JP2530454Y2 - 偏光顕微鏡用プリズム自転装置 - Google Patents
偏光顕微鏡用プリズム自転装置Info
- Publication number
- JP2530454Y2 JP2530454Y2 JP1989088705U JP8870589U JP2530454Y2 JP 2530454 Y2 JP2530454 Y2 JP 2530454Y2 JP 1989088705 U JP1989088705 U JP 1989088705U JP 8870589 U JP8870589 U JP 8870589U JP 2530454 Y2 JP2530454 Y2 JP 2530454Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- prism
- rotation device
- polarizing
- support
- prisms
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Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、偏光顕微鏡の二枚の偏光プリズムを自転で
きるようにしたプリズム自転装置に関するものである。
きるようにしたプリズム自転装置に関するものである。
(従来技術とその問題点) 偏光顕微鏡10は、例えば第2図に示したように、一方
のプリズム(アナライザ)4を鏡筒3下部に固定し、他
方のプリズムを(透過用ポラライザ)6を光源側5に固
定する構成となっており、ステージ2上の対象物1の構
造や組成を光の屈折を利用して調査するために使用され
ている。
のプリズム(アナライザ)4を鏡筒3下部に固定し、他
方のプリズムを(透過用ポラライザ)6を光源側5に固
定する構成となっており、ステージ2上の対象物1の構
造や組成を光の屈折を利用して調査するために使用され
ている。
光の屈折するXY方向を直交させると、視野は暗黒状態
となるが、偏光物質を含有している岩石等の対象物1を
二つのプリズム4、6間におくと、XY方向を直交させて
おいても、偏光物質は視野に現れることになる。
となるが、偏光物質を含有している岩石等の対象物1を
二つのプリズム4、6間におくと、XY方向を直交させて
おいても、偏光物質は視野に現れることになる。
この場合、対象物1全体について分析する場合、一定
の屈折角で透過しようとする光と対象物1との相対的角
度を変化させる必要がある。
の屈折角で透過しようとする光と対象物1との相対的角
度を変化させる必要がある。
そのため、従来の偏光顕微鏡10においては、プリズム
4、6の光の屈折するXY方向の組合せを設定した状態
で、検鏡時に対象物1を載せたステージ2側を水平方向
で回転させる方法が採用されている。
4、6の光の屈折するXY方向の組合せを設定した状態
で、検鏡時に対象物1を載せたステージ2側を水平方向
で回転させる方法が採用されている。
この回転装置は、特開昭52−22980号、62−180242号
及び62−157549号において公知であるが、いずれも電動
式のものであって自転装置自体が大がかりとなり、プリ
ズムの自転を伴わない検鏡時においても自転装置が付設
されたままとなって顕微鏡が使い辛くなる不都合があっ
た。
及び62−157549号において公知であるが、いずれも電動
式のものであって自転装置自体が大がかりとなり、プリ
ズムの自転を伴わない検鏡時においても自転装置が付設
されたままとなって顕微鏡が使い辛くなる不都合があっ
た。
(技術的課題) 本考案は、偏光顕微鏡の二枚の偏光プリズム4、6を
自転できるようにしたプリズム自転装置において、必要
の都度取り付けてプリズムの光のXY方向を固定した状態
でを同時に等速度で同一方向へ自転できるようにするこ
とを課題としたものである。
自転できるようにしたプリズム自転装置において、必要
の都度取り付けてプリズムの光のXY方向を固定した状態
でを同時に等速度で同一方向へ自転できるようにするこ
とを課題としたものである。
(技術的手段) この技術的課題を解決するための技術的手段は、鏡筒
3下部のプリズム用の着脱容易な支持部15を備えた支持
板12と光源側プリズム6用の着脱容易な支持部15を備え
た支持板13とを平行状態を維持して連結一体化するこ
と、である。
3下部のプリズム用の着脱容易な支持部15を備えた支持
板12と光源側プリズム6用の着脱容易な支持部15を備え
た支持板13とを平行状態を維持して連結一体化するこ
と、である。
(技術的手段の作用) 各支持板12、13は平行状態を維持してパイプ16で連結
一体化されているため、支持板12、13は常に一体とな
る。各支持板12、13にはプリズム用支持部が備えられて
いるため、光のXY方向を直交させた鏡筒3下部のプリズ
ム及び光源側プリズムを支持させると、プリズムの光の
XY方向が固定される。この状態で支持板12、13をプリズ
ムを中心にして旋回させるとプリズムを同時に等速度で
同一方向へ自転させることができる。この支持部15は容
易に着脱することができ、プリズムを同時に自転させる
必要が生じたり時だけ装着することができる。
一体化されているため、支持板12、13は常に一体とな
る。各支持板12、13にはプリズム用支持部が備えられて
いるため、光のXY方向を直交させた鏡筒3下部のプリズ
ム及び光源側プリズムを支持させると、プリズムの光の
XY方向が固定される。この状態で支持板12、13をプリズ
ムを中心にして旋回させるとプリズムを同時に等速度で
同一方向へ自転させることができる。この支持部15は容
易に着脱することができ、プリズムを同時に自転させる
必要が生じたり時だけ装着することができる。
(考案の効果) 本考案装置は手動によってプリズムを自転できるため
シンプルな構成のものとなり、不要時には取り外して普
通の偏光顕微鏡として使用することができる利点があ
る。
シンプルな構成のものとなり、不要時には取り外して普
通の偏光顕微鏡として使用することができる利点があ
る。
(実施例) この実施例では、各支持板12、13硬質合成樹脂板で形
成してあって、その先端側に切欠部14を形成すると共に
その内側に支持部としての穴15が形成してあり、切欠部
14を広げて支持板の弾力を利用して穴15でプリズム4、
6を把持するようにしている。この実施例では、支持板
12、13をパイプ16で連結一体化している。
成してあって、その先端側に切欠部14を形成すると共に
その内側に支持部としての穴15が形成してあり、切欠部
14を広げて支持板の弾力を利用して穴15でプリズム4、
6を把持するようにしている。この実施例では、支持板
12、13をパイプ16で連結一体化している。
プリズム4、6の角度設定後に支持板12、13でプリズ
ムを把持し、パイプ16を水平方向に旋回させると、支持
板12、13がプリズムを中心に旋回し、プリズム4、6は
同時に等速度で同一方向へ自転することになる。
ムを把持し、パイプ16を水平方向に旋回させると、支持
板12、13がプリズムを中心に旋回し、プリズム4、6は
同時に等速度で同一方向へ自転することになる。
この実施例では、支持板の弾力でプリズムを把持する
構成を採用しているが、支持板の先端部にネジを取り付
け、ネジでプリズムと支持板とを固定する等、公知の固
定乃至係止手段を採用することができる。
構成を採用しているが、支持板の先端部にネジを取り付
け、ネジでプリズムと支持板とを固定する等、公知の固
定乃至係止手段を採用することができる。
図面は、上記技術的手段の具体例を説明するためのもの
で、第1図はプリズムを自転させる器具の斜視図、第2
図は偏光顕微鏡の側面図である。 4、6…偏光プリズム、11…自転装置本体、12、13…支
持板、14…切欠部、15…穴(支持部)、16…連結パイプ
で、第1図はプリズムを自転させる器具の斜視図、第2
図は偏光顕微鏡の側面図である。 4、6…偏光プリズム、11…自転装置本体、12、13…支
持板、14…切欠部、15…穴(支持部)、16…連結パイプ
Claims (1)
- 【請求項1】偏光顕微鏡の二枚の偏光プリズムを自転で
きるようにしたプリズム自転装置において、鏡筒下部の
プリズム用の着脱容易な支持部を備えた支持板と光源側
プリズム用の着脱容易な支持部を備えた支持板とを平行
状態を維持して連結一体化したプリズム自転装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989088705U JP2530454Y2 (ja) | 1989-07-27 | 1989-07-27 | 偏光顕微鏡用プリズム自転装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989088705U JP2530454Y2 (ja) | 1989-07-27 | 1989-07-27 | 偏光顕微鏡用プリズム自転装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0329816U JPH0329816U (ja) | 1991-03-25 |
JP2530454Y2 true JP2530454Y2 (ja) | 1997-03-26 |
Family
ID=31638299
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989088705U Expired - Fee Related JP2530454Y2 (ja) | 1989-07-27 | 1989-07-27 | 偏光顕微鏡用プリズム自転装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2530454Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001347465A (ja) * | 2000-06-07 | 2001-12-18 | Mitsuo Morita | ラチェット式締付工具 |
US7775141B2 (en) | 2008-08-01 | 2010-08-17 | Snap-On Incorporated | Extended low-torque ratchet wrench |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3972619A (en) * | 1975-08-11 | 1976-08-03 | General Atomic Company | Method and apparatus for surface analysis |
JPS62157549A (ja) * | 1985-12-30 | 1987-07-13 | Kanzaki Paper Mfg Co Ltd | シート状透光性試料の異方性測定方法 |
JPH06100535B2 (ja) * | 1986-02-05 | 1994-12-12 | ダイセル化学工業株式会社 | 複屈折測定装置 |
-
1989
- 1989-07-27 JP JP1989088705U patent/JP2530454Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0329816U (ja) | 1991-03-25 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |