JP2530844B2 - 超音波自動探傷装置 - Google Patents

超音波自動探傷装置

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JP2530844B2
JP2530844B2 JP62097532A JP9753287A JP2530844B2 JP 2530844 B2 JP2530844 B2 JP 2530844B2 JP 62097532 A JP62097532 A JP 62097532A JP 9753287 A JP9753287 A JP 9753287A JP 2530844 B2 JP2530844 B2 JP 2530844B2
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廣志 稲満
隆 白井
秀生 平川
三郎 柿沼
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は円筒構造物の円周溶接継手を自動探傷する超
音波自動探傷装置に係わり、特に欠陥の有無とその分布
状態の概略を知る目的で行う自動探傷に好適な超音波自
動探傷装置に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、溶接構造物の溶接部およびその熱影響部に存在
する欠陥の探傷は、溶接構造物の形状,寸法や溶接継手
形式等により各種の探傷装置および探傷方法が開発され
使用されてきている。その中で円筒構造物においてはス
パイラル溶接鋼管または直線溶接鋼管の溶接部の探傷に
自動探傷が行われ省力化が図られている。(たとえば日
本学術振興会編「超音波探傷法」昭59.6.1.日刊工業新
聞、P.509〜P.511)このスパイラル溶接鋼管または直線
溶接鋼管の探傷は、溶接線をはさんでその両側に斜角探
触子(以下単に探触子という)を配置する二探触子法で
行われ、手動探傷のように前後走査が行われることなく
またぎ走査により行われている。この場合に二探触子法
が用いられる理由として前記文献(P.509)には、手動
探傷のようにデリケートな走査が不可能であるため一探
触子法では欠陥を見落とすおそれがある旨の記載があ
る。しかし二探触子法で前後走査を行わない場合は、横
割れなど溶接線に直角方向の欠陥を検出するには適して
いるが、探触子の入射点から溶接部までの探傷面上の距
離である探触子−溶接部距離がほぼ一定となるため、被
検体の厚さによつては超音波ビームが被検体の厚さ全体
を覆いにくく溶接部の一部の厚さ範囲の探傷に限定され
る場合があり、欠陥の有無とその分布状態の概略を知る
目的で行う粗探傷(以下予備探傷という)には適さない
問題点を有する。
自動探傷装置には前記文献(P.511)に記載されてい
るように、前後走査と左右走査の両走査を組合わせたジ
グザグ走査を自動的に行わせるものもあるが、該文献記
載のものも船体の探傷面が垂直な平板の船側外板溶接部
に対するものであつて、円筒構造物の円周溶接継手に対
して自動探傷を行う自動探傷装置は開発されておらず依
然として手動探傷により行われているのが現状である。
この手動探傷は溶接部および熱影響部に存在する欠陥の
検出方法,位置・寸法の決定方法および等級分類を規定
する目的で制定されたJISZ3060-1983鋼溶接部の超音波
探傷試験方法および試験結果の等級分類方法(以下単に
JISZ3060という)に基づいて行われているが、この手動
探傷では探傷精度は良いものの探傷速度が遅く、また検
査が被検体の局部的な線状の範囲に限定され面状の広い
範囲の検査ができないことから検査の信頼性が低くな
り、さらに複数の被検体に対して同一の走査を確保しに
くいこと、多数の被検体の探傷には検査員の過労を伴う
ことなど多くの問題点を有していた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
前記の如く、従来の円筒構造物の溶接部に対する自動
探傷装置は、スパイラル溶接鋼管または直線溶接鋼管に
おけるような二探触子法で行うものであり、仮にこれを
円周溶接継手の探傷に使用したとしても前記したように
予備探傷には適さない問題点を有する。また予備探傷を
行うため現状行われている手動探傷による場合は、前記
した探傷速度、検査の信頼性、多数の被検体に対する対
応等自動探傷装置によらなければ解決できない多くの問
題点を有していた。
本発明は前記従来技術の問題点を解消するものであつ
て、円筒構造物の円周溶接継手部の探傷を、JISZ3060に
基づいて行われていた手動探傷から予備探傷の可能な自
動探傷に変えて行う超音波自動探傷装置を提供すること
を目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕 本発明は、円周溶接継手を有する円筒状の被検体を回
動可能に支持する支持装置と、探触子を保持し該探触子
を前記被検体の外周に沿わせかつ該被検体の溶接線に対
して垂直方向に前後させて移動させるスキヤナと、前記
探触子の移動中に該探触子を前記溶接線に対して一定の
角度範囲に揺動させる前記スキヤナに装着された首振り
機構とにより構成されたことを特徴とする超音波自動探
傷装置としたことにより、円筒構造物の円周溶接継手に
おける探傷を、JISZ3060に基づいて行われていた手動探
傷から予備探傷の可能な自動探傷に変えて行えるように
したものである。
〔作用〕
円周溶接継手を有する円筒状の被検体を、回動可能に
その両端部を支持装置のローラ上に載置する。支持装置
のローラはモータで任意の一定速度で回動させられそれ
に伴つてローラ上の被検体も一定速度で回動させられ
る。被検体にはその外周に沿わせられ、かつ円周溶接線
に対して垂直方向に前後させて移動させられるスキヤナ
に保持された探触子が当接されており、該スキヤナには
前記探触子を探触子の移動中に円周溶接線に対して任意
に一定の角度範囲に揺動させる首振り機構が装着されて
いる。前記装置における被検体の回動と、スキヤナによ
る探触子の前後移動および首振り機構による探触子の首
振り動作の3動作は、それぞれ任意の速度および角度に
組合わせが可能で、被検体の外径、溶接継手部の板厚等
により選定される。選定された組合わせによるジグザグ
走査は、従来のJISZ3060に基づいて行われていた手動探
傷を、高速で信頼性が高く、しかも大量の被検体を均一
に予備探傷することができる省力化された自動探傷に変
えることができる。
〔実施例〕
本発明に係わる超音波自動探傷装置の実施例を第1図
ないし第5図を参照して説明する。第1図は超音波自動
探傷装置の全体説明図、第2図は探触子の首振り機構の
一例を示す図、第3図は円周溶接に対するジグザグ走査
の説明図、第4図は第3図のIV-IV断面図、第5図は第
3図のV-V断面図である。図において、1は円筒状の被
検体で、2個所の円周溶接継手1aおよび1bを有してい
る。2は被検体1の一端側を回動可能に支持する駆動側
の支持装置で、モータ2aを駆動し被検体1を支持してい
る一対のローラ2bを回動させることによりローラ2b上の
被検体1を回動させる。この場合モータ2aの回動は所望
の一定速度に制御されている。3は被検体1の他端側を
回動可能に支持する非駆動側の支持装置で、被検体1を
支持する一対のローラ3aを有し、被検体1の長さに応じ
てその軸線方向に移動可能になつている。4は円周溶接
継手1aの探傷用のスキヤナ、5は円周溶接継手1bの探傷
用のスキヤナで、各スキヤナ4,5には各スキヤナ4,5をそ
れぞれ円周溶接線に対して図の矢印で示す垂直方向に前
後して移動させるスキヤナモータ4a,5aが設けられてい
る。このため各スキヤナ4,5は各単独に移動可能であ
り、また同時に移動することも可能になつている。もし
円周溶接継手が1aのみの場合には、スキヤナ4のみが使
用され、スキヤナ5は休止するかまたは設置しない。6
は各スキヤナ4,5に設けられている探触子7の首振り機
構で、軸6bを突設し探触子7を保持した探触子ホルダ6a
と、一端側が軸6bに連結されたリンク6cと、リンク6cの
他端側に連結された該連結部を往復移動させることによ
り軸6bを正逆両方向に所望の回転角で回動させるシリン
ダ6dとにより構成されている。シリンダ6dはそのストロ
ークおよび速度が任意に制御可能になつており、したが
つて探触子7の首振り角度および速度が被検体1の種類
に応じて自由に選択可能である。軸6bは軸受8を介して
フレーム9に回動自在に支持されており、回動すること
により探触子7をその入射点を中心にして探触子ホルダ
6aとともに回動させる首振り動作が行われる。探触子7
は探傷時にはスキヤナ4または5により接触媒質(たと
えば水)を介して被検体1の探傷面1c(外周面)に適圧
で当接させられ、前記被検体1の回動,スキヤナ4,5に
よる前後移動および首振り動作の3動作を組合わせたジ
グザグ走査を行うが、ジグザグ走査は前記3動作が各単
独の駆動系を介して行われるため速度および角度の組合
わせが任意に可能になり被検体1の種類に応じて各種の
態様で自動的に行うことができる。
支持装置2および3に支持され一定速度で回動中の被
検体1の探傷面1cに、スキヤナ4または5を作動させ保
持した探触子7を水を介して適圧で当接し、当接と同時
に円周溶接継手1a,1bに対する垂直方向の前後走査と首
振り機構6による首振り走査を行わせる。この場合の探
触子7の探傷面1c上の軌跡は、第3図の点線および第5
図の太線Zで示すジグザグ線になる。このジグザグ走査
はJISZ3060における主として予備探傷に用いられる方法
で、これにより欠陥の長さおよび欠陥の板厚方向の位置
の推定、方向性のある欠陥の見落し防止等欠陥の有無と
分布状態の概略を知ることができるもので、前記構成に
よりこれを自動的に行うことが可能となる。
いまジグザグ走査の具体例として第3図ないし第5図
に示すように、周波数5MHz、屈折角θr=70°の探触子
7を使用し、探触子−溶接部距離L=25mm、走査幅l=
10mm、首振り角度θ±10°とし、ジグザグピツチp=10
mmでジグザグ走査すると、板厚方向の測定対象幅D=3.
64mm、首振り角度±10°による測定幅B=2.64mmにな
り、測定対象幅Dの全面積のうち約77%の面積が、JISZ
3060に準拠して自動探傷される。そして本例においては
従来の手動探傷に比し探傷速度は1/10以下に高速化され
同時に省力化が図られる。
〔発明の効果〕
以上説明した如く本発明は、円周溶接継手を有する円
筒状の被検体を回動可能に支持する支持装置と、被検体
の溶接線に対して垂直方向に探触子を前後走査させるス
キヤナと、該スキヤナに設けた探触子の首振り機構とに
より構成した超音波自動探傷装置としたから、円筒構造
物の円周溶接継手における探傷を、JISZ3060に基づいて
行われていた手動探傷から予備探傷可能な自動探傷に変
えて行うことができる実用上の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
図面はいずれも本発明に係わる超音波自動探傷装置の実
施例の説明図で、第1図はその全体説明図、第2図は探
触子の首振り機構の一例を示す図、第3図は円周溶接継
手に対するジグザグ走査の説明図、第4図は第3図のIV
-IV断面図、第5図は第3図のV-V断面図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平川 秀生 土浦市神立町650番地 日立建機株式会 社土浦工場内 (72)発明者 柿沼 三郎 土浦市神立町650番地 日立建機株式会 社土浦工場内 (56)参考文献 特開 昭60−259953(JP,A) 実開 昭62−57107(JP,U)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】円周溶接継手を有する円筒状の被検体を回
    動可能に支持する支持装置と、探触子を保持し該探触子
    を前記被検体の外周に沿わせかつ該被検体の溶接線に対
    して垂直方向に前後させて移動するスキャナと、前記探
    触子の移動中に該探触子を前記スキャナの移動方向に対
    して一定の角度範囲に揺動させる前記スキャナに装着さ
    れた首振り機構とにより構成されたことを特徴とする超
    音波自動探傷装置。
  2. 【請求項2】前記首振り機構を、探触子を保持する探触
    子ホルダと、該探触子ホルダの保持する探触子をその入
    射点を中心にして回動させられる前記探触子ホルダに突
    設した軸と、回動自在に支持した前記軸を正逆両方向に
    任意の回転角で回動する駆動装置とにより構成した特許
    請求の範囲第1項記載の超音波自動探傷装置。
JP62097532A 1987-04-22 1987-04-22 超音波自動探傷装置 Expired - Lifetime JP2530844B2 (ja)

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JPS63263465A JPS63263465A (ja) 1988-10-31
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101264593B1 (ko) * 2006-12-20 2013-05-23 재단법인 포항산업과학연구원 연속 초음파 주사를 위한 초음파 탐촉 장치

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101264593B1 (ko) * 2006-12-20 2013-05-23 재단법인 포항산업과학연구원 연속 초음파 주사를 위한 초음파 탐촉 장치

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