JP2531031Y2 - 高圧発生用トランス装置 - Google Patents

高圧発生用トランス装置

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JP2531031Y2
JP2531031Y2 JP1989110103U JP11010389U JP2531031Y2 JP 2531031 Y2 JP2531031 Y2 JP 2531031Y2 JP 1989110103 U JP1989110103 U JP 1989110103U JP 11010389 U JP11010389 U JP 11010389U JP 2531031 Y2 JP2531031 Y2 JP 2531031Y2
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JP
Japan
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unit cover
opening
case
groove
variable resistor
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JPH0348207U (ja
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保満 前田
高史 永末
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案はテレビジョン受像機に用いられる高圧発生用
トランス装置に関するものである。
従来の技術 第4図,第5図は陰極線管に高電圧を印加するための
高圧発生用トランス装置、つまり一般にフライバックト
ランスと呼ばれている装置を示す側断面図および斜視図
である。第4図,第5図において、1は二つのコ字状コ
アを接合して構成された環状のコア、2は一次コイル、
3は二次コイルである。4は難燃材を含んだ注型樹脂で
あり、熱を加える事によって硬化する熱硬化性を有する
ものである。5は高絶縁性を備えた材料で構成されたケ
ースである。
8は陰極線管に与えるフォーカス電圧を調整するため
の可変抵抗器を内蔵した可変抵抗器ユニットである。可
変抵抗器ユニット8において、9はセラミック基板であ
り、セラミック基板9上には電気抵抗体が印刷され、シ
ャフト11を回転させると、摺動子が前記抵抗体上を摺動
する事により、抵抗値が変化するようになっている。
13は可変抵抗器ユニット8を収納するユニットカバー
で、ユニットカバー13にはシャフト11を貫通させるため
の孔14が設けられている。第6図はユニットカバー13の
部分断面図であり、第6図において15はユニットカバー
13の周縁部である。ユニットカバー13は前記ケース5の
開口部を覆うように装着され、その周縁部15は密閉用溝
7に嵌っている。
以上の様に構成された従来の高圧発生用トランス装置
の組立方法及び動作について説明する。
まず、シャフト11が孔14を貫通するようにして可変抵
抗器ユニット8をユニットカバー13内に装着する。次
に、ユニットカバー13の周縁部15を第7図に示すように
ケース5の密閉用溝7に挿入してケース5の開口部を塞
ぐようにユニットカバー13とケース5とを嵌め合わせ
る。
そして、ユニットカバー13の周縁部15とケース5との
接合部分には両カバーの材料を溶かすような溶剤を含ん
だシール剤16が塗布される。すなわち、ユニットカバー
13とケース5を嵌め合わせた状態で第8図に示すように
密閉用溝7の部分にシール剤16が塗布される。
次に、予備加熱が行われる。つまり、注型樹脂を注入
する前に予め全体をいくらか加熱しておく。そしてこの
予備加熱の際に上記シール剤16が硬化する。
次に、真空装置の中に置かれ、硬化前の注型樹脂4が
ケース5およびユニットカバー13に注入される。注入終
了後、加熱されて注型樹脂4を硬化させる。そしてこの
注型樹脂4によって一次コイル2及び二次コイル3と可
変抵抗器ユニット8の間の絶縁が確保される事となる。
考案が解決しようとする課題 しかしながら、シール剤16は、硬化する前の状態では
非常に粘性が低く、硬化するまでには塗布されたシール
剤の中のかなりの量のものが流れ落ちてしまう。する
と、部分的にシール剤が不足してしまい、場合によって
ユニットカバー周縁部とケースとの間に隙間が生じてし
まう事があった。
本考案は以上の様な課題を解決するもので、ユニット
カバー周縁部とケースとの間に隙間が生じ、その隙間に
よって注型樹脂が外部へ漏れる事のない高圧発生用トラ
ンス装置を提供する事を目的としている。
課題を解決するための手段 本考案はこの目的を達成するため、電源調整用の可変
抵抗部を内蔵し第1の開口部を備えたユニットカバー
と、コアに巻き付けられた一次コイルと二次コイルを内
蔵し第2の開口部を備えたケースとを備え、一方の開口
部の周縁部に勘合のための受け用の溝を形成し、前記溝
に挿入する他方の開口部の前記溝の底に当接する端面に
凹部を形成した構成を有している。
作用 このように構成すると、第1の開口部と第2の開口部
とを勘合するときに、凹部を形成した開口部の周縁部の
端面にシール剤を塗布した場合、同周縁部端面に形成さ
れた凹部に確実にシール剤が残る事となる。
実施例 以下、本考案の一実施例における高圧発生用トランス
装置について説明する。まず本実施例において、環状の
コア1、一次コイル2、二次コイル3、ケース5、可変
抵抗器ユニット8は第4図および第5図に示された従来
例においても同様な構成であるのでその構成の説明は省
略する。また注型樹脂4も従来例のものと同じ材質のも
のである。
第1図はユニットカバー20の周縁部を示した断面図で
ある。第1図において、20は可変抵抗器ユニット8を収
納するユニットカバー、22はユニットカバー20の周縁部
である。23は周縁部22の端面に形成された凹部である。
この凹部23は具体的には溝であり、この溝が周縁部22の
端面に全周に亙って形成されている。
以上の様に構成された本実施例の高圧発生用トランス
装置の組立方法及び動作について説明する。
まず、シャフト11が孔21を貫通するようにして可変抵
抗器ユニット8をユニットカバー20内に装着する。
次に、ユニットカバー20の周縁部15にその全周に亙っ
て第2図に示すようにシール剤24を塗布する。具体的に
は、シール剤24を容器に溜めておき、周縁部15を全周に
亙って同時にそのシール剤24に漬ける事によって行う。
この時、凹部23内にシール剤24が入り込み、適度な量の
シール剤24が周縁部22に残る事となる。
次に、ユニットカバー20の周縁部22をケース5の密閉
用溝7に挿入してケース5の開口部を塞ぐようにユニッ
トカバー20とケース5とを嵌め合わせる。
そして次からは従来例のものと同時に行われる。すな
わち予備加熱が行われ、その際に上記シール剤24が硬化
する。
次に、真空装置の中に置かれ、硬化前の注型樹脂4が
ケース5およびユニットカバー20に注入される。注入終
了後、加熱されて注型樹脂4を硬化させる。第3図は完
成状態を示す断面図である。
考案の効果 以上のように本考案は、ユニットカバーの周縁部すな
わちケースの開口周囲に形成された密閉用溝に嵌る部分
の端面に凹部を形成した事により、この凹部に確実にシ
ール剤が残る事となり、たとえシール剤の粘性が非常に
低くても、従来のようにユニットカバー周縁部とケース
との間に隙間が生じてしまう事がなく、樹脂注入時に注
型樹脂が外部へ漏れる事を防止出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例における高圧発生用トランス
装置のユニットカバーのみの部分断面図、第2図は同ユ
ニットカバーにシール剤を塗布した状態の部分断面図、
第3図は同高圧発生用トランス装置の完成状態の部分断
面図、第4図は従来の高圧発生用トランス装置の側断面
図、第5図は同高圧発生用トランス装置の斜視図、第6
図は同高圧発生用トランス装置のユニットカバーのみの
部分断面図、第7図および第8図は同高圧発生用トラン
ス装置の組立途上における部分断面図である。 1…コア、2…一次コイル 3…二次コイル、4…注型樹脂 5…ケース、7…密閉用溝 8…可変抵抗器ユニット 20…ユニットカバー、21…孔 22…周縁部、23…凹部 24…シール剤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭56−97811(JP,U) 実開 昭57−157052(JP,U) 実開 昭61−7833(JP,U) 実開 昭64−26885(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】電源調整用の可変抵抗部を内蔵し第1の開
    口部を備えたユニットカバーと、コアに巻き付けられた
    一次コイルと二次コイルを内蔵し第2の開口部を備えた
    ケースとを備え、一方の開口部の周縁部に勘合のための
    受け用の溝を形成し、前記溝に挿入する他方の開口部の
    前記溝の底に当接する端面に凹部を形成したことを特徴
    とする高圧発生用トランス装置。
JP1989110103U 1989-09-19 1989-09-19 高圧発生用トランス装置 Expired - Lifetime JP2531031Y2 (ja)

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JPH0348207U JPH0348207U (ja) 1991-05-08
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS57157052U (ja) * 1981-03-27 1982-10-02
JPS6197811U (ja) * 1984-12-03 1986-06-23

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