JP2530262Y2 - マンドレルミルにおけるエキストラクター - Google Patents

マンドレルミルにおけるエキストラクター

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JP2530262Y2
JP2530262Y2 JP3554192U JP3554192U JP2530262Y2 JP 2530262 Y2 JP2530262 Y2 JP 2530262Y2 JP 3554192 U JP3554192 U JP 3554192U JP 3554192 U JP3554192 U JP 3554192U JP 2530262 Y2 JP2530262 Y2 JP 2530262Y2
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JP
Japan
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mandrel mill
extractor
stand
roll
mill
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JP3554192U
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克文 富松
重生 川原
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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  • Reduction Rolling/Reduction Stand/Operation Of Reduction Machine (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、マンドレルミルにおけ
るエキストラクター、詳しくはマンドレルミルにおいて
管後端部に発生した噛み出し部張り出しを低減するマン
ドレルミルにおけるエキストラクターに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】マンドレルミルは、穿孔機により穿孔
後、マンドレルバーを挿入された素管を7〜9スタンド
或いは2〜4スタンドからなる圧延機列により圧延し、
素管を延伸、成形するものである。マンドレルミルのロ
ール配置にはH−V(水平−垂直)型のものがある。エ
キストラクターは、マンドレルミルにより圧延された管
をマンドレルバーから引き離すものである。エキストラ
クターには3本のロールによって構成されるものがあ
り、3本のロールはそれらの軸線が正三角形若しくは逆
正三角形をなすように配置される。
【0003】ところで、マンドレルミルにおいて素管を
圧延する際に、管後端部に噛み出しが発生することがあ
る。この噛み出しは、マンドレルミルの最終段スタンド
の通管時に管後端部においてはメタルがロール開口部の
方に逃げるため発生するものである。図5おいて管後端
部18の噛み出し部19の状況を示す。この噛み出し部
19のある管が後工程にそのまま送られ、定型機または
ストレッチレデュサーにおいて圧延されると、ロール噛
み込み時の衝撃により甚だしい場合にはロール破壊等の
故障の原因となる。そのため、圧延ラインの作業を円滑
にし、安定させるべく、この管後端部18の噛み出し部
19を事前に処理することが必要となる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】この噛み出し部を処理
する方策として、マンドレルミル圧延後において噛み出
し部を切断機により切断することがあるが、この方策は
切断機を必要とするばかりでなく、圧延能率および圧延
歩留を低下させ、管加熱エネルギーを余分に消費するこ
とになるという問題点がある。
【0005】本考案は、従来の技術の有するこのような
問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、最終段スタンドが垂直型のロール配置であるマ
ンドレルミルと該マンドレルミルに後続する3本ロール
構成スタンドからなるエキストラクターとの組み合わせ
おいて、マンドレルミルにおいて発生した管後端部の噛
み出し部を、圧延能率および圧延歩留を損なうことな
く、また熱エネルギーを無駄に消費することなく有利に
処理するマンドレルミルにおけるエキストラクターの提
供を目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は、最終段スタン
ドのロール配置を垂直型とするマンドレルミル出側に配
置されたエキストラクターであって、エキストラクター
は中心に対して120°の間隔をおいて向き合う3本の
ロールを備え、該ロールはエキストラクターの初段スタ
ンドのロール開口部が前記マンドレルミルの最終段スタ
ンドのロール開口部と重なり合わないように配置された
マンドレルミルにおけるエキストラクターにより構成さ
れる。
【0007】
【作用】本考案において、マンドレルミルにより圧延さ
れた素管の該マンドレルミルの最終段スタンドのロール
開口部の部位とエキストラクターの初段スタンドのロー
ル開口部とが重なり合わないように配置したエキストラ
クターのロールにより、マンドレルミルにより圧延され
た素管を圧下する。具体的には、マンドレルミルの最終
段スタンドによる圧延後で、それほど温度低下を来して
いないエキストラクターの初段スタンドの段階におい
て、特に管後端部を圧下し、突起である噛み出し部をロ
ール面により平滑化する。そのため、噛み出し部に起因
していた定型機等のロールに対する衝撃はなくなり、或
いは著しく緩和される。
【0008】
【実施例】以下、図示の実施例に基づいて本考案を説明
する。図1は、4段のスタンド2、3、4、5からなる
マンドレルミル1の最終段スタンド5の出側に配置され
た2段のスタンド7、8からなるエキストラクター6を
示す。マンドレルミル1のロール配置はH−V型(水平
−垂直)であり、第1スタンド2と第3スタンド4が水
平型に、第2スタンド3と最終段の第4スタンド5が垂
直型に配置される。かかるマンドレルミル1とエキスト
ラクター6との組み合わせにおいて、図2において例示
するように、エキストラクターの初段スタンド7のロー
ル開口部12、12、12がマンドレルミルの最終段ス
タンド5のロール開口部11、11と重なり合わないよ
うに配置する。また、エキストラクターは素管をマンド
レルミルで圧延中に素管先端部がエキストラクターで圧
延(引き抜き)を開始する位置に配置する。
【0009】図2において、マンドレルミルの最終段ス
タンド5の垂直型のロール9、9がロール開口部11、
11を設けて設置される。エキストラクターの初段スタ
ンド7の3本のロール10、10、10はそれらの軸線
が正三角形状に交差し、1本の軸線が垂直になるように
配置される。ロール10のロール開口部12は、マンド
レルミルの垂直型のロール9、9のロール開口部11と
重なり合わない。
【0010】図3は、マンドレルミルの最終スタンド5
を出側からみた正面図、図4は、エキストラクターの初
段スタンド7を入側からみた正面図である。図4でスタ
ンド7に設けた電動機15によりスピンドル16、歯車
機構17を介してロール10を回転させる。
【0011】
【考案の効果】(1)マンドレルミルで発生した噛み出
し部はマンドレルミル後面のエキストラクターのロール
開口部以外の部位であるロール面で圧延されるので、マ
ンドレルミルの噛み出し部がエキストラクターのロール
開口部に侵入することはない。従って、マンドレルミル
後面のエキストラクターの設備的安全性を確実に確保で
きる。 (2)マンドレルミル後面のエキストラクターによりマ
ンドレルミルで発生した噛み出し部は消去または低減さ
れるので、エキストラクターよりさらに後面の圧延機で
ある定型機またはストレッチレデュサーにおいてマンド
レルミルで発生した噛み出し部が操業的にまたは設備保
護上の問題になることはない。 (3)従来切断していたマンドレルミルの噛み出し部
(50〜100mm程度)を定型機またはストレッチレ
デュサー通管前に切断する必要がなくなる。従って、そ
の分に相当する歩留が向上する。更に、マンドレルミル
の噛み出し部の切断時間(10〜60秒程度)に相当す
る圧延能率が向上する。噛み出し部切断のための切断機
を設置する必要がなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のマンドレルミルとエキストラクターの
配置を示す図である。
【図2】本発明のエキストラクターのロールの配置、特
にマンドレルミルのロールに対するエキストラクターの
ロール配置を示す図である。
【図3】マンドレルミルの最終段スタンドの正面図であ
る。
【図4】エキストラクターの初段スタンドの正面図であ
る。
【図5】管後端部の噛み出し部の状況を示す図である。
【符号の説明】
1 マンドレルミル 2 マンドレルミルの第1スタンド 3 マンドレルミルの第2スタンド 4 マンドレルミルの第3スタンド 5 マンドレルミルの第4(最終段)スタンド 6 エキストラクター 7 エキストラクターの第1(初段)スタンド 8 エキストラクターの第2スタンド 9 マンドレルミルのロール 10 エキストラクターのロール 11 マンドレルミルのロール開口部 12 エキストラクターのロール開口部 13 スピンドル 14 減速機 15 電動機 16 スピンドル 17 歯車機構 18 管後端部 19 噛み出し部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 最終段スタンドのロール配置を垂直型と
    するマンドレルミル出側に配置されたエキストラクター
    であって、エキストラクターは中心に対して120°の
    間隔をおいて向き合う3本のロールを備え、該ロールは
    エキストラクターの初段スタンドのロール開口部が前記
    マンドレルミルの最終段スタンドのロール開口部と重な
    り合わないように配置されたことを特徴とするマンドレ
    ルミルにおけるエキストラクター。
JP3554192U 1992-04-30 1992-04-30 マンドレルミルにおけるエキストラクター Expired - Lifetime JP2530262Y2 (ja)

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JPH0588704U JPH0588704U (ja) 1993-12-03
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ITUB20155314A1 (it) * 2015-10-23 2017-04-23 Danieli Off Mecc Laminatoio multigabbia per corpi astiformi comprendente gabbie a tre rulli motorizzati

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JPH0588704U (ja) 1993-12-03

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