JP2530116B2 - ゴム加硫物の製造法 - Google Patents
ゴム加硫物の製造法Info
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- JP2530116B2 JP2530116B2 JP7015337A JP1533795A JP2530116B2 JP 2530116 B2 JP2530116 B2 JP 2530116B2 JP 7015337 A JP7015337 A JP 7015337A JP 1533795 A JP1533795 A JP 1533795A JP 2530116 B2 JP2530116 B2 JP 2530116B2
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- rubber
- olefin
- mixture
- styrene
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08L—COMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
- C08L21/00—Compositions of unspecified rubbers
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08K—Use of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
- C08K5/00—Use of organic ingredients
- C08K5/36—Sulfur-, selenium-, or tellurium-containing compounds
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07G—COMPOUNDS OF UNKNOWN CONSTITUTION
- C07G99/00—Subject matter not provided for in other groups of this subclass
- C07G99/002—Compounds of unknown constitution containing sulfur
- C07G99/0022—Compounds of unknown constitution containing sulfur derived from hydrocarbons
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- Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新規な加硫剤を使用して
改良された物性を有するゴム加硫物を製造する方法に関
する。
改良された物性を有するゴム加硫物を製造する方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】ゴムストック中に元素状硫黄を均一に分
散させることはゴム工業にとって重大な問題で、ずっと
大きな注意がはらわれてきた問題である。ゴム中の硫黄
の分散不良が原因となる問題に、“ブルーム”と一般に
称される硫黄がゴムストックの表面へマイグレーション
する問題、ゴムストックの表面において粘着性が低下す
に問題、バッチ毎に加硫物の物性が変化する問題、その
他がある。
散させることはゴム工業にとって重大な問題で、ずっと
大きな注意がはらわれてきた問題である。ゴム中の硫黄
の分散不良が原因となる問題に、“ブルーム”と一般に
称される硫黄がゴムストックの表面へマイグレーション
する問題、ゴムストックの表面において粘着性が低下す
に問題、バッチ毎に加硫物の物性が変化する問題、その
他がある。
【0003】硫黄の含有レベルが高いコンパウンドの場
合、未加硫ゴムの表面における硫黄のブルームによる問
題が起こる可能性がある。この硫黄表面層は結晶化し、
粘着性の発現を失わせる。これはタイヤの製造に問題を
引き起こす可能性がある。
合、未加硫ゴムの表面における硫黄のブルームによる問
題が起こる可能性がある。この硫黄表面層は結晶化し、
粘着性の発現を失わせる。これはタイヤの製造に問題を
引き起こす可能性がある。
【0004】硫黄のブルーム傾向を最少限に抑えるのに
標準的なゴム加工技術を修正した多数の方法が用いられ
てきた。これら従来技術の方法論はコンパウンド中で不
溶性硫黄を使用する;硫黄の添加段階中はコンパウンド
の混合温度を制限するようにする;及びコンパウンドが
加工中に暴露される熱履歴を最少限に抑えるようにする
というものである。
標準的なゴム加工技術を修正した多数の方法が用いられ
てきた。これら従来技術の方法論はコンパウンド中で不
溶性硫黄を使用する;硫黄の添加段階中はコンパウンド
の混合温度を制限するようにする;及びコンパウンドが
加工中に暴露される熱履歴を最少限に抑えるようにする
というものである。
【0005】不溶性硫黄は159℃より高い温度(好ま
しくは200〜250℃)にある溶融硫黄を急冷するこ
とによって形成される。この生成物は主として長鎖硫黄
分子とそれより少量の可溶性S8 リング化合物とから成
る。長鎖分子はより高温、長い貯蔵時間及び/又は悪い
(hostile)貯蔵環境にさらされるとより安定な
可溶性形態に戻る傾向がある。
しくは200〜250℃)にある溶融硫黄を急冷するこ
とによって形成される。この生成物は主として長鎖硫黄
分子とそれより少量の可溶性S8 リング化合物とから成
る。長鎖分子はより高温、長い貯蔵時間及び/又は悪い
(hostile)貯蔵環境にさらされるとより安定な
可溶性形態に戻る傾向がある。
【0006】市販の不溶性硫黄製品はこの傾向を低下さ
せる安定剤を含有している。不溶性硫黄がゴムコンパウ
ンドに混入されると、それはゴム相の中で多少は色々な
サイズを持つばらばらの粒子として存在する。約118
℃より高い温度で可溶性形態への実質的な転換が起こ
り、これには硫黄のブルームが伴う。
せる安定剤を含有している。不溶性硫黄がゴムコンパウ
ンドに混入されると、それはゴム相の中で多少は色々な
サイズを持つばらばらの粒子として存在する。約118
℃より高い温度で可溶性形態への実質的な転換が起こ
り、これには硫黄のブルームが伴う。
【0007】多年にわたって取られてきた1つのアプロ
ーチは硫黄を非共役ジエンと結合させようと言うもの
で、これによってゴムとの相溶性が高められると考えら
れている。この高分子構造はまた硫黄鎖の安定性を改良
し、加硫温度で架橋を起こすために硫黄を容易に放出さ
せるようにする通常の貯蔵、加工温度における可溶性S
8 単位への分解に抗するようになる。
ーチは硫黄を非共役ジエンと結合させようと言うもの
で、これによってゴムとの相溶性が高められると考えら
れている。この高分子構造はまた硫黄鎖の安定性を改良
し、加硫温度で架橋を起こすために硫黄を容易に放出さ
せるようにする通常の貯蔵、加工温度における可溶性S
8 単位への分解に抗するようになる。
【0008】英国特許第1,232,056号明細書
は、3〜50重量部の硫黄と1重量部の共役ジオレフィ
ンとを触媒量のアミン、例えばジメチル−置換三級アミ
ンの存在下で100〜250℃の温度において一緒に加
熱することから成る天然ゴム及び合成ゴム用の加硫剤の
製造法を開示する。
は、3〜50重量部の硫黄と1重量部の共役ジオレフィ
ンとを触媒量のアミン、例えばジメチル−置換三級アミ
ンの存在下で100〜250℃の温度において一緒に加
熱することから成る天然ゴム及び合成ゴム用の加硫剤の
製造法を開示する。
【0009】米国特許第2,989,513号明細書
は、天然エラストマー又は合成エラストマー、及びスチ
レン、α−メチルスチレン、ブテン、イソブチレン、ジ
イソブチレン、トリイソブチレン、エチレン及びプロピ
レンから選ばれるオレフィン系炭化水素と硫黄とのイン
ターポリマー少なくとも1種から成る、前記ゴムの重量
を基準として約1〜12重量%の硬化剤から成るゴム組
成物を開示する。
は、天然エラストマー又は合成エラストマー、及びスチ
レン、α−メチルスチレン、ブテン、イソブチレン、ジ
イソブチレン、トリイソブチレン、エチレン及びプロピ
レンから選ばれるオレフィン系炭化水素と硫黄とのイン
ターポリマー少なくとも1種から成る、前記ゴムの重量
を基準として約1〜12重量%の硬化剤から成るゴム組
成物を開示する。
【0010】米国特許第3,544,492号明細書
は、1種又は2種以上のオレフィン系物質と、活性化さ
れた末端不飽和及び硫黄を含有する3個の基で置換され
たS−トリアジンとの反応で形成された樹脂状組成物で
ある改良された硬化剤を開示する。
は、1種又は2種以上のオレフィン系物質と、活性化さ
れた末端不飽和及び硫黄を含有する3個の基で置換され
たS−トリアジンとの反応で形成された樹脂状組成物で
ある改良された硬化剤を開示する。
【0011】米国特許第3,264,239号明細書
は、硫黄、アマニ油及びジシクロペンタジエンの混合物
を調製し、得られた混合物を125〜135℃で少なく
とも5時間加熱してインターポリマーを形成し、そして
そのインターポリマー生成物を冷却、単離することから
成る方法及び加硫剤を開示する。
は、硫黄、アマニ油及びジシクロペンタジエンの混合物
を調製し、得られた混合物を125〜135℃で少なく
とも5時間加熱してインターポリマーを形成し、そして
そのインターポリマー生成物を冷却、単離することから
成る方法及び加硫剤を開示する。
【0012】米国特許第3,523,926号明細書
は、共役ジオレフィンを硫黄と一緒に触媒量のアミンの
存在下で加熱することによって製造されるゴム用加硫剤
を開示する。
は、共役ジオレフィンを硫黄と一緒に触媒量のアミンの
存在下で加熱することによって製造されるゴム用加硫剤
を開示する。
【0013】米国特許第4,564,670号明細書
は、粒状硫黄を液状のポリ(シス−イソプレン)分散剤
に分散することによって形成した分散硫黄生成物につい
て記載している。この生成物は液状のポリ(シス−イソ
プレン)分散剤と過半量の硫黄とを目的の生成物が得ら
れるまで単に混合するだけで形成させることができる。
は、粒状硫黄を液状のポリ(シス−イソプレン)分散剤
に分散することによって形成した分散硫黄生成物につい
て記載している。この生成物は液状のポリ(シス−イソ
プレン)分散剤と過半量の硫黄とを目的の生成物が得ら
れるまで単に混合するだけで形成させることができる。
【0014】カナダ特許第965,231号明細書は、
可溶性硫黄を約70重量%以下含有する不溶性硫黄を硫
黄の全重量基準で約0.3〜5重量%の、特定の群のア
ルキル−フェノキシポリ(エチレンオキシ)−エタノー
ル化合物から選ばれる分散助剤と混合することから成る
不溶性硫黄のゴム中分散能を改良する方法を特許請求し
ている。
可溶性硫黄を約70重量%以下含有する不溶性硫黄を硫
黄の全重量基準で約0.3〜5重量%の、特定の群のア
ルキル−フェノキシポリ(エチレンオキシ)−エタノー
ル化合物から選ばれる分散助剤と混合することから成る
不溶性硫黄のゴム中分散能を改良する方法を特許請求し
ている。
【0015】特公昭57−133135号公報は、トリ
イソプロパノールアミン、ジイソプロパノールアミン、
モノイソプロパノールアミン又はそれらのブレンドを、
天然ゴム、合成ゴム又は両者の配合ゴムから選ばれるゴ
ム100部にブレンドされた加硫剤としての硫黄2〜1
0重量部から構成されるゴム組成物に添加することを特
徴とする改良された硫黄ブルーム性を持つゴム組成物を
開示している。
イソプロパノールアミン、ジイソプロパノールアミン、
モノイソプロパノールアミン又はそれらのブレンドを、
天然ゴム、合成ゴム又は両者の配合ゴムから選ばれるゴ
ム100部にブレンドされた加硫剤としての硫黄2〜1
0重量部から構成されるゴム組成物に添加することを特
徴とする改良された硫黄ブルーム性を持つゴム組成物を
開示している。
【0016】硫黄−オレフィン付加物を製造する従来技
術の方法論の検討から、硫黄とオレフィンとの反応生成
物は粘稠な液体又は固体の物質をもたらし、あるいはも
たらし得ることは極めて明白である。例えば、米国特許
第3,259,598号明細書は、硫黄、アマニ油、ス
チレンの反応生成物はゴムを可硫するのに用いることが
できることを教示する。この反応混合物から得られる生
成物は硫黄−オレフィン付加物の物性に基因して粉砕し
なければならず粉砕後に初めてエラストマーに配合可能
となる。
術の方法論の検討から、硫黄とオレフィンとの反応生成
物は粘稠な液体又は固体の物質をもたらし、あるいはも
たらし得ることは極めて明白である。例えば、米国特許
第3,259,598号明細書は、硫黄、アマニ油、ス
チレンの反応生成物はゴムを可硫するのに用いることが
できることを教示する。この反応混合物から得られる生
成物は硫黄−オレフィン付加物の物性に基因して粉砕し
なければならず粉砕後に初めてエラストマーに配合可能
となる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】硫黄をゴム中に均一分
散させることは均一な加硫と、最適の機械的性質を持つ
加硫物にとっての前提条件である一方、従来法の多くの
硫黄−オレフィン加硫用組成物は、硫黄−オレフィン付
加物をゴムの中で使用する前にその付加物について粉砕
又はミリング工程を実施することを必要とする。
散させることは均一な加硫と、最適の機械的性質を持つ
加硫物にとっての前提条件である一方、従来法の多くの
硫黄−オレフィン加硫用組成物は、硫黄−オレフィン付
加物をゴムの中で使用する前にその付加物について粉砕
又はミリング工程を実施することを必要とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記の問題は硫黄−オレ
フィン付加物を、硫黄とオレフィンとを、所望によって
触媒としての塩基及び分散剤を含有する水中で攪拌しな
がら140〜160℃で反応させることによって製造す
る本発明により克服された。従来法は、硫黄、オレフィ
ン、水、塩基及び任意成分としの分散剤を攪拌しながら
120〜200℃に加熱し、その反応混合物を冷却し、
そして硫黄/オレフィン付加物のビーズを濾過すること
を特徴とする硫黄−オレフィン付加物の製造法を開示
も、示唆もしていない。
フィン付加物を、硫黄とオレフィンとを、所望によって
触媒としての塩基及び分散剤を含有する水中で攪拌しな
がら140〜160℃で反応させることによって製造す
る本発明により克服された。従来法は、硫黄、オレフィ
ン、水、塩基及び任意成分としの分散剤を攪拌しながら
120〜200℃に加熱し、その反応混合物を冷却し、
そして硫黄/オレフィン付加物のビーズを濾過すること
を特徴とする硫黄−オレフィン付加物の製造法を開示
も、示唆もしていない。
【0019】水は、硫黄が溶融し、オレフィンと反応し
て粒状形態の付加物を形成することができる媒体として
役立つ。反応混合物を冷却すると、硫黄−オレフィン付
加物は凍結されてビーズ形態になる。水はまた発熱反応
のヒートシンクとしても作用する。
て粒状形態の付加物を形成することができる媒体として
役立つ。反応混合物を冷却すると、硫黄−オレフィン付
加物は凍結されてビーズ形態になる。水はまた発熱反応
のヒートシンクとしても作用する。
【0020】本願は天然及び合成ゴム用の新規な加硫剤
を開示するものである。この加硫剤は1〜50重量部の
硫黄と1重量部のオレフィン又はオレフィン類とを水性
反応媒体中で塩基性触媒及び分散剤の存在下において1
20〜200℃の温度で攪拌しながら一緒に加熱するこ
とによって製造される。
を開示するものである。この加硫剤は1〜50重量部の
硫黄と1重量部のオレフィン又はオレフィン類とを水性
反応媒体中で塩基性触媒及び分散剤の存在下において1
20〜200℃の温度で攪拌しながら一緒に加熱するこ
とによって製造される。
【0021】本願は更に、i)水とオレフィンとそのオ
レフィン1重量部当り1〜50重量部の硫黄との混合物
であって、オレフィン及び硫黄対水の重量比が1:2.
5〜1:60の範囲である前記混合物を調製し、ii)
その混合物を攪拌しながら120〜200℃に加熱して
加硫剤を形成し、iii)反応混合物を冷却し、そして
粒状加硫剤を単離することから成る加硫剤の製造法を開
示する。
レフィン1重量部当り1〜50重量部の硫黄との混合物
であって、オレフィン及び硫黄対水の重量比が1:2.
5〜1:60の範囲である前記混合物を調製し、ii)
その混合物を攪拌しながら120〜200℃に加熱して
加硫剤を形成し、iii)反応混合物を冷却し、そして
粒状加硫剤を単離することから成る加硫剤の製造法を開
示する。
【0022】本願はまた、i)硫黄硬化性ゴムと、この
ゴムに対して0.5〜12重量%の硬化剤であって水、
硫黄及びオレフィンの混合物を任意に塩基性触媒及び分
散剤の存在下で攪拌しながら120〜200℃に加熱す
ることによって製造したその硬化剤とを混合し;次いで
ii)このゴム/硬化剤混合物を加硫することから成る
耐ブルーム性の加硫物の製造法を開示する。
ゴムに対して0.5〜12重量%の硬化剤であって水、
硫黄及びオレフィンの混合物を任意に塩基性触媒及び分
散剤の存在下で攪拌しながら120〜200℃に加熱す
ることによって製造したその硬化剤とを混合し;次いで
ii)このゴム/硬化剤混合物を加硫することから成る
耐ブルーム性の加硫物の製造法を開示する。
【0023】本願は、また更に、(イ)過半割合の、天
然及び合成のポリイソプレン類、ポリブタジエン類、ポ
リクロロブレン類、イソブチレンとイソプレンとのコポ
リマー類、ブタジエン−1,3とスチレンとのコポリマ
ー類及びブタジエン−1,3とアクリロニトリルとのコ
ポリマー類より成る群から選ばれる有効不飽和を有する
ゴム状物質、及びこのゴム状物質の重量に基いて0.5
〜12重量%の、硫黄と、スチレン、α−メチルスチレ
ン、ブテン−1、ブテン−2、イソブチレン、ジイソブ
チレン、シクロオクタジエン、ジシクロペンタジエン、
シクロペンタジエン及びプロピレンより成る群から選ば
れる少なくとも1種のオレフィン系炭化水素との付加物
であって水、硫黄及びオレフィン系炭化水素の混合物を
攪拌しながら120〜200℃の温度で1〜3時間加熱
することによって製造したその付加物を混合し、そして
(ロ)そのゴム状物質−硫黄付加物の混合物を加硫する
ことから成るゴムの加硫物を製造する方法を開示する。
然及び合成のポリイソプレン類、ポリブタジエン類、ポ
リクロロブレン類、イソブチレンとイソプレンとのコポ
リマー類、ブタジエン−1,3とスチレンとのコポリマ
ー類及びブタジエン−1,3とアクリロニトリルとのコ
ポリマー類より成る群から選ばれる有効不飽和を有する
ゴム状物質、及びこのゴム状物質の重量に基いて0.5
〜12重量%の、硫黄と、スチレン、α−メチルスチレ
ン、ブテン−1、ブテン−2、イソブチレン、ジイソブ
チレン、シクロオクタジエン、ジシクロペンタジエン、
シクロペンタジエン及びプロピレンより成る群から選ば
れる少なくとも1種のオレフィン系炭化水素との付加物
であって水、硫黄及びオレフィン系炭化水素の混合物を
攪拌しながら120〜200℃の温度で1〜3時間加熱
することによって製造したその付加物を混合し、そして
(ロ)そのゴム状物質−硫黄付加物の混合物を加硫する
ことから成るゴムの加硫物を製造する方法を開示する。
【0024】本発明の加硫物の成分として有用なゴムに
は、天然及び合成の加硫可能のゴム及びジエン類、好ま
しくは炭素原子数4〜8個の開鎖共役ジエンのゴム状ポ
リマー等の有効不飽和を有するゴム状物質がある。本発
明の硫黄−オレフィン付加物から利益を受け得るゴム状
物質の特定の例を示すと、天然ゴム、ポリブタジエン−
1,3、ポリイソプレン、ポリ−2,3−ジメチル−ブ
タジエン−1,3、ポリ−2−クロロブタジエン−1,
3等である。その他の有用なゴムは1,3−ジエンから
重合で得られたもの、又はこれらの1,3−ジエン及び
同様の共役ジエンの相互の、又はこれらジエンと少なく
とも1種の共重合可能のモノマー、例えばイソブチレ
ン、スチレン、アクリロニトリル、メチルアクリレー
ト、エチルアクリレート、メチルメタクリレート、4−
ビニルピリジン等とのゴム状コポリマー、同ターポリマ
ー等の合成ゴムである。高分子ジエンゴムは一般に少な
くとも50重量%のジエン、好ましくは約55〜85重
量%のジエンを含有する。しかし、35重量%以下程度
の少量のジエンしか含有しないコポリマー、ターポリマ
ー、その他の多成分系ポリマーも用いることができる。
更に他のゴム状物質、例えば過半量の共役ジエンとエチ
レン性不飽和カルボン酸との共重合で得られる酸基含有
不飽和ポリマーも本発明の実施において用いることがで
きる。更に他のゴム類、例えばジエンとアルキルアクリ
レートとの共重合で、及びアルキルアクリレートと少な
くとも1種の他の不飽和モノマーとを重合し、次いで加
水分解して形成されるもののようなゴムも用いることが
できる。硬化可能の二重結合、すなわち有効不飽和を有
するゴム状のポリエステルウレタン、ポリエーテルウレ
タン及びポリエステルアミドウレタン、並びに前記ゴム
類から再生したゴムもまた使用することができる。前記
ゴム類の2種又は3種以上の混合物も本発明の加硫物に
おける成分として用いることができる。好ましいゴムは
天然及び合成のポリイソプレン、ポリブタジエン、ポリ
クロロプレン、イソブチレンとイソプレンとのコポリマ
ー、ブタジエン−1,3とスチレンとのコポリマー及び
ブタジエン−1,3とアクリロニトリルとのコポリマー
である。
は、天然及び合成の加硫可能のゴム及びジエン類、好ま
しくは炭素原子数4〜8個の開鎖共役ジエンのゴム状ポ
リマー等の有効不飽和を有するゴム状物質がある。本発
明の硫黄−オレフィン付加物から利益を受け得るゴム状
物質の特定の例を示すと、天然ゴム、ポリブタジエン−
1,3、ポリイソプレン、ポリ−2,3−ジメチル−ブ
タジエン−1,3、ポリ−2−クロロブタジエン−1,
3等である。その他の有用なゴムは1,3−ジエンから
重合で得られたもの、又はこれらの1,3−ジエン及び
同様の共役ジエンの相互の、又はこれらジエンと少なく
とも1種の共重合可能のモノマー、例えばイソブチレ
ン、スチレン、アクリロニトリル、メチルアクリレー
ト、エチルアクリレート、メチルメタクリレート、4−
ビニルピリジン等とのゴム状コポリマー、同ターポリマ
ー等の合成ゴムである。高分子ジエンゴムは一般に少な
くとも50重量%のジエン、好ましくは約55〜85重
量%のジエンを含有する。しかし、35重量%以下程度
の少量のジエンしか含有しないコポリマー、ターポリマ
ー、その他の多成分系ポリマーも用いることができる。
更に他のゴム状物質、例えば過半量の共役ジエンとエチ
レン性不飽和カルボン酸との共重合で得られる酸基含有
不飽和ポリマーも本発明の実施において用いることがで
きる。更に他のゴム類、例えばジエンとアルキルアクリ
レートとの共重合で、及びアルキルアクリレートと少な
くとも1種の他の不飽和モノマーとを重合し、次いで加
水分解して形成されるもののようなゴムも用いることが
できる。硬化可能の二重結合、すなわち有効不飽和を有
するゴム状のポリエステルウレタン、ポリエーテルウレ
タン及びポリエステルアミドウレタン、並びに前記ゴム
類から再生したゴムもまた使用することができる。前記
ゴム類の2種又は3種以上の混合物も本発明の加硫物に
おける成分として用いることができる。好ましいゴムは
天然及び合成のポリイソプレン、ポリブタジエン、ポリ
クロロプレン、イソブチレンとイソプレンとのコポリマ
ー、ブタジエン−1,3とスチレンとのコポリマー及び
ブタジエン−1,3とアクリロニトリルとのコポリマー
である。
【0025】本発明により製造される新規な硫黄−オレ
フィン付加物は硫黄と1種又は2種以上のオレフィン系
化合物とのアダクト(adduct)、すなわち付加物
から成る。本発明において有用な特定のオレフィン系化
合物を挙げると、エチレン、プロピレン、ブテン、イソ
ブチレン、イソペンテン、ジイソブチレン、トリイソブ
チレン、ヘキシル−2−デセン−1及びヘプタデセン−
7等のオレフィン系炭化水素;シクロペンテン及びシク
ロヘキセン等のシクロアルケン;ピネン、カンフエン及
びミルセン等の不飽和テルペン;スチレン、ジヒドロナ
フタレン、インデン、α−メチルスチレン等のアラルケ
ン;及びブタジエン、イソプレン、クロロプレン、シク
ロペンタジエン、ジシクロペンタジエン、シクロヘキサ
ジエン、ビニルシクロヘキセン、1,7−オクタジエ
ン、シクロオクタジエン等のポリオレフィン、並びに同
様のオレフィン系化合物があるが、これらに限定される
訳ではない。好ましいオレフィン系化合物はスチレン、
α−メチルスチレン、シクロペンタジエン及びジシクロ
ペンタジエンである。
フィン付加物は硫黄と1種又は2種以上のオレフィン系
化合物とのアダクト(adduct)、すなわち付加物
から成る。本発明において有用な特定のオレフィン系化
合物を挙げると、エチレン、プロピレン、ブテン、イソ
ブチレン、イソペンテン、ジイソブチレン、トリイソブ
チレン、ヘキシル−2−デセン−1及びヘプタデセン−
7等のオレフィン系炭化水素;シクロペンテン及びシク
ロヘキセン等のシクロアルケン;ピネン、カンフエン及
びミルセン等の不飽和テルペン;スチレン、ジヒドロナ
フタレン、インデン、α−メチルスチレン等のアラルケ
ン;及びブタジエン、イソプレン、クロロプレン、シク
ロペンタジエン、ジシクロペンタジエン、シクロヘキサ
ジエン、ビニルシクロヘキセン、1,7−オクタジエ
ン、シクロオクタジエン等のポリオレフィン、並びに同
様のオレフィン系化合物があるが、これらに限定される
訳ではない。好ましいオレフィン系化合物はスチレン、
α−メチルスチレン、シクロペンタジエン及びジシクロ
ペンタジエンである。
【0026】本発明の硫黄−オレフィン付加物から成る
硬化剤の製造においては元素状硫黄が用いられる。
硬化剤の製造においては元素状硫黄が用いられる。
【0027】硫黄−オレフィン付加物の形成を促進する
ために触媒を用いてもよいが、触媒は必ずしも必要なも
のではない。硫黄−オレフィン付加物の形成を触媒する
のに用いることができる塩基性物質の代表例には炭酸カ
ルシウム、炭酸ナトリウム、水酸化ナトリウム、テトラ
メチルエチレンジアミン等が含まれる。
ために触媒を用いてもよいが、触媒は必ずしも必要なも
のではない。硫黄−オレフィン付加物の形成を触媒する
のに用いることができる塩基性物質の代表例には炭酸カ
ルシウム、炭酸ナトリウム、水酸化ナトリウム、テトラ
メチルエチレンジアミン等が含まれる。
【0028】硫黄−オレフィン付加物の製造において用
いることができる分散剤の代表例にはポリエチレンオキ
シド、カルボキシメチルセルロース、ポリビニルアルコ
ール等が含まれる。
いることができる分散剤の代表例にはポリエチレンオキ
シド、カルボキシメチルセルロース、ポリビニルアルコ
ール等が含まれる。
【0029】硫黄−オレフィン付加物を形成するための
反応は本発明の利点を達成するために水中で有利に、そ
して必然的に行われる。
反応は本発明の利点を達成するために水中で有利に、そ
して必然的に行われる。
【0030】水対硫黄プラスオレフィンの重量比は2.
5:1から60:1まで変えることができる。7:1〜
4:1の重量比が好ましく、そして5:1が最も好まし
い。硫黄対オレフィンの重量比は1:1から50:1ま
で変えることができるが、6:1が好ましい。
5:1から60:1まで変えることができる。7:1〜
4:1の重量比が好ましく、そして5:1が最も好まし
い。硫黄対オレフィンの重量比は1:1から50:1ま
で変えることができるが、6:1が好ましい。
【0031】本発明の硫黄−オレフィン付加物から成る
硬化剤は120〜200℃の範囲、好ましくは140〜
160℃の範囲の温度で製造される。最も好ましくは、
反応は少なくとも150℃で行われる。145℃より低
い温度では、もしジビニルベンゼンのような架橋性モノ
マーが反応混合物中でペルオキシドと共に用いられてい
ないならば単離後にビーズが凝集してしまうだろう。反
応は水の沸点より高い温度で行われるから、必然的にオ
ートクレーブのような密閉容器で行われることになる。
硬化剤は120〜200℃の範囲、好ましくは140〜
160℃の範囲の温度で製造される。最も好ましくは、
反応は少なくとも150℃で行われる。145℃より低
い温度では、もしジビニルベンゼンのような架橋性モノ
マーが反応混合物中でペルオキシドと共に用いられてい
ないならば単離後にビーズが凝集してしまうだろう。反
応は水の沸点より高い温度で行われるから、必然的にオ
ートクレーブのような密閉容器で行われることになる。
【0032】本発明の加硫物は過半割合の単一ゴム状物
質又は2種若しくは3種以上のゴム状物質の混合物と少
割合の単一硫黄−オレフィン付加物硬化剤又はその硬化
剤混合物とを本質的成分として含む。他の適当な配合成
分、例えば強化剤、フイラー、促進剤、可塑剤、酸化防
止剤、老化防止剤、樹脂、染料、着色顔料等もゴム工業
において普通に用いられる量で本発明に開示されるゴム
組成物と共に用いてもよい。
質又は2種若しくは3種以上のゴム状物質の混合物と少
割合の単一硫黄−オレフィン付加物硬化剤又はその硬化
剤混合物とを本質的成分として含む。他の適当な配合成
分、例えば強化剤、フイラー、促進剤、可塑剤、酸化防
止剤、老化防止剤、樹脂、染料、着色顔料等もゴム工業
において普通に用いられる量で本発明に開示されるゴム
組成物と共に用いてもよい。
【0033】本発明の硫黄−オレフィン硬化剤は加硫す
べきゴム状物質100重量部当り約0.5〜約12重量
部の範囲で用いるのが有効である。好ましい範囲はゴム
状物質100部当り約1〜約5重量部である。この硬化
剤及び他の適当な配合成分を含有するゴムストックはミ
ル又は他の適当な混合装置、例えばバンバリーミキサー
で混合することができ、また得られるブレンドは約12
0〜約180℃の温度、好ましくは約130〜160℃
の温度で硬化させることができる。
べきゴム状物質100重量部当り約0.5〜約12重量
部の範囲で用いるのが有効である。好ましい範囲はゴム
状物質100部当り約1〜約5重量部である。この硬化
剤及び他の適当な配合成分を含有するゴムストックはミ
ル又は他の適当な混合装置、例えばバンバリーミキサー
で混合することができ、また得られるブレンドは約12
0〜約180℃の温度、好ましくは約130〜160℃
の温度で硬化させることができる。
【0034】本発明の加硫物はタイヤトレッド、タイヤ
側壁、カーカス用ストック、V−ベルト、グローブ、靴
のかかと、靴底、印刷機用ローラー、着色ゴム物品にお
いて、及び硫黄のブルームを示さない安定なエラストマ
ーを提供することが望まれるどんな場合にも有用であ
る。
側壁、カーカス用ストック、V−ベルト、グローブ、靴
のかかと、靴底、印刷機用ローラー、着色ゴム物品にお
いて、及び硫黄のブルームを示さない安定なエラストマ
ーを提供することが望まれるどんな場合にも有用であ
る。
【0035】
【実施例】次の例示実施例において、成分の量は別に記
載がなければ重量部で与えられるものとする。
載がなければ重量部で与えられるものとする。
【0036】加硫剤の製造 従 来 法 比較例1:DCPDと硫黄との反応 温度コントローラー、窒素導入管及び機械的攪拌機を備
えた500mlのフラスコに225gの硫黄、75gの
ジシクロペンタジエン(DCPD)及び3gのN,N,
N′,N′−テトラメチルエチレンジアミン(TMED
A)を入れた。フラスコを窒素でフラッシュし、混合物
を140℃に加熱した。硫黄が溶融したとき攪拌を開始
した。この反応で発熱し、165℃まで昇温し、そして
混合物は25分で攪拌するには粘稠過ぎる状態になっ
た。生成物は165℃で固化し、冷却するとコンクリー
ト様になった。
えた500mlのフラスコに225gの硫黄、75gの
ジシクロペンタジエン(DCPD)及び3gのN,N,
N′,N′−テトラメチルエチレンジアミン(TMED
A)を入れた。フラスコを窒素でフラッシュし、混合物
を140℃に加熱した。硫黄が溶融したとき攪拌を開始
した。この反応で発熱し、165℃まで昇温し、そして
混合物は25分で攪拌するには粘稠過ぎる状態になっ
た。生成物は165℃で固化し、冷却するとコンクリー
ト様になった。
【0037】比較例2 温度コントローラー、窒素導入管及び機械的攪拌機を備
えた500mlのフラスコに270gの硫黄、30gの
DCPD及び0.6gのTMEDAを入れた。フラスコ
を窒素でフラッシュし、混合物を140℃に昇温し、4
5分間加熱した。その熱い生成物をアルミニウムのパン
に注加したが、最後には固化した。反応フラスコはその
中の生成物を洗い出すことが困難なため捨てた。
えた500mlのフラスコに270gの硫黄、30gの
DCPD及び0.6gのTMEDAを入れた。フラスコ
を窒素でフラッシュし、混合物を140℃に昇温し、4
5分間加熱した。その熱い生成物をアルミニウムのパン
に注加したが、最後には固化した。反応フラスコはその
中の生成物を洗い出すことが困難なため捨てた。
【0038】本発明の方法 参考例1 1リットルのオートクレーブに75gの硫黄、25gの
DCPD、500mlの水、10gの炭酸カルシウム
(触媒)及び6.5gのカルボキシメチルセルロース
(分散剤)を入れた。オートクレーブを窒素でフラッシ
ュし、攪拌しながら140℃に昇温し、3時間加熱し
た。オートクレーブを13℃まで冷却し、その水から小
さい褐色のビーズ状生成物を濾過した。示差走査測熱法
で調べると、硫黄とオレフィンとの間で反応が起きてい
たことが示された。
DCPD、500mlの水、10gの炭酸カルシウム
(触媒)及び6.5gのカルボキシメチルセルロース
(分散剤)を入れた。オートクレーブを窒素でフラッシ
ュし、攪拌しながら140℃に昇温し、3時間加熱し
た。オートクレーブを13℃まで冷却し、その水から小
さい褐色のビーズ状生成物を濾過した。示差走査測熱法
で調べると、硫黄とオレフィンとの間で反応が起きてい
たことが示された。
【0039】参考例2 4リットルのオートクレーブに425gの硫黄、75g
のDCPD、2500mlの水、20gの炭酸カルシウ
ム(触媒)及び32gのカルボキシメチルセルロース
(分散剤)を入れた。オートクレーブを窒素でフラッシ
ュし、攪拌しながら150℃に昇温し、3時間加熱し
た。室温まで冷却した後、褐色生成物の小さいビーズを
水から濾過した。示差走査測熱法で調べると、反応が起
っていたことが示された。
のDCPD、2500mlの水、20gの炭酸カルシウ
ム(触媒)及び32gのカルボキシメチルセルロース
(分散剤)を入れた。オートクレーブを窒素でフラッシ
ュし、攪拌しながら150℃に昇温し、3時間加熱し
た。室温まで冷却した後、褐色生成物の小さいビーズを
水から濾過した。示差走査測熱法で調べると、反応が起
っていたことが示された。
【0040】参考例3 4リットルのオートクレーブに425gの硫黄、75g
のα−メチルスチレン、2500mlの水、20gの炭
酸カルシウム(触媒)及び32gのカルボキシメチルセ
ルロース(分散剤)を入れた。オートクレーブを窒素で
フラッシュし、攪拌しながら150℃に昇温し、3時間
加熱した。室温まで冷却した後、生成物を澄色粉末とし
て単離した。
のα−メチルスチレン、2500mlの水、20gの炭
酸カルシウム(触媒)及び32gのカルボキシメチルセ
ルロース(分散剤)を入れた。オートクレーブを窒素で
フラッシュし、攪拌しながら150℃に昇温し、3時間
加熱した。室温まで冷却した後、生成物を澄色粉末とし
て単離した。
【0041】参考例4 1.0gのポリビニルアルコール(ビノール〔Vino
l:登録商標〕203、エア・プロダクツ社〔Air
Products〕から市販)を2500mlの水に溶
解した。この溶液を425gの硫黄、75gのDCPD
及び20gの炭酸カルシウムが入っている4リットルの
反応器に加えた。反応器をシールし、攪拌しながら15
0℃に昇温し、3時間加熱した。室温まで冷却した後、
硫黄/DCPD付加物の小ビーズを濾過した。
l:登録商標〕203、エア・プロダクツ社〔Air
Products〕から市販)を2500mlの水に溶
解した。この溶液を425gの硫黄、75gのDCPD
及び20gの炭酸カルシウムが入っている4リットルの
反応器に加えた。反応器をシールし、攪拌しながら15
0℃に昇温し、3時間加熱した。室温まで冷却した後、
硫黄/DCPD付加物の小ビーズを濾過した。
【0042】参考例5 4リットルのオートクレーブに425gの硫黄、75g
のDCPD、2500mlの水、20gの炭酸カルシウ
ム及び5.0gのイゲパール(Igepal:登録商
標)−630(GAF)を入れた。反応器をシールし、
攪拌しながら150℃に昇温し、3時間加熱した。室温
まで冷却した後、硫黄/DCPD付加物を小ないリボン
として単離した。
のDCPD、2500mlの水、20gの炭酸カルシウ
ム及び5.0gのイゲパール(Igepal:登録商
標)−630(GAF)を入れた。反応器をシールし、
攪拌しながら150℃に昇温し、3時間加熱した。室温
まで冷却した後、硫黄/DCPD付加物を小ないリボン
として単離した。
【0043】参考例6:分散剤なし 4リットルのオートクレーブに425gの硫黄、75g
のDCPD、2500mlの水及び20gの炭酸カルシ
ウムを入れた。反応器を次にシールし、攪拌しながら1
50℃に昇温し、3時間加熱した。外囲温度まで冷却し
た後、硫黄/DCPD付加物を小ビーズとして単離し
た。
のDCPD、2500mlの水及び20gの炭酸カルシ
ウムを入れた。反応器を次にシールし、攪拌しながら1
50℃に昇温し、3時間加熱した。外囲温度まで冷却し
た後、硫黄/DCPD付加物を小ビーズとして単離し
た。
【0044】参考例7:過酸化物及びジビニルベンゼン 4リットルのオートクレーブに425gの硫黄、50g
のDCPD、20gのスチレン、5gのジビニルベンゼ
ン、2500mlの水、20gのCaCO3 、32gの
カルボキシメチルセルロース及び7.1gのt−ブチル
ヒドロペルオキシド70%水溶液を入れた。反応器をシ
ールし、140℃に昇温し、3時間加熱した。外囲温度
まで冷却した後、硫黄/オレフィン付加物をビーズとし
て単離した。
のDCPD、20gのスチレン、5gのジビニルベンゼ
ン、2500mlの水、20gのCaCO3 、32gの
カルボキシメチルセルロース及び7.1gのt−ブチル
ヒドロペルオキシド70%水溶液を入れた。反応器をシ
ールし、140℃に昇温し、3時間加熱した。外囲温度
まで冷却した後、硫黄/オレフィン付加物をビーズとし
て単離した。
【0045】参考例8:触媒なし 4リットルのオートクレーブに425gの硫黄、75g
のDCPD、2500mlの水及び32gのカルボキシ
メチルセルロースを入れた。オートクレーブをシール
し、攪拌しながら150℃に昇温し、3時間加熱した。
外囲温度まで冷却した後、硫黄/オレフィン付加物をビ
ーズとして単離した。
のDCPD、2500mlの水及び32gのカルボキシ
メチルセルロースを入れた。オートクレーブをシール
し、攪拌しながら150℃に昇温し、3時間加熱した。
外囲温度まで冷却した後、硫黄/オレフィン付加物をビ
ーズとして単離した。
【0046】参考例9 4リットルのオートクレーブに1800gの水、478
gの硫黄、84gのDCPD、36gのカルボキシメチ
ルセルロース及び15gの炭酸カルシウムを入れた。反
応器をシールし、攪拌しながら150℃に昇温し、3時
間加熱した。室温まで冷却した後、硫黄/オレフィン付
加物のビーズを単離した。
gの硫黄、84gのDCPD、36gのカルボキシメチ
ルセルロース及び15gの炭酸カルシウムを入れた。反
応器をシールし、攪拌しながら150℃に昇温し、3時
間加熱した。室温まで冷却した後、硫黄/オレフィン付
加物のビーズを単離した。
【0047】参考例10 4リットルのオートクレーブに425gの硫黄、75g
のDCPD、2500mlの水、20gの炭酸カルシウ
ム及び32gのカルボキシメチルセルロースを入れた。
反応器をシールし、攪拌しながら150℃に昇温し、3
時間加熱した。外囲温度まで冷却した後、ビーズを濾過
した。
のDCPD、2500mlの水、20gの炭酸カルシウ
ム及び32gのカルボキシメチルセルロースを入れた。
反応器をシールし、攪拌しながら150℃に昇温し、3
時間加熱した。外囲温度まで冷却した後、ビーズを濾過
した。
【0048】参考例11 4リットルのオートクレーブに425gの硫黄、60g
のDCPD、15gのスチレン、2500mlの水、2
0gの炭酸カルシウム及び32gのカルボキシメチルセ
ルロースを入れた。反応器をシールし、攪拌しながら1
50℃に昇温し、3時間加熱した。外囲温度まで冷却し
た後、ビーズを単離した。
のDCPD、15gのスチレン、2500mlの水、2
0gの炭酸カルシウム及び32gのカルボキシメチルセ
ルロースを入れた。反応器をシールし、攪拌しながら1
50℃に昇温し、3時間加熱した。外囲温度まで冷却し
た後、ビーズを単離した。
【0049】実施例 参考例10及び11により製造した硫黄−オレフィン付
加物のゴムに対する硬化能を不溶性硫黄の硬化能と天然
及び合成のポリイソプレンゴムの調製された未加硫ブレ
ンドを用いて比較した。
加物のゴムに対する硬化能を不溶性硫黄の硬化能と天然
及び合成のポリイソプレンゴムの調製された未加硫ブレ
ンドを用いて比較した。
【0050】表1に記載の処方を用いて2種のゴムスト
ックを調製した。部は全て重量部である。
ックを調製した。部は全て重量部である。
【0051】
【表1】 成分をバンバリーミキサーで混合した。使用量と使用物
質は加硫ゴムを製造するのにこの技術分野で普通に用い
られているものであった。硫黄−オレフィン付加物の使
用量はその有効硫黄が対照における硫黄の使用重量と実
質的に同等の重量となるような量であった。硫黄−オレ
フィン付加物を配合するバンバリーミキサーの所要混合
時間は不溶性硫黄を配合する所要混合時間と同様であっ
た。
質は加硫ゴムを製造するのにこの技術分野で普通に用い
られているものであった。硫黄−オレフィン付加物の使
用量はその有効硫黄が対照における硫黄の使用重量と実
質的に同等の重量となるような量であった。硫黄−オレ
フィン付加物を配合するバンバリーミキサーの所要混合
時間は不溶性硫黄を配合する所要混合時間と同様であっ
た。
【0052】追加の比較例として、ワイラフ・アンド・
ローザー社(Wyrough and Loser,I
nc.)から得られるチオーキュアーBR(Thio−
Cure−BR)として知られる市販の硫黄−オレフィ
ン付加物を不溶性硫黄及び参考例10及び11の付加物
の代りに用いた。ただし、その量は2.83部の代りに
3.0部とした。
ローザー社(Wyrough and Loser,I
nc.)から得られるチオーキュアーBR(Thio−
Cure−BR)として知られる市販の硫黄−オレフィ
ン付加物を不溶性硫黄及び参考例10及び11の付加物
の代りに用いた。ただし、その量は2.83部の代りに
3.0部とした。
【0053】これらの加硫性組成物をゴムプレス機で1
50℃において約40分間プレス成形及び硬化させて試
験用の硬化したスラブを得た。対照試料及び実験試料の
物性を表2に示す。
50℃において約40分間プレス成形及び硬化させて試
験用の硬化したスラブを得た。対照試料及び実験試料の
物性を表2に示す。
【0054】ゴム化学薬品を使用する場合の臨界的因子
はそれらをいかによくゴムの中に分散させ得るかという
ことである。それらの薬品が十分に分散されない場合、
明らかに、それらは硬化に十分にあずかることはできな
い。分散試験で、本発明によって調製した硫黄/DCP
D/スチレン付加物は硫黄/DCPD付加物より良好に
ゴムに分散されることが見い出された。試験は物質をゴ
ムにバンバリーミキサーを用いて混入し、ゴムをミルで
シートに形成し、そして標準寸法領域内の未破壊ビーズ
を目視観察することから成る。分散値は0〜5の範囲に
分けられ、0は完全分散を、5は最低の分散を表わす。
表2の対照及び参考例10及び11についての分散値
は、対照−0、硫黄/DCPD−4、硫黄/DCPD/
スチレン−0、チオーキュア−BR−5であった。この
試験は本発明により製造された硫黄硬化剤は、DCPD
及びスチレンがオレフィンとして用いられるとき、不溶
性硫黄に比敵する分散能を有し、市販のチオ−キュアよ
りはるかに良好な分散能を有することを証明している。
はそれらをいかによくゴムの中に分散させ得るかという
ことである。それらの薬品が十分に分散されない場合、
明らかに、それらは硬化に十分にあずかることはできな
い。分散試験で、本発明によって調製した硫黄/DCP
D/スチレン付加物は硫黄/DCPD付加物より良好に
ゴムに分散されることが見い出された。試験は物質をゴ
ムにバンバリーミキサーを用いて混入し、ゴムをミルで
シートに形成し、そして標準寸法領域内の未破壊ビーズ
を目視観察することから成る。分散値は0〜5の範囲に
分けられ、0は完全分散を、5は最低の分散を表わす。
表2の対照及び参考例10及び11についての分散値
は、対照−0、硫黄/DCPD−4、硫黄/DCPD/
スチレン−0、チオーキュア−BR−5であった。この
試験は本発明により製造された硫黄硬化剤は、DCPD
及びスチレンがオレフィンとして用いられるとき、不溶
性硫黄に比敵する分散能を有し、市販のチオ−キュアよ
りはるかに良好な分散能を有することを証明している。
【0055】データーは本発明により製造された硫黄−
オレフィン付加物は対照より良好なスコーチ遅延性を有
するが、硬化速度は遅いことを示している。更に、参考
例10及び11の硬化剤は市販のチオーキュアーBRよ
りははるかに高度の硬化状態に達した。
オレフィン付加物は対照より良好なスコーチ遅延性を有
するが、硬化速度は遅いことを示している。更に、参考
例10及び11の硬化剤は市販のチオーキュアーBRよ
りははるかに高度の硬化状態に達した。
【0056】更に、本発明によって製造された硫黄−オ
レフィン付加物を含有する加硫可能の組成物は不溶性硫
黄を用いて製造した組成物と同様の耐ブルーム性を有す
ることが見い出された。
レフィン付加物を含有する加硫可能の組成物は不溶性硫
黄を用いて製造した組成物と同様の耐ブルーム性を有す
ることが見い出された。
【0057】本発明により製造された硫黄−オレフィン
付加物について行った研究から、本発明の生成物により
硬化されたエラストマーは斜方晶系硫黄よりはブルーム
性がはるかに小さく、不溶性硫黄とは同等のブルーム性
を示すことが証明された。
付加物について行った研究から、本発明の生成物により
硬化されたエラストマーは斜方晶系硫黄よりはブルーム
性がはるかに小さく、不溶性硫黄とは同等のブルーム性
を示すことが証明された。
【0058】産業上の利用可能性 上記の実施例は本発明の硫黄−オレフィン硬化剤の有用
性を明白に証明している。これらの硬化剤は広範囲のゴ
ムストックに用いることができ、一方得られる加硫物は
従来の硫黄による硬化で達成される物性に匹敵する物性
を有するが、ブルームに関連する付隋の欠点は持たな
い。本発明の硫黄−オレフィン付加物の硬化剤は従って
現在知られている市販の硫黄含有硬化剤よりも改良され
た結果を与える。
性を明白に証明している。これらの硬化剤は広範囲のゴ
ムストックに用いることができ、一方得られる加硫物は
従来の硫黄による硬化で達成される物性に匹敵する物性
を有するが、ブルームに関連する付隋の欠点は持たな
い。本発明の硫黄−オレフィン付加物の硬化剤は従って
現在知られている市販の硫黄含有硬化剤よりも改良され
た結果を与える。
【0059】以上の実施例は単に例示説明するためのも
のに過ぎず、前記特許請求の範囲に定義される本発明の
精神から逸脱しない範囲で本明細書に具体的に開示され
る成分、割合及び条件には多数の変更を加え得ることは
勿論理解されるところであろう。
のに過ぎず、前記特許請求の範囲に定義される本発明の
精神から逸脱しない範囲で本明細書に具体的に開示され
る成分、割合及び条件には多数の変更を加え得ることは
勿論理解されるところであろう。
【0060】
【表2】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (73)特許権者 590002976 1144 East Market Str eet,Akron,Ohio 44316 −0001,U.S.A.
Claims (5)
- 【請求項1】 次の: (1)硫黄硬化性のゴムと、該ゴムに対して0.5〜1
2重量%の硬化剤であって、水、硫黄及びオレフィンの
混合物を所望によって塩基性触媒及び分散剤の存在下で
攪拌しながら120〜200℃の温度で加熱することに
よって製造した該硬化剤とを混合し、次いで(2)該ゴ
ム/硬化剤混合物を加硫する工程を含んで成る耐ブルー
ム性加硫物の製造法。 - 【請求項2】 オレフィンがジシクロペンタジエンとス
チレンとの混合物である、請求項1に記載の方法。 - 【請求項3】 塩基性触媒が炭酸カルシウム、炭酸ナト
リウム、水酸化ナトリウム及びテトラメチルエチレンジ
アミンより成る群から選ばれたものであり、そして分散
剤がポリエチレンオキシド類、カルボキシメチルセルロ
ース及びポリビニルアルコールより成る群から選ばれた
ものである請求項1に記載の方法。 - 【請求項4】 ゴムが天然及び合成のポリイソプレン
類、ポリブタジエン類、ポリクロロプレン類、イソブチ
レンとイソプレンとのコポリマー類、ブタジエン−1,
3とスチレンとのコポリマー類及びブタジエン−1,3
とアクリロニトリルとのコポリマー類より成る群から選
ばれたものであり、そしてオレフィンがスチレン、α−
メチルスチレン、ブテン−1、ブテン−2、イソブチレ
ン、ジイソブチレン、ジシクロペンタジエン、シクロオ
クタジエン、シクロペンタジエン及びプロピレンより成
る群から選ばれる少なくとも1種のオレフィン系炭化水
素であり、そして水、硫黄及びオレフィン系炭化水素の
混合物の加熱時間が1〜3時間である、請求項1に記載
の方法。 - 【請求項5】 オレフィンがジシクロペンタジエンとス
チレンとの混合物である、請求項4に記載の方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US896688 | 1986-08-15 | ||
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