JP2530308B2 - ミシンの糸切れ予知装置 - Google Patents
ミシンの糸切れ予知装置Info
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- JP2530308B2 JP2530308B2 JP60107187A JP10718785A JP2530308B2 JP 2530308 B2 JP2530308 B2 JP 2530308B2 JP 60107187 A JP60107187 A JP 60107187A JP 10718785 A JP10718785 A JP 10718785A JP 2530308 B2 JP2530308 B2 JP 2530308B2
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- Japan
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- thread
- yarn
- tension
- sewing machine
- normal
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Description
【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、ミシンを用いた縫製作業における糸切れ発
生を予知する糸切れ予知装置に関するものである。
生を予知する糸切れ予知装置に関するものである。
（従来の技術） ミシンを用いた縫製作業において、糸に過剰な張力が
加わったことを検知することにより糸切れ発生を事前に
予知する装置は未だ検分されていない。
加わったことを検知することにより糸切れ発生を事前に
予知する装置は未だ検分されていない。
これに類する従来装置として、実開昭57−12185号明
細書に開示されたものが知られている。この装置におい
ては、糸調子器から針に至る糸が天秤の作用により弛
緩，緊張を繰り返すことを利用して、この糸の弛緩，緊
張に応じて往復運動するように糸に弾力的に接触させた
揺動部材を設け、この揺動部材の往復運動に応答してオ
ン，オフ信号を出力するセンサーを設け、このセンサー
からのオン，オフ信号がミシン主軸の回転と同期してい
るときは正常（糸切れなし）と判断し、またセンサーか
らのオン，オフ信号がミシン主軸と同期しないときには
異常（糸切れ発生）と判断するものである。
細書に開示されたものが知られている。この装置におい
ては、糸調子器から針に至る糸が天秤の作用により弛
緩，緊張を繰り返すことを利用して、この糸の弛緩，緊
張に応じて往復運動するように糸に弾力的に接触させた
揺動部材を設け、この揺動部材の往復運動に応答してオ
ン，オフ信号を出力するセンサーを設け、このセンサー
からのオン，オフ信号がミシン主軸の回転と同期してい
るときは正常（糸切れなし）と判断し、またセンサーか
らのオン，オフ信号がミシン主軸と同期しないときには
異常（糸切れ発生）と判断するものである。
（発明が解決しようとする課題） しかしながら、上記の従来装置は、糸切れが発生する
兆候、つまり糸張力が正常値に対して過剰となったこと
を検知することができない。
兆候、つまり糸張力が正常値に対して過剰となったこと
を検知することができない。
その上、前記揺動部材を往復運動させるために糸の弛
緩，緊張が不可欠であり、緊張時の糸張力は揺動部材を
糸に接触させる弾性力により決まるが、この弾性力は揺
動部材を確実に往復運動させるために或る程度の大きさ
が必要であり、揺動部材を往復運動させるための糸張力
は、低張力で縫製するオーバーロックミシンにとっては
大き過ぎ、糸締りにムラが発生する。
緩，緊張が不可欠であり、緊張時の糸張力は揺動部材を
糸に接触させる弾性力により決まるが、この弾性力は揺
動部材を確実に往復運動させるために或る程度の大きさ
が必要であり、揺動部材を往復運動させるための糸張力
は、低張力で縫製するオーバーロックミシンにとっては
大き過ぎ、糸締りにムラが発生する。
本発明は、糸張力が過剰になったことを検出できるミ
シンの糸切れ予知装置を提供することを目的とする。
シンの糸切れ予知装置を提供することを目的とする。
（課題を解決するための手段） 上記目的に従う本発明のミシンの糸切れ予知装置は、
糸コマから糸調子器に至る糸の案内部を有しており、こ
の糸の張力が過剰となったときは弾性変形して前記案内
部が前記糸の横方向に移動するようにされた弾性部材
と、前記案内部の移動に伴い移動する糸路のうちの糸張
力値が正常なときの正常糸路と交差するが、前記糸路の
うちの糸張力値が過剰なときの異常糸路とは交差しない
光軸芯を持つように固定されたフォト式センサーとを備
