JP2529863B2 - 非接触型アクチュエ−タ - Google Patents

非接触型アクチュエ−タ

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JP2529863B2
JP2529863B2 JP62182943A JP18294387A JP2529863B2 JP 2529863 B2 JP2529863 B2 JP 2529863B2 JP 62182943 A JP62182943 A JP 62182943A JP 18294387 A JP18294387 A JP 18294387A JP 2529863 B2 JP2529863 B2 JP 2529863B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、塵埃等の浮遊物をきらう半導体やバイオ
テクノロジー関連の工場などに用いて好適な非接触型ア
クチュエータに関する。
〔従来の技術〕
従来の非接触型アクチュエータとしては、磁気軸受が
一般に用いられている。この磁気軸受は磁気的な吸引力
或いは反発力を利用して軸の支持作用力を得るものであ
る。
ところが、磁気軸受を使用した場合には、単に軸を浮
上支持するだけであり、軸に対する駆動力の伝達は、別
途駆動装置によって伝達する必要がある。
そこで、例えば本出願人等が特開昭61−15560号公報
に開示したように、磁気軸受の原理を使用し、且つこれ
に回転駆動を制御する回転駆動用コイルを巻装し、この
回転駆動用コイルに所定周期の電流を通電することによ
り、磁気的な軸受効果とモータの回転力とを同一の磁極
で発生させるようにした非接触型アクチュエータが提案
されている。
すなわち、2つの1/2ピッチずれた磁極片を有する磁
極を有するコ字状部を2組連設させた芯部材に、両コ字
状部に夫々巻回される主磁束コイルと、各コ字状部の突
出片に夫々巻回される推進用コイルとが巻装され、各主
磁束コイルに磁気軸受としての作用を行わせる駆動電流
を、各推進用コイルにモータとしての作用を行わせる駆
動電流を夫々通電することにより、非接触状態で可動体
を磁気浮上させながら移動させることができる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記従来の非接触型アクチュエータに
あっては、主磁束コイルを巻装するコ字状部の両磁極に
おける磁極片は互いに1/2ピッチずれている必要があ
り、構成の自由度が少ないと共に、主磁束コイルの励磁
による起磁力と、推進用コイルの励磁による起磁力とが
相殺される状態が生じ、これによって無効となる起磁力
がコイル電流密度を増加させてしまうため、銅損による
エネルギロスを生じて、同一コイル断面積のモータの最
大出力を制限することになるという問題点があった。
また、推進用コイルに対して供給する励磁電流は、双
方向電流となるため、制御アンプとしてバイポーラ型ア
ンプを必要とし、制御アンプの構成が複雑となると共
に、大型化するという問題点もあった。
そこで、この発明は、上記従来例の問題点に着目して
なされたものであり、4つ以上の磁極に対して夫々一種
類のコイルを巻装し、これらコイルに回転駆動用信号と
磁気浮上用信号とを重畳させた制御信号を供給すること
により、上記従来例の問題点を解決することができる非
接触型アクチュエータを提供することを目的としてい
る。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、この発明は、突出歯を有
する4つ以上の磁極を所定間隔を保って配設し各磁極に
1つの回転兼浮上用励磁コイルを巻回した磁極群を、複
数組備えた固定子と、該固定子の突出歯に対向し、一定
のピッチで整列した歯列を有する回転子と、前記固定子
と前記回転子との間の相対変位を検出する変位検出手段
と、該変位検出手段からの検出値に基づいて前記固定子
に対して回転子を磁気浮上させて姿勢制御する浮上制御
電流を形成すると共に、当該回転子の磁気浮上状態での
回転駆動を行う回転駆動電流を形成し、前記浮上制御電
流及び回転駆動電流とを重畳して前記回転兼浮上用励磁
コイルに供給する制御手段とを備えていることを特徴と
している。
また、他の発明は、突出歯を有する4つ以上の磁極を
所定間隔を保って配設し各磁極に1つの回転兼浮上用励
磁コイルを巻回した磁極群を、複数組備えた固定子と、
該固定子の突出歯に対向し、一定のピッチで整列した歯
列を有する回転子と、前記固定子と前記回転子との間の
相対変位を検出する変位検出手段と、前記回転子の回転
位置を検出する回転位置検出手段と、前記変位検出手段
からの検出値に基づいて前記固定子に対して回転子を磁
気浮上させて姿勢制御する浮上制御電流を形成する浮上
制御部と、回転指令値と前記回転位置検出値とに基づい
て当該回転子の磁気浮上状態での回転駆動を行う回転駆
動電流を形成する回転駆動部と、前記浮上制御電流及び
回転駆動電流を重畳して前記駆動兼浮上用励磁コイルに
供給する駆動回路とを備え、回転子の回転駆動をクロー
ズドループ制御することを特徴としている。
〔作用〕
この発明においては、固定子に設けられた磁極群の各
磁極に1つの回転兼浮上用コイルを巻装し、これら回転
兼浮上用励磁コイルに制御手段から回転駆動電流と浮上
制御電流とを重畳した励磁電流を供給することにより、
回転子を固定子に対して変位検出手段の検出値に基づい
て姿勢制御しながら磁気浮上させると共に、所要方向に
回転駆動する。このとき、回転兼浮上用コイルを巻装し
た各磁極には、励磁電流による起磁力に相殺分が生じる
ことがなく、銅損等のエネルギロスを抑制すると共に、
コイル巻装面積を減少させて全体の構成を小型化でき
る。
また、他の発明においては、上記作用に加えて、回転
子の回転位置を回転位置検出手段で検出し、これと回転
指令値とに基づいて回転駆動電流を形成することによ
り、回転子の回転駆動をクローズドループで制御し、脱
調を伴わない正確な回転位置制御を行う。
〔実施例〕
以下、この発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図及び第2図は、この発明の第1実施例を示す上
半部を断面とした正面図及び側面図である。
図中、1は円筒状の固定子、2は固定子1内に回転可
能に配設され軸方向の左右半部の外周面に夫々所定ピッ
チτで軸方向に延長する多数の外歯2L,2Rが形成された
回転子である。
固定子1には、その内周面の回転子2の外歯2L及び2R
に夫々対向する位置に夫々45度の角間隔を保って磁極群
MG1〜MG4及びMG4〜MG8が配設されている。各磁極群MG1
〜MG8は、第3図の拡大展開図に示すように、円筒状の
磁気ヨーク3に4つの磁極MP1〜MP4が形成され、各磁極
MP1〜MP4の自由端には、2つの後述する回転子2の外歯
2L,2Rのピッチτと等しいピッチで磁極片mpa及びmpb
形成されている。ここで、磁極MP1及びMP2間の間隔及び
磁極MP3及びMP4間の間隔は夫々外歯ピッチτの2.5倍
(2.5τ)に選定され、且つ磁極MP2及び磁極MP3間の間
隔が外歯ピッチτの2.75倍(2.75τ)に選定され、従っ
て磁極MP1に対して、磁極MP2が1/2ピッチ、MP3が1/4ピ
ッチ、MP4が3/4ピッチの位相差を生じている。また、各
磁極MP1〜MP4には、夫々1つの回転兼浮上用励磁コイル
L1〜L4が巻装されている。
さらに、磁極群MG4及びMG1間並びにMG8及びMG5間に夫
々固定子1及び回転子2のX軸方向の変位検出手段とし
てのギャップを検出する非接触ギャップセンサG1及びG3
が、MG1及びMG2間並びにMG5及びMG6間に夫々固定子1及
び回転子2のY軸方向の変位検出手段としてのギャップ
を検出する非接触ギャップセンサG2及びG4が配設されて
いる。
そして、ギャップセンサG1〜G4のギャップ検出値及び
外部からの移動指令値が制御回路10に供給され、この制
御回路10で各磁極群MG1〜MG8の回転兼浮上用コイルL1
L4に対して制御電流を出力する。
この制御回路10の一例は、第6図に示すように、回転
子2を回転駆動するための回転磁界を形成する回転駆動
制御部11と、回転子2を固定子1に対して非接触状態で
浮上させる浮上制御部12とから構成されている。
回転駆動制御部11は、外部から入力される回転指令値
がリングカウンタ11aにセットされると共に、このリン
グカウンタ11aのカウント値に応じてROM11b,11cに予め
記憶されている正弦波状電流データ及び余弦波状電流デ
ータを読出し、これらのうち正弦波状電流値をD/A変換
器11dを介して直接磁極群MG1〜MG8に対する駆動回路AC1
〜AC8に出力すると共に、インバータIN1を介して駆動回
路AC1〜AC8に出力し、余弦波状電流値をD/A変換器11eを
介して直接駆動回路AC1〜AC8に出力すると共に、インバ
ータIN2を介して駆動回路AC1〜AC8に出力する。
浮上制御部12は、第7図に示すように、各ギャップセ
ンサG1〜G4からのギャップ検出値が供給されるギャップ
変換器GC1〜GC4と、可変抵抗VC1〜VC4を有するギャップ
設定器GS1〜GS4と、ギャップ変換器GC1〜GC4の変換出力
とギャップ設定器GS1〜GS4の抵抗値による設定出力とが
加算されて供給される誤差増幅器EA1〜EA4と、誤差増幅
器EA1及びEA3の増幅器出力が入力されるX軸変位制御回
路4A及びY軸傾き制御回路4Bと、誤差増幅器EA2及びEA4
の出力が入力されるY軸変位制御回路4C及びX軸傾き制
御回路4Dと、各制御回路からの出力が供給され各磁極群
MG1〜MG8に対する浮上制御電流を合成する制御量分配部
CD1〜CD8と、バイアス電流設定器BSとを備えている。
X軸変位制御回路4Aは、誤差増幅器EA1及びEA3の増幅
出力が互いに加算されて反転入力側に供給される誤差増
幅器で構成されるX軸変位算出回路5Aと、そのX軸変位
信号xが供給される抵抗R1及びコンデンサC1の並列回路
と反転増幅器RA1とで構成されるPD演算回路6Aと、その
出力を反転させる反転増幅器7Aとを備えている。
Y軸傾き制御回路4Bは、誤差増幅器EA1及びEA3の増幅
出力が夫々反転入力側及び非反転入力側に供給される差
動増幅器で構成されるY軸傾き算出回路5Bと、そのY軸
傾き信号φが供給される前記PD演算回路6Aと同様の構成
を有するPD演算回路6Bと、その出力を反転させる反転増
幅器7Bとを備えている。
Y軸変位制御回路4Cは、誤差増幅器EA2及びEA4の増幅
器出力が加算されて供給される誤差増幅器で構成される
Y軸変位算出回路5Cと、そのY軸変位信号yが供給され
る前記PD演算回路6Aと同様の構成を有するPD演算回路6C
と、その出力を反転させる反転増幅器7Cとを備えてい
る。
X軸傾き制御回路4Dは、誤差増幅器EA2及びEA4の増幅
出力が夫々反転入力側及び非反転入力側に供給される差
動増幅器で構成されるX軸傾き算出回路5Dと、そのX軸
傾き信号θが供給される前記PD演算回路6Aと同様の構成
を有するPD演算回路6Dと、その出力を反転させる反転増
幅器7Dとを備えている。
バイアス電流設定器BSは、正及び負の電源間に介挿さ
れた可変抵抗VR5と、その出力側に接続されたバッファ
アンプBAとから構成され、このバッファアンプBAから所
定値のバイアス電流If0が出力され、これが各制御量分
配部CD1〜CD8に供給される。
制御量分配部CD1は、X軸変位制御回路4Aの反転増幅
器7Aから出力される反転X軸変位制御電流ΔiA2、Y軸
傾き制御回路4Bの反転増幅器7Bから出力される反転Y軸
傾き変位制御電流ΔiB2、Y軸変位制御回路4Cの反転増
幅器7Cから出力される反転Y軸変位制御電流ΔiC2、X
軸傾き制御回路4DのPD演算回路6Dから出力されるX軸傾
き制御電流ΔiD1及びバイアス電流設定器BSから出力さ
れるバイアス電流If0が加算されて反転入力側に供給さ
れる誤差増幅器EA11を有し、この誤差増幅器EA11の増幅
出力が浮上制御電流IF1として前記駆動回路AC1に出力さ
れる。
制御量分配部CD2は、X軸変位制御回路4AのPD演算回
路6Aから出力されるX軸変位制御電流ΔiA1、Y軸傾き
制御回路4BのPD演算回路6Bから出力されるY軸傾き制御
電流ΔiB1、Y軸変位制御回路4CのPD演算回路6Cから出
力されるY軸変位制御電流ΔiC2、X軸傾き制御回路4D
のPD演算回路6Dから出力されるX軸傾き制御電流ΔiD1
及びバイアス電流設定器BSから出力されるバイアス電流
If0が加算されて反転入力側に供給される誤差増幅器EA
12を有し、この誤差増幅器EA12の増幅出力が浮上制御電
流IF2として前記駆動回路AC2に出力される。
制御量分配部CD3は、X軸変位制御回路4AのPD演算回
路6Aから出力されるX軸変位制御電流ΔiA1、Y軸傾き
制御回路4BのPD演算回路6Bから出力されるY軸傾き制御
電流ΔiB1、Y軸変位制御回路4CのPD演算回路6Cから出
力されるY軸変位制御電流ΔiC1、X軸傾き制御回路4D
の反転増幅器7Dから出力される反転X軸傾き制御電流Δ
iD2及びバイアス電流設定器BSから出力されるバイアス
電流If0が加算されて反転入力側に供給される誤差増幅
器EA13を有し、この誤差増幅器EA13の増幅出力が浮上制
御電流IF3として前記駆動回路AC3に出力される。
制御量分配部CD4は、X軸変位制御回路4Aの反転増幅
器7Aから出力されるX軸変位制御電流ΔiA2、Y軸傾き
制御回路4Bの反転増幅器7Bから出力される反転Y軸傾き
制御電流ΔiB2、Y軸変位制御回路4CのPD演算回路6Cか
ら出力されるY軸変位制御電流ΔiC1、X軸傾き制御回
路4Dの反転増幅器7Dから出力される反転X軸傾き制御電
流ΔiD2及びバイアス電流設定器BSから出力されるバイ
アス電流If0が加算されて反転入力側に供給される誤差
増幅器EA14を有し、この誤差増幅器EA14の増幅出力が浮
上制御電流IF4として前記駆動回路AC4に出力される。
制御量分配部CD5は、X軸変位制御回路4Aの反転増幅
器7Aから出力されるX軸変位制御電流ΔiA2、Y軸傾き
制御回路4BのPD演算回路6Bから出力されるY軸傾き制御
電流ΔiB1、Y軸変位制御回路4Cの反転増幅器7Cから出
力される反転Y軸変位制御電流ΔiC2、X軸傾き制御回
路4Dの反転増幅器7Dから出力される反転X軸傾き制御電
流ΔiD2及びバイアス電流設定器BSから出力されるバイ
アス電流If0が加算されて反転入力側に供給される誤差
増幅器EA15を有し、この誤差増幅器EA15の増幅出力が浮
上制御電流IF5として前記駆動回路AC5に出力される。
制御量分配部CD6は、X軸変位制御回路4AのPD演算回
路6Aから出力されるX軸変位制御電流ΔiA1、Y軸傾き
制御回路4Bの反転増幅器7Bから出力される反転Y軸傾き
制御電流ΔiB2、Y軸変位制御回路4Cの反転増幅器7Cか
ら出力される反転Y軸変位制御電流ΔiC2、X軸傾き制
御回路4Dの反転増幅器7Dから出力される反転X軸傾き制
御電流ΔiD2及びバイアス電流設定器BSから出力される
バイアス電流If0が加算されて反転入力側に供給される
誤差増幅器EA16を有し、この誤差増幅器EA16の増幅出力
が浮上制御電流IF6として前記駆動回路AC6に出力され
る。
制御量分配部CD7は、X軸変位制御回路4AのPD演算回
路6Aから出力されるX軸変位制御電流ΔiA1、Y軸傾き
制御回路4Bの反転増幅器7Bから出力される反転Y軸傾き
制御電流ΔiB2、Y軸変位制御回路4CのPD演算回路6Cか
ら出力されるY軸変位制御電流ΔiC1、X軸傾き制御回
路4DのPD演算回路6Dから出力されるX軸傾き制御電流Δ
iD1及びバイアス電流設定器BSから出力されるバイアス
電流If0が加算されて反転入力側に供給される誤差増幅
器EA17を有し、この誤差増幅器EA17の増幅出力が浮上制
御電流IF7として前記駆動回路AC7に出力される。
制御量分配部CD8は、X軸変位制御回路4Aの反転増幅
器7Aから出力されるX軸変位制御電流ΔiA2、Y軸傾き
制御回路4BのPD演算回路6Bから出力されるY軸傾き制御
電流ΔiB1、Y軸変位制御回路4CのPD演算回路6Cから出
力されるY軸変位制御電流ΔiC1、X軸傾き制御回路4D
のPD演算回路6Dから出力されるX軸傾き制御電流ΔiD1
及びバイアス電流設定器BSから出力されるバイアス電流
If0が加算されて反転入力側に供給される誤差増幅器EA
18を有し、この誤差増幅器EA18の増幅出力が浮上制御電
流IF8として前記駆動回路AC8に出力される。
駆動回路ACj(ここで、j=1,2……8であり、以下同
じ)の夫々は、各磁極群MGjにおける各磁極MP1〜MP4
励磁コイルL1〜L4に対する駆動部LA1〜LA4を備え、駆動
部LA1は回転駆動制御部11のD/A変換器11eから出力され
る余弦波駆動電流IC1及び制御量分配部CDjから出力され
る浮上制御電流IFjが加算されて供給されるユニポーラ
増幅器UA1を有し、駆動部LA2は回転制御部11のインバー
タIN2から出力される反転余弦波駆動電流IC2及び制御量
分配部CDjから出力される浮上制御電流IFjが加算されて
供給されるユニポーラ増幅器UA2を有し、駆動部LA3は回
転駆動制御部11のD/A変換器11dから出力される正弦波駆
動電流IS1及び制御量分配部CDjから出力される浮上制御
電流IFjが加算されて供給されるユニポーラ増幅器UA3
有し、駆動部LA4は回転制御部10のインバータIN1から出
力される反転正弦波駆動電流IS2及び制御量分配部CDj
ら出力される浮上制御電流IFjが加算されて供給される
ユニポーラ増幅器UA4を有する。
ここで、ユニポーラ増幅器UA1〜UA4の夫々は、第8図
に示す如く、反転入力側に制御量分配部CDjの浮上制御
電流IFj及び回転駆動制御部11の駆動電流が入力される
入力端子tからの入力信号と励磁コイルL1〜L4の負荷電
流を検出する電流センサCSからの電流フィードバック信
号とが入力されるサーボ増幅器SAと、このサーボ増幅器
SAの出力が入力されるベース駆動回路BCと、このベース
駆動回路BCによって駆動されるPNP型トランジスタTr1
びNPN型トランジスタTr2と、サージ電流吸収用のダイオ
ードD1及びD2とを備えており、トランジスタTr1のコレ
クタ及びトランジスタTr2のコレクタ間にコイルL1〜L4
が接続され、トランジスタTr1のエミッタが正の電源
に、トランジスタTr2のエミッタが接地に夫々接続され
ている。
次に、上記実施例の動作を説明する。今、回転駆動制
御部11に回転駆動指令が入力されていないものとする
と、回転駆動制御部11から出力される回転駆動電流
IS1,IS2,IC1及びIC2は前回の回転子2の停止状態にお
ける値を維持している。
一方、浮上制御部12では、固定子1に対して回転子2
とを同心的に偏心なく浮上させる制御を行うものである
が、その浮上原理を第3図〜第5図を参照して説明す
る。
今、第3図に示すように、磁極MP1の磁極片mpa及びmp
bが回転子2の外歯2Lと対向している位置では、磁極MP2
の磁極片mpa及びmpbは外歯2Lに対して位相が1/2ピッチ
分ずれており、磁極MP3の磁極片mpa及びmpbは外歯2Lに
対して位相が1/4ピッチ分ずれており、磁極MP4の磁極片
mpa及びmpbは外歯2Lに対して位相が3/4ピッチずれてい
る。このため、磁気抵抗の逆数をパーミアンスPとする
と、磁極MP1については磁極片mpa及びmpbと回転子2の
外歯2Lとが対向しているので、これら間のパーミアンス
P1は第5図に示すように最大となり、磁極MP2について
は磁極片mpa及びmpbと回転子2の外歯2Lとが1/2ピッチ
ずれており、両者が対向していないので、これら間のパ
ーミアンスP2は第5図に示すように最小となり、磁極MP
3及びMP4については、磁極片mpa及びmpbが回転子2の外
歯2Lに対して半分だけ対向しているので、これら間のパ
ーミアンスP3及びP4は第5図に示すようにパーミアンス
P1及びP2の中間の値となる。
そして、第3図に示す如く閉磁路を形成するようにコ
イルL1〜L4に通電した場合の磁気的等価回路は、第4図
に示す如く表すことができる。
この等価回路において、回転子2の回転方向への変位
即ち第3図において左右方向の変位をxとし、回転子2
の半径方向の変位即ち第3図において上下方向の変位を
hとして、各磁極MP1〜MP4のパーミアンス変動を一次成
分で近似すると、下記(1)〜(4)式で表すことがで
きる。
P1=K1(1+K2cos2πx/τ)……(1) P2=K1(1−K2cos2πx/τ)……(2) P3=K1(1−K2sin2πx/τ)……(3) P4=K1(1+K2sin2πx/τ)……(4) このとき、第4図の点Aからみた磁極全体のトータル
パーミアンスPALLは、互いに1/2ピッチずれて並列なパ
ーミアンスP1,P2とP3,P4とが直列関係にあるので次式
で表すことができる。
したがって、第4図の点Aからみたトータルパーミア
ンスPALLは、回転子2の円周方向の変位xにかかわらず
一定であるため、点Aに流れる磁束を制御すると回転子
2の外歯2Lと相対する磁極片mpa及びmpbがありながら、
変位xにかかわらず吸引力の制御ができる。このことに
着目して第4図の点Aにコイルや永久磁石等による起磁
力UMを容易すれば、第3図に示す閉磁路が形成されて磁
束Φ1〜Φ4が流れる。ここで、励磁コイルL1〜L4の発生
起磁力を零にした状態で、起磁力UMに基づく下記(6)
式で表される磁束ΦMが回転子2の円周方向の変位xの
変動に対して一定であるため、吸引力Fhは下記(7)式
で表すことができる。
ここで、トータルパーミアンスPALLが回転子2の円周
方向の変位xの変動に対しては一定であるため、PALL
K1(但しK1はギャップhの関数)とすることにより、 となり、吸引力の制御が回転子2の変位xにかかわらず
起磁力UM即ち主磁束だけの制御で可能となる。
そこで、この発明では、第10図(a)及び(b)に示
すように、主磁束によるバイアス吸引力を4相に各々I
f0を流すことによって得、バイアス電流If0にギャップ
検出値からの制御電流を重畳することによって主磁束即
ち吸引力を制御する。
上記浮上原理に基づいてこの発明では、浮上制御部12
では、ギャップセンサG1〜G4のギャップ検出信号が夫々
入力されているので、これらがギャップ設定器GS1〜GS4
の設定値と比較され、両者の差値が誤差増幅器EA1〜EA4
で増幅される。この誤差増幅器EA1〜EA4の増幅出力は、
ギャップセンサG1〜G4の配設位置における固定子1と回
転子2とのギャップの設定値に対する誤差を表すだけで
あるので、このままでは、各磁極群MG1〜MG8のコイルL1
〜L4に対する主磁束の制御を行うことができない。この
ため、第1図及び第2図に示すように、X軸変位をx、
Y軸変位をy、X軸回りの回転角をθ及びY軸回りの回
転角をφとする4自由度の姿勢制御を能動的に行い、出
力回転軸Ψ軸については回転位置決めを各磁極群MG1〜M
G8の協調駆動で行い、残りの1自由度(Z軸)について
は能動的な制御は行わず、磁極群MG1〜MG8の磁極片mpa
及びmpbと回転子2の外歯2L,2Rとの対向関係による受動
的な制御で保持している。
これら各自由度を得るために、浮上制御部12では、第7
図に示すように、X軸変位算出回路5Aにギャップセンサ
G1及びG3のギャップ検出値に基づく誤差増幅器EA1及びE
A3の増幅出力Δh1及びΔh3を供給してX軸変位xを算出
し、同様に、Y軸傾き算出回路5Bに誤差増幅器EA1及びE
A3の増幅出力Δh1及びΔh3を供給することによりY軸回
りの回転角φを算出し、Y軸変位算出回路5Cに誤差増幅
器EA2及びEA4の増幅出力Δh2及びΔh4を供給することに
よりY軸変位yを算出し、X軸傾き算出回路5Dに誤差増
幅器EA2及びEA4の増幅出力Δh2及びΔh4供給することに
よりX軸回りの回転角θを算出する。
そして、算出された各自由度x,φ,y及びθをPD演算回
路6A〜6Dで演算を行って、浮上制御指令電流値ΔiA1
ΔiD1を算出すると共に、反転増幅器7A〜7Dからその反
転制御指令電流値ΔiA2〜ΔiD2を得る。
これら浮上制御指令電流値ΔiA1〜ΔiD1及びΔiA2
ΔiD2が、制御量分配部CD1〜CD8に供給されて各磁極群M
G1〜MG8に対応するように分配される。この制御量分配
部CD1〜CD8には、バイアス電流設定器BSから所定値のバ
イアス電流If0が供給されており、各浮上制御指令電流
値ΔiA1〜ΔiD1及びΔiA2〜ΔiD2が零であるときでも、
バイアス電流If0が駆動回路AC1〜AC8に出力される。
したがって、今、駆動回路AC1〜AC8からの駆動電流に
よって各磁極群MG1〜MG8の各磁極MP1〜MP4に巻装された
励磁コイルL1〜L4が励磁されて、回転子2が固定子1に
対して同心的に磁気浮上しているものとすると、この状
態では、各ギャップセンサG1〜G4のギャップ検出値h1
h4をギャップ変換器GC1〜GC4で変換した値とギャップ設
定値Hとが等しくなり、誤差増幅器EA1〜EA4から出力さ
れる誤差増幅出力Δh1〜Δh4が零となり、これに応じて
X軸変位x、Y軸回りの回転角φ、Y軸変位y及びX軸
回りの回転角θが全て零となり、浮上制御指令電流値Δ
iA1〜ΔiD1及びΔiA2〜ΔiD2も全て零となる。このた
め、制御量分配部CD1〜CD8からはバイアス電流If0のみ
の電流値が駆動回路AC1〜AC8に出力され、それらのユニ
ポーラ増幅器UA1〜UA4から磁極MP1及びMP2については、
第3図の磁束Φ1及びΦ2を生じるように、磁極MP3及びM
P4については、逆方向の磁束Φ3及びΦ4を生じるように
励磁電流I1〜I4が供給され、各磁極群MG1〜MG8による吸
引力が均等に回転子2に作用して、回転子2の固定子1
に対する同心的な磁気浮上状態を維持する。
この状態で、回転子2に負荷が掛かって例えばX軸方
向で且つギャップセンサG1及びG3から離れる方向に偏心
したものとすると、これに応じてギャップセンサG1及び
G3の検出値h1及びh3をギャップ変換器GC1及びGC3で変換
した変換出力がギャップ設定値Hより大きくなり、誤差
増幅器EA1及びEA3から正の誤差増幅出力Δh1及びΔh3
出力される。このため、両誤差増幅出力Δh1及びΔh3
X軸変位算出回路5Aで加算し、これを反転増幅器で反転
することにより、X軸変位量xを算出し、これがPD演算
部6Aで演算されて、正の制御指令電流値ΔiA1及び負の
制御指令電流値ΔiA2が出力される。これらのうち制御
指令電流値ΔiA1は、制御量分配部CD2,CD3,CD6及びCD
7に入力されてバイアス電流If0に加算され、制御指令電
流値ΔiA2は制御量分配部CD1,CD4,CD5及びCD8に入力
されてバイアス電流If0に加算され、これが誤差増幅器E
A11〜EA18で反転増幅されるので、結局駆動回路AC2,AC
3,AC6及びAC7から出力される励磁電流I2,I3,I6及びI
7が減少し、駆動回路AC1,AC4,AC5及びAC8から出力さ
れる励磁電流I1,I4,I5及びI8が増加される。これに応
じて磁極群MG1,MG4,MG5及びMG8の起磁力U1,U4,U5
びU8が増加して吸引力が増加し、磁極群MG2,MG3,MG6
及びMG7の起磁力U2,U3,U6及びU7が減少して吸引力が
減少する。したがって、回転子2がギャップセンサG1
びG3側に移動されて、固定子1と同心的な位置に復帰さ
れる。
同様にして、回転子2がY軸方向で例えばギャップセ
ンサG2及びG4から離れる方向に変位した場合には、磁極
群MG1,MG2,MG5及びMG6の吸引力が増加し、磁極群M
G3,MG4,MG7及びMG8の吸引力が減少して回転子2がギ
ャップセンサG2及びG4側に引き戻し、回転子2を固定子
1と同心的な位置に復帰させる。
また、固定子1の軸線と回転子2の軸線とが一致して
いる状態から、回転子2がY軸を中心として回転して回
転子2の軸線と固定子1の軸線とが交叉する状態となる
と、これに応じて例えばギャップセンサG1(又はG3)の
ギャップ検出値h1が小さくなり、ギャップセンサG3(又
はG1)のギャップ検出値h3が大きくなる。このため、誤
差増幅器EA1から出力される偏差Δh1が負(又は正)、
誤差増幅器EA3から出力される偏差Δh3が正(又は負)
となり、両者がX軸変位算出回路5Aで加算されると、そ
の和は零となるが、Y軸回りの傾き算出回路5Bでは、差
動増幅器で偏差Δh1からΔh3が減算されて傾きφが算出
されるので、傾きφは(Δh3+Δh1)〔又は−(Δh3
Δh1)〕となる。この傾きφがPD演算部PDBで演算され
て、正(又は負)の制御指令電流値ΔiB1及び負(又は
正)の制御指令電流値ΔiB2が算出される。これらのう
ち制御指令電流値ΔiB1が制御量分配部CD2,CD3,CD5
びCD8に入力されてバイアス電流If0に加算(又は減算)
され、制御指令電流値ΔiB2が制御量分配部CD1,CD4,C
D6及びCD7に出力されてバイアス電流If0から減算(又は
加算)される。このため、駆動回路AC2,AC3,AC5及びA
C8から出力される励磁電流が増加(又は減少)し、駆動
回路AC1,AC4,AC6及びAC7から出力される励磁電流が減
少(又は増加)し、結局磁極群MG2,MG3,MG5及びMG8
吸引力が増加(又は減少)し、磁極群MG1,MG4,MG6
びMG7の吸引力が減少(又は増加)するので、回転子2
の左半部がギャップセンサG1に対して離れる方向(又は
近づく方向)に、右半部がギャップセンサG3に対して近
づく方向(又は離れる)に夫々移動されて、回転子2の
軸線と固定子1の軸線とが一致する状態に復帰される。
同様に、回転子2がX軸回りに回転した場合も、磁極
群MG1及びMG2(又はMG5及びMG6)の吸引力が増加し、磁
極群MG3及びMG4(又はMG7及びMG8)の吸引力が減少する
ことにより、X軸回りの回転を引き戻して回転子2と固
定子1の軸線を一致させる状態に復帰させる。
以上のようにして、回転駆動指令が制御回路10に入力
されていない状態では、浮上制御部12によって固定子1
に対する回転子2の磁気的な姿勢制御を行って固定子1
の軸線と回転子2の軸線とが一致するように制御され
る。
この磁気浮上制御状態で、回転駆動部11に回転子2を
第2図でみて時計方向即ち第3図でみて矢示B方向に回
転させる回転駆動指令が入力されると、これに応じてRO
M11cから第9図(a)に示す余弦波状駆動電流値IC1
読出されると共に、ROM11bから第9図(d)に示す正弦
波状駆動電流値IS1が読出され、これらのうち余弦波状
駆動電流値IC1が夫々D/A変換器を介して直接駆動回路AC
1〜AC8のユニポーラ増幅器UA1に供給され、そのインバ
ータIN2で反転されて位相が180度ずれた余弦波状駆動電
流値IC2が駆動回路AC1〜AC8のユニポーラ増幅器UA2に供
給され、正弦波状駆動電流値IS1が直接駆動回路AC1〜AC
8のユニポーラ増幅器UA3に供給され、そのインバータIN
1で反転されて位相が180度ずれた正弦波状駆動電流値I
S2が駆動回路AC1〜AC8のユニポーラ増幅器UA4に供給さ
れる。したがって、各駆動回路AC1〜AC8で回転駆動電流
と磁気浮上制御電流とが重畳されて、各磁極MP1〜MP4
巻装されたコイルL1〜L4に供給される。このとき、第3
図に示すように、磁極MP1の磁極片mpa及びmpbが回転子
2の外歯2Lに対向している時点t1で駆動回路AC1〜AC8
ユニポーラ増幅器UA1〜UA4から第9図(a)〜(d)に
示す励磁電流I1〜I4がコイルL1〜L4に出力されている状
態で、時点t1後の時点t2までの間では、コイルL1に対す
る励磁電流I1が減少し、これに代えてコイルL4に対する
励磁電流I4が増加することになるので、回転子2の外歯
2L,2Rと1/4ピッチずれた磁極MP4によって回転子2の外
歯2L,2Rが吸引されて、回転子2が1/4ピッチ回転し、続
く時点t3までの間では、コイルL4に対する励磁電流I4
減少し、これに代えてコイルL2に対する励磁電流I2が増
加することになるので、磁極MP2によって回転子2がさ
らに1/4ピッチ回転し、以後順次磁極MP3、MP1、MP4……
の順に回転子2の外歯2L,2Rを吸引して回転子2が時計
方向に回転駆動される。
また、回転子2を逆転させるには、第9図(a)〜
(d)において、時点t1から時点t0に向かう正弦波状駆
動電流及び余弦波状駆動電流を出力する。
このように、回転駆動部11から回転駆動電流が出力さ
れて回転子2が回転駆動されている状態では、前述した
ように、主磁束の通り易さが回転子2の変位に対して変
化しにくいことから磁気浮上制御には何ら影響を与える
ことがなく、主磁束を浮上制御部12からの浮上制御電流
によって制御することにより、回転子2の軸心を固定子
1の軸心と一致させた状態で磁気浮上させ、非接触状態
で円滑な回転駆動を行わせることができる。
次に、この発明の第2実施例を第11図について説明す
る。
この第2実施例は、回転子2の回転位置を回転位置検
出器で検出し、その検出値に基づいて速度フィードバッ
クを行って回転子の駆動をクローズドループで行うよう
にしたものである。
すなわち、第11図に示すように、回転子2に対してそ
の回転位置及び回転方向を検出するレゾルバ,シンク
ロ,光学式エンコーダ等の非接触型の回転位置検出器20
が設けられ、その回転位置検出信号が回転駆動部11に入
力される。回転駆動部11には、回転位置検出器20からの
回転位置検出信号に基づいて回転速度を検出する速度検
出器21と、この速度検出器21の速度検出信号が速度フィ
ードバック信号として入力されると共に、外部からの速
度指令値が入力される比較部22と、両者の差値でなる誤
差信号を増幅する速度誤差増幅器23と、この速度誤差増
幅器23から出力される速度誤差出力に基づきトルク方向
を判別するトルク方向判別回路24と、速度誤差増幅器23
から出力される速度誤差出力を絶対値に変換してトルク
指令値として出力する絶対値回路25と、前記回転位置検
出器20の位置検出信号が入力される現在位置カウンタ26
と、この現在位置カウンタ26のカウント値に応じてアク
セスされて予め記憶した正弦波形データ及び余弦波形デ
ータを読出すROM27及び28と、これらROM27及び28から出
力される正弦値及び余弦値をアナログ値に変換するD/A
変換器29及び30と、これらD/A変換器29及び30から出力
されるアナログ正弦値及びアナログ余弦値と前記絶対値
回路25から出力されるトルク指令値とを乗算する乗算回
路31及び32とを備えている。そして、乗算回路31及び32
から出力される回転駆動指令電流が駆動回路AC1〜AC8
出力される。なお、浮上制御部12の構成は前記第1実施
例と同様の構成を有するので、その詳細説明はこれを省
略する。
この第2実施例によれば、回転子2が浮上制御部12に
よって固定子1から磁気浮上している状態で、回転駆動
部11に外部から速度指令値が零であるとき即ち回転子2
を停止状態に維持するときには、回転位置検出器20から
出力される位置検出信号が変動しないので、その位置検
出信号が入力される速度検出器21の出力は零を維持し、
比較部22の出力も零となる。
一方、現在位置カウンタ26のカウント値は、回転子2
の制御原点からの変位量に応じた現在位置を表すカウン
ト値となっているので、これに応じてROM27及び28から
現在位置に応じた正弦値及び余弦値が読出され、これら
がD/A変換器29及び30を介して乗算器31及び32に入力さ
れる。この乗算器31及び32には、絶対値回路25から出力
される零のトルク指令値が入力されているので、このト
ルク指令値と正弦値及び余弦値とを乗算することにより
乗算器31及び32から出力される回転駆動制御電流は零を
維持し、駆動回路AC1〜AC8からは浮上制御部11から出力
される浮上制御電流のみが出力されて、回転子2の姿勢
制御が行われる。
この回転子停止状態から回転子2を正転(時計方向回
転)させる所要の正の速度指令値が入力されると、比較
部22に入力されている速度フィードバック信号が零であ
ることから速度指令値がそのまま誤差信号として出力さ
れ、これが誤差増幅器23で増幅される。そして、増幅さ
れた誤差信号がトルク方向判別回路24に入力されるの
で、このトルク方向判別回路24で正転方向と判別され、
その判別信号がROM27及び28に入力される。このため、R
OM27及び28から正弦波形データ及び余弦波形データが正
方向に順次読出され、これらが夫々D/A変換器29及び30
を介して乗算器31及び32に入力される。このとき、回転
開始状態であるので、絶対値回路25から出力される速度
誤差信号の絶対値でなるトルク指令値が大きな値とな
り、これと正弦値及び余弦値とが乗算器31及び32で乗算
されるので、乗算器31及び32から出力される回転駆動電
流IS1及びIC1の値が大きくなり、これらが駆動回路AC1
〜AC8に供給されるので、磁極群MG1〜MG8の各磁極MP1
MP4に巻装されたコイルL1〜L4に大きな起磁力を発生さ
せて、大きな始動トルクで回転子2を駆動開始する。そ
して、回転子2が回転を始めると、回転位置検出器20か
ら位置検出信号が出力され、これによって現在位置カウ
ンタ26のカウント値が増加すると共に、速度検出器21か
ら位置検出信号に応じた速度フィードバック信号が出力
されるので、比較部22の出力が減少し、これに伴って絶
対値回路25の出力も減少する。このため、乗算器31及び
32から出力される回転駆動電流IS1及びIC1の振幅が減少
し、回転子2を回転させるための回転トルクが徐々に減
少する。
このように、回転子2の回転位置を回転位置検出器20
で検出し、これに基づいて速度フィードバック信号を形
成し、これを速度指令値と比較してクローズドループで
速度制御を行うことにより、オープンループで制御する
場合の脱調を生じることなく、安定した回転子の回転駆
動制御を行うことができる。
なお、この第2実施例においては、速度制御を行う場
合について説明したが、これに限らず位置制御を行う場
合には、第12図に示す如く、移動指令値と回転位置検出
器20の位置検出信号とを偏差カウンタ40で比較して、こ
の偏差カウンタ40から出力される位置誤差信号をD/A変
換器41でアナログ信号に変換し、これを速度指令値とし
て比較部22に供給するようにすればよいものである。
次に、この発明の第3実施例を第13図及び第14図につ
いて説明する。
この第3実施例は、各磁極群MG1〜MG8の磁極数を6極
にしたものであり、第13図に示すように、各磁極MP1〜M
P6の磁極片mpa及びmpbが、磁極MP1の磁極片mpa及びmpb
を基準として、回転子2の外歯2Lに対して磁極MP2の磁
極片mpa及びmpbが−120度、磁極MP3の磁極片mpa及びmpb
が+120度、磁極MP4の磁極片mpa及びmpbが180度、磁極M
P5の磁極片mpa及びmpbが+60度、磁極MP6の磁極片mpa
びmpbが−60度となるように選定されている。
このとき、各磁極MP1乃至MP6のパーミアンスの変化
は、第14図に示すように上向きをθ=0°(歯と歯とが
一致)下向きをθ=180°(歯と谷が一致)とすると、 P1=K1{1+K2cosθ} ……(9) P2=K1{1+K2cos(θ−120°)} ……(10) P3=K1{1+K2cos(θ+120°)} ……(11) P4=K1{1+K2cos(θ−180°)} ……(12) P5=K1{1+K2cos(θ+60°)} ……(13) P6=K1{1+K2cos(θ−60°)} ……(14) と表される。
これに応じて各磁極MP1〜MP6に励磁コイルL1〜L6が巻
装され、その起磁力の方向が第13図に示すように、左半
部の磁極MP1〜MP3に対しては回転子2側、右半部の磁極
MP4〜MP6に対しては固定子1側となるように下記(15)
〜(20)式で表される励磁電流I1〜I6が供給される。
I1=If0+KΔh+kcosθ ……(15) I2=If0+KΔh+kcos(θ−120°) ……(16) I3=If0+KΔh+kcos(θ+120°) ……(17) I4=−{If0+KΔh−kcos(θ−180°)}……(18) I5=−{If0+KΔh−kcos(θ+60°)} ……(19) I6=−{If0+KΔh−kcos(θ−60°)} ……(20) ここで、If0はバイアス電流、Kは定数(通常PD制御を
行うのでK=K′+K″d/dt)、Δhはギャップセンサ
で検出される変位検出値、kは定数(速度制御を行う場
合にはトルク指令値)であり、各式において右辺第3項
が回転駆動制御部11から出力される回転駆動電流、右辺
第1項及び第2項が浮上制御部12から出力される浮上制
御電流である。
これら励磁電流I1〜I6の方向と大きさは第14図で太線
図示のようになり、主磁束の制御を行う。
この第3実施例によると、第13図に示すように、磁極
MP1の磁極片mpa及びmpbが回転子2の外歯2aに対向して
いる状態では、第7図の浮上制御部12からの浮上制御電
流IF1〜IF8によって、磁極MP1〜MP3から回転子2の外歯
2L、磁極MP4〜MP6、磁気ヨーク3を通じて磁極MP1〜MP3
に戻る閉磁路が形成されることにより、回転子2が固定
子1と軸線を一致させた状態で磁気浮上し、これに回転
駆動部11から出力される(15)〜(20)式右辺第3項の
回転駆動電流が重畳されるので、回転子2が回転駆動さ
れる。
したがって、第3実施例によれば、回転子2を回転駆
動するための各磁極群の磁極数が多くなるので、回転子
2の回転角位置をより正確で滑らかに制御することがで
きると共に、各磁極群で発生させる吸引力を大きく且つ
変動を小さくすることができ、回転子2の剛性を大きく
することができる。
なお、上記各実施例においては、各磁極群の磁極数
を、4個又は6個に選定した場合について説明したが、
これに限らず8個以上の任意の偶数個に選定することが
できると共に、磁極群の数も3個以上の任意の個数に選
定することができる。
また、上記各実施例においては、回転子2を固定子1
の内側に配設した場合について説明したが、これに限定
されるものではなく、外周面に磁極群MGjを形成した固
定子の外側に内歯を形成した回転子2を配設するように
してもよい。
さらに、各磁極群MGjの磁極MPiは、円周方向に直列に
形成する必要はなく、第15図に示すように、2列に並設
することもでき、また軸方向に一列に配置することもで
き、要は回転子2の外歯2L,2Rのピッチτを360°として
これを2N分割した位相となるように磁極を配設し、その
1つおきの位相となる磁極N組と他方の磁極N組とに励
磁方向が反対となるバイアス電流If0及びギャップ制御
電流KΔhを通電して主磁束を制御すると共に各コイル
L1〜L6に回転駆動電流を重畳すればよく、その相互の並
び順や極数は任意に選択することができる。
またさらに、上記各実施例においては、x,y,θ及びφ
の座標系に対してPD制御を行う場合について説明した
が、これに限らずPID制御、デジタル制御等を行うよう
にしてもよい。
また、上記各実施例においては、回転子の回転駆動制
御を正弦波状データ及び余弦波状データを記憶したROM
から正弦値及び余弦値を読出すことにより行う場合につ
いて説明したが、これに限定されるものではなく、通常
のステップモータと同様にパルス駆動するようにしても
よい。
さらに、上記各実施例では、浮上制御部12でバイアス
電流設定器BSで所定値のバイアス電流If0を形成するよ
うにした場合について説明したが、これに限らず第1実
施例の場合磁極MP2及びMP3間、第3実施例の場合磁極MP
3及びMP4間に永久磁石を介挿し、この永久磁石によって
バイアス電流に応じた起磁力を発生させるようにしても
よい。
〔発明の効果〕
以上説明したように、この発明によれば、固定子に複
数の磁極群を形成し、各磁極群には4個以上の磁極を形
成し、各磁極に1つの浮上兼回転駆動用励磁コイルを巻
装し、これら浮上兼回転駆動用励磁コイルに浮上制御電
流と回転駆動電流とを重畳して供給することにより回転
子を固定子に対して磁気浮上させた非接触状態で回転駆
動するようにしたので、各磁極群における磁極の配列に
制限を受ける必要がないと共に、各磁極に1つの浮上兼
回転駆動用の励磁コイルを巻装するだけでよく、従来例
のように互いに相殺される起磁力が発生することがな
く、銅損等によるエネルギロスを生じることがないう
え、熱の発生を極力抑制することができ、しかも励磁コ
イルを駆動する駆動回路が簡易な構成のユニポーラ増幅
器で構成されるので、回路構成を簡易化することができ
る等の効果が得られる。
また、他の発明によれば、上記効果に加えて、回転子
の回転位置を検出して、回転子の回転駆動をクローズド
ループで制御するようにしているので、回転子の回転駆
動制御をより正確に行うことができる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図はこの発明の第1実施例を示す上半部
を断面とした正面図及び側面図、第3図は1つの磁極群
と回転子の外歯との対向関係を示す拡大展開図、第4図
は第3図の磁気的等価回路を示す回路図、第5図は回転
子の変位とパーミアンスとの関係を示す特性曲線図、第
6図は制御回路の一例を示すブロック図、第7図は制御
回路を構成する浮上制御部を示すブロック図、第8図は
ユニポーラ増幅器の構成を示す回路図、第9図は各磁極
群の各磁極に供給する励磁電流波形を示す波形図、第10
図(a)及び(b)は夫々各磁極の位相と起磁力の大き
さ及び向きとを示す説明図及び電気角を示す説明図、第
11図はこの発明の第2実施例を示すブロック図、第12図
は第2実施例の変形例を示すブロック図、第13図はこの
発明の第3実施例を示す第3図に対応した拡大展開図、
第14図(a)及び(b)は夫々第3実施例における磁極
の位相差と起磁力の大きさ及び方向とを示す説明図及び
電気角を示す説明図、第15図はこの発明に適用し得る磁
極の他の例を示す斜視図である。 図中、1は固定子、2は回転子、2aは外歯、3は磁気ヨ
ーク、MG1〜MG8は磁極群、MP1〜MP6は磁極、mpa,mpb
磁極片、L1〜L6は励磁コイル、10は制御回路、11は回転
駆動部、12は浮上制御部、G1〜G4はギャップセンサ、AC
1〜AC8は駆動回路、20は回転位置検出器、21は速度検出
器である。

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】突出歯を有する4つ以上の磁極を所定間隔
    を保って配設し各磁極に1つの回転兼浮上用励磁コイル
    を巻回した磁極群を、複数組備えた固定子と、該固定子
    の突出歯に対向し、一定のピッチで整列した歯列を有す
    る回転子と、前記固定子と前記回転子との間の相対変位
    を検出する変位検出手段と、該変位検出手段からの検出
    値に基づいて前記固定子に対して回転子を磁気浮上させ
    て姿勢制御する浮上制御電流を形成すると共に、当該回
    転子の磁気浮上状態での回転駆動を行う回転駆動電流を
    形成し、前記浮上制御電流及び回転駆動電流とを重畳し
    て前記回転兼浮上用励磁コイルに供給する制御手段とを
    備えていることを特徴とする非接触型アクチュエータ。
  2. 【請求項2】前記制御手段は、変位検出手段の変位検出
    値が供給され、これに基づいて回転子の姿勢制御を行う
    浮上制御電流を形成する浮上制御部と、回転指令値に基
    づいて回転駆動電流を形成する回転駆動制御部と、前記
    浮上制御電流及び回転駆動電流を重畳して回転兼浮上用
    励磁コイルに供給する駆動回路とを備えてなる特許請求
    の範囲第1項記載の非接触型アクチュエータ。
  3. 【請求項3】前記回転駆動部は、回転指令値に基づいて
    回転子の回転位置決め用の正弦波状駆動電流、反転正弦
    波状駆動電流、余弦波状駆動電流及び反転余弦波状駆動
    電流を形成するROMを備えている特許請求の範囲第2項
    記載の非接触型アクチュエータ。
  4. 【請求項4】前記駆動回路は、ユニポーラ増幅器で構成
    されている特許請求の範囲第2項記載の非接触型アクチ
    ュエータ。
  5. 【請求項5】突出歯を有する4つ以上の磁極を所定間隔
    を保って配設し各磁極に1つの回転兼浮上用励磁コイル
    を巻回した磁極群を、複数組備えた固定子と、該固定子
    の突出歯に対向し、一定のピッチで整列した歯列を有す
    る回転子と、前記固定子と前記回転子との間の相対変位
    を検出する変位検出手段と、前記回転子の回転位置を検
    出する回転位置検出手段と、前記変位検出手段からの検
    出値に基づいて前記固定子に対して回転子を磁気浮上さ
    せて姿勢制御する浮上制御電流を形成する浮上制御部
    と、回転指令値と前記回転位置検出値とに基づいて当該
    回転子の磁気浮上状態での回転駆動を行う回転駆動電流
    を形成する回転駆動部と、前記浮上制御電流及び回転駆
    動電流を重畳して前記駆動兼浮上用励磁コイルに供給す
    る駆動回路とを備え、回転子の回転駆動をクローズドル
    ープ制御することを特徴とする非接触型アクチュエー
    タ。
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