JP2531040Y2 - 足場建枠の幅修正機 - Google Patents

足場建枠の幅修正機

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JP2531040Y2
JP2531040Y2 JP10056690U JP10056690U JP2531040Y2 JP 2531040 Y2 JP2531040 Y2 JP 2531040Y2 JP 10056690 U JP10056690 U JP 10056690U JP 10056690 U JP10056690 U JP 10056690U JP 2531040 Y2 JP2531040 Y2 JP 2531040Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、仮設足場の構築に用いる建枠の両側縦柱
に生じた幅寸法の変化を矯正する足場建枠の幅修正機に
関する。
〔従来の技術〕
仮設足場の構築に用いる建枠1は、第7図に示すよう
に鋼管を用い、両側縦柱2と3の上部を横桟4で結合し
て門型や鳥居型に形成された構造になっており、上方に
順次接続して積重ねることにより仮設足場を構成するよ
うになっている。
上記のような建枠1の両側縦柱2と3は、上部が横桟
4で接続されているだけであるため、下端側は幅方向の
強度が比較的弱く、しかも足場の解体作業時等には乱暴
に取り扱われるため、両側縦柱2と3には第7図一点鎖
線で示すように、幅寸法Wに変化が生じる。
このように、両側縦柱2、3の下部幅寸法が変化する
と、建枠1を上下に接続することができないため、次回
の使用に際しては、両側縦柱2、3の幅寸法を正規の寸
法に矯正する幅修正を行なう必要がある。
従来、建枠の幅寸法を修正するには、建枠を水平状態
に保持し、両側縦柱の端部を互に押圧又は引圧すること
によって修正するようにしている。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、建枠は形状が大きく重量も重いため、水平
に保持するには過大な労力が必要となると共に、水平状
態の保持では修正時の建枠の姿勢が不安定になり、修正
作業を安全に能率よく行なうことができないという問題
がある。
そこでこの考案は、建枠を縦向きの姿勢に保持して両
側縦柱の幅寸法を修正するようにし、建枠の幅寸法修正
が安定した姿勢で能率よく省力的に行なえる足場建枠の
幅修正機を提供することを課題としている。
〔課題を解決するための手段〕
上記のような課題を解決するため、この考案は、足場
建枠における一方縦柱の下端を保持する固定保持部材
と、前記固定保持部材に対して進退自在に配置され、足
場建枠における他方縦柱の下端を嵌挿する可動修正筒
と、前記可動修正筒に進退動を付与する駆動機構とから
なり、足場建枠を固定保持部材と可動修正筒で保持した
状態で可動修正筒を移動させて両側縦柱の幅寸法を修正
するようにした構成を採用したものである。
〔作用〕
建枠における一方縦柱の下端を固定保持部材内に挿入
すると共に、他方縦柱の下端を可動修正筒内に挿入して
建枠を保持し、この状態で駆動機を作動させ、可動修正
筒を修正の必要な方向に所定量を移動させる。
建枠の両側縦柱は可動修正筒の移動により、固定保持
部材と可動修正筒とで幅方向に押圧又は引圧され、変形
が矯正されて両縦柱の幅が正規寸法に修正される。
〔実施例〕
以下、この考案の実施例を添付図面に基づいて説明す
る。
第1図乃至第3図に示す第1実施例において、ベース
プレート11上に設けた横方向に長いベース台12上で第1
図左側寄りの部分に、3個の固定保持部材(以下固定保
持筒という)13、14、15が、ベース台12の長手方向に沿
うよう並べて取付けられ、上記ベース台12上で第1図右
側寄りの位置に可動修正筒16がベース台12の長手方向に
移動自在となるよう配置され、更にベースプレート11上
に上記可動修正筒16を進退動させる駆動機構17がベース
台12と平行するように設けられている。
第7図で示した建枠1は、両側縦柱2、3の幅寸法W
が、600mm、610mm、900mm、914mm、1200mm、1219mmの6
種類があり、従ってこれらの種類の建枠1を3個の固定
