JPS62141950A - 非接触複動型アクチユエ−タ - Google Patents

非接触複動型アクチユエ−タ

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JPS62141950A
JPS62141950A JP28117685A JP28117685A JPS62141950A JP S62141950 A JPS62141950 A JP S62141950A JP 28117685 A JP28117685 A JP 28117685A JP 28117685 A JP28117685 A JP 28117685A JP S62141950 A JPS62141950 A JP S62141950A
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pole
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motor magnetic
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Toshiro Higuchi
俊郎 樋口
Atsushi Horikoshi
敦 堀越
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NSK Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、塵埃をきらう半導体やバイオテクノロジー関
連の工場などに用いて好適な非接触複動型アクチュエー
タに関する。
(従来の技術) 従来、回転体を非接触状態に支持する方法として磁気軸
受が用いられている。この磁気軸受は磁気吸引或いは反
発力を利用して軸の支持作用力を得るものである。
第12図はかかる磁気軸受型モータの断面図である。こ
の図に示されるように、基台101上に振動を吸収する
バッファ102を介して磁気軸受を有する高周波モータ
103が据え付けられている。磁気軸受は、高周波モー
タ103の両側にラジアル軸受ユニット104 、10
4を設けると共に回転子106の一端にスラスト軸受ユ
ニット105を配置し、これらのユニットは電磁力によ
って回転子106を磁気浮上させるようになっており、
外枠109と回転子106との間には非常用ベアリング
110を具備するようになっている。
また、回転子106のラジアル方向の変位はラジアルセ
ンサI07、スラスト方向の変位はスラストセンサ10
8によって検出され、磁気軸受の電磁石の吸引力が調整
されることにより、回転子106の位置が所定の位置に
制御される。
なお、この種の磁気軸受に関する先行技術としては、例
えば、特開昭59−89820号公報が挙げられる。
一方、リニアパルスモータ(以下、LPMという)を使
用した直接駆動方式の搬送装置が開発されてきている。
この種の先行技術は、例えば、4E集者兼発行#「電気
学会」 「リニアモータとその応用1124〜127頁
に記載されている。
しかし、この搬送装置においてはワークを含めた搬送部
はLPMと切り離して機械的な直線軸受で支持されるよ
うになっている。つまり、LPMは搬送部の移動に必要
な推力のみを与える機械構造を採用している。
(発明が解決しようとする問題点) このように、従来の磁気軸受においては、回転子を完全
に非接触状態で支持するためには、少なくとも1自由度
以上の変位或いは(頃きの能動制御を行う必要がある。
つまり、回転子と固定子とのギャップを検出し、これを
一定に保つように電磁石の吸引力を制御する必要がある
一方、回転子の回転運動の制御は非接触支持の磁気軸受
機構とは全く独立してなされている。例えば、第12図
に示されるようにモータ103で駆動されることが多く
、通常モータとしては高周波インダクションモータ型1
03が用いられている。また継手等を介して外部の回転
をカップリングにて伝達して回転動力を得る場合もある
が、いずれにしても磁気軸受機構と回転駆動機構とは分
離可能であり、機械的に一体化されているにすぎない。
換言すれば、機械としては一体となっているが、磁気軸
受部と回転駆動部は明確に分離できる。また、一対のラ
ジアル磁気軸受ユニソ目04 、104によって支持さ
れる回転子106を駆動するにはインダクション型モー
タ103が用いられることがほとんどであり、このモー
タは高速回転や一定速度での回転を行うために使用され
ている。つまり、回転子の制御は専ら回転速度の制御を
行うものであり、回転角度の位置決め制御に用いられて
はいなかった。
上記したように磁気軸受型モータは回転位置決めに用い
られてはいないが、仮にこのインダクション型モータに
よって回転位置決めを行なおうとすると、それ自身に回
転位置決めの機能を有していないために、回転角を検出
する何らかのセンサを付加し複雑な制御を行わざるを得
ない。
一方、LPMを用いた搬送装置においては機械的な軸受
を有するために次のような問題点を内在している。
(1) i械的な摩擦接触をさけることができず、この
摩擦接触部から塵埃が発生する。
(2)真空状態においては潤滑油は蒸発し、雰囲気を汚
すと共に軸受の焼損を招く。
(3)摩擦接触部から騒音や振動が発生する。
(4)機械的な接触部を有するため高精度の位置決めが
難しい。
そして、近年、塵埃をきらう半導体やバイオテクノロジ
ー関連の工場などにおいて塵埃を発生しないコンパクト
な回転型の搬送装置が望まれているが、いまだ、これに
十分に応え得るものが開発されていないのが現状である
本発明は、上記の状況に鑑みて、可動体の磁気的保持と
回転軸方向と回転方向の駆動をコンパクトに構成された
固定子と可動体間の磁気力により行い、回転軸方向と回
転方向に高精度に直接駆動される非接触複動型アクチュ
エータを提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、上記の問題点を解決するために、(a) ?
jt数の極片を有する芯部材の前記極片上に巻回される
駆動用コイルによって励磁される駆動用磁極と、該駆動
用磁極に隣接して前記芯部材上に巻回される吸引用コイ
ルによって励磁される吸引用磁極とを一体化した第1及
び第2のモータ磁極を有し該第1及び第2のモータ磁極
の極片の向きが互いに直行するように配設した固定子と
、(b)前記固定子の各極片に対向し、回転軸と垂直に
一定のピッチを有して整列した第1の歯列と回転軸と平
行に一定のピッチを有して整列した第2の歯列が設られ
る可動体と、 (c)前記固定子と前記可動体間の相対変位を検出する
変位検出手段と、 (d)該変位検出手段からの検出値に基づいて前記固定
子と前記可動体間の間隙を調整し前記可動体の磁気的保
持状態での軸方向及び又は回転方向の駆動を行う制御手
段とを設けるようにしたものである。
(作用) 本発明によれば、上記した第1及び第2のモータ磁極中
の吸引用磁極の磁気力により可動体は非接触状態に保持
され、この吸引用磁極に近接して設けられた第1のモー
タ磁極中の駆動用磁極の磁気力により可動体は軸方向に
駆動され、同しく吸引用磁瓶に近接して設けられた第2
のモータ磁極中の駆動用磁極の磁気力により可動体は回
転方向に馬区動される。
また、この可動体の姿勢制御■は、可動体の変位状態を
変位検出手段を介して制御装置によってモニタされ、そ
の変位状態に応じて、モータ磁極中の吸引用磁極のそれ
ぞれの励磁1流を調整することにより、遂行される。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面を参照しながら詳細に説明
する。
第1図乃至第3図において、1は固定子であり、基部1
a、支柱1b、この支柱より径方向に設けられる第1の
モータ磁極(内側モータ磁極)2を有する。このモータ
磁極2は第2図に示されるように、同心円状に四箇所、
つまり、円周上に90度間隔に設けられる。ただし、最
小構成としては三個所に設けるをもって足る。このモー
タ磁極の先端部の極片は回転軸と垂直に一定のピッチを
有するように設けられる。また、基部1aの外側からは
上方に延びる円筒状の側面部ICを設け、この側面部1
cの上端から内部へ延びる上面部1dを設ける。この側
面部1cの内部には中心方向に延びる第2のモータ6n
極3を設ける。このモータ磁極(詳しく後述)3は第2
図に示されるように、同心円状に四箇所、つまり、円周
上に90度間隔に設けられる。ただし、最小構成として
は三個所に設けるをもって足る。このモータ磁極(外側
モータ磁極)の先端部の極片は回転軸と平行に一定のピ
ッチを有するように設けられる。一方、これらの内側及
び外側モータ磁極の間には磁性体からなる可動体4が挟
み込まれる。この可動体はその上部にはテーブル面部4
a、側部には円筒状の側面部4bを有し、この側面部4
bの内周面には前記第1のモータ磁極の極片と対向する
第1の整列した歯列が形成さ些る。つまり、回転軸と垂
直に一定ピノチの歯が形成される。そして、前記第1の
モータ磁極の極片の励磁によって、可動体4は中心方向
に磁気吸引力を受けると共に、回転軸(Z軸)方向に駆
動される。一方、側面部4bの外周面には前記第2のモ
ータ磁極の極片と対向する第2の整列した歯列が形成さ
れる。つまり、回転軸と平行に一定ピノチの歯が切られ
る。そして、前記第2のモータ磁極の極片の励磁によっ
て、可動体4は外方に磁気吸引力を受けると共に、回転
方向に駆動される。つまり、上記した可動体4は第1の
モータ磁極(内側モータ磁極)2及び第2のモータ磁極
3によって、保持されつつ、回転軸方向と回転方向に駆
動される。なお、回転軸の設置方向いかんでは水平方向
と回転方向へ駆動することも可能である。
ここで、モータ磁極の構造と動作を第1のモータ磁極を
例にとって第4図を用いて説明する。
この図において、モータ磁極2には芯部材21の基部に
可動体4の吸引用コイル、先端部には駆動(回転軸方向
