JP2588066B2 - カラー継手によるやりとり接合法 - Google Patents
カラー継手によるやりとり接合法Info
- Publication number
- JP2588066B2 JP2588066B2 JP5086191A JP5086191A JP2588066B2 JP 2588066 B2 JP2588066 B2 JP 2588066B2 JP 5086191 A JP5086191 A JP 5086191A JP 5086191 A JP5086191 A JP 5086191A JP 2588066 B2 JP2588066 B2 JP 2588066B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pipe
- collar joint
- joint
- collar
- plastic sheet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Automatic Assembly (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】この発明はカラー継手によるやり
とり接合法に関し、詳しくは鋳鉄管、ダクタイル管の接
合時に使用されるカラー継手によるやりとり接合法の改
良に関する。
とり接合法に関し、詳しくは鋳鉄管、ダクタイル管の接
合時に使用されるカラー継手によるやりとり接合法の改
良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上水、下水配管において配管末端
部分、あるいは管路完結部分においてはそれぞれの管接
合状態により管路末端部分が都合良く突き合わせ得る状
態とは成らないのが通常であり、このような場合の管の
接合法としてカラー継手によるやりとり接合法が採用さ
れる。従来のカラー継手によるやりとり接合法は、図4
に示すように両端部にロックリングR、R及び押輪P、
Pを装着可能としたカラー継手Sを一方の管A上に被
せ、接続すべき他方の管Bを同軸状に配置しその後カラ
ー継手Sを他方の管B方向へ滑り移動させ、中間に位置
させた後ロックリングR、Rを装着し次いで押輪Pで締
結することが行われていた。
部分、あるいは管路完結部分においてはそれぞれの管接
合状態により管路末端部分が都合良く突き合わせ得る状
態とは成らないのが通常であり、このような場合の管の
接合法としてカラー継手によるやりとり接合法が採用さ
れる。従来のカラー継手によるやりとり接合法は、図4
に示すように両端部にロックリングR、R及び押輪P、
Pを装着可能としたカラー継手Sを一方の管A上に被
せ、接続すべき他方の管Bを同軸状に配置しその後カラ
ー継手Sを他方の管B方向へ滑り移動させ、中間に位置
させた後ロックリングR、Rを装着し次いで押輪Pで締
結することが行われていた。
【0003】
【従来技術の問題点】しかしながら、上記従来のカラー
継手Sは他方の管B方向へ移動させる時の抵抗軽減のた
め、カラー継手S内面に滑剤を塗布しても一方の管Aへ
の装着時に管端との摩擦により欠き取られてしまい用を
成さず、一方の管A上に外嵌した後は内面に滑剤を塗布
する適当な手段がないのでやりとり接合のための軸方向
移動が非常に困難となる欠点があった。
継手Sは他方の管B方向へ移動させる時の抵抗軽減のた
め、カラー継手S内面に滑剤を塗布しても一方の管Aへ
の装着時に管端との摩擦により欠き取られてしまい用を
成さず、一方の管A上に外嵌した後は内面に滑剤を塗布
する適当な手段がないのでやりとり接合のための軸方向
移動が非常に困難となる欠点があった。
【0004】さらに、この時の移動抵抗のため接合すべ
き管の何れかまたは双方が軸方向に移動し管の軸方向隙
間dが変化することもある欠点があった。また、この抵
抗とカラー継手の軸方向長さが短いこととが相俟ってカ
ラー継手Sを軸方向に整列した状態で押し込んでいくの
も非常に困難となる欠点があった。 この他、上記接合
法で使用されるカラー継手は構造も複雑であり高価とな
る欠点があった。
き管の何れかまたは双方が軸方向に移動し管の軸方向隙
間dが変化することもある欠点があった。また、この抵
抗とカラー継手の軸方向長さが短いこととが相俟ってカ
ラー継手Sを軸方向に整列した状態で押し込んでいくの
も非常に困難となる欠点があった。 この他、上記接合
法で使用されるカラー継手は構造も複雑であり高価とな
る欠点があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この発明は上記問題点
に鑑み、非常に接合が容易に行えると共に構造も簡単な
カラー継手の使用が可能なカラー継手によるやりとり接
合法を提供することを目的としてなされたものである。
に鑑み、非常に接合が容易に行えると共に構造も簡単な
カラー継手の使用が可能なカラー継手によるやりとり接
合法を提供することを目的としてなされたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】即ち、この発明のカラー
継手によるやりとり接合法は、接合すべき管の一方の外
周面に、内面に滑剤を塗布したカラー継手を、該滑剤内
面と前記管の外周面との間にプラスチックシートを介挿
した状態で被せ、該カラー継手を前記管の管端より軸方
向奥方向へ一旦移動させ、次いで前記管の管端及び接合
すべき他方の管端にゴム輪を装着すると共に管端間にス
ペーサ部材を介挿し、前記プラスチックシートを引き抜
いた後、管外周を囲みかつ管軸方向に沿う長さを有した
押圧治具を介し前記カラー継手を他方の管方向へ軸方向
力を与えて移動させ、両管の中間位置に位置させ、その
後前記スペーサ部材を分解し管内部より除去することを
特徴とするものである。
継手によるやりとり接合法は、接合すべき管の一方の外
周面に、内面に滑剤を塗布したカラー継手を、該滑剤内
面と前記管の外周面との間にプラスチックシートを介挿
した状態で被せ、該カラー継手を前記管の管端より軸方
向奥方向へ一旦移動させ、次いで前記管の管端及び接合
すべき他方の管端にゴム輪を装着すると共に管端間にス
ペーサ部材を介挿し、前記プラスチックシートを引き抜
いた後、管外周を囲みかつ管軸方向に沿う長さを有した
押圧治具を介し前記カラー継手を他方の管方向へ軸方向
力を与えて移動させ、両管の中間位置に位置させ、その
後前記スペーサ部材を分解し管内部より除去することを
特徴とするものである。
【0007】
【実施例】次にこの発明を実施例により説明する。図1
〜図3はこの発明の方法を実施する場合の工程説明図で
ある。
〜図3はこの発明の方法を実施する場合の工程説明図で
ある。
【0008】この発明の方法は、先ずカラー継手1とな
る直管状短管の内面に滑剤2を均一に塗布し、さらにこ
の内面にプラスチックシート3を均一に当てがい保護層
とする。このとき、プラスチックシート3は図示のよう
に中央部分3Aで両方向に二分される状態としておくこ
とが望ましい。ついで図2に示すようにカラー継手1を
接合すべき一方の管5上に被せる。このとき、カラー継
手1内面と管5外面との間には隙間dがあるためプラス
チックシート3は剥がれることはない。
る直管状短管の内面に滑剤2を均一に塗布し、さらにこ
の内面にプラスチックシート3を均一に当てがい保護層
とする。このとき、プラスチックシート3は図示のよう
に中央部分3Aで両方向に二分される状態としておくこ
とが望ましい。ついで図2に示すようにカラー継手1を
接合すべき一方の管5上に被せる。このとき、カラー継
手1内面と管5外面との間には隙間dがあるためプラス
チックシート3は剥がれることはない。
【0009】ついで、接合すべき一方の管5及び他方の
管6の管端部分にゴム輪7、7を装着し固定するととも
に管端間に例えば木材製とされたスペーサ8を介挿し仮
固定する。そして、プラスチックシート3を管軸方向へ
引き抜き滑剤2を露出させておいて、図3に示すように
管5又は6外周を囲みかつ管軸方向に沿う長さを有した
押圧治具9を介しカラー継手1を他方の管6方向へ軸方
向力を与えて移動させ、両管5、6の中間位置に位置さ
せ、その後スペーサ8を分解し管5または6内部より除
去する工程より構成されている。
管6の管端部分にゴム輪7、7を装着し固定するととも
に管端間に例えば木材製とされたスペーサ8を介挿し仮
固定する。そして、プラスチックシート3を管軸方向へ
引き抜き滑剤2を露出させておいて、図3に示すように
管5又は6外周を囲みかつ管軸方向に沿う長さを有した
押圧治具9を介しカラー継手1を他方の管6方向へ軸方
向力を与えて移動させ、両管5、6の中間位置に位置さ
せ、その後スペーサ8を分解し管5または6内部より除
去する工程より構成されている。
【0010】上記実施例において押圧治具9は、図3に
示すように管軸方向に沿う長さを有した数本のフレーム
9A…9Aを円周方向フレーム9Bで固定し管軸方向フ
レーム9A…9Aのそれぞれに移動用車輪9C…9Cを
取付た構造とされ、内面にカラー継手1に対する係合爪
9D…9Dを設けた構成とされる。なお図中9E、9E
は牽引索10用の係合部材を示す。
示すように管軸方向に沿う長さを有した数本のフレーム
9A…9Aを円周方向フレーム9Bで固定し管軸方向フ
レーム9A…9Aのそれぞれに移動用車輪9C…9Cを
取付た構造とされ、内面にカラー継手1に対する係合爪
9D…9Dを設けた構成とされる。なお図中9E、9E
は牽引索10用の係合部材を示す。
【0011】
【発明の効果】この発明は以上説明したように、カラー
継手によりやりとり接合する場合、内面に塗布した滑剤
がプラスチックシートにより保護されるので、やりとり
移動が非常にスムーズに行え、しかもやりとり移動は押
圧治具により行うからカラー継手が傾くことがなく、管
軸方向に整列した状態で滑り移動させることができるの
である。さらに、管端間にはやりとり接合が終了するま
でスペーサが介挿されているため、やりとり移動時管の
軸方向移動が確実に防止され、正確な接合が可能となる
のである。
継手によりやりとり接合する場合、内面に塗布した滑剤
がプラスチックシートにより保護されるので、やりとり
移動が非常にスムーズに行え、しかもやりとり移動は押
圧治具により行うからカラー継手が傾くことがなく、管
軸方向に整列した状態で滑り移動させることができるの
である。さらに、管端間にはやりとり接合が終了するま
でスペーサが介挿されているため、やりとり移動時管の
軸方向移動が確実に防止され、正確な接合が可能となる
のである。
【0012】
【図1】この発明の方法の実施工程を示す図である。
【図2】この発明の方法の実施工程を示す図である。
【図3】この発明の方法の実施工程を示す図である。
【図4】従来例の方法を示す図である。
1 カラー継手 2 滑剤 3 プラスチックシート 5 一方の管 6 他方の管 7 ゴム輪 8 スペーサ 9 押圧治具
Claims (1)
- 【請求項1】 接合すべき管の一方の外周面に、内面に
滑剤を塗布したカラー継手を、該滑剤内面と前記管の外
周面との間にプラスチックシートを介挿した状態で被
せ、該カラー継手を前記管の管端より軸方向奥方向へ一
旦移動させ、次いで前記管の管端及び接合すべき他方の
管端にゴム輪を装着すると共に管端間にスペーサ部材を
介挿し、前記プラスチックシートを引き抜いた後、管外
周を囲みかつ管軸方向に沿う長さを有した押圧治具を介
し前記カラー継手を他方の管方向へ軸方向力を与えて移
動させ、両管の中間位置に位置させ、その後前記スペー
サ部材を分解し管内部より除去することを特徴とするカ
ラー継手によるやりとり接合法。 【0001】
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5086191A JP2588066B2 (ja) | 1991-02-21 | 1991-02-21 | カラー継手によるやりとり接合法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5086191A JP2588066B2 (ja) | 1991-02-21 | 1991-02-21 | カラー継手によるやりとり接合法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04266681A JPH04266681A (ja) | 1992-09-22 |
JP2588066B2 true JP2588066B2 (ja) | 1997-03-05 |
Family
ID=12870507
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5086191A Expired - Lifetime JP2588066B2 (ja) | 1991-02-21 | 1991-02-21 | カラー継手によるやりとり接合法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2588066B2 (ja) |
-
1991
- 1991-02-21 JP JP5086191A patent/JP2588066B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04266681A (ja) | 1992-09-22 |
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