JP2531427B2 - 炭素測定装置 - Google Patents
炭素測定装置Info
- Publication number
- JP2531427B2 JP2531427B2 JP5033854A JP3385493A JP2531427B2 JP 2531427 B2 JP2531427 B2 JP 2531427B2 JP 5033854 A JP5033854 A JP 5033854A JP 3385493 A JP3385493 A JP 3385493A JP 2531427 B2 JP2531427 B2 JP 2531427B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sample
- combustion
- furnace
- boat
- combustion furnace
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Investigating Or Analyzing Non-Biological Materials By The Use Of Chemical Means (AREA)
Description
中の炭素分を測定する装置、特に汚染土壌や汚濁水、沈
殿物中の炭素分を測定する炭素測定装置に関する。
ては、試料を酸化反応(燃焼)させる石英ガラス製燃焼
管を燃焼反応用筒型電気炉内に貫通させ、燃焼管の炉外
に突出した部分の片側を試料導入機構と連結することに
より支持しているが、同機構や別途取り付けられたキャ
リアガス供給口などの構造部品のためには、その近傍の
燃焼管の温度が低いことが望ましいので、燃焼管の燃焼
炉からの突き出し長さを長くしている。
燃焼管の突き出し長さを長くすると必然的に装置全体が
極端に長くなる(例えば、この部分が50cm長くなる
と、装置全長は約100cm長くなる)ので、これを避
けるため、燃焼管の突き出し長さを短くし、この部分を
ファンなどで常時冷却し温度を低くすると、水分を多量
に含む試料などを測定する際には、測定開始直後に急激
に発生する蒸気の一部がキャリアガスの流れに逆らって
この部分に達し、燃焼管内壁に水分と共に有機成分も凝
縮して付着してしまい有効に測定される炭素分が少なく
なくなる。すなわち、測定値はマイナルの誤差を示すと
いう問題点がある。
長さを短くし、かつこの部分をファンなどで冷却し温度
を低くしても、測定誤差の生じない炭素測定装置を提供
することを目的としている。
め、本発明の炭素測定装置においては、試料導入機構側
で燃焼炉より突き出している燃焼管に対応する位置に冷
却手段を設け、試料を燃焼炉中に導入後所定時間経過後
から試料ボートを同炉中から引き出すまでの間冷却手段
を動作させる制御手段を備えたものである。
トの燃焼炉内における位置を検出するセンサと、センサ
からの信号によって計時動作を開始するタイマとからな
り、このタイマからの出力信号により適宜の冷却手段、
例えば、冷却ファンのモータを駆動し、またセンサから
の信号により同モータの駆動を停止する。
焼炉より突き出している燃焼管を、試料が燃焼炉中に導
入され測定開始後所定時間が経過するまでは冷却手段が
動作しないので、試料導入直後の所定期間、当該燃焼管
部分は燃焼炉からの伝熱作用により加熱され、急激に発
生する蒸気の一部がキャリアガスの流れに逆らってこの
部分に達しても、燃焼管内壁に水分と共に有機成分が凝
縮して付着することがない。
きには、すでに当該露出燃焼管部分が冷却手段の作用に
より十分に冷却されているため、加熱された試料ボート
を試料導入機構(その入口)まで引き戻したときにも同
ボートは適正な温度にまで下がり、同部分に使用されて
いるガスシール用パッキングやOリングなどを損傷する
こともない。
参照して説明すると、図1において、石英ガラス製燃焼
管1は燃焼反応用筒型電気炉2内に貫通して配置され、
その突出した片側において、試料の入口及びその開閉機
構(図示せず)を備えた試料導入機構3の支持部4にて
Oリングなどを介して連結支持されている。
せ、試料導入機構3の入口から装置内に入れてこの入口
を閉じた後、試料ボート操作棒7により試料ボート6を
燃焼管1内を移動させることにより900 ℃程度に加熱さ
れている燃焼炉2中へ導入する。
5が充填されており、燃焼炉2(燃焼管1)内で試料中
の有機物は蒸発したり分解したりして酸素を含むキャリ
アガスと共に酸化触媒層5に達し、触媒の作用によりす
べての有機物は酸化されて二酸化炭素ガスとなる。
ンセパレータを経由して非分散形赤外線ガス分析計(ND
IR)に接続されており、燃焼管1からの二酸化炭素ガス
を含むキャリアガスはNDIRへ導かれて試料中の炭素分が
測定される(特願平3-244427号特開平5−52837号
公報参照)。
燃焼管1に対応する位置には同管1を冷却するための冷
却ファン8が設けられている。この冷却ファン8は第2
図に示すように、常時駆動されるものではなく、試料ボ
ート操作棒7の位置を位置センサ9で検知することによ
って試料が燃焼炉2中に導入されたと判断してから所定
時間経過してはじめて駆動される。
料が燃焼炉2中に導入されたこと、すなわちセンサ9か
らの信号をトリガー信号としてタイマ(図示せず)を動
作させ、タイマからの出力信号でファン8のモータを駆
動することにより容易に達成することができる。
2中に導入され測定開始後所定時間が経過するまでは冷
却ファン8が駆動されないので、試料導入直後の所定期
間、当該露出燃焼管1部分は燃焼炉2からの伝熱作用に
より加熱され、急激に発生する蒸気の一部がキャリアガ
スの流れに逆らってこの部分に達しても、燃焼管1内壁
に水分と共に有機成分が凝縮して付着することがなくな
る。
示すように、試料ボート6を燃焼炉2中から引き出すタ
イミングと同期して行われる。この制御もまた制御手段
10により試料ボート6が燃焼炉2中から引き出された
ことをセンサ9からの信号で検知して、ファン8のモー
タの駆動を停止することにより容易に達成することがで
きる。従って、試料ボート6を燃焼炉2から引き出すと
きには、すでに当該露出燃焼管1部分が冷却ファンの作
用により十分に冷却されているため、加熱された試料ボ
ート6を試料導入機構3(その入口)まで引き戻したと
きにも同ボート6は適正な温度にまで下がっており、同
部分に使用されているガスシール用パッキングやOリン
グなどを損傷することもなくなる。
ているので、燃焼管の燃焼炉からの突き出し長さをむや
みに長くする必要がなく、装置を小型化することができ
ると共に、測定開始直後に急激に発生する蒸気の一部が
キャリアガスの流れに逆らってこの燃焼管の突出部分に
達しても、燃焼管内壁に水分と共に有機成分が凝縮して
付着することがなく、高い測定精度が期待できる。ま
た、試料ボートを燃焼炉から引き出すときには、すでに
燃焼管の突出部分が十分に冷却されているため、加熱さ
れた試料ボートを試料導入機構(その入口)まで引き戻
したときにも同ボートは適正な温度にまで下がってお
り、同部分に使用されているガスシール用パッキングや
Oリングなどを損傷することもない。
す線図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 試料の入口及びその開閉機構を備えた試
料導入機構から試料ボートに載置した試料を、試料導入
機構に連結し支持され燃焼炉内に挿入された燃焼管内を
移動させて同炉中に導入し、試料中の炭素分を二酸化炭
素に変換してキャリアガスと共に二酸化炭素検出器に導
いて測定する装置において、 前記試料導入機構側で前記燃焼炉より突出した前記燃焼
管に対応する位置に同管の冷却手段を設け、試料を前記
燃焼炉中に導入後所定時間経過後から前記試料ボートを
同炉中から引き出すまでの間冷却手段を動作させる制御
手段を備えたことを特徴とする炭素測定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5033854A JP2531427B2 (ja) | 1993-02-24 | 1993-02-24 | 炭素測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5033854A JP2531427B2 (ja) | 1993-02-24 | 1993-02-24 | 炭素測定装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06249843A JPH06249843A (ja) | 1994-09-09 |
JP2531427B2 true JP2531427B2 (ja) | 1996-09-04 |
Family
ID=12398100
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5033854A Expired - Fee Related JP2531427B2 (ja) | 1993-02-24 | 1993-02-24 | 炭素測定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2531427B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2014115364A1 (ja) | 2013-01-24 | 2014-07-31 | 株式会社島津製作所 | 試料加熱装置及び元素分析計 |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5811887B2 (ja) * | 2012-02-21 | 2015-11-11 | 株式会社島津製作所 | 全有機炭素計 |
JP6115483B2 (ja) * | 2014-01-22 | 2017-04-19 | 株式会社島津製作所 | 炭素測定装置 |
US9360466B2 (en) * | 2014-07-09 | 2016-06-07 | Shimadzu Corporation | Sample introduction mechanism for total organic carbon meter |
JP6366657B2 (ja) * | 2015-11-20 | 2018-08-01 | 株式会社日立ハイテクサイエンス | 発生ガス分析装置及び発生ガス分析方法 |
CN117836623A (zh) * | 2021-09-17 | 2024-04-05 | 株式会社德山 | 无机固体的表面碳量测定方法 |
-
1993
- 1993-02-24 JP JP5033854A patent/JP2531427B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2014115364A1 (ja) | 2013-01-24 | 2014-07-31 | 株式会社島津製作所 | 試料加熱装置及び元素分析計 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06249843A (ja) | 1994-09-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5597535A (en) | Apparatus for detecting mercury | |
US4023929A (en) | Process for determining traces of mercury in liquids | |
JP2531427B2 (ja) | 炭素測定装置 | |
US20040175837A1 (en) | Compact opto-fluidic chemical sensor | |
US5425919A (en) | Total organic carbon analyzer | |
WO2015179871A1 (en) | Measurement of total organic carbon | |
JPS5833502B2 (ja) | 有機炭素含量の測定装置 | |
US6737276B1 (en) | Method and device for determining the total organic carbon content in liquids, especially ultra-pure water | |
JP6115483B2 (ja) | 炭素測定装置 | |
US5064617A (en) | Combustion system | |
EP1403636B1 (en) | Sample heating apparatus | |
JP5935908B2 (ja) | 試料加熱装置及び元素分析計 | |
JP2005062013A (ja) | 紫外線蛍光法による硫黄成分の分析方法及び分析装置 | |
JP6136800B2 (ja) | 炭素測定装置 | |
JP3211462B2 (ja) | 炭素測定装置 | |
RU2489714C2 (ru) | Метод и устройство для определения содержания фосфора в водной пробе | |
JP2000241404A (ja) | 炭素分別分析装置 | |
JPH06242097A (ja) | 有機体炭素測定装置 | |
JPH06273406A (ja) | 炭素測定装置 | |
JP3185796U (ja) | 炭素測定装置 | |
JP3111647B2 (ja) | 炭素量測定装置 | |
JPH0868787A (ja) | 全有機炭素分析計 | |
JP7498776B2 (ja) | 抵抗加熱により生成された高温および高圧での酸化を使用した水性試料の炭素測定 | |
JPH05172807A (ja) | 固体試料のtoc測定方法及び固体試料も測定可能なtoc計 | |
JPH0827273B2 (ja) | 炭素測定装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080627 Year of fee payment: 12 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090627 Year of fee payment: 13 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100627 Year of fee payment: 14 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100627 Year of fee payment: 14 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110627 Year of fee payment: 15 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110627 Year of fee payment: 15 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120627 Year of fee payment: 16 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |