JP2529884Y2 - 実体顕微鏡の照明装置 - Google Patents

実体顕微鏡の照明装置

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JP2529884Y2
JP2529884Y2 JP1989100788U JP10078889U JP2529884Y2 JP 2529884 Y2 JP2529884 Y2 JP 2529884Y2 JP 1989100788 U JP1989100788 U JP 1989100788U JP 10078889 U JP10078889 U JP 10078889U JP 2529884 Y2 JP2529884 Y2 JP 2529884Y2
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fresnel lens
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和彦 長
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は実体顕微鏡の照明装置に関する。
〔従来の技術〕
この種従来の透過式の照明装置は、第4図に示す様
に、ランプ1から発した光をコレクタレンズ2で集光し
て散光ミラー3′に照射し、該散光ミラー3′で光を垂
直方向に偏向してガラスステージ4を透過させて試料を
照明し、それを図示しない顕微鏡鏡筒で観察するように
なっていた。即ち、散光ミラー3′を二次光源として広
い視野をムラを少なく照明しようとするものであった。
また、第5図に示す様に、さらに散光板5をコレクタレ
ンズ2と散光ミラー3′との間に加えてさらにムラの少
ない照明を行なおうというものであった。
また、特開昭60−112015号公報,実公昭41−5808号公
報等に示される様に、レンズを標本の下に配置してケー
ラー照明を行い、ムラの少ない照明を実現しようとする
ものもあった。
尚、3は散光ミラー3′の裏面に一体形成された平滑
平面のミラー、6は両ミラー3′,3の回転軸、7はラン
プハウスである。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところが、ムラを少なくすることを散光ミラー3′に
のみにたよった従来の照明装置では、ムラを取る為には
かなりの散光が必要であり、その結果顕微鏡に入射しな
い余分な方向への光も必然的に増加し、顕微鏡へ入射す
る光が少なくなり暗い照明となってしまうという欠点が
あった。又、レンズを標本の下に配置した照明装置は、
明るくムラの少ない照明を与えてくれるが、レンズを用
いる為高価であること、しかも標本面にレンズが近いの
でレンズにキズ,アワ等の欠陥があるとそれらが見えて
しまうため、レンズ自体も高価なものが要求されるとい
う欠点があった。同様の理由で、レンズが樹脂製のフレ
ネルレンズである場合その多重同心円の構造が見えてし
まい、用いることができないという欠点があった。ま
た、レンズの厚さ分だけステージ面が高くなってしまう
という欠点もあった。
本考案は、上記問題点に鑑み、ムラの少ない明るい実
体顕微鏡の照明装置を安価に提供することを目的とする
ものである。
〔課題を解決するための手段及び作用〕
本考案による実体顕微鏡の照明装置は、対物レンズの
後方に一対の観察光学系を有し、光源からの略水平な照
明光軸を前記観察光学系の観察光軸に向けて偏光する鏡
を有する照明光学系を有する実体顕微鏡であって、前記
光源と前記鏡との間に前記観察光学系の観察光束を満た
すフレネルレンズを配置し、該フレネルレンズのフラッ
ト面を光源に向け、該該フレネルレンズの少なくともフ
ラット面を散乱面に形成したことを特徴としている。
そのため、フレネルレンズは鏡と光源との間に配置さ
れるため顕微鏡の焦点深度外となって観察できる位置に
はない。その結果、フレネルレンズの外観が若干悪くと
も観察に影響を与えないためフレネルレンズが安価に作
成できる。また、フレネルレンズのフラット面を散光面
に形成することで、段差のあるレンズ面に比べて散光面
を容易に形成することができるとともに、樹脂でレンズ
面,散光面及び取付部等を一体成形することで、さらに
安価となる。
また、フレネルレンズの散光面を光源側に向けて配置
することで、散光された光がフレネルレンズで集光され
るため、効率が良く且つムラが少なくなり、しかも集光
性のよい照明が可能となる。
また、前記フレネルレンズを光源像が前記実体顕微鏡
の瞳位置に投影される位置に配置すれば、顕微鏡の瞳に
光源像が結像されることにより、実体顕微鏡でケーラ照
明を実現することができる。
〔実施例〕
以下、図示した実施例に基づき、上記従来例と同一の
部材には同一符号を付して本考案を詳細に説明する。
第1図は本考案による照明装置の第1実施例の光学系
を示す図、第2図は第1実施例を含む実体顕微鏡の光学
系を示す図である。
8はミラー3,3′とランプ1との間であって、ミラー
3,3′の回転に干渉しない位置に配置された樹脂製のフ
レネルレンズであって、その光源側の面aが散光面(マ
ット面)に形成され、ミラー3側の面bがフレネルレン
ズ面に形成されている。又、フレネルレンズ8の大きさ
は実体顕微鏡の観察光源L(第2図)をカバーする大き
さとなっている。尚、フレネルレンズ8の焦点距離はラ
ンプ1の方向性等により実験で求められるが、原理的に
は顕微鏡の瞳にランプ1の像を結像させる距離が望まし
い。
本実施例は上述の如く構成されているから、ランプ1
より発した光はフレネルレンズ8の散光面(面a)で一
様に散光された後フレネルレンズ面(面b)で集光さ
れ、ミラー3で垂直方向に偏向される。ミラー3で偏向
された光はガラスステージ4を透過してその上の図示し
ない標本を照明し、標本からの光が対物レンズ9,9,接眼
レンズ10,10を経て観察される。
かくして、以上の構成により、ムラの少ない明るい照
明を実現することができる。また、ミラー3を散光ミラ
ー3′に切換えるとムラがさらに改善される。また、フ
レネルレンズ8を用いることにより、大きなレンズであ
っても厚さを薄く軽く安価に製造できる。また、フレネ
ルレンズ8をミラー3の前に配置したことにより、その
多重同心円構造が顕微鏡の焦点深度内に入ることはなく
フレネルレンズピッチも大きめにとることができるの
で、さらに廉価に製造できる。
第3図は第2実施例の光学系を示しており、これは光
源として落射照明等に用いられるコレクタレンズ2の付
いたランプハウス7を有するものを用いている以外は第
1実施例と同じである。この光源は、ランプ1の光を効
率よく且つ均一に被照明物を照明し得るものである。従
って、本実施例はフレネルレンズ8の光源側の散光面
(面a)を均一に照明するため、更にムラの少ない明る
い照明が可能である。
ミラーは凹面ミラー,円筒ミラー,平面ミラー,散光ミ
ラーのうちから二つを選択して配置することが望まし
い。これは、ムラ,明るさ等を考慮し実験で求めて決め
ることが望ましい。
〔考案の効果〕
上述の如く、本考案による実体顕微鏡の照明装置は、
ムラが少なくて明るいと共に安価に製造できるという実
用上重要な利点を有している。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による照明装置の第1実施例の光学系を
示す図、第2図は上記第1実施例を含む実体顕微鏡の光
学系を示す図、第3図は第2実施例の光学系を示す図、
第4図及び第5図は夫々従来例及び他の従来例の光学系
を示す図である。 1……ランプ、2……コレクタレンズ、3……ミラー、
3′……散光ミラー、4……ガラスステージ、6……回
転軸、7……ランプハウス、8……フレネルレンズ、a
……面(散光面)、b……面(フレネル面)、9……対
物レンズ、10……接眼レンズ。

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】対物レンズの後方に一対の観察光学系を有
    し、光源からの略水平な照明光軸を前記観察光学系の観
    察光軸に向けて偏光する鏡を有する照明光学系を有する
    実体顕微鏡であって、前記光源と前記鏡との間に前記観
    察光学系の観察光束を満たすフレネルレンズを配置し、
    該フレネルレンズのフラット面を光源に向け、該フレネ
    ルレンズの少なくともフラット面を散乱面に形成したこ
    とを特徴とする実体顕微鏡の照明装置。
  2. 【請求項2】前記フレネルレンズは前記実体顕微鏡の瞳
    位置に光源像を投影する位置に配置したことを特徴とす
    る請求項(1)に記載の実体顕微鏡の照明装置。
JP1989100788U 1989-08-29 1989-08-29 実体顕微鏡の照明装置 Expired - Lifetime JP2529884Y2 (ja)

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JPS5395051A (en) * 1977-01-31 1978-08-19 Olympus Optical Co Ltd Lens
JPS6089050A (ja) * 1983-10-20 1985-05-18 Toshiba Corp ストロボ走査電子顕微鏡
JPS6230005U (ja) * 1985-08-08 1987-02-23

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