JP2530266B2 - 縦型製袋充填包装機における袋内エア―抜き装置 - Google Patents

縦型製袋充填包装機における袋内エア―抜き装置

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JP2530266B2
JP2530266B2 JP3246803A JP24680391A JP2530266B2 JP 2530266 B2 JP2530266 B2 JP 2530266B2 JP 3246803 A JP3246803 A JP 3246803A JP 24680391 A JP24680391 A JP 24680391A JP 2530266 B2 JP2530266 B2 JP 2530266B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、縦型製袋充填包装機に
おいて、被包装物が充填された筒状フィルムをエンドシ
ールする際に袋内部のエアーを抜く袋内エアー抜き装置
に関するものである。
【0002】
【従来技術】従来、回転式エンドシーラを備えた縦型製
袋充填包装機において、下端にエンドシールが施された
筒状フィルムに被包装物を充填した後、該筒状フィルム
にエンドシールを施す際に袋内部のエアーを抜く装置と
して、図12に示す如き構成の装置が知られている。こ
の装置は、筒状成形されたフィルム10を挟む位置に配
置したシール体12,12の各回転軸14に、軸方向に
所定間隔離間して対向配置した一対の支持板16,16
(一方のみ図示)を備え、両支持板16,16間には、シ
ール体12の回転方向前側でかつシール体先端の回転円
周上に臨む位置に、スプリングあるいはスポンジ等の弾
性部材18が複数掛け渡されている。すなわち、図12
(b)に示す如く、前記一対のシール体12,12を相互
に反対方向に回転することにより、支持板16および弾
性部材18が一体的に移動し、両シール体12,12が
噛合して筒状フィルム10にエンドシールを施す前に、
弾性部材18,18が筒状フィルム10を両側から絞り
込んで袋内のエアーを抜くようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述したエアー抜き装
置では、袋内部のエアーを充分に抜くためには、シール
体12の回転方向前側において、周方向に複数の弾性部
材18を配設する必要がある。しかしながら、シール体
12から離間する位置に弾性部材18を配設すると、シ
ール体12,12が噛合するかなり前に弾性部材18,1
8が筒状フィルム10を絞り込んで挟圧してしまい(図
12(b)参照)、それ以後の被包装物の落下を不能とし
てしまう。すなわち、被包装物の落下供給時間を充分に
確保し得なくなり、落下途中の被包装物が弾性部材1
8,18の間に挟まってしまい、確実なエアー抜きを達
成し得なくなると共に、シール体12,12による被包
装物の噛み込みを生ずる問題があった。
【0004】また前記エアー抜き装置では、シール体1
2の回転に伴って移動する複数の弾性部材18,18に
より徐々にエアー抜き作用がなされるため、袋内のエア
ー抜きを確実に行な得ないという欠点が指摘される。ま
た弾性部材18は支持板16,16に掛け渡されている
だけなので、該弾性部材18に緩みや「へたり」を生じた
場合は、弾性部材18,18が筒状フィルム10を挟圧
しつつ移動する際にシール体12,12の配設側に弾性
変形して噛み込まれる事態も往々に発生していた。
【0005】前記シール体12,12は、筒状フィルム
10にエンドシールを施す際(シール体12,12が噛合
する際)に、筒状フィルム10の給送速度とシール体1
2の周速とが同一となるよう速度制御されるのが一般的
である。このため、シール体12から離間する弾性部材
18,18が筒状フィルム10を挟圧した際には、該弾
性部材18,18と筒状フィルム10とは所要の速度差
をもった状態で当接することとなる。このため、弾性部
材18,18に対して筒状フィルム10が摺動し、弾性
部材18が短期間で摩耗してしまう欠点があった。
【0006】
【発明の目的】この発明は、前述したエアー抜き装置に
内在している前記諸種の欠点に鑑み、これを好適に解決
するべく提案されたものであって、被包装物の落下供給
時間を充分に確保することができ、併せて袋内部のエア
ーを確実に抜くことが可能な手段を提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前述の課題を克服し、所
期の目的を達成するため本発明は、筒状成形されて垂直
に供給されるフィルムを挟んで対向的に相互に反対方向
に回転する一対のシール体を備え、両シール体により筒
状フィルムを挟持することによりエンドシールを施すよ
うにした縦型製袋充填包装機において、前記各シール体
と同期的に移動するホルダにおけるシール体の回転方向
前側に臨む位置に回転自在に枢支され、前記筒状フィル
ムの幅方向の全長でかつ給送方向の所要長さに亘って当
接し得る寸法に設定されて、該筒状フィルムに対して幅
および給送方向の広範囲な所要面積にて当接可能な一対
のパッドと、前記包装機の固定部に配設され、前記各パ
ッドに一体移動可能に設けたレバーに枢支したカムフォ
ロワが移動自在に係合して、前記パッドに所要のカム運
動を付与するカム体とからなり、前記カムフォロワがカ
ム体のカム面に沿って移動することにより、前記一対の
パッドが筒状フィルムの給送速度と近似する速度で該フ
ィルムに近接しつつ当接し、前記一対のシール体が筒状
フィルムを挟持してエンドシールを施す直前に、前記一
対のパッドが筒状フィルムを前記広範囲な所要面積をも
って挟圧してエアー抜きを行なうよう構成したことを特
徴とする。また前記目的を達成するため、本願の別の発
明は、筒状成形されて垂直に供給されるフィルムを挟ん
で対向的に相互に反対方向に回転する一対のシール体を
備え、両シール体により筒状フィルムを挟持することに
よりエンドシールを施すようにした縦型製袋充填包装機
において、前記各シール体と同期的に移動するホルダに
おけるシール体の回転方向前側に臨む位置に回転自在に
枢支され、前記筒状フィルムの給送方向に所要長さでか
つ筒状フィルムの幅方向の全長に亘る所要面積にて該筒
状フィルムに当接可能な一対のパッドと、前記包装機の
固定部に配設され、前記各パッドに一体移動可能に設け
たレバーに枢支したカムフォロワが移動自在に係合する
カム体(52)とを備え、前記カム体は、カムフォロワがカ
ム面に沿って移動することにより、前記一対 のシール体
が筒状フィルムを挟持してエンドシールを施す直前にお
いて、前記一対のパッドに、筒状フィルムと対向する面
の下端がその上端より筒状フィルムから離間する傾斜姿
勢で筒状フィルムに近接移動し、次いで筒状フィルムと
平行となる姿勢にて筒状フィルムを前記所要面積をもっ
て挟圧してエアー抜きを行なうカム運動を付与する形状
に形成されるよう構成したことを特徴とする
【0008】
【作用】下端にエンドシールが施された筒状フィルムに
所定量の被包装物が落下供給されると、一対のシール体
が相互に反対方向に回転すると共に、各シール体の回転
方向前側に臨むパッドも同期的に移動する。各パッドに
配設したカムフォロワがカム体のカム面に沿って移動す
ることにより、パッドに所要のカム運動が付与され、一
対のシール体が筒状フィルムを挟持する直前に、対向す
るパッドにより筒状フィルムが所要面積にて挟圧され
る。これにより、袋内のエアーが確実に抜かれた後、シ
ール体によりエンドシールが施される。
【0009】
【実施例】次に、本発明に係る縦型製袋充填包装機にお
ける袋内エアー抜き装置につき、好適な実施例を挙げ
て、添付図面を参照しながら以下説明する。
【0010】図1は、実施例に係る袋内エアー抜き装置
(以下単に「エアー抜き装置」とも称す)を備えた縦型製袋
充填包装機におけるエンドシール部を示す横断平面図で
ある。図に示す如く、所定間隔離間して対向配置された
包装機の固定部として機能する機枠20,20間に、一
対の回転軸14,14が所定間隔離間して平行に枢支さ
れ、両回転軸14,14は、図示しない駆動手段により
相互に反対方向に同期回転されるようになっている。各
回転軸14には、半径方向に突出するシール体12が、
軸方向に所定長さに亘って配設してある。図2に示す如
く、シール体12の内部には、該シール体12の長手方
向と平行なカートリッジヒータ22,22が配設され、
該ヒータ22はシール体12を筒状フィルム10の適正
シール温度まで加熱するべく機能する。すなわち、一対
の回転軸14,14が相互に反対方向に同期回転し、対
向するシール体12,12が噛合した際に、両シール体
12,12間を通過する筒状フィルム10にエンドシー
ルが施される。
【0011】なお、シール体12には筒状フィルム10
を幅方向に切断するナイフ(図示せず)が配設され、筒状
フィルム10にエンドシールを施すと同時にこれを切断
して、被包装物が充填された袋体を切り離すよう構成さ
れている。また、シール体12にサーミスタ等の温度検
知手段25が配設され、該検知手段25による検出温度
に基づいて前記ヒータ22の通電制御を行なうことによ
り、当該シール体12を一定温度に保持するようになっ
ている。更に、シール体12におけるシール面に近接す
る内部位置に、シール面に沿ってヒートパイプ24,2
4が配設され、前記ヒータ22により加熱されるシール
体12の長手方向の温度分布が均一となるよう構成して
ある。
【0012】(エアー抜き装置について)前記各回転軸1
4には、筒状フィルム10にエンドシールを施す際に、
袋内部のエアーを抜くためのエアー抜き装置26を構成
するパッド28や、該パッド28の姿勢を制御する機構
30が夫々配設され、対向するパッド28,28の協働
作用下に袋内部のエアー抜きを行なうよう構成してあ
る。なお各回転軸14に配設されるパッド28や姿勢制
御機構30の構成は対称であるので、図1において上側
の回転軸14に配設した部材について説明し、他方の回
転軸14に配設した同一部材には同一符号を付してその
説明は省略する。
【0013】前記回転軸14には、図3に示す如く、軸
方向に所定間隔離間してシール体12を挟む位置に、L
字形を呈するホルダ32,32が対向的に配設され、該
ホルダ32はボルト34を介して回転軸14に一体回転
可能に固定されている。各ホルダ32における垂直部3
2aは、図2に示す如く、前記シール体12の回転方向
前側に臨むと共に、その端部近傍に回転軸14と平行な
通孔32bが穿設してある。そして、対をなす垂直部3
2a,32aの間に前記パッド28の支持部材36が臨
み、該支持部材36の長手方向両端に突設した突出軸3
6a,36aが、対応の通孔32b,32bに回転自在に
挿通されている。
【0014】前記支持部材36の下面には、図5に示す
如く、断面L形のブラケット38の水平部38aが、長
手方向に所定間隔離間して配置した複数のスペーサ40
を介して所定間隔離間した状態で平行に位置決めされて
いる。そして、水平部38aおよびスペーサ40に穿設
した孔38c,40aに挿通したボルト42を、支持部
材36に形成した雌ねじ孔36bに螺挿することによ
り、支持部材36にブラケット38が固定される。この
ブラケット38の垂直部38bにおけるシール体12か
ら離間する側部(対向する他方のブラケット38を指向
する側)に、取付板44を介してパッド28が配設固定
してある。該パッド28は、筒状フィルム10の幅方向
の全長を挟圧し得る長さ寸法に設定されると共に、筒状
フィルム10の給送方向に所定長さに亘って当接し得る
寸法に設定され、後述するエアー抜き時には筒状フィル
ム10を所要面積をもって挟圧し得るよう構成されてい
る。
【0015】なお、前記ブラケット38の水平部38a
に穿設した孔38cは、該水平部38aの短手方向に延
在する長孔として形成され、前記ボルト42を緩めた状
態で、ブラケット38を移動調節することにより、パッ
ド28の位置調節を行ない得るようになっている。ま
た、パッド28および取付板44は、フッ素樹脂等を材
質とするカバー46により被覆され、耐熱性および耐久
性の向上を図るよう構成してある。
【0016】前記支持部材36における一方の突出軸3
6aは、図3および図4に示す如く、ホルダ32の垂直
部32aから外方に突出し、この突出端部にレバー48
が一体的に回転するよう設けられている。レバー48に
おける突出軸36aの配設位置と偏位する位置に、支持
部材36を指向する側面と反対側に突出するカムフォロ
ワ50が回転自在に枢支されている。そしてこのカムフ
ォロワ50が、後述するカム板52の外周面(カム面)に
沿って移動することにより、前記パッド28に所要のカ
ム運動(図6参照)を付与するようになっている。なおレ
バー48と前記ホルダ32との間には、図3に示す如
く、引張りばね54が張設され、該引張りばね54は、
カムフォロワ50を常にカム板52のカム面に圧接する
べく機能する。
【0017】前記レバー48と対向する機枠20には、
前記両回転軸14,14における枢支位置の略中間に臨
む位置に、固定ホルダ56が複数のボルト58を介して
固定されると共に、該固定ホルダ56に機枠20と平行
なカムホルダ60が複数のボルト62を介して固定され
ている。このカムホルダ60における各回転軸14と対
応する位置には、図3に示す如く、回転軸14が回転自
在に挿通されるアダプター64のボス部64aが着脱自
在に固定してある。そして、アダプター64の前記レバ
ー48を指向する側に形成したフランジ部64bに、図
示形状のカム板52が複数のボルト66を介して固定さ
れ、該カム板52の外周面に、前記カムフォロワ50が
摺動自在に当接するよう構成されている。すなわち、前
記回転軸14の回転に伴って移動するカムフォロワ50
は、位置決め固定されたカム板52の外周面に沿って移
動する。
【0018】このカム板52は、その外周面に所要のカ
ム面が形成され、該カム面に沿って移動するカムフォロ
ワ50を介して前記パッド28に、図6に示す如き運動
を付与するべく機能する。すなわち、前記パッド28が
筒状フィルム10から離間して平行に臨む状態(シール
体12が回転軸14の真上に位置している状態)を基準
として、該パッド28における筒状フィルム10と対向
する面の下端が、その上端より筒状フィルム10から離
間する傾斜姿勢で筒状フィルム10に近接移動し、次い
でパッド28が筒状フィルム10と平行となる姿勢で、
該筒状フィルム10を挟圧するよう設定される。またパ
ッド28,28は、前記一対のシール体12,12が噛合
するまで筒状フィルム10を挟圧した姿勢を保持し、シ
ール体12,12が噛合した後に離間するよう設定され
る。
【0019】なお両パッド28,28により筒状フィル
ム10を挟圧するタイミングは、前記シール体12,1
2が噛合する直前となるよう設定してある。これによ
り、被包装物の落下供給時間を充分に確保し得ると共
に、確実なエアー抜きを行なうことができる。また、前
記カムホルダ60に対してアダプター64を回動調節す
ることにより、前記パッド28の移動軌跡を周方向に偏
位させ得るよう構成してある。
【0020】
【実施例の作用】次に、このように構成した実施例に係
る袋内エアー抜き装置の作用につき説明する。図示しな
い製袋器により筒状に成形されて下端部にエンドシール
が施された筒状フィルム10が、図7に示す如く、前記
一対の回転軸14,14の間を下方に向けて給送されて
いるものとする。また、シール体12が回転軸14の真
上に位置する状態を基準として説明する。
【0021】前記回転軸14,14が相互に反対方向に
同期回転すると、前記レバー48に枢支したカムフォロ
ワ50がカム板52のカム面に沿って移動する。これに
より、レバー48に支持部材36を介して一体的に回動
可能に配設した前記パッド28は、図8に示す如く、筒
状フィルム10と平行に臨む姿勢から、その筒状フィル
ム10と対向する面の下端が上端より筒状フィルム10
から離間する傾斜姿勢で筒状フィルム10に近接移動す
る。なおこの状態では、筒状フィルム10は若干内側に
絞り込まれるが、完全には挟圧されていないので、被包
装物はパッド28,28の間に臨む筒状フィルム10内
を落下する。
【0022】前記回転軸14,14が更に回転すると、
図9に示す如く、パッド28は筒状フィルム10と平行
な姿勢となり、両パッド28,28により筒状フィルム
10は完全に挟圧されて袋内のエアー抜きが行なわれ
る。このとき、両パッド28,28は、図から明らかな
如く、筒状フィルム10を所要面積にて挟圧するので、
袋内のエアーを確実に抜くことができる。しかもパッド
28,28により筒状フィルム10を挟圧する状態は、
図10に示す如く、シール体12,12が噛合した後ま
で継続するので、該パッド28,28が離間した際にエ
アーが筒状フィルム10に入ることはない。なお、前記
支持部材36に対するブラケット38の調節によりパッ
ド28の位置を変更すると共に、カムホルダ60に対す
るアダプター64の調節によりパッド28におけるカム
運動のタイミングを変更するだけで、パッド28,28
により筒状フィルム10を挟圧するタイミングを変更す
ることができる。これにより、筒状フィルム10から抜
くエアー量を調節し得るものである。
【0023】次いで、前記シール体12,12が筒状フ
ィルム10を挟んで噛合することにより、該筒状フィル
ム10にエンドシールが施されると共に、ナイフにより
切断され、被包装物が充填されると共に、エアー抜きの
施された袋体が分離される。また、シール体12,12
が噛合した後の所要のタイミングで、図11に示す如
く、一対のパッド28,28が相互に離間して筒状フィ
ルム10を解放する。このように、シール体12,12
が噛合する直前に、一対のパッド28,28が筒状フィ
ルム10を所要面積にて挟圧するので、確実にエアー抜
きされた筒状フィルム10にエンドシールを施すことが
できる。なお、パッド28,28は、筒状フィルム10
の給送速度と近似する速度で移動するタイミングで該筒
状フィルム10を挟圧するので、筒状フィルム10に対
するパッド28の「こすれ」を最小限に止めることがで
き、パッド28の摩耗を防止し得る。また、筒状フィル
ム10をパッド28,28により強制的に下方へ引張る
こともなく、安定したシールを施し得る利点もある。
【0024】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明に係る縦型製
袋充填包装機における袋内エアー抜き装置によれば、シ
ール体と同期して移動するパッドにより、シール体が噛
合する直前に筒状フィルムを所要面積にて挟圧するよう
構成したので、袋内部のエアーを確実に抜くことができ
る。しかも被包装物の落下供給時間を充分に確保するこ
とができ、被包装物の噛み込みの発生を未然に防止し得
る。また一対のパッドが、筒状フィルムの給送速度と近
似する速度で該フィルムを挟圧するようにしたから、筒
状フィルムに対するパッドの こすれ を最小限に止めて
パッドの摩耗を防止することができる。更に、パッドに
より筒状フィルムを給送方向に引張ることもないので、
安定したシールを施し得る利点もある。
【0025】またパッドは、筒状フィルムと対向する面
の下端部が筒状フィルムから離間する傾斜状態で近接す
るよう設定したので、両パッド間を落下途中の被包装物
が、該パッドに挟まれるのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係るエアー抜き装置を採用した縦型製
袋充填包装機のエンドシール部を示す横断平面図であ
る。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】一方の回転軸に配設したシール体およびエアー
抜き装置を構成する各部材を示す一部破断正面図であ
る。
【図4】エアー抜き装置における姿勢制御機構を示す要
部概略斜視図である。
【図5】パッドと支持部材との配設状態を示すエアー抜
き装置の要部縦断側面図である。
【図6】カム体とカムフォロワとの係合作用下に、パッ
ドに付与されるカム運動を示す説明図である。
【図7】エアー抜き装置の動作説明図である。
【図8】エアー抜き装置の動作説明図である。
【図9】エアー抜き装置の動作説明図である。
【図10】エアー抜き装置の動作説明図である。
【図11】エアー抜き装置の動作説明図である。
【図12】従来技術に係るエアー抜き装置の説明図であ
る。
【符号の説明】
10 筒状フィルム 12 シール体20 機枠(固定部) 28 パッド 32 ホルダ 48 レバー 50 カムフォロワ 52 カム板

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状成形されて垂直に供給されるフィル
    (10)を挟んで対向的に相互に反対方向に回転する一対
    のシール体(12,12)を備え、両シール体(12,12)により筒
    状フィルム(10)を挟持することによりエンドシールを施
    すようにした縦型製袋充填包装機において、 前記各シール体(12)と同期的に移動するホルダ(32,32)
    におけるシール体(12)の回転方向前側に臨む位置に回転
    自在に枢支され、前記筒状フィルム(10)幅方向の全長
    でかつ給送方向の所要長さに亘って当接し得る寸法に設
    定されて、該筒状フィルム(10)に対して幅および給送方
    向の広範囲な所要面積にて当接可能な一対のパッド(28,
    28)と、 前記包装機の固定部(20)に配設され、前記各パッド(28)
    に一体移動可能に設けたレバー(48)に枢支したカムフォ
    ロワ(50)が移動自在に係合して、前記パッド(28,28)に
    所要のカム運動を付与するカム体(52)とからなり、 前記カムフォロワ(50)がカム体(52)のカム面に沿って移
    動することにより、前記一対のパッド(28,28)が筒状フ
    ィルム(10)の給送速度と近似する速度で該フィルム(10)
    に近接しつつ当接し、前記一対のシール体(12,12)が筒
    状フィルム(10)を挟持してエンドシールを施す直前に、
    前記一対のパッド(28,28)が筒状フィルム(10)を前記
    範囲な所要面積をもって挟圧してエアー抜きを行なうよ
    う構成したことを特徴とする縦型製袋充填包装機におけ
    る袋内エアー抜き装置。
  2. 【請求項2】 筒状成形されて垂直に供給されるフィル
    ム(10)を挟んで対向的に相互に反対方向に回転する一対
    のシール体(12,12)を備え、両シール体(12,12)により筒
    状フィルム(10)を挟持することによりエンドシールを施
    すようにした縦型製袋充填包装機において、 前記各シール体(12)と同期的に移動するホルダ(32,32)
    におけるシール体(12)の回転方向前側に臨む位置に回転
    自在に枢支され、前記筒状フィルム(10)の給送方向に所
    要長さでかつ筒状フィルム(10)の幅方向の全長に亘る所
    要面積にて該筒状フィルム(10)に当接可能な一対のパッ
    ド(28,28)と、 前記包装機の固定部(20)に配設され、前記各パッド(28)
    に一体移動可能に設け たレバー(48)に枢支したカムフォ
    ロワ(50)が移動自在に係合するカム体(52)とを備え、 前記カム体(52)は、カムフォロワ(50)がカム面に沿って
    移動することにより、前記一対のシール体(12,12)が筒
    状フィルム(10)を挟持してエンドシールを施す直前にお
    いて、前記一対のパッド(28,28)に、筒状フィルム(10)
    と対向する面の下端がその上端より筒状フィルム(10)か
    ら離間する傾斜姿勢で筒状フィルム(10)に近接移動し、
    次いで筒状フィルム(10)と平行となる姿勢にて筒状フィ
    ルム(10)を前記所要面積をもって挟圧してエアー抜きを
    行なうカム運動を付与する形状に形成されるよう構成し
    たことを特徴とする 縦型製袋充填包装機における袋内エ
    アー抜き装置。
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