JP2531411Y2 - コークス炉の炉蓋検出装置 - Google Patents

コークス炉の炉蓋検出装置

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JP2531411Y2
JP2531411Y2 JP1989103186U JP10318689U JP2531411Y2 JP 2531411 Y2 JP2531411 Y2 JP 2531411Y2 JP 1989103186 U JP1989103186 U JP 1989103186U JP 10318689 U JP10318689 U JP 10318689U JP 2531411 Y2 JP2531411 Y2 JP 2531411Y2
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定 村松
孝広 桧垣
修吾 片野
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はコークス炉の炉蓋検出装置にかかわるもの
で、とくにエアセンサを用いることによりその検出の信
頼性を向上させることができるコークス炉の炉蓋検出装
置に関するものである。
[従来の技術] コークス炉の炉蓋を取り外す作業において、炉蓋とリ
フター(炉蓋脱着機)との相対位置の良否を検出、判定
し、炉蓋をリフターにより吊り上げることとしている。
実際には炉蓋に設けたラグピースに下方からリフターの
フックを当接させ、このフックを上方に移動させてい
る。
こうした炉蓋検出装置の従来の構成について第7図に
もとづき概説する。第7図はコークス炉1の炉口2に装
着された炉蓋3部分の側面図であって、この炉蓋3には
ラグピース4およびカンヌキ5を取り付けてある。この
ラグピース4にリフター6のフック7が係合する。フッ
ク7の先端には検出ロッド8を出没自在に取り付けてあ
る。検出ロッド8は揺動可能なレバー9の一端にこれを
設けてあり、レバー9の他端にはリミットスイッチ10を
取り付けてある。また、レバー9とフック7との間には
戻し用スプリング11を介装してある。この検出ロッド8
がラグピース4に下方から当接することにより、リミッ
トスイッチ10をオンとし、ラグピース4とフック7との
係合を検出するものである。
しかしながら、従来のこうした機械的な検出機構で
は、フック7と検出ロッド8との間に粉塵、タール等が
侵入した場合にフック7がラグピース4から外れても、
戻し用スプリング11の付勢力によっても検出ロッド8が
元位置に戻らず、炉蓋3をまだ吊り上げている状態と同
じ条件が発生し、誤動作が生じていた。また、フック7
上にタールの異物が付着した場合には、これによってリ
ミットスイッチ10が作動するという誤動作も生じてい
た。
またこうした従来の検出機構では、リフター6と炉蓋
3との間の隙間、すなわち、リフター6(フック7)の
中心に対する炉蓋3の中心のずれ量を検出することがで
きなかったために、バランス良く炉蓋3を取り外すこと
が困難であった。
なお、現状のコークス炉の炉蓋の検出確認の手段とし
ては、炉前作業員による有人確認、あるいはテレビカメ
ラを用いた画像処理装置による確認手段等がある。しか
しながら、コークス炉まわりの作業環境を考慮してコー
クス炉用の押出し機やガイド車等の移動機械については
省人化ないしは無人化の傾向にあるため、有人確認は縮
小の方向にある。
なお、テレビカメラを用いた検出装置としては特開昭
64-20292号による炉蓋装着確認方法もあるが、煙、粉
塵、タール等による汚れ、さらには明るさの変化等によ
る検出安定性の問題および価格の点で問題がある。
[考案が解決しようとする課題] 本考案は以上のような諸問題に鑑みてなされたもの
で、炉蓋をリフターとの相対位置の良否、すなち炉蓋芯
とリフター芯との間のずれ、あるいはリフターによる炉
蓋保持の確認つまりフックがラグピース位置にあること
等を検出・判定するための検出手段を簡単な構成で、し
かもその信頼性を向上させ、さらに安価に供給可能と
し、コークス炉まわりの押出し機、ガイド車等の省人
化、無人化を可能とするコークス炉の炉蓋検出装置を提
供することを課題とする。
[課題を解決するための手段] すなわち本考案は、炉蓋を吊り上げるリフターのフッ
クが、この炉蓋に設けたラグピースに正しく当接可能か
否かを検出するコークス炉の炉蓋検出装置であって、上
記炉蓋の所定位置たとえば上記ラグピースの取付けフレ
ームに向けて空気を噴射することにより上記フックと炉
蓋との相対位置を検出するエアセンサを設け、リフター
による炉蓋の取外し可能な状態を確認することができる
ようにしたことを特徴とするコークス炉の炉蓋検出装置
である。
[作用] 本考案によるコークス炉の炉蓋検出装置においては、
リフターのフックに取り付けたエアセンサから炉蓋の所