えており、前記フォト式センサーの前記光軸芯と交差す
る前記糸の不存在検出により異常と判断する。
糸コマから糸調子器に至る糸の案内部を有しており、こ
の糸の張力が過剰となったときは弾性変形して前記案内
部が前記糸の横方向に移動するようにされた弾性部材
と、前記案内部の移動に伴い移動する糸路のうちの糸張
力値が正常なときの正常糸路と交差するが、前記糸路の
うちの糸張力値が過剰なときの異常糸路とは交差しない
光軸芯を持つように固定されたフォト式センサーとを備
えており、前記フォト式センサーの前記光軸芯と交差す
る前記糸の不存在検出により異常と判断する。
（作用） 上記の如く構成されたミシンの糸切れ予知装置におい
て、糸コマから糸調子器に至る糸は糸コマから糸が正常
に繰り出されている限り、大した張力は加わらず且つ大
した張力変動もないので、弾性部材は殆ど弾性変形せ
ず、弾性部材の案内部の移動に伴い移動することろの糸
路が正常糸路に存在してフォト式センサーの光軸芯と交
差し、フォト式センサーが糸を存在を検出することで正
常と判断する。また、糸コマの位置ズレ等により繰り出
される糸が糸コマに巻かれている糸を擦りながら繰り出
される等の原因によって糸張力が過剰になったときに
は、弾性部材が弾性変形し、案内部の移動により糸路が
異常糸路に転移してフォト式センサーの光軸芯と交差し
なくなり、フォト式センサーが糸の不存在を検出するの
で異常と判断する。
て、糸コマから糸調子器に至る糸は糸コマから糸が正常
に繰り出されている限り、大した張力は加わらず且つ大
した張力変動もないので、弾性部材は殆ど弾性変形せ
ず、弾性部材の案内部の移動に伴い移動することろの糸
路が正常糸路に存在してフォト式センサーの光軸芯と交
差し、フォト式センサーが糸を存在を検出することで正
常と判断する。また、糸コマの位置ズレ等により繰り出
される糸が糸コマに巻かれている糸を擦りながら繰り出
される等の原因によって糸張力が過剰になったときに
は、弾性部材が弾性変形し、案内部の移動により糸路が
異常糸路に転移してフォト式センサーの光軸芯と交差し
なくなり、フォト式センサーが糸の不存在を検出するの
で異常と判断する。
このように、本発明のミシンの糸切れ予知装置は、糸
張力が過剰になったことを検出でき、従って糸切れを事
前に予知できる。そして、正常時の糸張力の増加を殆ど
もたらさないので、低張力で縫製するオーバーロックミ
シンに適用しても糸締りにムラが発生することはない。
更には、フォト式センサーが糸の不存在を検出するので
異常と判断するため、糸コマの糸を使い尽くしたことも
検出できるものであり、また構成も簡単である。
張力が過剰になったことを検出でき、従って糸切れを事
前に予知できる。そして、正常時の糸張力の増加を殆ど
もたらさないので、低張力で縫製するオーバーロックミ
シンに適用しても糸締りにムラが発生することはない。
更には、フォト式センサーが糸の不存在を検出するので
異常と判断するため、糸コマの糸を使い尽くしたことも
検出できるものであり、また構成も簡単である。
（実施例） 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図面において、１は糸コマを、２は取付部材を、３は
フォト式センサーを、５は弾性部材をそれぞれ示す。取
付部材２は糸ガイド孔2aを持ち、弾性部材５は捩じりコ
イルバネで形成されていて取付部材２に取付けられてお
り、案内部６を持つ。糸コマ１から繰り出された糸は糸
ガイド孔2aと案内部６を順次通して糸調子器へ導かれて
おり、糸張力が正常なときには正常糸路７をとり、また
糸張力が過剰なときには弾性部材５が符号５′で示した
ごとく弾性変形することで異常糸路７′をとる。フォト
式センサー３はその光軸芯４が正常糸路７と交差するが
異常糸路７′とは交差しないように取付部材２に取付け
られている。
フォト式センサーを、５は弾性部材をそれぞれ示す。取
付部材２は糸ガイド孔2aを持ち、弾性部材５は捩じりコ
イルバネで形成されていて取付部材２に取付けられてお
り、案内部６を持つ。糸コマ１から繰り出された糸は糸
ガイド孔2aと案内部６を順次通して糸調子器へ導かれて
おり、糸張力が正常なときには正常糸路７をとり、また
糸張力が過剰なときには弾性部材５が符号５′で示した
ごとく弾性変形することで異常糸路７′をとる。フォト
式センサー３はその光軸芯４が正常糸路７と交差するが
異常糸路７′とは交差しないように取付部材２に取付け
られている。
図面に示したように糸が糸コマ１の底部にひっかかっ
たり、糸コマの位置ズレ等により繰り出される糸が糸コ
マ１に巻かれている糸を擦りながら繰り出される等の原
因で糸張力が過剰となることにより正常糸路７が異常糸
路７′に転移すると、フォト式センサー３が糸の不存在
