JP2530467B2 - シリンダ―内への端板固着方法 - Google Patents

シリンダ―内への端板固着方法

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JP2530467B2
JP2530467B2 JP62294855A JP29485587A JP2530467B2 JP 2530467 B2 JP2530467 B2 JP 2530467B2 JP 62294855 A JP62294855 A JP 62294855A JP 29485587 A JP29485587 A JP 29485587A JP 2530467 B2 JP2530467 B2 JP 2530467B2
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三郎 和所
祐一 高見
渉軌 丸山
憲久 阪井
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、金属製シリンダーの端部内面に金属製端
板を嵌入固着する方法に関する。
従来技術とその問題点 グラビア印刷用製版ロールや、プラテンロールや、ガ
イドロール等を製造するにあたって、金属シリンダーの
端部内面に、回転軸連結用金属製端板を嵌入固着する必
要がある。
従来、シリンダー内への端板の嵌入固着は、たとえば
次の方法で行なっていた。すなわち、シリンダーの端部
内径をしめ代分だけ端板外径よりも小さくしておき、ま
ずシリンダーを炉内で加熱膨脹させて、その端部内径を
端板の外径よりも大きくし、シリンダーを炉から出し
て、端板をシリンダーの端部内に嵌入し、その後自然冷
却によりシリンダーを収縮されることによって端板をシ
リンダー内面に固着していた。しかしながら、この方法
では、シリンダーの加熱温度を高くする必要があって、
手間がかかるともに設備費が高くなるという問題があっ
た。また、シリンダー内への端板の嵌入にもたつくと、
シリンダーが収縮して嵌入することができなくなるとい
う問題があった。また、シリンダー内への端板の嵌入の
さいに、端板の軸線がシリンダーの軸線からずれること
があり、その結果、得られたロールにおいて、シリンダ
ーおよび端板の中心線を一致させるように両者に仕上げ
加工を施さねばならず、その作業が面倒であるという問
題があった。さらに、シリンダーがアルミニウム(アル
ミニウム合金も含む。以下同じ)からつくられたもので
あり、端板が鉄(鉄合金も含む。以下同じ)からつくら
れたものである場所等のように、両者が異種金属からつ
くられている場合には、出来上ったロールを高温状態で
使用すると、両者の熱膨脹の差に起因して端板がシリン
ダーから外れるおそれがあった。
この発明の目的は、上記問題を解決したシリンダー内
への端板固着方法を提供することにある。
問題点を解決するための手段 この発明によるシリンダー内への端板固着方法は、金
属製シリンダーの端部内面に金属製端板を嵌入固着する
方法であって、シリンダーの端部内径を端板外径よりも
小さくしておき、シリンダーおよび端板を同一軸線のま
わりに回転させるとともに、シリンダーの端部外面を一
方向から加熱しながらシリンダーと端板とを互いに押付
けることによって、加熱膨脹せしめられたシリンダーの
端部内に端板を強制嵌入し、その後シリンダーの冷却収
縮によって端板をシリンダーに固着することを特徴とす
るものである。
上記において、端板をシリンダーの端部内に強制嵌入
する前に端板の周面およびシリンダーの端面のうちいず
れか一方に接着剤を塗布しておいてもよい。端板の外径
と加熱される前のシリンダーの端部内径との差は0.5mm
以下としておくのが好ましい。また、端板の外周面に挿
入端側が小径となるようにテーパをつけておいてもよ
い。この場合のテーパ比は1.0以下とするのがよい。端
板の外周面にテーパをつける代わりに、挿入端部に面取
りを施しておいてもよい。
作用 この発明の方法によれば、シリンダーおよび端板を同
一軸線のまわりに回転させながらシリンダーと端板とを
互いに押付けることによって、加熱膨脹せしめられたシ
リンダーの端部内に端板を強制嵌入するので、シリンダ
ーの軸線と、固着された端板の軸線とのずれが小さくな
る。
また、シリンダーの端部外面を一方向から加熱しなが
らシリンダーと単板とを互いに押付けられることによっ
て、加熱膨脹せしめられたシリンダーの端部内に端板を
強制嵌入するので、シリンダーの加熱温度を、従来の方
法に比べて低くすることができる。
さらに、加熱膨脹せしめられたシリンダーの端部内に
端板を強制嵌入するので、シリンダーを冷却収縮させた
後再度シリンダーが加熱されたとしても、端板を強制嵌
入したさいの加熱温度までは、端板は外れない。
実 施 例 以下、この発明の実施例を、図面を参照して説明す
る。
まず、中心部に回転軸連結用テーパ孔(2)を備えた
金属製端板(1)と、両端部内周面に全周にわたる環状
段部(4)が設けられた金属製シリンダー(3)とを用
意する。端板(1)とシリンダー(3)とは、同種金属
からつくられていてもよいし、あるいは異種金属からつ
くられていてもよい。シリンダー(3)における環状段
部(4)よりも外側の部分の内径(D)は、端板(1)
の外径(d)よりも小さくしておく。両径(D)(d)
の差は0.5mm以下としておく。
端板(1)およびシリンダー(3)を、この発明の方
法を実施するための装置にセットする。この装置は、同
一軸線上に配置され、互いに接近、離隔自在の1対の回
転軸(10)(11)と、左側の回転軸(10)の先端に設け
られたシリンダー支持チャック(12)と、右側の回転軸
(11)の先端に設けられ、かつ端板(1)の回転軸連結
用テーパ孔(2)内に密に嵌め入れられるコーン端部
(13)と、両回転軸(10)(11)間に配置されたシリン
ダー振れ止(14)および加熱バーナー(15)とよりな
る。
そして、シリンダー(3)の左端を左側の回転軸(1
0)先端のチャック(12)に取付けるともとに、振れ止
(14)でシリンダー(3)を支持して、シリンダー
(3)の軸線を回転軸(10)の軸線に一致させる。ま
た、端板(1)のテーパ孔(2)内に、右側の回転軸
(11)先端のコーン端部(13)の一部を密に嵌め入れて
その周面をテーパ孔(2)周面に密接させることにより
端板(1)を支持する。テーパ孔(2)とコーン端部
(3)とによって端板(1)の軸線は回転軸(11)の軸
線と一致する。この状態で、両回転軸(10)(11)を回
転させるとともに互いに接近させることによって、シリ
ンダー(3)および端板(1)を同一軸線のまわりに回
転させながらシリンダー(3)と端板(1)とを互いに
押付ける。この時、加熱バーナー(15)でシリンダー
(3)の右端部外面を下方から加熱する。すると、シリ
ンダー(3)の端部が加熱膨脹せしめられてシリンダー
(3)の右端部内に端板(1)が強制嵌入されて、環状
段部(4)に受けられる。その後、バーナー(15)によ
る加熱を止めシリンダー(3)を自然冷却させると、シ
リンダー(3)が収縮し、端板(1)がシリンダー
(3)内に固着される。また、シリンダー(3)の反対
側の端部に内への端板(1)の固着も上記と同様にして
行なう。
次に、さらに詳しい具体例について述べる。
アルミニウム製シリンダー(3)と鉄製端板(1)と
を用意した。シリンダー(3)の端部(4)よりも外側
の部分の内径(D)は92mm、端板(1)の外径(d)は
これよりも0.1〜0.2mm程度大きくしておいた。そして、
シリンダー(3)および端板(1)を装置にセットし、
両者をともに回転させるとともに、シリンダー(3)の
端部外面をバーナー(15)によって80℃に加熱しなが
ら、シリンダー(3)に端板(1)とを互いに押付け、
シリンダー(3)の端部内に端板(1)を強制嵌入し
た。ついで、シリンダー(3)を自然冷却させて収縮さ
せ、端板(1)をシリンダー(3)内に固着した。その
後、シリンダー(3)を端板(1)との同軸度を測定し
たところ、5/1000〜10/100mmであった。
比較のために、シリンダー(3)および端板(1)を
回転させず、シリンダー(3)の端部外面を全周にわた
って外側から加熱しながら端板(1)をシリンダー
(3)端部内に強制嵌入した。そして、自然冷却させた
後シリンダー(1)と端板(3)との同軸度を測定した
ところ、30/1000〜40/1000mmであった。
第2図は端板の変形例を示す。第2図において、端板
(20)には回転軸連結用テーパ孔は形成されておらず、
回転軸連結用軸部(21)が一体的に設けられている。軸
部(21)の先端中心部には、第1図に示すコーン端部
(13)よりもテーパ角の小さいコーン端部(22)を嵌め
入れるテーパ穴(23)が形成されている。
発明の効果 この発明の方法によれば、シリンダーおよび端板を同
一軸線のまわりに回転させながらシリンダーと端板とを
箍にい押付けることによって、加熱膨脹せしめられたシ
リンダーの端部内に端板を強制嵌入するので、シリダー
の軸線と、固着された端板の軸線とのずれが小さくな
る。したがって、出来上ったロールの仕上げ加工作業が
簡単になる。
また、シリンダーの端部外面を一方向から加熱しなが
らシリンダーと端板とを互いに押付けることによって、
加熱膨脹せしめられたシリンダーの端部内に端板を強制
嵌入するので、シリンダーの加熱温度を、従来の方法に
比べて低くすることができる。したがって、手間もかか
らず、設備費も易くなる。しかも、従来の方法の場合の
ように、端板をシリンダー内に入れられなくなるような
ことはない。
また加熱膨脹せしめられたシリンダーの端部内に端板
を強制嵌入するので、シリンダーを冷却収縮させた後再
度シリンダーが加熱されたとしても、端板を強制嵌入し
たさいの加熱温度までは、端板は外れない。したがっ
て、たとえばシリンダーと端板とが、熱膨脹率の異なる
異種金属からつくられたものであって、端板をシリンダ
ー内に嵌入するさいの加熱温度を越える温度に加熱され
ない限りは、端板がシリンダーから外れるおそれはな
い。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の方法を示す垂直縦断面図、第2図は
端板の変形例を示す垂直縦断面図である。 (1)(20)……端板、(3)……シリンダー。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 丸山 渉軌 大阪府堺市三宝町9丁395番地 昭南機 工株式会社内 (72)発明者 阪井 憲久 大阪府堺市三宝町9丁395番地 昭南機 工株式会社内

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属製シリンダーの端部内面に金属製端板
    を嵌入固着する方法であって、シリンダーの端部内径を
    端板外径よりも小さくしておき、シリンダーおよび端板
    を同一軸線のまわりに回転させるとともに、シリンダー
    の端部外面を一方向から加熱しながらシリンダーと端板
    とを互いに押付けることによって、加熱膨脹せしめられ
    たシリンダーの端部内に端板を強制嵌入し、その後シリ
    ンダーの冷却収縮によって端板をシリンダーに固着する
    ことを特徴とするシリンダー内への端板固着方法。
JP62294855A 1987-11-20 1987-11-20 シリンダ―内への端板固着方法 Expired - Lifetime JP2530467B2 (ja)

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JP5171755B2 (ja) * 2009-08-07 2013-03-27 株式会社オーハシテクニカ 圧入接合方法

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