JP2530590Y2 - 遺骨箱の敷物 - Google Patents

遺骨箱の敷物

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JP2530590Y2
JP2530590Y2 JP1993001117U JP111793U JP2530590Y2 JP 2530590 Y2 JP2530590 Y2 JP 2530590Y2 JP 1993001117 U JP1993001117 U JP 1993001117U JP 111793 U JP111793 U JP 111793U JP 2530590 Y2 JP2530590 Y2 JP 2530590Y2
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bag
ashes
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cloth
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JP1993001117U
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幸恵 杉田
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幸恵 杉田
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は遺骨壺を収納した遺骨
箱を祭壇等に安置する際、その底面に敷くために用いら
れる敷物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、遺骨は遺骨壺に収納され、その
遺骨壺を遺骨箱に収納して納骨の日まで祭壇に安置され
る。
【0003】遺骨は故人の亡骸の一部であることから、
遺族にとっては特別の感情を抱くものである。従って、
遺族自身がその取扱いに十分配慮することは当然である
が、葬儀に係わる僧侶や神官或いは葬儀執行業者等も、
遺骨の取扱いを鄭重にしなければならず、またそうする
ことが死者に対する礼儀であるといえよう。
【0004】一方、我々日本人は畳に座るとき、座布団
等の敷物の上に座る習慣があり、特に鄭重に扱うべき人
の座に座布団を欠かすことは礼儀に反する処遇であると
いう感情をもっている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかるに、従来遺骨箱
は祭壇の上に直接載置することが普通であり、遺骨に特
別の感情を抱く遺族から見れば、あたかも座布団を敷か
ないまま重要な客人を畳に座らせているかのように感じ
られ、遺骨の取扱いに鄭重さを欠くのではないかと感じ
る遺族もあった。
【0006】そこで、この考案は、遺骨壺を収容した遺
骨箱を祭壇上に安置するに際して、その取扱いを一層鄭
重なものにすることを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この考案は遺骨壺を収納した遺骨箱の下面の周辺
より広い周辺形状を有する表布地と、これに対向する裏
布地との間にクッション材を介在し、上記表布地と裏布
地とを縫着して座布団状の袋体を形成し、上記袋体の一
辺にファスナー部材を有する開閉自在の開口部を設け、
該袋体内部に収納した納骨袋の底側を袋体内部に固定
し、上記納骨袋の口部を前記開口部から外部に引出し得
る長さに形成し、その口部を含む納骨袋の部分を袋体内
部に折込んでなる遺骨箱の敷物を提供するものである。
【0008】
【作用】祭壇の所定の位置に上記の敷物を置き、その上
に遺骨箱を安置する。また、寺院等に納骨する場合は、
納骨袋の口部を袋体の内部から引き出し、遺骨箱内の遺
骨を納骨袋の内部に入れ替え、その納骨袋の口部を閉
じ、その口部を袋体内に折込み、ファスナーを閉じて敷
物ごと納骨する。
【0009】
【実施例】図1に示すように、実施例の敷物1は、四角
形の座布団形のものであり、遺骨箱2の底面より、一ま
わり大きい外形を有する。この敷物1は、図2から図4
に示すように、表布地3の三辺に裏布地4の三辺を縫合
して袋体を形成し、残りの一辺に開口部5を設けてい
る。
【0010】表布地3の内面には、クッション材6が重
ねられる。このクッション材6はウレタンフォームによ
り作成されその一辺を表布地3の内面の一辺に接着し、
その辺と対向した開口部5の内面の一辺に縫合した縁布
7に他辺を接着している。また、上記開口部5において
対向する表布地3の内面と裏布地4の内面とに、それぞ
れ面ファスナー部材8、8’を取付けている。
【0011】上記の裏布地4とクッション材6との間の
間隙に納骨袋9が収納される。この納骨袋9は、袋の底
側の約三分の二が上記の間隙に収納され、その両側縁を
表布地3及び裏布地4と共に縫合される。また、その納
骨袋9の袋口10側の約三分の一が上記間隙の内部で折
返えされる。その折返えし部は開口部5の内側にあり、
面ファスナー部材8、8’の開閉に支障のない位置にあ
る。
【0012】なお、納骨袋9の袋口10には、その袋口
10を絞って閉じるための紐11が通されている(図5
参照)。
【0013】実施例の遺骨箱2の敷物1は以上のごとき
ものであり、祭壇の適宜の位置にこの敷物1を置き、そ
の上に遺骨箱2を安置する。
【0014】また、遺骨を取出して、これを墓所等に納
骨する際は、図5に示すように、敷物1の開口部5を開
放して納骨袋9の袋口10側の約三分の一の部分を外部
へ引き出し、その内部へ遺骨を移し替える。紐11を絞
って、納骨袋9の袋口10を閉めたのち、外部へ引き出
した部分を再び敷物1の内部に押し込む。納骨袋9は内
部の遺骨により膨れるので、その形状に従って表布地3
と裏布地4が上下に膨み、膨らんだ状態で開口部5の両
面ファスナー部材8、8’を閉じ、そのままの状態で納
骨する。
【0015】なお、納骨の際、裏布地4の面に戒名、俗
名、死亡年月日等を記載してもよい。
【0016】また、遺骨の中の本骨(いわゆる喉仏の
骨)を収納した小形の遺骨箱の場合は、その敷物の大き
さもその遺骨箱に合わせた大きさとする。
【0017】
【考案の効果】以上のようにこの考案の敷物は、座布団
状のものであるため、これを遺骨壺を収納した遺骨箱の
下に敷くことにより、遺骨に対する取扱いが鄭重なもの
に感じられ、遺族の感情にも合致し、死者に対する礼儀
を失することがない。
【0018】また、納骨袋を内装したものは、納骨の際
も敷物に包まれた状態で納骨できるので、この場合も遺
骨の扱いが鄭重に感じられ、更に、遺骨箱の敷物に用い
たものを納骨と同時に寺院等に納めることで、該敷物の
利用と処分が同時にできる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の使用状態の斜視図
【図2】図1のII−II線の断面図
【図3】図1のIII−III線の断面図
【図4】実施例の底面図
【図5】同上の袋を引き出した状態の斜視図
【符号の説明】
1 敷物 2 遺骨箱 3 表布地 4 裏布地 5 開口部 6 クッション材 7 縁布 8、8’ 面ファスナー部材 9 納骨袋 10 袋口 11 紐

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遺骨壺を収納した遺骨箱の下面の周辺よ
    り広い周辺形状を有する表布地と、これに対向する裏布
    地との間にクッション材を介在し、上記表布地と裏布地
    とを縫着して座布団状の袋体を形成し、上記袋体の一辺
    にファスナー部材を有する開閉自在の開口部を設け、該
    袋体内部に収納した納骨袋の底側を袋体内部に固定し、
    上記納骨袋の口部を前記開口部から外部に引出し得る長
    さに形成し、その口部を含む納骨袋の部分を袋体内部に
    折込んでなる遺骨箱の敷物。
JP1993001117U 1992-02-12 1993-01-20 遺骨箱の敷物 Expired - Lifetime JP2530590Y2 (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0154533B2 (ja) * 1981-09-30 1989-11-20 Isuzu Motors Ltd

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