定部分に所定圧力の空気を噴射しその背圧を検出するこ
とにより、エアセンサと炉蓋との間の距離ないしは相対
位置を検出可能である。したがって、移動機械が所定の
コークス炉の位置で停止したのち、炉蓋の有無またはフ
ックとラグピースの間の間隔の計測を行ない、炉蓋取り
外し時のリフターによる炉蓋保持の確認あるいは保持位
置の確認を確実に行なって、炉蓋のコークス炉への安全
な装着を行ない、以後の炉蓋取外し作業を安全に行なう
ことができる。
つまり、本考案による炉蓋検出装置においては従来の
ような機械式の検出機構を採用することなく、エアセン
サを採用したいわば非接触式の検出機構としたので、コ
ークス炉まわりの環境に左右されることなく、高い信頼
性をもって確実に炉蓋の位置を確認することができる。
さらに、テレビカメラを用いた画像処理による検出装
置に比較して、簡単な構成かつ低コストで装備すること
ができる。
[実施例] つぎに本考案の一実施例によるコークス炉の炉蓋検出
装置20を第1図ないし第5図にもとづき説明する。
第1図は炉蓋検出装置20のシステム全体を示す斜視図
であって、この炉蓋検出装置20はアンプおよび演算回路
を有する指示計ユニット21と、空気・電気変換部を有す
る同調回路ユニット22と、エアセンサ23と、空気清浄安
定ユニット24と、エアコンプレッサ25とを有している。
この空気清浄安定ユニット24は、エアコンプレッサ25
により供給される圧縮空気を清浄化し、乾燥させたクリ
ーンエアに変換してエアセンサ23に供給する。
上記エアセンサ23は、第2図に拡大して示すように先
端ノズル部23Aと、二系統の空気ラインすなわち噴射用
空気ライン23Bおよび検出用空気ライン23Cとを有する。
一方の系統の噴射用空気ライン23Bの噴射口23Dから常時
空気を所定圧力で噴射させておき、噴射口23Dに接近す
る物体Sを他の一系統の検出用空気ライン23Cのセンシ
ングポート23Eにおいてその背圧の変化として捉えるも
のである。かくして、物体Sとエアセンサ23との間の距
離を検出すると同時に物体Sの有無の確認を行なうこと
ができる。
上記同調回路ユニット22は、こうした背圧を電気信号
に変換し、指示計ユニット21に伝送する。
上記指示計ユニット21は、受信した信号により物体S
の検出を行ない、所定の基準にしたがって検出信号を出
力するものとする。
つぎに第3図ないし第5図にもとづき、上記エアセン
サ23を取り付けるコークス炉1について以下説明する。
第3図はコークス炉1の平面図、第4図は同、正面図、
第5図は同、側面図である。
第3図に示すように、コークス炉1の炉口2には炉蓋
3を脱着可能に装備する。第3図および第4図に示すよ
うに、コークス炉1に固定したカンヌキ受け26にカンヌ
キ5を係合することにより炉蓋3をコークス炉1に取り
付けてある。
第4図および第5図に示すように、炉蓋3の着脱を行
なうときには、移動機械に取り付けたリフター6のフッ
ク7が油圧シリンダ27により上下動し、このフック7が
上記ラグピース4に係合することにより炉蓋3を吊り上
げるものである。
こうして炉蓋3が吊り上げられたのち、リフター6が
炉蓋3とともに後退し、炉口2が開放されることとな
る。
第4図に示すように、上記リフター6のフック7にセ
ンサ取付けブラケット28を介して前記エアセンサ23を取
り付ける。また、炉蓋3にラグピース4を取り付けてい
る取付けフレーム29にはこのエアセンサ23に対向して検
出片30を取り付けてある。
しかして、リフター6のフック7が炉蓋3のラグピー
ス4を吊り上げるときは、ラグピース4とフック7との
相対位置は一定であり、フック7がラグピース4をつか
んだ位置を検出するようにセンサ取付けブラケット28を
介してエアセンサ23を取り付けてあれば、フック7がラ
グピース4をつかんだことが検出可能となる。
さらに第4図に示すように、エアセンサ23と検出片30
との間の間隔を測定することにより以下のような機能を
発揮させることもできる。
すなわち、フック7が炉蓋3のラグピース4を取りに
行くときには、幅WLのラグピース4と、幅WHのフック7
との間には、フック7の左右にC1、C2のクリアランスが
あり、ラグピース4を吊り上げる条件として理想的には
C1=C2となることが望ましい。このときにはリフター6
ないしフック7は炉蓋3の中心を吊り上げることになる
が、実際には移動機械の停止精度にばらつきがあり、必
ずしもこうした条件を満足した上で炉蓋3の着脱を行な
うことにはなっていない。
しかして、炉蓋3の内寸法WRは一定寸法であるため、
C1=C2とすべくセンサ取付けブラケット28にエアセンサ
23を設け、エアセンサ23と検出片30との間の間隔Dを測
定することにより、フック7と炉蓋3の中心とのずれ量
に相当するC1、C2の寸法を検出することができる。
なお、コークス炉作業機械の位置合わせシステムの炉
口検出装置(たとえば、本出願人による特開昭61-15757
7号)と接続することによって、炉蓋3の芯ないしは炉
口2の芯と、フック7ないしは移動機械とのずれ量の検
出も可能となる。したがって、移動機械の停止精度、お
よびリフター芯に対する炉蓋芯の相違つまり移動機械位
置合わせの良否を判定することができる。
以上のように、エアセンサ23を用いることによりラグ
ピース4の検出のための機械的作動部分をなくすことが
できるので、粉塵やタール等を有する悪い環境下におい
ても確実に検出作業を可能とし、信頼性が向上する。さ
らにこの信頼性向上の結果として省人化・無人化システ
ムへの導入が容易となる。
なお、本考案においては、エアセンサの取付位置は一
箇所でもよいが、たとえば第6図に示した他の実施例の
ように、エアセンサ23の取付け箇所を二箇所とすること
によりさらに安全性および信頼性を向上することができ
る。
また、エアセンサ23の先端ノズル部23Aはこれをフッ
ク7に埋め込んで設けることとしても良い。
[考案の効果] 以上のように本考案によれば、炉蓋とリフターとの相
対位置を検出するための手段としてエアセンサを用いた
ので、機械式あるいはテレビカメラ等を用いる場合とは
異なり作業環境に左右されることなく、簡単な構成、か
つ安価に検出の信頼性を向上させることができ、コーク
ス炉の押出し機およびガイド車等の省人化、無人化シス
テムの導入を容易とするものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例によるコークス炉の炉蓋検出
装置20の斜視図、 第2図は同、エアセンサ23の先端部の拡大斜視図、 第3図はコークス炉1の平面図、 第4図は同、正面図、 第5図は同、側面図、 第6図は本考案における他の実施例の正面図、 第7図は従来の炉蓋検出装置の概略説明図である。 1……コークス炉 2……炉口 3……炉蓋 4……ラグピース 5……カンヌキ 6……リフター(炉蓋脱着機) 7……フック 8……検出ロッド 9……レバー 10……リミットスイッチ 11……戻し用スプリング 20……炉蓋検出装置 21……指示計ユニット 22……同調回路ユニット 23……エアセンサ 23A……先端ノズル部 23B……噴射用空気ライン 23C……検出用空気ライン 23D……噴射口 23E……センシングポート 24……空気清浄安定ユニット 25……エアコンプレッサ 26……カンヌキ受け 27……油圧シリンダ 28……センサ取付けブラケット 29……取付けフレーム 30……検出片 C1、C2……ラグピース4とフック7との間のクリアラン
ス D……エアセンサ23と検出片30との間の間隔 WL……ラグピース4の幅 WH……フック7の幅 WR……炉蓋3の内寸法 S……物体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 片野 修吾 神奈川県横須賀市夏島町19番地 住友重 機械工業株式会社追浜造船所内 (56)参考文献 実開 昭63−110349(JP,U) 特公 昭52−43841(JP,B1) 実公 昭50−4748(JP,Y1)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】炉蓋を吊り上げるリフターのフックが、こ
    の炉蓋に設けたラグピースに正しく当接可能か否かを検
    出するコークス炉の炉蓋検出装置であって、 前記炉蓋の前記ラグピースを取り付けている取付けフレ
    ームに検出片を設けるとともに、距離検出可能なエアセ
    ンサを前記フックに設け、 このエアセンサを前記検出片に対向させることにより、
    前記フックと前記ラグピースとの相対位置、および前記
    フックと炉蓋の中心とのずれ量を検出するようにしたこ
    とを特徴とするコークス炉の炉蓋検出装置。
JP1989103186U 1989-09-04 1989-09-04 コークス炉の炉蓋検出装置 Expired - Lifetime JP2531411Y2 (ja)

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JPS5443726Y2 (ja) * 1973-05-08 1979-12-17
JPS5243841A (en) * 1975-10-02 1977-04-06 Kansai Paint Co Ltd Method for forming layers of plural coatings by the powder coating
JPS63110349U (ja) * 1987-01-08 1988-07-15

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