を検出することで異常と判断する。この判断結果をミシ
ンモーターの駆動停止信号に利用してミシンを停止させ
るものである。
たり、糸コマの位置ズレ等により繰り出される糸が糸コ
マ１に巻かれている糸を擦りながら繰り出される等の原
因で糸張力が過剰となることにより正常糸路７が異常糸
路７′に転移すると、フォト式センサー３が糸の不存在
を検出することで異常と判断する。この判断結果をミシ
ンモーターの駆動停止信号に利用してミシンを停止させ
るものである。
（発明の効果） 異常に説明したように、本発明のミシンの糸切れ予知
装置は、糸張力が過剰になったことを検出でき、従って
糸切れを事前に予知できる。そして、正常時の糸張力を
増加を殆どもたらさないので、低張力で縫製するオーバ
ーロックミシンに適用しても糸締りにムラが発生するこ
とはない。更には、フォト式センサーが糸の不存在を検
出するので異常と判断するため、糸コマの糸を使い尽く
したことも検出できるものであり、また構成も簡単であ
る。
装置は、糸張力が過剰になったことを検出でき、従って
糸切れを事前に予知できる。そして、正常時の糸張力を
増加を殆どもたらさないので、低張力で縫製するオーバ
ーロックミシンに適用しても糸締りにムラが発生するこ
とはない。更には、フォト式センサーが糸の不存在を検
出するので異常と判断するため、糸コマの糸を使い尽く
したことも検出できるものであり、また構成も簡単であ
る。
図面は本発明の実施例を示すものである。 １……糸コマ ２……取付部材 ３……フォト式センサー ４……フォト式センサーの光軸芯 ５……弾性部材 ６……弾性部材の案内部 ７……正常糸路 ７′……異常糸路
Claims (1)
- 【請求項１】糸コマから糸調子器に至る糸の案内部を有
しており、この糸の張力が過剰となったときは弾性変形
して前記案内部が前記糸の横方向に移動するようにされ
た弾性部材と、前記案内部の移動に伴い移動する糸路の
うちの糸張力値が正常なときの正常糸路と交差するが、
前記糸路のうちの糸張力値が過剰なときの異常糸路とは
交差しない光軸芯を持つように固定されたフォト式セン
サーとを備えており、前記フォト式センサーの前記光軸
芯と交差する前記糸の不存在検出により異常と判断する
ことを特徴とするミシンの糸切れ予知装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60107187A JP2530308B2 (ja) | 1985-05-20 | 1985-05-20 | ミシンの糸切れ予知装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60107187A JP2530308B2 (ja) | 1985-05-20 | 1985-05-20 | ミシンの糸切れ予知装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61265170A JPS61265170A (ja) | 1986-11-22 |
| JP2530308B2 true JP2530308B2 (ja) | 1996-09-04 |
Family
ID=14452675
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60107187A Expired - Fee Related JP2530308B2 (ja) | 1985-05-20 | 1985-05-20 | ミシンの糸切れ予知装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2530308B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5578304B2 (ja) | 2008-06-20 | 2014-08-27 | 村田機械株式会社 | フィラメントワインディング装置における繊維束のテンション管理システム及び繊維束のテンション管理方法 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6111091A (ja) * | 1984-06-25 | 1986-01-18 | 株式会社タチエス | ミシンの目飛び、糸切れ防止装置 |
-
1985
- 1985-05-20 JP JP60107187A patent/JP2530308B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61265170A (ja) | 1986-11-22 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |