JP2530127Y2 - 高所作業車の転倒防止機構 - Google Patents

高所作業車の転倒防止機構

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JP2530127Y2
JP2530127Y2 JP4272391U JP4272391U JP2530127Y2 JP 2530127 Y2 JP2530127 Y2 JP 2530127Y2 JP 4272391 U JP4272391 U JP 4272391U JP 4272391 U JP4272391 U JP 4272391U JP 2530127 Y2 JP2530127 Y2 JP 2530127Y2
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JP
Japan
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boom
aerial work
prevention mechanism
axle
vehicle
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JP4272391U
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JPH04135598U (ja
Inventor
正男 隈
透 坂井
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セイレイ工業株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、伸縮機構であるブーム
機構を用いて作業台を昇降可能とし、ビルの屋内や果樹
園等で利用される高所作業車の転倒防止機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、伸縮ブーム式高所作業車におい
て、ブーム機構を伸長して作業台を高い位置としている
時に、機体が傾斜し、横転することを未然に回避する為
の転倒防止機構に関する技術は公知とされている。高所
作業車の転倒防止機構として、ブームの伸びと角度をマ
イクロコンピュータにより制御し、予め設定しておいた
転倒設定値になると作動を停止するように構成したもの
や、ブームの伸びを検知する装置と、ブームの角度を検
知する装置と、作業台の積載量を検知する装置から成る
検知器より得たデータを予め設定しておいた値と比較
し、転倒防止においては、該設定値の安定限界値を越え
た場合に警報を発し作動が停止するように構成したもの
等があり、作業台の垂直移動型においては、ブームの長
さと角度におけるブーム角変位速度よりブーム伸縮速度
を求めて危険域に達すると作動を停止すべく構成してい
る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、従来の技術に
おいて、ブームの伸びと角度を比較する構成であると、
作業台に荷物を乗せた時の重量の変化により転倒設定値
になる前に車両が転倒する可能性があり、また、ブーム
の伸び、角度、作業台の積載量を検知する構成の場合に
は、傾斜地で使用する時に車両の重心位置が変化する為
に、転倒設定値以下で車両が転倒する可能性がある。ま
た、ブーム伸縮速度により転倒域を検知する場合には検
知器の構造及び制御が複雑である為に、故障の原因とな
る可能性がある。本考案は、以上のような不具合を解消
する為に構成したものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めの手段として、本考案は、ブームの伸縮とブームの起
伏をそれぞれのアクチュエーターにより作動すべく構成
した伸縮ブーム式高所作業車において、走行台車の前輪
軸と後輪軸にアキュムレータを設け、それそれのアキュ
ムレータに圧力センサーを設け、該アキュムレータの圧
力差を制御回路にて演算し、設定値になると警報を発
し、アクチュエーターの作動を停止すべく構成したもの
である。また、走行台車の前輪側と後輪側に、車両の軸
重を検知する軸重検知器を2個以上設け、設定値になる
と警報を発し、アクチュエーターの作動を停止すべく構
成したものである。
【0005】
【作用】伸縮ブーム式高所作業車の走行台車10に設け
た前輪軸アキュムレータ3と後輪軸アキュームレータ4
の圧力差を、制御回路5が演算処理を行い、予め設定し
ておいた転倒設定値に近ずくと警報ブザーが発せられ、
該転倒設定値になるとシリンダー等のアクチュエーター
の作動が停止するのである。又は、伸縮ブーム式高所作
業車の走行台車10の前輪21側に1個、後輪22側に
2個と3個の車両の軸重を検知する軸重検知器を設け、
予め設定しておいた軸重の限界値になると、警報ブザー
が発し、アクチュエーターの作動が停止するのであり、
作業台11が垂直移動する時は、垂直移動を始める時の
軸重を記憶しておき、軸重が変化した場合はその変化が
設定値以上であると、アクチュエーターを停止させるの
である。
【0006】
【実施例】次に本考案の実施例を説明する。図1は、本
考案のアキュムレータ3、4を用いた転倒防止機構を備
えた伸縮ブーム式高所作業車の側面図、図2は、転倒防
止機構を備えた第二実施例の伸縮ブーム式高所作業車の
側面図、図3は、同じく前輪21部の要部正面断面図、
図4は、同じく後輪22部の要部後面断面図である。
【0007】図1において、伸縮ブーム式高所作業車に
ついて説明すると、走行台車10の後部には、枢支軸6
に支持されたブーム8を配置し、該ブーム8の後部に
は、ブーム8を伸縮させる為のシリンダー9(本実施例
では外装式であるが、内装式であっても構わない)を付
設し、該ブーム8の前部には、枢支軸13に支持された
アーム12を設置し、該アーム12上端には作業台11
を固設し、該作業台11は、該ブーム8の中央部上方に
設置された油圧シリンダー14を伸縮することによって
平行に保たれているのである。該油圧シリンダー14の
上端は作業台11底部の枢支軸17に支持され、下端は
ブーム8上部の枢支軸18に枢支されている。走行台車
10の前部には、枢支軸7に支持された昇降シリンダー
