JP2529568Y2 - コンクリート製橋桁における発泡合成樹脂製中空枠 - Google Patents
コンクリート製橋桁における発泡合成樹脂製中空枠Info
- Publication number
- JP2529568Y2 JP2529568Y2 JP1992020738U JP2073892U JP2529568Y2 JP 2529568 Y2 JP2529568 Y2 JP 2529568Y2 JP 1992020738 U JP1992020738 U JP 1992020738U JP 2073892 U JP2073892 U JP 2073892U JP 2529568 Y2 JP2529568 Y2 JP 2529568Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- synthetic resin
- bridge girder
- foamed synthetic
- hollow frame
- frame made
- Prior art date
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、コンクリート製橋桁
における発泡合成樹脂製中空枠に関するものである。
における発泡合成樹脂製中空枠に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の橋桁には内部を中空にし
て、軽量にするよう構成されており、この中空枠は、ダ
ンボールや合板ベニヤ板で内部を中空に形成した中空型
のものや、発泡スチロールで構成された内部の詰まった
ものがあり、前者はコストが高く、しかもダンボール製
は作業中に鉄筋で突き刺した際、コンクリート充填時に
穴より内部にコンクリートが多量に入ってしまい思わし
いものではなく、製作のための技能者を抱えなければな
らず、近年技能者は不足している。
て、軽量にするよう構成されており、この中空枠は、ダ
ンボールや合板ベニヤ板で内部を中空に形成した中空型
のものや、発泡スチロールで構成された内部の詰まった
ものがあり、前者はコストが高く、しかもダンボール製
は作業中に鉄筋で突き刺した際、コンクリート充填時に
穴より内部にコンクリートが多量に入ってしまい思わし
いものではなく、製作のための技能者を抱えなければな
らず、近年技能者は不足している。
【0003】また、発泡スチロール製のものは、中空枠
の作成に前者に比べて手間がかからず、また、コストも
安価であるが、大概は縦1800、横 980、厚み 500mmの
ブロックからその形状に合わせて、カットして使用して
おり、その作業が煩雑であり、さらに、カットされた廃
材は二次公害品となり、業者に有料で廃棄してもらって
おり、資源の無駄となっていた。
の作成に前者に比べて手間がかからず、また、コストも
安価であるが、大概は縦1800、横 980、厚み 500mmの
ブロックからその形状に合わせて、カットして使用して
おり、その作業が煩雑であり、さらに、カットされた廃
材は二次公害品となり、業者に有料で廃棄してもらって
おり、資源の無駄となっていた。
【0004】さらに、近年新JIS A 5313の改
定により従来の4種類のタイプの中空枠が統一され、中
空枠の断面も高さのみの変化となり、下断面形状が一定
となった。
定により従来の4種類のタイプの中空枠が統一され、中
空枠の断面も高さのみの変化となり、下断面形状が一定
となった。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】そこで、この考案は、
上記の欠点を除去するために考案されたものであって、
発泡スチロール製の中空枠であって、下部材のみを金型
製造し、上部材のみを従来とおりに加工することにより
二次公害品を少なくでき、さらにこれらの処理ができ、
その下部材の金型製造が、短時間で行え、作業上の手間
やコストの低廉の図れるコンクリート製橋桁における発
泡合成樹脂製中空枠を提供することにある。
上記の欠点を除去するために考案されたものであって、
発泡スチロール製の中空枠であって、下部材のみを金型
製造し、上部材のみを従来とおりに加工することにより
二次公害品を少なくでき、さらにこれらの処理ができ、
その下部材の金型製造が、短時間で行え、作業上の手間
やコストの低廉の図れるコンクリート製橋桁における発
泡合成樹脂製中空枠を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この考案は、コンクリー
ト製橋桁における発泡合成樹脂製中空枠において、発泡
合成樹脂製の型枠を下部と上部とを別個に形成し、中空
部には二次公害品を入れるものより構成される。
ト製橋桁における発泡合成樹脂製中空枠において、発泡
合成樹脂製の型枠を下部と上部とを別個に形成し、中空
部には二次公害品を入れるものより構成される。
【0007】
【作用】この考案の使用にあたっては、下部材と上部材
とを荷作り用バンドにて緊締したり、接着剤にて固定
し、中空部は、そのままか、あるいは必要に応じて上部
材のカットされた発泡スチロール等の二次公害品を入れ
て橋桁の型枠内に廃棄するものであり、この型枠材の周
囲等に鉄筋が配設され、コンクリートを充填し、橋桁と
なるものである。
とを荷作り用バンドにて緊締したり、接着剤にて固定
し、中空部は、そのままか、あるいは必要に応じて上部
材のカットされた発泡スチロール等の二次公害品を入れ
て橋桁の型枠内に廃棄するものであり、この型枠材の周
囲等に鉄筋が配設され、コンクリートを充填し、橋桁と
なるものである。
【0008】
【実施例1】次に、この考案の最適な実施例を詳述する
と、コンクリート製橋桁における発泡合成樹脂製中空枠
において、発泡合成樹脂製の型枠(1)を下部材(1
a)と上部材(1b)とを別個に形成し、かつ、中空部
(X)形成し、該中空部(X)は、そのままか、或いは
必要に応じて二次公害品(Y)を入れることを特徴とす
るものである。
と、コンクリート製橋桁における発泡合成樹脂製中空枠
において、発泡合成樹脂製の型枠(1)を下部材(1
a)と上部材(1b)とを別個に形成し、かつ、中空部
(X)形成し、該中空部(X)は、そのままか、或いは
必要に応じて二次公害品(Y)を入れることを特徴とす
るものである。
【0009】また、下部材(1a)はJISで規定され
ている如く、中央に進むに従って先尖に形成するととも
に、その該先尖部の対応する上部には凹部(2)を形成
することにより、厚みをほぼ平均にして製造時における
発泡時間を短縮させることにより、製造時間に多量の下
部材を製造するものである。
ている如く、中央に進むに従って先尖に形成するととも
に、その該先尖部の対応する上部には凹部(2)を形成
することにより、厚みをほぼ平均にして製造時における
発泡時間を短縮させることにより、製造時間に多量の下
部材を製造するものである。
【0010】さらに、上部材(1b)は、図2に示すよ
うに、一または複数個からなり、該上部材の下部両脇に
別の部材をそれぞれ設け、必要に応じて内部を中空に形
成し、両端部および内部の一定間隔毎に、下部材(1
a)の凹部(4)と上部材(1b)の凸部(4)との間
に、リブ(3)を入れて構成してもよい。
うに、一または複数個からなり、該上部材の下部両脇に
別の部材をそれぞれ設け、必要に応じて内部を中空に形
成し、両端部および内部の一定間隔毎に、下部材(1
a)の凹部(4)と上部材(1b)の凸部(4)との間
に、リブ(3)を入れて構成してもよい。
【0011】又、上部材(1b)は、図3に示すよう
に、高さの変化の要求に応じて、カットするよう構成し
てもよく、さらに、この考案の他の実施例として図4,
図5,図6そして図7に示すような構成のものであって
もよい。
に、高さの変化の要求に応じて、カットするよう構成し
てもよく、さらに、この考案の他の実施例として図4,
図5,図6そして図7に示すような構成のものであって
もよい。
【0012】
【考案の効果】この考案は、以上の構成よりなるもので
あり、この考案によれば、従来の如く発泡スチロールの
ブロック体からカットして構成することなく、少なくと
も下部材は金型一体成型品のため、材料ロスがなく、ま
た、下部材の上部に凹部を形成するため製造が短時間で
出来、作業の手間もかからず、上部材のみ、必要に応じ
てカットすれば適応でき、内部にはカットした廃材を入
れてしまえば、二次公害品の取扱い作業や廃棄に費用が
かかることがない等極めて有益なる効果を奏するもので
ある。
あり、この考案によれば、従来の如く発泡スチロールの
ブロック体からカットして構成することなく、少なくと
も下部材は金型一体成型品のため、材料ロスがなく、ま
た、下部材の上部に凹部を形成するため製造が短時間で
出来、作業の手間もかからず、上部材のみ、必要に応じ
てカットすれば適応でき、内部にはカットした廃材を入
れてしまえば、二次公害品の取扱い作業や廃棄に費用が
かかることがない等極めて有益なる効果を奏するもので
ある。
【図1】本考案の一実施例を示す斜視図である。
【図2】本考案の他の実施例を示す斜視図である。
【図3】本考案の他の実施例を示す要部拡大正面図であ
る。
る。
【図4】本考案のさらに他の実施例を示す正面図であ
る。
る。
【図5】本考案のさらに他の実施例を示す側面図であ
る。
る。
【図6】本考案のさらに他の実施例を示す断面図であ
る。
る。
【図7】本考案のさらに他の実施例を示す平面図であ
る。
る。
1 型枠 1a下部材 1b上部材 2 凹部 3 リブ 4 凸部 X 中空部 Y 二次公害品
Claims (1)
- 【請求項1】 コンクリート製橋桁における発泡合成樹
脂製の中空枠において、発泡合成樹脂製の型枠を、下部
に進むに従って先尖に形成した下部材と、凹部を有する
上部材とに別個に形成し、かつ、中空部を形成し、該中
空部に二次公害物を入れることを特徴とするコンクリー
ト製橋桁における発泡合成樹脂製中空枠。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992020738U JP2529568Y2 (ja) | 1992-03-05 | 1992-03-05 | コンクリート製橋桁における発泡合成樹脂製中空枠 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992020738U JP2529568Y2 (ja) | 1992-03-05 | 1992-03-05 | コンクリート製橋桁における発泡合成樹脂製中空枠 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0620749U JPH0620749U (ja) | 1994-03-18 |
JP2529568Y2 true JP2529568Y2 (ja) | 1997-03-19 |
Family
ID=12035543
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992020738U Expired - Lifetime JP2529568Y2 (ja) | 1992-03-05 | 1992-03-05 | コンクリート製橋桁における発泡合成樹脂製中空枠 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2529568Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2933843B2 (ja) * | 1994-12-28 | 1999-08-16 | アキレス株式会社 | 発泡体製中子およびその連結構造 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5810729U (ja) * | 1981-07-13 | 1983-01-24 | 株式会社山形グラビヤ | 殺菌、防臭生理用ナプキン |
-
1992
- 1992-03-05 JP JP1992020738U patent/JP2529568Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0620749U (ja) | 1994-03-18 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |