JP2531732B2 - ショ―ケ―スの庫内温度制御装置 - Google Patents
ショ―ケ―スの庫内温度制御装置Info
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- JP2531732B2 JP2531732B2 JP63064631A JP6463188A JP2531732B2 JP 2531732 B2 JP2531732 B2 JP 2531732B2 JP 63064631 A JP63064631 A JP 63064631A JP 6463188 A JP6463188 A JP 6463188A JP 2531732 B2 JP2531732 B2 JP 2531732B2
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- temperature
- refrigerator
- resistor
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ショーケースの庫内温度制御装置、特に冷
気温度の検出を行なう抵抗体の設置箇所が改善された庫
内温度制御装置に関する。
気温度の検出を行なう抵抗体の設置箇所が改善された庫
内温度制御装置に関する。
(従来の技術) 従来におけるオープンショーケースは、第2図に示す
ようにケース本体1の外箱2と内箱3との間に空気通路
4が形成され、この通路4内に冷凍機5からの蒸発器6
と送風機7が設置されている。従って、冷凍機5と送風
機7が動作すると、蒸発器6で冷却された空気が矢印方
向に循環して庫内が低温状態に維持される。また、吹出
口8から吹出した冷気は、下方の吸入口9に吸込まれて
ショーケースの前面にはエアカーテンが形成され、庫内
と庫外の熱交換が防止される。
ようにケース本体1の外箱2と内箱3との間に空気通路
4が形成され、この通路4内に冷凍機5からの蒸発器6
と送風機7が設置されている。従って、冷凍機5と送風
機7が動作すると、蒸発器6で冷却された空気が矢印方
向に循環して庫内が低温状態に維持される。また、吹出
口8から吹出した冷気は、下方の吸入口9に吸込まれて
ショーケースの前面にはエアカーテンが形成され、庫内
と庫外の熱交換が防止される。
一方、庫内の温度は温度検出用の抵抗体10とサーモス
タット11によって冷凍機5を制御することにより所定温
度に維持されるが、この抵抗体10は、庫内、または庫内
照明用の蛍光灯12からの熱を避けるために通路4の吹出
し位置付近に設置されている。
タット11によって冷凍機5を制御することにより所定温
度に維持されるが、この抵抗体10は、庫内、または庫内
照明用の蛍光灯12からの熱を避けるために通路4の吹出
し位置付近に設置されている。
(発明が解決しようとする課題) しかし、上記の温度制御装置にあっては、第3図に示
すように閉店時に蛍光灯12を消した場合に冷却負荷が小
さくなるので、庫内温度が適温以下まで下がって棚13上
の食料品が過冷却状態になったり、あるいは庫内の温度
変化が大きくなる欠点がある。
すように閉店時に蛍光灯12を消した場合に冷却負荷が小
さくなるので、庫内温度が適温以下まで下がって棚13上
の食料品が過冷却状態になったり、あるいは庫内の温度
変化が大きくなる欠点がある。
このため、従来では、抵抗体10を吹出し位置付近に設
置したタイプでは第4図に示すように閉店中におけるサ
ーモスタット11の設定温度を開店時よりも高く設定し、
消灯時に蒸発器6の冷却能力を弱めて庫内の冷え過ぎを
防止しており、これが温度制御を複雑にしている。
置したタイプでは第4図に示すように閉店中におけるサ
ーモスタット11の設定温度を開店時よりも高く設定し、
消灯時に蒸発器6の冷却能力を弱めて庫内の冷え過ぎを
防止しており、これが温度制御を複雑にしている。
また、抵抗体10を庫内に設置して閉店後の冷え過ぎを
防止することも行なわれている。しかし、この方法では
抵抗体10の周囲の空気温度の変化が吹出し温度に比べて
小さいこと、更に吹出しに比べて風速も弱く無風に近い
状態であるため、抵抗体10の温度変化速度が遅くなる。
そのため、この方法では閉店後の冷え過ぎを防止する効
果はあるが、庫内の温度変化が非常に大きくなるという
欠点がある。
防止することも行なわれている。しかし、この方法では
抵抗体10の周囲の空気温度の変化が吹出し温度に比べて
小さいこと、更に吹出しに比べて風速も弱く無風に近い
状態であるため、抵抗体10の温度変化速度が遅くなる。
そのため、この方法では閉店後の冷え過ぎを防止する効
果はあるが、庫内の温度変化が非常に大きくなるという
欠点がある。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、そ
の目的は、温度検出用の低抗体に簡単な改良を加えるだ
けで昼夜にわたって庫内温度を一定に維持し得るショー
ケースの庫内温度制御装置を提供することにある。
の目的は、温度検出用の低抗体に簡単な改良を加えるだ
けで昼夜にわたって庫内温度を一定に維持し得るショー
ケースの庫内温度制御装置を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本発明では、ショーケー