15を配置し、該昇降シリンダー15の先端は、前記ブ
ーム8の中央部下方の枢支軸16に支持されている。こ
のように構成したことによって、作業台11は、前記シ
リンダー9と昇降シリンダー15が駆動されることによ
って、昇降移動することができるのである。図3、図4
に示す前輪21、21と後輪22、22は、油圧モータ
23により駆動されるのである。
【0008】次に、本考案のアキュムレータ3、4を用
いた転倒防止機構について説明すると、走行台車10と
前輪軸1と後輪軸2の間にはそれぞれショックアブソー
バーの如く構成したアキュムレータ3、4が設置され、
この前輪軸アキュムレータ3と後輪軸アキュムレータ4
にはそれぞれ圧力センサー3a・4aが内装され、該圧
力センサー3a・4aが走行台車10上の制御回路5と
接続されている。該制御回路5は、前記前輪軸アキュム
レータ3と後輪軸アキュムレータ4の圧力差を演算処理
し、予め設定しておいた転倒設定値に近づくと警報ブザ
ーを発信させ、該転倒設定値になるとシリンダーや油圧
モーターの作動を停止させるのである。
【0009】図2、図3、図4において、前記のアキュ
ムレータ3、4を用いた転倒防止機構の代わりに、軸重
検知器(ロードセル、歪センサー等よりなる)24を用
いた転倒防止機構を配置した場合について説明すると、
図3に示すように、前輪21側には、軸重検知器24を
前輪軸1の中央に1個設置し、後輪22側には、軸重検
知器25・26を後輪軸2の両端に1個ずつ設置して平
面視で二等辺三角形状に配設し、該軸重検知器24・2
5・26は制御回路27と接続されている。但し、前輪
軸1の両側に軸重検知器を配置してもよく、2個以上の
軸重検知器24・25・・・により車両の軸重を検知す
るように構成することによって、1個軸重検知器24が
破損しても他の軸重検知器によりある程度は転倒防止機
構を制御することができるのである。また、前輪21側
と後輪22側に軸重検知器24・25・26を設けるこ
とによって、該前輪21側と後輪22側の軸重を比較し
制御回路27で転倒防止のモーメントの算出ができ、シ
リンダーや油圧モーターを制御することができるのであ
る。
【0010】このように軸重検知器によって車両の軸重
を検知することによって、傾斜値での作業の場合は、前
輪21側と後輪22側の軸重を比較し、その差が予め設
定しておいた限界値になった時に、警報を発し、作動を
停止するように構成し、また、作業台11の垂直移動に
おいては、垂直移動を始めようとする時の軸重を記憶し
ておき、軸重の変化があった場合は垂直移動速度を低下
させ、垂直移動を始めようとする時の軸重と現在の軸重
を比較し、設定値以上になると作動を停止するのであ
る。尚、このような制御を行う場合、エンジンの振動や
本機の揺れ等により軸重の変化が生じるので、この軸重
の変化によって生じる変位値はノイズカット機構により
除去されるものとする。
【0011】
【考案の効果】本考案は以上のように構成したので、次
のような効果を奏するのである。即ち、走行台車10及
び作業台11の重量の増減に影響されることなく、転倒
防止機構により正確な転倒防止制御を行うことができる
のである。また、ブームの伸びを検知する装置、ブーム
の角度を検知する装置、作業台の積載量を検知する装置
が不用になり、軸重検知器のみで従来技術と同様の安全
機能を果たすことができるのである。また、ブームの伸
びを検知する装置、ブームの角度を検知する装置、作業
台の積載量を検知する装置が不用になることによって、
転倒防止機構の構造の簡素化が計れるので、該転倒防止
機構の故障が減少し、コントローラも簡素化が計れるの
で、コストを大幅に低減することができるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のアキュムレータ3、4を用いた転倒防
止機構を備えた伸縮ブーム式高所作業車の側面図であ
る。
【図2】転倒防止機構を備えた第二実施例の伸縮ブーム
式高所作業車の側面図である。
【図3】同じく前輪21部の要部正面断面図である。
【図4】同じく後輪22部の要部後面断面図である。
【符号の説明】
1 前輪軸 2 後輪軸 3、4 アキュムレータ 5・27 制御回路 10 走行車台 11 作業台 24・25・26 軸重検知器

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブームの伸縮とブームの起伏をそれぞれ
    のアクチュエーターにより作動すべく構成した伸縮ブー
    ム式高所作業車において、走行台車の前輪軸と後輪軸に
    アキュムレータを設け、それそれのアキュムレータに圧
    力センサーを設け、該アキュムレータの圧力差を制御回
    路にて演算し、設定値になると警報を発し、アクチュエ
    ーターの作動を停止すべく構成したことを特徴とする高
    所作業車の転倒防止機構。
  2. 【請求項2】 ブームの伸縮とブームの起伏をそれぞれ
    のアクチュエーターにより作動すべく構成した伸縮ブー
    ム式高所作業車において、走行台車の前輪側と後輪側
    に、車両の軸重を検知する軸重検知器を2個以上設け、
    設定値になると警報を発し、アクチュエーターの作動を
    停止すべく構成したことを特徴とする高所作業車の転倒
    防止機構。
JP4272391U 1991-06-07 1991-06-07 高所作業車の転倒防止機構 Expired - Lifetime JP2530127Y2 (ja)

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JPH04135598U JPH04135598U (ja) 1992-12-16
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WO1998002122A1 (en) * 1996-07-17 1998-01-22 Deka Products Limited Partnership Anti-tipping mechanism

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