に駆動)用コイルが巻装される。即ち、可動体4を磁気
的に吸引して非接触支持を行う吸引用磁極と可動体4を
磁気的に回転軸方向に駆動する駆動用磁極が一体化され
ている。即ち、凹部を持つ連接した形状に打ち抜かれた
電mm仮等の強磁性材料を積み重ねて構成され、この芯
部材の各々凹部の外周には吸引用コイル26及び27を
互いに逆極性になるように巻装している。この芯部材の
各先端部は第1極片、第2極片、第3極片、第4掻片よ
りなり、各極片にはそれぞれ駆動用コイル28.29.
30.31がS装され、第1磁極22、第2磁極23、
第3磁極24、第4磁極25〔第4図(a)参照〕を形
成している。これらの磁極22.23.24゜25に設
けられた歯のピッチは可動体4の歯のピッチと同一にす
るが、磁極の歯のピッチはずれており、第1磁極22を
基準にするとこれに対して第2磁極23は1/2ピツチ
、第3磁極24は1/4ピ。
チ、また、第4磁極25は3/4ピツチだけ可動体4の
歯のピッチに対して相対的にずらすように配設する。
次に、このモータ磁極の動作について第4図を用いて説
明する。
(1)吸引用コイル26.27のみに図示の矢印方向く
正方向とする)の電流を流すと、起磁力を生じ、第4図
(a)に示されるように磁束が流れる。
(2)筒口n極及び第2磁極を励磁する駆動用コイル2
8.29のみに電流を流すと、起磁力を生じ、第4図(
b)に示されるように磁束が流れる。また、負の方向に
電流を流すと、起磁力の方向は逆になり、磁束も逆の方
向に流れる。第3磁極及び第4磁極を励磁する駆動用コ
イル30.31についても同様のことが言える。
ここで、吸引用コイルに、ある一定電流1cを流してお
く。つまり、第4図(a)に示される起磁力を発生させ
て磁束を流しておき、同時に駆動用コイル28.29に
正の電流1aを流すと、第1磁極22では電流1cと電
流1aの起磁力が強め杏い、一方、第2磁極23では電
mI cと電流+aの起磁力が打ち消し合い、可動体4
は第4図(b)の位置に安定するような復元力を発生す
る。つまり、第1磁極22の尚の凸部と可動体4の歯の
凸部が一致するような位置に安定しようとする。
次に、電’IA I aを零にし電流rbを正にすると
、第3磁極24に磁束が流れようとし、第4図(c)に
示す位置に安定するように可動体4に推進力が発生し、
可動体4は1/4ビソヂだけ推進する。
次に電流1bを雰にし、電流1aを負にすると、第2磁
極23に対する起磁力が強め合い磁束が流れるため、更
に、1/4ピツチ推進する。このようにして、Ia(正
)−1b(正)−1a(負)−1b(負)というように
駆動用コイル28.29及び30、31の電流を切り換
えることによって、1/4ピツチ毎に可動体4が推進す
ることになる。
このように構成することにより、可動体の非接触支持と
可動体の駆動をコンパクトなモータ磁極によって達成す
ることができる。
また、第2のモータ磁極は第1のモータ磁極と同様に吸
引用磁極と駆動用磁極を有し、その極片の歯列の方向が
第1のモータ磁極の極片の歯列の方向と直行しており、
吸引用コイルの励磁により、吸引用磁極が可動体を外方
に吸引し、駆動用コイルの励磁により、駆動用磁極が可
動体を回転駆動する構成となっている。
次に、可動体の姿勢制御について説明する。
四自由度の独立した変位を検出するためには、最低4個
のギヤツブ検出器の内の3個のギャップ検出器の検出方
向が一平面上になければ、非接触なギャップ検出器の必
要最小構成は四個となる。
この四個のギャップ検出値は互いに干渉があってもその
配置関係から求まる交換行列によって互いに独立な4自
由度の変位を求めることができる。
なお、4自由度の変位を求める際に最小構成よりも多い
場合には各ギャップ検出器の出力に重みを掛けたり、平
均化することにより位置精度の向上、位置直線性を向上
させることができる。
普通、4個のギヤノブ検出器の配置は前記の独立な条件
に注意し、干渉のないように配置する。
そこで、第5図に示されるように、ギャップ検出器の取
り付は個数は4個の最小構成の場合について説明する。
可動体Mは座標軸のZ軸方向とψ軸方向に可動できる。
5a〜5dはギャップ検出器であり、例えば、渦電流式
、静電容量式、先代などがある。
4自由度x、y、  θ、φの変位の検出はギャップ検
出器5aと5bの中点とギャップ検出器5Cと5dの中
点とを通る回転軸に垂直な平面の回転中心を座標軸原点
とすると、 Yの変位・・・・・・5aと5bの検出値の平均Xの変
位・・・・・・5Cと5dの検出値の平均θの角度変位
・・・・・・5aと5bの検出値の差を5aと5bの距
離で割った値 φの角度変位・・・・・・5Cと5dの検出値の差を5
cと5dの距離で割った値 とによって計算できる。
各モータ磁極が可動体に対して働く吸引力を各座標軸毎
に分離し、ギャップ検出器からの検出値から得られた各
座標軸の変位を座標軸毎の制御回路を通して各モータ磁
極の駆動アンプで励磁する。
次に、この可動体の姿勢制御システムについて説明する
第6図はこの可動体の姿勢制御システムのブロック図で
ある。なお、ここでは第1のモータ磁極と第2のモータ
磁極は各々3個の場合について説明する。
図中、6は各ギャップ検出器によって検出されるターゲ
ット (ギヤノブ検出用基準面)、11は座標軸変位分
離部、12は各座標軸側?111部、13は分配部、1
4は励磁コイル駆動部、15は各モータ磁極の吸引用コ
イルである。
ここで、各ギャップ検出器からの出力信号は座標軸変位
分離部11でx、 y、  θ、φの信号に変換され、
座標軸ごとの座標軸制御部12、つまり、X軸制御部1
2−1、Y軸制御部12−2、θ軸制御部12−3、φ
軸制御部12−4を通して、分配部13によって磁極ご
とのコイル電流指令値となり、励磁コイル駆動部14は
コイル電流がコイル電流指令値と一敗するように制御す
る。
なお、ここではギヤノブ検出器は可動体Mの外面にター
ゲットを設けて検出するようにしているが、可動体Mを
中空円筒にし、その内面にターゲットを設けて、その内
面に設けられるギヤツブ検出器で検出するようにすると
、第5図に示されるように、ストロークに対して可動体
Mの高さを高くとる必要はなくなる。
また、駆動用コイルにはマイクロステップ状の電圧(後
に後述)を加える。そして、可動体4の位置は予め原点
位置を記憶しておき、この位置からモータ磁極の駆動コ
イルに加えられるパルス数によってその変位量、例えば
、第2のモータの場合は、回転角度が決まり、可動体4
の位rを制御することができる。
ここで、マイクロステップの分割数をmとすると、可動
体は2π/N −m (rad )毎の微小角の位置決
めができる。
更に、可動体の制御は次のようにして行うこともできる
まず、可動体4の原点位置をフォトセンサ、ドグスイッ
チなどによって定め、この位置で可動体4の非接触支持
を行う。つまり、各モータ磁極に第3図に示されるよう
に予め駆動回路9を介して励磁電流を流して可動体4を
非接触状態にする。
次に、その非接触状態において、各ギャップ検出器から
の検出値を制御装置8に読み込み、その読み込まれた値
と各変位検出器の基準値(基卓となる空隙値)とが比較
され、偏差が雰になるように出力信号を出し駆動回路9
において各モータ磁極中の吸引用コイルの励磁電流値を
調整する。
このように、フィードバック制御を行うことにより、円
滑な可動体の姿勢制御を行うことができ次に、可動体の
マイクロステップ駆動について説明する。
ここで、マイクロステップ駆動とはモータ磁極の2つの
巻線に90度位相のずれた二相電流を流し、同門モータ
として駆動する方法であり、例えば、可動体の駆動用電
流1aとIbとして第7図に示されるような波形を供給
する。第8図はマイクロステップ駆動システム構成図で
あり、図中、41はリングカウンタ、42.43はRO
M、44.45はD/Aコンバータ、46.47は駆動