保持筒13、14、15の使い分けによって、幅寸法の修正が
行なえるようなっている。
各固定保持筒13、14、15は、第2図に示すように、建
枠1の一方縦柱2が上端開口からの挿入によって嵌合す
る内径の有底円筒状に形成され、ベース台12に設けた長
孔18に沿ってベース台12の長手方向に位置調整が自在と
なるようナット19の締付によって固定されている。
各固定保持筒13、14、15において、最も内側に位置す
る保持筒13は、600mmと610mm幅の建枠用、中間の保持筒
14は900mmと914mm幅の建枠用、外端部の保持筒15は1200
mmと1219mm幅の建枠用であり、これら3グループにおい
て、各固定保持筒の各々は定位置に停止する可動修正筒
16のセンターから対応するグループの広幅建枠の幅寸法
に見合う距離に位置すると共に、グループの狭幅建枠分
だけ長孔18に沿う位置調整ができるように、移動調整ス
トロークが設定されている。
前記可動修正筒16は、第1図に示すように、ベース台
12上に位置する可動プレート20の上面に、建枠1の他方
縦柱3の下端部を上から挿入する長円形壁21を設けて形
成されている。
可動プレート20は、下面に設けた縦板22がベース台12
の長手方向に沿って設けたスリット23を貫通し、縦板22
の前後に設けた車輪24がベース台20の両側溝形レール2
5、25で支持され、ベース台12の長手方向に移動自在に
なっている。
長円形壁21は、その長さ方向がベース台12の長手方向
に沿い、縦柱3が嵌合する幅を有すると共に、長さは両
端弧状部の中心間の距離が例えば120mmになっている。
従って、可動修正筒16が定位置に停止する状態で、建
枠1は幅寸法の変形量が最大±60mmのものまで修正可能
となる。
上記可動修正筒16を移動させる駆動機構17は、第1図
に示すように、2台のシリンダ26と27をベースプレート
11上に互に対向するよう配置し、両シリンダ26、27のピ
ストン杆28、29に各々取付けたリンクプレート30、31が
各々に設けた長孔32を貫通するピン33を介して可動プレ
ート20の突変20aと枢止連結されている。
両シリンダ26と27が共に収縮する第1図の状態で、リ
ンクプレート30、31に設けた長孔32、32の先端がピン33
を挾んで保持し、可動修正筒16を第1図に示すセンター
位置に保持している。
この状態で建枠1の修正方向に伸長可能となるシリン
ダ26又は27を作動させ、可動修正筒16を移動させる。
シリンダ26又は27の伸長作動時において、長孔32の長
さ分だけリンクプレート30又は31が移動した後、シリン
ダ26又は27の残りストローク分だけ可動修正筒16が移動
する。例えば長孔32、32の長さを100mm、シリンダ26、2
7のストロークを200mmとすると、シリンダ26又は27の最
大伸長により可動修正筒16はセンター位置から左右へ10
0mmづつ移動することになる。
また、両シリンダ26と27は、長孔32、32を貫通するピ
ン33を介して可動修正筒16と連結したので何れか一方の
シリンダが伸縮動するとき、他方シリンダには動きの影
響を与えることがない。
なお、可動修正筒16における長円形壁21には、その前
面側中央に縦柱3の直径が通過できる幅の切欠による幅
ゲージ33が設けられていると共に、後部中央の上面にセ
ンターマーク34が施されている。
次に、第4図乃至第6図に示す第2実施例は、可動修
正筒を移動させる駆動機構をベース台の下部に配置した
ものであり、第1図乃至第3図に示した第1実施例と同
一部分には同一符号を付すことによって説明に代える。
可動修正筒16は、ベース台12内をベース台12の長手方
向に移動自在となる台車41上に設けられ、ベース台12の
上面で長手方向に沿って設けた切欠42の部分でベース台
12上に突出し、この切欠12の両端部にストッパー43、44
が設けられている。
上記可動修正筒16を移動させる駆動機構17は、二本の
シリンダ45、46を背中合せで直線状に連結し、一方シリ
ンダ45のピストン杆47を台車41の下部に連結し、他方シ
リンダ46のピストン杆48をベース台12の脚部49に連結し
た構造になっている。
第1図のように、一方のシリンダ45が収縮し、他方の
シリンダ46が伸長する状態で可動修正筒16はセンター位
置に保持され、可動修正筒16を一方のシリンダ45が第1
図右側に、他方のシリンダ46が同図左側に移動させるこ
とになる。
この考案の幅修正機は上記のような構成であり、次に
第1図乃至第3図に示す第1実施例に基づいてその作用
を説明する。
幅修正を行なわんとする建枠1を起立状に保持し、一
方縦柱2の下端を幅寸法の対応する固定保持筒13、14、
15の何れかに挿入し、他方縦柱3の下端を可動縦柱筒16
内に挿入する。
可動修正筒16は両シリンダ26、27の収縮によってセン
ター位置に保持されており、従って、固定保持筒13、1
4、15で一方の縦柱2を基準に幅方向の位置決めがなさ
れた建枠1は、可動修正筒16内に挿入した他方の縦柱3
と可動修正筒16に施したセンターマーク34との位置関係
により、建枠1に発生している幅寸法の変形方向とその
変形量を目視によって確認できる。
また建枠1は、両縦柱2、3の下端が固定保持筒と可
動修正筒16によって保持されているため、建枠1は倒れ
ないよう単に支えるだけで起立状態が維持でき、建枠1
の保持労力が少なくてすむ。
建枠1の幅寸法の変形が広がり方向に発生している場
合、第1図右側に位置するシリンダ27を伸長作動させ、
可動修正筒16を同図左側に向けて移動させ、建枠3を幅
寸法が狭まる方向へ強制的に押圧し、両縦柱2、3の間
隔を押し縮める。
また、建枠1の幅寸法の変形が狭くなる方向に発生し
ている場合は、第1図左側に位置するシリンダ26を伸長
作動させ、可動修正筒16を同図右側へ移動させ、縦柱3
を幅寸法が広がる方向へ強制的に押圧し、両縦柱2、3
の間隔を押し広げる。
可動修正筒16による縦柱3の押し縮め量又は押し開き
量は、縦枠1に発生している幅寸法の変形量に縦柱3の
スプリングバック量を加えた量となるようシリンダ26、
27の伸長ストロークを制御する。
従って、縦柱3は正規寸法位置よりも余分に強制的な
変形が与えられ、シリンダ26又は27を収縮させて可動修
正筒16をセンター位置に戻すと、押し縮め又は押し開き
の解かれた縦柱3は、スプリングバック量だけ少し戻
り、可動修正筒16の中央位置に臨む。
これによって建枠1の幅寸法が正規の寸法に修正され
たことになり、センターマーク34によりこれを知ること
ができると共に、一方の縦柱2を中心に建枠1を回動さ
せ他方の縦柱3が幅ゲージ33を通過することにより修正
幅の確認が行なえ、建枠1を持上げて一方縦柱2を固定
保持筒から抜取れば修正作業が完了する。
なお、幅修正機は横向きに設置し、建枠を水平に保持
して幅寸法の修正を行なうこともできる。
〔効果〕
以上のようにこの考案によると、建枠の幅修正が建枠
を起立状に保持した状態で行なえ、建枠を倒れないよう
支えるだけでよいので、修正作業が省力的に能率よく行
なえる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係る幅修正機の第1実施例を示す平
面図、第2図は同縦断正面図、第3図は第2図の矢印II
I-IIIに沿う断面図、第4図は同第2実施例を示す縦断
正面図、第5図は同上の平面図、第6図は第4図の矢印
VI-VIに沿う断面図、第7図は建枠の正面図である。 1……建枠、2、3……縦柱、12……ベース台、13、1
4、15……固定保持筒、16……可動修正筒、17……駆動
機構。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】足場建枠における一方縦柱の下端を保持す
    る固定保持部材と、前記固定保持部材に対して進退自在
    に配置され、足場建枠における他方縦柱の下端を嵌挿す
    る可動修正筒と、前記可動修正筒に進退動を付与する駆
    動機構とからなり、足場建枠を固定保持部材と可動修正
    筒で保持した状態で可動修正筒を移動させて両側縦柱の
    幅寸法を修正するようにした足場建枠の幅修正機。
JP10056690U 1990-09-25 1990-09-25 足場建枠の幅修正機 Expired - Lifetime JP2531040Y2 (ja)

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