スの空気通路中に冷凍機の蒸発器が設置され、冷気の吹
出し口付近に設けられた抵抗体で冷気温度を検出し、サ
ーモスタットにより前記冷凍機を制御するショーケース
の庫内温度制御装置において、前記抵抗体の一部を分割
して庫内側に配置し、両抵抗体を直列に接続している。
スの空気通路中に冷凍機の蒸発器が設置され、冷気の吹
出し口付近に設けられた抵抗体で冷気温度を検出し、サ
ーモスタットにより前記冷凍機を制御するショーケース
の庫内温度制御装置において、前記抵抗体の一部を分割
して庫内側に配置し、両抵抗体を直列に接続している。
(作 用) この構成により、開店時、即ち蛍光灯の点灯中は、庫
内側の抵抗体が蛍光灯からの熱を受けてこの分だけ抵抗
値が大きくなる。通路内の抵抗体は、庫内側の抵抗体の
抵抗値が大きくなった分だけ抵抗値が小さくならない
と、サーモスタットのOFF点に達しない。つまり、蛍光
灯による冷却負荷が大きくなると、吹出し冷気の温度が
低下するので、庫内温度は上昇することなく、閉店後と
同じ温度に維持される。
内側の抵抗体が蛍光灯からの熱を受けてこの分だけ抵抗
値が大きくなる。通路内の抵抗体は、庫内側の抵抗体の
抵抗値が大きくなった分だけ抵抗値が小さくならない
と、サーモスタットのOFF点に達しない。つまり、蛍光
灯による冷却負荷が大きくなると、吹出し冷気の温度が
低下するので、庫内温度は上昇することなく、閉店後と
同じ温度に維持される。
次に閉店時に蛍光灯が消されると、庫内側抵抗体の抵
抗値が急激に小さくなり、全体の合成抵抗値も減少する
ので、通路内の抵抗体の抵抗値は、庫内抵抗体の抵抗値
が低くなった分だけ高い値で合成抵抗値がサーモスット
のOFF点に達する。このため、吹出口からの冷気温度が
上昇して庫内の冷え過ぎが防止され、庫内は開店時と同
じ温度に維持される。
抗値が急激に小さくなり、全体の合成抵抗値も減少する
ので、通路内の抵抗体の抵抗値は、庫内抵抗体の抵抗値
が低くなった分だけ高い値で合成抵抗値がサーモスット
のOFF点に達する。このため、吹出口からの冷気温度が
上昇して庫内の冷え過ぎが防止され、庫内は開店時と同
じ温度に維持される。
(実施例) 第1図には、本発明の温度制御装置が組込まれたオー
プンショーケースが示されており、第2図と同じ部分に
は同一番号を付してある。
プンショーケースが示されており、第2図と同じ部分に
は同一番号を付してある。
この実施例では温度検出用の抵抗体を通路4内の抵抗
体10aと庫内の抵抗体10bに分割し、両抵抗体10a,10bを
直列に接続している。また、両抵抗体10a,10bの合成抵
抗は、第5図と第3図を比較して分るように第2図の抵
抗体10とほぼ同じである。更に抵抗体10a,10bの抵抗の
比率は、抵抗体10bとこれを照射する蛍光灯12との距離
によって相違し、この実施例では1:1に設定されてい
る。
体10aと庫内の抵抗体10bに分割し、両抵抗体10a,10bを
直列に接続している。また、両抵抗体10a,10bの合成抵
抗は、第5図と第3図を比較して分るように第2図の抵
抗体10とほぼ同じである。更に抵抗体10a,10bの抵抗の
比率は、抵抗体10bとこれを照射する蛍光灯12との距離
によって相違し、この実施例では1:1に設定されてい
る。
第5図は、本実施例の温度制御による温度特性図で、
以下第1図と第5図に従って制御動作を説明する。
以下第1図と第5図に従って制御動作を説明する。
まず、ショーケース内の各蛍光灯12が点灯している開
店時には、吸入口9から吸込まれた空気が通路4内に入
り、蒸発器6で冷却された後、上方の吹出口8から放出
される。このとき、通路4内の抵抗体10aの抵抗値は、
流通する冷気のために小さくなるが、庫内側の抵抗体10
bは、蛍光灯12からの熱や庫内温度が冷気温度より高い
ので抵抗体10aの抵抗値よりも高くなる。
店時には、吸入口9から吸込まれた空気が通路4内に入
り、蒸発器6で冷却された後、上方の吹出口8から放出
される。このとき、通路4内の抵抗体10aの抵抗値は、
流通する冷気のために小さくなるが、庫内側の抵抗体10
bは、蛍光灯12からの熱や庫内温度が冷気温度より高い
ので抵抗体10aの抵抗値よりも高くなる。
従って、抵抗体10a,10bの合成抵抗値自体は、第5図
と第3図を比べて分るように変わらないからサーモスタ
ット11はこれらの合成抵抗値として検出された温度を設
定温度と比較して冷凍機5を制御し、庫内温度及び吹出
し温度が第3図と全く同じように維持される。
と第3図を比べて分るように変わらないからサーモスタ
ット11はこれらの合成抵抗値として検出された温度を設
定温度と比較して冷凍機5を制御し、庫内温度及び吹出
し温度が第3図と全く同じように維持される。
次に閉店となってショーケース内の各蛍光灯12が消え
ると、抵抗体10bへの加熱がなくなるのでその抵抗値が
閉店時よりも急勾配で下降し(第5図)、合成抵抗値も
小さくなる。このため、抵抗体10aの抵抗値は、抵抗体1
0bの抵抗値が小さくなった分だけ大きな値でサーモスタ
ット11のOFF点に達する。従って、冷凍機5の冷却量が
抑制され、この間に吹出口8から放出する冷気の温度が
上昇する。つまり、サーモスタット11を2段階に設定し
なくても、吹出し温度が上昇するので庫内温度は開店時
