    方体に形成して、前方開口部から内方へ斜めに仕切り
    (16)を設けてホーン(3)の上壁面として、主スピー
    カ(1)を取り付け、その上方空間にトゥイータ(12)
    及びまたはサブスピーカ(9)を組み込んだ請求項乃
    至の何れかの項に記載のブラウン管を使用した視聴覚
    機器用立体音響スピーカシステム。
JP1988143680U 1988-11-02 1988-11-02 ブラウン管を使用した視聴覚機器用立体音響スピーカシステム Expired - Lifetime JP2531768Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988143680U JP2531768Y2 (ja) 1988-11-02 1988-11-02 ブラウン管を使用した視聴覚機器用立体音響スピーカシステム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988143680U JP2531768Y2 (ja) 1988-11-02 1988-11-02 ブラウン管を使用した視聴覚機器用立体音響スピーカシステム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0264291U JPH0264291U (ja) 1990-05-15
JP2531768Y2 true JP2531768Y2 (ja) 1997-04-09

Family

ID=31410716

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1988143680U Expired - Lifetime JP2531768Y2 (ja) 1988-11-02 1988-11-02 ブラウン管を使用した視聴覚機器用立体音響スピーカシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2531768Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012242040A (ja) * 2011-05-23 2012-12-10 Rinnai Corp ガスコンロ

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0787629B2 (ja) * 1990-10-29 1995-09-20 松下電器産業株式会社 スピーカ装置

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51103928U (ja) * 1975-02-19 1976-08-20
JPS5616998A (en) * 1979-07-18 1981-02-18 Nec Corp Reproducing unit of transfer charge
JPS5734717A (en) * 1980-08-07 1982-02-25 Tokyo Shibaura Electric Co Protection relay unit
JPS5850781U (ja) * 1981-09-18 1983-04-06 三洋電機株式会社 スピ−カボツクス

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012242040A (ja) * 2011-05-23 2012-12-10 Rinnai Corp ガスコンロ

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0264291U (ja) 1990-05-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR0132198B1 (ko) 텔레비전 세트의 스피커 시스템
KR940002165B1 (ko) 다이폴지향특성을 지닌 스피커장치
US4365114A (en) Automotive loudspeaker having variable speaker orientation and particular electrical connections
US5802191A (en) Loudspeakers, systems, and components thereof
US5448647A (en) Electric apparatus having speaker
KR100202342B1 (ko) 오디오 또는 비디오 장치
FI93070C (fi) Äänijärjestelmä, erityisesti televisiovastaanottimiin tarkoitettu stereofoninen äänijärjestelmä, jossa on siihen integroituna mitoiltaan suuri matalien taajuuksien kaiutin
US5222145A (en) Dual-chamber multi-channel speaker for surround sound stereo audio systems
JPH0879659A (ja) テレビジョンセットのスピーカシステム
US6389144B1 (en) Sound field equalizing apparatus for speaker system
US6766027B2 (en) Elliptical flushmount speaker
GB2063618A (en) Composite speaker system
US6343132B1 (en) Loudspeaker
JP2531768Y2 (ja) ブラウン管を使用した視聴覚機器用立体音響スピーカシステム
JPH06284488A (ja) テレビジョンセットのスピーカシステム
JPH01151898A (ja) 低音スピーカボツクス
CN1038180C (zh) 带立体声扬声器的电视接收机
JP4945834B2 (ja) スピーカーシステムおよびこれを含む平面型ディスプレイ用スタンド
JPH0513094Y2 (ja)
JP3408736B2 (ja) スピーカ装置
JPH0635592Y2 (ja) スピーカ装置
JPH10117311A (ja) スピーカ装置およびこれを用いたテレビジョン受像機
JPH04135079U (ja) テレビジヨン受像機
JP2002034088A (ja) 薄型スピーカー
JP3100196U (ja) スピーカー装置