アンプであり、この駆動アンプ46.47以降に第2の
モータ磁極3が接続される。なお、ここでは吸引用コイ
ル26.21への駆動回路は省略されている。
この図に示されるように、リングカウンタ41に移動指
令値が入力されると、ROM42.43に記憶されてい
る波形データ、つまり、正弦、余弦値が読み出され、D
/Aコンバータ44.45を介してアナログ量が駆動ア
ンプ46.47に入力され、増幅されて駆動用コイル2
8.29.30.31に加えられる。
波形はA相とB相の比率が電気角位置(時間)によって
決められており、それを電気角位置に応じて出力して可
動体4を移動させる。なお、駆動アンプとして電圧アン
プを用いる場合は受動的なダンピングを期待できる。こ
のように構成することによって、可動体4は滑らかに移
動し、また微小距離の位置決めが可能となる。
ところで、このテーブルは可動体を非接触状態にして駆
動させるために、可動体の動きに対する機械的ダンピン
グが非常に小さい。従って、マイクロステップ駆動を行
っても若干の振動を伴う。
この振動を抑制するには、次の様に構成する。
第2図のように、各モータ磁極の中心が同心円状の位置
に90度おきに合計四個配設される第2のモータ磁極を
例にとって説明する。
ここでは回転方向に配設される複数のモータ磁極間の可
(’JJ体4の歯に対する位相を互いにπ/4すらずよ
うにする。つまり、ある時点においてモータ磁極3a、
3Cの回転駆動用コイルにおいては、第9図(a)に示
されるような起磁力を生じるように、一方、モータ磁極
3b、3dの回転駆動用コイルにおいては第9図(h)
に示されるような起磁力を生じるようにそれぞれのモー
タ磁極を配置する。
このようにモータ磁極の位置を電気角でπ/4ずらした
場合、回転トルク特性は均一化され、同位相の配置にし
た場合に比して、よりダンピングが大きくなり、円滑な
駆動が可能となる。つまり、分解能向上と低振動化を図
ることができる。
なお、上記ではマイクロステップ駆動の場合について説
明したが、通常のステップモータの場合は、第10図の
ようなパターンとなる。つまり、モータ磁極l (モー
タ磁極3a或いは3C)がl相励磁の時はモータ磁)あ
■ (モータ6n極3b或いは3d)は2相励磁となり
、逆の場合は逆となる。
ここで表のプラスマイナスはステップモータのバイポー
ラ駆動の時のコイル電圧(或いは電流)の極性である。
このように、マイクロステップ駆動時だけでなく、通常
のステップモータの場合も、励磁位相をずらすことによ
りダンピングを行わせることができる。
なお、上記実施例によれば、モータ磁極3b、3dの位
相が、モータ磁極3a、3Cに対して、π/4進んでい
る場合について説明したが、逆にモータ磁極3a、3c
に対して、モータ磁極3b、3dがπ/4遅れるように
してもよい。この場合は可動体の進行方向が変わったの
と同じである。
更に、n×π/4 (n=1.3,5.7)進んでいて
も遅れるようにしても上記の作用効果を奏することがで
きる。つまり、片一方が2相励磁の場合、もう一方がl
相励磁になるようにするとよい。
第11図は、本発明の他の実施例を示す非接触複動型ア
クチュエータであり、基台51a上に支持部51bを設
け、この支持部51bの下部に第1のモータ磁極52を
設け、この第1のモータ磁極52の上部に第2のモータ
磁極53を配設した固定子51を設け、この固定子を覆
うようにカップ状の可動体54を設ける。所謂、アウタ
ーローフ型の非接触複動型アクチュエータ構成とする。
このような構成にすると、外観はシンプルであり、しか
も駆動機構部の防塵、防水効果を高めることができる。
また、本発明の非接触複動型アクチュエータの構造は予
定される可動体の重量、形状或いはテーブル面部に載置
される物の重量などに応じてに種々の変形を行うことが
できる。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、
本発明の趣旨に基づいて種々の変形が可能であり、これ
らを本発明の範囲から排除するものではない。
(発明の効果) 以上詳細に説明したように、本発明によれば、(a)複
数の極片を有する芯部材の前記掻片上に巻回される駆動
用コイルによって励磁される駆動用磁極と、該駆動用磁
極に隣接して前記芯部材上に巻回される吸引用コイルに
よって励磁される吸引用磁極とを一体化した第1及び第
2のモータ磁極を有し該第1及び第2のモータ磁極の極
片の向きが互いに直行するように配設した固定子と、(
b)前記固定子の各極片に対向し、回転軸と垂直に一定
のピッチを有して整列した第1の歯列と回転軸と平行に
一定のピッチを有して整列した第2の歯列が設られる可
動体と、 (c)前記固定子と前記可動体間の相対変位を検出する
変位検出手段と、 (d)該変位検出手段からの検出値に基づいて前記固定
子と前記可動体間の間隙を調整し前記可動体の磁気的保
持状態での回転軸方向及び又は回転方向の駆動を行う制
御手段とを設けるようにしたので、 (1)可動体は非接触状態で回転軸方向及び又は回転方
向に駆動可能であり、高精度の位置決めを行うことがで
き、しかも極めてコンパクトな直接駆動型のアクチュエ
ータが構成できる。
(2)可動体に電気を供給するためのワイヤを接続する
必要がなく、可動体の動きが早く、即応性が高い。
(3)駆動のためには可動体には歯列を設けるだけでよ
く、駆動用コイル及び吸引用コイルは固定子側に設けら
れているからコイルの発熱は固定子例の熱伝導により有
効に吸収でき可動体の温度上昇をもたらすことが少ない
(4)機械的な軸受を必要としないため、■塵埃が発生
しない。
■真空中においても使用できる。
■駆動源からの騒音や振動が可動体に伝わらない。
■摩擦損失がないから高精度の位置決めができる。
■給油などのメンテナンスが不要である。
このように、本発明によれば、種々の利点を有し、特に
、塵埃をきらう半導体工場やバイオテクノロジー関連工
場、或いは宇宙工場などの高真空雰囲気などの厳しい環
境下で使用できる非接触複動型アクチュエータを得るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す非接触複動型アクチュ
エータの一部破断斜視図、第2図は同非接触複動型アク
チュエータの一部破断斜視図、第3図は同非接触複動型
アクチュエータの全体構成図、第4図はモータ磁極の動
作説明図、第5図は可動体の姿勢制御説明図、第6図は
可動体の姿勢制御システム構成図、第7図及び第9図は
マイクロステップ駆動電流波形図、第8図はマイクロス
テップ駆動システム構成図、第10図は励磁シーケンス
図、第11図は本発明の他の実施例を示す非接触複動型
アクチュエータの一部破断斜視図、第12図は従来の磁
気軸受型モータの断面図である。 1.51・・・固定子 2、 2 a 〜2 d、 52−・・第1のモータ磁
極、3.3 a 〜3 d、 53−第2のモータ磁極
、4.54・・・可動体 4a・・・第1の歯列 4b・・・第2の歯列 5a〜5d・・・ギャップ検出器 6・・・ギャップ検出用基準面 8・・・制御値ぽ 9・・・駆動回路 lO・・・電源 21・・・芯部材 22・・・第1磁極 23・・・第2磁極 24・・・第3磁極 25・・・第4磁極 26、27・・・吸引用コイル 28〜31・・・駆動用コイル

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. (1) (a)複数の極片を有する芯部材の前記極片上に巻回さ
    れる駆動用コイルによって励磁される駆動用磁極と、該
    駆動用磁極に隣接して前記芯部材上に巻回される吸引用
    コイルによって励磁される吸引用磁極とを一体化した第
    1及び第2のモータ磁極を有し該第1及び第2のモータ
    磁極の極片の向きが互いに直行するように配設した固定
    子と、(b)前記固定子の各極片に対向し、回転軸と垂
    直に一定のピッチを有して整列した第1の歯列と回転軸
    と平行に一定のピッチを有して整列した第2の歯列が設
    られる可動体と、 (c)前記固定子と前記可動体間の相対変位を検出する
    変位検出手段と、 (d)該変位検出手段からの検出値に基づいて前記固定
    子と前記可動体間の間隙を調整し前記可動体の磁気的保
    持状態での回転軸方向及び又は回転方向の駆動を行う制
    御手段とを具備することを特徴とする非接触複動型アク
    チュエータ。
  2. (2)前記制御手段は変位検出手段からの検出値に基づ
    いて前記吸引コイルの励磁電流を変化させ前記固定子と
    前記可動体間の間隙を調整するギャップ制御手段と、前
    記駆動コイルの電流を変化させ前記可動体の磁気的保持
    状態での回転軸方向及び又は回転方向の駆動を行う駆動
    制御手段とを具備することを特徴とする特許請求の範囲
    第1項記載の非接触複動型アクチュエータ。
  3. (3)前記可動体の上端部にはテーブル面部を有するこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の非接触複動
    型アクチュエータ。
  4. (4)前記第1及び第2のモータ磁極は各々少なくとも
    3個配設されることを特徴とする特許請求の範囲第1項
    記載の非接触複動型アクチュエータ。
  5. (5)前記第1のモータ磁極を内側、前記第2のモータ
    磁極を外側に配設し、前記可動体を該第1のモータ磁極
    と第2のモータ磁極間に挟み込むように配置したことを
    特徴とする特許請求の範囲第1項記載の非接触複動型ア
    クチュエータ。
  6. (6)前記第1のモータ磁極及び第2のモータ磁極を内
    側に配設し、該モータ磁極を覆うようにカップ状の可動
    体を配置したことを特徴とする特許請求の範囲第1項記
    載の非接触複動型アクチュエータ。
  7. (7)前記駆動制御手段は駆動用コイルに正弦波状と余
    弦波状の電流を供給し、これらの駆動用コイルの各相に
    流れる電流によりマイクロステップ駆動を行う手段を具
    備することを特徴とする特許請求の範囲第2項記載の非
    接触複動型アクチュエータ。
  8. (8)前記可動体の駆動方向に配設される複数のモータ
    磁極は各磁極間の各励磁位相がπ/4ずれるように配置
    したことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の非接
    触複動型アクチュエータ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04229063A (ja) * 1990-10-24 1992-08-18 Internatl Business Mach Corp <Ibm> リニア−ロータリー組合せ直接駆動ステップモータ及びその製造方法
WO2007063073A2 (de) * 2005-12-01 2007-06-07 Siemens Aktiengesellschaft Rotationslinearantriebsanordnung

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WO2007063073A2 (de) * 2005-12-01 2007-06-07 Siemens Aktiengesellschaft Rotationslinearantriebsanordnung
WO2007063073A3 (de) * 2005-12-01 2007-07-26 Siemens Ag Rotationslinearantriebsanordnung

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