と同じ温度に維持されることになる。冷気の温度が上が
ると通路4側の抵抗体10aの抵抗値も上昇するが、庫内
側の抵抗体10bの抵抗値が小さくなっているので合成抵
抗はほぼ一定に保たれる。
ると、抵抗体10bへの加熱がなくなるのでその抵抗値が
閉店時よりも急勾配で下降し(第5図)、合成抵抗値も
小さくなる。このため、抵抗体10aの抵抗値は、抵抗体1
0bの抵抗値が小さくなった分だけ大きな値でサーモスタ
ット11のOFF点に達する。従って、冷凍機5の冷却量が
抑制され、この間に吹出口8から放出する冷気の温度が
上昇する。つまり、サーモスタット11を2段階に設定し
なくても、吹出し温度が上昇するので庫内温度は開店時
と同じ温度に維持されることになる。冷気の温度が上が
ると通路4側の抵抗体10aの抵抗値も上昇するが、庫内
側の抵抗体10bの抵抗値が小さくなっているので合成抵
抗はほぼ一定に保たれる。
尚、閉店中における冷気の流れは開店中の場合と同じ
である。
である。
(発明の効果) 以上詳述したように本発明におけるショーケースの庫
内温度制御装置では、温度検出用の抵抗体を分割して空
気通路と庫内に配置し、両者を直列に接続しているの
で、閉店時に蛍光灯が消えるとこれに応じてサーモスタ
ットが冷凍機の冷却量を抑制し、冷気の吹出し温度が上
昇して庫内の冷え過ぎを防止することができる。
内温度制御装置では、温度検出用の抵抗体を分割して空
気通路と庫内に配置し、両者を直列に接続しているの
で、閉店時に蛍光灯が消えるとこれに応じてサーモスタ
ットが冷凍機の冷却量を抑制し、冷気の吹出し温度が上
昇して庫内の冷え過ぎを防止することができる。
第1図は本発明の温度制御装置が組込まれたオープンシ
ョーケースの断面図、第2図は従来品の同断面図、第3
図は一般制御による温度特性図、第4図は従来制御によ
る温度特性図、第5図は本発明の制御による温度特性図
である。 1……ショーケース本体、4……空気通路、5……冷凍
機、6……蒸発器、10a……通路側抵抗体、10b……庫内
側抵抗体、11……サーモスタット、12……蛍光灯。
ョーケースの断面図、第2図は従来品の同断面図、第3
図は一般制御による温度特性図、第4図は従来制御によ
る温度特性図、第5図は本発明の制御による温度特性図
である。 1……ショーケース本体、4……空気通路、5……冷凍
機、6……蒸発器、10a……通路側抵抗体、10b……庫内
側抵抗体、11……サーモスタット、12……蛍光灯。
Claims (1)
- 【請求項1】ショーケースの空気通路中に冷凍機の蒸発
器が設置され、冷気の吹出し位置付近に設けられた抵抗
体で冷気温度を検出し、サーモスタットにより前記冷凍
機を制御するショーケースの庫内温度制御装置におい
て、 前記抵抗体の一部を分割して庫内側に配置し、両抵抗体
を直列に接続したこと、 を特徴とするショーケースの庫内温度制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63064631A JP2531732B2 (ja) | 1988-03-17 | 1988-03-17 | ショ―ケ―スの庫内温度制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63064631A JP2531732B2 (ja) | 1988-03-17 | 1988-03-17 | ショ―ケ―スの庫内温度制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01239374A JPH01239374A (ja) | 1989-09-25 |
JP2531732B2 true JP2531732B2 (ja) | 1996-09-04 |
Family
ID=13263807
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63064631A Expired - Fee Related JP2531732B2 (ja) | 1988-03-17 | 1988-03-17 | ショ―ケ―スの庫内温度制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2531732B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103747709B (zh) | 2011-09-02 | 2016-08-31 | 开利公司 | 冷藏销售家具 |
US11538343B2 (en) | 2020-03-23 | 2022-12-27 | Toyota Motor North America, Inc. | Automatic warning of atypical audio indicating a transport event |
-
1988
- 1988-03-17 JP JP63064631A patent/JP2531732B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01239374A (ja) | 1989-09-25 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |